沖縄

2025/01/09

政府が検討する「能動的サイバー防御」の骨格と課題

 今日もとにかくインタビュー①原稿づくり。とにかく形にして、明日には発信しないと。専門的な内容なんで大丈夫かなあ。それ以外の仕事は、夕方に少し原稿読みと、メールと。明日は挽回しないと。

 とにかく、こちらは道がつるつる。

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 これがかなり危険。見た目よりツルツルで危ない。

 北の地に来て数日。基本、パソコンの前で原稿と格闘。温泉ぐらい行きたいものだけど、そんな願いはかなえられない。年末年始から、仕事以外は、片付けと、北の住居の整備。旅行に行ったりする人はうらやましいけど。基本、違う世界の話なわけで。きたすら目の前のことをこなす人生。

 

 なんか次の国会も課題は山積み。どうなるのかなあ。

政府が検討する「能動的サイバー防御」の骨格と課題(沖縄タイムス)
 政府は、サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の導入に向け、24日に召集の通常国会へ関連法案を提出する。国家安全保障局長に岡野正敬外務事務次官を迎え、新体制の下で電気や鉄道など重要インフラを保護するための法制化を急ぐ。憲法21条が保障する「通信の秘密」を侵害しかねないとの懸念払拭が課題で、取得する通信情報の範囲や、第三者機関による監視の在り方など課題が山積する。

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 「わが国のサイバー対応能力向上は、ますます急を要する課題だ」。平将明サイバー安全保障担当相は7日の記者会見で、昨年末から国内で相次いだサイバー攻撃事案に触れ、法制化の必要性を強調した。

 日航は昨年末の混雑期にサイバー攻撃の標的となり、国内、国際線に遅延が発生した。NTTドコモではシステム障害が起き、三菱UFJ銀行でもインターネット取引が利用しにくくなる不具合が広がった。

 政府は法案で、経済安全保障推進法で定める「基幹インフラ」の計15業種を対象に、攻撃被害に遭った場合は政府側への報告を義務付ける方針だ。業種には空港、放送、金融などが含まれる。…

 そうとう重大な法案だけど、野党はどういう対応になるのか。それだけに、積極的に発言していかないといけない。いろいろ調べないといけないなあ。学術会議もあるし、教員給与もある。ほかにどんな法案が出てくるのか。そもそもの前提に、大軍拡があり、政治改革もある。頭をシャキとさせないと。生活かえよう(苦笑)

 

 WEBちくまに上間さんの、打越正行さんへの追悼文。読んでいて号泣。もちろん、打越さんの感じていること、上間さんの感じていることもそうだけど…。自分自身、孤独のなかをギリギリのところで生きているというせめぎあい。だけど同時に、若い人たちや、もちろん同年配、先輩たちなど、たくさんの人に支えられていてこそ、そういうギリギリを生き抜いている。そういういろいろなつながりも考えたり、頭をよぎったり。

 とても、いろいろなことがたくさんあるが、体も、頭も今一つ。シャキっとしないとね。

2025/01/08

沖縄米兵、不同意性交致傷の疑いで書類送検 「再発防止」うたう中で

 うむ。朝から腰が全然ダメ。昨日の雪かき作業と買い物がよくなかったか。北の国の冬は厳しいなあ。

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 今日は、一日、インタビュー①の原稿づくり。まだまだだなあ。明日には原稿化を終えて、明後日に仕上げと行きたいが大丈夫かなあ。しかも、そのほかの仕事が全然できていないし。もう焦る。胃が今朝あたりから、キリキリ言い始めているし。年明けから結局は過酷な仕事になっている。

 絶対に仕事をすすめないと! 頑張れ―! 自分。

 だけど、一日中、部屋の中でずっと原稿やパソコンに向かって仕事をしていると、精神的には最悪。正直、精神的にはとてもつらい状態におちいる(苦笑)。いつものことと言えばそれまでだけど。

 

 新年のニュースは、引き続き厳しいものが多い。その一つ、一つをどう受け止めればいいのか。あたまが、もやーっとしている。情報も整理できるようにならないといけないが、それをどう考えていくのか、そういうインプットの時間、学びや議論の時間が欲しいなあ。

 

沖縄米兵、不同意性交致傷の疑いで書類送検 「再発防止」うたう中で(朝日新聞)
 沖縄県警は8日、成人女性に性的暴行を加えてけがを負わせたとして、在沖米海兵隊の30代の男を不同意性交致傷の疑いで那覇地検に書類送検した。県警が取材に対して明らかにした。沖縄では米兵による性暴力事件が相次ぎ、日米が「再発防止」をうたう中で再び事件が繰り返され、地元は強く反発している。

 県警によると、男は昨年11月、沖縄本島内の建物の一室で、面識のない女性に性的暴行を加え、けがを負わせた疑いがある。直後に女性が県警に被害を申告し、防犯カメラの捜査や米軍の協力などで男を特定したという。…

 結局、欲望のはけ口で、人として尊重する姿勢は感じられない。そんなことが続き続ける。そもそもの軍隊、沖縄の歴史、女性への暴力、何重にも、何重にも問題がかさなっているということか。

2025/01/04

牛島司令官の辞世の句を再掲載 陸自第15旅団、公式サイト更新

 今日は今年最初の早朝仕事。

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 少し寒いかなあ、やっぱり。

 職場での仕事。今日も、朝からトラブル続き。ここのところ、トラブルが多いでめげる。企画にもかかわるトラブルもある。だけど、物理的なトラブルだけだったらいいのだけど、そうでもないものもあるから、しんどい。修復したり、乗り越えたりするのには、時間がかかるというか、なかなか難しい。新年早々、いろいろなことを背負う。

 インタビュー①の起こし・整理作業は通過。いよいよ明日から原稿づくりに。明日は取材予定が一つ。どうするか?

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牛島司令官の辞世の句を再掲載 陸自第15旅団、公式サイト更新(沖縄タイムス)
 戦後80年の年が明けた1日、陸上自衛隊第15旅団(那覇駐屯地など)は公式サイトをリニューアルし、沖縄戦を指揮した日本軍の牛島満司令官による辞世の句の掲載を再開した。昨年6月、皇国史観に染まった短歌を陸自が紹介していたことが発覚して批判が高まり、10月末にいったん取り下げていた。15旅団は短歌を「歴史的事実を示す資料」だと説明している。

 第32軍の牛島司令官は沖縄戦の日本軍責任者として県民に犠牲を強要した末、1945年6月23日に自殺したとされる。伝記などによると、その前に辞世の歌「秋待たて枯れ行く島の青草は 皇国(みくに)の春に甦(よみがえ)らなむ」などを打電した。……

 昨年は、島田知事の美化について、企画をしたけれど、同じように牛島美化が広がっている。結構、いろいろな影響を広げているそうだ。そういうなかでの、自衛隊のこの動き。え、この行為と言い分って何? それだけに、ほんとに歴史修正主義とのたたかいを、80年のこの年に強めないといけない。そのことを考えさせられる記事。

 

 よく知っている人にかかわっての悲しい知らせ。いろいろ新年からしんどいことが続く。

 

 

 

2024/12/22

「当たり前の安心な暮らし」要求 沖縄県民大会に2500人参加、米兵による少女への性的暴行事件に抗議

 変な夢を見たかなあ。うーん。今日も、民研の集会へ。

 最初は、教育課程の分科会に出て仲田さんの報告を聞く、それから、せんせいの働き方の分科会、それからもう一度教育課程の分科会に出た。いろいろ情報をゲットしたり、仲田さんの話もきっちりきけ、まだ、現場の話や最前線にいる人の情報も聞けて、満足。ただ、情勢をどうみるかの認識はなかなか難しい時代だなあ。文教政策はプレイヤーが多く、かつ、その利害は全体で一致しているわけではないが、結果、一致している方法はあって、内閣府、経産省や財務省に抵抗している文科省も大きくはそのなかにいるなかで、新自由主義政策が大きく進行している、そのなかに学習指導要領の議論もある。いろいろ、思うこともあるところを考えながら、いろいろ聞いていた。

 

 具体的に仕事がすすんだわけではないので、あんまり満足感はないなあ。

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 紅葉はやっぱり、色鮮やかにならない前に散ったり、くすんだ色になったり。ビオラは元気。

 

「当たり前の安心な暮らし」要求 沖縄県民大会に2500人参加、米兵による少女への性的暴行事件に抗議(沖縄タイムス)

 沖縄県で昨年12月に発生した米兵による少女への性的暴行事件に抗議する県民大会が22日午後、沖縄市民会館大ホールで開かれた。県女性団体連絡協議会(女団協)など女性団体を中心とした実行委員会が主催した。主催者発表で、会場とロビーを合わせ約2500人が参加し、暴行事件に抗議し、再発防止を求める大会決議を採択した。
 主催者を代表して女団協の伊良波純子会長は「私たちが求めているのは、当たり前の安心な暮らしであり、決して過大な要求ではない。大人に課せられた役割は少女を1人にせず子どもたちの安全安心を約束することだ」と述べ、日米両政府に再発防止を求めた。
 玉城デニー知事は、9月に訪米した際、米政府に事件への懸念を伝えたことに触れ「二度と被害者を出さないよう米軍には規律の徹底と構造的な責任を求めていきたい」と強調した。……

 大会は、①被害者への謝罪と補償②セカンドレイプの防止徹底③日米地位協定の抜本的改定―などを求めた決議を採択。心は連帯だなあ。今年は沖縄にいけていない。きちんとした企画をもっと考えないといけないなあ。

2024/12/14

経済の研究会、「学校の「男性性」を問う トークイベント」 [社説]暴行米兵に懲役5年 少女の勇気に応えねば

 寒いですね。起きたら、気持ちが重く落ち込んでいる。なんか変な夢をみたかなあ。いろんなことがいろいろ続くから、思っている以上に、傷になっているのかもしれない。気分を変えなければ。

 今日は原稿をまつ。1本届いて、もう1本まもなくかな? あとは月曜日。先の企画のための資料読みをすすめる。眠いなあ。明日は来月インタビュー①の内容の相談と、提稿作業・ゲラ読みもしないと。なかなか休みがとれませんね。

 午後は、経済関係のある研究会に参加。70年代からの経済の動きを骨太に報告。経済は自分で基本担当しないと考えているけれども、社会を見る基礎だからちゃんと学ばないと。報告は知っていることの整理にもなるし、新しくなるほどという知見も多く勉強になった。ちょっと疑問に思って聞きたいなあと思ったことも、ちゃんと質問で出てきて、報告者の考えは聞けたし。ボクのいまの問題意識は、新自由主義はどう修正され、いまどうなっているのか、そのもとで、なぜ、国民・市民はそれを内面化していくのかということ。参考になる話もたくさんあったし、勉強する刺激はたくさんもらった。

 研究会のあいさつでは、貧困の広がりも話題に。ここも少し、チェックしないといけないとも。

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 夕方からは、「学校の「男性性」を問う トークイベント」を視聴。なるほど、教室のなかに「男性性」がどのようにもちこまれているのかというのはいろいろ気づかされる。同時に、パネラーは、大江・魔女さん以外はみなさん、ずいぶん年下で、そういう世代の人の感覚も少しわかった感じで面白かった。同時に、難しさも感じる。なかなかわかってもらっていないことを伝えようとすると、どうしても類型化してしまう難しさ。もう一つは、身近なことからはじめるにしても、それをどう大きな話につなげていくのかという難しさ。語ることや言葉の難しさと言うものもいろいろ考えたり。

 さて、今日のタイムスの社説。

[社説]暴行米兵に懲役5年 少女の勇気に応えねば(沖縄タイムス)
 少女の勇気ある告発が司法の裁きにつながった。
 昨年12月、16歳未満の少女を誘拐し性的暴行をしたとして、わいせつ目的誘拐と不同意性交の罪に問われた米空軍嘉手納基地所属の兵長に那覇地裁が懲役5年の判決を言い渡した。
 争点となっていたのは、少女の年齢に対する認識と同意の有無だった。裁判所は、少女が16歳未満であることを日本語・英語・指のジェスチャーで伝えたとする主張は防犯カメラの映像などとも整合しており「十分に信用できる」と認め、被告が年齢を把握していたと判断した。……

 判決は、「若年の被害者に対する性的侵害の程度の大きい犯行」「若年の被害者の性的自由に関する意思決定をないがしろにしており悪質さが際立つ」と不同意性交罪の法改正の趣旨に沿ったものとしながら、下限である5年となったことに、十分な量刑といえるのかと批判。これはそうだと思う。
 ただ、少女が「やめて」と言うまで、特段の拒絶の意思表示はなく、被告が「同意があるものと誤信していた可能性が残る」と結論付けたことなどの疑問も残ると指摘している。
 被害少女は公判に出廷し、5時間にわたる尋問で、つらい体験を詳細に語らなければならなかったし、事件後、自傷行為を繰り返し、夜は眠れず睡眠薬を服用していることを明かしている。ほんとうに少女の勇気を受けとめたいし、「あなたは悪くない」というメッセージを社会全体で伝えたい。
 そして、通報の問題や、沖縄で続く基地被害、人権侵害をどう解決するのかをしっかり考えたいと思う。

 

2024/12/02

File8 追跡“PFAS汚染”

 変な夢を見るのは、こちらにきても変わらないなあ。もうちょっと、ゆるゆると眠りたい??? 今日は、朝からインタビュー①の整理をすすめ、さらに原稿づくり。なんとなく、感触がつかめてきたという感じはあるけど、まだまだ気が抜けない感じ。メールのやりとりをしたり、原稿化のために映像資料をみたり、しながらすすめる。

 こちらは、3時半になれば、どんどん暗くなる。4時半にはもうあたりは真っ暗だ。

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 あと、埼玉では、色あでやかな木々だったが、こちらはすでに冬の光景。まあ、12月だものなあ。

 夜には、今週末にある、相方のZOOMでの研究会の機材の設定のお手伝い。埼玉からもちこんだ機材もお貸しし、何とかうまくできそうな気配。便利な時代でもある。

 

 さて、土日のNスぺは、「調査報道 新世紀」。土曜日は「File7 気候変動対策の“死角”」で、「各国が公表している温室効果ガスの排出量よりも実際の排出量が上回っている可能性や、企業が投資する森林保護プロジェクトの効果“水増し”疑惑」を報じる。なかなか驚くような内容だが、最後は、企業の模索に焦点を当てたが、日本の後ろ向きさにもう少し迫ってほしかった感はぬぐえない。
 そして、日曜日は「File8 追跡“PFAS汚染”」。

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自然界で分解されることがほとんどなく永遠の化学物質と呼ばれる有機フッ素化合物PFAS。去年WHO・世界保健機関が一部の物質について発がん性の評価を引き上げたが、そのPFASが日本各地の水道水から検出されているのだ。国が暫定的に定めた目標値を大きく超える地域もあり住民から不安の声が上がっている。汚染源を探る住民、PFASを製造してきた企業、国内外の研究者への独自取材から“PFAS汚染”の全貌に迫る。

 自衛隊由来の各務原の汚染においての行政や自衛隊の対応や、大阪のダイキンによる汚染、そして、吉備中央町の活性炭廃棄由来の汚染など、かなり突っ込みながら欧州のとりくみなども紹介する。すごい内容で、とてもおもしろく勉強になったのだけど、不思議なのは、米軍由来をスルーしたこと。しかも、アメリカ本土では、スーパーファンド法の適応が米軍基地にもされ、修復義務がおわされているのに、日本は地位協定が壁となり、調査するできない現状がある。なぜそれをスルーするのかはとても不思議である。

 

2024/11/25

台湾有事で沖縄「戦域化」 米軍、南西諸島とフィリピンにミサイル部隊 日米、対中国の基本構想が明らかに 攻撃で周辺住民に犠牲の恐れ

 今朝もいい天気。

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 銀杏並木も少しずつ色づき始めています。

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 昨日はうまく眠りに入れず、ちょっと今朝はしんどい朝。うーん。

 

 今日は疲れた体をひきづって、職場で、先の企画の資料をあつめたり、読んだり、来月企画のメールをしたり、電話をしたり、原稿の下書きを読んでメールしたり、次に向けたとりくみをすでにすすめます。ただ、眠い。いっぱい考えなければいけないことがあるのに、なかなか、企画にまですすめていくことができないでいる。しっかり準備も必要だけど、決断も必要。ここいらで、しっかり前にすすめないといけません。

 夜、昨日は2時間、今日は1時間強のビラ折りの苦行。時間に余裕はなかなか生まれません。

 

 いろいろ考えないといけないことの多くって。

 今日のタイムスの記事だが、書いているのは共同。

台湾有事で沖縄「戦域化」 米軍、南西諸島とフィリピンにミサイル部隊 日米、対中国の基本構想が明らかに 攻撃で周辺住民に犠牲の恐れ(沖縄タイムス)
 台湾有事の際、米軍がミサイル部隊を南西諸島とフィリピンに展開させ、軍事拠点を設ける方針であることが24日、分かった。自衛隊と米軍は12月中に台湾有事を巡り初の共同作戦計画策定を目指しており、ミサイル部隊の展開方針を盛り込む。台湾の武力統一を排除しない中国に対抗する日米の基本構想が明らかになった。有事が起きれば広大なエリアが「戦域化」し、中国による部隊拠点への攻撃で周辺住民が巻き込まれ、犠牲となる恐れがある。日米関係筋への取材で判明した。……

 軍事当局は、軍事の論理で、相手よりも軍事的優位に立つことをめざして、戦略にしろ構想にしろがつくられるから、実際に、ミサイル配備の計画はすすんでいく。政治は、それを利用し、国民を煽り、動員し、相手を脅していく。軍備拡張は経済的な思惑もある。実際の戦争準備ということとはまた違う考えで話はすすむ。それでも、現場ではミサイル配備はすすむわけで、それだけに、この問題をどう考え、どう語るかはよく考えないといけない。まだまだわからないことが多いし、悩むことも多い。

2024/10/28

選挙結果、雑感

 今日は、朝から、いろいろ資料を集めながら、いろいろ考える。同時に、目の前にある仕事を、とにかくすすめないといけないので、気持ちを奮い立たせて、来月インタビュー①の起こし作業。しっかり、がんばる。

 相方の住まいの近くには、沖縄戦戦没者の碑があった。沖縄戦で、北海道出身者は、沖縄以外ではもっとも亡くなっていると聞いたことがある。地獄のような沖縄の地上戦での、北海道の兵士たち…。

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 選挙の結果は、ある意味、中間の新聞の情勢分析を読んで、想像していた、ほぼその通りになったという感じ。こうなったらつらいなあと感じながらのものだったので、実際の結果はほんとうにつらいもの。大きく言うと、「政治とカネ」の問題への怒りを中心に、自民党にお灸をすえようという感じの、保守政治の内部での票の移動が主たる側面で、そこに、小さいながらも、左右のポピュリズムへの流れも生まれているという感じなのかと思う。
 選択的投票と言うことがよく言われるが、小選挙区制が導入されて、最初の選挙からすでに28年ほどたって、一般の有権者のなかで、動きとして選択的投票をするようになっているのは否定はできない。しかし、いまのように立民の政党としての動向が、国会での法案への態度をみてもかなり右寄りになってしまっている(もともと右寄りだったのが、世論の力で、左に接近していたのが、再び右に回帰したという面もある)もとで、選択的投票は、結果として、思いと違うことになってしまうし、選択肢を狭めることになる。だけど、選挙制度が小選挙区であるかぎり、そうした流れが全く必要でないかと言うと、それもまた難しいところ。適切な基準なり、適度なバランスなりが見つけられていないのが現状でもあると思う。
 それでも、小さな政党で伸びたところは少なくない中で、うちはどうなのか?
 政策論戦の点では、「政治とカネ」の問題を中心に、これほど、選挙中の議論をリードした選挙はないのではないかというぐらいの奮闘があったし、そのことが、与党の過半数割れを生み出したことは誰も否定でできないと思う。
 だけど政党としての選択が、なぜうちにむかわないのか。比例得票は直近の国政選挙である2022年参議院選挙と比べると、361万8000票(得票率6.82%)から336万2000票(得票率6.16%)への後退。前回総選挙は400万票を超えてたからさらに大きな後退である。出口調査を見ると、若い人の投票が少ないという調査もあるが、全体として後退を示す調査もある。

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 党と有権者のむすびつきの弱まりというか、パイプが細くなっているのはそうだと思う。選挙中、中堅からある組合の活動家と話していて、なぜ、もっと、組合でむすびついている人に党が見えるようにしないのかと言われたことがある。共産党の主張も、姿も実際には多くの人にとどいておらず、共産党を選択肢として考えている人がそもそも少なくなっているということがある。そのことが若い人ほど顕著になっている。
 ではそうすればいいのか。SNSなど若い人が目にするような情報発信とか、若い人がとっつきやすいような切り口とか、わかりやすく言い方とか、いろいろ大切なことはある。SNSなど、ボクももっと真剣に、いろいろな人に伝わるような、そして、むすびついていけるような活用を考えないといけないとは、反省させられる。いそがしさにかまけて、とてもちゃんとした活用とは決して言えないと思っている。
 そのことを前提だけど、問題は、そう単純じゃない面もありそう。「政治とカネ」一つをとっても、嘘、裏、いってみればルール違反への怒りはあっても、根本的に問題を解決するためには、企業団体献金の禁止が必要だという認識の共有はなかなか難しい。ましてや、経済政策や外交・安全保障での共産党の主張を理解してもらうには、粘り強い説得も必要で、努力も時間もいることなのかもしれないということ。ある意味で、一般世論とは乖離がないわけではない。だけど、わかりやすさや、とっつきやすさは大事だけど、大事な点で、主張がぶれてしまうと、いろいろな混迷がおこることも、最近、目の当たりにしていることでもある。ただ、これをどうすすめていくのかという鉱脈は、見つかっていない。
 その際、大事だなあと思うのは、有権者・市民・国民の側も、政治への不振や不満の解決の方法を見いだしているわけではないようにも思える。だから、いろいろな揺れも、もっと言えば、政治離れのような状況もあるのだと思う。だからこそ、しっかり、伝えるべきことを伝えながら、いっしょに考えるようなとりくみが今こそ大事かなあと思う。それはある意味シンプルだけど、高齢化が、有権者との結びつき、パイプを弱めているのであれば、そこの打開も難しく、模索し、手探りですすめる以外にない。参議院選挙も都議選も、ほんとうに厳しいものになる。だからこそ、しっかりとがんばりたいとも思う。

 

 

2024/10/23

「在日米軍の性暴力根絶のために」

 工場籠城2日目。何とか終了までもっていく。原稿はいずれも、刺激にみちた、読み応えのあるもの。でも、執筆者に無理ばかりかけてしまって、編集者として、もっとしっかりできることがあったのではと反省ばかり。オーバーワークってことを理由にはできません。加齢は理由になる?(ウソ。苦笑) いずれにしろ、なんとかしましょうね。

 

 今日も、暑かったなあ。ここまで、気候が変なのに、なぜ、気候変動の原因になっている原因と対策について議論がすすまないのか? うーん、大谷の50-50のボールが6億6000万円というニュースもいいけど、温暖化が、1・5℃に抑えられるのに逆行する日本政府の動きや、それに対し、選挙でどのように議論されているのかが、なんで、ニュースや報道番組でもとりあげられないんだろうか? 

気候危機を打開する日本共産党の2030戦略

 こういうのもぜひね。

 

 昨日は、平和委員会の【連続講座ジェンダー平等と平和 第4回】「在日米軍の性暴力根絶のために」を帰りの電車のなかで聴いていた。

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 秋林こずえさんのはなしは、聞きたかったけど、これまで聞く機会がなかったので。聞いて、とっても勉強になりました。何と言っても、秋林さんは、沖縄で繰り返される米兵による性的暴行事件をはじめ、日本に駐留する米軍の性犯罪の問題にとりくんでいる方。その実態にあらためて、心が痛む。同時に、平和構築においてジェンダーの観点は欠かせないことを、あらためて考えさせられる。家父長制というかミソジニーというか、と軍事主義の関係、そこから軍事力によらない安全保障の展望も見えてくる。ジェンダー平等への視点、フェミニズムから学ぶべきこと、少し、ほかの仕事にかまけていたけど、もっと、企画でも大胆にやんないとと反省させられる。

2024/10/09

沖縄1区は乱戦 れいわ含め5人が立候補へ 「オール沖縄」は票の分散を警戒 3連敗中の自公は「好機」

 掃除をぜんぜんできていないから、部屋がいろいろ汚くって、落ち込む。ちょっとものを移動させると誇りが……。もうちょっと、きちんとした生活ができないといけないのだけれども。

 今日は、提稿を2本。インタビュー③の起こし・整理作業を引き続き。会議もあった。眠気とのたたかいの一日。

 

 解散となり、いよいよ選挙だ。

沖縄1区は乱戦 れいわ含め5人が立候補へ 「オール沖縄」は票の分散を警戒 3連敗中の自公は「好機」(沖縄タイムス)

 衆院選が間近に迫り、県内選挙区は慌ただしさを増している。那覇市を含む沖縄1区では、5人が立候補に名乗りを上げた。現行の区割りとなって最多だ。名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力は4区と並び、1区でも分裂選挙の見込みで「票の分散は免れない」(同幹部)と警戒感を強める。一方、1区で3連敗中の自公側は「好機が舞い降りた」と色めき立つ。……

 共産党の小池さんが明らかにしているが、れいわの高井崇志幹事長が、沖縄1区、東京14区、神奈川2区と、埼玉13区での「候補者調整」を要請してきたそうだ。いわば「沖縄1区に立ててほしくなければ、他の候補者を降ろせ」と。そもそも、山本太郎は「野党共闘しない」と繰り返し言ってきた。ところがこういう駆け引き、取引をやってくる。実は、「総選挙近し」の情報が流れた昨年6月にも、沖縄1区、東京20区、京都1区、大阪5区で候補者を決定したと伝え、候補者調整を求めてきた。そのとき、ちょうど、ボクは国会に取材で行っていて、赤嶺さんと話をしていたときだった。そのときも、共産党の重点小選挙区を標的に、沖縄1区の交換を求めてきた。筋のとおらないというか、謀略にも近いような、取引を求めてくる。しかも、「オール沖縄」がなぜ生まれたのか、その経緯もふみにじる。ほんとうに、正々堂々、どんな日本にしてくのか、そのときに野党はどのような役割をはたすのか、正面から問いかけていくということしないないのだろうと思うけど。

 

 今年の夏は、実は思うところがあって、縄文遺跡をいくつかおとづれた。おもしろかったし深まった。ちょっと勉強して、企画にもして、と思っていたけど、なかなかね。少々、お待ちを。

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