経済

2020/01/22

パラサイト 半地下の家族

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 ぐうの音も出ないです。詳しく感想を書くと、ネタバレになっちゃうから、書かないですけど、ほんとうに、気持ちが「ざわざわ」して、この映画のことをしばらく考え続けてしまう。そういう見事な映画。韓国映画の構成のすごさだと思うけど、この映画はほんとうにそう。ポン・ジュノらしく、細部にまでわたっている。そして、そのことで、「格差」ということを強烈に意識させられる。しかも、妥協なく、その現実をつきづける。やすらぎも、涙もない。ラストの悲しさ、この気持ちを、自分はどう引き受ければいいのか。考え続けさせられる映画だった。

2020/01/08

トヨタが実験都市

 ニュースを聞いた時、あれ、これって中国の真似って正直おもった。自動運転など、AIを使った技術っは、トヨタはかなり遅れている。先端を走っているのは、おそらく中国。だけど、トヨタのことだから、いっそう純化した都市をつくるのだろうなあ。だけど、中国だからできると思ったら、日本の人権状況であれば、十分可能ということなんだろうなあ。おそろしい。

Img_01 正月のNスぺの録画をみた。「10 Years After 未来への分岐点」。この10年が世界の未来の別れだと。SDGsを語る時、楽観が漂う。環境については、そうだったな。企業活動の接点をさぐるような話。原因や責任をさぐる方向に議論は向かない。

 AIと軍事のところは少し面白かった。軍事利用がどんどんすすんでいる。ここでも中国だなあ。

 

 

 イランの報復。どちらも戦争はしたくないとこれまで言われてきたわけだろう。いまでも、本気でことを構えることはないともいわれるのだけれども、軍事に傾斜する動機はほんとうにないのか。きっかけはすでにはじまっているのだけど。どうなのだろうか。まもなく、トランプの会見ではあるのだけど。

2020/01/06

故郷喪失と再生への時間―新潟県への原発避難と支援の社会学

51q9ljlgjl_sx354_bo1204203200_  福島から新潟に避難した人を継続的に調査したものをまとめたもの。2年と少し前に出されている。避難者の自立を支える、それが災害支援のあり方として、新潟できずいてきたもの。しかし、原発事故の広域避難が、勝手がちがうことが徐々に明らかになる。突然、生活も、人間関係も、未来をも切り離される理不尽さ。そして、あきらめや葛藤、決断や、孤立、見えなくなる困難。さまざまな形で被災者の現実の困難が、隠されていく。なによるも、最終的な決断ができずに、宙づりのような形で、現在にいたっている。それを、政治の都合、時間軸で、支援がすすめられるというのが復興なのだろうか、そういう問いかけが、被災者の声とともに、ずっしりと胸に響く。いろいろ勉強になった。

2020/01/05

欲望の資本主義2020~日本・不確実性への挑戦~

 3753514 午前中いろいろ家事をやったあと、午後からインタビュー①をすすめるつもりだったけど、途中からは3日に見られなかった、BS1スペシャルを見た。新年の新聞の経済ものがあまりにも面白くなかっただけに、これは面白かった。現在の格差の拡大や、低賃金への目も厳しい。そうした、経済の現実を生んだ欲望の資本主義、しかし日本が追いかけてきた欲望とは、実際には、幻想であることも明らかにされている感じだなあ。アメリカは戦 争へと向かい、その一方で、世界の経済は、中国という怪物のシステムを生む(監視と評価の経済!)。とても刺激的。
 ボクの知識では、ぜんぜんついていってはいないのだけど、しっかり勉強しなきゃとも思った。未来へのとっかかりは、信頼か。ガルブレイスや鵜沢の経済であったりする。マルクス経済学には接続しないなあ(苦笑)。

2020/01/04

根拠のない楽観論

 経済界の首脳の年頭のコメントを読んでも、SDGsとSociety5.0で、日本の未来を拓く、日本は大丈夫だという感じが目だつ。新聞の経済社説も同じように感じる。経済的に、いまは安定しているという認識なのか? まったく見たくないものを見ないのか、視野に入らないのか。日本の経済の深刻さと異常さは見ていない。貧困、雇用の不安定などどこ吹く風。うーん、ちょっと驚きでもあるのだけど。それが、偏狭な「日本はすごい論」と奇妙に結びついている。財界までそうなのか。

 今日から仕事はじめ。腰痛で調子悪し。孫相手に頑張りすぎた? しっかり仕事して、普通に帰宅して、しっかり家事(主夫)もして。普通の生活が戻ってきました。今年も頑張れるかな。

 かつてお世話になったMさんの訃報が届く。病状は聞いていた。最後のご本にちょっとだけ協力。恩返しが少しでも。ご自慢の料理を食べたかったです。合掌。

2018/04/16

BS1スペシャル「ブレイブ 勇敢なる者“えん罪弁護士”完全版」

 いやこれは面白かった。

1 「無罪14件」。その実績に他の弁護士は「異常な数字」と舌を巻く。“えん罪弁護士”の異名を持つ今村核(いまむら・かく)は、20年以上も刑事弁護の世界で闘ってきた。過去に取り組んだ事件では、通常裁判の何倍もの労力をかけ科学的事実を立証し、えん罪被害者を救ってきた。勝てる見込みも少なく、報酬もわずかな「えん罪弁護」。それなのになぜ、今村は続けるのか?自身の苦悩を乗り越え、苦難の道を歩み続ける男に迫る。

 99・9%のモデルと言われているけど、まさにその通りの展開。現場の写真を何度もじっくりみて、そこから……。ドラマのように、モダンな法律事務所ではなく、労働問題が多い法律事務所の所属ですが(笑)。ここの弁護士さんは、うちの雑誌に何人も登場していますし。そもそも、日本の司法、刑事司法にはいろいろな問題がある。被告人の権利は守られず、検察と裁判所が一体になっていく……。その闇は、人権の根幹にかかわるし、それは民主主義にとっても、とりわけ重要であろうし。それだけにかっこがいい。その模索、自身の孤独のなかでの苦悩も迫ってくる。
 自由法曹団の人がどんどん出てきて、まあすごいこと。こんな人がいたのかというのもまた頼もしいなあ。

2018/04/11

連鎖する貧困

19 いちおう買ってきましたよ。ボクも、いわゆる貧困ジャーナリストにはいるのでしょうかね。それそうと、実際に、いま貧困を議論するのは相当難しい。正直、それで売れるものではないし。自己責任論は実は強まっている。そのなかで、どう議論するのか。
目次は、こう。
深刻化する子どもの貧困購読者限定
 アルマーニ騒動で浮き彫りに  広がる子どもの格差
塾にも通える! 支援に動き出した自治体
 貧困家庭をピンポイント支援
 自宅に食品を届ける「こども宅食」
前川喜平×湯浅誠が直言 やれることはたくさんある! 子どもを救う処方箋を示そう
 幼児教育の無償化より待機児童の解消が優先だ
新しい奨学金制度始まる
 給付型奨学金の拡充で未婚・少子化へ歯止めを
 探せばこんなに見つかる購読者限定給付型奨学金の活用術
会社規模が明暗分ける購読者限定
 高卒就職という選択肢
I nterview|慶応義塾大学准教授・中室牧子 「意欲の格差解消へ供給サイドに投資せよ」
富裕層は都心名門が好き
 首都圏|浮かび上がる公立小格差

階級社会化が進む日本  階級社会ニッポンの実像
 搾取され続ける絶望 ルポ アンダークラスの現実
 Interview 橋本健二・早稲田大学人間科学学術院教授購読者限定
 「最低賃金の引き上げがアンダークラスを救う」
 非正規は救われるのか始まった無期転換ルール
 アンダークラスに大打撃 切り下げられる生活保護費

 この特集もそう。よまなくっちゃいけないけど、なかなか難しい。ここで、湯浅さんか? 前川さんか? 彼らが語らないのは何なのか? なぜ中牧と親和するのか??? うーん。


2018/04/09

特別支援学校 減る寄宿舎

27657156_1746245292102875_511341137 1週間前の毎日新聞。相方さんが登場。せっかくだから記念に。大事な記事。全国新聞に取材記事としてとりあげられるのは、しんぶん赤旗以外でははじめて。以前、NHKではとりあげられたけど。記者が最初に接触したのは去年の夏、取材をうけたのが秋だから、相当時間がかかっている。掲載に向けた記者の努力には頭が下がる。同時に、なかなか障害児の問題はメディアでは取り上げられないなあと、やっぱり思ってしまうなあ。残念だけど。


2018/04/08

#失踪 若者行方不明3万人

 ブログを再開しようと思ったけど、なかなか書くことができないでいる。読んだものや、聞いたこと、見たことについて、どう考えたのかを、きちんと文章にしておくことが大事だと思っているけど、なかなか余裕がなく。しかし、そうなると、どうしても漫然とすごすことになる。うーん。
 さて、昨日のNHKスペシャル。

Thum_01 「ある日、突然、我が子がいなくなった」。今、突然“失踪”する若者が相次いでいる。警察庁によると、1年間に全国で行方不明となる人は約8万人、4割を『10代、20代の若年層』が占め、年間3万人を超えている。取材班は、失踪した我が子を探す家族を取材。さらに、若者にSNSで相談にのるNPOの協力も得ながら失踪した若者たちへの接触を試み、その過程を記録する。取材からは、SNS上に「裏アカウント(裏アカ)」をいくつも持ち、親や友達さえも知らない“匿名”で「本当の自分」をさらけ出し、見ず知らずの人間と簡単に接点をもっていく、新たな“失踪空間”の実態が見えてきている。さらに番組では、若者を対象にした大規模アンケートを実施、親が知らない若者たちの実像にも迫る。9人の若者の命が奪われた座間の遺体遺棄事件を受け、今年3月、国はSNSで若者の相談にのる団体の支援に乗り出した。いつ何時、犯罪に巻き込まれるか分からない若者たち。これまでの“家出”とは異なり、若者が次々と姿を消していく新たな“失踪社会”の実態を追跡する。

 若者の背景には迫らなかったから、どうもすっきりこないのだろう。まずは、おこっていることを伝えている。その起こっていることは、鈴木大介さんの『家のない少女たち』から大きくは変わってないのかなあとも思う。この本は10年前、ちょうど青少年への取り締まりが厳しくなり、少年少女たちの行き場がなくなり地下に入っていく時代。その闇はいまなお、いやいっそうを深くなっているのか。。たしかにSNSでスピードがあがったり、闇は広がったが。
 番組で登場する橘ジュンさんの話を聞いてからも10年ぐらいたつのかなあ。『漂流少女』が8年前だからそのころだったか? 彼女たちの待つ取り組み、それはある意味で”本人の選択を受けとめる”ということなわけで。支援のあり方についてある議論の1つで、bondとコラボの違いだとか、それはボクの知っている人の間にもある違いで、いろいろ考えさせられた点でもある。
 なかなか、救いも解決も見いだせない課題。背景にもなかなか突っ込みにくい。だからこそ、考えることは多いのだけど。

2018/03/11

シリーズ東日本大震災 めざした“復興”はいま・・・ ~震災7年 被災地からの問いかけ~

 今日のNスぺ。

Thum_01_2 東日本大震災から7年。被災地では、32兆円の巨額を投じて進む復興事業によって、かさあげが進み、仮設住宅から移り住む災害公営住宅もほぼ全てが完成。津波の被災地について政府は「復興の総仕上げ」の段階にあるとしている。そして、原発事故で被害を受けた福島では、大規模な除染が行われ、7割の地域で避難指示が解除された。しかし、今、被災地では想像を超えた事態が起きている。“終のすみか”のはずの災害公営住宅では、体調を崩し孤立する高齢者が相次ぎ、働き盛りの世代も生計をたてられずに苦悩を深める。かさ上げした新たな街では、住民が戻らず、使う予定がたたない“空き地”が広がる未来が見え始め、人を呼び込むために新たに税金が投入されている。福島では自治体が「学校再開」を急ぐが、子どものいる若い世代の帰還は進まず、前途多難な状況が続いている。今回、私たちは宮城・岩手・福島の三県で2000人に迫る大規模な被災者アンケートを実施、被災地の今をルポしながら、震災7年の課題を徹底取材する。被災地の復興は、過疎化が進み新たな災害と向き合う全国にとってのモデルとなるのか。震災直後から被災地に入り取材を重ねてきた大越健介キャスターが各地を訪ね“復興”のあるべき姿を考えていく。

 見ていて、正直、酷いなあ。それはなぜなのか?

 東北の歴史。どんどん、過疎化する東北でおこった震災。そこで考えなければならないことは、そのときからずっとあった問題。なのに…。

 なぜ、被災地の現実に向き合えないのだろうか? 帰ってくる子どもの数が…。そこにあるのは、厳しい現実。

 飯館の話は、ほんとうに悲しかった。菅野村長の葛藤、いまも、考えさせられた。

 ほんとうに、寄り添ってきたのか。ボクだっていまでも津波の夢をなんども見る。実際に体験したわけでもなくても、あの日の恐怖(いたビルが構造上、以上に揺れた)と重なっているのだと思う。悲しみや恐怖の体験。いまでも霊を見るというのは、そうなのだと思う。

 あれから7年。自分なりにいろんなことにとりくんできた。だけど、できてないことも多く、知らないことも多く。やっぱり、まだまだだなあ。

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