平和

2017/06/22

5分で知る沖縄 戦後の基地拡大

 琉球新報がヤフーと共同で、配信をはじめた動画。米軍基地が沖縄でどのようにつくられたのかがよくわかるものになっている。沖縄の思いが伝わる。
 http://ryukyushimpo.jp/pages/entry-518949.html

 3分でわかる沖縄戦も配信されている。

自衛隊「防衛の実力組織」 自民改憲案たたき台判明

 改憲案をめぐる自民党内の議論もはじまった。たたき台についての報道が早くも出た。

自衛隊「防衛の実力組織」 自民改憲案たたき台判明(共同通信)

 自民党の憲法改正推進本部が、憲法9条に自衛隊の存在を明記する安倍晋三首相(党総裁)提案を踏まえ、今後の議論のたたき台とする条文案が21日、判明した。現行9条と別立ての「9条の2」を新設し、自衛隊について「わが国を防衛するための必要最小限度の実力組織」と規定。戦力不保持などを定めた現行9条2項を受ける形で「自衛隊を設けることを妨げるものと解釈してはならない」と明示した。首相が自衛隊の指揮監督権を持つことも盛り込んだ。党関係者が明らかにした。
 自民党は年内の改憲案策定を目指しており、早ければ秋にも具体的な条文案を巡って公明党との調整に着手したい意向。

 9条加憲については、世論の支持も多いと、自民党は言っている。正直、その本質について、十分に知らされているとは言えない状態がある。「後法は前法に勝る」という黄金律を持ち出すまでもなく、9条の無効化に突き進むものなわけだけど。つまり、9条による武力行使への制約をいかに取り払うのかということに、この改憲の最大の動機がある。
 と、同時に、この9条の加憲がどこではじまったのか。いろいろ調べている。たとえば民進党ではどんな議論をされていたのか。最近でも、細野さんや前川さんの議論はすぐに頭にうかぶけど、13年には枝野さんがこの議論を『文藝春秋』でやっている。いま、枝野さんがその立場にそのまま立っているとは思えないが、少なくとも、こうした議論をかなり意識しているのは間違いがない。つまり、ねらいのもう一つは、分断だ。そこに警戒感を持つ必要はあるのも事実だと思う。

2017/06/21

無言宣伝 京都・北野白梅町駅頭月曜日のアサ

9784903882857 毎週月曜の朝、(京都市北区の嵐電北野白梅町の駅前で、秘密保護法や戦争法に、無言でチラシも配らずに反対を表明してきたたたかいの記録。無言であっても、沈黙ではない。二〇一三年、車いすに乗る障害者である井上吉郎さんが始めたたたかいだ。
 無言宣伝が終わるたびにFacebookに書き込んだ報告(Ⅱ章)を読むと、それがいかにたたかいを広げ、情勢を切り開いてきたのか、そして、人を結びつけ広がってきたのかがよくわかる。いまでは、無言の宣伝は、スタンディングなど各地で多様におこなわれている。もの言う市民のありようは多様に広がった。Ⅲ章はこのとりくみに参加した人々による証言。「微力かもしれないが、無力ではない」という思いと決意にあふれているその思いが未来をつくる。


教育勅語と道徳教育 ―なぜ、今なのか―

51r3kmyrnkl_sx350_bo1204203200__3  園児に暗唱させる幼稚園の出現に端を発した問題は、教育勅語を容認する閣議決定と政府の答弁へのすすんだ。しかし、その教育勅語にはいったい何が書かれているのかを読み解き、その危険性を告発する。そして教育勅語は、戦後の出発点、憲法・教育基本法の制定とともにきっぱり否定され、廃止された歴史も紹介。後半の、道徳教育では、大阪の「維新」による教育現場の実態もリアルに紹介しながら、その問題性を明らかにする。
 なによりも本書の魅力は、そのわかりやすさ。「変わった子」だった著者が教師となり、子どもたちをとことん信頼し、ともに成長しようという思いにあふれれている。「憲法が生きる学校に」という現場からの強い思いが伝わり、読者にも、共感をもってうけとめられるものになっている。


2017/06/20

安倍首相の改憲発言をめぐって

19250417_1455171747876899_40368002819237833_1455211651206242_399046207 朝は、体と腰が重くって、少し、動けなくなった。なんか体が重いのは季節のせいかなあ。仕事をボチボチすすめながら、うーんなかなか。さて、夜は9条の会の学習会に。「安倍首相の改憲発言-その憲法論的検討」の浦田一郎さんは、浦田さんらしく、解釈改憲前と後の政府の9条解釈をおさえつつ、では加憲は何を意味するのか、どのような危険性があるのかを解釈の面で、さぐる。「安倍首相の改憲発言-そのねらいと危険性」渡辺治さんも治さんらしく、政治的背景をえぐる。発言の意味の4点はすでにこのブログでも紹介ずみだけど、9条改憲のねらいと、改憲の歴史と、安倍さんの動きから押さえつつ、加憲の歴史もたどりながらその意味を考えるという趣向。最後はアジテーションだけどね。はい、次の企画のふくらましながら聞きました。

2017/06/12

2017年 第42回『視点』

Shiten2017_exb 土曜日は、こちらに。毎年のことだけど、仕事として行くのはあと何回ぐらいかなあ。
 さて、今年は、組み写真が多い気がした。それぞれテーマをもった写真が多い。時代を切り取るということになると、見えるものを、その本質まで抉るように見せる写真と、見えないものを想像力をかきたたせながら見えるようにする写真とがあるのだろうけど。そういういろいろな写真がある。どこまで、迫れているのかは、どうだろうか。ただ、問題意識や、撮りたいものをあれやこれや考えている姿勢などはよくわかるなあ。と共感できる写真も結構あったけど。レセプションで、知り合いの写真をとっていた人などとのおしゃべり。超ベテランの大先生とも。家に帰って、その被写体になった人ともしゃべる。


2017/06/03

沖縄は屈しない。私たちも諦めない。

18839089_1436443543083053_777121893 今日の新聞を見て、思わず胸があつくなった。うん、これだ。ボクが直接に政治にかかわるようになって、もうずいぶん長いけど、それだけに、最近いちばん思うことは、権力による抑圧はいつもあること。だから問題は諦めたり、傍観者にならないこと。不屈にたたかうことだと思う。そうなんだ!と。


2017/06/02

風かたか 「標的の島」撮影記

417jnjrpjjl_sx340_bo1204203200_ 「風かたか」は、「風よけ」のことだ。子どもの成長を願う母の思いを歌った古謝美佐子さんの「童神」にもその語がある。昨年の元米海兵隊員による暴行・死体遺棄事件に抗議する県民大会で、稲嶺進名護市長が、「『風かたか』になれなかった」とのスピーチをしたことからとられている。これから生きる世代が、平和に生きていけることを願い、自らが「風よけ」にとの思いが込められている。本の帯には、沖縄を日本の風よけにするのかという批判の言があるが、こっちがいいなあとボクは思う。
 県民がいくら民意を示しても、沖縄では、高江・辺野古で米軍の新基地建設がすすむ。さらには宮古・石垣島も自衛隊による要塞化がすすめられている。沖縄の軍事拠点化は、まさに沖縄を戦場にすることを意味する。それは、日本全体の戦場化につながるのだから。二一〇五年から一年余の現地からの迫真のリポートである。
 ただ、三上さんの思いが綴られている本でもある。それは三上さんの思いで、沖縄におこっていることは、つねに様々な面がある。政府の横暴、警察の忖度? 暴力的な抑圧。だけど、平和で、豊かな文化的なたたかい。そうしたなかで起こっていることをどう使えるのか。悔しい思いや、そこにある感動や。連帯の熱い思いや……。


2017/06/01

メディアの戦後史 共産党員逮捕の菅生事件 警察の不正暴いた取材合戦

 毎日新聞のシリーズ。菅生事件を取り上げていた。

メディアの戦後史 共産党員逮捕の菅生事件 警察の不正暴いた取材合戦(毎日新聞)

 九州ののどかな山あいの村に未明、爆音が響いた。1952年6月2日午前0時過ぎ、大分県菅生(すごう)村(現竹田市菅生)の駐在所でダイナマイト入りのビール瓶が爆発した。けが人はなかったが、なぜか警察が爆発前から駐在所を囲んで待機していた。近くにいた男性2人を含め共産党員5人を即日、爆発物取締罰則違反などの容疑で逮捕した。後に菅生事件として知られる事件だ。
 共産党員らを公職追放するレッドパージから2年後のこの年、札幌市で警官が殺害された白鳥事件や、戦後の学生運動で初の死者を出したメーデー事件が発生。警察は共産党活動との関連を捜査していた。そのさなかだった。
 大分地裁は全員を有罪としたが、2審・福岡高裁では異例の展開になった。被告側は現場近くにいて事件後姿を消した「市木春秋」と名乗る男の関与を主張していたが、「市木」とみられる人物の写真が出てきたのだ。
 被告側の主張では、市木という男が事件の数カ月前に村にどこからか現れて製材所で働き始め、「共産党に入党したい」と接触してきた。事件当日、男性らを現場近くに呼び出したが、直後に警察の車に乗って行方をくらました。共産党員を犯罪に陥れようと画策していた警察官に違いないと言うのだ。
 高裁が審理中の56年11月、地元の大分新聞、大分合同新聞の2紙が「市木は現職警官の戸高公徳巡査部長」と実名を特定して報じた。新聞各紙の特ダネ合戦が始まった。しかし、肝心の戸高巡査部長は「東京に行った」という情報だけで、行方がつかめなかった。
 「菅生事件のナゾ 姿を消した警官」--。毎日新聞は翌57年3月13日、事件の不可解さを伝える記事を掲載した。東京本社版でも朝刊3面の半分近くを使い、独自入手した戸高氏の写真を掲載。関係者の証言も加えて「市木と戸高が同一人物とは考えられない」と否定した警察庁の山口喜雄警備部長の国会答弁に疑問を投げかけた。
 同じ3月13日、事件は急展開する。共同通信社会部の取材班が、東京都新宿区のアパート「春風荘」に身を隠した戸高氏を見つけたのだ。近くのバーに場所を移して話を聞いたが認めず、翌日の取材でようやく「市木は私。党に近づくため潜入した」と認めた。「消えた警察官 現わる」。共同の配信を受けて、毎日新聞など各紙の取材にも火が付いた。
 福岡高裁で戸高氏の証人尋問が実現した。眼鏡をかけ頭髪をきちんと分けた戸高氏は、当日は現場にいなかったと主張したものの、自らダイナマイトを運搬し、爆破された駐在所に脅迫文を書いたことを認めた。
 高裁は58年6月9日、爆破事件について5人に逆転無罪を言い渡した。うち1人の主任弁護人を務めた清源(きよもと)敏孝(としたか)氏が「新聞社が競い合って戸高氏を見つけ出した。メディアの存在がなければ裁判を覆すのは難しかった」と話していたと、次男で弁護士の善二郎さん(63)は振り返る。
 最高裁も60年12月16日、高裁判決を支持した。判決を伝えた毎日新聞夕刊で作家の松本清張氏は「戸高をジャーナリストたちが追及して明るみに出さなかったら、警察はかくしたままだっただろう(中略)その勝手な振る舞いには恐ろしさを感じる」と感想を寄せた。
 事件から60年以上が過ぎた。共同通信社会部取材班のキャップだった原寿雄(としお)氏は92歳になった。「権力が正義を追求するとき、正義のためにという名目で、不正義な手法を用いるということがある。それは今も昔も変わらない。権力の不正を監視し、つかんだ事実で不正を明らかにすることが報道の役割だ」と言葉に力を込めた。

 メディアの取材合戦に焦点をあわせたのがなかなかね。捜査機関にこれだけ大きな力を与えられた時代に、メディアの役割が大きいのは今も同じだけど。さて、どうだろうか。
 この事件を知ったのは、大学の1年生のとき。教養の憲法の授業で、先生が、菅生事件と松川事件をとりあげての授業だったのだ。とてもおもしろかったので、関連する文献をその後読んだよなあ。その先生は森(川口)先生だよ。

2017/05/31

特定秘密保護法の改正 国連特別報告者が政府に勧告

 いや、このケイの調査をめぐる顛末をいろいろ思い出す。そこからして、日本は世界標準からかなり違う地点にある。

特定秘密保護法の改正 国連特別報告者が政府に勧告(東京新聞)

 国連人権高等弁務官事務所は三十日、言論と表現の自由に関するデービッド・ケイ特別報告者がまとめた対日調査報告書を公表した。その中でケイ氏は、日本の報道が特定秘密保護法などで萎縮している可能性に言及、メディアの独立性に懸念を示し、日本政府に対し、特定秘密保護法の改正と、政府が放送局に電波停止を命じる根拠となる放送法四条の廃止を勧告した。
 言論・表現の自由を巡る特別報告者の日本の調査は初めて。ケイ氏は昨年四月の訪日時に暫定調査結果を発表したが内容に大筋で変化はない。ケイ氏は報告書を国連人権理事会に提出、来月十二日の理事会会合で説明する予定。報告書の勧告に法的拘束力はない。
 報告書に対し、日本政府は「日本の現状について不正確で不十分な内容だ」と反論。放送法についても「憲法に基づき公共の福祉を守るため制定された」とし、批判は当たらないとした。
 メディアの自由について報告書は、放送法が民間放送局とNHKを規制できることを問題視し「メディアの自由と独立に対し制約を課しかねない」と指摘した。特定秘密保護法については、安全保障上問題がなく一般市民の関心のある情報については開示しても処罰されない例外規定を設けるべきだとした。
 また、沖縄での抗議活動への圧力に懸念を表明。抗議活動や取材を行えるよう政府に努力を求めた。
 ケイ氏は米カリフォルニア大アーバイン校の教授。二〇一四年八月、国連人権理事会から「言論および表現の自由の保護に関する特別報告者」に任命された。……

 そして、これに対し、政府は、国内向けには、世界では絶対に通用しないような開き直りを発言でごまかすのだろうなあ。うーん。

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