(考論 長谷部×杉田+加藤陽子)「歴史的圧勝」の意味
昨日、今日と、インタビュー①の起こし・整理・原稿化をすすめながら、インタビュー②の収録、少し長い電話で研究者や永田町関係者とおしゃべりをします。もちろんボクは、もっぱら聞き役です。この苦しい現状をどう考えるか、いかに向き合っていくのか、いろいろなことを考えます。ほんとに、いまこそ学んで、考えて、行動しなくてはいけません。高市さんが、明らかに軍事化された国家づくりをすすめようとしているだけに…。いろいろな面で苦しいことが続くだけに、いっそうです。
新聞の特集記事も、いろいろ読ませるものがあります。
(考論 長谷部×杉田+加藤陽子)「歴史的圧勝」の意味(朝日新聞)
杉田敦・法政大教授 総選挙は自民党が圧勝しました。あまりの結果に誰もが衝撃を受けましたが、米国などと同じ現象が起こったとも考えられます。高市早苗首相が連呼した「日本列島を強く豊かに」は、トランプ大統領の「Make America Great Again(米国を再び偉大に)」と同じで中身は不明だし、「責任ある積極財政」も、なんとなく消極よりは積極の方がいいねと。閉塞(へいそく)感が漂うなかで前向きなイメージを振りまくことに成功し、それによって、参政党や日本保守党などの小政党が、ポピュリズム的手法を駆使して掘り起こした票が、今回は自民にかなり移ったのではないでしょうか。小選挙区制は、少しの票の移動が地滑り的な効果をもたらす制度ですから。■実績ゼロの強み
加藤陽子・東京大教授 投開票日は全国的に雪が降り、豪雪地ではお年寄りや障がいを持つ方などが投票に行きたくとも行けない事態も起こりました。日本史において雪は、桜田門外の変や二・二六事件を想起させますが、悪天候の選挙でもこれほどの票を自民党が集めたということは、悪天候などで投票率が下がった場合は宗教団体や組織票を持っている政党が有利だといった従来の投票行動の分析では説明がつかない気がします。なにがあっても絶対に投票に行く、高市さんが進退をかけているんだから、絶対に勝たせなければならないという「推し活」のような行動様式が、国政という場で不幸にも花開いてしまったという見方もできるかもしれません。
長谷部恭男・早稲田大教授 総選挙を党首の人気投票にすり替えた、高市さんの作戦勝ちです。高市さんは今回、アイドル(偶像)として選挙を戦った。それができたのは、首相としての実績がゼロに等しいからです。選挙期間中は政策についての詳細な説明を避け、NHKの党首討論は欠席し、具体的に何がやりたいのかさっぱりわからない。だけど、むしろその方がアイドルには向いている。これから頑張ります! 応援お願いします!とだけ言っていれば、観衆は自分の思いや願望を投影し、私のために歌ったり踊ったり、手が痛いのに頑張ってくれてるんだ!と勝手に思ってくれます。是非はともかく、中道改革連合の共同代表には到底出来ない芸当です。……
もちろん、長谷部さんの安保法制の説明のところや、杉田さんの戦略的投票のところなど、ちょっとなあ、相変わらずだなあと思うところがあるのだけど、全体としては面白く読ませるものだった。少なくないひとが、あれあれ、大丈夫かという思いも持っているだけに、しっかりした議論を提示するのが仕事だなと励まされる。がんばらないとね。
昨日のインタビュー、少し会場に早くついたので、ひさびさに外でコーヒー。
















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