教育

2024/10/07

衆院本会議 石破首相 初の代表質問 公認方針などで論戦

 今日もひたすら、インタビュー②。原稿づくりから仕上げまで一気にすすめたぞ! だいぶ遅れを取り戻したぞ。

 いよいよ国会論戦。

衆院本会議 石破首相 初の代表質問 公認方針などで論戦(NHK)
 国会は衆議院本会議で石破総理大臣の所信表明演説に対する各党の初めての代表質問が行われました。

 自民党の政治とカネをめぐる問題で収支報告書への不記載があった議員の一部を公認しない方針について野党側から甘い対応だなどと指摘が相次いだのに対し、石破総理大臣は、引き続き地元の理解が得られているかなどを判断していくと説明しました。…

 全部聞いたわけでは決してないけれど、聞いていた範囲では、政策論戦は、官僚答弁に終始している。質問者が聞きたいことにはこたえずに、一般的な返答でかわすという、これまでの首相とかわりないなあ。

 

 夜、「虐待の証明」を見る。

320

実在の児童虐待事件をもとに、憎悪と悲哀の連鎖を壮絶な描写で描いた韓国製ドラマ。母親から虐待を受け施設で育ったペク・サンアは、心に傷を抱えたまま生きていた。レイプ事件に巻き込まれた際は犯人の父親が有力者だったため、逆に彼女が刑に服すことに。刑事ジャンソプはサンアを常に気にかけていたが、彼女は出所後も荒んだ生活を続けていた。ある日、サンアは夜の街の片隅で震えている少女ジウンと出会う。お腹を空かせたジウンの身体は痣だらけで、誰かに虐待を受けているのは明らかだった。そんなジウンの姿に過去の自分を重ね合わせたサンアは、彼女に手を差し伸べようとするが……。

 孤独な心をもった登場人物の切ない出会いは、韓国映画の十八番だな。物語は、ときには激しく、基本静かに流れる。切ないけど、きっとどこにもある事件を、描く。ハンジミンは、どんな役も絵になるなあ。

2024/10/05

「8番目の男」、教育機関への公的支出割合、日本はワースト2位…OECDが発表

 今日は自宅作業。8時過ぎには仕事をスタート。ひたすらインタビュー②の起こし整理作業を進行。

72020_0

 午後・夕方には、少し気分転換。

72021_0

 夜には、ずっと見たかった映画をネトフリで見る。なんか映画なんてずいぶん久しぶり。大好きなムン・ソリの「8番目の男」。

640_20241005222401

国民が参加する裁判が歴史上初めて開かれる日。大韓民国初の陪審員になった、年齢も職業も異なる8名の普通の人々の前に置かれた事件は、証拠・証言・自白まで揃った明白な殺害事件。被告人がいきなり嫌疑を否認したため、陪審員たちは急きょ有罪無罪の決断を迫られることになる。誰もが困惑する中、裁判長は裁判を進めようとするが、8番陪審員ナムをはじめとする陪審員たちの突発的な行動により裁判は予期せぬ方向に進んでいく。

 よくある陪審員ものだけど、陪審員たちが変わっていく姿がやっぱりいい。事件はとても切ないものだったけれど、その事件をとおして、死刑が求刑され、重い刑期が考えられていたものが、陪審員、そして判事によって、法とは何か、司法とは何かという根源から検討されていく。ちょうど、『地平』が「被告、最高裁」を特集しているが、法と司法のあり方を社会がどう問いかけていくのか。日本ではどうなのだろうか、よく考えたい地点にいる。

 毎年のニュースだけど。

教育機関への公的支出割合、日本はワースト2位…OECDが発表(読売新聞)
 経済協力開発機構(OECD)は3日、国内総生産(GDP)に占める教育機関への公的支出の割合(2019年時点)を発表し、日本は2・8%と、データのある加盟37か国中36位だった。前年の同率最下位からは改善したが、依然として低い状況が続く。

 OECD平均は4・1%で、最も高かったのはノルウェーの6・4%、最下位はアイルランドの2・7%だった。また、大学などの高等教育を受ける学生の私費負担の割合は、日本は67%と、OECD平均の31%を大きく上回った。20年時点の高等教育を受ける学生の私立教育機関に在籍する割合も79%と、OECD平均(17%)の4倍以上だった。…

 うーん。諦めず、くり返し問いかけていくしかない。若者の関心そして立ち上がりはいま広がっているのも事実。

2024/10/02

石破さんのインタビュー本『保守政治家 石破茂』を読み始める

 なんだなんだ。今日はもう朝から暑い。うーん、体の調子が悪いのは、これは気候のせいだな。完全に体がついていっていない感じ。

71877_0 71876_0 71878_0_20241002223301

 今日も一日、対談①。だいぶ形は見えてきた。なんとか明日中には形にしきって、仕上げ作業に入りたいなあ。まだ、スリムに削り込まないといけないしね。途中、実務作業などもあり。

 いろいろ問い合わせだとかもあり。

 夜まで暑かった。

20241002_201545

 

 石破さんのインタビュー本『保守政治家 石破茂』を読み始める。なんとなく、話のすり替えが上手い人である。どんどん自分の土俵にもっていく。いま地位協定の改定に注目があつまるが、彼は、日米同盟強化と矛盾しないと言う。その日米同盟強化とは何か?あたかも、日米間の安全保障上の協力というかのように話す。しかし、いまのそれは、対中国のために、日本の最前線の基地として、日本の自衛隊に軍事的な分担をになわすというもの。そのことと、地位協定改定ははたして矛盾しないのか? 本のなかで、岸田さんの大軍拡の説明不足を指摘しているが、ここでは彼は、その軍事同盟強化のなかみは説明しない。改憲や、集団的自衛権についても同じことが言える。日米間の対等を言うが、いまの日米同盟強化は、アメリカの指揮、そして統制下に一体化すること以外なにものでもない。それでいて、憲法にしても、国際法にしても、そのために、独特な解釈をしていく。世界では通用しないような議論を、あたかもそれが論理的とでもいうように強弁する。ちゃんと、一つ一つ紐解いて批判していかないといけないなあ。いろいろ、読まないと……。どんどん、これまでの自民党の議論に引き寄せられている感もあるので、実際にどんな論戦になっていくか。そのことも含め、しっかり注目していかないといけないなあ。

2024/09/18

辺野古「抗告訴訟」 沖縄県が最高裁に上告 「都道府県が司法判断を求められない判決は容認できない」

 この歳になると、加齢により、いろいろ問題がおこる。思うようにならないことが多くなる。そうした自分と付き合いながら、仕事をこなすのは、ほんとうに一苦労。今年の異常な暑さのもと、結構、よくばっていろいろ動いたから、そういう問題がここにきて、いろいろ表面しかねない気配もあるので、ほんとうに気をつけないと。しかも、いまだに暑い。まだまだ暑い!!!!! 

20240918_081736

 今日は、提稿3本のあとは、短い原稿を1本書いて、あとはインタビューの原稿づくりにとりかかる。いろいろ、用事があって、なかなか集中できないなあ。

 今後の、日程もよく考えないと、あれやこれやをうまく処理できないから、頭が混乱してしまう。

 

辺野古「抗告訴訟」 沖縄県が最高裁に上告 「都道府県が司法判断を求められない判決は容認できない」(RBC)

 普天間基地の移設に向けた工事をめぐり、沖縄県が国の裁決の取り消しを求めた抗告訴訟で、県は訴えを退けた高裁判決を不服として最高裁に上告しました。

 普天間基地の辺野古への移設をめぐり、沖縄防衛局が申請した軟弱地盤の改良のための設計変更について、県は調査不足などを理由に不承認としましたが、国交大臣は県の不承認を取り消す裁決をしました。

 これに対し県は国交大臣の裁決の取り消しを求める抗告訴訟を提起していましたが、福岡高裁那覇支部は今月2日、「県は原告適格を有さず訴えは不適法」とした一審判決を支持し県の訴えを退けました。

 これを受け県は17日、高裁判決を不服として最高裁判所に上告しました。……

 県の立場ははっきりしている。「地方公共団体の事務を取り消す国の裁決に問題があっても都道府県が司法の判断を求めることができないとする判決は、憲法が定める地方自治の本旨と相容れず到底容認できない」と。理不尽には、やはり、声を上げ続けないと。そう、くり返し、自分に言い聞かせて、たたかい続けないと。やるべき仕事は、まだまだ、たくさんある。迷惑にならないように、役に立っていかないといけない。

2024/09/11

10月号ができました

 やってきた原稿を読んで、返事のメールを送る。だいたい順調というところかなあ。午前中は、個人的な用事も少しあった(健康関係)。とにかく、たまった資料を整理したり、企画の具体化のための、映像資料を読んだり、こつこつ仕事をすすめる。ハリスVSトランプも見る。英語で直に理解できないので、同時通訳に頼るわけだけど、余計にわからなくなる(苦笑)。トランプの焦りは伝わる。一方で、ハリスはどうなのだろうか?  それでも、日本の総裁選は、政策論争もメディアは突っ込まないし、そもそも、メディアだけではなく、対立候補も批判的な視線がない。野党も……。なんだかななあ。

 さて、10月号ができています。紹介が遅くなりました。

51bdsckegl_sy445_sx342_

 ボクの仕事としては、渾身の対談「沖縄県民の戦争体験とはどういうものだったのか――「疎開」「根こそぎ動員」と島田叡県知事のはたした役割」川満 彰・林 博史をぜひ。沖縄でさえ、地続き的に美化が生まれ、歴史修正がおこなわれる。いま、沖縄戦でおこなわれたことがくり返されそうになっているだけに、私たちが、沖縄戦というものをしっかり理解することが大事だということ

 「「研究力」低下問題と大学自治の危機」光本 滋は、法人化20年のいまの国立大学の現状を告発。同時に、ジェンダー覚書――The personal is politicalのコーナーで朝岡さんが「ジェンダーギャップ指数と日本の高等教育問題」を取り扱う。
 シリーズ 戦争と平和の岐路に問うでは、「家永三郎と太平洋戦争――教科書訴訟を起こした、その思想を探る」佐藤広美。戦争責任問題にどう向き合うのかは難しい課題としていまもある。家永の戦争責任のとらえ方には、異論もあろうけれども、どこまでも「戦争責任」にこだわったからこそ、教科書訴訟もある。その家永の思想、戦争責任については、いろいろ議論もしたいところだと思う。

2024/09/05

河野大臣「自由に働き方を決められる制度が大事」 希望者には“勤務時間の上限廃止”も 働き方の規制緩和を表明

 昨日は、移動もあったけど、基本、来月インタビューの資料読み。やってきた今月の原稿を読んで、いろいろ考える。原稿は原理をすごく大事にしたもので、今の時期だからこそとても勉強になった。

70707_0 70697_0

 今日は、時期未定のインタビュー①の項目づくり。いろいろと資料をチェック。来月対談にかかわる設定、そのための資料収集と、資料読み。それから原稿発注を1本。まあ、着々と仕事をこなす。

 児美川さんの『新自由主義教育の40年』を読んでいて、いろいろ考える。自分がいろいろ問題意識をもってきたことを、納得させてくれる。そういえば、ボクも就活の変化や就職支援の変化についていろいろ調べていたのだけど、結局、うまく企画化できなかったことなど、いろいろ思い出す。いzれにしろ超剛速球で。伝道師の真骨頂ですねえ。

 

 自民党総裁選は、かなりの迷走状態だ。

河野大臣「自由に働き方を決められる制度が大事」 希望者には“勤務時間の上限廃止”も 働き方の規制緩和を表明(TBS NEWS)

 自民党総裁選への出馬を表明している河野デジタル大臣は、長時間勤務を防ぐための勤務時間の上限について、希望者に限り緩和する考えを示しました。

河野デジタル大臣
 「もっとスタートアップで働きたいという方、あるいはプロフェッショナルで、もっと成果を出したいという方がもう少し自由に働き方を自分で決められるような制度というのが大事ではないかなと思います」…

 長時間労働に対して働き方改革が言われて、規制が打ち出されている最中に、思いっきり財界よりのこの発言。だけど、教員の問題でもあれだけに声があがっているときに、他の課題と違い、若者も簡単にあきらめたり、とりこまれたりするだろうか。そのこともよくわかってないようだし。

 茂木さんなどは、ほとんど笑い話のような記者会見で、たぶんどこからも、相手にされそうにないような内容…。本命? 進次郎でどうなるかだな。

 

 結構、秋の気配も忍び寄る。

70727

2024/09/01

小1の不登校が2年で倍増 「幼・保・小」の連携で対応

 とにかく、オフにしようと心に決めた。気持ちは、横網町に行きたかったけど、一般の方は自粛というのもあったし……。ネットで少しだけ、集会をのぞく。関東大震災の虐殺の問題はこのように、取り上げられ続け、関心がもたれることはほんとうに大事だと、今日、さらに思ったり。

 天候は、不安定。今も雷が鳴っている。買い物の途中、突然、雨がふってきたり。

 夕方には雨が降っているのに、夕焼けが……。ほんとに変な天気だ。

20240901_175852

 

 まあ、仕事をしても、しなくても、結局、同じような1日を送っている。そして、活字を読むと眠くなる(苦笑)。疲れはまだまだ抜けていかない。

 

小1の不登校が2年で倍増 「幼・保・小」の連携で対応(日経グローカル)

 小学校1年生の不登校が2年間で倍増している。入学直後の環境の変化に適応できず、登校に支障が出るケースが目立つ。専門家は新型コロナウイルスの感染拡大により他の子どもとの交流機会が減ったことや、幼稚園などとの教育方針の違いに戸惑う子どもが増えたことが要因とみる。児童の不安を減らそうと幼稚園や保育園との連携が進み始めている。……

 小1ギャップなんて、ずいぶん前からいわれていることだし、それだけでは小1の不登校が10年前からは7倍に急増していること、ここにきて急増していることの説明にはならないと思うのだけれども、先日書いたように、ここ数年の学校の変化が大きいのではないのかなあ。どうも、文科省の考えることは……。さて、2学期がはじまった(はじまる)わけだけど、子どもたちはどのようにしているのだろうか?

2024/08/31

自衛隊、宮古・八重山や奄美に新拠点検討 2025年度の概算要求 訓練場や補給の適地有無を調査 2027年度には那覇に対空電子戦部隊

 早朝仕事スタート。雨は大丈夫かなあと思っていたら、途中で突然、激しい雨になったり、なかなかたいへんだったりした。

 もう少し、体を休めようと、早朝仕事の後、無理やり2度寝した。めずらしく、2時間以上眠ることができたようだ。とにかく、睡眠時間をふやす。とにかく、本を読んでいても、すぐ眠くなって、なかなか頭に入らなくなる。集中が続かない。それと、すぐに目がだめになる。その解決のためにも、まずは睡眠。夜の睡眠が悪いのはしかたがないから、せめて時間をって感じ。

 あと休み方をもっと知らないと。テレビを見るのも、何をするのも、これをしないとというのがないと、うまくできないので……。ぼけーっとすることはできるが、かなりの罪悪感をともなってしまう……。これから、いい、しっかりした人生をおくりたいものですし。

 今日は、メールのやり取りを少し多め。嬉しいやりとりもあったし。なかなか進まないやりとりもある。あとは資料を読み込む。取材に行くことも予定していたが、体調を考え、天候を考え、先のことをいろいろと考え、抑制した方がいいかなと。

 

 概算要求が出そろった。

20240831_2121431

自衛隊、宮古・八重山や奄美に新拠点検討 2025年度の概算要求 訓練場や補給の適地有無を調査 2027年度には那覇に対空電子戦部隊(沖縄タイムス)

 防衛省が宮古・八重山地域や奄美群島で、自衛隊の運用基盤を新設するための調査に乗り出すことが30日、分かった。新たな訓練場や物資補給拠点などを造る方向で検討を進める。防衛省は同日決定した2025年度予算の概算要求に関連費を盛り込んだ。27年度に陸自の「対空電子戦部隊」を那覇駐屯地へ新たに配備する計画も判明した。(東京報道部・新垣卓也)

 同省は軍事活動を強める中国などを念頭に、南西地域の防衛体制強化を進めているが、軍事負担の増加につながるため、関係自治体への丁寧な説明が求められそうだ。……

 概算要求から何を読み解くのか。過去最大の117兆円規模で、なかでも、軍事費は、今年度当初予算と比較しても6000億円増の8兆5000億超え。そのメッセージはやっぱり強烈で、とりわけ、アメリカの戦略にそった南西諸島での軍事強化は顕著だ。しかし、沖縄予算はどんどん削除しているのに。概算要求全体の分析はこれからということになるのだけど、教育予算をみても、教員増予算を確保って言っても、自然減が前提で、それ以上に先生増やさない(つまり減っているということ)。正規以外のスタッフをいつものように重宝がるのだけど、正規教員は増えない。調整額を13%にと処遇改善をいっても、結局は、それが前提。これで、教員離れがなんとかできると思っているのだろうか。そういう認識でしかないことが危機だなあと心底思う。清末さんが、軍事主義はお花畑って言っていたけど、今度の予算から見えてくるのか、軍事も、教育も、たぶんそれ以外も、お花畑の現実離れした妄想予算としか思えない。

 

 

2024/08/29

2学期がはじまっています

 台風接近で、変な天気が続きます。所によっては大雨がふったり。台風が直撃している九州は、より大変だと思います。ただただ、無事を願いします。しかし、湿度がこれだけ高いのはつらいですね。うーん。

20240829_085054

 

 頭の中で 企画の整理をしています。どうも宙ぶらりんになっている企画が多く、そこがなかなかすすまない原因になっているようにも思えます。ほんとに、きちんとすすんでいないのは、つらい局面です。まあ、そんなものなのですが。しんどいところですね。

 

 その後、企画の資料読みと、調べ物。あすは実務もしなければなりません。

 

 地元でも、2学期がはじまっています。息子が、1学期の終業を迎えたときに、次のような文章を、ある雑誌に書いていました。「上の子が小学校に上がり、もうすぐ一学期が終わる。はじめは保育園との違いにとまどい、学校に行くのが辛そうな様子もあった。親の方も、自分の時とは大きく違う学校のしくみに戸惑ったり、学童のことにもいっぱいいっぱいで、娘の気持ちによりそえてないと反省。そんな親の思いとは関係なく、今や娘は学校でのたくさんの友達を作り、大いに一年生を楽しんでいる。子どものたくましさを感じた。このまま彼女らしく、いつも笑顔ですごしてくれたらいいなあと願うばかり」。働きながらの子育ての大変さも、いまの学校のもとで子どもも親もたいへんなことも、そのなかでの子どもへの信頼なども伝わってくる文章です。

 2学期は笑顔でむかえることができただろうか? 連絡はないが、ドキドキはしている。夏休みに会った時、保育園時代との変化も感じた。彼女の絵をのせるとわかりいいのだけど、それはちょっと個人情報なので……。保育園の時代の絵は物語がある絵だった。しかし、いまは、そういう絵は描かない。何を描けばいいかわからないとも言った。さかんに、「じいじはおこったら怖いの?」って聞いてくる。一緒に寝るときも、横にいないと心配そうだ。そこからは、なんとなく、学校は、こうあるべきだと迫ってくる場所のように感じてしまうのはじいじの考えすぎか?

 敬愛するさんにさんが、ある学習会で、学校にいま自由がないことを語っていた。去年、70代で現場に復帰した時に感想だ。スタンダードがどんどん肥大化し、規範力・拘束力をもつようになり、教師も子どももしばられて、こうあるべきだとなっている。そうなんだと思う。そういうもとで、子どもたちはいまどうなっているのだか、どうなっていくのか? 学校については、教育については、子育てについては、希望を語らないといけない。だけど、ほんとうに、急速に、その大事な「場」が、深刻なぐらいしんどくなっていることを、ほんとうにみんなで考えていかないといけないと思う。

2024/08/27

寄宿舎廃止後の充実策「根拠ない」「働き方改革に逆行」 識者が指摘

 籠城明けは、とっても疲れています。今月もいろいろみなさんに迷惑をかけ、失敗を重ねました。とにかく暑さに負けて、通勤電車、意識を失いそうな感覚になるほど。次の仕事に向かうわけですが、やはり、ものすごくエネルギーがいります。それがなかなかしんどいところです。来月の企画も、すべてがつまりきっているわけではありませんし、ここでがんばらないといけないのだけれども。しっかりインプットをする機関でもあるので、いろいろなものをチェックしたり、読んだりですね。

 さて、朝日のWEB記事。

20240827_210623

寄宿舎廃止後の充実策「根拠ない」「働き方改革に逆行」 識者が指摘(朝日新聞)
 栃木県教育委員会が知的障害の子が通う特別支援学校2校の寄宿舎の廃止を決め、今後の充実策を公表したことについて、学識者らが問題点や疑問点を指摘するシンポジウムが24日、宇都宮市であった。

 県教委が今年度末で廃止を決めた、那須特別支援学校(那須塩原市)と栃木特別支援学校(栃木市)の寄宿舎の存続を求める保護者らの主催。

 県教委は19日に「障害の有無に関わらず可能な限り共に学ぶ」ことなどをめざし、特別支援教育の充実に向けた取り組みを発表した。この中に寄宿舎廃止も含まれた。

 充実策は、老朽化した食堂の改築▽生活訓練施設の改修▽夏休み期間中などの宿泊学習実施▽教員の障害福祉事業所での3カ月の研修――など20以上の項目に及んだ。寄宿舎は自宅が遠く通学が難しい子や、集団生活での成長を希望する保護者の子が利用しているが、自宅が遠い子についてはスクールバスを用意するという。各施策の実施時期や規模は今後、検討するという。……

 北海道教育大学の小野川文子教授。県教委の充実策について「充実できる根拠を何も示していない。寄宿舎が地域からの分離のように言われるが、寮のある高校はたくさんあり、なぜ障害児の集団生活の学びは否定するのか」と。厚生労働省調査などから「障害のある子は学校以外で友だちと過ごす経験が圧倒的に少ない。人間関係でつまずきやすく離職するケースも少なくない」と。寄宿舎を利用した卒業生や在校生76人への聞き取り調査の結果も示して、「生活技術を身に付ける学校と違い、障害のある仲間の中で楽しみを見つけ『こんな生活がしたい』という願いを育てられる。学校の延長の宿泊学習を子どもたちが本当に求めているのか考えてほしい」。この先生、ボクと同じこと言っているなあ(笑)。

 寄宿舎のない特別支援学校の保護者の「県教委は寄宿舎をぜいたく品として目をつけたのかと考えるが、重要度の高い必要な施設だと思う。親は『この子より先に死ねない』と思ってしまうが、『私がいなくても大丈夫』と安心できるよう自立させるのが教育。寄宿舎は子育てにも親育てにも有効だと思う」との語りは、しっかり受けとめべきだと思う。

より以前の記事一覧

無料ブログはココログ
2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31