メディア

2020/06/19

日本のメディアは信頼に足りうるのか

 起きると、どんより落ち込んだ気分は気圧のせい? そんなときはたいてい、自分の存在する価値があるのか自信がもてなくなって、消えてしまいたくなる。いやいやと、そんな気持ちは、ある意味で、たんたんとふり切って、仕事に向かう。そろそろ最近にない地獄の局面にはいりつつある。今日は、朝から電話のやりとり、来月の執筆の着地や、鼎談の相談から、その日程の設定まで一気にすすんでくれました。またまた、驚きの企画ですよ。原稿の着地の根回しや相談も。出張校正前はいろいろ忙しい。合間にゲラを転がしたり。実務仕事をすすめたり、ほんとうはしたかった、資料の読み込みはあまりすすまなかった。だけど、おもしろいテーマは少し発見。企画にまでつなげることができるかなあ。

 国会が終わって、昨日には、首相の記者会見があった。これまでも、この間の首相記者会見は目を覆うようなひどさだったけど、昨日のはとりわけひどかった。

令和2年6月18日安倍内閣総理大臣記者会見

 この政治部の記者さんたちは、なんのために記者になったのだろうか。会見や安保についての持論を、首相は滔々と語った……。

 そんなメディアのあり方が問われているそのときに、こんな事件が発覚した。

フジテレビと産経新聞が謝罪 世論調査で電話せず架空回答入力(NHK)
 フジテレビと産経新聞社が合同で行った世論調査で、委託していた会社の社員が14回の調査にわたって架空の回答を不正に入力していたことがわかりました。
 フジテレビと産経新聞社は誤った内容を伝えたとして謝罪するとともに関連する放送や記事を取り消しました。

 フジテレビなどによりますと、フジテレビと産経新聞社が合同で毎月行っている内閣支持率など主に政治に関する世論調査で、京都市にある再委託先の「日本テレネット」の社員がデータの不正な入力を行っていたことがわかったということです。

 不正な入力は去年5月から先月までの14回の調査で行われ、実際には電話をかけていないのに架空の回答を入力していたということです。架空の回答は1000人を対象にした調査のおよそ17%を占めていたということです。

 この社員は現場の責任者で、フジテレビの調査に対し、「オペレーターの人集めが難しかった」などと話しているということです。

 フジテレビと産経新聞社は報道機関として誤った内容を伝えたとして謝罪するとともに関連する放送や記事を取り消し、当面、世論調査を中止することを決めました。

 フジテレビは「不正なデータをチェックできず誤った情報を放送し責任を痛感しています。今後、検証を行い、しかるべき処置を行ってまいります」とコメントしています。

 かつて新聞社には、世論調査部という専門の部署があったという話を聞いたことがある。それが、いつのまにかどこも外注になる。同時に、コンピュータが調査をおこなうようになる。しかし、専門的な調査のあり方からは遠ざかり、調査そのものの精度も明らかに劣化してきた。世論調査への不信の原因の1つにもなっている。

 そして、今回の事件、フジや産経は、外注業者の社員の問題としているようだけど、外注という名のブラックホールとなり、どんな力が働いているのかも闇の中。つまり、そこに、どれだけ、正当性や客観性があるのか、実はなにもわからなくなっているということ以外なにものでもないということ。

 正直言って、日本のメディアは信頼に足りうるのか。ボクも知り合いには、現場でがんばっている知人がいるから、言い切りたくはないのだけど、しかし、なあ。もう何がおこっていても、驚かないぞって感じになっているのだ。

 さてされ、執念の本ができあがってきました。

17776

 執筆者のみなさんと喜び合いたいなあ!

 今日の夕食は、ブリ大根、マカロニサラダ、ほうれん草、ちくわ天、あおさの味噌汁。

2020/01/08

トヨタが実験都市

 ニュースを聞いた時、あれ、これって中国の真似って正直おもった。自動運転など、AIを使った技術っは、トヨタはかなり遅れている。先端を走っているのは、おそらく中国。だけど、トヨタのことだから、いっそう純化した都市をつくるのだろうなあ。だけど、中国だからできると思ったら、日本の人権状況であれば、十分可能ということなんだろうなあ。おそろしい。

Img_01 正月のNスぺの録画をみた。「10 Years After 未来への分岐点」。この10年が世界の未来の別れだと。SDGsを語る時、楽観が漂う。環境については、そうだったな。企業活動の接点をさぐるような話。原因や責任をさぐる方向に議論は向かない。

 AIと軍事のところは少し面白かった。軍事利用がどんどんすすんでいる。ここでも中国だなあ。

 

 

 イランの報復。どちらも戦争はしたくないとこれまで言われてきたわけだろう。いまでも、本気でことを構えることはないともいわれるのだけれども、軍事に傾斜する動機はほんとうにないのか。きっかけはすでにはじまっているのだけど。どうなのだろうか。まもなく、トランプの会見ではあるのだけど。

2020/01/04

根拠のない楽観論

 経済界の首脳の年頭のコメントを読んでも、SDGsとSociety5.0で、日本の未来を拓く、日本は大丈夫だという感じが目だつ。新聞の経済社説も同じように感じる。経済的に、いまは安定しているという認識なのか? まったく見たくないものを見ないのか、視野に入らないのか。日本の経済の深刻さと異常さは見ていない。貧困、雇用の不安定などどこ吹く風。うーん、ちょっと驚きでもあるのだけど。それが、偏狭な「日本はすごい論」と奇妙に結びついている。財界までそうなのか。

 今日から仕事はじめ。腰痛で調子悪し。孫相手に頑張りすぎた? しっかり仕事して、普通に帰宅して、しっかり家事(主夫)もして。普通の生活が戻ってきました。今年も頑張れるかな。

 かつてお世話になったMさんの訃報が届く。病状は聞いていた。最後のご本にちょっとだけ協力。恩返しが少しでも。ご自慢の料理を食べたかったです。合掌。

2020/01/03

むずかしい

 正直に告白すると、今日も、孫デーである。いっしょに動物園。結局、年末年始は、半分を孫といっしょにすごした次第。至福の時間(笑)。

 

 で、新聞を読むぐらい。うーん。読むところがないなあ。朝日は、トランプ。結局、読まなくても、わかるような内容。そのぐらい凡庸であり、論をたてるのがむずかしいということ。論じるまでもなということは、批判がなかなかつきささらないということ。そういう時代であるけど、なぜ、そうばっているのかなあ。

 明日ぐらいには、経済社説もそろうかなあ。どんな論じ方をするのかは関心事。

2020/01/01

2020年あけましておめでとうございます

 静かな新年。朝から雑煮をつくって(いちおう富山風)、だらだらとテレビをみたり、ちょっとした家事をしたり、昼をつくったり、本を読んだり。今回の年末年始は、泊まりに行ったり、遠出はなし。お金がないことがいちばん大きな理由ではあるのだけど、相方も、あまり積極的ではないし。温泉には行きたいものだけど。

 新聞は、いろいろ読んでみる。朝日の社説は、「2020年代の世界 「人類普遍」を手放さずに」。SDGsにこめられた普遍的原理をテーマにする。誰もが反対できないようなテーマではあるけれど、その人権の実態が、どのような政治過程のもとで、力関係のもとで、おこっているのかについては、ほとんどふれない。だから、前にはすすまないのだよなあ。毎日の「拓論’20 民主政治の再構築 あきらめない心が必要だ」には驚いた。近代の歴史を150年で括る。その歴史観がほとんど理解できない。この毎日の社説の意味することは何なんだろうか? 「読売」は「平和と繁栄をどう引き継ぐか…「変革」に挑む気概を失うまい」。日本すごい論とSociety5.0の合体のような内容だけど、これが財界の主流の考えなのか。危機感ということでもなく、薄っぺらさには、逆に心配になる。日経はすでに無料では読めなくなっているので後日だなあ。

 赤旗の対談なども読みながら、いろいろ考える。自分にはわからない論点お多いなあ。先輩から、「遅まきながら変わるかも」という年賀状をもらった。本当に、変わるのだろうか。その変化は、ボクにはまだなかなか見えないでいるのも事実。いま、体が、理屈を拒否するような、しんどさもあるのだけど、今年は、もう少し、理屈に突っ込み続けようとは思うので、新年に、久しぶりにブログを書いてみた次第。今年はどんな年になるのだろうか?

2018/04/08

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書

640_7 3月の末。封切り直後に行きましたよ。これは。エンドクレジットでノーラ・エフロンに捧ぐって出てくるように、ジェンダーが大きな主題の1つではあるのだけど。
 メディアと権力の隠蔽する情報をめぐるたたかいではあるのだけ。ワシントン・ポストのキャサリン・グラハムの決断に勇気をもらうし、他人事ではない。
 だけど、同時に、日本では、情報はこのように扱われない。そもそも歴史の事実をこのように記録するだろうか?官僚にとって書かれた情報は大事という建前とともに、いつでも隠蔽・廃棄・改ざんする歴史がある。戦争末期の焼却もそうだけど、戦後も典型は密約である。それを日本の官僚はつくり、政治がそれを主導してきた。それだけ闇は深く、課題は大きい。
 だけど、アメリカも、そのワシントンポストは、大統領からフェイク・ニュース非難され、お高く留まった特権階級のものと読者の信頼も揺らいでいる。そういうなかで、メディアがその役割をどう発揮するのか。
 大きな困難を、メディアの原点に立って向き合うということが、大事なんだろうなあと思った映画だった。
 


2018/02/02

2018年01月31日から02月02日の新聞社説

2018年01月31日
《朝日新聞》
「森友」論戦 かわす政権、募る不信
仮想通貨 リスクの説明、徹底を
《読売新聞》
小学校の英語 授業の質と時間を確保したい
受動喫煙法案 健康被害防止へ実効性あるか
《毎日新聞》
安倍政権の緩みとおごり 謙虚の掛け声がむなしい
不妊手術強制で国を提訴 尊厳めぐる重い問いかけ
《日本経済新聞》
日中の信頼醸成へ根気強く課題解決を
出遅れが目立つ遺伝子治療
《産経新聞》
国税庁長官、説明責任から逃げるな 長官が人前で納税の意義さえ語れない異常な事態
「習思想」と憲法 個人独裁強化を懸念する
《東京新聞》
アメリカと欧州 価値観のずれの先は?
河野外相訪中 冷静に首脳往来の道を

2018年02月01日
《朝日新聞》
受動喫煙法案 「対策を徹底」はどこへ
訪日観光客 集中和らげる工夫を
《読売新聞》
在外被爆者判決 国の対応が混乱を拡大させた
トランプ演説 米議会の対立を克服できるか
《毎日新聞》
受動喫煙防止の厚労省案 これでは健康増進が泣く
トランプ一般教書演説 「誇り高い米国」に程遠く
《日本経済新聞》
針路より実績を強調したトランプ演説
生活困窮者への就労支援急げ
《産経新聞》
パラリンピック 薬物蔓延断ち切る覚悟を
トランプ氏演説 「北」を許さぬ決意示した
《東京新聞》
旧優生保護法 負の歴史を直視する
米一般教書演説 分断の象徴「壁」やめよ

2018年02月02日)
《朝日新聞》
茂木氏と線香 政治倫理はいずこへ
在外被爆者 理念に背く切り捨てだ
《読売新聞》
札幌11人死亡 脆弱な防火態勢の改善を急げ
再生エネ促進 国民負担の抑制が欠かせない
《毎日新聞》
在外被爆者の賠償認めず 不公平を容認した判決だ
支援住宅火災で11人死亡 貧弱な「居住福祉」の現実
《日本経済新聞》
この改定では介護保険の未来が危うい
名門ゼロックス買収の教訓
《産経新聞》
札幌の住宅火災 安全対策は尽くされたか
憲法と緊急事態 任期延長だけでは足りぬ
《東京新聞》
一票の不平等 2倍は合憲ラインか
たばこの規制 煙のごとく消えてゆく

2018/01/30

2018年01月30日の新聞社説

《朝日新聞》
河野外相訪中 機運つかみ首脳往来を
「何人死んだ」 沖縄めぐる政治の劣化

《読売新聞》
仮想通貨流出 利用者保護の軽視が目に余る
衆院予算委 政府・自民党は「緩み」を排せ

《毎日新聞》
首相が平昌五輪で訪韓へ 主目的を取り違えぬよう
仮想通貨ネムの不正流出 顧客保護の軽視が招いた

《日本経済新聞》
仮想通貨取引所の安全性を再点検せよ
都市部の農地を守るために

《産経新聞》
仮想通貨の流出 安全対策がずさんすぎる
日中外相会談 「平行線」なのに改善とは

《東京新聞》
若竹さん芥川賞 おらだっていけるかも
副大臣やじ辞任 政権の姿勢こそ問題だ

 副大臣のやじ問題。政治の劣化だとかそういう水準の話ではない。政治の放棄であり、人権の軽視なのだから。副大臣辞任とかで済む問題ではない。きっぱりした、政権としても政党としても、反省と対処が必要でしょう。火消しに必死だけど、真摯に向きあうべきだ。

2018/01/29

2018年01月29日の新聞社説

《朝日新聞》
TPPと米国 復帰へ保護主義見直せ
介護報酬改定 利用者本位を忘れずに

《読売新聞》
法テラス拡充 司法と福祉の橋渡しに注力を
日中外相会談 関係改善の流れをより確かに

《毎日新聞》
東京・足立の若年層支援 「あなたは大切」を伝える
河野外相の中国訪問 好機逃さず対話に弾みを

《日本経済新聞》
化石燃料の持続可能な使い方を考えよう
国際協調演出したダボス会議

《産経新聞》
日航新社長 安全確保は成長の前提だ
科学技術の危機 長期的な視野で立て直せ

《東京新聞》
免許の自主返納 悲劇のあとでは遅い
オウム裁判 終結しても残る悔い

 別に足立のやっていることをすべて否定するつもりはないが、基本、行政に求められていることは、ちがうところにあるのではないか? なぜ、足立の若者は、こうも傷ついているのか? 現状の雇用をめぐる問題、思春期の教育のあり方はどうなのか。もっと、さまざまに多角的に考えないと。対処療法だけが仕事ではないだろうと感じてしまうのだけどなあ。

2018/01/28

2018年01月28日の新聞社説

《朝日新聞》
野党質問削減 理なき与党の強硬姿勢
寒さと火事 早く知る、早く消す

《読売新聞》
米TPP「検討」 トランプ氏の真意は見えない
訪日客2800万人 地域と良好な関係どう築くか

《毎日新聞》
高校の歴史用語で削減案 暗記偏重の是正は妥当だ
政府の新たな財政試算 無責任な現実離れの想定

《日本経済新聞》
長期拡大が続く米経済に死角はないか
パイロット不足を克服しよう

《産経新聞》
平昌五輪 「政治ショー」に終わらせるな 選手よ主役を取り戻そう
米政権とTPP 「復帰」の真意を見極めよ

《東京新聞》
週のはじめに考える 犬の年、人の年

 国会の変容は、官邸から出ているのだろうから、そうとうその問題は考えなくっちゃいけない。そもそもの議会制民主主義とは何なのか、それはいわゆる立憲主義の問題とも通じるのだろうけれどもね。ああ、勉強しなくっちゃいけないことばかりと、いつもあせっているのだけどなあ。

より以前の記事一覧

無料ブログはココログ
2020年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31