政治

2017/06/29

2017年06月29日の新聞社説

《朝日新聞》
稲田防衛相 首相は直ちに罷免せよ
中国の人権 劉暁波氏の即刻救済を

《読売新聞》
ヒアリ初確認 水際の対策強化で拡散防ごう
対「イスラム国」 モスル奪還を壊滅に繋げたい

《毎日新聞》
米入国禁止令の一部容認 「自由の国」の奇妙な判断
稲田氏「自衛隊としてお願い」 自覚の乏しさにあきれる

《日本経済新聞》
東芝のメモリー事業はどこへ行くのか
ITの巨人と対峙する欧州

《産経新聞》
小中学「解説書」 国の守りに理解深めよう
重病の劉暁波氏 中国は即時解放を認めよ

《東京新聞》
大崎事件再審 司法の恥と受け止めよ
防衛相発言 不問に付せぬ政治利用

 全国紙だけ見ていると、なんか頭がおかしくなる感じがする。

「尋常ではない。米軍に被害軽減の姿勢ない」 嘉手納基地、F16配備で100デシベル超の騒音激化

 あらためて、驚くなあ。

「尋常ではない。米軍に被害軽減の姿勢ない」 嘉手納基地、F16配備で100デシベル超の騒音激化(沖縄タイムス)

 米コロラド州軍所属などのF16戦闘機が米軍嘉手納基地に暫定配備され、訓練を始めた5月8日から6月27日までの51日間で、沖縄県嘉手納町屋良で100デシベルを超える騒音が訓練開始前の51日間より4倍に増えていたことが28日、分かった。當山宏嘉手納町長が沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長に対し、騒音軽減を求めた要請で明らかにした。外来機による訓練で騒音が増大し、生活環境の悪化している実態が浮き彫りになった。
 調査は町内3地点での測定を元に、町がF16の訓練開始前の51日間と比較して騒音状況をまとめた。滑走路に近い屋良の100デシベル超は開始前8回に対し、開始後は32回に増えた。
 90デシベル台も2・08倍の442回を数えた。また町嘉手納では2・75倍の11回、兼久は2・08倍の27回といずれも2倍を超え、町全体での騒音激化が裏付けられた。
 開始後の騒音発生は、日中を含む午前6時~午後10時の時間帯で増えていることが特徴。兼久で1・65倍の1603回、嘉手納で1・63倍の1279回、屋良は1・42倍の3398回だった。住民の苦情も全94件のうち日中の騒音についてが52件と半数を超え、開始前9件から6倍近くに急増している。
 深夜早朝の騒音も3地点全てで増えた。屋良は1・54倍の309回、嘉手納は1・39倍の75回、兼久は1・03倍の34回だった。
 町によると、28日は午後5時までに屋良で100デシベル超が4回発生。最大騒音は午前10時22分、102・3デシベルを記録した。
 要請で、當山町長は「外来機訓練のため、ここ数日の騒音の激しさは尋常ではない」と強調。「被害軽減に最大限努力する姿勢は米軍から抜け落ちており、騒音防止協定違反だ。米側に強く被害軽減を申し入れてほしい」と求めた。防衛局の伊藤晋哉企画部長は「外来機の問題だと米側に強く求めたい」と応じた。

 負担軽減というのはお題目。決して、軽減はすすまない。それはなぜなのか? 米軍の存在ということと、政治の姿勢ということにあるのは間違いのないことだけど。たまったものではないほどの騒音なのだ。

2017/06/28

2017年06月28日の新聞社説

《朝日新聞》
加計学園問題 ちゃぶ台返す首相発言
電力株主総会 提案生かし打開の道を

《読売新聞》
裁判員辞退増 参加促す環境整備を進めたい
南シナ海と海保 共同訓練で各国の能力高めよ

《毎日新聞》
文氏の南北合同チーム提案 状況を見極めてのことか
「獣医学部を全国に」と首相 つじつまが合わぬ発言だ

《日本経済新聞》
日欧は政治主導でEPA交渉の決着を
給油所の過疎対策を計画的に

《産経新聞》
藤井四段29連勝 勝負の魅力もっと見せて
「謝罪碑」の嘘 堂々と誤り正して撤去を

《東京新聞》
中国ネット検閲 民に口を開かせぬのか
性犯罪の厳罰化 被害者支援も充実を

 うーん。政治的な討論って、ますます難しいなあ。だけど、1強。しかし、それでもとまたない状況に、急落した支持率。世論は、今後どこにむかうのか。

2017/06/27

「子どもの貧困」7人に1人 母子家庭「生活苦しい」82%

 貧困率が発表になった。相対的貧困率だから、平均所得の半分以下の層を貧困とみる。

「子どもの貧困」7人に1人 母子家庭「生活苦しい」82%(東京新聞)

 厚生労働省が二十七日発表した二〇一六年国民生活基礎調査で、「子どもの貧困率」は一五年時点で13・9%(七人に一人)だった。三年おきに調査しており、過去最悪だった前回から2・4ポイント下がった。改善は十二年ぶり。厚労省は「雇用状況が良くなり、子育て世帯の所得の増加が主な要因」と分析している。ただ先進国の中では依然として高めの水準。特にシングルマザーなどひとり親を取り巻く状況は厳しく、引き続き対策が求められそうだ。
 子どもの貧困率は、平均的な所得の半分に満たない家庭で暮らす十八歳未満の割合を示す。同じ方法で算出した全世代の「相対的貧困率」も0・5ポイント減の15・6%。世帯類型別では、大人一人で子どもを育てる世帯の貧困率が50・8%と極めて高かった。
 経済協力開発機構(OECD)の直近のデータでは、加盟国など三十六カ国の平均は子どもの貧困率が13・3%、相対的貧困率が11・4%で、日本はこれらを上回っている。
 一五年時点で全世帯の平均所得額は一二年比1・6%増の五百四十五万八千円。子育て世帯は七百七万八千円で5・1%増えた。生活状況は「大変苦しい」「やや苦しい」との回答は計56・5%だった。
 子どもがいる女性のうち、仕事がある人は67・2%で、前回調査から4・1ポイント増。子どもの年齢が上がるにつれ、働く割合は増えるが、非正規雇用が大半を占める。
 調査は全国世帯(震災があった熊本県を除く)を対象に一六年六、七月に実施。世帯構成は約二十二万四千世帯、所得は約二万五千世帯から有効回答を得た。

 これがその発表文書。

 平成 27 年の貧困線(等価可処分所得の中央値の半分、熊本県を除く。)は 122 万円となっており、「相対的貧困率」(貧困線に満たない世帯員の割合、熊本県を除く。)は 15.6%(対 24 年△0.5ポイント)となっている。また、「子どもの貧困率」(17 歳以下)は 13.9%(対 24 年△2.4 ポイント)となっている。
 「子どもがいる現役世帯」(世帯主が 18 歳以上 65 歳未満で子どもがいる世帯)の世帯員についてみると、12.9%(対 24 年△2.2 ポイント)となっており、そのうち「大人が一人」の世帯員では50.8%(対 24 年△3.8 ポイント)、「大人が二人以上」の世帯員では 10.7%(対 24 年△1.7 ポイント)となっている。(表 10、図 15)

 とある。
 全体の貧困率の改善は小さく、子どもの貧困の改善は、それよりは大きい数字。そうなると、いまだ、ボーダー層が多いということになろうか。所得が減少しているもとでだから、貧困ラインは下がっているだろうし(同じという話)。イギリスなどが貧困率の基準が平均所得の60%だから、かなり、厳しいのに対して、どれだけ、貧困の実態を反映しているのかという問題もある。さまざまな対策のもつ意味合いをしっかり検証しながら、ていねいに実態にそくした分析をしないといけない。現実には、いまだにかなり厳しいという数字でもあるのだから。

2017年06月27日の新聞社説

《朝日新聞》
首相改憲発言 国民の目そらす思惑か
タカタ倒産 遅きに失したけじめ

《読売新聞》
タカタ法的整理 リコールの責任を全うせよ
首相の政治姿勢 閉会中審査も辞さずに説明を

《毎日新聞》
負債1兆円超でタカタ破綻 危機管理を考える機会に
藤井四段が公式戦29連勝 14歳の偉業を祝福する

《日本経済新聞》
民事再生に追い込まれたタカタの教訓
スマホ「敗戦」に何を学ぶか

《産経新聞》
タカタ経営破綻 「信頼」損ねた責任は重い
自民改憲案 提出へ濃密な議論を急げ

《東京新聞》
タカタ経営破綻 消費者を忘れた代償
藤井四段29連勝 進化は社会を刺激する

 タカタの倒産。いろいろ言われるけど、信頼とか危機管理の問題より、この間の日本のトップメーカーの失敗に共通したものがあって、それは目先の利益のために、長期の経営戦略をもたなくなっていることではないのかなって、思ってしまうのだけどなあ。

公明「共謀罪という法ない」 埼玉県議会で共産議員と対立

 都議選でも、公明党による共産党への難くせ的攻撃が続いているのだけど、埼玉ではこんなことがあった。

公明「共謀罪という法ない」 埼玉県議会で共産議員と対立(東京新聞)

 埼玉県議会で二十六日、共産党議員の一般質問の事前通告に記載されていた「共謀罪法」という表記をめぐり、公明党の議員が「共謀罪という法律はない」と表記の修正を求めたことで両党が対立し、本会議が自然散会する異例の事態となった。同県議会の自然散会は、一九八八年以来二十九年ぶり。
 問題となったのは、この日に予定されていた金子正江議員による知事の政治姿勢についての質問。質問要旨をあらかじめ明らかにする「事前通告」には、「内心を処罰する違憲立法=共謀罪法は廃止すべき」と表記されていた。
 これに対して、公明党の石渡豊議員が「質問に不穏当な記載がある」として、質問開始の直前に休憩を求める動議を提出し、自公などの賛成多数で可決された。
 その後の議会運営委員会で公明党は「正式名称か略称の『改正組織犯罪処罰法』と表記するべきだ」と修正を要求した。共産党は「新聞各紙などで広く一般に使われている」と拒否。結論が出ないまま、この日の本議会は再開されずに自然散会となった。二十七日以降、議運で再協議される予定。
 石渡議員は本紙の取材に「かぎかっこをつけたり『いわゆる共謀罪』なら良いが、違う名前の法律を議事録に残すのは良くない」と述べた。共産党の柳下礼子団長は「議員の表現の自由に対する侵害で議会制民主主義を揺るがしかねない事態。公明党に強く抗議し、修正の撤回を求める」とコメントを出した。

 で、共産党の議員の質問が昨日はできなかったのだ。そもそも、法律で、共謀罪という罪が、かなりの範囲で新設されたのは事実。その特徴から、一般メディアの多くが共謀罪法と呼んでいたのだ。なんといういちゃもん。自分たちがこの法を推進したことがよほど後ろめたいのか……。自民党が、戦争法に難癖をつけることが国会ではあったが、公明党もここまで来ている。

2017/06/26

2017年06月26日の新聞社説

《朝日新聞》
東電新体制 事故の責任、心に刻め
五輪開催地難 改革は待ったなしだ

《読売新聞》
放射線審議会 確かな情報を分かりやすく
民泊法成立 近隣住民への配慮が肝心だ

《毎日新聞》
「毎日かあさん」卒業 いろんな家族を励ました
公文書管理のルール 権力者のためではない

《日本経済新聞》
費用対効果を検証し納得できる薬価を
日印原発協力は厳格ルールで

《産経新聞》
新名神の工事事故 安全の原則忘れてないか
児童虐待防止 情報共有さらなる一歩を

《東京新聞》
世界の海洋異変 環境破壊を今止めねば
静岡県知事選 浜岡原発は重い宿題だ

 ふむ。

悪夢苦しんだ戦後 米映画「ハクソー・リッジ」モデルのドスさん 95年来沖

 こんな逸話があったんだ。

悪夢苦しんだ戦後 米映画「ハクソー・リッジ」モデルのドスさん 95年来沖(琉球新報)

 日本各地で24日から上映されている映画「ハクソー・リッジ」の主人公として描かれ、沖縄戦で武器を持たずに負傷兵75人を救出した衛生兵デズモンド・ドスさん(2006年死去)が1995年6月に沖縄を訪れた際、琉球新報の取材に応じていた。浦添市前田高地の戦闘で負傷したドスさんは戦後5年半、陸軍病院で入院生活を送り、戦時中の夢を見続けるなど、心的外傷後ストレス障害(PTSD)のような症状に苦しんだことを明かした。「悪夢を見続けてきたが、今はもう見ない。自身の体験を語ることで克服することができた」と話していた。
 ドスさんは取材時の95年は76歳だった。戦後に沖縄を訪れたのは69年に次いで2度目で、米陸軍の戦後50年記念行事などに参加するため、6月18日から28日まで11日間滞在した。
 ドスさんは1945年4月、米陸軍第77師団第307歩兵連隊第1大隊B中隊の衛生兵として沖縄に上陸した。キリスト教セブンスデー・アドベンチスト教会の信者で、聖書の「十戒」にある「汝(なんじ)殺すことなかれ」を守るため、銃を携行せずに従軍することを条件に志願した。「戦場に行って、人を殺すのではなく助けに行くためだった」と理由を話した。5月5日、前田高地の丘に上がったドスさんらB中隊の兵士は予想以上の激しい戦闘に巻き込まれていった。
   ◇   ◇   ◇
 映画の題名になっている「ハクソー・リッジ(のこぎり崖)」とは浦添市の前田高地の切り立った崖を指す。映画のモデルとなったデズモンド・ドスさんは、45年5月5日に前田高地での戦闘にドスさんは同行した。
 所属していた米陸軍第77師団第第307歩兵連隊第1大隊B中隊の約150人は崖をよじ登って丘の上に立った。「頂上で仲間のために祈った。無事に戻ることができるようにと」と振り返った。
 しかし丘の奥には日本軍が潜んでおり、機関銃などで激しい攻撃を受けた。このためB中隊は撤退を決める。兵士が次々と崖下に下りたが、自力で動けない負傷兵は取り残された。
 このためドスさんは丘にとどまり、日本軍の攻撃が続く中、一人一人を崖の近くに移動し、足の根元と胸の辺りにロープを通して崖下に下ろす作業を4時間にわたって繰り返した。「母親が子どもをなりふり構わず救うのと同じ。夢中だった」と当時を思い起こす。
 翌日の戦闘で、塹壕(ざんごう)にいたドスさんは日本軍から手りゅう弾を投げ入れられ、足を負傷した。さらに5時間後に担架で運ばれている時、日本軍の銃弾を左腕に浴びた。グアムの陸軍病院に移送され、その後結核になって、片方の肺も摘出した。
 入院中のドスさんを襲ったのが、戦時の光景がよみがえる悪夢を見続けることだった。「眠れぬ日が続き、眠っても夢の中で爆弾が破裂して自分が死んだ。戦友たちも爆死した。なぜか戦場にいる私のところに母親が来て、目の前で爆弾で亡くなる夢も見た。途中で起きて、涙を流した。戦友たちの中に、精神的におかしくなってしまった人を知っている。今はもう悪夢を見ない。自身の体験を語ることで克服することができた」と振り返った。
 沖縄滞在中、前田高地を4度訪れた。理由について「行くことによって当時を確認する。そこで自分が体験したことを把握し直したかった」と話していた。…

 沖縄戦の前半の山場の激戦がわかろうというもの。この激戦が結果としてつくりだしたものが、県民の犠牲なんだろうけど。
 記者が次のように書いている。「今月初め、映画「ハクソー・リッジ」の予告編をインターネットで目にした。信仰を理由に武器を持たない衛生兵が多くの負傷兵を救出した物語だった。聞き覚えのある話だった。具志川支局(現在は中部支社に統合)時代に取材した元米兵のことだと気付いた。 自宅に保管している取材ノートを探してみた。見つかった。冒頭に『デスモンド・T・ドス氏』とボールペンで走り書きされ、6ページのメモを残していた。 取材した当時、社会部に記事を送ったが掲載されなかった。戦後50年の節目の『慰霊の日』を目前に、紙面は沖縄戦の記事であふれていた。私の記事は時機を逸してしまったようだ。映画上映を機に、22年前の取材ノートをめくり、記事を書き直すことにした。」
 うーん、映画、見に行かないとなあ。

2017/06/25

2017年06月25日の新聞社説

《朝日新聞》
憲法70年 公務員はだれのために

《読売新聞》
豊田氏自民離党 国会議員の劣化を放置するな
がん基本計画 予防と早期発見を徹底したい

《毎日新聞》
潜在化するホームレス 住居確保の政策が足りぬ
大詰めの日欧EPA交渉 自由貿易推進へ妥結を

《日本経済新聞》
食の健康志向を脱・安売り競争に生かせ
「限定正社員」を広げる機会だ

《産経新聞》
スポーツ界と規律 範たる組織になれるのか
韓国の文政権 反日は行き詰まるだけだ

《東京新聞》
週のはじめに考える 政治家と官僚と国民と

 官僚論。うーん、美化せず、リアルに、原則的に。ちゃんと議論したいもの。

学術と学術体制のあり方を問う総合シンポジウム~学術研究の軍事利用を拒否する~平和・自由・自主・民主的であってこそ学術の発展がある~

19264672_1460057494054991_782524114 昨日は早朝仕事で、睡眠不足なので、今朝はギリギリまで眠っていたかったんだけど、結局起きちゃうんだよね。そんでもって、洗濯や掃除をして、それから地域の活動に。そして、午後は科学者会議のシンポに。内容的には、おさらいの話と、それから、益川節と、新しい情報を少し。いろいろな人とあいさつ。今月お世話になったIさん、少し前にお世話になった、Tさん、いつものOさん、久しぶりのHさん、何度かお世話になったMさんにもはじめて会った! それからあいさつしたかったSさんにもあいさつ。それなりに目的を達した。うまくいかなかったこともあるけどね。夕食は中華にして、食べ過ぎたああ。


より以前の記事一覧