歴史

2024/07/09

8月号ができました

 朝から、異常な暑さ。テレビでもその暑さ対策と、睡眠の問題の番組が続く。ほんとに、それらが大きな課題で、からだのダルさとのたたかいだな。仕事がたいへんなのにねえ。とにかく今日は座談会①の起こし・整理作業を続ける。そして、その後、ただちに、原稿づくりにとっかかる。暑いなあ。

 そのほかに、来月対談の内容相談のメールを送ったり。資料を探したり。追い込まれモードは引き続き。

 

 さて、遅くなりましたが8月号ができました。

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中野晃一 さんの「迷走する自公の悪政からどう脱却をはかるか――あらためて市民と野党の共闘の意義を問いかける」は、いまだからこそしっかり読むことが大事だなあと痛感。近未来をしっかり見ていたわけでねえ。
しんぶん赤旗社会部取材班の「自衛隊と靖国神社の点と線」は、この問題をしっかり概括的につかむことができます。  
中嶋哲彦 さんの「教員の長時間勤務・多忙化解決への責任ある行動を――中教審特別部会の審議まとめにおける誤魔化しと責任転嫁」は、中教審の審議のまとめの議論の問題をポイントをついて、しっかり明らかにしてくれるので、とても役に立つ!

宮本岳志さんの「学費値上げではなくだれもが学べる無償化をめざす」は、最新の動向もしっかり、めくばりをしながら、基本的な原理をおさえての議論を提起していて、とてもおもしろものにしあがっている。    
小野川文子さんの「通学困難解消の名の教育からの「排除」ではなく通学と生活の「権利の保障」を――インクルーシブ教育と特別支援学校寄宿舎を考える」は、奈教の問題とならんで、学校でおきている大きな問題の1つである、栃木の寄宿舎廃舎の問題を、障害ある子どもの権利という視点から論じたもの。インクルーシブ教育との関係でも、大きな問題提起をしている。  
坂口 明さんの「映画「オッペンハイマー」と原爆投下の実相」は、映画で描かれたオッペンハイマーの人生から、彼が残した発言などもたどりながら、原爆の開発と投下の実相を明らかにしていて、いろいろ学ぶことが多い。

ほんとに労作ばかりで、みなさんに感謝です。 
   

2024/07/06

「今も残るアイヌ差別」

 昨日、北の国から東京(埼玉)へ。同じ国とは思えない、気候の変化。空気の違う。というわけでもう1日でうんざりぎみ。今日は、早朝仕事スタートだったけど、久々に大量の汗。

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 リビング兼仕事スペースのエアコンの水漏れがひどいので、寝室を少し改造して、そこで仕事ができるようにした。だけど、この暑さと湿度だから、快適には全然ならないなあ。食道の調子がちょっと悪いので……。

 さて、座談会①は明日の午前中に設定。急だけど、うまくきますように。とにかく、がんばりましょう。その準備と、それから、資料読みと。

 夕方の報道特集。後半の特集は…「今も残るアイヌ差別」。

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古くから差別に苦しんできたアイヌ。
「哀れだった、哀れだった」
文化への注目が高まる一方、
差別は形を変えて続いている

 差別はのなかでも、民族そのものを否定するような差別って、差別された人たちはどのように感じているのだろうか。二重三重に、つらく苦しいということを考えさせられる。しかも、過去のことのようにあつかわれ。マイクロアグレッションというような無自覚な差別はほんとうに考えさせられる。無自覚ということが何を意味するのか。人権ということについて、まだまだ、自分自身よくわかっていないことが多いということなんだろうけれども。だれだって加害者になる。一つひとつ、一日一日、しっかり学んで、考えてだね。

 

 ところで、電車のなかのポスター。

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 これも、ちょっとねえ……。

 

2024/07/04

「“子を産み育てたかった”旧優生保護法判決の問いかけ」「ワイマール ヒトラーを生んだ自由の国」

 都知事選はいよいよ最終盤。日刊ゲンダイは、「芸能界にも蓮舫支持の輪は広がっている。歌手のUAとコムアイ、モデルの中田クルミが街宣にメッセージを寄せ、支持を表明。俳優の宍戸開はSNSに「蓮舫一択」と投稿し、元「ハロプロ」の和田彩花、音楽家で俳優の浜野謙太、タレントの松尾貴史、エッセイストの能町みね子氏らが期日前投票で蓮舫氏に投票したと明かしている。…小泉今日子も“参戦”。自身のSNSに蓮舫陣営PR動画を添付し、〈次の世代に何が残せるのか考えさせられます〉と書き込んだ。」と報じている。大きく社会が変わっていく一歩になっていくのだろうか。そして、それを支えているのが、1人宣伝ってやつ。それも静かに広がっている。

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 残る期間、どこまで無党派に食い込めるか。すべてはそこにかかっている。

 

 ボクのほうは北の地で、日常業務。座談会②の資料をつくり、日程を確定。明日には内容の柱を相談しないと。なかなか座談会①がすすまない。うーん。明日には、緊急インタビューも含め日程を決め切りたいところ。ここにきて、一気に追い込まれモードになるのはいつものことだけど、胃がねえ。持病の食道炎の調子が一気に悪くなって、ちょっと、しんどいところ。しっかりしないといけない。しかし、明日には猛暑の東京へ帰るのいやだなあ。

 

 昨日のクローズアップ現代は最高裁の違憲判決。「“子を産み育てたかった”旧優生保護法判決の問いかけ」

7月3日、旧優生保護法のもと、不妊手術を強制された障害者たちが国に賠償を求めた裁判の最高裁判決が言い渡される。子を持つ権利を奪われ苦しんできた原告たちがその行方を見守る。一方「障害者に子育てはできない」という考えは今も社会に根強く、支える仕組みも整っていない。旧優生保護法の違憲訴訟の判決の日。子どもを産み育てる権利をめぐる実情をルポし、「差別のない社会」を実現するために何ができるのか、考えていく。
 最高裁判決の意義もそうだけど、実際に、いまも続く、支援制度の不備から、解決されない偏見と差別というか、自由な選択を許さない現実。どこまで、家族の責任に負わされ、理解ある、がんばれる施設の下でのみ保障される現実には、ほんとうに考えさせられた。あまりにも社会の的な議論がすすんでいない。立ちすくむ。
 映像の世紀バタフライエフェクトの「ワイマール ヒトラーを生んだ自由の国」を見る。もちろん、緊急事態条項の危険や、経済危機への対応などさまざまなことを考えさせてくれるわけだけど、ドイツ・ワイマール共和国が、最先端の民主主義国家で、男女平等の普通選挙、1日8時間労働制、女性の社会進出、ユダヤ人も活躍し “黄金の20年代”が到来する。革命的な芸術学校バウハウスが生まれ、ナイトクラブでは性のタブーも解放されたなどなども強調される。なぜ、自由なワイマールから独裁国家がつくられたのかは、ずっと議論され続けていることではあるのだけど、つくりての迷いもうかがえる。民主主義はかくも難しいと。決して楽観的ではないのだけれども、迷っていてもしかたがないことでもある。諦めないということ。

 

2024/07/03

旧優生保護法、戦後13例目の法令違憲に 活性化する最高裁憲法審査 強いられた沈黙~発掘・沖縄の米軍犯罪記録~

 慌ただしく緊急インタビュー①を設定することに、そのための資料を読むことからスタート。それから、座談会②の資料づくり。だんだんと気持ちも慌ただしく余裕もなくなります。うむ。

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 今日は「旧優生保護法、戦後13例目の法令違憲に 活性化する最高裁憲法審査」という大きなニュース。最高裁による法令違憲の判断は戦後13例目だそうだ。最高裁が初めて法令を違憲としたのは1973年の尊属殺の規定を法の下の平等を定めた憲法14条に違反すると判断したもの。ちょうど、今日の「寅に翼」で、1950年の最高裁合憲判決がとりあげられていたところ。70~80年代には、最高裁の法令違憲は極めてまれだったそうだが、2000年代に入ると様相は一変。「婚外子国籍確認訴訟」(08年)、「婚外子相続格差訴訟」(13年)、「再婚禁止期間訴訟」(15年)、昨年も、性別変更をするためには生殖機能をなくす手術が必要とする性同一性障害特例法の要件を憲法に反するとした。そういう意味で、社会は確実にかわっている。

 寅ちゃんは、「声をあげる」ということを言ったけど、実際には声は上げられないことが多いし、そもそも、よくわからないでいること、なんとなく認めてしまうことが多い。だけど、 「声をあげる」ことが強調されると、そういう声があげられないことが責められてしまう。ほんとうにそれではつらい。そこのところをこの脚本は、今後どのように描いていくのだろうか?

 

 さて、その声をあげられない典型的なケースのドキュメントを、あらためて見てみた。

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殺人、傷害、強姦、放火…1945年から1972年までに発生した約1000件には、沖縄の人々のうめきが満ちている。今回、ひとつひとつの事件・事故を場所や内容ごとにデータ化して分析、アメリカ統治下で多発していた米兵による犯罪の全体像に迫った。戦後79年、今も基地と暮らすことを余儀なくされている沖縄。本土復帰から半世紀以上にわたって沖縄社会が背負わされてきた問題と、今も続く混乱の原点を見つめる。
 あらためて、沖縄が負わされてきたものの大きさに身震いする。おそろしく、くやしく、かなしく…。そのことをどれだけ、ボク自身もうけとめてきたのか。占領という差別、そのうえに性差別がかさなる。まったくそれが沖縄のかかえてきたものなのだと。当事者の声がとても胸につきさる。95年の県民大会の高校生の発言が胸にひびく。
 今日、辺野古でくい打ち試験作業がはじまった…。

2024/07/02

毎日新聞の、自衛隊100年の識者に聞く 23年以降 沖縄米兵 女性暴行5件 いずれも県には通報されず 県議会で県警

 気温は高いけど、空気が何となく冷たいので、陽の当たる外に出なければ基本涼しい。

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 夜はとても変な夢を見た。数学か算数の計算問題を解いているのだけれども、変な記号があったり、小さくて読めない文字があったり、解くのにとても苦労しているという夢。自分自身が、高校生ぐらいの感じなんだろうか、いまなのだろうか?

 今日もとにかく座談会①の資料を読み進める。新しい本を読み始めて、驚くことしきり。

 

 「寅に翼」を見ながら、出がらしと言えば、自分もそんな年齢だなあと思う。年相応の役割ってなんなのかについては、いつも思い悩む。自分より若い世代に、いろいろ課題があったとしても、それはその世代が解決するべきことだから、できるだけ、まかせて、自分たちの仕事が何かを考えるべきだとは思う。同時に、ふりかかってくる政治的な課題にどう向き合うのか。うーん。この年齢になると、できないことがどんどん増えるから、余計に、どうなのかということも考える。心身とも弱くなっていくことも避けられないことだし。そこで、何をすべきなんだろうか?

 昨日の毎日新聞の、自衛隊100年の識者に聞く。

 日米同盟の深化「ともに戦うスピリットを」 河野克俊・元統合幕僚長
 厳しい安保環境「国民意識も大きく変わった」 黒江哲郎・元防衛次官
 憲法9条「規律する力は生き続ける」 青井未帆・学習院大教授
 戦前と同じ「戦う国になった」 沖縄在住の映画監督・三上智恵さん

 

 河野さんは日米同盟が、あたかも対等な同盟に変わりつつあるように描き、辺野古の解決は、普天間の機能を自衛隊がになうことというまで言う。だけど、自衛隊は対米従属の軍隊で、アメリカは自国の戦略で動く。黒江さんは、そもそも自分たち(自衛隊?防衛省?)は、これまでもちがった憲法解釈をとってきたと平然と言う。彼らがいかに憲法からはなれた存在かの証左だっが、そこから導き出される考え方はあくまで軍事中心・軍事優先だ。

 青井さんも、三上さんも、傾聴に値する大事な発言。だけど、ここまで、政府の、安全保障にかかわる人たちの発言が右にいってしまった時点で、メディアが中立の名で、かなりその軸を右に移動させてしまい、教育もそうなっているもとで、どのように対抗的な世論をつくっていくのか? そういう意味で、われわれの側がもっと、思い切った議論と運動が必要なのかもしれないと考えてしまう。憲法論、安保・外交論、軍事論、しっかりしなくてはいけない局面。

 

 沖縄県警は1日、不同意性交容疑などで2023年から24年5月末までに検挙した米兵の事件は5件に上ると明らかにしました。県議会米軍基地関係特別委員会で、日本共産党の比嘉瑞己議員の質問に対し、安里準刑事部長が答弁しました。一方、県側は5件についていずれも県警からの情報共有はなかったとしました。
 安里刑事部長は、23年に検挙した米軍人による凶悪犯罪は2件でいずれも不同意性交容疑など性犯罪だと報告しました。24年については、5件の凶悪犯罪のうち3件が不同意性交などと説明。昨年12月に米軍嘉手納基地所属の空軍兵が本島中部で16歳未満の少女を誘拐し、性的暴行した事件、5月に米海兵隊員が県内で女性に性的暴行をし、けがを負わせた事件のほか、1月に海兵隊の男性=当時(31)=が県内で女性に性的暴行し、緊急逮捕した事件(不起訴)を新たに明らかにしました。…
 いまの沖縄のたたかいはある意味で、95年の少女暴行事件が契機になって、普天間移設が浮上してという流れにある。その暴行事件への反省への裏切りとも言える事態が浮上している。しかも、それが、米政府なり、おそらく日本政府が大きく関与するもとでおこなわれているようにも見える。そういうとても重大な事態でもあるだけに、ほんとうに、徹底して問題にすべきことであるのだと思う。

2024/06/26

「遺(のこ)された声 〜女子学徒 100本の録音テープ〜」 3カ月間 県に連絡なし 少女への性的暴行で米兵起訴 玉城デニー知事「著しく不信を招く」 日米両政府に抗議へ

 今日も暑い日。今月の仕事の疲れがまだ抜けていないので、結構、この暑さはこたえるなあ。眠いっす。今日はとにかく、来月座談会①の設定をはじめている。ギリギリにならないと手がつかない自転車操業で申し訳ないが、何とかしたいところ。その先の対談①や座談会②のいろいろ。その準備もしなくては、そのために資料をそろえはじめたり、読んだりなどなど。秋に向けた企画の相談も少し。先の企画を相談したり、準備したりするのは、なかなか、まだまだ雲をつかむようなはんしなので、気持ちのもっていきかたが、このとしになっても難しい。

 

 「遺(のこ)された声 〜女子学徒 100本の録音テープ〜」を見る。

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 沖縄戦に動員され、負傷兵の看護にあたった女子学徒たち。戦後に元学徒45人の証言を収めた大量の録音テープの存在が明らかになった。その声は今に何を語りかけるのか。

 沖縄戦では10代の女学生およそ400人が動員され半数近くが亡くなった。生き残った元学徒が1980年代に体験を語った録音テープはおよそ100本。戦争前夜の青春の日々、病院壕の過酷な実態、死を覚悟したときのこと、戦後の苦悩…鮮明な記憶が語られている。録音したのは戦後沖縄を代表する写真家・平良孝七。証言に耳を傾け、ひとりひとりにレンズを向けていた。遺(のこ)された声と元学徒たちの肖像が問いかけるものは。

 渡辺さんの仕事!

 平良孝七、写真展は議論を呼んだが、大事な仕事をした人でもある。わが家にも『沖縄カンカラ三線』はある。

 元学徒たちは、死者が神になる「ウワイスーコー」をすぎるまで、ほとんど語ることはなかったという。語り始めた彼女たちの声を平良が残した。キラキラした学生生活は、確実に戦争に、当たり前のように動員されていく、そのさまと、そこでの彼女たちの体験のすさまじさと、死以外の選択肢がなくなったときの切なさと……。そして、いまの女高生たちの受けとめがとても新鮮かつ鋭くって。

 

 そして、その沖縄の戦後……。いまも続く、暴力……。

3カ月間 県に連絡なし 少女への性的暴行で米兵起訴 玉城デニー知事「著しく不信を招く」 日米両政府に抗議へ(沖縄タイムス)
 在沖米空軍兵が16歳未満の少女を誘拐し、自宅で性的暴行を加えたとして起訴された事件に関し、玉城デニー知事は25日、政府から県に連絡がなかったとして「信頼関係において、著しく不信を招くものでしかない」と語気を強めた。情報共有の在り方を問題視し、日米両政府に抗議する考えを示した。県庁で記者団の取材に答えた。……

 県議選があっただけに、隠ぺいといわれてもいいのがれができない政府のたちまわり。犠牲になるのは、県民、なによりも弱い人々だ。いいようのない怒りが渦巻く。そんなことが、自分の心のなかに堆積する。

 

 ところで、テレメンタリーでやっていた「軽バンガール ~私がこの道を進むワケ~」を見た。

 「定住しない生活」を支える中古の「軽バン」主人公の26歳の女性は軽バンで旅をしながら、フリーランスのデザイナーとして生計を立てているという。もちろん、それで暮らしていく能力というか、条件はある。彼女が定職の仕事をためたのは「“普通”に大学に行って、就職して、結婚する…そういう人生になるんだろう。」という思い。「時間の束縛」といような表現もしていた。ふと、誰かさんが言っていた「自由な時間」ということと重ねて考えてしまう。彼女の言うことをよく聞いていくと、自分が、その束縛の中に自らすすんでいくということの「自由のなさ」ということを言っている気がする。マルクスの時代は、労働時間が大きな焦点だった。その「自由な時間」の「自由」と、それがどのように関連していくのだろうか。ボクにはなかなかよくわからないのだけど、「自由」というテーマと、社会のありようと、いまの社会ということと、いろいろ考えさせられるテーマではあるのだけれどもね。

 

2024/06/25

沖縄戦を指揮した牛島司令官の軍服を展示 陸自、旧日本軍との連続性示す 施設を改修中で今後の扱いは「未定」

 今日は暑かった!!!!!

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 朝から、人の話を聞くことがあったけど、この体調だから……、眠いですよ、やはり。

 企画の相談のメールや電話をして、お話をいろいろすすめます。いろいろ考えます。会議もありましたし。

 なかなか勉強がすすまないのが、ちょっとねえ。分厚い本を持ち歩いても、ページがすすまない。

 

 さて。数日前の記事ではあるが。

沖縄戦を指揮した牛島司令官の軍服を展示 陸自、旧日本軍との連続性示す 施設を改修中で今後の扱いは「未定」(沖縄タイムス)
 沖縄の陸上自衛隊第15旅団が、沖縄戦を指揮した牛島満・日本軍司令官の軍服を那覇駐屯地内の展示施設に陳列していたことが22日までに分かった。旅団によると施設は今月から一般公開を休止してリニューアル作業をしていて、今後の軍服の取り扱いは未定。沖縄住民に多大な犠牲を強いた責任者をしのぶ遺品の展示は、日本軍と自衛隊の連続性を示している。(編集委員・阿部岳)

 牛島司令官の軍服は中将の襟章が付いた上下で、ガラスケースに入れられている。妻から寄贈を受けたとの説明文も添えられている。15旅団の公式ホームページ(HP)でも写真を紹介している。

 展示施設は広報資料館「鎮守(ちんじゅ)の館」。沖縄戦の経過をジオラマと映像、ナレーションで伝える「戦史模型」がある。ナレーションで日本軍を「わが軍」と呼ぶほか、スクリーンには「皇国の春」を待ち望む牛島司令官の辞世の句を投影する。施設では15旅団の活動も同時に紹介している。……

 全国の自衛隊の広報施設で、じつは旧軍の連続性を示す展示は少なくはない。おどろくような美化のものもある。たとえば、小郡駐屯地 の広報資料館には、「爆弾三勇士」をはじめ、旧陸軍の工兵に関する資料も展示していると。肉弾三銃士はほかにもあって、久留米駐屯地の広報室にもある。戦前の、日本軍兵士の奮闘の展示は結構多く、そういうことは、うちの誌面でも紹介してきたが、より、全国でおこなわれていることは明らかにしていってほしいと思う。

 先日も紹介したけど、陸上自衛隊幹部候補生学校(福岡県久留米市)が、「沖縄作戦において日本軍が長期にわたり善戦敢闘し得た」と評価し、幹部候補生の教育方針にしていたことが市民団体の情報公開で分かったという話もあるのだから。

 東京というか、中央レベルでは、かなり抑制的な対応をこれまでは、やってきたけど、地方ではほとんど野放しだったということか、同時に、中央レベルでも文民統制がくずれ、自衛官が直接政治家とむすびつくようになって、タカ派の自衛官が重用されるようになっているのだろうか? かつては、幹部自衛官にも合理的な考えをする人もいた印象だけど。自衛隊のいまは、戦争する自衛隊い変貌しつつある今、とても気になるところではあるのだけれども。

 

2024/06/23

「私と先生とピアノ」「北海道兵、10805人の死」「“戦い、そして、死んでいく”~沖縄戦 発掘された米軍録音記録」そして「これから」

 日曜日は掃除日。キッチン、ダイニング、リビング、お風呂、トイレと掃除をすすめる。

 昨日は、夜はETV特集、「私と先生とピアノ」を見る。

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 ももちゃんは17歳の沖縄の少女、青春は「ピアノ」そして「戦争」だった-学徒動員によって沖縄戦の戦場に駆り出された222人の「ひめゆり学徒隊」の少女たち。その悲劇的な最期は語られてきたが、どのようにして苛酷な戦場に立つようになったかは知られてこなかった。生還者の証言を元に、戦世が忍びよる様を証言とドラマで描く。少女の眼にはどんな日常が映っていたか。かけがえのない時が損なわれ、変容していく世界とは?

 ひめゆりの少女と、音楽教師で、生徒たちに「別れの曲」をつくった東風平さんとの、物語。「必ず、生き残れ」という言葉が切ない。

 

 深夜に放送されていた「北海道兵、10805人の死」を深夜と、それから今日、起きてから見た。

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 米軍が“ありったけの地獄”と呼んだ沖縄戦。そこで、10805人もの北海道兵が戦死した。死者が1万人を超えるのは、日本の端と端、沖縄県と北海道の出身者だけである。だが、戦死公報を見ると、「誰が、どこで死んだのか」だけしか記載されていない。彼らはどのように死んだのか。死に至るまでどのように生きようとしたのか。戦後78年、消えつつある記憶の断片を、沖縄と北海道で掬(すく)い集める。

 北海道の開拓民やアイヌの人たちが、沖縄に動員された。その死者のルーツをさぐる。ここまでの、命が軽く扱われていたのかと、あらためて思う。最後まで生きようとしたその姿がさらに切ない。

 

 ついでNHKスペシャルの「“戦い、そして、死んでいく”~沖縄戦 発掘された米軍録音記録」も見る。

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 米議会図書館に所蔵された「海兵隊戦闘記録」、兵士の声をラジオでアメリカ国民に届ける目的で収録された音源だ。最前線の戦況、激しい戦闘の直後の兵士の声…浮かび上がるのは日本軍のゲリラ戦に翻弄され軍民混在の戦場で神経をすり減らしていく様子だ。そして兵士たちは「狂気」に身をゆだねてゆく。20万人以上の命が失われた沖縄戦。音源に加え元兵士の消息を追い“地獄”と呼ばれた戦場を「音」から再構築していく。

 米軍の側から見た、沖縄戦。その戦争の姿も”地獄”そのものだった。

 今日は「慰霊の日」。この戦争の悲惨を、絶対にくり返してはいけない歴史をどう伝えていくのか。ほんとうに深く考えなければいけないときがきていると思う。

 高校生の朗読。「これから」は、力強く、そして「怒り」さえも感じる。この世代とともに。

 

 そして午後、保育園時代の友人たちの集まり。やっぱりいろいろ元気をもらう。

 

2024/06/18

裏金、幹部協議で還流再開と証言 会計責任者の被告、地裁公判で

 天候のせいか、気圧のせいか、うーん、ちょっとね。そういうなかでも出勤すると、電車がとまるし。ここんところ多いなあ。

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 団地のわが棟のすぐ横は密林状態。ちょっと大変。このままだと蜂が巣をつくったりもするし……。

 今日は仕事はいろいろ。先月からの経過のある原稿修正は仕上げにかかっている。ゲラがどんどん出てくるのでゲラを動かす。提稿も2本。この時期の実務もやっています。まあ、何とか、1日を乗り切る。

 昨日のクロ―ズアップ現代は、「地方を去る女性たち・・・なぜ?本音を聞いてみた」

 2050年までに若年女性の人口が半数以下になる自治体は、全国744に上るとされる増田さんたちの「消滅都市」。この計算の是非も議論があるが、「なぜ地方から女性が消えていくのか?」はたしかに大きなテーマ。番組が地方を去った女性たちに本音を聞いてみると…「そもそも働く場所がないんです」「『女性は嫁としてもらわれて家庭を持ってやっと一人前になる』と言われた」「国の“人口減少対策”では私たちの声が聞かれていない」……。都会よりも根強い女性差別の実態がうきぼりにされていておもしろかった。これを聞いていると、いかに政府の政策がまとはずれか。たしかに時間がかかるが、どう差別を解消していくんかという以外に道がない。地方のとりくみも、いろいろ考えさせられた。

 映像の世紀 バタフライエフェクトは「香港 百年のカオス 借り物の場所 借り物の時間」。「イギリスによる植民地統治のルールは「自由」。しかしそれは、いつか中国に返還される「期限付きの自由」だった。ある作家は「借り物の場所、借り物の時間」と呼んだ。巨大国家・中国の存在におびえながら、束の間の自由を追い続けた人々の記録」。それでも自由を求める人たちの取り組みに、思いをはせる。

 

裏金、幹部協議で還流再開と証言 会計責任者の被告、地裁公判で(共同通信)
 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪に問われた安倍派事務局長で会計責任者の松本淳一郎被告(76)の第2回公判が18日、東京地裁であった。松本被告は被告人質問で2022年4月に一度中止となった議員側への販売ノルマ超過分の還流について、同年8月に開かれた幹部議員らとの協議で再開が決まったと明らかにした。……

 こういう証言は、自民党の生き残り策と関連があるのだろうか。そうであるならば、絵を描いているのはいったいだれなのか。ここから、どう国会閉幕から総裁選への動いていくのだろうか。問題は、そこで、政治改革がまったく置き去りにされること。昨日、今日、発表になった世論調査にもそのことはあらわれているのだけど、それが「あきらめに」ならないような熱い議論と取り組みをしたいものだ。

 

 

 

2024/06/15

『マリアの賛歌―石の叫び』

 今日も朝から超暑い。

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 朝から、インタビュー②の原稿づくりをさらにすすめる。明日には仕上げたいなあ、というか仕上げないと。

 

 今日の「虎に翼」のふりかえり。アメリカのBBS運動が出てきたけど、以前、地域で、劇団銅鑼の「Bigbrother」に取り組んだのを思い出した。同じ物語でもある。小関さん元気かなあ。

 いまだ正面とまではいかない、植民地支配の問題と、性暴力にかかわる問題。そのことも気になるけど、きっとどこかで意識しているのだろうなとも思うけど……。

 午後、2時間かけて、一人芝居『マリアの賛歌―石の叫び』を見に行った。

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 城田すず子さんの物語。東京では見れなかった芝居でもあるし、城田さんの『マリアの賛歌』の販売もありそうなので、最後まで迷ったけど、思い切って出かけた。物語は、城田さんはが直面したことを淡々と、淡々ではないけど積み重ねられていく。彼女は売春防止法が制定されてできた婦人保護施設にたどり着いたことで、戦時性暴力によって受けた苦しみをようやく吐き出すことができたわけだけど、その語りが胸をうつ。彼女の葛藤をあえて描かずに、ありのままをぶつける。植民地における強制とはまた違う、戦時性暴力の暴力と強制。その根底にあるものを考える。そして、その問題は、ほんとうに今日の女性支援法制定にまでつながっていくことも思いしらされる。

 会場には、研究者もたくさん来ていたし、知った顔も多かった。ある方とは少しおしゃべり。戦時性暴力も、引き続き、ちゃんとやらないといけないなあ。

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