沖縄

2025/10/06

遺骨はある 海底炭鉱で待つ183人

 今日は午前中は病院。この年になると、いろいろな体の変化や不調がいろいろなところで出てくるという典型。午前中いっぱいかかる。とにかく、しっかり病院にかからないといけないけど、面倒は面倒。どこまでがんばるか? 難しいところ。

 

 朝から暑い。朝顔は今日も咲いている。

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 職場で仕事。今月原稿の追及ややってきた原稿についての今後の相談や、今後の資料読み、発注のお手紙書きなどなど。結構、仕込みもいろいろあわただしい。ただ眠い。孫相手疲れもやっぱりある。老人はつらい。

 録画していたテレメンタリープラスの「遺骨はある 海底炭鉱で待つ183人」を見た。

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戦時中に朝鮮半島出身者を含む183人が水没事故で死亡した山口県宇部市の「長生炭鉱」。 市民団体による遺骨収集調査開始から1年余、ついに遺骨が発見された。 日本の朝鮮半島植民地化政策や、戦時下に国策として進められた石炭増産を背景に起きた水没事故。 市民団体は「遺骨が出てきたことでステージが変わった」と訴える。 一方、国は遺骨収集に慎重姿勢を崩さない。83年ぶりに日の光を浴びた遺骨に今の日本はどう映っているのだろう。

 前回、別のドキュメントを見たときは、とりくんでいる人の執念を感じたけど、あらためて、亡くなった人たちの無念さ、残された遺族の悔しさや悲しみをとてもすごく感じた。映像でうつされた靴と人のような形のものは、ご遺骨なのだろうか? ガマフヤーは3人の遺骨と明言していた。DNAもとれるのでは? 韓国では80人のDNAを用意している。無責任な態度しか示さない政治の責任。矛盾だらけの政治。この政治と言うものあらためて問わないといけないと強烈に思う。

 

 政治の先行きは見えないなあ。国会はいつから? 組閣はどうなるのか。本格論戦はまだまだ先だなあ。国民の苦難対策はどんどん先送りされる。

 中秋の名月はこんな感じ。

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2025/09/06

前衛10月号ができています。

 早朝仕事スタート。

 最初は、さわやかな涼しさ。秋が近いのかなあとも。

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 ただ、終わるころには、汗びっしょり。まだまだ暑いです。

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 その後、2時間ほど二度寝してしまった。

 なんだか、体はいろいろな部分は、いろいろ、少しずつ、調子が悪くなっている感じ。顕著に、ひどいところはないけれども……。言い換えれば、体をいろいろ鍛えろということでもあろう。そういう生活改善を、来週から少しがんばろうかなあ。

 その後は、インタビュー①の原稿づくり。だいぶ、形はできてきた感じ。明日完成させて、仕上げにかかりたい。

 

 前衛10月号ができています。

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 私が担当したのは、まずは、高良・赤嶺対談。沖縄の選挙結果については、いろいろ言う人もいるけれど、私は、ものすごく教訓にみちていると思っている。そしてそれを主導した最大の力は、候補者のがんばり、それと一体となった支持者の奮闘だなあ。

 

 ほかには、障害者自立支援法訴訟の「基本合意」から15年。当時は、介護保険との一体化がめざされれいたわけで、その介護保険のその後から、「基本合意」の意義と、「骨格提言」実現をめざすとりくみの必要性をあきらかに。そして、生活保護の「いのちのとりで」裁判の最高裁判決の意義、根本的転換の必要性を、あらためて、朝日訴訟以降の歴史をたどりながら、今回の判決内容、たたかいの教訓も含め、全面的に。この2つは、しっかり力にしたいもの。

 担当以外ではアイヌの論文がおもしろいです。ぜひ。

2025/09/04

南西諸島での展開を視野 すでに訓練を実施、沖縄に配備へ 米軍の最新地対艦ミサイル「ネメシス」

 北の国から関東に戻る。今日から涼しいから大丈夫と言われていたけど、やっぱり暑さは全然違う。

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 飛行機で東京について、その足で、資料の収集のために浦和に。自宅に戻って、インタビュー①の原稿づくり。途中、今月企画の相談のメールのやりとりを永田町方面とも。自民党の総裁選の動きも気になるところ。あんなにくだらない自民党の内部の抗争をメディアはダラダラと報道し続けるのだろうか? とくかく政治に求められていることがまともに議論されることなく時間がすぎていく。

 だけど、こちらの議論も気になるところ。緊急にすべきことを強く打ち出すのもちろんだけど、同時に、これだけひどい政治の根源にあるものを問いかける論戦も必要だ。もちろん、後者は結構、国民意識との乖離があるのが難しい。多くの人ときょうどうできることと、根源的な議論にどう橋をかけるのかは、ふるくて新しい問題。いまは多様化がすすみ、そのぶん議論の軸がずれているかたよけいに難しい。そこをどうするのか? ここで、知恵をしぼり、知恵を集めきれていない感じだなあ。ここはがんばらないと。

 

 軍事要塞化の問題も同じ。北の国の演習所では、ものすごくひっきりなしの実弾発射訓練が続いている。一方で南西諸島では……

 

南西諸島での展開を視野 すでに訓練を実施、沖縄に配備へ 米軍の最新地対艦ミサイル「ネメシス」(沖縄タイムス)
 米軍の最新型地対艦ミサイルシステム「NMESIS(ネメシス)」が7月、沖縄に展開していたことが分かった。ネメシスの国内展開は初めてとみられる。米海兵隊関係者などによると、2025年度内に米軍キャンプ・ハンセンを拠点とする第12海兵沿岸連隊(MLR)に配備する方針。海兵隊は南西諸島への展開を視野に入れており、反発も予想される。

 在沖米海兵隊第3海兵師団によると、ネメシスは7月10日、沖縄に到着した。新型の防空統合システム「MADIS(マディス)」も同日、沖縄に運び込まれた。すでに訓練を実施しているという。

 こういった装備は海兵隊と陸上自衛隊が9月中旬から始める日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン25」で、石垣島への展開が計画されている。米軍は近年、石垣や与那国など離島へ装備を展開しており、海洋進出を強める中国をけん制する狙いがあるとみられる。……

 関係者によると、沖縄には26年3月から12MLRに6基を配備する見通しだそうだ。現行のハイマースをネメシスに切り替える方針だという。自動目標管制システムも搭載され、無人化が進む。当然、自衛隊との連動の訓練もすすむのだろうなあ。北の国にも近いうちにやってくるには違いない。急速にすすむ日本の要塞化、軍事化。ほんとうに、9条を持つ国にふさわしい外交というものがもとめられているし、なんでも軍事優先で解決しようという思考の歪みを告発していかないといけない。

2025/09/03

あたふたと生き、あせって歩くのが実際だなあ

 そろそろ、夏の疲れがどどっとでそうな感じ。北の国は、涼しかったり、少しだけ暑かったり。こっちにいているあいだに体力を回復しておきたかったけど、明日の昼には灼熱地獄に舞い戻りかあ。腹据えてがんばんなきゃ。少し仕事を休むだけで、ものすごく追い込まれ感。余裕のなさ…。なんでこんな働き方なんだろうか。なんとかしなきゃ。

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 とりあえず今日は、午前中は、人の話を聞く仕事。いろいろ考えなければいけないことが多いなあ。ほんとに課題が多い。すぐにいろいろ手を付けられていないことの多さに落ち込む。他雑誌のラインナップを見て同じように落ち込む。これもなんとかしなきゃなあ。

 さらに、なかなか先が見えなくなってきた。確実に年金生活に移行するのに、いったいどこに住んで、どのように生きていくのやら…。

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 川瀬さんの碑は、時速四キロの人生か。ボクの歩くスピードもいまはもう三キロほどかなあ。そういう人生をめざさないといけないのに…。あたふたと生き、あせって歩くのが実際だなあ。

 

 昨日の追加。もちろん、矢臼別の平和運動も、いまはかなり仲間内の運動という印象があるなど、限界や問題点もあるとは思う。だけど、たとえば清末さんの9条・24条論のように、同時に、それを乗り越えようというような知的営みもある。そうした、知的営みが広がる場になることが、一つは大事な感じがする。

 

 さて、九月一日は関東大震災があり、二、三日には朝鮮人虐殺が大きく広がる。ことしは、それにかかわるところには行けてないし、その書き込みはないなあ。

 そして今日は、由美子ちゃん事件七〇年。嘉手納の海岸で暴行された六歳の幼女の遺体が見つかった事件。逮捕された米陸軍のアイザック・ハート軍曹は 一二月に軍法会議で死刑判決が言い渡され、アメリカ本国へ。アイゼンハワー大統領が六〇年、仮釈放を認めない条件を付けて四五年の収監に変更。ところがフォード大統領が覆し七七年に仮釈放されていた。その後八四年に亡くなっている。ハート軍曹はずっと「私は政治の犠牲になった」と主張していたそうだ。

 忘れてはいけない事件が多すぎる。

 今日はインタビュー①の起こし整理作業を続きをすすめた。明日から原稿づくり。三日でつくらないと。その後、平井さんの本を読む。重いなあ。苦しいなあ、ある意味で落ち込むなあ。ちゃんとしないといけない。

2025/08/23

[鉄の暴風 吹かせない][戦後80年]日本軍 沖縄の住民虐殺

 昨日は工場籠城。今日は、早朝仕事スタート。トラブルも続きます。相当、疲労が蓄積しているから、ほんとは2度寝がしたかったけど、2度寝に失敗。今日は最低限の家事をすませ、今月号のゲラの最後のやりとりをすすめるのと、来週予定されている、来月インタビュー①の内容を決めるための資料読みを朝から必死でがんばる。眠気もありたいへんだったというのもあるが、あっという間に夕方になってしまうのに、呆然とする。ほんとは、せっかく自宅で作業しているのだから、もっといろいろ自宅にある資料等の整理などもしたかった。なのに仕事は十分進まないで、自分の思いの半分ぐらいしかすすまない。精度とスピード、年相応のことしかできないのだろうけど、少しでも、少しでも何とか前に……。うーん。明日もがんばらないと間に合わない。

 朝顔ももう一つ、元気がない。

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 とにかくここ数日、心身共につかれているのには、「つどい」のしんどさの流れととも、いろいろな議論を前に、いろいろ悩んでいるということもある。罵倒言説のひろがり……。しかも、罵倒を批判するということで、罵倒をくり返す。罵倒には、とにかく相手を詰め倒すというおkとがあるだけで、ち密な論理はない。自分や自分のまわりもふくめ、そうした「文化」みたいなものが、じんわり浸透していることへのしんどさと、それがなかなか自覚化されないことへのしんどさ。言論を生業としている人間として、ほんとうに冷静な議論が、ち密で深い議論が、どこまでできているのか、自分もそうだけど、やっぱりよく考えたいし、考えてほしいところでもあるのだけど……。

 

[鉄の暴風 吹かせない][戦後80年]日本軍 沖縄の住民虐殺(沖縄タイムス)
 米軍による激しい砲爆撃「鉄の暴風」が吹き荒れた1945年の沖縄戦は「味方」であるはずの日本軍によって、多くの住民の命が奪われたことも大きな特徴の一つだ。しかし戦後80年の今年は、政治家から「日本軍が沖縄の人たちを殺したわけではない」との発言が飛び出すなど、史実をゆがめる動きも目立った。県内各地で発生した日本軍による住民虐殺の事例や証言を踏まえ、軍の加害責任に目を背けたり、矮小(わいしょう)化したりする歴史修正主義にあらがう。

軍人軍属を問わず標準語以外の使用を禁ず 沖縄語を似て談話しあるものは間諜(スパイ)とみなし処分す

スパイ視や非国民視

住民守らず命奪う 組織的蛮行

防諜違反取り締まり 第32軍方針

 沖縄戦中、県内各地で日本軍による住民虐殺が相次いだ。中でも、住民をスパイ視・非国民視して殺害したケースが多数確認されている。

 スパイ視の理由として(1)日本軍陣地付近にいた住民について、スパイが情報収集していると誤解した(2)日本軍からの尋問に答えられなかった聴覚や精神に障がいがある人々をスパイと誤解した(3)県外出身兵が理解できない沖縄語を使用した(4)米軍の投降勧告ビラを拾って持っていた人をスパイ・非国民視した-などの事例がある。

 投降しようとした人は軍民問わず処分の対象に。米軍に保護された人や米軍への投降を促した人、日本軍を批判する言動をしたとみなされた人も殺害された。壕内で泣く乳幼児が日本兵に殺害される事件も起きた。

 住民虐殺の背景には、沖縄戦を指揮した第32軍の方針があった。

 1944年11月、第32軍が作成した「報道宣伝・防諜等に関する県民指導要綱」では「軍官民共生共死」の方針の下、「防諜違反者の取り締まりの強化」に取り組むことを明記。米軍上陸後の45年4月9日には「軍人軍属を問わず標準語以外の使用を禁ず 沖縄語を似て談話しあるものは間諜(スパイ)とみなし処分す」と発令している。

 第32軍の防諜警戒の姿勢の根底にあったのは、日本軍の県民に対する不信感や蔑視・差別意識だ。住民のスパイ行為に警戒するよう通達も出され、その意識は兵士の中にすり込まれた。住民をスパイ視し、虐殺・迫害する蛮行は組織的なものだったと言える。……

 沖縄では、歴史修正主義の、ほんとうに酷い保守派の言説に、冷静に事実の検証が、みんなの力でおこなわれている。その大事さをあらためて、考えさせられる。

2025/08/10

矢臼別平和盆踊り 「矢臼別物語」 「琉球・沖縄における性暴力と継続する植民地主義」

 昨日は、朝から矢臼別へ。今年も平和盆踊りです。ドーンという155ミリ榴弾砲の爆発音のなかの平和盆踊りって!

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 お昼前について、準備作業も。あと、平和資料館で、「矢臼別物語」も見ました。知っている人がいっぱい出てきて!

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 矢臼別は北海道、知床・阿寒連峰から根室・釧路まで広がる根釧原野の一角にある酪農地帯。
 この原野のほぼ中央、別海、厚岸、浜中の三町にまたがって、総面積1万7千ヘクタールにわたる日本一大きい陸上自衛隊矢臼別演習場がある。
 1962年、政府によってこの地に演習場を設置することが決定されたあとも、立退きを断固拒否、先住開拓民としてど真ん中に根をおろし、存在することで反戦・平和を訴え続けた地主たちがいた。
 55年以上続いている夏の「平和盆踊り」、暮れの「平和もちつき望年会」、自衛隊の監視活動、1995年から始まった米海兵隊移転訓練の監視活動等──。演習場の中の民有地はいつしか平和運動の“聖地”に。独立プロ名画保存会の代表もつとめる山本洋子監督が、矢臼別に集い、つながりあう人々に密着したドキュメンタリー。(ネットコラム「映画の時間」作品資料より)

 映画。見てよかったです。元気をもらいました!

 

 今年の平和盆踊りは、なぜかKさんのお好み焼きブースに夫婦でべったりのお手伝い。

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 用意した分はほぼはけて、結構の達成感。ずっと立ちっぱなしだったので、今日は腰が痛い!

 結局、最後は日本酒を一杯飲んで、昨年のように酔っぱらいましたけど。申し訳ないです。

 笠井前衆院議員や、F先生、となりのブースにはO先生、撮影に来ていたMさんとか、いろいろな人に会え、また、新しく知り合いになれた人もいて、とっても楽しかったです。レジェンドにお会いできたのも感激。

 

 今日は、午前中、少しだけお片づけをして、それから人を送ったりもして、釧路のアパートへ。

 午後からは、日本軍「慰安婦」問題を記憶・継承する会 敗戦80年企画「琉球・沖縄における性暴力と継続する植民地主義」に「オンライン参加」

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 高里さんの話は、日本軍部隊の後方施設としての慰安所の話を沖縄戦をふりかえりつつ、そして、戦後の沖縄の女性たちの性暴力に直面しながらの困難と苦悩を、その構造的性暴力との現在まで続くたたかいを! 討論、そして髙良さちかさんのメッセージもすごかったなあ。 参考に、今月のインタビュー原稿の原稿づくりの方向も考える。眠くって、腰が痛くってたいへんなんだけど。がんばります。


 

2025/08/05

幹部自衛官の好きな幕僚が八原とは……!

 ほんとに暑いなあ。

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 朝顔も、もう一つ元気がない。何とか元気を出さないと。難局を乗り越えるにはパワーが必要だぞ!!!

 今日は、とにかく対談①の起こし作業。ポツポツ夏ならではの取材にも出かけるので、作業時間をつくるのも大変。まあ、夏、休みをとってどこかにいくわけでもなく。釧路での作業があるていど(平和盆踊りがあるかな。手伝いますよ!)。

 あとは、原稿の確認メールなどなど。企画の相談に少し出かけたり。

 

 作業のために、少し前の新聞記事をみていたら、通常国会での赤嶺さんの質問で、陸上自衛隊の幹部候補生学校が、沖縄戦で「戦略持久」作戦を実行し多大な住民犠牲をもたらした旧日本軍の第32軍を肯定する学習資料を作成していたことを厳しく批判し、資料の使用中止を求めましたという記事があった。そこで紹介していたのが、防衛省編集協力の広報誌『MAMOR(マモル)』22年3月号の幹部自衛官500人を対象にした「好きな幕僚」アンケート調査。上位6人を旧軍幹部が占めていて、5位は第32軍で持久戦継続決定を主導した八原博通!。1から4位はどちらかというと歴史上の人物だから、生々しい幕僚としては八原があがるとは。彼は、沖縄での持久戦を展開するため、住民を南部に追いやり、大量の住民犠牲を生じさせた張本人。自衛隊教育が、旧軍の加害の歴史を伝えないこととともに、旧軍への肯定的な認識を広げている結果かと、暗澹たる気持ちになる。沖縄を旧軍は守ったと同じ論理か……。

 今話題の、週刊新潮の「創氏改名2.0」を読む。信じられないような排外主義も驚くが、同時に、南京虐殺はなかった、慰安婦はいないなど歴史修正、歴史否定が公然とおこなわれている。ほとんど箸にも棒にも掛からないようなデマが、10万部の発行部数の雑誌で垂れが流されていることもあらためて考えさせられる。ボクの仕事なんて、その影響はほんとに小さなものなのだけ、でもなあ負けられないし、諦めてはいけない。つくずく考えさせられる。

 

2025/07/10

博士課程への生活費支援「日本人に限定・留学生は除外」が国益を損なう理由。そもそも“給与が出る”世界のスタンダードから日本は劣後

 ふむ。とにかく、回復と増強につとめるべし。

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 朝から座談会①の起こし・整理をできるところまで、すすめる。朝はなかなかエンジンがかからず、お昼あたりに、疲れと眠気のピークに。うーん、分量が超多いので、起こし・整理だけで、相当、時間がかかりそう。ほかの取材や仕事を並行してやるのも難しそう。ましてや、選挙活動はなかなか厳しいものがある。それでも、夕方には、ビラ配布。ふー。

 排外主義をめぐっては、いろいろなことが指摘されているけど、こういう問題も生じている。

 

博士課程への生活費支援「日本人に限定・留学生は除外」が国益を損なう理由。そもそも“給与が出る”世界のスタンダードから日本は劣後(東洋経済)

 文部科学省は6月26日、博士課程の学生に年間で最大290万円の経済支援を行う「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」を見直し、うち最大240万円の生活費相当額の支給対象を日本人限定にして留学生を除外することを決めた。同日に開いた有識者会議で方針を示して追認された。

 このSPRINGをめぐっては3月、自民党・有村治子参議院議員による国会質疑の中で、2024年度の受給者1万0564人中、4125人(全体の4割)が外国人で、かつ中国人が2904人(全体の3割)を占めることが明らかになった。有村氏は「国民の理解が到底得られない」として文科省に対し、変更を強く求めていた。

 SPRINGは制度上の位置づけが「奨励金」ということもあり、国が「お金を出してあげている」印象になっている。元をたどれば税金であり、中国に対してマイナスの感情を抱いている人も少なくないことから、ネット上では「なぜわれわれの税金で留学生を支援しなければいけないのか」「日本人への支援を優先するべきだ」といった批判が高まっていた。

 だが、優秀な人材の有力な進学先となっている世界の研究先進国と、日本の博士課程の状況を比較すると、今回の見直しはグローバルスタンダードから日本がますますかけ離れていくものであるという実態が浮かんでくる。……

 そもそも、博士課程出身者のキャリアパスが不安定で、先が見えないという現状があり、博士課程志望者が激減している現状がある。日本の学問研究の現場は、留学生によって支えられているという現状がある。結果の数字を見て、現状に対する検証がなく、ことがすすんでいく。

 もともと、SPRINGについては、制度的に欠陥がないのか、問題がないのかという点ではおそらくいろいろ意見はあるのではないか? 研究分野の選定や、成績優秀の評価のあり様とか、いろいろあるのだと思う。だからこそ検証が必要なのに。右派からの、一方的な言い分に、検証抜きで簡単に決められると、それは禍根を残すことになりそうだけど。そんな学問研究の危機など、政治も国も大きな関心はないように見えてしまう……。

2025/06/25

「被害証言に高度の信用性」米兵による性的暴行の事実認定 那覇地裁が懲役7年判決「生命の危機が生じかねない」

 昨日で工場籠城は終了。今月も、たくさんの人の協力で、なんとか終わった。昨日は遅かったので、今日はバテバテ。朝起きれなかった。夜は何度も目が覚めるのにね。職場に行って、まずはお金の清算など実務を処理。お話を聞いて、あとは、来月座談会①の設定に向け、いろいろ相談したり、資料を集めたり、来月の原稿のお願いのメールをしたり、出張の許可をもらったり、頭を完全に次に切り替える。

 いよいよ、参議院選挙。掲示板は少しずつ、参議院選挙仕様に姿を変え始める。

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 いろいろ思うところを頭で整理しながら、次に向かわないと。秋までそろそろ見通していかないと。だけどなあ、この企画大量生産地獄から、脱出しないとなあ。よくないなあ。

 

 沖縄の、隠ぺいされていた性暴力事件の判決が出た。

「被害証言に高度の信用性」米兵による性的暴行の事実認定 那覇地裁が懲役7年判決「生命の危機が生じかねない」(沖縄タイムス)
 沖縄本島中部で昨年5月、面識のない20代の日本人女性と性交しようと背後から首を絞め、両眼出血などのけがをさせたとして不同意性交致傷罪に問われた在沖米海兵隊上等兵の被告(22)の裁判員裁判の判決公判が24日、那覇地裁であった。小畑和彦裁判長は「生命の危機が生じかねないほど危険なもの」と犯行の悪質さを指摘し、懲役7年(求刑懲役10年)を言い渡した。弁護人は「控訴するか被告と相談し検討する」としている。

 被告は無罪を主張したが、判決は退けた。被害者の証言は「全体を通して高度の信用性が認められる」とし、証言通りの性交目的の暴行があったと事実認定した。……

 その量刑についてもいろいろ意見が出そう。宮城さんは批判している。隠ぺい、否認……。無反省。根源から性暴力の問題を考えないといけない。裁判所は、「被告証言」を認めた(重視した)。いずれにしろ、この事件がボクらの心にもちゃんと刻んでいかないと。

 ここのところ、企画でも、性暴力問題が続く。そんなに意図したわけではないけど、それほど、根は深いが、広がっている現実も、考える。

 

 玉木さん、外国人記者クラブで、記者から国民民主党が女性からの支持が少ないことをきかれ、「I have no idea(分かりません)」と苦笑いした後に、「Many people say that what we are saying is very complicated and it’s very difficult to understand(多くの人は私たちが言っていることはとても複雑で理解するのが難しいと言います)」と回答したそうだ。そのことに批判が高まり、会見では“it’s very difficult to understand for them.”と言ったが、本来は、例えば、“it’s very difficult to deliver to them.”というような表現を使うべきでした」と弁解。「英語が未熟なため、拙い表現をしてしまったことを反省しています」と。しかしまあ、玉木さん、ハーバードのケネディスクールに、2年だか留学もしている。日常会話につまるとも思えないだけに、ホンネなんだろうなあとも思える。

2025/06/22

沖縄戦を指揮した牛島司令官の辞世の句、日本軍中央が改ざん 沖縄での劣勢報告も 本土決戦へ戦意高揚狙う

 今日もやっぱり暑い日。

 朝から、団地の植栽の作業です。自分たちでできる中低木の剪定を、自分たちでやる作業。

 結構な運動量です。

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 続いて、7月にある市議選の地元の議員(深川ともかさん)の事務所開き。

 保育園時代のママ友にあって、少しおしゃべり。

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 頭がボーっとなりながら、午後からは提稿作業を2本。ゲラ読み、ゲラへの記入等々をすすめる。とにかく残るはあと1本。早く来い!!! 来月インタビュー①の資料を読み進め、内容などの相談のメールを送る。うまくすすみますように。

 まだまだ、精神的によくないなあ。

 

沖縄戦を指揮した牛島司令官の辞世の句、日本軍中央が改ざん 沖縄での劣勢報告も 本土決戦へ戦意高揚狙う【改変箇所の一覧あり】(沖縄タイムス)

 沖縄戦を指揮した日本軍第32軍の牛島満司令官が自決する前の1945年6月18日に大本営に送った「辞世の句」が、軍中央によって書き換えられていたことが21日までに分かった。書き換えは本土決戦へ向けた戦闘継続と国民の戦意高揚を図るのが目的だった。沖縄国際大非常勤講師の吉川由紀さんが国立公文書館アジア歴史資料センターが公開している暗号電報の訳文などから確認した。(社会部・知念清張)

 牛島司令官が書いた辞世の句は「秋ヲモ待タデ枯レ行ク島ノ田草ハ帰ル御国ノ春ヲ念ジツツ」で「田草(雑草)のような存在の私は先に死んでいくが、この先、日本が戦争に勝ち、わが国が安泰になることを願う」という意味の内容だった。

 それが、大本営発表を受けた26日付の新聞各紙では、田草が「青草」に書き換えられていた。

 青草は「臣民」の意味で、さらに「御国ノ春ヲ念ジツツ」が「皇国の春に甦らなむ」と改変されたことで「天皇の臣民に再び立ち上がってほしい」という徹底抗戦を呼びかけるものに変わった。……

 弊誌でも、お世話になった吉川由紀さんが、みつけたビッグな情報。牛島は沖縄戦に県民を巻き込んでいく諜報人。その牛島の死直前の発言さえ、日本軍が戦意高揚に利用する。その軍というもののえげつなさを痛感させられる。決して、軍は県民を守らない。川満さんが言うように、牛島司令官さえ、捨て石にされていた。戦争と言うものがどういうものかを、つくずく考えさせられる。しかも、そのねつ造・改変された辞世の句を自衛隊がそのままのせ、そして、教育に活用する。ただただ、おそろしい。そういう地点に日本はいる。

 

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