平和

2025/11/11

【高市自民】「終了です!」予算委荒れ、枝野委員長が制止 規定時間超え女性党首バトル→高市首相イラッ!「それでも戦争は起こってる!」VS共産田村智子委員長「3・5%を否定しない!重大です!」 40分軍事防衛論争の末に

 今日は、午前中はバタバタとゴミ出しなどもしつつ、家事をすすめて、その後、午前中は自宅でいろいろ作業。ふー。

 今日は午前中は、どんより曇り。

20251111_124028

 あんまり気持ちは活性化しない。

 

 今後の企画などもあたまのなかで整理し始めるが、なかなかうまくいかないなあ。

 

 さて、国会論戦も本格化し始める。

【高市自民】「終了です!」予算委荒れ、枝野委員長が制止 規定時間超え女性党首バトル→高市首相イラッ!「それでも戦争は起こってる!」VS共産田村智子委員長「3・5%を否定しない!重大です!」 40分軍事防衛論争の末に(デイリースポーツ)

 11日の衆院予算委で、共産党は田村智子委員長が質問に立ち、持ち時間の約40分の全てを防衛関係に投入して高市早苗首相を追及した。

 「存立危機事態」「ミサイル配備」で激しい質問が続き、終盤は「防衛費」で激突。高市首相が打ち出した、防衛費をGDP比2%にする政府目標の2年前倒しに関して、「総理がどう言おうと客観的にアメリカの要求を受け入れたとなりますよ」と指摘。ささやかれるGDP比3・5%要求も「アメリカの政治家の発言で、日本に要求されているのは事実」だとして「この場ではっきり、アメリカに言われる筋合いではないと表明していただきたい」と求めた。……

 まずは「存立危機事態」が大きな争点に。あおりで使われてきた台湾有事と、実際の法解釈のあいだには乖離があった。それをあえて、「戦艦を使って武力の行使も伴うものであれば存立危機事態になり得るケースだ」と高市さん。本音が、建前の世界にせり出すような感じ。だけど、この想定は法的にはあまりにも乱暴でもある。外交的な問題から攻めるのか。そもそも「戦争の戦い方が変わってきている」といいつつ、戦艦を使っての武力行使ってどういうこと???

 大軍拡をふくめ、自民党の反論は、国際環境の変化。小泉さんは、上から目線で、まるで共産党はわかっていないと。ただ、抽象論が多く。いずれにしても、胸に迫ってこない。ミサイルの配備も、抽象論にずらしてしまう。それにどう、ふみこんでいくのか。なかなか難しいなあと感じたり。

 

 総じて、高市政権。言っていることは全体に抽象的。政権の準備がほとんどされていないという印象はボクだけ。とりわけ経済政策は何をとっても姿がよくわからない。外交にしても、結局、アメリカのトランプ政権が、方向をなかなか示さないから、対米追随と言うことだけあって、あいまいあいまいにすすめている感じかなあ。なかなか、めんどうなところ。

2025/11/05

NY市長に左派マムダニ氏 知事選合わせ民主3勝―米

 年相応に、体を管理するすべを身に着けないといけないなあ。昨日は睡眠は最悪、おまけに、変な夢も見た感じ。気持ちが落ち着かない。体が予想以上に、後退していることを改めて自覚させられることもあったし、とかく、変化を自覚する。

 昼散歩したほうがいいと思い、買い物に歩いて出かけた。

20251105_134405

 こちらにもいろいろなところがある。

20251105_134748

 ばんえい競馬の馬券場って!

20251105_134829

 こういう飲み屋街にも行ってみたいものだけど、一人では飲みに行かないしなあ。

 今日は結局、仕事はすすまず。来月インタビュー①の資料読みをさらにすすめる。うーーーん。精神的にはどんどんきつくなるだけ。

 

 さて

NY市長に左派マムダニ氏 知事選合わせ民主3勝―米(時事通信)

 米ニューヨークで4日、任期満了に伴う市長選の投開票が行われ、民主党候補で急進左派のニューヨーク州下院議員ゾーラン・マムダニ氏(34)が当選を確実にした。初のイスラム教徒の市長が誕生する。複数の米メディアが伝えた。来年11月の米中間選挙の「前哨戦」と位置付けられる南部バージニア、東部ニュージャージー両州知事選も同日投開票され、三つの選挙全てで民主党候補が勝利する結果となった。…

 先日の世論調査では、民主党がトランプの対抗軸として立ちあらわれていないと言っていたがはたして、その流れがかわるのか。急進左派のマブダニ氏の勝利は何を意味するのか。このあたりのしっかり考えたいところ。日本では立憲民主党はなかなか対抗軸として評価されないし、だからと言って、左派共闘は、議席をすべてあわせても5%にもとどかない少数派。立憲とどのような共同ができて、それがどのように有権者にうつっていくのかも大きなカギとして、考え続けることも必要だ。そのあたりも含め、なかなか、すっきりみえてこないし、すっきりしなくても、粘り強くとりくんでいく方向性ももう一つ見えてこないのかもしれない。

 ただ、世界は激動期だ。日本の政治も同じで、その激動のなかでの政治的な動きを、もっとしっかりわかるように、しかも印象深く示していくことが大事なんだろうなあ。国会の論戦も大事にしたいところ。

 今日はスーパームーン。関東に帰る日が近づくと、どんどん体調が悪くなる?(苦笑)

20251105_164624

2025/11/04

高齢者医療「窓口3割」拡大へ 現役世代、負担減らぬ可能性も―厚労省検討

 かなりリアルな仕事の夢。いま待っている話とほとんどリンクしている。起きれば起きたで胃がキリキリ。決まったら決まったであわただしい日々になるんだから、うーん。落ち着かない、すっきりしない、なんとも言えない日々が続く。

 待っている間は、資料読みしかない。今月、そして、来月インタビュー①のもの。しっかり、読み込む。それはそれで…。でも、とにかく仕事がすすまないとなあ。明日こそ、すすめることができればいいなあ。

20251104_155117

 高市政権にかかわっては、読売が結構、批判的な論評を繰り返している。この間も定数削減を批判する論評。それが何を意味するのか。財界のなかにも、分裂があったのは、安倍内閣も同じだけど…。

 本格化するのは、新自由主義の軌道修正か。

高齢者医療「窓口3割」拡大へ 現役世代、負担減らぬ可能性も―厚労省検討(時事通信)

 厚生労働省は、70歳以上の高齢者が医療機関で支払う窓口負担について、現役世代と同じ3割とする対象者の拡大に向けて検討を始めた。世代間の負担の公平性を高める半面、財政面の課題が生じて高市政権が目指す現役世代の負担軽減に結び付かない可能性もある。社会保障審議会の部会が年末までに方向性をまとめる方針。

 医療費窓口負担は原則として70~74歳は2割、75歳以上は1割だ。75歳以上でも所得が一定以上なら2割、現役並みは3割となる。自民党と日本維新の会は連立政権樹立に際し、窓口負担の「年齢によらない真に公平な応能負担の実現」で合意。少子高齢化で現役世代に偏る負担の見直し機運が高まっている。…

 社会保障改革が、維新との合意のある意味で、いちばん具体化がすすんでいるものとも言える。ここで、財界のための財源の一つの柱になる。それだけでは、全然足りないけど、これをシンボルにして、現役世代への対策を強め、さまざまなことがとりくまれ、新旧メディアを抑えて、選挙をおえれば…、そこにあるのは…。大軍拡の膨大な予算が必要なんだしなあ。はじまった、対決図。どうたたかっていくのか。しっかりしましょうね。

2025/11/03

トランプ米大統領不支持が59%、「米国は誤った方向に」67% 最新世論調査

 いろいろすすんでいく先が見えないので、気持ちは落ち着かづ、ふわふわしている。いろいろ季節の変わり目のお仕事のお手伝いからスタート。でもなあ、相方が北海道に来て11年。この時期、結構、雪が降っていたり、すっかり冬だったりしたことが多かったけど、やっぱり今年はあったかいのかなあ、北海道も。

20251103_132018 20251103_132306

 少し、気分転換に散歩。春採湖。海が残された汽水湖。気持ちよかった。

 

 家に帰って資料読み。高市のかつて書いたものを読む。なかなかすごいことを書いている。この世界情勢観、国連観、国家観。それが実際に政治にどのように表れてくるのか。うちのような雑誌はどう扱うのがいいのかなあ。読めば読むほど、悩んでしまう。ほんとにすごいこと書いているなあ。

 

 世の中の描き方の難しさは、アメリカも同じ。

トランプ米大統領不支持が59%、「米国は誤った方向に」67% 最新世論調査(CNN)

 米ABCニュースとワシントン・ポスト紙、イプソスの最新世論調査で、ドナルド・トランプ大統領の不支持率がほぼ6割に達した。

 トランプ氏の重要な課題への対応については大多数が不支持を表明し、67%が「この国はかなり深刻に誤った方向へそれている」と回答した。

 トランプ大統領の支持率は41%、不支持率は59%で、CNNがまとめた最新世論調査の平均とほぼ同じだった。

 政府機関の閉鎖には75%が懸念を示し、閉鎖が始まった初日にワシントン・ポスト紙が実施した世論調査の66%からさらに増加した。…

 とりわけ、経済政策に関してトランプ大統領の支持率は37%で、不支持率は62%。現在のインフレに関してトランプ大統領に「大いに」あるいは「かなりの」責任があるとする回答は59%を占め、トランプ氏が大統領になって以来、自分たちの経済状況が「悪くなった」とする回答は37%と、「良くなった」の18%を大幅に上回ったという。経済に関する不満はほんとうに大きい。もちろん否定的な評価は外交政策や大統領の権限拡大などの問題にも及んでいる。しかし野党民主党にとって必ずしも追い風にはなっていない。現在の国民の懸念に対して民主党を「的外れ」とみなす回答者は68%で、トランプ大統領や共和党を的外れとみなす回答者より多かったという。だから次の議会選挙に関しては拮抗(きっこう)しているという。とても、日本のことを考えるのには参考になるのではないか。それだけに、それだけに、難しい。

2025/11/02

「膨らむ防衛費、「爆買い」のその後を追った」

 今日も、連絡を待つ間、資料読み。一日そのことを続ける。仕事すすまないなあ。問題意識が生じても、資料を読んでそれがどんどん深まっていっても、それを答えにしていくすべを見つけられない。問題には、自分の責任分野でないことも多く、手立てもあまりもっていない。自分のつながりでは答えにたどりつけそうにないなあ。いま、とっても大事なものなのに、自分では、なかなか答えにたどり着けそうにない。ほんとに落ち込むなあ。

20251102_153516

 さて、昨日の報道特集の特集は、「膨らむ防衛費、「爆買い」のその後を追った」

21_20251102231101
トランプ大統領との首脳会談でも語られた防衛費。政府は今後の増額方針を決めているが、既に「爆買い」した戦闘機は今どうなっているのか?現場で何が起きているのか追った

 アメリカに追随して、軍事費があがり、高市内閣もそれをさらにすすめている。2%を今年度中に達成するという。3.5%21兆円をめざすという。その内容も事実上の空母導入などもすすむ。原子力潜水艦の導入もうたっている。敵基地攻撃能力ももつ。しかし、自衛隊の人手不足、兵器より待遇という話は、日本軍由来の人を大切にしない組織のありよう、装備そのものの矛盾が垣間見えて面白かったが。

 法制局の長官だった阪田さんが出てきて、「9条は死んだ」ということを再び言っていた。60年代に法制局が専守防衛の立場で歯止めをつくったその立場から言えば、その歯止めが次々と無力化されているのを見て、そういいたくなるのはわかる。しかし、9条による歯止めをつくったのは国民世論であり法制局ではない。国民世論が、いまだに9条への大きな支持が存在している限り、死んだというのは正しいとは言えない。われわれが依拠うべきなのは、いまだに9条なのだ。そんなことを考えながら見ていた。この厳しい情勢のもとどうたたかうのか。

 ただでさえモノの値段はものすごくあがっている。それが生活を直撃する。まっているのは消費税の増税か? それをさけるのなら、社会保障の大幅削減を改革の名前ですすめるしかない。ほんとに強い気持ちでたたかいはないといけないのだと思う。うーん。

2025/10/28

高市首相、トランプ氏と初会談「日米の新たな黄金時代つくりたい」

 天気がいいのは嬉しい。こころも、体調も、今一つだし……。うーん、なかなかね。

20251028_092325

 朝から数本メール。なかなか返事はこないけど。いろいろ考えているのだけど、仕事はすすまない(涙)。そんなもんかなあ。いろいろ気になること、思い悩むことも多いしなあ。

 仕事は、今日も企画を考えるために、資料とにらめっこ、資料を探すためにインターネットとにらめっこ。実務をやったり、会議もあったし。夜には、相談の長めの電話も。昼には、10・28いのちのとりで裁判の決起集会に、一部WEBで参加。最高裁の判決をふみにじって、あらたに新しく削減の仕組みをつくっても問題なしと強弁する専門家会議は何なんだろうか。ほんとに、法の支配がゆらぐ。

 今日のニュースはなったっても。

高市首相、トランプ氏と初会談「日米の新たな黄金時代つくりたい」

 高市早苗首相は28日午前、東京・元赤坂の迎賓館でトランプ米大統領と会談した。日米同盟の強化に向け経済・安全保障分野で協力を深める方針を確認した。首相は対米投融資の拡大や防衛費増額の計画について説明する。

 首相は会談の冒頭で「日米は世界でもっとも偉大な同盟になった。日本もともに世界の平和と繁栄に貢献する」と述べた。「私は国益を守り抜くためにも強い日本外交を取り戻す。自由で開かれたインド太平洋の進展に向けても日米で協力を進めたい」と語った。「日米同盟の新たな黄金時代をトランプ大統領とつくりたい」と強調した。

 トランプ氏は「この関係はこれまで以上に強いものとなるだろう。我々は最も強固な水準の同盟国だ」と表明した。「日本は軍事能力を大幅に増強している。米国は日本から大量に新たな軍備品の注文を受けている」と話した。

 日米の関税交渉を巡る7月の合意に触れ「非常に公平な取引だ。日本を米国に迎え、関係を継続できるのを楽しみにしている」と言及した。「何か質問や疑問、要望、日本を支援するために出来ることがあれば、いつでも知らせてほしい。必ず応える」と呼びかけた。……

 全体を通して、日本政府の、アメリカに付き従って、アメリカのもとで、世界の経済競争にうちあって、大国としての復活をめざそうという姿がありあり。既存の国際秩序ではなく、力を持った国との協議によって、新しい秩序をつくろうというトランプに付き従う。そのもとでの大国の復活という思いは、アメリカへの投資がここまで具体化されているということに、大企業の意志としても確認できそうだし、レアアースについて日米共同で中国と対抗するということにもみられる。政権が、だからこそ強い経済を掲げて、とりくもうとしていることがよくわかるものだったし、そのもとで、大軍拡があるということもほんとによくわかった感じがする。

 だけど、こういうアベ政治の継承は、そもそも大きな矛盾を内包しているはず。だからこそ、今後もいろいろありそうな気配。一方で、宮城の選挙で、和田さんのビラなどをいると、びっくるするほどよくできたもので、極右にはみえない洗練さも感じるし、要求へのめくばりもみごと。極右と言うのはかつてのそれではない。それは参議院選挙の延長のうえにある。

 などなど、いろいろ勉強にはなっている。が、仕事がなかなかすすまない。明日こそ!

2025/10/14

外国籍教員 教育現場に残存する「差別の壁」

 朝から、送られてきた原稿を読んで、字数オーバー削除について相談。それから職場に行って会議という日程。

 正直、今年前半の、とくに夏から秋への、あまりにも年齢相応でないハードな仕事に、相当、疲れが出てきているのかもしれない。とにかく眠い。すぐウトウトしてしまう。頭の中にあるものを絞り出して、切り売りして、どんどん自分がスカスカになるような感覚もある。ある意味で、ある面では孤立してる感じもある。ゆとりはなくても、スカスカになっていく感覚はやだなあ。

 世界の中村一成さんの「外国籍教員 教育現場に残存する「差別の壁」」を読む。

20251014_2207011

 こうしたこともわかっているつもりでいたけど、実は全然わかってないなあとショックをうける。人権擁護の最先端にあるべき教育の現場でのこの事態に、日本の根深さを感じる。それはやはり、外国人、植民地支配からの歴史をきっちりおさえきらないといけない。戦後に何があったのかを。教育の分野ほどね。勉強しないといけないのになあ。

2025/10/13

「移民社会の未来をひらく〜NPO法人移住連10周年シンポジウム」

 うーん。ちょっと……。今日は、とにかく緊急インタビュー①の原稿を仕上げまでやって、発信。政局真っただ中で、悩みの深い原稿。あとは、提稿を4本。昨日1本やったので、計5本。今日、もう1本原稿が来る予定。ふむ。

20251012_103351 20251013_171646

 少しずつ、外の風景も変わっていく。

 

 午後からは、「移民社会の未来をひらく〜NPO法人移住連10周年シンポジウム」にzoomで参加。当初、対面で参加する予定だったけど、咳も出ているし、体調のことを考えて。

Photo_20251013211201

 移住連は、昨年、共同代表の鈴木さんに登場してもらった。移住連の現場での取り組みが、そこでどんなことを考えているのかがしれて、とてもよかった。根底にある、”人権”にベースにした、当事者とのよりそい、ケア、ほんとうにしっかり寄り添っている。それでも、自分たちにとってのよき難民、移民であることをもとめていないかという問いかけを常にしている。

 新自由主義、効率を最優先する政治や経済とは違うとりくみからから、共生の姿が見えて来る。では、排外主義や、暴力的な攻撃とどうたたかおうとしているのか。そういうことも含め、いろいろ考えさせられた。

 どうして、うちの運動とは接点が少ないのかなあ。旧総評系の運動との関係は深いようだけれども……。自分もまた、しっかり企画化しないといけないなあ。

2025/10/11

戦後80年所感は「期待外れ」? 随所に「石破カラー」は見えたが…識者が指摘する「不十分」な部分とは

 今日は早朝仕事スタート。ちょっとだるい。結構、寒い。

 朝から、緊急インタビュー①原稿づくり。もろに政局の混迷の影響をうけながら右往左往して作成中。昨日までの作成中のものを、大胆に構成を変えて……。必死でがんばったけど。とにかく、構成までは決めて、打ち込み切った。明日から、修正・補強作業にはいる。

 夜も今日は寒い。だけど、また暑くなるんだよなあ。服も、体調も、管理が難しい。

20251011_215250

 土日は、あまり政局は見えてこない。どんな動きになっているのか。とにかく全然、予想があたらないからなあ。

 

戦後80年所感は「期待外れ」? 随所に「石破カラー」は見えたが…識者が指摘する「不十分」な部分とは(東京新聞) 
 戦後80年に合わせて石破茂首相が発表した所感は、先の大戦において軍部の暴走を止められなかった戦前の翼賛体制を批判。現代にも通じる「無責任なポピュリズム」に屈しない政治家の重要性を強調するなど随所で「石破カラー」をちりばめた。党内の反対を振り切って、退任間際の発表にこぎ着けたが、歴史認識や戦争責任に関する言及は乏しく、野党からは「期待外れ」との声も漏れた。
◆「使命感を持ったジャーナリズムを含む健全な言論空間」
 「国内の政治システムは、なぜ歯止めたりえなかったのか。戦後80年の節目に、国民の皆さまとともに考えたい」。首相は所感の冒頭で呼び掛けた。戦後50年から10年ごとに発表されてきた過去3度の首相談話では、戦争を回避できなかった原因の記述が少ないと指摘し、今回の所感の狙いを示した。……

 昨日も書いたけど、ポイントは、山田朗さんの言っているように、「中国や東南アジアでは日本の戦争によって多くの犠牲者が出ているが、戦後50年の村山談話にあった「植民地支配」や「侵略」がひと言もない」だと思うよ。われわれ自身が、小泉談話からの20年で、かくも後退したことについて、よく認識する必要があるなあ。

 民主主義の危機への言及とか、統帥権の問題などにふれていることを評価したい気持ちはわかるが、ならば、なぜ、天皇に言及しないのか、また、自衛隊についての言い方と立憲主義の問題について、ちゃんと批判をしないのかということもあると思う。

 政治的にも、理論的にも、なんだかなあということが多すぎる。一つ一つ、きちんと言及するのはとても疲れるのだけど、いろいろおこっていることを追いかけるだけど、この年になると、相当しんどいんだけど、やっぱり、最低限について、きちんとしておかないと、そのぐらいの頑張りと、次に向かって、残せるものをどう伝えるのかと言うことと。明日もがんばる。

2025/10/10

ニュースをチェックしたりでほんとに落ち着かない

 いろいろ朝から原稿が来たり、メールが来たり、その対応からのスタート。

20251010_084430

 政局の行方がよくわからないので、おちつかない。今日は、結局、緊急インタビュー①の原稿づくり。会議があったり、ニュースをチェックしたりでほんとに落ち着かない。

 党首会談後の記者会見を見ていて考えたこと。なぜ、萩生田を要職につけたり、公明の頭越しで国民と会談したり、公明が怒ることをするのかと思っていたが、麻生さんは公明を切るつもりだったのだろうな。公明も、企業団体献金の受け手を都道府県にと、別に企業団体献金を禁止するわけではないのだけど、現行の制度は、支部など議員の単位の受け皿になっているものを変えるのには自民にとっては時間がかかる高いハードル。離脱の腹は決まってたのあろうなと。

 そうなると気になるのは維新。もともと麻生さんにはプランBがあって、それが維新の組み入れ。これだと河村を丸め込めば過半数を取れる(実際には維新に離党者が相次いでいるからそう単純ではないのだろうけど)。維新となると、社会保障・医療がいよいよ大変になるぞ。いずれにしろ、次の焦点は維新。舞台に上がってくるアクターが日々変わるなあ。うちは蚊帳の外だけど。

 しかし、政権の枠組みまで変わるのだから、有権者の信を問うべき。選挙管理内閣だとか、解散を前提にの短期処理政権であるべきなのだけど……と思うのだけれども。

 昨日は、ガザの停戦のニュースが。これがほんとうに停戦の第一歩になればいいのだけれども。そして第二歩つながればいいのだけど、実際には、わからないし困難が大きい。国連・国際社会の関与がしっかりできる状況になればいいのだけど、そこは相当困難。そもそも、国連のもつ二面性が深く反映した問題、同時に、国連の関与なくしては次のステージは見えてこないわけなのだから。しかし、この点も、関係者がよく理解できているとは思えないのが、難しさ。

 

 石破さんの所感は、結局、植民地支配は視野の外にある。侵略戦争への言及はない。歴代の内閣の歴史観を受け着くと言いながら、実際には、石破さんがいう戦争は、1941年以降の戦争。国内の政治をめぐる狭い範囲でのできごとについて解説して見せるが、大きな戦争と植民地支配をめぐる問題への理解はまったくないと言っていい。かつての小泉談話には、植民地支配と侵略への反省が明確に書かれていたに比べると、そのことにまともにふれることができないということそのものにしんどさがある。半分以上は石破さんの歴史観の歪みにその原因はあると思うので、やっぱりボクは石破所感を評価はできないなあ。もちろん、残りの半分は、この時代の政治の状況そのものであるということなのだろうけれども。こんな話を悦に入って語っている、退場寸前の首相というのは一体何なんだろうなあということも、無性に悲しくなる。

より以前の記事一覧

無料ブログはココログ
2025年11月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30