歴史

2020/09/13

隠された毒ガス兵器

 今日も、座談会原稿。いろいろ、チェックして、追加原稿もあり、まだ、1万2000字オーバー。どうしよう。混迷中。いろいろ相談しないといけないなあ。

 政治の舞台はバタバタしそうで、ちょっとつらいところ。

 さて、昨日のETV特集を見た。「隠された毒ガス兵器」。

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戦後75年、毒ガス戦の実態が明らかになろうとしている。日本軍は中国では毒ガスを使用したが、英米軍に対しては使用を禁じたとされていた。しかし、本土決戦に備えて大量の毒ガスを製造備蓄し、密かに訓練を行っていたことが、当時の少年兵たちの証言から浮かび上がってきた。敗戦後、毒ガスは日米両軍により海中などに投棄されたが、日本各地や中国東北部で遺棄された毒ガスの被害が続出している。新資料と証言で真相に迫る。

 いままで、断片的に知っていた知識がつなぎあわされた感じ。知らないことも多かったけど、たぶん知っていることの方が多い。だけど、ものすごく断片的だった。中国の部隊についてもそう。実際の被害、戦後の被害などもそう。だけど、こんだけ多いのか。アメリカの動向もそう。だけど、ここまで、アメリカの世論が動員され、日本との緊張関係をつくりだしていたのか。マスタード、青酸ガス……。開発競争は、すごく本格的で、それが、戦後の免責をつくりだしていく。うーん。ほんとうに、明らかにし、共通の認識になっていかないといけない。

 さて、今日の赤旗で、書評が。評者は李玲実さん。ありがとうございます。うれしかった。

写真の説明はありません。
 家で、仕事をしていて、12年連れ添った、おうちプリンターがそろそろ限界か。新しいの選ばなくっちゃいけないけど、何がいいかなあ。原稿自動送りがついてるやつが、ボクみたいな仕事では、スキャンが楽なんだけどなあ。



2020/09/08

高野さんの訃報(涙

 今日も、座談会原稿をコツコツ。先週収録したものをかなりの形にする。あとは明日に続きを収録。コツコツがやっぱり大事だ。積み上げていくこと以外に、変えることはできないだろうしなあ。

 昨日の新聞に高野邦夫さんの訃報が載っていた。

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 高野さんは、新日本出版社の編集者から、民主教育研究所ができたとき、そこに。そして八戸工業大学へ。お世話になるようになったのはいつごろからだろうか。ものすごく、お世話になるようになったのは、清水先生を介してだろうなあ。軍隊と教育の専門家で、『天皇制国家の教育論―教学刷新評議会の研究』や『軍隊教育と国民教育―帝国陸海軍軍学校の研究』という著書がある。後者については、ボクもその仕事にかかわっている。
 日本軍のこと、軍隊とはということについて、いろいろ教えていただいた。そして、歴史研究と一次資料の大切さについても教えていただいた。最後まで原稿用紙で、そこに旧字の資料を映してくるものだからたいへんだったなあ。近年は、3年に1度、その1度の時には一つのかたまりで、何本かに、原稿を書いていただき、そのつど、その原稿料で、おいしい料理とお酒をごちそうになった。厳しいけど優しい人で、高野さんを通して、いろいろなところにつれて行ってもらったし、また、知らないことをたくさん教えていただいた。ほんとうに感謝しかない。その3年目が今年だったので、そろそろ新しい塊の仕事をと思っていたのに……。

 軍隊の歴史をきちんと学んだこともないのに、外交と軍事の専門家みたいな顔をして発言するジャーナリストなる人もいて、もてはやされているけど、それは底が知れている。とうてい共感もしないし、共鳴もしない。やっぱり、しっかり歴史を学ばないとと、改めて思う。

 ことしは、ほんとうに別れが多い。

 さて、今日も暑かった。この暑さは、体にも、心にもこたえるなあ。

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2020/09/01

関東大震災97年、朝鮮人犠牲者を追悼

 意識的に、セーブ気味に、仕事。うーん。まだまだ。楽しそうな夜をすごす人たちの様子がSNSで送られてくるけれど、基本、自粛生活。結構、ほんとに修行僧のような、ストイックな生活を続けている。まじで(苦笑)。早く、復活したいもの。

 今日から9月。そして、今日は9月1日。

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 関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼する式典が1日、都内で行われました。去年は、会場周辺での「ヘイトスピーチ」が問題となりましたが、今年は大きな混乱はありませんでした。
 東京・墨田区の「都立横網町公園」にある朝鮮人の追悼碑の前では、1923年の関東大震災の混乱の中で「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などというデマが広がったことで、自警団や警察によって殺害された朝鮮人を追悼する式典が行われました。
 去年は反発する保守系の団体が会場の近くで「日本人たちが不逞在日朝鮮人たちに殺された」などと発言。東京都はこれらの言動について先月、条例に基づき「ヘイトスピーチ」と認定しています。
 「無観客で集会が行なわれる一方で、こちらでは別の集会が行なわれています。去年の集会での発言が都の条例によって、ヘイトスピーチと認定された団体です」(記者)
 保守系団体は、ことしも会場付近で集会を行いましたが、都によりますと、公園の使用にあたり「平穏に集会を行う」との回答があったということで、1日は、大きな混乱はありませんでした。
 誓約書提出によって、追悼集会をおさえつけるという策動をうちやぶり、そよ風の発言をヘイトスピーチとして認定させるなど、いろいろな妨害をはねのけて勝ち取った集会だから、とてもうれしい。
 しかし、小池都知事は、メッセージをよせなかった。まだ、出発点の押し返しをしただけというのも冷厳な事実。
 実際に、根底にあるのは、この日のことを多くの人は知らないし、忘れ去られている、教えられていないという冷厳な事実。そこからはじまるのだろうなあ。
 そして、この日には、日本の社会主義者たちも虐殺をされている。そのことも戦後不問のままだ。関東大震災のときには、まだ治安維持法はできてはいなかったけど、戦前、天皇制政権によって暴力的に抑圧された人の補償も、名誉回復もされていない。そのことも戦後日本社会の実験状況を規定していることはちがいないし。
 そういうことが問いかけられている大事な日なのだ。

2020/08/22

アウシュビッツ 死者たちの告白

 早朝仕事、スタート。暑すぎるなかでの、仕事。もう終わるころには気持ちが悪い。

 だけど、その風景のなかにも、夏の終わりを感じる。セミの死がいだとか……。

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 今日は、新聞の整理とか、たまっている映像データを見る作業とか。

 まずは、

 アウシュビッツ 死者たちの告白

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第二次世界大戦中、ユダヤ人の大量虐殺が行われたアウシュビッツ強制収容所。ガス室跡の地中から“謎のメモ”が見つかった。最新技術で解読したところ、書いたのは同胞をガス室へ誘導する役割や死体処理などを担ったユダヤ人特殊部隊「ゾンダーコマンド」のメンバーだったことがわかった。人類史上類を見ない大量虐殺の陰で“裏切り者”と呼ばれた男たち。密室の中で何が行われていたのか。75年の時を超え、よみがえる真実に迫る。

 自分の家族を死に追いやりながらも、生きのみていた、彼らの必死の抵抗が、残されていた。それはいままでは、解読不可能とされていたのが、デジタル技術の解析の発展で、読み取れるようになって、明らかになった真実。

 それでも、未来を信じ、記録を残した、その分厚さにまず驚愕する、いろいろな思いがあるにしても、ナチスの蛮行を記録し使えようとする、ある意味での集団の意志ともいえる行為。そうしたことが日本にはあったのか。

 彼らの思いと、その目の前におこっていたことは壮絶。それが、人類史にとってどんな意味をもつのか。それを問い続けている作業に、敬意をきょうするとともに、われわれの取り組みについて考えさせられる思い番組。

 次は、BS1スペシャルで、ナオミ・クライン。さすがなだあ。マリアナ・マッツカートの編もみたけど、国家の質を問わない議論は、ちょっと。ナオミ・クライン告発ははっきりしているし、共感できるなあ。

 

2020/08/19

本を読むのはおもしろい

 エアコンの水漏れの修理を依頼。修理に来てもらうのは来週。なかなかねえ。

 座談会原稿の作業に集中しつつ、インタビュー①の直し原稿が来て、また、依頼原稿も来て、その作業も。読んでいてなかなかおもしろいなあ。ワクワクする。おもしろいよ。うん。

 職場への行き帰りの電車のなかで、この本を読む。

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 山田さんは、登戸研究所の資料館の館長だから無関係ではないし、それこそ、このテーマに挑むのそうなんだけどね。犯罪史上、類例のない帝銀事件。実は、特捜本部の刑事たちは、日本の秘密戦部隊のほぼ全貌に肉薄していた! その全容を紹介する。しかし、そこに立ち塞がった「捜査の壁」! うーん、こういう本もちゃんと読まないと、戦後史のつかめないぞ! 推理小説のようにおもしろいし、いやはや。

 夜、ぼやーと、「夢の本屋をめぐる冒険 」を見る。

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 ところどころ、イラっと思いながら、本の話をしてくれるのなら、本屋のことをとりあげてくれるのなら、見てしまう。ちょっと、入り込むところもね。やっぱり本に夢中の生活だね。

2020/08/17

原子の力を解放せよ~戦争に翻弄された核物理学者たち~

 インタビュー①を仕上げて、発信。インタビュー②も仕上げの局面まですすめる。明日発信だな。

 提稿作業を4本など、なかなかの緊張感。明日の、特集企画取材のうちあわせも。どんどん、仕事は続きます。相方は、それは性分だから仕方がないというのだけどなあ。

 しかし、暑いですね。夜になっても30度から下がりません。

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 昨日の、BS1スペシャルは、「原子の力を解放せよ~戦争に翻弄された核物理学者たち~」。太平洋戦争末期、京大でおこなわれていたF研。荒勝研究室の姿を追う。

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 日本の「原爆開発」では、やはり仁科さんの、二号研究があまりにも有名。日本の開発を疑った、アメリカは戦後直後、日本で調査をおこなう、このF研に注目する。 そもそも彼らの専門は原子核物理学、物質の本質に迫る基礎研究だ。その彼らが、様々な理由から原爆研究をすすめる。それは、若い研究者の命を守るためでもあったわけだが。

 しかし彼らは、広島・長崎への原子爆弾投下で、爆心地で調査を行い、原子の力が生んだ膨大なエネルギーが破壊した世界を目撃する。科学技術が持つ光と陰をまざまざと体験する。そこから学んだことは、やはり、軍事とつながりのある研究は、ぜったいにすすめてはいけないということではないのか?そんなことを強く考えさせられるのだけど。

 戦後の、荒勝の思い、清水榮の思い、仁科の思い、湯川の思い、坂田の思い。いろんな思いが、ものすごくよぎる番組でもあった。

 

2020/08/16

「全国戦没者追悼式」の安倍さんの式辞はいきつくところにいきついた感じ

 インタビュー②をかなりすすめる。明日には、インタビュー①、②を仕上げに向かい始めたいものだけどなあ。いよいよ、今月号も追い込みにはいっていくことになるぞ。

 昨日は、実は、お昼には、「令和2年度全国戦没者追悼式」を見ていた。安倍さんの式辞は、いつもひどいなあと思うけど、ほんとうに、いきつくところにいきついた感じでもある。あの大戦について、「あの苛烈を極めた先の大戦では、300万余の同胞の命が失われました。/祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら、戦陣に散った方々。終戦後、遠い異郷の地にあって、亡くなられた方々。広島や長崎での原爆投下、東京をはじめ各都市での爆撃、沖縄における地上戦などで、無残にも犠牲となられた方々。今、すべての御霊(みたま)の御前(おんまえ)にあって、御霊安かれと、心より、お祈り申し上げます」と、海外の侵略や植民地支配の犠牲は、視野の外、それは去年もそうなのかもしれないが、戦後社会が、その犠牲のうえにつくられたとなると、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意 」はまったく視野の外に追いやられている、実際に、その後にづづく「歴史の教訓」という言葉は消え去った。そして、異様な使い方をする「積極的平和主義」。ほんとうに、歴史への反省を捨て去った政治の酷さ…。

 お盆の時期はテレワークだったけど、明日からは、職場に行くことも増えるなあ。暑さは尋常じゃないし、嫌だなあ。

 そろそろ先の企画の段取りをきちんとやらないとなあ。焦らないと。



2020/08/15

8月15日。朝からテレビで、関連番組を見る

 今日も、朝からインタビュー②に向かう。対談原稿の提稿作業もあり、また、届いた原稿の整理作業もあった。結構、集中できる環境のなかで、集中して仕事だな。

 ただ、今日は、8月15日。朝からテレビで、関連番組を見る。まずは、ドキュメントJの「淡煙 ~太平洋戦争 ある軍医の記録」。ニューギニア戦線とビルマ戦線に赴任した軍医が、激戦地で出すことのできない軍事郵便はがきに細密な絵と短歌を戦場で綴り続けた記録。何とも
いいようのない凄惨な戦場の現場での話は、きちんと記録し、記憶する必要はひしひし感じる。もっとも困難で凄惨だったといわれるビルマ…。食べるものもない戦場での体験。

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 次は「太陽の子」。第二次世界大戦末期、京都大学の物理学研究室に海軍から下された密命は、核分裂のエネルギーを使った新型爆弾を作ること。核エネルギーの研究を進める一方で、科学者として兵器開発を進めていくことに苦悩する研究者たちの姿を描くというもの。荒勝研究室のことは、「日本の核開発の歴史から科学者の社会的責任を考える」という企画でとりあげたことがある。圧倒的なアメリカとの差。そうしたもとで、ドラマでも、その責任なり、役割なりについて、答えがだせないまま、翻弄されていった姿が、悲しく、つらい。明日のドキュメントもぜひ見たい。映画もね。

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 NHKスペシャルは、「忘れられた戦後補償」。民間人戦争被害者、とりわけ空襲被害者が求める戦後補償の話。戦争被害の実相もさることながら、その戦後の歩みも、自殺した方の話をふくめ、いろいろ考えさせられる。何よりもいまなお、露骨な受忍論を語る元官僚。それはいまの自己責任論の原型でもある。今年の8月のドキュメンタリーなどの特集で、戦後をとりあげたものは、これだけかもしれないなあ。ましてや、加害の実相を追いかけたものは、あるのかなあ。いまの戦争認識をめぐる現状も考えてしまう。
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 そして、いまBS1スペシャル。戦争の凄惨さは、さらに拡大する。

2020/08/14

歴史は多面的で、一筋縄では行かない

  今日は、朝から、パソコン関係のメンテナンスを少しして、その後は、ずっとインタビュー①に集中。インク切れで、印刷できず、仕事がすすまない(苦笑)。インタビュー②も射程に入れながら、仕事をすすめないとなあ。

 平井さんが、先日晩成社のことをFBに書いていた。乃南アサの『チーム・オベリベリ』も読んでみたいなあ。その晩成社が入植した大樹町は、比較的相方のところから近い。関心のあるところなので、少し、思ったことを書いてみる。

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 晩成社は、いうまでもなく、帯広の礎をきずいた開拓の集団だ。たしかに、アイヌとの共存をめざし、助け、助けられたという関係だったという。集団の中心人物の一人は、アイヌの女性と結婚しているという。

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 ただ、アイヌの側に記録があるわけではない。はたして、アイヌの側はどう見ていたのだろうと考えてしまう。晩成社の事業は、失敗につぐ、失敗だったそうだ。そして、この当時、北海道全体としては、さまざまな形で、それは官に限らずに、日本の側は、アイヌの地の侵略者であったのはそうなのだと思う。そもそも、アイヌについては、文字がない分、記録に乏しい。本来ならば、より地域ごとに聞き取りの記録が整理され、それが全体として共有されていいような気がする。しかし、どこに行っても、そうたくさんアイヌの記録が保存されているわけではないのだ。素人考えでは、ウポポイ(民族共生象徴空間)なんかよりも、ほんとうは、そういう取り組みの方が必要なのではと思ったりするのだけどなあ。

 晩成社のつくった、マルセイバターのラベルが、現在の六花亭のマルセイバターサンドの包装の原型になっているのはあまりにも有名。その晩成社が入植した少し後に、十勝監獄ができている。その囚人たちの過酷な労働によってつくられた道路によって、晩成社でつくられたバターなどは運ばれている。晩成社の取り組みは、とても興味深い、さまざまな理想に満ちたものであったのだろう。しかし、そこでの事業は、囚人労働のうえになりたっていたことは、財閥の開発(安田善次郎のそれ)と変わるものではないのも事実。素人考えでは、そう思える。写真は、十勝監獄の石油庫。

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 ただ、歴史は多面的で、一筋縄では行かないということなのだろうなあ。

 

2020/08/10

優生思想と向き合う 戦時ドイツと現代の日本(1)

 今日の朝顔です。

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 さて今日は、超久しぶりのプライベートの日。いつからだ?

 暑い夏、どこに行くわけでもなく、食事と、近くの公園と。

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 夜は、提稿作業と家事、そして、ハートネットTV

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 この夏、旧優生保護法で不妊手術を強制された視覚障害のある女性が国に賠償を求める裁判を起こした。命の価値に優劣をつけ選別する“優生思想”に、私たちはどう向き合えばよいのか…。2015年にドイツを訪ねて戦時中の障害者迫害についての証言を集めた藤井克徳さん(日本障害者協議会代表)とともに、2回連続で考える。第1回は「断種法」(強制不妊手術)や「T4作戦」(大量殺りく)などの障害者迫害をたどる。

 日本における優生思想の根深さというのは、ほんとうによく向き合わければならないと、最近、とても思う。血統にかかわるような、優生思想というものが、やくにたたないものは排除するという能力主義と分かちがたく、むすびついて、展開している感じだな。

 ETVでは、この藤井さんの、ドイツの旅をくり返し放映しているけど、いろいろな事情があるにしても、それは必要で、大事なことでもるように思える。繰り返し、繰り返し考えなくてはいけないし、もっともっと深めなければいけない。この夏の1つの課題でもあるなあ。

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