平和

2025/01/20

戦争のトラウマ 兵士たちの消えない悪夢

 今日は朝から雨模様。夜にはかなり激しい降りになり、びしょびしょになる。

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 今日は、とにかくインタビュー②の原稿づくり。一気に、仕上げから発信まですすむ。時間がないからしかたがない。相当がんばっているんだけどねえ。実務あり、提稿2本。ゲラのやりとり。インタビュー②以外は提稿すみ!

 

 テレビは中居の事件でもちきり。中居と女性とのトラブル報道を契機とした事件。ふと財務事務次官によるテレビ朝日女性記者へのセクシャル・ハラスメントのニュース、もう7年ほど前になるのか、を思い出した。テレビ局員とのかかわり、テレビの闇は深いなあ。どこまで膿を出すことができるのか?反吐がでるなあ。いろいろな問題で、若い人の感覚――ボクらがちょっとと思いがちな――からしっかり学ぶこともいま、大事か。

 映像の世紀バタフライエフェクト。「戦争のトラウマ 兵士たちの消えない悪夢」

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兵士の心の傷が初めて注目されたのは第一次世界大戦、塹壕で砲弾の恐怖に放り込まれた兵士はシェルショックと呼ばれる神経症を患った。だが、国家は臆病者とみなし、電気ショックなどの対処療法で戦場に送り返した。ベトナム戦争では、女性や子どもまで巻き添えにする戦いの中で兵士の心の闇はさらに広がる。南ベトナムで村人25人を殺害した19歳のアメリカ兵は30年後自ら命を絶った。戦火の消えない世界で悪夢は続いている。

 第一次大戦の映像や、日本の映像は、ETV特集などで見たことはある。さすがにしっかり映像を蓄積している。戦争神経症は、兵士の訓練を変え、それでも、たえない兵士の病の広がりと、たたかいをめぐる考え方の変化は、さらに兵士の負担へとなり、PTSDとして認知されていっても、逆に、帰還兵士の犯罪と、自殺する兵士はどんどん増えていく。その事実は、人間の存在と戦争というものが本質的には、同居できないものであることそのものを示していると思えてならない。人間は本質的なところで、戦争を拒否すると考えたい。

 戦後80年の今年、戦争と平和をめぐってどんな年になるのか、どんな年にできるのか?

 

 

 

2025/01/19

米各地で反トランプ集会 「沈黙するな」と気勢

 今日は、なかなか起きれない。早朝仕事の次の日はそんなものか。

 今日は朝から植栽の作業。

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 増えすぎた中低木を剪定、伐採する作業。大きめの中木や高木は業者に頼んでいるが、中高木は自分たちで。一般の住民にも参加を呼びかけたら、結構な参加者あって、わいわいいいながら、かなりの作業をこなす。ただ、後半に棘のあるピラカンサの処理があって、それが相当たいへんだったのだ。結構、指にも棘がささって、夜になって痛い。

 団地内のプレイロットの遊具の修繕を住民の方がやってくれた。感謝。

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 孫もお気に入りで、うちに来た時にはひとしきり、これで遊ぶ。

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 だけどなあ。30年ものだから、だましだまし、修繕しながら使っても、そろそろ限界かなあ。取り換えるとなると、どのくらいかかるのかなあ。こういうの補助金はないのかなあ。調べないとなあ。

 

 午後からはインタビュー②の原稿づくり(起こし含む)。やっと半分を超えたかなあ。とにかく必死ですすめる。

 相方は、共通テストの主任監督官(?)で、お疲れのようで、今日は話せず。

 

米各地で反トランプ集会 「沈黙するな」と気勢(共同)
 20日に迫ったトランプ次期米大統領の就任に抗議する集会が18日、各地で開かれた。参加者らは移民や女性、LGBTQ(性的少数者)の権利が軽視され、多様性が後退することへの懸念を表明。「沈黙するな。圧政に抵抗しよう」と気勢を上げた。

 首都ワシントンでは小雨が降る中、リンカーン記念堂に「数万人」(米メディア)が集結。「民主主義を守れ」などと主張した。行進する参加者とトランプ氏支持者の小競り合いもあった。主催者は最大で5万人の参加を見込んでいる。……

 

 なかなかね。どこまでも世界を揺るがすトランプの再登場。だけど、これがアメリカの凄さというのかなあ。どこが、どうして日本とちがうのか。今のアメリカのことを、がぜん、知りたいと思わせるニュースだね。

 

 

 

2025/01/15

「『オールドなもの』への敵意──左右対立の消失と新たな争点」、【詳細】内乱首謀した疑いで拘束 ユン大統領 取り調べ終了

 チューリップの芽が出てきている。

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 寒いけど、その先にはやっぱり春が近づいているということかなあ。なかなか気持ちはそうにはならないけどね。厳しすぎる、今日の買い物も、えーこんなにするのって感じだし……。どんどん、お札が飛んでいく。

 昨日は、相方さんが自動車で暴走して、怖い思いをして、家に帰ったら、近所のこどもたちが家を占拠していて、そこに北陸のばあちゃん(ずいぶん前に亡くなっている)がやってくる夢。朝がやっぱりしんどい(笑)。

 今日は、提稿が4本。その後、来月企画のやりとりと、今月インタビュー②の日程決めと、その内容をあれこれ考える。頭を化学の世界から、政治の世界へ大転換中。結構、それだけでストレス。

 

 『世界』にのっていた、伊藤昌亮さんの「『オールドなもの』への敵意──左右対立の消失と新たな争点」を読む。あいかわらず面白いなあ。いまの政治を読む上で、新自由主義がポイントになるというのがボクの考えだけど、伊藤さんは弱者のためのネオリベラリズムという。弱者が、新自由主義を内面化し、支持していくメカニズムがつくられていっているというわけだ。それで自分たちが助かるわけではない矛盾。だからどうすればいいのかには必ずしも答えがあるわけではない。すでに、中高齢者も含めて、崩れてしまっている、事実を認識する、政治的教養を、共に学んで身に着けるしかないんだろうけれども……。

 

【詳細】内乱首謀した疑いで拘束 ユン大統領 取り調べ終了(NHK)
 韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が「非常戒厳」を宣言したことをめぐり、警察などでつくる合同捜査本部は15日、内乱を首謀した疑いでユン大統領を拘束し、取り調べを行っていましたが、複数の韓国メディアによりますとさきほど午後9時半すぎに取り調べは終了したということです。
 ソウル近郊にある捜査機関からは、大統領を乗せたとみられる車が出発し、大統領は拘置所に移送されたと伝えています。……

 ニュースでは、韓国では、与党の支持が回復していて、それを背景にした出頭と盛んにいっていて、韓国の民主主義について懐疑的な報道をする。日本のメディアは、韓国の右派ジャーナリズムに同調的だから、そこは割り引いてみる必要があるけれども、道は単純にすすむわけではない。それでも、民主主義の力を発揮する努力や模索、そこにある議論をしっかり大事にすることが大事だとは思うのだけれども。

 スマホ写真で再現は全然できないけど、月がきれいだなあと、家に帰る道で、感じた夜。

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2025/01/13

「どう喝外交」世界動揺 トランプ氏、就任まで1週間 同盟国・友好国にも矛先

 今日も自宅。

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 いろいろ考えたり、作業をすすめたりしなければいけないけど、なかなかうまくいかない。やってきた原稿を読んだり、メールのやり取りを数件したり……。活字を読むのがしんどい、というかなかなか、集中しない。頭がちょっと拒否している感じ。そういうときに、気分の変えるというのは、とても不得意なことだし、力をふりしぼるには、エネルギーがいるが、ガス欠ぎみ。なんなんだろうねえ。力がなかなかわかないのは、あんまり長く続くと困るんだけどなあ。厳しいことが多くって、そういうなかにずっといると、どうしても、心も体も、しんどくなっていくからなあ。

 こんなにも向き合うのが難しいのは、向き合う先がとても複雑になっているということもあるのだろうなあ。かつてのように単純に、考えたり、そこで、がんばれたりはしない感じがするから。できることなら、そういう複雑なことを丸ごと理解したいところだけれども、エネルギーがなあ。 

 

 「心の傷を癒すということ」のドラマ版を最後まで見た。うーん。ボクにはここまで、いけないなあ。心について知ったり、そこで、寄り添ったり、だけど、ボクはひたすらうろたえるのだろうなあ。ボクなんて、年をとると、そのうえで、心がカサカサになっているからなあ。老人の心理や精神理解というものも、もうちょっと知ってみたいなあ。どちらかというと中井さんか。

 

 複雑と言うよりも、理解がとても難しくなっていると言えばいいのか。

「どう喝外交」世界動揺 トランプ氏、就任まで1週間 同盟国・友好国にも矛先(共同通信)
 第2次トランプ米政権の発足まで13日で1週間。トランプ次期大統領はデンマーク領グリーンランドの購入やカナダの吸収、中米パナマ運河の管理権奪還を主張し、同盟国・友好国にも矛先を向ける「どう喝外交」を展開、世界を動揺させている。国際的な影響力を増す中国やロシアへの対抗心も示しており、大国間の主導権争いが過熱しそうだ。

 「中国やロシアの船が取り囲んでいる。自由世界を防衛しなければならない」。トランプ氏は9日、戦略的に重要な北極圏に大部分が位置するグリーンランドの周辺で中ロが活発に活動していると警戒感を示した。獲得のため軍事力の行使も排除していないが、デンマークは北大西洋条約機構(NATO)に加盟する米国の同盟国だ。……

 正月からテレビでも、トランプでどうなるかというか、世界の動揺ぶりの報道が見える。だけど、ただ動揺するだけで、そこにある課題や、考えていくべきことはなかなか提示されないでいるのだよなあ。政局報道が好きな日本のメディアは、批判的な分析にはなかなか向かわない、そこが、ほんとうに、考える、考え合うということに向かわない。そこにある課題について、もっともっと考え続けないといけない。そういうことが、次の世界を開くのだろうけれども。

2025/01/12

離島奪還の降下訓練、11カ国参加 中谷防衛相も11メートルから

 こちらは、花は満開をキープ。

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 昨日は、東京を離れる(こういう言い方も正確ではないか)、職場関連の執筆者(にはまちがいない)のご苦労さん会(送別会)に参加というか、準備の事務方の一端をになったので、終わったのはほっとしたところ。同世代で、若いころからつながりもあり、いろいろ仕事をいっしょにやったので、いろいろな思い出もあるし、いろいろな姿も知っている。今後は、あまり会えなくなるのかなあ。

 夜遅く帰ってきて、テレビをつけると、ドラマ版の「心の傷をいやすこと」をやっていて、見入ってしまった。

 主人公の患者への、心への向き合い方ということもあるけど、阪神大震災に思いを馳せる。自分はちゃんと現実におこっていることに向き合えているのか。

 おかげで睡眠不足。今日は、なかなか仕事も進まない。いよいよ資料を読んで、メールを2本。少しでもすすむといいなあ。

 

 買い物に行って、落ち込む。体感的には1・5倍ぐらいになっている感じがする。いずれは年金だけの生活になっていくのに、このままではやっていけないなあ。年金は、税金と保険料でごそっともっていかれるし……。貯金の少ないわが家は、どうなっていくのだろうか? ていうか、みんななんで怒らないのだろうか。あきらめているのか、しかたがないと思っているのか。そこを考えていけるような状況をつくならにとなあ。厄介な課題ではあるのだけど。

 

離島奪還の降下訓練、11カ国参加 中谷防衛相も11メートルから(朝日新聞)
 中谷元防衛相は12日、陸上自衛隊習志野演習場(千葉県)で、パラシュート部隊による毎年恒例の「降下訓練始め」を視察した。昨年も参加した米、英、仏、独、インドネシアなど7カ国に、イタリアやフィリピンなど4カ国を加えた過去最多11カ国の部隊が参加した。

 訓練は他国の侵攻を受けた離島を奪還するという想定で、自衛隊約2千人と11カ国から200人が参加。陸自第1空挺(くうてい)団150人と11カ国の空挺部隊などが高さ340メートルの輸送機から、落下傘で降下し、ヘリコプターや偵察用の無人機(ドローン)と連携しながら共同で奪還作戦にあたる手順を確認した。……

 

 当たり前のように外国の軍隊、それも多くの国の軍隊と訓練をするようになり、同盟国は同志国に拡大され、政治と軍隊との間はあいまいになっていく。法的な根拠はどう考えてもはっきりしない。おどろくような事態にどう向き合っていけばいいのか。そういう現実も直視をしていかないといけない。

 

2025/01/10

介護事業者の倒産 去年170件余 過去最多に 物価高騰など影響か

 今日も、朝からインタビュー①。とにかく仕上げて、発信まですすめる。その後、原稿読み2本、来月企画の資料の読み込み。電話でのやり取りなどなど。

 ずっと部屋中生活だったこの数日から、埼玉に移動。氷の世界からひとまず離れました。

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 帰ってきてからの整理は大変。2拠点生活って大丈夫か?

 

介護事業者の倒産 去年170件余 過去最多に 物価高騰など影響か(NHK)
 去年、全国で確認された介護事業者の倒産は合わせて170件余りと、これまでで最も多くなったことが信用調査会社のまとめで分かりました。倒産の要因として、介護職員の不足や物価の高騰などの影響が考えられるということです。

 東京商工リサーチによりますと、去年1年間に確認された介護事業者の倒産は全国で172件と前の年から1.4倍増え、介護保険制度が始まった2000年以降で最も多くなりました。

 内訳は、「訪問介護」が最も多く81件と全体の半数近くを占めています。

 次いでデイサービスなどの「通所・短期入所」が56件、「有料老人ホーム」が18件などとなっています。……

 ニュースでは、「倒産の要因としては、介護職員が不足して事業が継続できないことや、コロナ禍で経営が悪化し、介護用品や光熱費などの高騰が追い打ちを掛けたことなどが考えられるということです」と。中沢けいさんが、Xで「どうして介護報酬の引き下げに触れないのだろう。いちばんの原因でしょう。」とつぶやいていたけど、そのとおり。政治の無策が、介護保険と、介護そのものを、つまり老後の生活そのものを聞きに追いやっているということ。

 

 『地平』の栗田論文を読みながら、スーダンの危機を考える。そこで考えることは、ボクラは軍事にどう向き合うのか。はたして、軍事が大きく張り出す世界で、民主主義をどう機能させるのか。民主主義は軍事を統制できるのか。ものすごく重いなあ。現実にある軍事にどう、向き合うのか? 安易に妥協的な議論はできないし、だけど、実際に、どうしていくのか。

 

 午前中は人の話を聞く。ボクはなかなか、希望を強くはもてない。おしよせる問題に正直押しつぶされそうになりながら、いろいろ模索している。「模索」はやっぱり……。

2025/01/08

沖縄米兵、不同意性交致傷の疑いで書類送検 「再発防止」うたう中で

 うむ。朝から腰が全然ダメ。昨日の雪かき作業と買い物がよくなかったか。北の国の冬は厳しいなあ。

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 今日は、一日、インタビュー①の原稿づくり。まだまだだなあ。明日には原稿化を終えて、明後日に仕上げと行きたいが大丈夫かなあ。しかも、そのほかの仕事が全然できていないし。もう焦る。胃が今朝あたりから、キリキリ言い始めているし。年明けから結局は過酷な仕事になっている。

 絶対に仕事をすすめないと! 頑張れ―! 自分。

 だけど、一日中、部屋の中でずっと原稿やパソコンに向かって仕事をしていると、精神的には最悪。正直、精神的にはとてもつらい状態におちいる(苦笑)。いつものことと言えばそれまでだけど。

 

 新年のニュースは、引き続き厳しいものが多い。その一つ、一つをどう受け止めればいいのか。あたまが、もやーっとしている。情報も整理できるようにならないといけないが、それをどう考えていくのか、そういうインプットの時間、学びや議論の時間が欲しいなあ。

 

沖縄米兵、不同意性交致傷の疑いで書類送検 「再発防止」うたう中で(朝日新聞)
 沖縄県警は8日、成人女性に性的暴行を加えてけがを負わせたとして、在沖米海兵隊の30代の男を不同意性交致傷の疑いで那覇地検に書類送検した。県警が取材に対して明らかにした。沖縄では米兵による性暴力事件が相次ぎ、日米が「再発防止」をうたう中で再び事件が繰り返され、地元は強く反発している。

 県警によると、男は昨年11月、沖縄本島内の建物の一室で、面識のない女性に性的暴行を加え、けがを負わせた疑いがある。直後に女性が県警に被害を申告し、防犯カメラの捜査や米軍の協力などで男を特定したという。…

 結局、欲望のはけ口で、人として尊重する姿勢は感じられない。そんなことが続き続ける。そもそもの軍隊、沖縄の歴史、女性への暴力、何重にも、何重にも問題がかさなっているということか。

2025/01/05

「戦後日本の設計者 3人の宰相」「安全保障関連法に反対する学者の会」のオンラインシンポジム

 見逃していた、映像の世紀バタフライエフェクトの「戦後日本の設計者 3人の宰相」を見た。

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 GHQと渡り合った占領下のワンマン宰相で、サンフランシスコ講和会議で日本の独立を回復させた吉田茂。戦犯容疑者から首相の座につき、日米安保条約の改定を反対の声が上がる中推し進めた、「昭和の妖怪」岸信介。裸一貫から首相に上りつめ、「日本列島改造論」を掲げた「今太閤」田中角栄。個性あふれた3人は、時に敵対し、時に手を結びながら、戦後の日本を形作った。膨大な映像でたどる、3人の政治家の73分の映像記録。

 いつもながら、NHKのもつ映像データには、すごいなあと思わせられるけれども、あくまでも、為政者の側からみた歴史であり、しかも、その背景やホンネに迫るような取材がなされているわけではなく、全く表面をなぞるような番組。ただ、こういう保守の真ん中にいた政治家と言うのは、いかに国民の動向を意識をしていたのかは考えさせられる。保守政治のしたたかさは感じるなあ。そう言えば、とりわけ前の2人は、徹底した反共主義者でもあったことは共通している。

 

 午後からは、「安全保障関連法に反対する学者の会」のオンラインシンポジムを視聴。テーマは「平和・憲法・暮らしの危機の新段階」。冒頭、広渡さんが、学術会議問題での特別報告。これが、まず視聴の第一の目的。どのような認識がされているのか。なるほど。

 つづいて、報告として、青井さんが「日米安保の新段階と憲法の危機」。これが第二の目的。青井さんは、この間、政軍関係というものに注目して、軍事法制をみているので。今日の報告も戦前の「統帥権」問題と、いまの日本政治の軍事傾斜をダブらせながら紐解いてきたのは刺激的で、考えさせられる。慎重な議論をする人でもあるけど、こうした議論をどのように引き取っていくべきか、しっかり考えたいと思った。

 そのほか「核兵器廃絶の国際連帯と日本」畠山澄子さん、「安保関連法成立後の政党政治」中野晃一さん、「社会保障政策の貧困による暮らしの危機」大沢真理さん、「老後があぶない!介護保険の危機」上野さんもおもしろかった。

 ただ、こうした議論が、どのように広がっていくのかはちょっと考えてしまう。安保法制のころ生まれた学者の会だけど、当時は、学生たちとの応答関係もあったし、全国的な広がりも感じられた。どうしても、閉鎖感、高級(既得権)感を感じてしまう。どうかなあ。それは、うちのような雑誌にも言えることだろうから。もっともっと、わかりやすさとは言わなけど、現実の生活に近い視点とか、切り込みとか考え続けないといけないなあ。

 

 原稿の方は、そういうわけで今はまだ進まず。ここからがんばるかなあ。 

2025/01/04

牛島司令官の辞世の句を再掲載 陸自第15旅団、公式サイト更新

 今日は今年最初の早朝仕事。

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 少し寒いかなあ、やっぱり。

 職場での仕事。今日も、朝からトラブル続き。ここのところ、トラブルが多いでめげる。企画にもかかわるトラブルもある。だけど、物理的なトラブルだけだったらいいのだけど、そうでもないものもあるから、しんどい。修復したり、乗り越えたりするのには、時間がかかるというか、なかなか難しい。新年早々、いろいろなことを背負う。

 インタビュー①の起こし・整理作業は通過。いよいよ明日から原稿づくりに。明日は取材予定が一つ。どうするか?

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牛島司令官の辞世の句を再掲載 陸自第15旅団、公式サイト更新(沖縄タイムス)
 戦後80年の年が明けた1日、陸上自衛隊第15旅団(那覇駐屯地など)は公式サイトをリニューアルし、沖縄戦を指揮した日本軍の牛島満司令官による辞世の句の掲載を再開した。昨年6月、皇国史観に染まった短歌を陸自が紹介していたことが発覚して批判が高まり、10月末にいったん取り下げていた。15旅団は短歌を「歴史的事実を示す資料」だと説明している。

 第32軍の牛島司令官は沖縄戦の日本軍責任者として県民に犠牲を強要した末、1945年6月23日に自殺したとされる。伝記などによると、その前に辞世の歌「秋待たて枯れ行く島の青草は 皇国(みくに)の春に甦(よみがえ)らなむ」などを打電した。……

 昨年は、島田知事の美化について、企画をしたけれど、同じように牛島美化が広がっている。結構、いろいろな影響を広げているそうだ。そういうなかでの、自衛隊のこの動き。え、この行為と言い分って何? それだけに、ほんとに歴史修正主義とのたたかいを、80年のこの年に強めないといけない。そのことを考えさせられる記事。

 

 よく知っている人にかかわっての悲しい知らせ。いろいろ新年からしんどいことが続く。

 

 

 

2024/12/30

孫来襲、2月号ができています。

 ほんとにほんとに年の瀬で、朝から落ち着かない。

 メディアを見ていると、思った以上に、新自由主義的な考え方が浸透していて、影響力をあたえていることを痛感する。民主的な、本来堅持すべき原理が原則から離れた考え方が、平然と垂れ流されていて、それが正論のようにあつかわれている。われわれも漫然と見ているだけではダメなのだけれども……。

 今日は、孫①②が来襲。

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 まだ、じーじの相手をしてくれるけど、これからはどうなるのかなあ。ずっと見ていたいような怖いような。これからの未来……。

 よく食べるようになりましたね。

 

 前衛2月号ができています。

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 今月の担当は、まずは能登半島地震の特集のうち、原発をのぞく2本。復興の現状と政治の責任にせまる対談と、社会保障の観点から避難所から仮設住宅のかかえる問題を追及した論考。がんばりました。そして、奈良教育大学付属小の攻撃の理不尽さを、大学の調査に即してあきらかにする。調査の変遷の異常さを明らかにした論考と、そもそも調査そのものが教育的なのかを論じたもの。あつく連帯する。そして、戦後80年は、数年前テニアンのドキュメントで、賞をそうなめしたディレクターの太田直子さん。出発から、昨年のサイパンまで、思いをかたりつくしていただきました。ことしも、とても、貴重な機会を、編集者としてたくさんの人たちの協力でいただきました!

 最後まで、がんばりますよ。今年も、そして来年も。

 

 

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