読書

2025/05/11

6月号ができています

 日曜日だけど、ちょっと、余裕がなく掃除はなし。ここのところまともに掃除をする余裕がなく、落ち込むなあ。団地もだいぶ古くなったので、ほこりがなかなかすごいのであるが……。

 シンポジウム①の原稿づくりを続ける。だいたい、形ができてきたかなあ。あと、ちょっと、がんばる!

 明日からは、インタビュー②の向かわないと。で、同時に、提稿などの作業もしなくては!!!!!

 

 さて、6月号ができています。

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 志位さんの講演とか、いろいろあります。自分が発注ではないけど、引き継いでやらなければならない企画が今月はいろいろあって、忙しさは変わらない。直接担当したのは、都議団座談会。生活を守るための政策的な打ち出し、これまで野党第二党として勝ち取ってきた実績、広い共闘をつくり出している実力など読みどころ満載。

 山内論文では、アメリカ以外の軍隊ともすすむ軍事協力の実態や次ていた戦闘部隊の海外配備の狙いなど集団的自衛権の拡大がどんどんすすもうとしていること、一方で南西地域を主力戦域に設定した訓練、自衛隊自身が全面戦争の準備をすすめようとしていることなど、安保三文書以降、戦争国家づくりがどこまですすんでいるかを浮き彫りに。

 柏木論文は、新潟明和騒動という、パリ・コミューンの103年前に、日本に民衆自治があったという歴史を紹介。

 

 実際に雑誌を手に取った方は気がついただろうか。紙が変わって、厚さが変わったこと。

 

2025/04/17

沖縄県民の戦場動員は行政にも責任 関東学院大名誉教授の林博史さん 4月17日発刊の新著で網羅的に解説

 すっかり葉桜。葉桜はある意味で、老いのなかに、これからの新しい人生の力強さをしめしてくれる感じなのかもしれないなあ。まだ、力強く生き抜かなきゃって、ちょっと思ったり。

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 朝から大幅修正のフォローをバタバタと。職場に行っても調整作業が多く、実務もあり、ほんとうに頭が真っ白のなかの作業で一日がすぎていく。一通り何とかなっているのかなあ。これで大丈夫なのかなあと、いろいろ不安になるところ。

 

 敬愛する林さんの新著についてのインタビュー。

沖縄県民の戦場動員は行政にも責任 関東学院大名誉教授の林博史さん 4月17日発刊の新著で網羅的に解説(沖縄タイムス)
 沖縄戦研究者で関東学院大名誉教授の林博史さん(70)が新著「沖縄戦 なぜ20万人が犠牲になったのか」(集英社)を17日、発刊する。沖縄戦の地域ごとの特徴や戦時体制、軍と県による県民の戦場動員など、網羅的にまとめ「沖縄戦を理解できる1冊」とした。林さんは、戦後も続く沖縄の基地負担や南西諸島で軍事化が進む現状に触れ「沖縄戦から80年、今につながる問題として沖縄戦とは何だったのかを考えてほしい」と話す。出版への思いや沖縄戦から学ぶべきことを聞いた。(聞き手=社会部・當銘悠)

 -出版に至った思いは。

 「市町村史など調査研究の成果を反映させた、1冊で沖縄戦を理解できるような本をつくりたかった」

 -意識したことは。

 「沖縄戦については日本軍の責任ばかりが言われてきたが、人々の自由を抑圧し、戦争に動員していくのは軍以上に国や県など行政の役割が大きい。軍と行政が一緒になって人々を動員していった。その全体の仕組みは従来の沖縄戦研究で抜け落ちているので今回、重視して記述した」

 「沖縄の外での戦争に、沖縄の人々がどう関わったのかにも触れた。沖縄の人々が関わった、沖縄戦以外の戦争はもっと調べる必要がある」

 「生きたいのに死を強いられた人々の無念を感じ取り、どうすれば生き抜くことができたのか、彼らに死を強いた者たちの責任は何だったのかを追及することが大切だ。人々は米軍に捕まることを許されず山中で餓死したり、米兵への恐怖心を植え付けられて壕を出られずに米軍の攻撃で命を落としたりした。人々を死に追いやった原因に当時の社会の在り方が影響しているにもかかわらず、日本はそれに向き合ってきていない」……

 これは読まないとなあ。すぐに、戦後80年、沖縄戦80年。しっかりとりくまないと。ポイントは「市町村史など調査研究の成果を反映」、これだね。

 なんのための学問なのかということを考えさせられる。そう言えばネットで、東大の木宮先生の退職記念のインタビューがでていて、韓国の民主化を身近で見たことの大きさを語っていたのも興味深い。「韓国に留学して最も印象的だったことは人間の力によって政治や社会が変わり得ることを実感できたことです。この経験は人生にとって重要だったと思います。」と。 社会をどういう立場、視点で見ていくのか。こんな時代だからよく考えたところだなあ。

2025/03/11

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

 昨日の夢は取材トラブル、交通トラブル、帰ったら介護で大変というやつ。ちょっと、しんどい朝。
 今日は朝から健康診断。ちょっと早めに起きて、朝の家事をして、はやめに家を出る。

 パンジーだけではなく、ビオラもまだまだ元気。

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 健診は、去年よりもさらに時間がかかる。別に病院だけではなく、今の社会は、効率のよさを追求することで、余裕がなくなって、トラブルにうまく対応できず、よけいに物事を難しくしている感じがする。日本の劣化はそういう感じ。

 去年よりも30分時間がかかっている。今日は、おまけに組織とられたし。がっくり。

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 健診後は、職場で仕事。今日は会議。いろいろな変更後の会議なので、長めの会議。自分の望むようにはなかなかなっていかないが、さて、うまくいくのか、どうなのか。ものすごく自分の仕事に限界を感じていて……。今日は3・11、あの日から14年だけど、今月は企画化できなかった。自分自身の力およばずって感じ。さぼっているのだろうか、力の限界は、それは年齢も大きな要因になっているのではと感じるだけに、そのなかでうまくできるようになっていけばいいのだけれども、なかなかどうでしてどうして。あいかわらず、くそまじめにやっていく。それでも、うまく、やっていけるように、模索模索。

 

 最近、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』という本を読んだ。実は、ボク的には結構、おもしろかった。

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 新自由主義を内面化する。いまの人たちの姿をうまくとらえている。ただ、この手の本は、どうしても、「だから、どうなの?」ということになる。この本も、最後は半身で働くと、ちょっと心もとないものになっている。ある種の心構えの話にもなりかねないところもある。それは、内面化をすすむ、社会の側の構造まで迫れないからだとは思う。それでも、労働組合の歴史だとか、サラリーマン層と現業労働など労働の階層化の問題など、ヒントはないわけではないが。ボクの問題意識は、では、社会の構造を学んでいくような学習運動は可能なのかということなのだけど、結局は、ぐるぐるおおなじところを循環してしまうのが現状だな。答えはそんなに簡単にみつからないということか。だけど、作家の観察力はさすがだなあと思ったり。

 いろいろ、痛くってたいへんなお年頃。いろいろ、仕事以外にも、地域とか、何よりも家のこととか、やるべきことはあいかわらずたまっている状態。

 

2025/01/23

絵本作家のいわむらかずおさんが逝去 フジテレビ労組、組合員が急増 専務が労組とのやり取りで辞意表明

 朝は曇。昼はもう少し晴れてきた。

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 今日から工場籠城。基本、1日ゲラとにらめっこ。順調すぎるのが逆に怖いところ。明日も、気を絞めて集中してがんばろう。

 

 いわむらかずおさんが昨年12月になくなっていたことが、明らかになった。

絵本作家のいわむらかずおさんが逝去されました。

いわむらかずおさんが、2024年12月19日に逝去されました。
85歳でした。

ご訃報に接し、在りし日のお姿を偲びつつ、ご冥福をお祈りいたします。

1983年、絵本『14ひきのひっこし』『14ひきのあさごはん』を同時刊行して以来、描き続けられた「14ひきのシリーズ」は、国内にとどまらず世界の子どもたちに愛されています。

〈家族と自然、それは国や時代を超えて、わたしたちに生きるよろこびを与えてくれる、心の拠り所です。〉

いわむらさんが作品にこめたこの思いを、私たちはこれからも作品を通して多くの人々に届けていきます。

                                 2025年1月 童心社

 

 14ひきのシリーズは、家にも何冊もあって、子どもに読み聞かせたし、孫たちも読んでいるみたいだ。「トガリ山のぼうけん」は、保育園で前進座を呼んで、観劇会をやったなあ。本もあったと思うけど、どこにあるのかなあ。二男の部屋のどこかにあるのかも。いわむらかずを絵本美術館には、学童のキャンプでいったなあ。ほんとうに田舎にあり、農園もあって、14ひきの世界が再現されていて……。いまの子どもたちにもいろいろな体験をさせてあげたいなあ。

 

 さて、中居氏のトラブル報道を契機に問題となっているこのこと。

 

フジテレビ労組、組合員が急増 専務が労組とのやり取りで辞意表明(朝日新聞)
 タレントの中居正広さんが起こした女性とのトラブルにフジテレビ幹部社員の関与があったと報じられた問題を受け、フジの労働組合の組合員が急増している。フジ労組によると、先週始めは80人ほどだったが、23日時点で、500人を超えたという。また、複数の関係者によると、21日に人事担当の川島徳之専務が労組とのやりとりの中で、問題の道筋がついたら辞任する意向を示したという。……

 

 問題が大きく、深すぎて、いま何を考え、発言することが大事だろうか。いろいろな面から論じないと。いろいろなことをよく見ないと。同時に、背景にあるテレビそのものの構造問題もあいまいにできない気がするなあ。なぜ、こんなにテレビは「闇」が深いのか。テレビ局と、企業と、政官との一体の構造が、大きく影響していないのだろうか? どうも、フジだけど問題ではなさそうだし……。ふり返って見れば、重大で深刻な話は、いろいろなところででてくるわけで……。そしてそれと一体にものが言えぬ体制もあって。

2025/01/22

いのち・人権・平和、 響きあう想いをことばにのせて 落合恵子 × 藤井克徳

 今日も朝からいい天気。

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 花粉の気になる季節にもなってきたかもね。

 今日は、朝からゲラ読み、ゲラ戻しを4本、夜には提稿1本。ほかに、実務作業をかなり(トラブルもあり)。そして来月原稿の相談と資料読み。いよいよ明日から工場籠城。

 

 きょうされんのTomoに落合恵子さんと藤井さん対談が掲載されていた。「いのち・人権・平和、 響きあう想いをことばにのせて 落合恵子 × 藤井克徳 ( 聞き手 : 斎藤なを子 ) 」

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 落合恵子さんは文化放送アナウンサーを経て、子ども(大人も)の本の専門店「クレヨンハウス」を開業し、作家として、女性や子どもの問題について評論や講演活動などの社会活動を展開されています。
あわせて、きょうされん第28回全国大会inとちぎでは記念講演を、国会請願署名・募金運動では長い間、賛同者としてきょうされん活動を応援していただいています。
 吉祥寺のクレヨンハウス2階の絵本売り場の一角のテーブルを囲んで、斎藤なを子理事長が聞き手となり、落合恵子さん、藤井克徳専務理事に、お二人の生い立ち、今の自分になった原体験、絵本や詩にこめた想い、そして、いのち、人権、平和をめぐって、縦横に語りあっていただきました。

 

 落合さんとは仕事をさせてもらったことはないが、いろいろな場でおみかけする。彼女の背景にあるものはまったく知らなかったので、彼女の考えがどのように育まれてきたのかがわかって、とても深まったというか、いい対談だった。実は、この対談を取材した人が、ボクの近しい人で、対談が、落合さんのお母さんの話から、差別や人権、平和の話、そして今と展開されてきたので、その人は、Tomoに、自分の母親の仕事や高校時代の平和運動の話を書いていて、そんなことを考えていたのかって、感じた。

 ただ、今朝のカーネーションを見ていて、その人は、優子といっしょで、親に認められたいという気持ちも大きいのかなあって、ちょっと思ったり、相変わらず心配したり。

 

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 東京の街をあるいていると、いまは四方からビルが押し寄せてきて、威圧感と圧迫感がある。ボクが生まれて育ったのも都会だけど、10階以上の高さがあるたてものは当時は、駅前の百貨店と、しばらくして、駅ビルがたてかわり、あと、だいぶたってから近くに商業ビルがという程度だった。家から数百メートルのところに4階建てがあるていどで、ボクはずっと、通天閣だけをみあげていた。東京は息苦しいなあと年をとるとつくずく思うなあ。まあ、8階で仕事しているのだけど。

2025/01/15

「『オールドなもの』への敵意──左右対立の消失と新たな争点」、【詳細】内乱首謀した疑いで拘束 ユン大統領 取り調べ終了

 チューリップの芽が出てきている。

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 寒いけど、その先にはやっぱり春が近づいているということかなあ。なかなか気持ちはそうにはならないけどね。厳しすぎる、今日の買い物も、えーこんなにするのって感じだし……。どんどん、お札が飛んでいく。

 昨日は、相方さんが自動車で暴走して、怖い思いをして、家に帰ったら、近所のこどもたちが家を占拠していて、そこに北陸のばあちゃん(ずいぶん前に亡くなっている)がやってくる夢。朝がやっぱりしんどい(笑)。

 今日は、提稿が4本。その後、来月企画のやりとりと、今月インタビュー②の日程決めと、その内容をあれこれ考える。頭を化学の世界から、政治の世界へ大転換中。結構、それだけでストレス。

 

 『世界』にのっていた、伊藤昌亮さんの「『オールドなもの』への敵意──左右対立の消失と新たな争点」を読む。あいかわらず面白いなあ。いまの政治を読む上で、新自由主義がポイントになるというのがボクの考えだけど、伊藤さんは弱者のためのネオリベラリズムという。弱者が、新自由主義を内面化し、支持していくメカニズムがつくられていっているというわけだ。それで自分たちが助かるわけではない矛盾。だからどうすればいいのかには必ずしも答えがあるわけではない。すでに、中高齢者も含めて、崩れてしまっている、事実を認識する、政治的教養を、共に学んで身に着けるしかないんだろうけれども……。

 

【詳細】内乱首謀した疑いで拘束 ユン大統領 取り調べ終了(NHK)
 韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が「非常戒厳」を宣言したことをめぐり、警察などでつくる合同捜査本部は15日、内乱を首謀した疑いでユン大統領を拘束し、取り調べを行っていましたが、複数の韓国メディアによりますとさきほど午後9時半すぎに取り調べは終了したということです。
 ソウル近郊にある捜査機関からは、大統領を乗せたとみられる車が出発し、大統領は拘置所に移送されたと伝えています。……

 ニュースでは、韓国では、与党の支持が回復していて、それを背景にした出頭と盛んにいっていて、韓国の民主主義について懐疑的な報道をする。日本のメディアは、韓国の右派ジャーナリズムに同調的だから、そこは割り引いてみる必要があるけれども、道は単純にすすむわけではない。それでも、民主主義の力を発揮する努力や模索、そこにある議論をしっかり大事にすることが大事だとは思うのだけれども。

 スマホ写真で再現は全然できないけど、月がきれいだなあと、家に帰る道で、感じた夜。

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2024/12/30

孫来襲、2月号ができています。

 ほんとにほんとに年の瀬で、朝から落ち着かない。

 メディアを見ていると、思った以上に、新自由主義的な考え方が浸透していて、影響力をあたえていることを痛感する。民主的な、本来堅持すべき原理が原則から離れた考え方が、平然と垂れ流されていて、それが正論のようにあつかわれている。われわれも漫然と見ているだけではダメなのだけれども……。

 今日は、孫①②が来襲。

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 まだ、じーじの相手をしてくれるけど、これからはどうなるのかなあ。ずっと見ていたいような怖いような。これからの未来……。

 よく食べるようになりましたね。

 

 前衛2月号ができています。

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 今月の担当は、まずは能登半島地震の特集のうち、原発をのぞく2本。復興の現状と政治の責任にせまる対談と、社会保障の観点から避難所から仮設住宅のかかえる問題を追及した論考。がんばりました。そして、奈良教育大学付属小の攻撃の理不尽さを、大学の調査に即してあきらかにする。調査の変遷の異常さを明らかにした論考と、そもそも調査そのものが教育的なのかを論じたもの。あつく連帯する。そして、戦後80年は、数年前テニアンのドキュメントで、賞をそうなめしたディレクターの太田直子さん。出発から、昨年のサイパンまで、思いをかたりつくしていただきました。ことしも、とても、貴重な機会を、編集者としてたくさんの人たちの協力でいただきました!

 最後まで、がんばりますよ。今年も、そして来年も。

 

 

2024/12/20

ハン・ガン ノーベル文学賞受賞記念講演「光と糸」

 頭がぼけているのか、通院をわすれて、打ち合わせを入れてしまって変更したり、何とも落ち着かない日。ダメですねえ。年明けに、ちょっとした集まりをすることになり、その準備を担うのも頼まれて、その連絡をしたり。来月の準備の資料を読んだり、その先の企画の発注をしたり、それなりに慌ただしく日々が過ぎていく。会議もあったしねえ。

 年をとると、いろいろ気をつかったり、相手にあわせたりするのもどうもしんどくなるというのもよくわかる年頃。とにかく、人との関係は異常に疲れるが、そこをきちんとがんばらないとすすまないので、それはそれでちゃんとしないといけない。うまくやるということと、筋を通すということとのバランスもむずかしい。いろいろ折衝や調整が必要となるとなおさらね。土日は土日で、そういう仕事もまたある。

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 ハン・ガンさんのノーベル文学賞受賞記念講演「光と糸」の日本語訳が、webふらんすで公開された。

https://webfrance.hakusuisha.co.jp/posts/8530

 過去が現在を助けることはできるか? 
 死者が生者を救うことはできるのか?

 

人間はなぜこれほど暴力的なのか? そして同時に、人間はなぜあれほど圧倒的な暴力に真っ向から立ち向かうことができるのか? 私たちが人間という種に属している事実はいったい何を意味するのか?

私たちはどこまで愛することができるのか? どこまでが私たちの限界なのか? どれだけ愛したら私たちは最後まで人間にとどまることができるのか?

 世界はなぜこれほどに暴力的で、痛苦に満ちている?
 と同時に、世界はなぜこれほどに美しいのか?

 

 うーん。この参加がずっと問い続け、あらたに問い続けてきた、その問いは、繊細で、危うげだけど、それでいて、力強い意志にみちている感じがする。年末年始は、ひさしぶりのちょっと、その世界に浸ってみたい感じ。ボクに理解したり、しっかり感じ取ったりできるだろうか?

2024/12/14

経済の研究会、「学校の「男性性」を問う トークイベント」 [社説]暴行米兵に懲役5年 少女の勇気に応えねば

 寒いですね。起きたら、気持ちが重く落ち込んでいる。なんか変な夢をみたかなあ。いろんなことがいろいろ続くから、思っている以上に、傷になっているのかもしれない。気分を変えなければ。

 今日は原稿をまつ。1本届いて、もう1本まもなくかな? あとは月曜日。先の企画のための資料読みをすすめる。眠いなあ。明日は来月インタビュー①の内容の相談と、提稿作業・ゲラ読みもしないと。なかなか休みがとれませんね。

 午後は、経済関係のある研究会に参加。70年代からの経済の動きを骨太に報告。経済は自分で基本担当しないと考えているけれども、社会を見る基礎だからちゃんと学ばないと。報告は知っていることの整理にもなるし、新しくなるほどという知見も多く勉強になった。ちょっと疑問に思って聞きたいなあと思ったことも、ちゃんと質問で出てきて、報告者の考えは聞けたし。ボクのいまの問題意識は、新自由主義はどう修正され、いまどうなっているのか、そのもとで、なぜ、国民・市民はそれを内面化していくのかということ。参考になる話もたくさんあったし、勉強する刺激はたくさんもらった。

 研究会のあいさつでは、貧困の広がりも話題に。ここも少し、チェックしないといけないとも。

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 夕方からは、「学校の「男性性」を問う トークイベント」を視聴。なるほど、教室のなかに「男性性」がどのようにもちこまれているのかというのはいろいろ気づかされる。同時に、パネラーは、大江・魔女さん以外はみなさん、ずいぶん年下で、そういう世代の人の感覚も少しわかった感じで面白かった。同時に、難しさも感じる。なかなかわかってもらっていないことを伝えようとすると、どうしても類型化してしまう難しさ。もう一つは、身近なことからはじめるにしても、それをどう大きな話につなげていくのかという難しさ。語ることや言葉の難しさと言うものもいろいろ考えたり。

 さて、今日のタイムスの社説。

[社説]暴行米兵に懲役5年 少女の勇気に応えねば(沖縄タイムス)
 少女の勇気ある告発が司法の裁きにつながった。
 昨年12月、16歳未満の少女を誘拐し性的暴行をしたとして、わいせつ目的誘拐と不同意性交の罪に問われた米空軍嘉手納基地所属の兵長に那覇地裁が懲役5年の判決を言い渡した。
 争点となっていたのは、少女の年齢に対する認識と同意の有無だった。裁判所は、少女が16歳未満であることを日本語・英語・指のジェスチャーで伝えたとする主張は防犯カメラの映像などとも整合しており「十分に信用できる」と認め、被告が年齢を把握していたと判断した。……

 判決は、「若年の被害者に対する性的侵害の程度の大きい犯行」「若年の被害者の性的自由に関する意思決定をないがしろにしており悪質さが際立つ」と不同意性交罪の法改正の趣旨に沿ったものとしながら、下限である5年となったことに、十分な量刑といえるのかと批判。これはそうだと思う。
 ただ、少女が「やめて」と言うまで、特段の拒絶の意思表示はなく、被告が「同意があるものと誤信していた可能性が残る」と結論付けたことなどの疑問も残ると指摘している。
 被害少女は公判に出廷し、5時間にわたる尋問で、つらい体験を詳細に語らなければならなかったし、事件後、自傷行為を繰り返し、夜は眠れず睡眠薬を服用していることを明かしている。ほんとうに少女の勇気を受けとめたいし、「あなたは悪くない」というメッセージを社会全体で伝えたい。
 そして、通報の問題や、沖縄で続く基地被害、人権侵害をどう解決するのかをしっかり考えたいと思う。

 

2024/12/08

前衛1月号ができています。

 今日は、日曜日。先週は、北の国だったので、掃除を少しする。なかなか、ちゃんとできないなあ。いろいろ、家も、生活まわりも、不具合が増えてきて、こまごました買い物が増える。ここのところかなり資金不足。きちんとお金の管理をしないと、ちょっとやばいなあ。ただでさえ、日常生活に必要なものは、値上げ値上げで、すごく出費が増えているのに。一体、みんなどのように乗り切っているのだろうか?

 午前中は、教科研教育学部会をオンラインで。報告者は児美川孝一郎さん(法政大学)で、テーマは「総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)が溶かす公教育――『新自由主義教育の40年』より――」。児美川さんはいつものように、刺激的。議論は白熱した感じ。ただ、もともと、新自由主義が定義されていないから、認識がバラバラで、児美川さんの問題提起がどこまで理解されているのかどうか、ちょっとよくわからなかったところはある。かなり児美川さんの議論は、政治分析的でもあるのだけど、そのファクターの背景にある、政策動向のつかみ方が、ポイントになるのだろうけれども。そういう意味では、いまの新自由主義分析のうえで、とても興味をひかれる問題提起でもあるのだけれども。こうしたことを、共有していくのは、まだまだ、たいへんな作業であることも実感したり。

 今日はいい天気だけど、とにかく対談①の起こし作業をすすめる。なかなか進まないなあ。あと、提稿作業を1本。12月はとにかく、工程が早いので、たいへん。

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 さて、前衛1月号ができています。

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 ボクがやったのは、先の選挙をどうみるかということで、上脇さんと青木さんのインタビュー。上脇さんは、政治とカネの問題で、総選挙をふり返ってもらい、それがつくりだしたものと、課題を明らかに。いまの国会の議論のポイントもよくわかる仕掛け。青木さんは、お医者さんだけど、よく政治をみている。安倍一強の崩壊から、いまの政治と共産党の役割を語ってくれる。

 宮本岳志さんが、置き見上げで北欧教育と学費を語りつくしている。これは必読で、新しい国会での論戦の武器にもなります。うちは衆院は文教がなくなったのが悔しい。そして特集は、兵士にこだわり、笠原さんに、出版した兵士の日記から、満洲における治安戦という侵略戦争を論じてもらい、遠藤さんには戦場体験にこだわっての兵士の思いを、宮城さんはなくなった近藤さんの体験を学ぶ高校生たちのとりくみを。今日は12月8日だしね。

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