科学

2024/12/02

File8 追跡“PFAS汚染”

 変な夢を見るのは、こちらにきても変わらないなあ。もうちょっと、ゆるゆると眠りたい??? 今日は、朝からインタビュー①の整理をすすめ、さらに原稿づくり。なんとなく、感触がつかめてきたという感じはあるけど、まだまだ気が抜けない感じ。メールのやりとりをしたり、原稿化のために映像資料をみたり、しながらすすめる。

 こちらは、3時半になれば、どんどん暗くなる。4時半にはもうあたりは真っ暗だ。

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 あと、埼玉では、色あでやかな木々だったが、こちらはすでに冬の光景。まあ、12月だものなあ。

 夜には、今週末にある、相方のZOOMでの研究会の機材の設定のお手伝い。埼玉からもちこんだ機材もお貸しし、何とかうまくできそうな気配。便利な時代でもある。

 

 さて、土日のNスぺは、「調査報道 新世紀」。土曜日は「File7 気候変動対策の“死角”」で、「各国が公表している温室効果ガスの排出量よりも実際の排出量が上回っている可能性や、企業が投資する森林保護プロジェクトの効果“水増し”疑惑」を報じる。なかなか驚くような内容だが、最後は、企業の模索に焦点を当てたが、日本の後ろ向きさにもう少し迫ってほしかった感はぬぐえない。
 そして、日曜日は「File8 追跡“PFAS汚染”」。

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自然界で分解されることがほとんどなく永遠の化学物質と呼ばれる有機フッ素化合物PFAS。去年WHO・世界保健機関が一部の物質について発がん性の評価を引き上げたが、そのPFASが日本各地の水道水から検出されているのだ。国が暫定的に定めた目標値を大きく超える地域もあり住民から不安の声が上がっている。汚染源を探る住民、PFASを製造してきた企業、国内外の研究者への独自取材から“PFAS汚染”の全貌に迫る。

 自衛隊由来の各務原の汚染においての行政や自衛隊の対応や、大阪のダイキンによる汚染、そして、吉備中央町の活性炭廃棄由来の汚染など、かなり突っ込みながら欧州のとりくみなども紹介する。すごい内容で、とてもおもしろく勉強になったのだけど、不思議なのは、米軍由来をスルーしたこと。しかも、アメリカ本土では、スーパーファンド法の適応が米軍基地にもされ、修復義務がおわされているのに、日本は地位協定が壁となり、調査するできない現状がある。なぜそれをスルーするのかはとても不思議である。

 

2024/11/30

学術会議法人化案、会員300人に増員へ 監事らの首相任命案は対立

 朝から、北の国での生活を安定的にすごすための、簡易家具た衣料品の買い出しにまず、向かう。いよいよ、今後について、より具体的に考えないといけないなあ。お金と体力があれば、二拠点でもいいんだけどね。

 これが、こちらでの仕事机。

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 その仕事机で、今日は、朝からメールを打ち続ける。もう少し計画的に仕事ができるようになるためには、どうすればいいかもよく考えるべきところにいる。

 あとは来月インタビュー①の整理作業。とにかく、すぐに眠くなる。疲れがとれていないんだよなあ。何とか少しでも前に進める。

 もうちょっと、インプット作業にも時間をさかないと。考えてみると、ここ数日のあいだにやるべき仕事が山ほどある。うーん、全然、ダメじゃん、このペースだとと、焦る。全然、状況は変わらないねえ。

 

 学術会議問題の議論もだんだんとピッチがあがってくる。とてもドキドキする。そういう危ない議論が展開されている。

学術会議法人化案、会員300人に増員へ 監事らの首相任命案は対立(朝日新聞)
 日本学術会議の法人化案を議論している内閣府の有識者懇談会は29日、会員の定員を現在の210人から300人程度に増員することで大筋合意した。一方で、新法人の監事や外部評価委員会の任命を首相が担うとする案などについては、中立性が損なわれるとして学術会議側が反対しており、引き続き議論する。…

 ほんとうに危険な議論。法人化で財政と言う外堀を埋めつつ、隠岐さんの言うように「これはダメ絶対危険。政府がアカデミーに圧力をかけることができてしまう。ファシストは社会をコントロールする前にアカデミーに手を入れる。戦前のイタリア、ドイツ、日本。近年だとトルコ、ロシア、ハンガリー、現在進行形でポーランド」となってしまう。政府の直接的な介入を可能にする仕組みがつくられる。ここから、通常国会へ、正念場の時期になっていく。

2024/10/22

(資本主義NEXT 復権する国家:1)「経済安保」掲げ、産業育成へ レアアース禁輸、流れ変えた

 今日から工場籠城。今月は担当が多いから、目が回る忙しさ!!! 何とか乗り切ってるか、うまくいっていないのもある。大丈夫かなあ。

 

 とにかく、とにかく、仕事は前にすすめるしかない。あと、もう一山、二山。うーん。

 今日は再び、暑い日に。どうもなあ。体調がなあ。

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 今日からはじまった朝日の連載。

(資本主義NEXT 復権する国家:1)「経済安保」掲げ、産業育成へ レアアース禁輸、流れ変えた(朝日新聞)
 「協力」から「安保」へ――。

 経済産業省の変身を象徴するような組織改革が7月にあった。「貿易経済安全保障局」の誕生である。

 それまでの貿易経済協力局から、経済協力関係の部署を別の局に移し、代わって貿易管理と経済安保関係の部署をまとめた。いまや「経済安保」「安全保障」を冠するポストは13を数える。

 経産省に「経済安保」の思想が芽生えたのは2010年、尖閣諸島沖で中国漁船が海保の巡視船に衝突した事件にさかのぼる。中国人船長が逮捕され、中国は事実上の対抗措置としてレアアースの対日禁輸に踏み切った。レアアースは自動車・電機産業で幅広く使われるだけに衝撃は大きかった。……

 国家が復権しているのは、たぶん世界の大きな流れ。だけど、その内実は、国家による新自由主義の推進である。ここで、のべられている経済安保は、米中対立を背景にしている。国家の復権はそれだけではない。環境問題が色濃く反映している。だけど、こちらのほうは、色濃く日本的でもある。どこまでも、大企業を守る。気候変動への対応はずっとずっと後景に追いやられる。国家の介入にょる新自由主義の日本的な歪みが顕著なのは教育もそうだ。共通しているのは、国家は介入するが、財政支出はとても限定的で、重点支出しかしない。だから、環境対策も、技術も、教育も豊かにならない。そこにあるのは、大企業の利益を代弁する政府であるということ。国民は二の次にされる。これが、新自由主義の日本的な矛盾であるのもまちがいない。

2024/09/12

PFAS 公害裁判 そしてトラツバ

 今日は朝から異様な暑さ。と言うか夜からほんとに暑かった。

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 朝から、先の企画の映像データをチェックしたり、メールをしたり、実務処理をしたり、資料を読んだり。いくつかの仕事を並行してやる。そのことが、だんだんしんどくなるお年頃(苦笑)。で、がんばって乗り越えて。

 夜は、こちらに。

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 改憲というものの根元を問う内容で、刺激的で、おもしろかった。さすが小沢さん! 久しぶりに話もできてよかったです。

 

 さて、8月にあったPFASの全国交流会の映像を見る。その運動の広がりとともに、調査がひろがり、被害の実態が広がっているのはおどろき。ただ、行政との関係では、血液調査にしても、原因究明にしても大きな壁がある。

 ちょうどそのとき、トラツバで、公害裁判。桂場のモデルは、いうまでもなく、石田和外第五代最高裁長官。ボクらには石田は、青法協裁判官の再任を拒否や、企業献金合憲判決とかいい印象のない人。だけど、この公害裁判で、立証責任を逆転させるのに主導的な役割をはたしたのは事実なようだ。

 今日の番組では、

 航一「ご存知の通り、損害賠償裁判は、被害を受けた原告側が被告の過失を立証する責任があります。それゆえに公害裁判は、被告である企業側が原告の主張に科学的根拠がないと言い張り、長期化してしまう」

 桂場「裁判長は、推論により因果関係が認められれば、原告側の主張は成立していると判断する。企業側が不服であれば、過失がないことの立証をするよう求める」。
 航一「ないことを立証するのは、困難では」

 桂場「公害被害で苦しんで助けられるべき人は、速やかに助ける。それが、司法の力であるべきだ」

 公害裁判は、いまも、原発訴訟という形で、続いている(アスベストだとかほかにもありますが)。原発は第4の公害といったのは宮本憲一さんでしょうか。ボクはPFASも、その被害が水を通して広範囲になっているだけに、今後、公害として問われていくことになるのではと思っている。原発では、公害という視点からの企画をやったけれども、だからこそPFASにかかわって、もう一度、公害裁判に学ばなければとおもったりするところでもある。





2024/08/05

第5福竜丸 株価 終値2200円以上値下がり 終値では過去2番目の下落幅

 今日も暑いけど、少し早めに起きて、早めに仕事に向かう。この暑さで、体は疲れているけど、まだまだ動けるのだよなあ。

 来年は80年の節目の年で、自分が仕事で節目の年を迎えるのは(迎えないかもしれないけど)、最後になるだろうから、迎えるにしても、迎えないにしても、この時期に、いろいろ考えたいと、いろいろ読んだり、いろいろなところに行ったりしてもがいている。あきらめが割るのも大事なんだろうし(苦笑)。

 そんなこともあり、この間、市田真理さんのお話を聞くために、第五福竜丸の展示館に行く!

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 すっとお会いしたくって、話をお聞きしたかったけど、恥ずかしながらはじめて! もちろん、ビキニのことは、高校生の新聞をつくっていたときからの付き合いだし、いまの雑誌でも、マーシャル、ロンゲラップの企画は何度が自分自身やってきた。だけど、ものすごく、この問題をふり返って、考えさせられ、いまなぜこうなっているのかまで考えさせられた。とても胸にせまる話だった。ああ、今年は、ちゃんとできていないなあと強く反省もさせられる。

 あまりにも積み残しの課題の多さに、あらためておののく毎日でもあるなあ。

 

株価 終値2200円以上値下がり 終値では過去2番目の下落幅(NHK)
 2日の東京株式市場は、アメリカの景気の先行きへの懸念が急速に強まったことなどから、日経平均株価の終値は1日より2200円余り値下がりし、世界的に株価が暴落した1987年のブラックマンデーの翌日に次ぐ、2番目に大きい記録的な下落幅となりました。……

 大きな衝撃が走っているのだろう。株価は、まったく実体経済をあらわさなくなっていて、作為的なバブルの状態になっていて、それを国が支えていたわけだから、アメリカ発でもあるし、円高もあるし、こういうことがおこることは不思議なことではない。政策的な選択肢が少ないだろうなかたで、長期的な日本経済の力の回復(国内消費の力)ということと、もっとも支援や対策が必要なところの順番を間違えないことが、大事なんだろうけれども、恐らくそういう展開にならないことも予想されるだけに、この問題でもしっかりした議論ができるようになっていなかいといけないということは痛感するのだけど。どうする?

2024/07/21

「奥能登に生きる〜2つの過疎の町と震災〜」

 今日も猛暑(って口にしたくないなあ)。日曜日だから掃除洗濯スタート。仕事が山場なので、掃除は最低限。そのまま、修正中間報告を読み、あとはひたすらゲラとにらめっこ。暑さの中では、エアコンの部屋でも、ちょっとしんどい仕事だな。

 今日は、久しぶりの団地の会議を少し。うーん、難しいなあ。人と人とがつくるものの難しさをやはり痛感する。

 さて、昨日の夜のETV特集は、「奥能登に生きる〜2つの過疎の町と震災〜」

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 「こんな人口の少ない所、元通りにするか?」能登半島の突端、珠洲市の高屋。被災後、住民の8割が避難した。日本海から荒ぶ風鳴り。「ないものを皆で分け合う在所」は、原発計画や高齢化の中で営みを守ってきた。そこに地震が襲った。同じ珠洲市の蛸島。「漁やめる人、いっぱいいます」「ヒマ、酒飲んで独り言」それでも、船を出す漁師がいる。「嫌な人生じゃないもんね、人生そのものなら」地震から半年、2つの過疎の町の記録。

 かつて原発に揺れた珠洲市を襲った地震について、原発で別れた村の歴史をからませながら、いまを追う。原発の危険性はあえてかどうかわからないが、すっとばしつつ。その原発誘致の背景にもある、過疎の問題焦点をあわせる。誘致に村の未来をかけた人は、震災後も、工事がおこなわれていれば、地震後の復興も早かっただろうと語る。彼らも、そのぐらい未来をかけていた。だけど、原発は……。

 そのことと同時、あらためて考えるのは過疎にたいして、この社会はどこまで向き合ってきたのか。北海道で暮らしていると、捨てられた街があちこちにある。どのように、過疎の村でも生きていける社会をつくっていけるのか? そのような問題に向き合い、試行錯誤しつくしてきたのか、その答えをしめせてきたのだろうか。そこは厳しい問いかけでもある。

 

 モンモンとすることがとにかく多いし、続く。何とかしたいもの、考えたいもの。

2024/07/18

「膨張と忘却 〜理の人が見た原子力政策〜」

 うー。梅雨明けか! いよいよほんとの、暑い夏がやってくる。ここのところ、毎年、この暑さを乗り越えるのかと心配になるのだけど、いや無理だと思えてしかたがないのだけけれども、これまでの何とか乗り切ったわけで……。さて、今年は? うーん。

 今日は、とにかくインタビュー①の起こし・整理から原稿づくりへ……。うーん、まだ、これでいいのかなあという感じにとどまっている。明日には、原稿の形にして、明後日は仕上げして発信しないと。

 ETV特集の「膨張と忘却 〜理の人が見た原子力政策〜」を見る。

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第50回放送文化基金賞ドキュメンタリー部門最優秀賞受賞作品。長年国の原子力政策に関わった研究者・吉岡斉氏が残した数万点の資料
「吉岡文書」が見つかった。科学技術史が専門の吉岡氏は90年代から国の審議会の委員などを務めた。「熟議」や「利害を超えて議論を尽くすこと」を求め続けた吉岡氏はそこで何を見たのか。「吉岡文書」に加えて独自に入手した内部文書や関係者の証言などをもとに国の政策決定の舞台裏に迫る。

 政策の合理性というものを求めた吉岡さんの告発。もんじゅ・高速増殖炉計画の見直しの検討をすすめる審議会の内幕の告発を追っていく。1兆円以上の国費が投入されたという「もんじゅ」は、トラブルが相次いだことから、結局、その19年後の2016年に、廃炉が決まったわけだけれども。

 内部告発は、強固な利権構造の前に……。そういうことが暴露される。合理的議論がすすむとみられた長期の計画決定は、おかしな「茶番劇」に飲み込まれていく。それを仕切った近藤駿介氏の言っていることはまったく理解不能だけど。その茶番で理由とされたものは、恣意的なものにすぎないのだけれど……。茶番のシナリオを見せつけられた近藤氏はまさにしどろもどろ。しかし、政治家のいう「君らが言ってることは全部正しいな。でもねえ、これは神話なんだ」「嘘は承知で "出来る出来る" って言ってればいいんだ」との姿勢が壁が阻む。内部告発者はいう「『金』と『嘘』と『おまんま』がグチャグチャになって固まっている」……。

 吉岡氏が自身の著書『戦後日本の科学技術の社会史』で次のように書いている。

 「日本の原子力政策において発足したプロジェクトは、条件がいかに変化しようと中止に追い込まれる事はなかった。所管省庁、電力業界、政治家、地方自治体の有力者、すべての構成員が何らかの利益配分を受けることが出来るかぎりにおいて、分裂は回避され、結果として原子力事業の自立的膨張がもたらされてきた。国民の痛みの上に政策は成り立っている」

 2006年の柏崎刈羽、2011年福島と、大地震による原発の事故が続いていくことになる。しかし、指針がつくられることも、原発政策が検討されることもなかった。吉岡自身、思い悩みやつれていく……。大島さんが、3・11で吉岡さんは生き方を変えたというのは胸を打つ。

 原子力ムラとはよくいったものだけど、いまなお、再処理も、原発政策も生き残っていく……。

 日本の政治の絶望を見せつけられる。この絶望の乗り越える理性は……。強い気持ちで向き合わないといけない。

 

 

2024/07/16

大学授業料高いか安いか 無償が主流の欧州、戦争の歴史への反省も

 昨日は、来月用の対談。中身は相当、おもしろい。なかなか、中央メディアではとりあげられていないものなので、楽しみにしておいてくださいな。

 昨日は、提稿3本とか、いろいろバタバタで、今月座談会②は少ししか進行できなかったので、今日、何とか仕上げて発信まで。午後には、インタビュー①の収録。ずっと、休みなし連勤状態なので、やっぱり体は疲れているのか、ちょっと、つらさを感じるところ。ここを乗り切りたいところです。

 おこっていることからはいろいろなことを考えます。

 ガザへの空爆が続きます。なかなか継続して、企画にしたりできずにいるのでだけど……。

 国連広報センターのX

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「衝撃を受けています。

#ガザ@UNRWA 本部は戦場と化し、破壊されました。

国際人道法をあからさまに無視した新たな事例です。

国連施設は常に保護されなければならず、軍事や戦闘の目的に使われてはなりません。

どんな戦争にもルールがあり、ガザも例外ではありません。」

@UNRWA事務局長
 自分はとても無力だけど、無関心ではだめだ。何かしらの発信を続けないと。焦る日々ではある。
 戦争とのからみで、とても大事だなあという記事。

大学授業料高いか安いか 無償が主流の欧州、戦争の歴史への反省も(朝日新聞)

 日本の大学は高いのか、安いのか。大学授業料をめぐって議論が起きています。国立大学の標準額の授業料はいま年間約54万円。東京大学が約2割の値上げを検討中で、慶応義塾の伊藤公平塾長が「150万円に引き上げるべきだ」と案を示して注目されました。世界の学費事情に詳しい大阪大学の園山大祐教授(比較教育社会学)に聞きました。

 ――日本の大学の学費は、先進諸国の現状から考えてどう位置づけられますか。

 米国や英国の高い授業料がよく知られているせいか、日本の国公立大学は「安い」と捉えられがちです。確かにそういう側面もありますが、国立大学が多い欧州各国を見ると、授業料を取るのはむしろ例外で、ほぼ無料に近い国が大半です。……

 隠岐さんはXで、 「日本は家計負担の割合が高いのが特徴です。OECDのデータでは、日本の私費負担は51%で公的負担の38%を大きく上回っています。私費負担のOECD平均は22%で、データのある38カ国中、日本はワースト4位です」 学費無償の国には戦争への教訓もあり、「国家は政府の政策を科学的に判断できる市民を育てる必要があり、そのためには、意欲と学力がある者が経済的理由から教育を受けられないということがあってはならない、という理念」があるとのこと。と引用している。とても大事だなあとつくずく思う。

2024/07/10

「PFAS漏れ事故は『非公表』で」アメリカの要求に日本は従い、国民に真実を隠した…政府関係者が経緯明かす

 これだけ、暑い日が続くと、もう体力が奪われて奪われて……。ほんとに、みなさん、よく働いていますね。いやあ、もう大変です。

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 今日も、座談会①の原稿づくり。会議もあったり、慌ただしく1日がすぎていく。そして、ここに取材に。

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 秋に向けて、いろいろ予測が難しいが、大事なことは次々起こるのだろうとは思う。

 

 落ち着いて、いろいろなことを考え、学ぶ必要のある局面なんだけど、なかなかその余裕がないところがしんどい。

「PFAS漏れ事故は『非公表』で」アメリカの要求に日本は従い、国民に真実を隠した…政府関係者が経緯明かす(東京新聞)
 米軍横田基地(東京都福生市など)で昨年1月に発生した高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)を含む汚染水の漏出事故について、日米両政府が非公表とする方針で合意していたことが、政府関係者への取材で分かった。日本政府は、米軍側から事故についての説明を受けた際、情報を外部に出さないよう求められ、これに従っていた。
◆地元自治体「早く情報提供してほしい」
 この事故は東京新聞が米軍の内部文書を入手して昨年11月に報じ、地元自治体が防衛省に事実関係を問い合わせていた。基地が所在する福生市の担当者は「事実関係を確認することができないので、早く情報を提供してほしい」と話している。……

 この問題も、リードはしたけれど、次のステージへ、どのような問題提起は必要なのか。おこっている問題から、何を問いかけるかを、じっくり考えたいとも思っているところではあるのだが。原点の1つである地位協定のことも問いかけたいところでもあるし。

2024/07/09

8月号ができました

 朝から、異常な暑さ。テレビでもその暑さ対策と、睡眠の問題の番組が続く。ほんとに、それらが大きな課題で、からだのダルさとのたたかいだな。仕事がたいへんなのにねえ。とにかく今日は座談会①の起こし・整理作業を続ける。そして、その後、ただちに、原稿づくりにとっかかる。暑いなあ。

 そのほかに、来月対談の内容相談のメールを送ったり。資料を探したり。追い込まれモードは引き続き。

 

 さて、遅くなりましたが8月号ができました。

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中野晃一 さんの「迷走する自公の悪政からどう脱却をはかるか――あらためて市民と野党の共闘の意義を問いかける」は、いまだからこそしっかり読むことが大事だなあと痛感。近未来をしっかり見ていたわけでねえ。
しんぶん赤旗社会部取材班の「自衛隊と靖国神社の点と線」は、この問題をしっかり概括的につかむことができます。  
中嶋哲彦 さんの「教員の長時間勤務・多忙化解決への責任ある行動を――中教審特別部会の審議まとめにおける誤魔化しと責任転嫁」は、中教審の審議のまとめの議論の問題をポイントをついて、しっかり明らかにしてくれるので、とても役に立つ!

宮本岳志さんの「学費値上げではなくだれもが学べる無償化をめざす」は、最新の動向もしっかり、めくばりをしながら、基本的な原理をおさえての議論を提起していて、とてもおもしろものにしあがっている。    
小野川文子さんの「通学困難解消の名の教育からの「排除」ではなく通学と生活の「権利の保障」を――インクルーシブ教育と特別支援学校寄宿舎を考える」は、奈教の問題とならんで、学校でおきている大きな問題の1つである、栃木の寄宿舎廃舎の問題を、障害ある子どもの権利という視点から論じたもの。インクルーシブ教育との関係でも、大きな問題提起をしている。  
坂口 明さんの「映画「オッペンハイマー」と原爆投下の実相」は、映画で描かれたオッペンハイマーの人生から、彼が残した発言などもたどりながら、原爆の開発と投下の実相を明らかにしていて、いろいろ学ぶことが多い。

ほんとに労作ばかりで、みなさんに感謝です。 
   

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