歴史

2025/02/10

産業遺産情報センター

 土曜日は、出勤して仕事して、日曜日、自宅で仕事をしたりすると、二重三重に疲れているという感じ。しかも、一日中座っていると、気分はちょっとねえ。いろいろね。朝から、実務を少し、それから、インタビュー②の起こし・整理作業。これは完成。

 いろいろなことを解決できない、無力さ。そして、現実におこっていることのしんどさ。いろいろ苦しいことが続き、心はそれはそれで傷つく。夜には、ある意見に接し、あれこれ考える。ほんとに、難しいし、自分がなかなか解決に向けた動きをつくれはしない。

 

 さて、お昼過ぎから、今年は戦後80年とともに、日韓条約60年ということで、あらためて日韓関係が焦点になるし、そのときに歴史認識問題、とりわけ徴用工の問題は問われることになると思い、5年ほど前に大きな問題になっていた産業遺産情報センターに申し込んで、見に行ってきた。

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 政府のお金でつくられた、内閣府所管の施設であるにもかかわらず、一般の学習施設とはことなり、完全予約制である。何となく、ものものしく、総務省の施設のなかにあり、不思議な感じのところである。矢野秀喜さんが見学に行ったときは、いわば監視付きだったそうで。ほんとうに、おどろいた。政府の施設であるにもかかわらず、ここまで、はっきり「強制労働はなかった」ということを打ち出しているのかと。この施設の批判を竹内康人さんの論文で読んだとき、もう一つわかりにくいなあと思ったのだけれども、言って、竹内さんはああ、こういうことを言おうとしていたのかと、納得した。それだけでも行った甲斐がある(苦笑)。

 つまり、展示や説明の前提が、朝鮮半島の「併合」は、合法的におこなわれたものであり、強制的な動員も、法律に基づいた合法的なもので、何ら問題がないというもので、そもそも、強制労働の歴史的な事実について、そもそも関心がないということにだ。そのうえで、韓国の非難のあやまりを一次資料と一時証言で明らかにすると言いながら、韓国の人たちの証言は、誤り、勘違いということで片付けてしまう。証拠としてあげてくるのは、かなり極端なつまみ食いで、怪しいものも多い。

 N氏の端島の話での、悲惨で危険な労働はないという説明は、端島の労働は高度な技術が必要で、未経験で来たばかりの朝鮮人にはさせられないものだったというだけで、朝鮮の人たちがどのような実態にあったのかについては基本的にふれないもの。とにかく、ガイドにはしっかりした解説はなく、なんだかなあというもの。唯一、効かせる解説は、端島の戦後の発展期の思い出話かなあ。ここはいろいろな思いは詰まっていたという感じがする。

 あえて大っぴらな公開の仕方をとらないのは、注目されて外交問題にしたくないのか? しかし自分たちで、こういう確認をしたいのと、右派の政治家の対策か。80年談話も、安倍さんがすべて解決したから必要ないというのが右派の主張だそうだけど、同じ線上にあるのだろうなあ。だからこそ、しっかりこの問題は学んで、語りたいとは思うのだけれども。

 

2025/02/05

ソウルの春

 今日は、北の国はすっかり雪が上がり、こんな感じ。ただし道にはうずたかく雪が積まれている状態。

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 そんなわけで、あまり歩かず、アパートで仕事。インタビュー①の原稿づくりを終えて、仕上げを少し残すだけ。あとは、東京に戻ってチェック。途中に、国会中継も視聴。それからは、来月インタビュー①の資料読みをすすめる。かなり読み進めたが、重い内容なので、気持ちが重くなる。歴史というものはそういうものだ。知ることはそれはそれで、つらいものでもある。いろいろ、資料をさらに手配したり。

 こちらでも夕食づくりは、ボクの仕事。おとといは和食系だったので、今日はちょっと中華っぽく。味付けが安定せず、ヘタクソなので。そもそも、味がわからない人なのでねえ。

 

 夜、気分を変えて、実はずっと見ることができずにいた、「ソウルの春」を見た。

 

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1979年10月26日、独裁者と言われた韓国大統領が側近に暗殺され、国中に衝撃が走った。民主化を期待する国民の声が高まるなか、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官は新たな独裁者の座を狙い、陸軍内の秘密組織「ハナ会」の将校たちを率いて同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシンは、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況に置かれながらも、軍人としての信念に基づいてチョン・ドゥグァンの暴走を阻止するべく立ち上がる。

 いわずと知れた、1979年12月12日、韓国・ソウルで発生した粛軍クーデター(12.12 軍事反乱)を題材とした作品。反乱軍と鎮圧軍の攻防を一部フィクションを交えながら描く。「ソウルの春」そのものは、朴正煕暗殺事件以降に韓国で広がった民主化の動きを指すが、映画自体は、それが頓挫する要因となった粛軍クーデターを描く。ドラマや映画でよく見る俳優たちの演技もすごく、クーデターの姿が生々しい。少しは、知っていたこともあるけど……、ものすごいなあ。もし、という場面があったことも交えて、効果的につくっている。軍隊というものが政治にむすびくことで何がおこるのか。戒厳令や緊急事態条項もそうだけど、そもそも、軍の権限が肥大化して、政治を飲み込んでいく。この間の制服組の、発言の力は日本でも見られるし、靖国問題など、そのことと切り離せない。

 5日の衆院予算委員会で、自衛官出身で、国民民主党の橋本幹彦氏が、政府参考人として陸上自衛隊の教育訓練研究本部長、海自の幹部学校長ら自衛隊幹部の出席を要望するという一幕があった。安住淳予算委員長(立憲民主党)が質問者の議員の発言をたしなけるということで、決着がついたが、野党議員がそんなことをいうところまできている。しかも、防衛大臣も元自衛官…。韓国では、戒厳令を契機とした軍部の動きを阻止する展開があったが、日本では、これから政治と軍隊の関係はどうなっていくのか。少なくとも、予算などをみれば、国会のコントロールはかなりやばくなっているともいえるわけで…。

 第5共和国をもう一度見たくなる。配信はないのね。見たいなあ。

2025/02/02

「崩れゆく世界遺産 軍艦島を守れ~閉山50年 よみがえる生きた証~」

 

 日曜日はしっかり休もうと決意して、今日は午前中は、休養もかねての散歩。1万歩強歩いた。

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 まだまだ、知らない街だから、いろいろ発見がある。途中で小学校のグランドで水を撒いてスケートリングをつくって、競技会をやっているのをはじめてみた。やっぱりすごいなあ。それでも今日は温かめ。道が凍り付いていない日は、少し歩きたいなあ。

 午後からも、しっかり休養をと思っていたけど、結局、仕事関連の資料読み。来月(3月)インタビュー①の資料読みだな。仕事をためるとあとがつらくなるという、しんどさ恐怖症に追いまくられる次第…。

 

 夜は、BSで「崩れゆく世界遺産 軍艦島を守れ~閉山50年 よみがえる生きた証~」を見る。「人形と鉄筋コンクリートと炭鉱作業員が交差する異色ドキュメンタリー。」と銘打つが、戦後の歴史を引っ張ったこと、そこでさまざまな人生があったことはわかるけど、それそのものは大事だことだとは思うけど。戦前からの歴史を扱いながら、納屋制度と言われた、朝鮮人強制労働にはふれないし(否定もしていないが)、労働の過酷さ、関連して、ここでも切り離せないはずの、労働運動の姿はまったく出てこないのは、ドキュメントとしてはどうなのか。産業の発展を引っ張った美しい姿が。最後にナレーターは、光と影と言っていたけど、その闇は、どうも描かれないなあ。明治産業遺産として、安倍さんがここを美化しようとしたことと重なってくる。なんとなく、静かに歴史の修正が積み重なっていかないかは気になるところでもある。

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2025/01/30

森友文書の不開示決定、高裁が取り消し「有無も答えないのは違法」

 今日は、朝から、年に1度のお勤めに(苦笑)。お疲れさまですが、若い人とおしゃべりもできる貴重な機会。ほんとにおじいさんになってしまったし。

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 警備がかつてよりも、厳しい感じがする。外国人が増えたからかなあ。それに、参拝じゃないという人に対しては、必ず声をかけてくる。何度か声をかけられた。遊就館のなかはさらに厳しく、昨年、何度も注意されたので、ことしは、しゃべるのは外でにした。これほどになっているのは、宮司が変わったせいか。いまは、防衛省の情報本部長などを歴任した海上自衛隊の元海将。

 遊就館で「大東亜戦皇国婦女皆働之図」が見られるようになっていた。これは貴重。

 一方で、展示が少し変わっていた印象がある。最後のほうの展示が、あまり歴史的な背景やおこったことの説明がなくなって、人物中心になった感じがするけど、どうなのかなあ。沖縄などで、島田や牛島美化がおこなわれているのと同じで、組織でなく、個人は批判しづらいから、そういう形で歴史修正がおこなわれているのだろうか?

 

 さて、胸がしめつけられるニュースでもある。

森友文書の不開示決定、高裁が取り消し「有無も答えないのは違法」(朝日新聞)
 学校法人森友学園への国有地売却に関する財務省の公文書改ざんを巡り、国が存否も明かさず関連文書を不開示としたことの妥当性が問われた裁判で、大阪高裁(牧賢二裁判長)は30日、「違法」と認めた。改ざんを強いられて自死した近畿財務局職員・赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(53)の請求を退けた一審・大阪地裁判決を覆し、不開示決定を取り消した。

 存否すら明かさない姿勢を否定したもので、判決が確定すれば国は今後、改めて開示の是非を判断することになる。……

 やっぱり、ドキドキする。なぜ、赤木さんはしななければならなかったのか。財務省が森友学園に国有地を相場よりはるかに安い価格で売ったことにういて、その決裁文書から安倍晋三・元首相や妻昭恵氏らの名前が削られる事実が発覚、そこに至る経緯を示した文書の開示を雅子さんが求めた。赤木ファイルを残し、問題に苦しんだ赤木さん。だからこそ、この問題はあいまいにしてはいけないし、風化させてもいけない。改めて、この事件をふり返りたいなあと思った。

 

 今日は仕事の方は、来月インタビュー②の設定はだいたいいけそう。その先の再来月インタビューの設定の調べ物、そしてメールを送ったり。

2025/01/20

戦争のトラウマ 兵士たちの消えない悪夢

 今日は朝から雨模様。夜にはかなり激しい降りになり、びしょびしょになる。

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 今日は、とにかくインタビュー②の原稿づくり。一気に、仕上げから発信まですすむ。時間がないからしかたがない。相当がんばっているんだけどねえ。実務あり、提稿2本。ゲラのやりとり。インタビュー②以外は提稿すみ!

 

 テレビは中居の事件でもちきり。中居と女性とのトラブル報道を契機とした事件。ふと財務事務次官によるテレビ朝日女性記者へのセクシャル・ハラスメントのニュース、もう7年ほど前になるのか、を思い出した。テレビ局員とのかかわり、テレビの闇は深いなあ。どこまで膿を出すことができるのか?反吐がでるなあ。いろいろな問題で、若い人の感覚――ボクらがちょっとと思いがちな――からしっかり学ぶこともいま、大事か。

 映像の世紀バタフライエフェクト。「戦争のトラウマ 兵士たちの消えない悪夢」

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兵士の心の傷が初めて注目されたのは第一次世界大戦、塹壕で砲弾の恐怖に放り込まれた兵士はシェルショックと呼ばれる神経症を患った。だが、国家は臆病者とみなし、電気ショックなどの対処療法で戦場に送り返した。ベトナム戦争では、女性や子どもまで巻き添えにする戦いの中で兵士の心の闇はさらに広がる。南ベトナムで村人25人を殺害した19歳のアメリカ兵は30年後自ら命を絶った。戦火の消えない世界で悪夢は続いている。

 第一次大戦の映像や、日本の映像は、ETV特集などで見たことはある。さすがにしっかり映像を蓄積している。戦争神経症は、兵士の訓練を変え、それでも、たえない兵士の病の広がりと、たたかいをめぐる考え方の変化は、さらに兵士の負担へとなり、PTSDとして認知されていっても、逆に、帰還兵士の犯罪と、自殺する兵士はどんどん増えていく。その事実は、人間の存在と戦争というものが本質的には、同居できないものであることそのものを示していると思えてならない。人間は本質的なところで、戦争を拒否すると考えたい。

 戦後80年の今年、戦争と平和をめぐってどんな年になるのか、どんな年にできるのか?

 

 

 

2025/01/06

「べらぼう」がはじまった

 今日は、朝いちばんで買い物。理由は後で。その後、職場で、インタビュー①の原稿づくりをスタート。第一の関門を何とかこなせそうな感じがしているところ。さあ、エンジンかけていきましょう。ちょっと焦りもありますが。

 夕方北の国に移動。こちらで、パソコンの設定をしないといけないため。朝の買い物はその素材。いろいろこちらも、そろえていないかいといけません。

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 左が朝の三郷、右が夜の北の国。あんましかわんないね。今日の釧路は暖かい?

 

 新しい大河がはじまった。舞台が舞台だけにどうなんだろうか? 1回目からさまざまな議論に。遊郭の悲惨さはあるていど描く。とくに目をひくのが、そこにある階層だけど、巨大暴力装置としての遊郭はどこまで描かれるのだろうか。そこでなりあがるのは、人物像としてどうなのか、あまりにも難しいテーマ。やっぱり大吉原展と同じものを感じてしまう。階層と貧困は端の方で…。その演出には、いろいろ批判も出ざるをえないような。昔から小芝風花は推しの1人。期待はしたいが、うーん。

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 夜には、上脇さんのドキュメンタリー。録画はしたよ。配信はないから、見るのは戻ってからかなあ。感想はそのときね。

2025/01/05

「戦後日本の設計者 3人の宰相」「安全保障関連法に反対する学者の会」のオンラインシンポジム

 見逃していた、映像の世紀バタフライエフェクトの「戦後日本の設計者 3人の宰相」を見た。

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 GHQと渡り合った占領下のワンマン宰相で、サンフランシスコ講和会議で日本の独立を回復させた吉田茂。戦犯容疑者から首相の座につき、日米安保条約の改定を反対の声が上がる中推し進めた、「昭和の妖怪」岸信介。裸一貫から首相に上りつめ、「日本列島改造論」を掲げた「今太閤」田中角栄。個性あふれた3人は、時に敵対し、時に手を結びながら、戦後の日本を形作った。膨大な映像でたどる、3人の政治家の73分の映像記録。

 いつもながら、NHKのもつ映像データには、すごいなあと思わせられるけれども、あくまでも、為政者の側からみた歴史であり、しかも、その背景やホンネに迫るような取材がなされているわけではなく、全く表面をなぞるような番組。ただ、こういう保守の真ん中にいた政治家と言うのは、いかに国民の動向を意識をしていたのかは考えさせられる。保守政治のしたたかさは感じるなあ。そう言えば、とりわけ前の2人は、徹底した反共主義者でもあったことは共通している。

 

 午後からは、「安全保障関連法に反対する学者の会」のオンラインシンポジムを視聴。テーマは「平和・憲法・暮らしの危機の新段階」。冒頭、広渡さんが、学術会議問題での特別報告。これが、まず視聴の第一の目的。どのような認識がされているのか。なるほど。

 つづいて、報告として、青井さんが「日米安保の新段階と憲法の危機」。これが第二の目的。青井さんは、この間、政軍関係というものに注目して、軍事法制をみているので。今日の報告も戦前の「統帥権」問題と、いまの日本政治の軍事傾斜をダブらせながら紐解いてきたのは刺激的で、考えさせられる。慎重な議論をする人でもあるけど、こうした議論をどのように引き取っていくべきか、しっかり考えたいと思った。

 そのほか「核兵器廃絶の国際連帯と日本」畠山澄子さん、「安保関連法成立後の政党政治」中野晃一さん、「社会保障政策の貧困による暮らしの危機」大沢真理さん、「老後があぶない!介護保険の危機」上野さんもおもしろかった。

 ただ、こうした議論が、どのように広がっていくのかはちょっと考えてしまう。安保法制のころ生まれた学者の会だけど、当時は、学生たちとの応答関係もあったし、全国的な広がりも感じられた。どうしても、閉鎖感、高級(既得権)感を感じてしまう。どうかなあ。それは、うちのような雑誌にも言えることだろうから。もっともっと、わかりやすさとは言わなけど、現実の生活に近い視点とか、切り込みとか考え続けないといけないなあ。

 

 原稿の方は、そういうわけで今はまだ進まず。ここからがんばるかなあ。 

2025/01/04

牛島司令官の辞世の句を再掲載 陸自第15旅団、公式サイト更新

 今日は今年最初の早朝仕事。

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 少し寒いかなあ、やっぱり。

 職場での仕事。今日も、朝からトラブル続き。ここのところ、トラブルが多いでめげる。企画にもかかわるトラブルもある。だけど、物理的なトラブルだけだったらいいのだけど、そうでもないものもあるから、しんどい。修復したり、乗り越えたりするのには、時間がかかるというか、なかなか難しい。新年早々、いろいろなことを背負う。

 インタビュー①の起こし・整理作業は通過。いよいよ明日から原稿づくりに。明日は取材予定が一つ。どうするか?

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牛島司令官の辞世の句を再掲載 陸自第15旅団、公式サイト更新(沖縄タイムス)
 戦後80年の年が明けた1日、陸上自衛隊第15旅団(那覇駐屯地など)は公式サイトをリニューアルし、沖縄戦を指揮した日本軍の牛島満司令官による辞世の句の掲載を再開した。昨年6月、皇国史観に染まった短歌を陸自が紹介していたことが発覚して批判が高まり、10月末にいったん取り下げていた。15旅団は短歌を「歴史的事実を示す資料」だと説明している。

 第32軍の牛島司令官は沖縄戦の日本軍責任者として県民に犠牲を強要した末、1945年6月23日に自殺したとされる。伝記などによると、その前に辞世の歌「秋待たて枯れ行く島の青草は 皇国(みくに)の春に甦(よみがえ)らなむ」などを打電した。……

 昨年は、島田知事の美化について、企画をしたけれど、同じように牛島美化が広がっている。結構、いろいろな影響を広げているそうだ。そういうなかでの、自衛隊のこの動き。え、この行為と言い分って何? それだけに、ほんとに歴史修正主義とのたたかいを、80年のこの年に強めないといけない。そのことを考えさせられる記事。

 

 よく知っている人にかかわっての悲しい知らせ。いろいろ新年からしんどいことが続く。

 

 

 

2024/12/30

孫来襲、2月号ができています。

 ほんとにほんとに年の瀬で、朝から落ち着かない。

 メディアを見ていると、思った以上に、新自由主義的な考え方が浸透していて、影響力をあたえていることを痛感する。民主的な、本来堅持すべき原理が原則から離れた考え方が、平然と垂れ流されていて、それが正論のようにあつかわれている。われわれも漫然と見ているだけではダメなのだけれども……。

 今日は、孫①②が来襲。

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 まだ、じーじの相手をしてくれるけど、これからはどうなるのかなあ。ずっと見ていたいような怖いような。これからの未来……。

 よく食べるようになりましたね。

 

 前衛2月号ができています。

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 今月の担当は、まずは能登半島地震の特集のうち、原発をのぞく2本。復興の現状と政治の責任にせまる対談と、社会保障の観点から避難所から仮設住宅のかかえる問題を追及した論考。がんばりました。そして、奈良教育大学付属小の攻撃の理不尽さを、大学の調査に即してあきらかにする。調査の変遷の異常さを明らかにした論考と、そもそも調査そのものが教育的なのかを論じたもの。あつく連帯する。そして、戦後80年は、数年前テニアンのドキュメントで、賞をそうなめしたディレクターの太田直子さん。出発から、昨年のサイパンまで、思いをかたりつくしていただきました。ことしも、とても、貴重な機会を、編集者としてたくさんの人たちの協力でいただきました!

 最後まで、がんばりますよ。今年も、そして来年も。

 

 

2024/12/26

学習指導要領の改訂へ、文科相が諮問 柔軟化、負担軽減がポイントに

 西への日帰り出張の翌日、体が痛いなあ。変な夢を見るのも続いているし。今日は会議の日。先をうまくコントロールしないといけない。相談メールや、資料そろえなども。

 くり返すけど、インプットがしっかりしきれていない。そう言えば、ここでも、本の感想をしっかり書かなくなったなあ。これは、反省だなあ。ちゃんと読み、考え、まとめる作業をしっかりと、ね。

 今日一日、トラブルに遭遇する。とりわけ、まわりで病気になる人が増えている。年齢もあるし、それだけに、いろいろな不安定さを感じるなあ。できることが狭まってきて、できないことが増える。そういうなかで、何ができるのかということなんだろうけどね。しっかり、できることは努力しないといけない。しかし、いろいろ、相談している件はうまくいくかなあ。

 

 さて、学習指導要領の改訂作業がいよいよスタートする。以上に詳しい諮問の報道。かなり意図も感じる。

学習指導要領の改訂へ、文科相が諮問 柔軟化、負担軽減がポイントに(朝日新聞)
 2030年度にも導入される小中高校の学習指導要領の議論が25日、始まった。

 20年度以降に導入された今の指導要領がめざす「主体的な学びの実現」などの方向性は維持しながら、多様な子どもへの対応やデジタル時代にあわせた教育、教員の負担軽減を図る内容をめざすことになる。

 阿部俊子文部科学相が25日、中央教育審議会(会長=荒瀬克己・教職員支援機構理事長)に諮問した。

 学習指導要領は、文科省が決める教育目標や内容で、学校で教える最低限の基準。約10年に1回の頻度で改訂されてきた。

 これからの審議を受けて決まる新指導要領に基づく授業は、小学校が30年度、中学が31年度、高校が32年度以降に始まる見込み。

 文科相が検討を求めた主な内容は、学校ごとの教育課程の柔軟化▽情報モラルやメディアリテラシーの育成▽教科書の分量や年間の標準総授業時数(コマ数)――など。……

 

 記事にもあるように、「多様な子どもへの対応やデジタル時代にあわせた教育、教員の負担軽減」を掲げ、学校ごとの教育課程の柔軟化▽情報モラルやメディアリテラシーの育成▽教科書の分量や年間の標準総授業時数(コマ数)を検討するというわけだけど、学校ごとの教育課程の柔軟化というが、そもそも、教育課程の編成権はいまでも学校にあるはず、学習指導要領は大綱だということからすると、矛盾した内容のはず。しかも、柔軟化の内容が、時間の50分、45分なのか? あいかわらず、教育内容や評価の内容、学力の中身にまでつっこんでくる気配の一方で、教員の負担軽減といいつつ、教育内容によって教員の負担が大きすぎるんではなく、働き方の問題だというのが、有識者会議の論点整理で言っていたような。どこまで、つっこんだ議論がなされるのか、議論の過程から、しっかり、声をあげていきたいものだ。

 自宅の近くの神社には、なぜか、日露戦役紀念碑があった。どういう由来なのだろうか。日露戦争と太平洋戦争の英霊碑だとかいう話も。碑文はよく読めない。

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