経済

2020/12/05

コロナ危機 女性にいま何が

 インタビュー①、エンジンかけます。いろいろ、考えながらすすめます。まだまだ、先は見えない中での、手探りの作業の日です。いろいろ、寄り道をしながら、少しずつ前へという段階かな。今日は、天気も悪く、寒かったなあ。夕食は、スープカレーなり!

 NHKスペシャルは、「コロナ危機 女性にいま何が」

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 コロナ禍で女性の雇用や暮らしへの打撃が深刻だ。番組で調査を行ったところ、解雇や雇い止めなど女性の4人に1人に大きな影響が出ていることがわかった。妻の収入が減り、公共料金・家や車のローンが支払えないという家庭も。世帯収入の中で女性の稼ぎは3割を占める中、女性の雇用が打撃を受けたことで“中間層”全体がきしみ始めている可能性が見えてきた。現場のルポと独自調査をもとに“女性不況”の実態を伝える。


 まったく、言葉が出ないねえ。あえて、専門家を介さずに、すすめていて、そういう意味で、構造的な問題のとらえ方は、少し弱いとは思うけど、全体像はとらえていた感じかなあ。一つ一つの事例は、やっぱり見ていて苦しくなる。非正規差別という側面と、あからさまな女性差別ということが、複合的に、重なって降りかかってくるという現実の厳しさがある。それに抗う動きもあえてとりあげないが、それほどきびしい現実があるということか。


 報道特集でも、【コロナ禍・深刻化する生活苦】というものをやっていた。

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 貯蓄のない、不安定な雇用の下にある世帯が増えていて、そこにかなり集中的に困難が生じることをクローズアップする。

 ほんとうに、いま何がこの国でおこっているのか、きちんと明らかにする仕事をしなくっちゃいけないという焦りだけが、増大してくるなあ。

 

2020/12/04

新型コロナ 女性の雇用に大きな影響 解雇や休業は男性の1.4倍

 いよいよインタビュー①の作業スタート。ただ、インタビュー②の予定が崩れてしまった。なかなかたいへんだなあ。いうほど、うまくいかないなあ。今月もまだまだどうなることやら。

 さて、いろいろ考えなければいけないことが増える。

新型コロナ 女性の雇用に大きな影響 解雇や休業は男性の1.4倍(NHK)

 新型コロナウイルスの感染拡大が女性の雇用に大きな影響を与えています。NHKが専門家とともに全国の男女6万8000人にアンケートを行ったところ、解雇や休業を余儀なくされるなど仕事に何らかの影響を受けた人は女性では26%あまりと男性の1.4倍に上っていることがわかりました。

 NHKは感染症拡大による仕事や暮らしへの影響を調べるため、独立行政法人「労働政策研究・研修機構」と共同で、全国の20歳から64歳までの雇用されている男女6万8000人を対象にアンケートを行いました。

 その結果ことし4月以降、解雇や休業、それに退職を余儀なくされるなど、仕事に何らかの影響があったと答えた人の割合は男性が18.7%、女性が26.3%で、女性は男性の1.4倍に上りました。
影響があった人のうち4000人を詳しく調べたところ、ことし10月の月収が感染拡大前と比べて3割以上減った人は
▽男性が15.6%だったのに対し
▽女性が21.9%で、
 収入が落ち込んで回復していない人が女性に多いことが分かりました。
 また、ことし4月以降仕事を失った人のうち先月の時点で再就職していない人は
▽男性で24.1%
▽女性で38.5%と、
 女性が男性のおよそ1.6倍になっています。……

 うーん。この時代、この社会、この政治……。そして

「援交」は修学旅行のため 少女を追い詰めた虐待の連鎖(朝日新聞)
 待ち合わせは午前5時。SNSでやりとりして会うことにした男の住む神奈川県内の最寄りの駅だった。

 当時、女性(20)は高校2年。バッグに制服を詰めて出かけた。

 現れたのは、40歳ぐらいの会社員風の男。めがねをかけ、スーツを着て、頭は少しはげていた。顔を合わせてすぐ、手を引っ張られた。自分が相手を探したとはいえ、初めてのことで、戸惑いが広がった。

性行為中の動画、嫌々だったのに 少女は退学を迫られた
 引きずられるようにしてすぐ近くのラブホテルに入った。男は「サイバーパトロールじゃなくてよかった」と繰り返した。行為の後、男はさっさとシャワーを浴び、午前8時に出勤して行った。「継続的に会いたい」と言いながら2万円入りの封筒をくれた。

 《自分は汚れた》。何も考えられなかった。風呂場で1時間半、擦り傷ができるほど体を洗った。やっとのことで制服を着て、午後から学校に顔を出した。授業は何も耳に入らなかった。

 女性は親から虐待を受け、児童相談所に保護された後、高校1年のときに里親に引き取られた。しかし、しばらくすると、食事が出ないこともあり、小遣いももらえなくなった。バイトをしたが、足りず、友人らから聞いてツイッターで「#下着」「#買う」などと発信して下着やくつ下を4、5千円で4~5回売った。相手は会社員、大学生、おじいさんなどさまざまだった。補導されても里親からは「もうしないと約束して」と言われただけ。家出して友人の家を転々としても何も言われなかった。

 学校生活は楽しかった。高校から修学旅行の代金が払われていないと言われた。里親にたずねたが、「すでに払った」。それ以上何も言えなかった。《自分でなんとかしなくては。行かないと友人たちに省かれる》。追い詰められての「援助交際」だった。

 修学旅行に行くには、あと数回必要だったが、もう心が持たなかった。結局、修学旅行はあきらめた。……

 大久保さんの記事。

 この現実に、ジャーナリストととしてきちんと向き合うには、強い意思が必要なのだと思う。そのことをかみしめないと。この時代、この社会、この政治のもとに生きているんだから。

 夜、家に帰ってテレビをつけたら、樺戸の集治監が! 囚人労働と新選組の関係はおどろき(笑)。

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2020/12/03

休校・生活制限等による障害児とその家族の生活困難・ニーズ調査結果

 今日は、午前中は会議。うーん、課題だけがうきぼりになる。政治理論誌はある意味で総合誌だから、たくさんアンテナをたてて、1つひとつ深めていかなくては、ぜんぜんついていけていないことが赤裸々に。体制がね。

 午後は、インタビュー①準備をして、その後、本番。いろいろ考えている人の話をじっくり聞けるのは幸せではあるなあ。たっぷり2時間。おもしろかったなあ。

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 さて、相方たちの調査の紹介。休校・生活制限等による障害児とその家族の生活困難・ニーズ調査結果
調査の概要がこれ。

調査結果のまとめがこれ。

 まだ、単純集計だけど、それだけでもわかることがたくさんある。大きな災害があると、障害者のことは忘れ去られる。いまだって、コロナ禍での障害児のことで話題になかなかならない。小さな調査だけど、エビデンスとしては弱いけど、ここから議論がはじまるものとして期待したい。障害ある子どもと親にとって、学校をとおして、成長することはある意味で、希望であり、欠かせないものである。それがとても困難な状況になった。そのときに、子どもの変化や親の不安や苦しみは、実は、相当大きなものがあるということがあらためてわかる。コロナ禍の困難は、それだけにはとどまらない経済的な困難、生活の困難、差別への恐怖……。はたして、そのことに、どれだけ配慮のある社会なのか? とても考えさせられる。

 と同時に、それが障害ある子どもにかかわる関係者にしか知られていないことであっても、コロナ禍の子どもへの影響は大きなものがあり、それが、直接目に見える。では、それをがまんしている健常児はどうなんだろうか。この制約は子どもの発達にとって、どんな影響があるのだろうか。そのことがなんなかみえてこない。置き去りにしてはいないのか? そのことを教えてくれる調査でもあるように思える。

2020/12/02

性差の日本史

 今日は、朝から佐倉に! 国立歴史民俗博物館の「性差の日本史」を見に。

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 佐倉は何回目だろうか。最後に来たのは、現代のコーナーがオープンした時だから、10年前か。久しぶりだなあ。

 さて、話題の「性差の日本史」、古代からみはじめて、古墳時代、男はたたかいにかまけて、女たちがしっかり働いている。やっぱり、女が偉いんだよなあと思ってしまう。近代から中世にかけての女性像は、しっかり働いて、社会の切り盛りする姿だなあ。それが、どんどん、男性支配社会になっていくのだけど、そのなかでも、女たちは、したたかに生き、働いていたことがよくわかる。それをまるで抑圧し、排除するかのように、まず、観念のうえでの男性支配がすすんでいくという感じがする。近世になるとかなり、男性支配がひろがるが、そのなかでも、江戸で働き、地位を築く女性の姿に息をのむ。最後も結婚(再婚)せずに、家の土地を継いでいる。性の商品化、遊郭から公娼制への歴史を見ても、江戸むけ、形成されていく女性の困難は、明治になり質的に変化する感じがする。そして、現代へ。いずれにしろ、抑圧の強まりと、そのもとでの女たちの生きざまの歴史なのだ。

 もちろん、戦争も加害も、「慰安婦」も描かれるわけではない。そのことはそれ自体で問題なのだろうけれども、性差の形成の過程で生きている女たちの生きざまに、いいようのないすごさを感じて感動もする。形成された困難は、これからどんどん変わっていくとも。個人的には、古代から中世にかけては、とても発見も多かった。近代の、遊郭の姿は、ボクの記憶にある飛田の遊郭の内部と同じ感じだったなあ。そこにいた人の人生も少し頭をよぎった。

 先に仕入れていた図録も、もう一度、しっかり読んでみたいと思った。

 企画展で、くたくたになって、常設展は、ほとんどパス状態。だけど、この写真はね。

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 少し、連隊跡を歩いてみた。

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 せっかくの戦争遺跡なのに、ほんとうはきちんと、国なりの責任で整備され、学習の場にすればいいのになあといつも思う。だけど、ほんとうにきちんと整備される戦争遺跡というのはあまりないんだよなあ。いちばん残っているのは実は、自衛隊の基地のなかかもね。


 相方たちのチームの調査の速報が発表されている。結構大事な調査です。休校・生活制限等による障害児とその家族の生活困難・ニーズ調査結果
 くわしく紹介したけど。これは、明日かな。まず、ぜひ、見てくださいな。

2020/12/01

高校生の子どもいるひとり親世帯 8割近い家庭が赤字 NGO調査

 今日は、目先の企画のために連絡をとったり、メールをしたりする作業をすすめて、あとは次の企画のための資料よみ。そればかり考えていると、何とか、いろいろうかんでくるもの。よし、ここ数日で、いくつか具体化するぞと決意する。

 いよいよ東日本大震災、そして原発事故から10年が近づく。それをコロナ禍のもとで迎える。どんな論点が成り立つのかをいろいろ考えているところ。

 今日のニュースで気になったもの。

高校生の子どもいるひとり親世帯 8割近い家庭が赤字 NGO調査(NHK)
 コロナ禍で経済的な支援を必要としている高校生の子どもがいるひとり親世帯を対象にNGOが調査したところ、家計が赤字となっている家庭は8割近くを占め、「高校中退の可能性がある」と答えた家庭が3割に上ることが分かりました。

 国際的に活動しているNGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」は、高校生の子どもがいる都内在住のひとり親の家庭で、給付金による経済支援を行った355世帯への調査結果を、30日公表しました。

 この中で、感染拡大で支出が増えた費目を聞いたところ、
▽「食費」という回答が92%、
▽「水道・光熱費」が85%、
▽「通信費」が45%、
▽「オンラインの教材費」が27%などとなりました。

 現在の家計の状況については、
▽「赤字で借金をして生活している」が28%、
▽「赤字で貯蓄を取り崩している」が50%と8割近い家庭が赤字となっています。

 高校生活における進学や就職など進路に関わる費用について、
▽「支払えなかったことがある」家庭は9%、
▽「今後、支払えなくなる可能性がある」家庭は83%でした。

 こうした中、感染拡大による経済的な理由で「高校を中退する可能性がある」という家庭は32%に上りました。……

 セーブザチルドレン自身の、報道用資料はこちら。

 女性の困難がコロナ禍で、注目されている。今日のクローズアップ現代も、それに関連して、パパ活をとりあげていた。文芸春秋でも、秋山さんが書いていた。性風俗そのものも、その背景としての、女性の貧困がとりあげられている。そのぐらい深刻。

 しかも、弱い層から困難は拡大する。シングルマザーがその典型だけど、シングル家庭の学生の困難を、あすなろが昨日だか、記者会見をしていた。学生一般のしんどさも広がっているし、女性だけではなく(もちろん女性に圧倒的に多いのだけど)、非正規労働者そのものがひじょうに深刻なもとにおかれている。とりわけ、住宅の問題がこれから冬にかけて、しんどくなっていくのは容易に想像できる。そのとりくみが求められていると痛感する。

 昨日は満月。今日も、天気はよかったので月がきれいだった。

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2020/11/29

ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族

 今日は、朝から、民研の交流会の続き。沖縄の学力テスト対策の状況は、たしかに深刻。点数でしばりつける行政。評価とあいまって、システムとして作動する。そのもとで、増加する、問題行動や不登校。沖縄のある種の暗部だな。オール沖縄ですすんできた沖縄だけど、教育や学力をめぐる共同は、やはり難しい面があるのか。そのぐらい教育の共同の難しい時代にあるのがいまの日本なんだと思う。そのなかで、模索する沖縄の実践は、たしかにここでも、戦後の民主教育の実践は受け継がれていると考えさせられる。そのことに敬意を表しつつ、ここの実践にとどまらず、学校をどうするのか、という議論がほしいところ。共同の難しさと同時に、どこで可能性を紡いでいくのかは考えたいもの。そう考えると、学力にかかわる議論は子どもをどう成長させるのかにとって、欠かせないもの。道徳が議論の柱だったけど、道徳でどう子どもを成長させるのかということと、教科の学習は無関係でない。ここでも学校の全体性ということが大事になるのではないのかなあ。その視野を欠いて、教科、教科外の議論はどうなのかな?? と昨日の続き。ボクの城丸理解でもあるんだけどなあ(苦笑)。さて、議論を引き取りつつ、何をどう考えていくかだなあ。

 同時に、今日は、猪熊さんの「コロナで保育は変わったか」という講演を聞く。コロナで保育現場が何を考え、どのように悩み、苦労していたのかは興味深い話で面白かった。同時に、コロナのもとで子どもだけではなく、若者も大きな影響を与えているということ。学生の悩みはいろいろ聞いてきたけど、若い人が多い保育の職場であらわれていることもちょっと深刻なことと思った。そのなかで、考えたいことということもいろいろある。

 夜、NHKスペシャルの、「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」を見る。

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 長年にわたるひきこもりの果てに、命を落とす―。深刻な事態が全国に広がっている。推計61万人とされる中高年のひきこもり。高齢化が進み、親の死後、生きる術を失った子が衰弱死するケースが相次ぐなど8050問題は“最終局面”ともいえる状況にあることがNHKの独自調査で明らかになった。親の介護や退職など様々な事情で社会とつながりを失い、死に至るまで追い込まれる人々の現実を、当事者たちへの長期取材で伝える。 

 facebookでは、WEB特集 ひきこもり死 「8050問題」の“最終局面” どう命を守るのかは紹介したけど。ひきこもり死の増加というのは、ショッキングなこと。「社会や家族に絶望し、生きていく希望を抱くことができない」というのであれば、やはり、安心できる「居場所」ということが大事になるのか。もっと、大事なのは、だれもが、生きているていいと感じれるような社会であるということ、などのだと思う。自分のなかに染み付いた、役に立たないといけない、効率的でなければいけない、ちゃんとしていないといけないという思いを、しっかり、ふり返らなければいけないということ。だけど、根底には経済の問題があるから、制度として、8050にはとどかないという現状があるのだから、とっても悩ましく、難しいことではなるのだけど。すこしでも、そういうところも変えていくことができればいいのだけれども。



 

2020/11/27

福島避難者、65%戻らない 孤立化懸念の世帯増える

 今日は、朝から、ひたすらたまった実務の処理をほぼ一日。一カ月に一日か二日は、そうなる。それはしかたがない。まあ、もう少し、計画的にしごとがこなせればいいのだけどなあ。

 帰りに本屋によって、注文していた本を買う。8000円ほど。今月は、本代はいつもの倍だなあ。これはかなりまずいことになっている。基本本は、買わないぞ!と強く決意しするのだけど、全然、減らないなあ。最近は、専門書が多いから、ちょっと、買うだけで、とんでもない額になる。今月は、5000円以上の本が、数冊あったしなあ……。

 買い物による。いよいよカスミも閉店かと思わせる光景。建て直しという話もあるがどうだんだろうか。どちらにしろ、不便にはなるなあ。

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 胸がつぶれるようなニュースが続く。

福島避難者、65%戻らない 孤立化懸念の世帯増える(東京新聞)
 東京電力福島第1原発事故を巡る全国各地の避難者へのアンケートで、福島県に住んでいた65%が故郷に戻る意思がないと回答したことが27日、分かった。避難者全体では、孤立化が懸念される単身や母子避難の世帯が増えていた。来年3月で事故から10年を迎える中、多数が苦しい生活状況で避難先に定着している現実が浮かび上がった。
 関西学院大災害復興制度研究所が今年7~9月、4876人に調査票を送って回収し694人が回答。75%の522人が事故当時は福島県に住み、138人が「戻るつもりだ」、341人が「戻るつもりはない」とし43人が無回答か不明だった。

 うーん。

2020/11/21

首相、感染拡大でも記者会見開かず

 今日は、予定では、子どもを守る会のオンラインイベントを聴く予定だったのだけど、急遽、国会にGo!

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 打ち合わせは、結構、長時間。今月号を仕上げていくうえでは、とっても重要な時間だったのはそうだけど、ボク個人の達成感は、なかなか乏しい。もっとがんばらないと。だけど、今日はとにかく雑事、雑事、雑事。

 さて、世間の話題は、もっぱらコロナに。そのちょっと前は、大統領選だったかな。コロナではもう少し、本質的な議論になればいいのだけど。だけど、菅さんは語らないからなあ。気になるのは。

首相、感染拡大でも記者会見開かず(産経新聞)
 新型コロナウイルスの新規感染者数が増え続ける中で、菅義偉(すが・よしひで)首相の情報発信に消極的な姿勢が目立っている。国民の不安や疑問に応える情報発信は政府トップの役割の一つ。感染状況が悪化した11月以降、首相は記者団のぶら下がり取材には応じるものの、記者会見は開いていない。

 首相は20日の参院本会議で、新型コロナで打撃を受けた業界を支援する「Go To キャンペーン」に関し、「感染対策と経済の回復の両立が基本的な考え方だ」と説明。観光支援事業「Go To トラベル」については「これまでに4000万人が利用しているが、判明した感染者は176人だ」と述べ、事業と感染拡大の因果関係を否定した。……

 ただ、首相が日米電話首脳会談後などに受けたぶら下がり取材計21回のうち、主に新型コロナに関して言及したのは、感染拡大の傾向が顕著になってからも、11月13、19両日の2回にとどまる。安倍晋三前首相が2月末から4カ月足らずの間に計9回の記者会見で国民に協力を呼びかけたのとは対照的だ。……

 菅さんが、ぶら下がり以外の、正規の会見をおこなったのは、就任の際の会見だけ。あとは、代表インタビューと称したものだとか、個別取材だったりだ。安倍さんも、きちんと会見をしなかったけど、菅さんは、安倍さん以上にきちんと会見をしない。そもそも、その必要はないと思っている節も強い。スポークスマンである官房長官会見で十分と。これは、どうなんだろう。やっぱり、そうとう政治は危ないところにある。そして、政治がどんどん「公」という性格ではなくなり、私的なものになっていく、だから、対応も私的になっていく。うーん。 

2020/11/19

海をあげる

 今日は、残りの原稿をめぐってのメールのやりとりや電話のやりとり。それぞれ、できあがりには向かってはいるのだけど。

 コロナウイルスの感染拡大はすすむ。これから、どのようになっていくのか。コロナショックは弱いものに襲いかかる。雇用で言えば女性だ。
https://www.jil.go.jp/researcheye/bn/047_200925.html
 子どもたちはどうだろうか。学校の先生たちと話したとき、コロナ禍で、いまの生活が子どもたちの発達にどのような影響をあたえるのかをちゃんと見ないといけないということが話題になった。障害児学校の関係者に聞くと、障害のある子は、直接、さまざまな反応をする。もちろん、それでさまざまな困難を背負うことになるのだけど。だけど、その関係者は、障害ある子とちがい我慢している子はこれからどうなるのかと言っていた。弱いもののうえに襲いっかる困難は、この社会では、すべて自己責任とされる。なぜ、本格的にコロナ対策がなぜなされないのか、その政策的、思想的な構造のようなものを考えたいと毎日思っているところ。どれだけ、勉強できるだろうか。

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 『海をあげる』の感想を書いてみようと思う。正直、圧倒された。ボクは、自分の苦しさに引っ張られて、さまざまなことを自分の視点にひきづられてそこから、困難な人のことを考える。彼女たち、彼たちの話を聞き、それをまるごと受けとめ、発信する、そのために彼女はどれだけの努力をしてきたのだろうか。そのためには、決意も要れば、忍耐も、知性も必要だ。そのことに圧倒される。
 正直、彼女に対する見方を変えた1冊でもあった。涙に騙されていたのだろうか(苦笑)。そして、ある人が、彼女の研究・取材は、ソーシャルワークだと言ってきたことの意味をあらためてかみしめる。しっかりと聞き取り、受けとめ、発信する。そこでは、彼女、彼らの向こう側にある社会のありようも、しっかり見つめる。目の前にある、生活、日常を通して見つめ、語るのだ。その視線は、まだ、その社会を見ない、見えないでいる彼女、彼らの未来の視線をさぐるようでもある。そこに、強い思いというより、意思を感じる。そのぐらい激しい、意思、強さを感じる。そこにも圧倒される。
 最後に彼女は絶望を語る。そして、ボクらにその絶望を投げかける。そこで、ボクはうろたえる。だけど、そこから、きちんと脱皮しなければいけない。絶望のなかから、希望を紡ぐ道筋をみつけないといけない。青い、美しい、命を育む海を取り戻すために。

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2020/11/17

「静かな虐殺」、なぜ命を絶つ20代女性が増えているのか

 朝の千駄ヶ谷駅前の銀杏はずいぶん色が変わってきた。

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 だけど、朝からいろいろ事件が起こる。仕事がうまくいかないなあ。なかなか思ったような雑誌ができない。そもそも企画が思いつかない。企画をいろいろ考えているうち、どんどんわからないことが増えていく。なんか足元がぐらぐらしてくる錯覚に陥る。たしかに、ものすごく難しい時代、いろいろな問題を、単純にある側面から描くわけにはいかないし。しっかりとりあげようとすると、自分には持て余すし、まったく努力が足りないことを自覚させられる。ほんとうに、ぐらぐらしてきた。

 企画が思いついても、具体化する段になって、いろいろ段取りがうまくできない。自分でやっちゃいけないこともある。だけど、それでうまくいくほどの体制がない。でも、もうちょっと、できるんじゃないかと、焦るなあ。だけど、自分がしなきゃいけないこともある。なんだか、これじゃあだめだと悶々とする。 

「静かな虐殺」、なぜ命を絶つ20代女性が増えているのか(ハンギョレ)
 韓国社会で、自ら命を絶つ20代の女性がかつてないほど増えている。

 昨年の20代女性の自殺率は前年に比べ25.5ポイント増えた。今年1~8月に自殺を図った20代女性は自殺未遂者総数の32.1%を占め、全ての世代で最も多かった。全体の自殺率では依然として男性の方が女性より2~3倍ほど高いものの、20代の女性の自殺率の増加幅は、他の世代と性別を大きく上回る。

 ジェンダーメディア「スラップ」が12日に公開した動画「『静かな虐殺』が再び始まった」は、なぜ「90年代生まれの女性」たちが命を絶っているのかを問い、韓国社会が「静かな虐殺」に答えるべき理由を示す。……

「チョン教授は「家族に対する政策的支援が多いほど、若い女性の自殺率が増加する傾向がある」という欧州の研究結果も提示する。
 「非常に驚くべきことですが、児童手当などもすべて含めて、家族が上手く維持されて発展できるように支援する政策なんですが、実際は家族を形成する考えがなかったり形成していない人には、まったく役に立たないということです」
 「家族中心」に設計された政策的支援は、労働市場において独立した個人として生きようとする若い女性に届かず、このような女性を支援策から排除し、むしろ自殺率を高める結果を生むということだ。」
 うーん。日本も同じ。個人として認められず、家族支援、世帯支援という形がどこまでも重視される。ああ。
 『文芸春秋』の秋山さんの「◎芸能人自殺の連鎖は「炭鉱のカナリア」<現場ルポ>女性の自殺はなぜ急増したのか」も読んだ。秋山さんは、そのカナリアとして、シングルマザー風俗嬢を取材する。うーん。つらいなあ。

 

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