沖縄

2024/09/03

沖縄県の原告適格性、二審でも認めず 県は上告を検討 高裁那覇支部 新基地建設を巡る県と国の14訴訟で最後の係争案件 玉城デニー知事「残念」

 うーん。涼しいのはいいが、湿度が高い。突然、雨が降ったりとか……。

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 いろいろ企画で手をつけているものの整理をして、つまりきっていないものを詰めていく作業を進める。いろいろ資料を読んだり、少し、取材をしたりして情報を集める。午後には会議もあった。すこしずつ頭のなかが整理されてくる。とりあえず、11月10日選挙を想定して、いろいろ仕事を組み立てる(苦笑)。

 選挙をどのように迎えるかはとても難しい。野党共闘の現状もなかなか厳しい。野田さんならなおさらだけど、枝野さんも、時事通信のインタビューで、安保法制の根拠となった14年7月1日の閣議決定は「放置すると拡大解釈されるリスクがある」と述べ、対応が必要としつつ、集団的自衛権行使を容認した2015年成立の安全保障関連法について、「現状の運用は個別的自衛権で説明される範囲だ。法律は現状では問題ない」との認識を示したという。この認識のちがいが、先の国会での対応にでているのだろうか。共闘の原点が問われてしまう。もちろん、いまの選挙制度のもとで、自民党の悪政をゆるさないためにも、さまざまなレベルでの共闘は必要不可欠ではあるのだが、同時に、有権者とのあいだで、どのように政治を変えていくのか、そのなかみについて共通した合意がなされていかないと、共闘など前進しない。そういう議論が求められている局面。これから、選挙までの日々は大事だなあ。

 さて、

沖縄県の原告適格性、二審でも認めず 県は上告を検討 高裁那覇支部 新基地建設を巡る県と国の14訴訟で最後の係争案件 玉城デニー知事「残念」(沖縄タイムス)

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、大浦湾側の軟弱地盤改良工事に伴う設計変更を不承認とした沖縄県の処分を取り消した国土交通相の裁決は違法として、県が処分効力の回復を求めた抗告訴訟の控訴審判決で、福岡高裁那覇支部(三浦隆志裁判長)は2日、県に訴訟を起こす適格性がないとした一審那覇地裁判決を支持し、県の控訴を棄却した。新基地建設を巡る県と国の訴訟は計14件あり、これが最後の係争案件となっている。県は上告を検討する。……

 ほんとうに司法の状況に暗澹たる思いになる。どこまでのひどい。徳田さんの叫びのようなコメントが胸をうつ。法律の条文解釈は……憲法的価値を実現するものでなければならない。これを逸脱する。……憲法より下位の法律の解釈から、憲法上の権利である自治権を否定する下剋上解釈だ、と。この叫びのような訴えを胸に刻んで、前を向かないといけない。

 

2024/08/31

自衛隊、宮古・八重山や奄美に新拠点検討 2025年度の概算要求 訓練場や補給の適地有無を調査 2027年度には那覇に対空電子戦部隊

 早朝仕事スタート。雨は大丈夫かなあと思っていたら、途中で突然、激しい雨になったり、なかなかたいへんだったりした。

 もう少し、体を休めようと、早朝仕事の後、無理やり2度寝した。めずらしく、2時間以上眠ることができたようだ。とにかく、睡眠時間をふやす。とにかく、本を読んでいても、すぐ眠くなって、なかなか頭に入らなくなる。集中が続かない。それと、すぐに目がだめになる。その解決のためにも、まずは睡眠。夜の睡眠が悪いのはしかたがないから、せめて時間をって感じ。

 あと休み方をもっと知らないと。テレビを見るのも、何をするのも、これをしないとというのがないと、うまくできないので……。ぼけーっとすることはできるが、かなりの罪悪感をともなってしまう……。これから、いい、しっかりした人生をおくりたいものですし。

 今日は、メールのやり取りを少し多め。嬉しいやりとりもあったし。なかなか進まないやりとりもある。あとは資料を読み込む。取材に行くことも予定していたが、体調を考え、天候を考え、先のことをいろいろと考え、抑制した方がいいかなと。

 

 概算要求が出そろった。

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自衛隊、宮古・八重山や奄美に新拠点検討 2025年度の概算要求 訓練場や補給の適地有無を調査 2027年度には那覇に対空電子戦部隊(沖縄タイムス)

 防衛省が宮古・八重山地域や奄美群島で、自衛隊の運用基盤を新設するための調査に乗り出すことが30日、分かった。新たな訓練場や物資補給拠点などを造る方向で検討を進める。防衛省は同日決定した2025年度予算の概算要求に関連費を盛り込んだ。27年度に陸自の「対空電子戦部隊」を那覇駐屯地へ新たに配備する計画も判明した。(東京報道部・新垣卓也)

 同省は軍事活動を強める中国などを念頭に、南西地域の防衛体制強化を進めているが、軍事負担の増加につながるため、関係自治体への丁寧な説明が求められそうだ。……

 概算要求から何を読み解くのか。過去最大の117兆円規模で、なかでも、軍事費は、今年度当初予算と比較しても6000億円増の8兆5000億超え。そのメッセージはやっぱり強烈で、とりわけ、アメリカの戦略にそった南西諸島での軍事強化は顕著だ。しかし、沖縄予算はどんどん削除しているのに。概算要求全体の分析はこれからということになるのだけど、教育予算をみても、教員増予算を確保って言っても、自然減が前提で、それ以上に先生増やさない(つまり減っているということ)。正規以外のスタッフをいつものように重宝がるのだけど、正規教員は増えない。調整額を13%にと処遇改善をいっても、結局は、それが前提。これで、教員離れがなんとかできると思っているのだろうか。そういう認識でしかないことが危機だなあと心底思う。清末さんが、軍事主義はお花畑って言っていたけど、今度の予算から見えてくるのか、軍事も、教育も、たぶんそれ以外も、お花畑の現実離れした妄想予算としか思えない。

 

 

2024/08/26

連載「未完」の辺野古 「辺野古移設は最悪のシナリオ」 在沖縄米軍幹部の語った本音

 工場籠城終了。今月は、暑さに負けているのか、はたまた劣化がひどくなっているのか(そういってはいけませんね。限界や弱点をみすえつつ、精進しなくては)、やっぱり超スランプ。頭がしっかり働いている感じがしない。ここいらで、変わんなきゃ。じっくり休んで、じっくり考えるようにしなくてはいけません。

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 でもやっぱり暑いですよねえ。

 

連載「未完」の辺野古 「辺野古移設は最悪のシナリオ」 在沖縄米軍幹部の語った本音(朝日新聞)
 米軍キャンプ・シュワブ(沖縄県名護市辺野古)では現在、オスプレイ部隊などの駐留する米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を移設するための建設工事が進んでいる。今月中旬にはキャンプ・シュワブの面する大浦湾で本格工事も始まっており、滑走路を造るために湾内で埋め立てが行われることになる。実際に完成後の基地を使うことになる在沖縄米軍は、この辺野古移設計画をどう受け止めているのか。

 2023年11月上旬、在沖縄米軍が地元メディアなどを対象に沖縄の米軍基地についてブリーフィングを行っている最中のこと。在沖縄米軍幹部の次の言葉に、説明を聞いていた記者は耳を疑った。

 「我々はこの(普天間)基地を失い、辺野古の代替施設に移転しなければならないという最悪のシナリオに基づいて計画をしている」

 幹部はさらにこんな本音を吐露した。

 「純粋に軍事的な観点からはここ(普天間)にいたほうがいい」

 日米両政府が「唯一の解決策」と強調する辺野古移設計画。基地を使用することになる当事者が真っ向から異論を唱えたことは衝撃だった。……

 この問題を追いかけている人間からは常識と言えば常識でもあるのだけれども。あらためて、確認。米軍は普天間を手放さない。そして、辺野古の新基地は、できあがらない……。うそと欺瞞で、沖縄に困難と危険を押し付ける。そして、事故と事件は続く。ああ。

 あたまが冴えないのは、現実と、認識の乖離か。うーん。

2024/08/21

辺野古 大浦湾で着工強行 完成見通しなく海破壊 海底にくいを打ち込み

 やっぱり、今日も暑いです。夏の疲労はピークでしょうか。でも、まだまだ暑い日は続くのかなあ。

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 今日は、校正作業中心。引用チェックがなかなか大変。だけど、勉強になる。あとは実務。予期された「トラブル」(表現は的確ではない)があり、予期していたので、慌てはしなかったけど、いろいろ動いてもらわないといけないので、それはそれでたいへん。

 そのうえに夜は大雨。帰りに冠水していたところもあり、靴の中までびっしょり。夢にでしょうだなあ。

 

 新聞を読んでいて、戦争責任にかかわる記事に「?」。中立的、並立的な記述に驚く。日本の加害を正面からは問わない。だけど、それが社会の意識の中で普通になっているもとで、記事が出てくる。そのなかで、どのように訴えかけていくことが大事なのか。重い問いであるのだけれども……。

 

辺野古 大浦湾で着工強行 完成見通しなく海破壊 海底にくいを打ち込み(しんぶん赤旗)
 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐり、防衛省は20日、軟弱地盤が広がる大浦湾で本格工事に着手しました。政府は圧倒的多数の県民の反対の民意を無視し、「代執行」で県の権限を奪い、工事を強行しました。

 同日着手したのは、大浦湾北側の「A護岸」付近。大型クレーンを積んだ作業船が午後2時17分ごろ、金属製のくいを海中に投入し、約30分かけて打ち込みました。午後4時時点で計2本のくいを投入しました。作業船の近くには十数本のくいを積んだ台船が停泊しており、今後数日をかけて打ち込むものとみられます。

 現場では市民が船舶やカヌーに乗って海上で抗議するほか、付近の砂浜で「大浦湾の埋め立てをやめろ」「サンゴを壊すな」と声を上げました。……

 県民の声を聞かず、問答無用ですすめる。民主主義と地方自治の破壊以外何ものでもない。白藤さんが埋め立てるのは海ではなく、地方自治を破壊された県民の信頼だというのはそのとおりだと思う。

 とにかく考えなければいけないことが山積み。じっくり仕事をしないといけないのだけど。なぜボクはこんなに忙しいのだろうか???

2024/08/15

木原稔防衛相、終戦の日に靖国神社に参拝 韓国「時代錯誤的」と反発 :「ニライカナイには行けない」

 今日も暑い日。

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 夏だなあ。今日は提稿4本。職場で資料のチェック、執筆者とのやりとりなどなど。ちょっとずつ、ちょっとずつ。

 明日から、教育のつどいの取材で大阪の予定だけど、新幹線はストップ。飛行機を予約してあったのだけれども、その便は、まだ、どうなるかは未定。どうなるかなあ。困ったなあ。

 

 さて、

木原稔防衛相、終戦の日に靖国神社に参拝 韓国「時代錯誤的」と反発(朝日新聞)
 「終戦の日」の15日朝、木原稔防衛相は東京・九段北の靖国神社に参拝した。木原氏は参拝後、記者団に「尊い命を犠牲にされた皆様方に、哀悼の誠を捧げ、尊崇の念を表してきた」と述べた。私費で玉串料を納めたという。

 現役の防衛相としては岸信夫氏が2021年8月13日に、防衛庁長官では02年8月15日に中谷元氏が参拝した例がある。……

 ただでさ、あの戦争を賛美する神社である。しかも、その戦争などで天皇のために死んだ兵士たちを祀る神社に、無批判に、防衛大臣が参拝するということの意味を考えるべきだ。首相の参拝と同じような意味合いをもつ。この間、自衛隊の幹部が公用車をつかって参拝したことや、自衛隊員が組織的に参拝していたことが問題になったばかりだし、先日も、海自が遊就館で研修をおこなっていたという話もあったばかり。ちゃんと、批判しなければならない問題でもある。

 

 職場に行って、『世界』を回収し、さっそく「ニライカナイには行けない」を読む。涙してしまうのが情けない。自分の役割はしっかり向きあうことだしねえ。最後のニライカナイの話のくだりなど、ほんとに自分が問われてしまう。ハッとさせられるというか、ガツンとやられるというか……。そのぐらい厳しい話なんだ。うちでは別の沖縄企画をこの間、やったけど、それも厳しいですよ。言い訳の余地はない。それが沖縄の歴史なんだとあらためて思う。

 「生活支援」と「自立支援」の話。自立支援という言葉は、最初は、真摯に支援をすすめているケースワーカーさんがつくりだしたもので、もっと豊かって言うか、生活支援もその大きな柱だったのに、新自由主義とむすびつくなかで、どれだけ、貧弱な言葉になっていったのか。そして、それが、沖縄では、基地と暴力にむすびつく。うむ。 その基地のマッチョな暴力の世界の話は、上間さんと、『裸足で逃げる』のあとで、話したことがあるし、それを活字にしたことがある。本ではあえて触れなかった思うを、語ってくれて、その後『誰も置き去りにしない社会へ―貧困・格差の現場から』に収録した。その思いは、いっそうつらく厳しいものになっている。そういう世界(社会)をどう生き抜く、変えていく行方を見つけることができるのか。うーん、どこまでのしっかりしないといけない。

 

2024/08/12

9月号ができています

 結局、今日も、飛行機は大幅遅れ。トホホだけど。

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 デモ、涼しい北の国に少しでも長くいてのはラッキーだったのかも。

 なにしろ、戻ってきたら、これだもの。こっちが(;´д`)トホホ。

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 ゆっくり移動だから、とにかく仕事の資料を読む。戻って整理、買い物、外仕事、ご飯をつくって、洗って、提出原稿1本。

 結局、動いてばっかりの、出張からの休暇??? あまり体も、心も休んでないかも(笑)。明日も提出原稿4本ぐらいをすすめて、原稿1本書いて、資料を読んで、そこに孫がやってくるが大丈夫か???

 こっちに戻ってくると、一気に慌ただしくなる。暑いだけではないなあ。

 帰ってきて、いちばん、汚いなあ、臭いなあ。やっぱり落ち込むなあ。どうにかならないかなあ。いまの忙しさだと、コツコツと掃除ができるわけではないし、だけど、「ちゃんとできてない」と責められている感じもするし……。それでも、少しでもとは思うのだけど、現実に難しいのは、やっぱりボクの力のなさなんだろうなあと、やっぱり落ち込む。

 

 さて、遅くなりましたが9月号ができています。

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 志位さんのやつは、SNSなどでも、いろいろな方が紹介しているので、ボクの出る幕ではないでしょう(笑)。

 ボク的にいちばん、読んでほしいのは、赤嶺さん。被害者を置き去りにし、隠ぺいまでもすすめた、政府・外務省の責任。なによりも、沖縄県民が、戦後、どのような現実に直面し続けたのか、どのようにたたかってきたのか。ほんとうに魂のこもった訴えになっている。国会議員座談会は、政府与党は、とりわけ政治改革を結局、先の国会ではどのように対処してきて、それに対して徹底してたたかったのはだれだったのかということ、そして、安保・外交で、徹底して憲法をふみにじる政府をどのように追及したのか。核搭載が予定される戦闘機との合同演習の実情と、いったい何がすすんでいるのかを明らかにする論文も。2+2で、拡大核抑止が強調されているだけにタイムリー。パブコメに1万8000通の意見がよせられた、教員の働かされ方の問題、政府の言い分の無責任さを解明した藤森論文と、徹底して教員とりわけ若い教員の目線で、この問題をかたりあった座談会もぜひ!

2024/07/28

『沖縄県知事 島田叡と沖縄戦』と「島守の塔」

 日曜日は、やっぱり掃除デー。お部屋、キッチン、お風呂などなど。仕事がたまったりしているので、最低限だけど、お掃除はしましたよ。お掃除、お掃除……。

 それから、企画を考えるために新聞の整理を少し、来月対談①の起こし・整理と仕事をすすめる。うーん、なかなかたいへんだなあ。冷静に考えると、焦っていい(苦笑)。いろいろ話をすすめるべきことがいっぱいあるし。

 

 『沖縄県知事 島田叡と沖縄戦』を読んでいて、ずっと気になっていた、映像を見始める。今日は、「島守の塔」を見た。「沖縄県最後の官選知事である島田叡と元沖縄県警警察部長の荒井退造の目を通して、最後の沖縄戦における悲惨な実態を描いていく。出演は萩原聖人村上淳吉岡里帆香川京子ほか」。

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 この映画に感動した人もいるかもしれない。だけど、この映画はまちがった映画だ。沖縄戦の悲惨や、そのある面は描かれているから、ひきつけられる人がいるのだろう。だけど、島田知事や、荒井警察部長の描き方は、近い、戦争責任を問われなかった人々の証言にもとづいている。そこに歪みがある。北部疎外の描き方、南部の戦争動員の描き方、彼らと軍との関係……などなど。

 沖縄戦の教訓は、いまの沖縄のありようが、いますすんでいこととも直結する問題でもある。歴史認識ということの大切さとともに、よくよく考えたいテーマでもあるのだけれども。

2024/07/17

 【記者の傍聴記】「私は無罪」 被告の主張に驚き広がる 米兵少女誘拐暴行事件初公判 沖縄

 今朝は、今年はじめて白い朝顔。

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 もちろん中心はこの色ですが。

 

 午後あたりから、ぐっと暑くなる。ここのところ気温は少しおだやかだったので、これはしんどくなりそう。

 

 朝から5本提稿作業をして、ゲラを3つほど回して、実務もして……。そして、インタビュー①の起こし・整理作業をすすめる。結構、慌ただしい局面。

 

 【記者の傍聴記】「私は無罪」 被告の主張に驚き広がる 米兵少女誘拐暴行事件初公判 沖縄<上>(琉球新報)
「アイム・ノット・ギルティ(私は無罪だ)」。

被告が発した一言に法廷内でざわめきが広がった。2023年12月に発生した米兵少女誘拐暴行事件で、わいせつ誘拐、不同意性交の罪に問われている米空軍兵長の被告(25)の初公判が7月12日に行われた。那覇地裁が保釈を認めていた中で飛び出した被告の無罪主張に驚きが広がった。多くの報道陣と傍聴券を求める市民らが詰め掛けた裁判で何が起きていたのか。公判の詳報と今後の裁判の見通しをリポートする。……

 無罪の主張である。今回の事件の経過は、県に連絡がなかったということだけではなく、何から何まで、異様で、異常で、異例のことが続いている。基地の外のできごとで、ずっと被疑者は基地外にいるのに逮捕もされていない。起訴されてもすぐ釈放されている。そして、米軍はいまだ県民に対して謝罪していない。被害者は蚊帳の外で取り残されている。この事件、そして、一連の事件をいろいろと整理をしていて、ほんとうに驚くことばかり、悔しくって涙もでてくる。絶対に許せない。そういう事件だということ。

  タイムスには上間さんの2度目の寄稿がのった。

 女の子が米兵に狙われる島 私たち住民を守らない国 今日も沈黙するあなた 隠された性暴力事件【寄稿・上間陽子】

 ボクだって孫は2人女の子だ。狂おしいほどの気持ちはよくわかる。だから言葉が突き刺さる。

 

 毎日新聞で富山県内での配送を9月末で休止するとのこと。配送休止の理由は、印刷・輸送コストの増大と発行部数の減少。富山県内の読者には、デジタル版もしくは郵送での購読を勧めるそうだ。ちなみに富山県内の販売部数は840(朝刊のみ)。うーん。雑誌もそうだけど、新聞もリアルだなあ。わが社の新聞はどうなのか?

2024/07/14

米通報なし、日本は改善求めず 米兵事件、与野党「合意ほご」と批判

 うむ。昨日は、へんな夢を見た。自分が生理になって、ショックを受けている夢。いろいろなことを考えすぎか?
 今日も朝顔はこの色が続いた。

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 いい色ではあるけどね。

 

 今日も、座談会②の原稿づくり。だいぶ形になってきたかなあ。明日には仕上げにかかりたいがねえ。しっかり、手を入れてもらわないとなあ。

米通報なし、日本は改善求めず 米兵事件、与野党「合意ほご」と批判(時事通信)
 在沖縄米軍人による相次ぐ性暴力事件で、米側が日米合意に基づく通報手続きを守らなかったにもかかわらず、日本政府は「問題はない」との立場だ。米側に抗議や改善要求もしなかった。日本の捜査当局から外務省に連絡があったことを理由としているが、通報手続きが形骸化していることを露呈。与野党から「合意ほご」と批判が出ている。

 1995年の米兵による少女暴行事件を受け、日米両政府は97年3月、在日米軍が関わる事件・事故が発生した場合、米側が外務省などに速やかに通報することで合意。しかし、昨年12月と今年5月に発生した性暴力事件では米側から日本政府への通報はなかった。……

 山添さんは12日の会見で、米政府の対応を「日米合意に反する」と批判し、「通報しなくても合意違反に問われない。何のための合意か」と述べたそうだけど。実際のところは日米間で、どのようなやりとりがあるのだろうか。いつものことだけど、すべては秘密である。状況的には、県警の方は県との関係を、6年ほど前から悪化・警戒するようになっている。おそらく官邸からの何らかの動きもあったことを考えると、米との関係はどうなのか。日本政府からの通報なしないし、非公表の働きかけや、なんらかの合意はなかったのかも疑いたくなる。そして、いずれにしても、この問題は、政府のほうは大きく対応を変更しようという動きはない。そんなことを許しておくような、世論であってはいけないと思う。

 

 トランプ前大統領への襲撃など、嫌な事件が続く。うーん、民主主義はどこに向かうのか。

 日本の政治とカネ、Nスぺを見るが、よくここまで本質をはずせるなあ。

2024/07/13

いつまで米兵の獲物にされ続け、この国に見捨てられ続けるのか

 今朝咲いた朝顔もこの色だった。

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 やっぱり、疲れているのか、朝、すぐに起き上がれず。それでも、朝から、気合を入れて、座談会②の起こし・整理作業をすすめる。ひたすらパソコンに向かうわけだけど、途中で、人の話を聞く時間をつくったり。とにかく頑張って、いちおう目標のところまでは進行しているのかなあ。

 栃木の説明会の様子がいろいろ伝わってくる。そこでの保護者の主張は全てもっともなもの。県教委の説明は全く根拠もなく酷いもの。一方で、おどろくことに「これはあくまで案であり、決定ではない」と言っている。寄宿舎の今後を話し合うスタンスをみせないのに、「寄宿舎廃止という県教委の意見を出さないと議論にならないから出した」と、県教委の方針を提示する。その態度はあまりにも不誠実。

 さて。

いつまで米兵の獲物にされ続け、この国に見捨てられ続けるのか【傍聴記・上間陽子琉球大学教授】(沖縄タイムス)
 南国沖縄で小雨が降って冷え込んだクリスマスイブの日、アメリカ人のその男は、妻と喧嘩(けんか)をして気晴らしのためにドライブに出かけたのだという。公園に一人の女の子がいたので、大丈夫? と声をかけて、身ぶり手ぶりで自分の歳を教えてくれたその子に、私は米軍の特別捜査官だと言って、寒いから自分の車で話そうと女の子を誘い、自分の家に連れていった。

 家に着いてから、自分はその子に性行為はしたけど、その子の同意を得てやったので自分がやったのはレイプではなく、そもそも自分はその子が16歳未満だとは思わなかったので、したがって自分は無罪である。

 裁判所に高級車2台で乗りつけて、糊(のり)の利いたワイシャツ姿で法廷入りした被告は、弁護士3人に囲まれながら、...

 私たちは、この問題がいったいどういう問題なのか、心に刻まないといけない。「ここまで言わないと分からないのか? ……この国はなぜその事実を私たちに話し、この子のケアチームを立ち上げ、子どもを守れなかったという謝罪をしないのか。黙り通し、隠し通し、口先だけの沖縄の負担軽減を述べて濁す。それが暴力への結託ではなくて何なのか。私たち沖縄に住む子どもや女性はいつまで米兵の獲物にされ続け、この国に見捨てられ続けるのか」。この言葉が胸をえぐる。

 

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