科学

2025/04/15

トランプ氏、米大50校で「リベラル狩り」 ハーバード反発

20250415_100953

 今日は通院。整形外科が受診。泌尿器科は医者が休んでいて、受診できず。まだまだ通院は続きます。じわじわと加齢が影響しているから、病院んにいったとしても、改善されるわけでもなく(苦笑)。しかも夜、治療用の物が見つからないで。、イライラ。

 今日は実務と編集実務。それから会議。

 やっぱり、時代について行けてない感が充満。うーん。焦りがいっぱい。みんな自信いっぱいでやっているなあ。ボクは、これを勉強したい、あれを考えたいということだけが気持ちで先行し、すすまず空回り。でもまあ、焦るってことが、まだまだ、やる気があるということで。

 大事にしたい原則や原理。だけど、それを現実の中で、現実に葛藤しながら、柔軟に発展させたりしている努力。そんなことをきちんと考えたいなあ。

 ただ、いろいろうまくいかないときは、やっぱり孤立感。

 

 さてさて、アメリカがいっそう大変なことになっている。

 

トランプ氏、米大50校で「リベラル狩り」 ハーバード反発(日経新聞)
 トランプ米政権が米国の大学に対し、政府助成金の取り消しなどの措置で圧力をかけている。学内方針を「リベラル偏向」と断じる名門大が標的だ。DEI(多様性、公平性、包摂性)施策を「逆差別」とし、全米50校の見直し対象リストも公表した。名門ハーバード大は14日、DEI施策見直しなどの政権の要求を拒絶すると表明した。……

 共同によると、「ハーバード大は14日、トランプ政権が要望した多様性・公平性・包括性(DEI)重視の中止や、学生らの取り締まり強化を拒否した。これを受けて連邦政府は同日、同大に対する約23億ドル(約3300億円)の補助金や契約を凍結すると発表した。ハーバード大は政権の要望に対し「大学の自治侵害だ」とし「私立大が政府に乗っ取られるわけにはいかない」と反発している」という。大学の自治、学問の自由への攻撃はいまの時代の一つの特徴か。だけど、日本がそもそもそうだと思うけど、社会が、この国が閉塞していくうえでの、外堀を埋められているような状況がそこにあらわれている感じがする。

2025/04/14

日本学術会議改正法案 現会員56人が修正求める 独立性確保に懸念

 今日は、朝から通院。電車混んでるなあ。追加の検査なども。また、専門の科の受診も支持される。とりあえず、体をしっかりメンテするために、病院にしっかりいくのが当面の目標だな。

 今日はいい天気でしあわせ。薄紅色の花がきれいだ。暖かだし。

20250414_08465320250414_085837

 座談会①を仕上げて、発信。とにかくその後はわりきって、次号以降の企画を考え、仕込む。いくつか仕込みやその前段の相談まではできた。少しだけど、少しだけ前進。明日もこの調子で。

 

日本学術会議改正法案 現会員56人が修正求める 独立性確保に懸念(毎日新聞)
 日本学術会議の現会員56人は14日、同日に開かれた学術会議の総会で、今国会で審議が予定されている学術会議を特殊法人化する法案について、修正を求める決議案を提出した。政府からの独立性の確保などを巡って懸念される点があるためで、15日の総会で投票による採決を行う。

 決議案では、国を代表する学術団体として学術会議が求めてきた5要件のうち、国家財政支出による安定した財政基盤▽活動面での政府からの独立▽会員選考における自主性・独立性――が充足されていないと指摘。法案では「大臣任命」となっている監事や評価委員を置くことについて「総会任命」に修正することなどを提案した。……

  先日、廃案を求める関係者たちの集会があったばかり。本体ではじまった、修正を求める動きに。これをどうみるのか? やっぱり、それでも法人化への懸念はぬぐいされないが……。修正案について、「(法案は、)ナショナル・アカデミーの5要件における実質的な核心部分(①国家財政支出による安定した財政基盤、②活動面での政府からの独立、および③会員選考における自主性・独立性の各要件)を充足しておらず、会長声明で示した5つの懸念(①大臣任命の監事の設置を法定すること、②大臣任命の評価委員会の設置を法定すること、③『中期目標・中期計画』を法定すること、④コ・オプテーションの考え方の逸脱になる次期以降の会員の選考に特別な方法を導入すること、および⑤選考助言委員会の設置を法定することに対する懸念)を払拭していないので、日本学術会議は、国会に対して、法案がナショナル・アカデミーの5要件をすべて充足し、会長声明で示された5項目の懸念をすべて払拭したものとなるよう修正を求める」としているわけだから、ぎりぎりのところでの修正なのか。そんなことは可能なのか? うーん。

 さて、今日、明日が総会。総会ではどんな議論になるんだろうか?

2025/04/12

私大法人、経営「正常」が初の半数割れ 2割は「困難」

 季節の移り変わりということでは、昨日こんな風景に出会った。

20250411_100431

 今日は、早朝仕事スタート。一方で、まだまだこんな感じ。

20250412_063427

 早朝仕事→朝食→入浴・お風呂掃除・水回りの掃除を少し→それから、仕事。とにかく、部屋がかび臭いから、水回りは、今後、しっかり掃除しないとと、いつも思うのだけれども。

 今日は、反貧困集会もあったし、演説会もあったし、地元のイベントもあったけど、ボクはひたすら座談会①原稿づくり。うーん、半日遅れで、明日の午後には仕上げにうつりたいなあ。

 

私大法人、経営「正常」が初の半数割れ 2割は「困難」(日経新聞)
 私立大を運営する全国571の学校法人のうち、2023年度の収支状況などから経営が「正常状態」といえる法人が278法人で5割を切ったことが11日、日本私立学校振興・共済事業団の分析で分かった。半数割れは分析を始めた15年度以来で初。136法人が経営困難な状況にあり、うち17法人が自力での再生が極めて難しい状態だった。……

 学術会議のことを、しっかり話題にして、たたかっていかなければならないのだけれども、それを下支えする日本の学術研究、とりわけ高等教育も深刻な事態に追い込まれている。国立大学も惨憺たるものだけど、弱小私学はよりいっそうそうだ。すそ野の広がりのない学術研究に、その発展の道はないのだと思うのだけれども。与党はそんなこともわからない。

 一方で、今国会で審議入りした公立学校の教員の処遇改善などを盛り込んだ給特法改正案。いろいろ問題がありそうだ。全日本教職員組合(全教)が指摘していることの一つに、法案では処遇改善策の一つに学級担任への手当の加算が入っているが、特別支援学校や特別支援学級の担任は加算の対象ではないということがある。現行で給料月額の4%が支給されている教職調整額を段階的に10%に引き上げることとしているが、幼稚園教諭は、子ども・子育て支援新制度の枠組みで処遇改善に向けた財政措置が行われていることで4%のまま据え置きとされるとか、義務教育等教員特別手当を、校務類型に応じて支給することとし、その困難性などを考慮して条例で支給額を定めることも盛り込んでいて、具体的には学級担任の手当を加算することを想定している。ところが特別支援学校や特別支援学級の担任はその対象に入っておらず、来年度以降、特別支援教育に関わる給料の調整額の削減が検討されているというのだ。

 全教の金井書記長は「障害のある子どもたちは重度化・多様化しており、特別支援教育における専門性は高まるばかりだ。給料の調整額を削減する合理的な理由はない。学級担任の手当のことを含め、極めて差別的な処遇改善だ」というが、その通りだと思う。なんか、目に見える効率化だけ追い求めて、権利を守るだとか、発達や発展を下支えするという発想がないのだよなあ。ほんとに。

2025/04/07

5月号ができています!

 今日は朝から座談会取材。

 とちゅう、こんな建物に遭遇。

20250407_101230

 18歳の時、大阪のおぼっちゃんだったボクは東京に受験に来た時にここにとまったのではないか??? このホテル、建ってから54年かあ。結局、落ちて翌年の受験は、自分で探して、オリンピックセンターだとか、大学斡旋の下宿だとかにとまったけど(翌年は合格=いかなかったけど)。

20250407_124154

 となりには都庁だとか、都議会とか。

 東京のこういう場所は、もうこちらで住んで40年以上たつけど、慣れないなあ。

 

 さて、座談会収録はとても、勉強になったし、刺激ももらって、午後からはその起こし作業をスタート。花粉症の薬のせいか、少しまだまだ眠いけどねえ。

 

 5月号ができています!

20250407_221935

 ボクの担当は、まずは憲法特集! 久しぶりの丹羽さんには、戦後80年というスパンで、憲法のいまを考えてもらった。参院沖縄選挙区への立候補要請を受諾した髙良さんが登場して、南西諸島のこと、そして基地被害、性暴力のこと、平和への強い思いを語ってもらった。そして、小澤さんに、学術会議問題と憲法を。いまの法案の口実と、6人の任命拒否の議論は見事に重なっている。それだけにあらためのあのときの議論を憲法の立場から考えてもらった。

 もう1本。戦後80年、日韓条約60年に、徴用工問題を材料に、歴史を否定する政府と右派勢力の議論を批判してもらった労作。竹内さんは弊誌初登場。端島がテレビドラマで、注目されたこともあって、しっかり考えたいと思った次第。

2025/03/07

日本学術会議 国から独立した法人とし財政支援行う法案決定

 今日も、朝からインタビュー①の仕上げ。だけど、その後の段取りがうまくいかない。職場の状況は大きく変わったから、いたしかたないのだけれども、この年になって、いろいろ新しく、いろいろ段取りをつくらないといけないのだよなあ。ちょっとしんどけど。

 続いて、インタビュー②の起こし・整理作業につきすすむ。うーん、休みがないねえ。いろいろ課題が山積みなときは、どうしても孤独感を感じるのがこの仕事の特徴でもあるのだろうなあ。とてもとても深い孤独感でもありますけどね。

 夕方、開始五分前に、研究会の招待メールで、慌てて参加(笑)。だけど、とてもよかったです。報告者は原稿のたのんだこともある人で、報告が、かつてよりさらに深まっていて、あらためて勉強になる。議論を重ねると、さらに深まるっていうのは大事だなあ。ほんとに勉強になった。

 孤独を感じる北の地は、こんな感じ。

20250307_161657

 雪が、さらに孤独を感じさせるねえ。

20250307_171614

 

 今日のニュースは。

日本学術会議 国から独立した法人とし財政支援行う法案決定(NHK)
 国の機関である日本学術会議について、政府は国から独立した法人とする一方、必要な財政支援を行うなどとする新たな法案を決定しました。

 政府は7日の閣議で日本学術会議に関する新たな法案を決定しました。

 法案では日本学術会議を国から独立した特殊法人とする一方、必要な財政支援を行うとしています。

 会員は総理大臣が任命する仕組みから会議が選任する方法に改め、現在の210人から250人に増やすとしています。

 また会員の選任の過程を国民に明らかにするよう努め、会議の運営の評価と監査を行う委員や監事を総理大臣が会員以外から任命するとしています。

 そして、来年10月1日の法律の施行に合わせて新たな法人を設立するとしています。…

 結局、国の機関として、政府から独立して役割を果たすことは否定し、財政的支援はするものの、その基盤をふあんていかしつつ、監査監督の名で国の介入の仕組みをつくるという点で、つまりナショナルアカデミーの要件をみたさない懸念には何も答えずに、法案を一方的に決めるという、結構な強硬姿勢。ここにみられる国家の意思を決して認めてはいけないという正念場だな。うーん。

2025/02/27

「法人化法案の全文公開を」学術会議会長が談話 「懸念払拭できず」

 2月はほんとに、あっという間にすぎていくなあ。

 ここのところは暖かい。だけど、花粉がとくり返し言う。ベランダの花もほころんでくる。

20250227_081822 20250227_081826 20250227_091311

 今日も、来月インタビュー①の起こし・整理。量が多いのでなかなかすすまない。疲れているので、今日は眠かった。

 あとは実務を少々。年末の出張の清算をしていなかったことが発覚。まったく、無自覚だった。スポッといろいろなことな抜け落ちる((;´д`)トホホ)

 

 日経の世論調査も同様の傾向。「れいわ、現役世代が支持 国民民主は30代で自民超え」と。関心事は物価対策がとびぬけている。

 

 学術会議の法案に、会長談話が出た。

https://www.scj.go.jp/ja/head/pdf/20250227.pdf

 ここからが正念場。政府は無視してやってくるのか? 野党はどう対応するのだろうか?

「法人化法案の全文公開を」学術会議会長が談話 「懸念払拭できず」(朝日新聞)
 政府が今国会に提出する予定の日本学術会議(光石衛会長)を法人化する法案について、学術会議は27日、「懸念を払拭(ふっしょく)するものとなっていない」として法案全体を早急に公開するよう求める会長談話を発表した。

 政府は3月上旬の法案提出をめざし、条文の最終調整を進めている。政府と学術会議幹部らは今月13日、法案の概要について協議。首相任命の監事の新設など学術会議側の懸念が解消されていないうえ、会員選考の方法などについて新たな懸念も生じたという。法案の作成過程で問題点が明確になったとして「法案全体を早急に公開することを求める」と主張した。……

 18日には、梶田隆章氏ら日本学術会議の歴代6会長らが、「国際的な科学者アカデミーから、信頼できる科学者アカデミーとして認知されない組織に変質する」と厳しい意見が出されている。そもそも、独立したアカデミーからの意見に耐えられないような政府の見解や発言は国際社会から信用されるのか? そういうことを考えるべきなのだ。一方、政府は、汚染水(処理水)の海洋放出などを含め、役割をはたしていないと、学術会議を政府の役に立つ団体にしたいということをあからさまに表明する。あらためて、6人の任命拒否から始まった問題の根源に、何があるのか、そもそも何が問われてきたのかをしっかり考えておく必要があると思う。

 

 朝起きて、公私ともに、悩み、課題の大きさに、生き抜くことのしんどさをいつも痛感する。この生きづらい社会。そこを生き抜く強い気持ちをもたないと。

2025/02/16

「政府に従属する組織になる」 学術会議任命を拒否された岡田氏

 いつもよりは、結構、たっぷり寝続けていたから、そろそろあまり眠れなくなる。来週水曜日には、工場籠城がはじまる山場でもある。提稿2本、ゲラ読み2本ほか、ゲラを動かす作業をすすめる。後は、来月インタビュー①の資料読み。来月、再来月の不足分をうめる作業を決断力をもってとりくまないとなあ。あたまを、日常に復帰させていかないといけない。

 昨日の夜のETV特集は、「救うことで救われる 〜日本被団協 原爆被害者の闘い〜」。被爆者の必死の思いが、情勢を切り開いてきたことはよくわかる。だけど、どうしても戦後の原水禁運動にふれることになる。その描き方はうーん、いわゆる俗説というか、社会党系の人が語ってきたことがベース。森滝さんを軸にしたからそうなる。ちょっとなあとは思う。同時に、この歴史をどう語ればいいのだろうかということにも、頭をかかえる。たぶん、まわりでの当時のことを知らない(もちろんボクのリアル体験としては知らない)人が多いなかで、どうかたるのがいいのだろうか? と思ったりした。

 いよいよ学術会議問題も正念場を迎える。

「政府に従属する組織になる」 学術会議任命を拒否された岡田氏(共同通信)

 日本学術会議を法人化する法案に反対する学者らが15日「学術会議の意義を破壊することになる」との声明を発表した。東京都内で開かれた記者会見には、2020年に菅義偉元首相に任命を拒否された岡田正則・早稲田大教授(行政法)らも出席。「政府に従属する組織にしようとしており重大な問題だ。日本の学術の在り方そのものを汚染する」と糾弾した。
 声明は「安全保障関連法に反対する学者の会」が発表。今後、政府と学術会議側に提出する。首相任命の監事を設置するとの政府方針などに対し「活動の自主性を制約される。本来期待される人類的な課題がおろそかになることが懸念される」などと訴えた。

 文字通り、「政府に従属」だなあ。岡田さん、法学者らしい、厳格な反論。法案の提出を許してはならない!

 病気でしんどい日々を送っている間に、知り合いの訃報がいくつか、親しくお世話になった先輩たちや、よく原稿を書いてもらった方。後者の方は年齢も同世代だし、ますます、いろいろ考えます。でも、ボクラは生きなきゃいけないし、この生きることが相当しんどい世のなかに、しっかり、目を向けてやっていかないといけないわけなので……。

 生協まで買い物に歩いていく。久しぶりに歩いたの、足元がふらつく。体力を回復させないとなあ。

 梅の花も少しずつ。

20250216_164945 20250216_164802

 

2025/02/11

学術会議法人化は「終わりの始まり」 ノーベル賞・梶田隆章氏の警鐘

 今日は、「建国記念の日」なる日で、例年であれば2・11集会。ことしも行く気満々ではあったのだけど……。日曜日の東京の養護学校義務制50年の集会に出席のため、戻ってきた相方が、ウイルス性胃腸炎をもらってきて、今日は相方を病院につれて行ったりで、バタバタで、2・11集会には参加できず。

20250211_195304

 ウイルス性胃腸炎、きついんだよなあ。とにかく、しかたがなく看病。たまたま、いっしょにいたけれど、普段は別々に暮らしているから、やっぱり日常的にはいろいろ心配である。だけど、これ絶対にボクにもうつるから。相方が帰った後、ボクは苦しむんだろうなあ(苦笑)。

 仕事の方は、おかげで、インタビュー②の原稿づくりもし、ある程度仕上げまですすめた。明日にはできあがるなあ。

 今日の朝日は、梶田インタビュー。聞き手は高橋さん!

学術会議法人化は「終わりの始まり」 ノーベル賞・梶田隆章氏の警鐘(朝日新聞)
 菅義偉首相(当時)による会員6人の任命拒否に端を発し、政府・自民党が論点をずらす形で持ち出した日本学術会議の組織改革が大詰めを迎えている。政府は通常国会に、学術会議を法人化する法案を提出する構えだが、こんな決着で本当に良いのか? ノーベル物理学賞受賞者にして学術会議前会長の梶田隆章さんに聞いた。

「結論ありき」の最終報告
 ――内閣府の有識者懇談会が最終報告書を出しました。学術会議を法人化し、首相による会員任命は廃止、国の財政支援は続けると。どう読みましたか。

 「いろいろともっともらしいことが書かれていますが、学術会議が一番願っている、自主性・独立性については聞き入れられていないようです。大臣任命の『監事』『評価委員会』を新設し、法人化後の新しい会員はこれまでとは違う特別なやり方で選出すると。学術会議をがんじがらめにして国のコントロール下に置きたい。そのような意図を感じます」

 「そもそもなぜ法人化しなければならないのか。『国の機関のままの改革では限界がある』とのことですが、論理として非常に弱く、結論ありきという気がします。私自身は法人化に絶対反対という立場は取りませんが、特に変えるべき強い理由もない組織をあえて大きく変えるというのであれば、学術会議をより良くするという理念に基づき行われなければなりません。ところが、学術会議側が示した懸念について真摯(しんし)に耳を傾けた形跡はない。議論を尽くしたとも言えない」

 「このような『理念なき法人化』が本当に行われたなら、日本の学術の『終わりの始まり』になる。心配です」……

 「――「いいんだよ。国費で運営されているのに、国の方針に反する提言をするなど学者の思い上がりだ。けしからん」くらいが世の大勢ではないかと。

 「たとえば裁判官は国から給料をもらっていますが、国がおかしいという判決も出す。そういうことを通して、よりよい国になっていく。国に対してみんながイエスと答えるだけになってしまったら非常に貧しい国になってしまうと思います」」とか、

 「ともかく、われわれ科学者は原則を言い続けることが必要です。6人を任命拒否して学術会議の独立性をおびやかし、その理由も開示しないまま、『独立性を高めるための法人化だ』などと言う政府を前に原則を捨てたら、科学者の名折れです」など

 

 ものすごく大事なことが、つまったインタビュー! さすが梶田さん!

 ボクらもがんばりますよ!

2025/02/08

3月号ができました!

 風があって、空気が冷たく感じる。体感的には相当寒い。職場に行く電車は混んでいるなあ。おまけに、行きも帰りも、電車がとまる。イライラしない、イライラしないと念じる一日。今月原稿の資料を手に入れたり、来月インタビュー①の資料を読んだり、来月インタビュー②について考えたり。そして、今月インタビュー②の収録。準備をしていただいていて、きちんと話していただいて嬉しい。

 昨日は、原稿が落ちる夢を見た。健康によくないなあ。

20250208_000810 20250208_093028

 こっちに帰ってきても花は元気ですね。

 数カ月後の日程調整もすすめる。見通しのない人生を、何とかすこしでも見通す(苦笑)

 

 3月号ができました!

20250208_220351

 今月のボクの担当は、まずは塩川インタビュー。いまおこなわれている国会にどう挑むのか。少数与党になる下で、野党には何が問われているのか? 「2つのゆがみ」を正すために、どのようにがんばるかを語ってもらい、みんなの力で短期間で仕上げました。

 そして、特集、PFAS! 化学系の難しいインタビューにがんばって挑みました。なぜ、エコチルという貴重な調査を政府は大事にしないのか、その背景も含め小泉さんに語りつくしていただきました。これは日本政治を考えるうえでも大事なことだと思います。諸永さんには、どのように汚染が広がり、対策が遅れているのか、企業由来など焦点となっているところも含め、そして高木さんには基地由来のある、地位協定などの問題を浮き彫りにしてもらいました。

 久保田さんには、新自由主義教育改革について、昨年の本を受けての、学習指導要領の改訂を視野に入れて、政策側の「協働的な学び」の意図などもわかるものになっています。
 今月も、たくさんの人に読んでもらえるように!

2025/02/04

昔のお家芸も「グループ外に出す覚悟」パナソニックがテレビ撤退検討

 朝から大雪。関東ではない風景。

20250204_065057 20250204_081105

 でもって、朝と昼、2回の雪かき、重労働。疲れますね。その成果。

20250204_084357 20250204_133012

 

 雪かきのあとは、インタビュー①の原稿づくり。形はできつつあるので、あとは字数調整。明日には、仕上げの一歩手前にはいきたいなあ。 

 で、インタビュー②の内容相談。来月企画は、なかなかうまく進行しないなあ。こんなふうに、朝から晩まで、ずっと、仕事ばかりしているけど、東京のみなさんからは、何をやっているのかと思われているんだろうなあ。ひたすら仕事ばかりしていますよ。電話も、そこそこかかってくるし。

 今日は、こちらは新聞が来ない日。

 

昔のお家芸も「グループ外に出す覚悟」パナソニックがテレビ撤退検討(朝日新聞)
 パナソニックホールディングス(HD)がテレビ事業を含む「課題事業」を見直し、売却などの撤退や縮小を検討することが明らかになった。かつて、日本の「お家芸」だったテレビ産業で、縮小の動きが続いている。
 同社は4日、予定されていた2024年4~12月期のオンラインでの決算説明会に、急きょ楠見雄規社長による「グループ経営についての説明会」を追加した。
 楠見社長は、車載電池など重点領域への投資が収益を出せていないと現状を反省し、構造改革の必要性を強調した。その上で、テレビの他、産業デバイス、メカトロニクス、キッチン家電の4事業を課題事業にあげ、「(収益改善がない場合は)26年度末までには一掃する。グループ外に出す覚悟はある」と強調した。
 テレビ事業については「売却を受けていただけるような企業は現状ではない」としつつ、「様々な手段を考えている」と語った。…

 

 そういえば、「NHKは4日、発注した受信料関係のシステム開発が中止になったとして、IT大手の日本IBMを相手取り、約54億7千万円の既払い金の返還や損害賠償を求めて、東京地裁に提訴したと発表した」というニュースがあった。日本の産業、日本の企業はどうなっているのだろうか。新自由主義改革による短期の利潤を求めた結果か。アメリカからの足かせも大きいし。いま、どこまで、日本の企業、経済界はどこまで、日本経済の未来を描けているのだろうか。所詮、資本主義は「わが亡き後に洪水はきたれ」なのかなあ。ボクらはしっかり、未来を見据えないといけないのだろうけど。そのためにも、努力しないとなあ。

 夜は、一日遅れの、相方の誕生会外食を、ボクなりに豪華に(苦笑)。貧乏性というかケチなもので、というか金ないし、画期的夕食。

 

 

より以前の記事一覧

無料ブログはココログ
2025年4月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30