歴史

2025/07/18

日本に「排外主義」が広がった?否定した研究者が求める外国人政策

 今日も朝から暑い。

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 とにかく、原稿づかれで、朝から体が動かない。

 やっと、動き出して、今日は選挙最終盤、地域で訪問活動。まずは、ボクの知人。それから、地域のつながり。あまり、正面から政治の話をする機会のなかった知人と、真正面から選挙の話ができてとても楽しかった。

 午後からは、市議(候補者)と、そのニュースつながりで。ボクよりも2まわり?も下の人だから、パワーも、元気ももらった。

 いろいろ考えることも多かったけど、同時に、のびしろというか、いろんな可能性はいろいろあることも感じさせてくれる。選挙はあと1日!

 

 こういう議論も。

日本に「排外主義」が広がった?否定した研究者が求める外国人政策(朝日新聞)
 参院選(20日投開票)で、外国人の受け入れ抑制などが争点になっている。排外的な考えが日本で広まっているのか。社会意識論や政治社会学が専門で、外国人に対する日本人の意識を調査する早稲田大学文学学術院の田辺俊介教授に聞いた。

日本全体に排外的傾向「あるとは言えない」
――日本人の意識を調査をしてこられました。外国人への否定的な感情は、日本に広がっているのでしょうか。

 これまでの調査を見る限り、日本全体に「排外的」な傾向があるかというと、そうとは言えません。

 2009年から4年ごとに、全国の選挙人名簿から無作為抽出した成人の男女に、郵送やインターネットで調査をしてきました。

 最新の21年調査では8640人に依頼し、3082人の回答を得ました。外国人が増えると「日本経済が活性化する」かという質問については、「そう思う」「ややそう思う」と肯定的だった人が47%と多く、「どちらともいえない」(38%)、「そう思わない」「あまりそう思わない」(16%)は少数でした。

 外国人が増えると「異文化の影響で日本文化が損なわれる」かを尋ねた質問でも、「そう思わない」「あまりそう思わない」(47%)が、「そう思う」「ややそう思う」(23%)を上回っています。

 外国人の増加で「日本社会の治安・秩序が乱れる」か、という質問には56%が「そう思う」「ややそう思う」と答えましたが、その割合は、成人年齢の引き下げで単純比較はできませんが、09年調査の69%から低下。「働き口が奪われる」という懸念も減っています。

 日本に住む外国人は近年急増しています。日本人の大多数が排外的な傾向を持つのであれば、外国人の急増を受けて悪影響があると考える人が増えそうなものですが、実際には人々の懸念は高まっていませんでした。……

 ボクも、イデオロギーとして、排外主義が広がっているとは思っていない。だから、ものすごくむずかしい。一方で、排外主義を主張する勢力に共感する流れも事実として存在する。そこをどうかんがえるのか?

 大事なのは有権者を信頼すること。まずは、共感の流れを断ち切るようにしていかないと。その背景は、いろいろ考えられるが、選挙も、そのことは大きなテーマとして、しっかり考えておきたいところでもある。

2025/07/08

「外国人優遇」はデマ 参院選で広がる排外主義に複数団体が反対声明

 今日は、早朝から暑くなり、なかなか寝苦しかった。すぐに30度を超え……。

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 夜まで暑いねえ。

 

 職場に行くまでにもうヘトヘト。この年になると、連続出勤は、この暑さで、2日が限度(苦笑)。実際には、そういうわけにはいかないけど……。朝からうつらうつらしながら、今日の準備をして、午後から座談会①の収録。おもしろく、刺激的。そのあと、作業開始!!!

 

 さて、選挙では排外主義が話題になっている。

 

「外国人優遇」はデマ 参院選で広がる排外主義に複数団体が反対声明(朝日新聞)
 参院選で外国人を敵視する動きが広がっているとして、外国人やマイノリティーらの人権問題にとりくむ複数のNGOが8日、排外主義に反対する緊急共同声明を出し、「外国人が優遇されているというのは根拠のないデマ」などと訴えた。

 NPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」(移住連)や一般社団法人「反貧困ネットワーク」など8団体が呼びかけ、266団体が賛同した。……

 いくつかややこしいことがある。この排外主義は誰を対象にしているのか。政治家がものすごく強調するのが、外国人が土地を買っているという問題。これは対象は明らかに、中国人の富裕層であったり、大企業であったり。だけど、長く続いたアジア人蔑視を根底にした、「外国人を優遇している」というときの対象は、また違うアジアだ。

 そもそも、「(医療や年金、国民健康保険などで)外国人が優遇されている、というのは事実ではない」し、「日本には外国人に人権を保障する基本法すらなく、選挙権もなく、生活保護を受けることも法的権利としては認められていない」。

 むしろ、欧米からのオーバーツアーリズムへの不満などもごちゃまずにする。「異なる国籍・民族間の対立をあおる危険なもの」になっている。しかも、日本の生活困難や、自己責任感情もベースになっていて、ややこしい。そんな感じがしていて、きちんと、議論したいところでもある。

2025/07/07

前衛8月号ができています。

 今日もさらに暑い。朝から熱中症警戒アラートだもんなア。

 朝から、いろいろ実務をやったり、通院したり。座談会①の日程や内容の最終確認や場所おさえもして、インタビュー①の仕上げまでやって、発信。そこそこ慌ただしい。

 

 前衛8月号ができています。

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 今月の担当は、まず、国会議員の座談会。4人の国対メンバーによる。衆院で議席が減って、委員会担当も少なくなり、それがどれだけ、大きなことかは痛感させられるわけだけど、そのなかでも、国会に議席があること、その奮闘ぶりがわかる座談会。とりわけ、与党が衆院で少数にななり、もちろん決定的な場面でも、補完勢力の役割と言うのもあるのだけど、共産党はどうがんばったのか。実際に、国会で各政党が何をしたのか、そのことを選挙のなかでも、よく広げてほしいところ。

 選挙にかかわっては、竹内さんの、大軍拡の下。これから何がおこなわれようとしているか!!! そして、杉井弁護士に、選択的夫婦別姓の意義について、それを阻んでいく、保守勢力の考え方の異常を突き刺すような論文。

 戦後80年は、まずは、吉田裕さん。『続・日本軍兵士』をどのような問題意識で書いたのか。敗戦直前の大量死にいたる歴史的経緯を明らかにすることで、日本の戦争を問う。それから、核実験被ばく者の実相とたたかいを赤旗記者の阿部さんが

 

 映像の世紀バタフライエフェクトは「ふたつの敗戦国 日本 660万人の孤独」。

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敗戦後、海外にいた660万の日本人は、一斉に日本への帰還を目指した。彼らはその時どこにいたかで命運が分かれた。満州にいた人々は、侵攻してきたソ連軍の暴力に無防備でさらされた。その後も中国に取り残された人々は、国交がないため、長い間帰還への道が閉ざされた。日本に帰還できても故郷に居場所がなく、辺境の地での開拓に乗り出す人々もいた。住み処を追われ、流転の運命を背負った日本人の記録である。

 満洲に残された人たちの流浪は忘れてはいけない歴史だと、あらためて思う。たくさんの悲劇と、悲しみと。同時に、その責任も問われないといけない。一時期、その帰国した人たちの姿や運動をよく企画した時期もあった。いまつくっている号でも、その悲劇の一端を企画化している。

 

 たぶん。まともな気持ちで生きようとすれば、いまの時代、すぐ横に地獄がある。そのことを自覚しながら、どこまでも希望を探して生き抜かないといけない。

2025/07/02

歴史学者が憂える政治家の認識 歴史修正主義に甘い日本

 今日も暑い。東京に帰っても耐えれるようにという、天の配慮だったりして(苦笑)。

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 今日も一日中、机に向かって、インタビュー①の起こし・整理作業。そろそろ、しっかり原稿づくりに入っていかないと。まだまだ、いろいろ悩みながらの日々。夕方、買い物をかねて、少し自転車を走らせる。気持ちがね、ずっと、部屋で机に向かっているとね…。体も、いろいろ痛いところが多いし、心配事も多いし。これで、関東に帰ったら、暑さにつぶされるなあ。

 しかし、ヨーロッパは、40度超え。日本も今年の夏はそうなるとか。すごい時代だなあ。もっと、選挙で、絶対的な争点になっていかないのだろうか??? 平和の問題も、気候変動の問題も、死活の問題にもかかわらず、どうも深まっていないなあ。

 

歴史学者が憂える政治家の認識 歴史修正主義に甘い日本(毎日新聞)
 このままで良いのか。沖縄戦の歴史をゆがめる自民党参院議員の暴論である。高まる批判にも馬耳東風。居直る態度がネット空間では支持すら集めている。欧州では悪質な歴史の否定や矮小(わいしょう)化は犯罪だ。ところが我が国では、なぜ問題なのかすら理解されていない感がある。歴史学者の武井彩佳さん(54)はこうした風潮を深く憂えている。…

 武井さんの指摘は、いつも鋭い。歴史否定の問題性を、(1)事実に対して不誠実である(2)被害者たちを傷つけることがある(3)歴史を書き換えることで現在の評価を変え、未来も変えることが意図されている――と指摘する。今や国際政治は『歴史修正主義3・0』の段階に来ているとも。「1・0」は戦争犯罪や人権侵害の当事者が保身のために歴史を否認する行為、「2・0」は負の歴史が後世の人の足かせになっているとの認識から「有益な過去」を求める動き。「3・0」は特定の歴史認識を既成事実化する国家レベルの介入が特徴だと。恐ろしい時代。

 日本の場合はどうなのか。歴史否定を発現する人に対しては、その酷さだけを選択基準にしているわけではないのかもしれない。別のところに共鳴することがあり、酷いところはすぐに多数にはならないと判断しているのであれば、それにふさわしい批判が必要になる。酷いところを酷いというだけではだめなのが、難しいところ。それでも、言わなければならないこともある。

 朝日のオピニオンは、「妻に叱られた」がテーマだ。三者三様の鋭さ、コメントもまたいい。そんな政治家の発言を許してしまう、ややこしさが、現実には存在する。難しいなあ。

 

 人に届くことば、それが入り口か、またプロセスか、さらに奥深くに分け入ったところか。ほんとに言葉にこだわって仕事しなければいけない。

2025/06/25

「被害証言に高度の信用性」米兵による性的暴行の事実認定 那覇地裁が懲役7年判決「生命の危機が生じかねない」

 昨日で工場籠城は終了。今月も、たくさんの人の協力で、なんとか終わった。昨日は遅かったので、今日はバテバテ。朝起きれなかった。夜は何度も目が覚めるのにね。職場に行って、まずはお金の清算など実務を処理。お話を聞いて、あとは、来月座談会①の設定に向け、いろいろ相談したり、資料を集めたり、来月の原稿のお願いのメールをしたり、出張の許可をもらったり、頭を完全に次に切り替える。

 いよいよ、参議院選挙。掲示板は少しずつ、参議院選挙仕様に姿を変え始める。

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 いろいろ思うところを頭で整理しながら、次に向かわないと。秋までそろそろ見通していかないと。だけどなあ、この企画大量生産地獄から、脱出しないとなあ。よくないなあ。

 

 沖縄の、隠ぺいされていた性暴力事件の判決が出た。

「被害証言に高度の信用性」米兵による性的暴行の事実認定 那覇地裁が懲役7年判決「生命の危機が生じかねない」(沖縄タイムス)
 沖縄本島中部で昨年5月、面識のない20代の日本人女性と性交しようと背後から首を絞め、両眼出血などのけがをさせたとして不同意性交致傷罪に問われた在沖米海兵隊上等兵の被告(22)の裁判員裁判の判決公判が24日、那覇地裁であった。小畑和彦裁判長は「生命の危機が生じかねないほど危険なもの」と犯行の悪質さを指摘し、懲役7年(求刑懲役10年)を言い渡した。弁護人は「控訴するか被告と相談し検討する」としている。

 被告は無罪を主張したが、判決は退けた。被害者の証言は「全体を通して高度の信用性が認められる」とし、証言通りの性交目的の暴行があったと事実認定した。……

 その量刑についてもいろいろ意見が出そう。宮城さんは批判している。隠ぺい、否認……。無反省。根源から性暴力の問題を考えないといけない。裁判所は、「被告証言」を認めた(重視した)。いずれにしろ、この事件がボクらの心にもちゃんと刻んでいかないと。

 ここのところ、企画でも、性暴力問題が続く。そんなに意図したわけではないけど、それほど、根は深いが、広がっている現実も、考える。

 

 玉木さん、外国人記者クラブで、記者から国民民主党が女性からの支持が少ないことをきかれ、「I have no idea(分かりません)」と苦笑いした後に、「Many people say that what we are saying is very complicated and it’s very difficult to understand(多くの人は私たちが言っていることはとても複雑で理解するのが難しいと言います)」と回答したそうだ。そのことに批判が高まり、会見では“it’s very difficult to understand for them.”と言ったが、本来は、例えば、“it’s very difficult to deliver to them.”というような表現を使うべきでした」と弁解。「英語が未熟なため、拙い表現をしてしまったことを反省しています」と。しかしまあ、玉木さん、ハーバードのケネディスクールに、2年だか留学もしている。日常会話につまるとも思えないだけに、ホンネなんだろうなあとも思える。

2025/06/22

沖縄戦を指揮した牛島司令官の辞世の句、日本軍中央が改ざん 沖縄での劣勢報告も 本土決戦へ戦意高揚狙う

 今日もやっぱり暑い日。

 朝から、団地の植栽の作業です。自分たちでできる中低木の剪定を、自分たちでやる作業。

 結構な運動量です。

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 続いて、7月にある市議選の地元の議員(深川ともかさん)の事務所開き。

 保育園時代のママ友にあって、少しおしゃべり。

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 頭がボーっとなりながら、午後からは提稿作業を2本。ゲラ読み、ゲラへの記入等々をすすめる。とにかく残るはあと1本。早く来い!!! 来月インタビュー①の資料を読み進め、内容などの相談のメールを送る。うまくすすみますように。

 まだまだ、精神的によくないなあ。

 

沖縄戦を指揮した牛島司令官の辞世の句、日本軍中央が改ざん 沖縄での劣勢報告も 本土決戦へ戦意高揚狙う【改変箇所の一覧あり】(沖縄タイムス)

 沖縄戦を指揮した日本軍第32軍の牛島満司令官が自決する前の1945年6月18日に大本営に送った「辞世の句」が、軍中央によって書き換えられていたことが21日までに分かった。書き換えは本土決戦へ向けた戦闘継続と国民の戦意高揚を図るのが目的だった。沖縄国際大非常勤講師の吉川由紀さんが国立公文書館アジア歴史資料センターが公開している暗号電報の訳文などから確認した。(社会部・知念清張)

 牛島司令官が書いた辞世の句は「秋ヲモ待タデ枯レ行ク島ノ田草ハ帰ル御国ノ春ヲ念ジツツ」で「田草(雑草)のような存在の私は先に死んでいくが、この先、日本が戦争に勝ち、わが国が安泰になることを願う」という意味の内容だった。

 それが、大本営発表を受けた26日付の新聞各紙では、田草が「青草」に書き換えられていた。

 青草は「臣民」の意味で、さらに「御国ノ春ヲ念ジツツ」が「皇国の春に甦らなむ」と改変されたことで「天皇の臣民に再び立ち上がってほしい」という徹底抗戦を呼びかけるものに変わった。……

 弊誌でも、お世話になった吉川由紀さんが、みつけたビッグな情報。牛島は沖縄戦に県民を巻き込んでいく諜報人。その牛島の死直前の発言さえ、日本軍が戦意高揚に利用する。その軍というもののえげつなさを痛感させられる。決して、軍は県民を守らない。川満さんが言うように、牛島司令官さえ、捨て石にされていた。戦争と言うものがどういうものかを、つくずく考えさせられる。しかも、そのねつ造・改変された辞世の句を自衛隊がそのままのせ、そして、教育に活用する。ただただ、おそろしい。そういう地点に日本はいる。

 

2025/06/12

那覇市議、疎開記述に誤りがあると持論 対馬丸記念館の展示に 館長「間違っていない」

 朝から体が重め。夜中から、暑さを感じて、寝苦しかった。いよいよだなあ。

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 きょうは朝から、「あんぱん」にひきこまれる。「この戦争さえなかったら」をくり返す千尋の言葉!!!ものすごく迫ってくる。

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 午前中は、先の企画の資料読みと相談電話となどなど。思ったようにはうまくいかないなあ。まあ、コツコツ考えるしかないのだけど。残りの少なさを自覚して、しっかり、しっかりというとろか。

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 さてさて、午後からは座談会①の収録。走りながらの企画なのでかなりの厳しさがあるのですが、わりあいと、気心も知れている人も少なくなく、いろいろ相談しながらなんとか収録。ここからはボクの頑張りです。

 

 タイムスは社会面で、新報は1面と社会面で。犬笛とはよく言ったもので、西田発言に誘発されて、こんな発言まで出てくる。

那覇市議、疎開記述に誤りがあると持論 対馬丸記念館の展示に 館長「間違っていない」(沖縄タイムス)
 戦時中の疎開について説明した対馬丸記念館(那覇市若狭)の展示パネルについて、那覇市議の大山孝夫氏(なは自民・みんなの協働!)が11日、「間違っている記述がある」との見方を示し「学習施設として適切でない」と持論を述べた。市議会6月定例会の一般質問で発言した。

 大山氏が問題視したのは、同館が疎開について「軍の食糧を確保し、戦闘の足手まといになる住民を戦場から退避させ、果てしなく続く戦争の次の戦力となる子どもを確保することが真の目的」などと説明した展示パネル。

 大山氏は「住民を戦場に巻き込まないということが真の目的。間違っている記述は適切でないし、疎開や避難に関する誤った見識が生まれるのではないか」と主張した。「これを見た児童生徒が兵士になるために避難するんでしょうと言われた時に、私たちは何をもって違うと説明するのか」とも述べた。……

 これに対し、沖縄国際大学非常勤講師の吉川由紀さん(!)は「戦時中の社会状況を踏まえて展示資料が出来上がった。平和憲法があって徴兵されない現代と当時の社会は違う」と指摘。吉川さんは、国は1944年6月30日に「学童疎開促進要綱」を閣議決定し、「次代の戦力を育てる」と疎開を進めたこと、県内で翌7月に開かれた臨時校長会で県の幹部同席の下、「初等科三年以上の男子は将来の大事な人的資源」と確認し、日本軍に協力するため疎開を進めたと説明している。平良次子館長は「館の展示は間違っていない」と反論。「当時のさまざまな国の方針によって疎開が進められ、生き残った人も苦しみを抱えながら戦後を生きてきたことを学んでほしい。疎開をしないでいいような世の中をつくっていくことを考えて」と、ほんとうに、県民がみんなで気づき上げてきたものをしっかり、学んでほしいと思う。

 そういう点で、朝日のオピニオン欄で、攻撃された住民目線の沖縄戦の教訓 歴史学者が読む「ひめゆり」発言」で戸邉秀明・東京経済大学教授が、西田発言の意図を読み解いているのは、一読の価値があると思う。

 

2025/06/09

前衛7月号ができています。

 午前中は、通院。体重が2KGほど減っていたのはなぜ? あとは、資料読み、短い原稿書き、電話などで、企画の調整や相談。来月以降の原稿の相談メールを数本。あとは頼まれ仕事をやる。

 

 結構、蒸し暑さはこたえる。昨夜は寝苦しかったし。ここから、どんどんしんどくなるのかなあ。

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 お昼に、沖縄県の米軍嘉手納基地に隣接する嘉手納弾薬庫地区にある不発弾保管庫で保管していた不発弾の状態を確認中に爆発、自衛隊員4人がやけどなどのけがをしたというニュースが。自衛隊と米軍の共同使用区域で、保管する場所があったようだけど、弾薬庫の近くでの爆発はやはり怖い!というか危険すぎる。いったいどういう状態なのか。まだまだ、沖縄での不発弾の処理は続いているだけに、ありようがどうなのかは気になる。住民に被害はなく、自衛隊員もいずれも命に別条はなく、右腕と左ほほに擦り傷だとか、左手にやけどを負った等で、重症ではなかったようで、それは不幸中の幸い。
 さて、前衛7月号ができています。
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 ボクの担当は、まずがSTOP!大軍拡。竹内論文では、この3年間の予算での大軍拡の到達点を明らかに。本予算(防衛省とそれ以外)と補正での積み増し、それがいかに国民生活を圧迫すると同時に、将来にもつけを回している。そして、日米の軍事産業を潤しているのか、対米従属の仕組みも含め明らかにする。小沢論文は、憲法学から見た大軍拡予算。そもそも、民主的な、立憲的な財政のあり方からみてどうなのか。防衛財政確保法なるものが、そこからどれだけ逸脱しているのか。あまり、議論されてこなかった点だけに、貴重な議論。ある人がこれを読んで、なぜ、菅さんは小沢さんを学術会議の会員にしなかったのかがわかると、彼は小沢さんが怖いのだと。なるほどなあ。吉田論文は、小田実の難死の思想から、大軍拡を考える。戦争がもらたす理不尽な死。いまの朝ドラを見ていても、そう思うところ。それが今目の前まできている、そして、他国にもそれを押しつける。そして、4本目の秋林インタビューでは、ジェンダー視点から見た戦争を。フェミニズム平和学とはないか、平和なくしてジェンダー平等はないということと同時に、ジェンダー平等なしに平和はないという力強い議論は、ぜひ、読んでみてほしい。
 戦後80年は、沖縄戦。県史や、地域史にかかわる吉川さんに聞いた。ちょうど同時的に、西田発言があり、沖縄県民の戦後のなかでの、沖縄戦の記憶のとりくみが何をつくってきているのかという視点から、発言批判もしてもらった。「軍隊は住民を守らない」その強い思いがどうつくられてきているのか。しっかり読んでほしい。
 そして、大学・学問の危機打開の展望を語るシンポジウム。本田、光本、丹羽、山添と、豪華でかつ、最前線にいる人たちによるシンポだけに、読み応え十分。おりしも、学術会議法案の審議中。しかも、大学でおこっていること、とりわけ、私学の危機的状況の報告は、認識を改めさせられる。ほんとうに、岐路にある大学と学問。これも、必読でしょう。
 ボクが先月、大変疲れた理由です(苦笑)。

2025/06/08

「取り残された遺骨 〜長生炭鉱 返還を目指す市民の活動〜」

 久しぶりに朝、目が覚めず、寝坊。やっぱり疲れているんだなあ。適度に運動すれば健康な暮らしができるかなあ。

 起きた後、たっぷり掃除。なかなか、掃除をする時間がないからねえ。ベランダの花の入れ替えもあるていどしたので、半日近くかかった。

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 仕事の方は、とにかく今日は資料読み。体も、頭もだるいなあ。まだまだ疲れが取れない。

 夕方、買い物の前に、ビラを230枚。

 掃除をしながらテレビをチラチラ。日曜討論は介護。うーん、政府の委員さんのいうことは、事業所の大規模化。人相手の仕事は、地域性や個別性というのも大事で、なんか、自然を相手にする農業・コメ問題と同じような議論をするのだなあ。うーん、この間、農業にしても、今日の朝の介護にしても、この医療もそうだけど、新自由主義の再構築の動きが活発。これは、新自由主義的な「野党」が増え、与党が過半数割れしたこととも無関係ではないだろうな。深刻な現状(崩壊)を逆手にとって。取り上げられる個々の取り組みは下からの模索という面もあり、すべては否定できないのだるけど、それを上からもってこようとするのだからまったく様相が変わる。教育も同じように大規模化、Ai化、民営化にすすんでいくのかなあ。

 

 先月、ローカルでやっていた放送をyoutubeでみた。「取り残された遺骨 〜長生炭鉱 返還を目指す市民の活動〜」

Ikotu Kouguti

戦時中の1942年、山口県宇部市の長生炭鉱で水没事故が起きた。183人が犠牲になり、遺骨は今も眠る。多くが朝鮮半島出身者だった。市民団体・長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会は、2024年、坑道の入り口を掘り起こし、潜水で遺骨までたどり着けないか調査を始めた。遺族に寄り添いながら、遺骨返還を目指して活動を進める市民を追った。

 結構、メディアでとりあげられてるから、うちは、長生炭坑ではなく、浮島丸を企画化したけど。いよいよ、政府も変わってきて、調査も山場を迎えるだけに、何かしら考えないといけないかなあ。後発企画で読みごたえを出すには知恵がいるなあ。

 しかし、番組は市民の運動を追っていたが、それは胸を打つ。市民の粘り強い努力が、韓国の交流につながり……。ふと、朱鞠内を思いあしていたら、殿平さんも、新しい博物館も出てきた!

 番組のなかで、ちらっと、うちの新聞のM記者が映っていた!

2025/06/07

「『慰安婦』問題と日本社会」

 今日は早朝仕事スタート。汗がじんわりとという天候です。

 あじさいの花がきれいです。

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 帰って、二度寝をしようかと思ったけど、うまくいかず、天気がよくなりそうだったので、洗濯機を2回回して、シーツまで洗う。掃除機も稼働。

 午前中は資料を読みながらウトウト。蒸し暑さに体が順応しない。だるいなあ、午後はボケーっとしたいなあと思ったけど、思い直して予定通り、講演を聞きに。

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 吉川さんも御年84歳かあ。題して「『慰安婦』問題と日本社会」。河野談話からはじまって、日本人「慰安婦」にこだわることになった経過をわかりやすく、縦横無尽に話される。講演を聞いてあらためていろいろ考えたことはある。性暴力ということを、ほんとうに今問われるべき視点の到達点からしっかり考えることの大事さ。日本人「慰安婦」にこだわることは大事だ、と同時に、逆から見たらどうなのかとふと思ったり。植民地支配の視点からみたら……。まだまだ、解明したり、知る必要のあることが多いんだろうなあ。日本人「慰安婦」の戦後の苦労などの含め、日本社会のおける視点というもの闇というか、その重さも考えさせられる。

 

 夕方の週一仕事のあと買い物、夕食づくりをへて、夜は団地の会議。周辺のお手伝い。しかし、よく知っている人がなくなっていたり、入院していたり、高齢化の進行はものすごいことになっている。地域のいろいろなことが維持できなくなっていくような感じがする。どうなるのかなあ。

 

 しかし、時はどんどんすすんでいく。季節は変わっていく。

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