教育

2017/08/07

「貧困と暴力」を越えて、子どもたちを大切にする学校・社会へ

20545183_1505862169474523_38936973420170807_130334 土曜日は全進研。上間さん。本についてはいろいろ書いたし。ウジウジしているボクは、こういう実践の前ではうろたえる。自分にはできないし……。なんとなく、自分をあきらめたくなる気分になる。でも話を聞いたりすると、やっぱり自分をあきらめないことも大事だなあと思い返す。自分の仕事と言うものもあるのだし、そこでの役割を低くみても仕方がなし。なかなか生きづらい、自分をどのように処するのかも難しい時代だけど、うろたえ、悩みながらね。


2017/08/04

灘中に「教科書なぜ採択」盛山衆院議員ら問い合わせ

 今話題の灘中高の校長の文章。それがこれだけの。灘に圧力をかけた議員の名前が明らかに。

灘中に「教科書なぜ採択」盛山衆院議員ら問い合わせ(神戸新聞)

 私立灘中学校(神戸市東灘区)が採択した歴史教科書を巡り、自民党の盛山正仁衆院議員(63)=比例近畿=や和田有一朗・兵庫県議(52)=神戸市垂水区=が同校に「なぜ採択したのか」などと問い合わせていたことが3日、分かった。インターネット上でも「政治圧力ではないか」と問題視する声が上がっている。
 同校が採択したのは、「学び舎(しゃ)」の歴史教科書「ともに学ぶ人間の歴史」。教科書は現役教員やOBらが執筆し、他社で記述がない慰安婦問題に言及。1993年に河野洋平官房長官(当時)が元慰安婦へのおわびと反省を表明した「河野談話」を載せ、併せて「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような資料は発見されていない」と現在の政府見解も取り上げている。
 県教育委員会などによると、同校は2016年度から同社の歴史教科書を使用。同教科書を使っているのは県内では同校だけという。同委員会義務教育課は「(教科書の使用は)適正に行われている」としている。
 同校の和田孫博校長が昨年、同人誌に寄稿した「謂(いわ)れのない圧力の中で」と題した文章で「自民党の一県会議員から『なぜあの教科書を採用したのか』と詰問された」「本校出身の自民党衆議院議員から電話がかかり、『政府筋からの問い合わせなのだが』と断った上で同様の質問を投げかけてきた」と明かした。
 また、採択を批判する「文面が全く同一」のはがきが200通以上届いたといい、和田校長は「はがきはすでにやんだが、圧力を感じた」と振り返る。現在も和田校長の文書がネット上で引用され、論争となっている。
 盛山、和田両議員は神戸新聞社の取材に、批判のはがきとの関連を否定。その上で、盛山議員は「灘中の教科書について、OBとして周囲から疑問の声を聞いたので、校長に伝えただけだ」と強調。「『政府筋からの問い合わせ』と言った覚えは全くない」とする。
 和田議員も会合で校長に採択理由を尋ねたことを認め、「私個人は学び舎の歴史教科書に疑問があり、さまざまな会合で口にしている」と主張。「私立学校の特色ある教育は理解しており、圧力などではない」と話している。

 MBSの番組がとりあげ、ここ数日ネットで大きな話題になっているけど。ご本人は、組織性も否定するわけね。一連の大きな動きは否定しようがないけどねえ。

2017/08/03

教育と愛国~いま教科書で何が起きているのか

 MBSの関西ローカルの番組。ネットで探してみた。

1 「善悪の判断」・「礼儀」・「国や郷土を愛する態度」…20以上の徳目がずらりと並びます。
それらを学ぶための読み物、それが「道徳」の教科書です。来年度から小学校で導入される「特別の教科 道徳」は、 これからの時代の教育の要とされています。2020年度に全面実施される新教育課程には「道徳教育は学校の教育活動全体を通じて行われる」とあり、まさに戦後教育の大転換といえます。
 しかし、教育現場では賛否が渦巻いています。その背後では教科書をめぐって、文部科学省の教科書検定や採択制度が、政治的介入を招く余地があるとの懸念の声があがっています。これまで歴史の教科書では、過去に何度もその記述をめぐり激しい議論が起きてきました。「もう二度と教科書は書きたくない」と話す学者がいます。「慰安婦」の記述をきっかけに教科書会社が倒産することになった過去の記憶が、いまも生々しく甦ると学者は重い口を開きます。一方、いまの検定制度のもとでの教科書づくりは、何を書き何を書かないか、まさに「忖度の世界」と嘆く編集者もいます。さらに学校現場では、特定の教科書を攻撃するハガキが殺到するような異常事態も起きています。
 教育の根幹に存在する教科書。歴史や道徳の教科書を取り巻く出来事から、国家と教育の関係の変化が見えてくるのではないだろうか。教科書でいま何が起きているのか。これまで表面に出ることがなかった「教科書をめぐる攻防」を通して、この国の教育の未来を考えます。

 道徳を切り口にしながらも、とりわけ中学歴史の教科書でなにをおこったのかをふり返る。日本書籍のバッシングと倒産。編集者と執筆者(吉田さん)の声が生々しい。そしてつくる会、沖縄戦の記述の書き換え問題、学び舎へのバッシングなどなど。政治と教育の距離が近くなり、政治の介入・不当な支配が激しくなっていくさまを見せつける。教育の自立性、自主性を奪い、異様なものを教育に持ち込む課程のなかで、安倍さんが果たした役割にあらためて、怒りを感じる。もうここまできている。
 そういう大きなゆがみが教育にもちこまれているもとでの道徳の教科書だ。そうとうたいへんな事態に教育は直面している。道徳については、端的でも、もう少し突っ込んではほしかったけどね。はたして、地域からの学びで押し返していくことができるのかが問われていくことになる。
 番組は、さすがにあの斉加尚代さん。

『法政大学と出陣学徒』 「負の歴史」率直に認め 5年間の検証、報告書に

 これはしっかり読んでみたいなあ。

『法政大学と出陣学徒』 「負の歴史」率直に認め 5年間の検証、報告書に(毎日新聞)  第二次世界大戦下に徴兵された学生らを詳細に調査した『法政大学と出陣学徒』が刊行された。同大学が5年間にわたって進めてきた「法政大学と出陣学徒」プロジェクトの事業報告書を上下2巻で刊行するもので、本巻は上巻だ。長く「負の歴史」と向き合わなかった事実を率直に認めつつ、近年、精力的に調査を進めてきた成果を報告している。    ■  ■  A4判で300ページ近い大著。出陣の実態に迫り、さらに戦後、大学がその事実にどう向き合ってきたのかを検証している。  同大学は3000人以上の学生を戦地に送り出した。本来大学を挙げてその事実を検証し、歴史にきざむべきところだ。だが多くの他大学同様、それが進まなかった。たとえば1961年刊行の『八十年史』、80年の『百年史』で学徒出陣に触れたのはほんの数行だ。「大学史の上で『学徒出陣』という出来事はこれまで正面から取り上げられ語られることはなく、その時代の歴史はほとんど空白のままであった」(調査を実施した同大学史委員会委員長の馬場憲一教授による序文)  調査に当たった、総長室専門嘱託の古俣達郎さんは「当時は大学の創立の経緯が明らかでなかったので、その解明に力点が置かれた」とし、馬場教授は「戦時中に在籍した教員がまだいて、学徒出陣にはあまり触れたくなかったのでは」と話す。戦時下の諸書類がほとんど残っていない、という事情もあった。  そうした中で特筆すべきは90年、学徒出陣し戻らなかった学生に「卒業証書」を交付したことだ。出征学徒を調査し、学徒35人の戦没を確認した。同年3月の卒業式では、阿利莫二総長(当時)が遺族10人に卒業証を授与した。阿利総長は自身が学徒出陣したこともあり、出陣の検証と追悼に積極的だった。大学の責任にも言及した。だが、本格的な追跡調査は継続されなかった。  同プロジェクトは2012年度に始まった。戦後70年を前に、当事者にまとまった調査をする「最後の機会」ととらえてのことだったという。その結果、1943年10月に公布された「在学徴集延期臨時特例」で、兵役法で認められた在学中の徴集猶予が停止となり、同年12月に男性学徒が出陣した狭義の「学徒出陣」では1476人が、また同12月以降の在学中出陣全体を示した中義の出陣が3395人に上ることが分かった。41年から行われた、繰り上げ卒業から即時出征となった学徒を含む広義の出陣については不明という。  さらに学徒出陣した可能性のある44~48年度の卒業生985人を対象にアンケート調査を実施し、148人の回答を得た。学内の資料では把握しにくかった徴兵後の状況を確認できたことや、新たな戦没者情報がもたらされるなど、大きな成果があった。また展示会やシンポジウムなど、学外へも積極的に発信した。本書にはこうした成果も記されている。    ■  ■  さらに目をひくのが、戦没者694人の名簿だ。日中戦争から太平洋戦争までの戦争で亡くなった卒業生と在学生で、卒業年月や本籍、学部学科、戦没した年月日や場所なども記されている。交友名簿や学籍簿、アンケートと聞き取り調査、出版物や慰霊碑まで活用した労作だ。  またプロジェクトでは学徒出陣経験者45人の聞き取り調査を行った。当時の状況や心境などが貴重な肉声で語られており、下巻に収録される。  本書は都道府県立の図書館に寄贈される予定だ。近年、一部の大学では学徒出陣に関わる研究、調査が進んできた。こうした大学が協力の輪を広げることで、全容解明と記録に少しでも近づくことが期待される。

 4年前だったか、早稲田で展示や講演をやったり、立命でも講演会があった。だんだんと生存者が減っていく。そういうなかで、本格的な調査がなされたのは重要だと思う。さすがに、さまざまな大学での蓄積もあるから、記事にあるように協力によって、全容を記録することが望まれるなあ。非道なことだったわけで。神宮での壮行会があまりにも有名だけど、ボクの大学では北部の農学部グランドでおこなわれた。そして、多くが、特攻隊員となっていったわけで…。最近はわだつみのこえ記念館の話も聞かないなあ。いまどうなっているのだろう?

2017/08/02

「高等教育無償化 書き込まないで」 首相改憲案に反対続出 自民推進本部会合

 雲行きが怪しいと言えば、怪しい改憲。どうなるにしろ、こんな議論になるのか。

「高等教育無償化 書き込まないで」 首相改憲案に反対続出 自民推進本部会合(東京新聞)

 自民党憲法改正推進本部は一日、教育をテーマに、党所属議員全員を対象とした全体会合を開いた。大学を含む高等教育の無償化を書き込む改憲に対し、反対意見が続出した。安倍晋三首相は、日本維新の会が教育無償化での改憲を主張していることを踏まえて自民党に議論を促したが、賛同は広がっていない。
 会合では、高等教育無償化を憲法に書き込むことについて「財源問題もある。憲法に書く問題ではない」「大学に行かない人との公平性に問題がある」などの意見が相次いだ。党の二〇一二年改憲草案にある「国は教育環境の整備に努めなければならない」などの文言の追加にとどめるべきだという声も出た。
 首相に近い西田昌司参院議員は「法律でできるのに『国民受け』だけを狙うのは、憲法改正を目的化しているもので筋違い。憲法問題から切り離すべきだ」と批判。石破茂元幹事長は終了後、記者団に「憲法に書かなくてもできる。改憲で維新の賛成を得るために(教育無償化が)必要という議論は本末転倒」と疑問視した。
 首相は五月三日のビデオメッセージで「高等教育を全ての国民に真に開かれたものとしなければならない」と訴えている。
 推進本部が検討対象とした四項目の議論は、一日で一巡した。保岡興治本部長は、秋の臨時国会への改憲原案の提出に向けて論点整理を進める考えを示した。

 財源問題ですくむ、自民党。もともと権利として位置付ける気などないということだよねえ。「大学に行かない人との公平性に問題がある」という、使い古された議論だけど、それはそれで見過ごすことはできないなあ。結局は、個人の、そして家族の責任に追いやっていくという形。きちんと交通整理して、批判するべきことは批判しないといけないなあ。

2017/08/01

「保育士足りない」25% 全国の施設に調査 受け入れ制限も

 待機児問題の裏側と言えば裏側だけどね。

「保育士足りない」25% 全国の施設に調査 受け入れ制限も(東京新聞)

 独立行政法人福祉医療機構が全国の保育所と認定こども園を対象に実施したアンケートで、保育士ら職員が不足していると回答した施設が25・0%に上ることが三十一日、分かった。不足と回答した施設の18・3%が利用者の入所を制限していた。
 施設の大半が「少子化の中、短大など養成校の学生の減少に伴い応募者数が激減し、以前と比べて採用が厳しくなっている」などと回答。同機構は人材不足がさらに深刻化すると指摘している。
 調査は昨年九~十月に五千七百二十六施設を対象にインターネットで実施、千六百十五施設(28・2%)から有効回答を得た。
 入所受け入れを制限している施設に不足している職種を複数回答で聞くと、保育士86・3%、保育教諭19・6%、保育補助者10・6%だった。
 職員の退職理由は、保育業界内での転職(29・8%)と結婚(29・7%)が上位を占め、他の業界への転職(26・0%)、体調不良(22・9%)、出産・育児(21・4%)が続いた(複数回答)。
 これに対し、ほぼ同じ内容で退職経験のある保育士自身に退職理由を尋ねた別の調査では、職場の人間関係(35・4%)が最多で、体調不良(27・7%)、結婚(20・0%)の順(複数回答)。

 退職理由のところでは、賃金や雇用条件などは、完全にスルースてしまっているけど、転職や体調不良などが高いわけだから、この問題は容易に推測はできるのだろうけど。同時に、職場の人間関係というのも興味深い。ボクの知っている若い保母さんからもそういう悩みを聞いたことがある。もちろん前提に賃金や雇用条件があるし、それへのあきらめもあるのだろうけど、じっくりと職場づくりがなされない現状も実際にはあるのだと思う。やはり、ここでも、質と言うものが問われなければならないと思うなあ。

厚労省方針 虐待児ら施設入所停止 里親委託75%目標

 このニュースについて、駒崎さんが「『虐待児の施設入所停止』新しい社会的養育ビジョンの衝撃」という文章を書いて解説している。だけどなあ……。

厚労省方針 虐待児ら施設入所停止 里親委託75%目標(毎日新聞)

 厚生労働省は7月31日、虐待などのため親元で暮らせない子ども(18歳未満)のうち、未就学児の施設入所を原則停止する方針を明らかにした。施設以外の受け入れ先を増やすため、里親への委託率を現在の2割未満から7年以内に75%以上とするなどの目標を掲げた。家庭に近い環境で子どもが養育されるよう促すのが狙い。
 同日の有識者検討会で了承された。未就学児の入所停止は速やかな実施を目指す。
 2015年度末時点で、親元で暮らせない子どもは約3万6000人。このうち83%は児童養護施設や乳児院で育てられ、里親に預けられるのは18%にとどまっている。しかし、子どもの発育には施設よりも家庭的環境での養育が望ましいとされる。
 そのために、就学前児童の75%以上を里親に委託する目標を設定。養育に特に重要な時期にある3歳未満児は5年以内、3歳以上も7年以内に目指すとしている。就学後の児童についても10年以内に50%以上を掲げる。目標の実現に向け、遅くとも20年度までに里親への支援体制を強化。研修制度の充実や里親支援員の配置などに取り組む。
 また、養父母が戸籍上の実の親になる「特別養子縁組」については、5年以内に現状の2倍となる年間1000人以上の縁組成立を目指す。現在の制度は、年齢要件や養子のあっせん手続きなどに課題が指摘されており、改善に取り組む。
 一方で、両親間のDV(ドメスティックバイオレンス)を目撃するなど専門的なケアの必要なケースは施設入所を認める。ただし、定員6人以内の小規模な施設に限定し、入所期間も原則的に就学前は数カ月、就学後の児童は1年以内とする。
「家庭的養育」へ一歩
 厚労省の「施設入所停止」の方針は、「家庭的な環境での養育」という理念と、大半が施設で暮らす現実の隔たりの解消に取り組む強い意志を示したものだ。
 子どもの健全な成長には特定の大人との愛着関係が重要とされ、愛着形成が不十分だと将来的に人間関係を築くのが苦手になるケースもある。だが、現状では8割以上の子どもが乳児院や児童養護施設で職員と集団生活を送る。
 昨年成立した改正児童福祉法は、家庭と同じ環境での子どもの養育推進を国や自治体の責務と明記。特別養子縁組や里親による養育の推進を明確に打ち出しており、今回の方針は、具体的な一歩を踏み出したと言える。
 現在、児童養護施設と乳児院には約3万人の子どもがいるが、登録里親数は約1万世帯にとどまり、目標実現は容易ではない。里親のなり手の確保など子どもたちの受け皿確保に向け、国には実効ある施策が求められる。

 保育の問題でもそうだけど、駒崎さんは、実は、質の問題をあまり重視せず、制度、システムの問題を重視する。だけど、おそらく、子どもにとって、大事なのは安定的な社会環境のなかで暮らすということだ。ましてや、被虐待児はさまざまな心の傷や困難をかかえている。そこに、いかに専門性のある人が、静かな環境でかかわるのかが大事なのははっきりしているのではないのか? 少人数が望ましいし、家庭的な環境ということが大事だということで、現場のながれとしては、小規模の施設や、小規模に分割した施設が重視されていると思うのだけど…。里親がなぜすすまないのかの要因は、里親をフォローしたり、里親に専門的な教育、相談をする児相の体制が弱いことが指摘され続けている。そういう体制をどうするのか、そのための児相の専門性の確保はどうするのか。そもそも、里親がすすまない現状をどのように分析しているのか。数値目標を並べられてもなあ。それで、すすむのか? 問題は解決するのか? 結局、予算切りにならないのか?などなど、少なくとも手放しで「革命」なんて言えないし、そうとうしっかりした議論を積み上げないといけない感じがするのだけどなあ。

2017/07/31

低所得層の子、栄養格差解消は給食頼み 小5調査でタンパク質、鉄分不足

 ここ数年、子どもの貧困の問題のなかで、子どもの食や栄養の問題がクローズアップされるようになってきている。フードバンクや子ども食堂が広がるきっかけになったのもこうした背景がある。一刻も早い解決が必要な重要課題。

低所得層の子、栄養格差解消は給食頼み 小5調査でタンパク質、鉄分不足(東京新聞)

 低所得層の子どもはそうでない子に比べ、成長に欠かせないタンパク質や鉄の摂取量が少ないなど栄養面の格差があることが、研究者による子どもの食事調査で三十日までに分かった。差は主に給食のない週末に生まれ、栄養格差解消は給食頼みであることが示された。週末に「食事代わりにアイス一本」のケースもあった。
 子どもの食の支援では、民間団体が安く食事を出す「子ども食堂」も各地に増えているが、給食がない夏休みシーズンを迎え、支援の重要さを示す調査結果となった。
 調査は新潟県立大の村山伸子教授らが、東日本の四県十九校の小学五年生に実施し八百三十六世帯が回答。週末の二日を含む四日間の食事を文と写真で記録し、年収水準別に栄養摂取量を算出した。
 同調査中で年収が下位三分の一となったグループをみると週末「昼はアイス一本」「朝食に唐揚げ、昼はパン二つ、夕食抜き」の場合があり、平日も「朝食抜き、夜はインスタントラーメンだけ」のケースもみられた。
 同グループの子どもは週末、野菜の摂取量が一日平均百六十六グラムと、年収中位三分の一の百七十六グラムに比べ5・7%少なかったが、平日はこの差が1・2%に縮小した。
 栄養素別では、タンパク質や鉄の摂取量に週末約5~6%の差がついたほか亜鉛、カルシウムも格差が出たが、給食のある日は解消するか、わずかな差に縮まった。
 タンパク質や鉄は、子どもの筋肉や内臓、骨の成長に不可欠で、村山教授は「免疫力が低下し風邪をひきやすい、貧血を起こしやすいなど、目には見えづらい不調が貧困層の子に出ている恐れがある」と指摘した。

 村山先生は、去年、相方が同じ雑誌に書かせていただいた。かなりのこの問題での蓄積のある方だけに、しっかり、学んでみたいなあと思った次第。

2017/07/28

朝鮮学校無償化除外取り消し判決

 よかった。やっと司法が……。

朝鮮学校無償化除外取り消し判決(NHKニュース)

 東大阪市にある朝鮮高級学校を運営する学校法人が、国が高校授業料の実質無償化の対象にしなかったのは違法だと訴えた裁判で、大阪地方裁判所は学校側の訴えを全面的に認め、対象から除外した国の処分を取り消す判決を言い渡しました。原告の弁護団によりますと、朝鮮学校の実質無償化をめぐる訴えは各地で起こされていますが、国の処分を取り消す判決は初めてだということです。
 大阪の朝鮮学校を運営する学校法人「大阪朝鮮学園」は、平成25年に文部科学省が朝鮮学校を高校授業料の実質無償化の対象にしなかったことについて、「拉致問題に進展がないことなど北朝鮮との外交問題などを理由に不利益を与えるのは差別意識を助長する重大な人権侵害で違法だ」などとして、対象から除外した国の処分の取り消しなどを求める訴えを起こしました。
 一方、国は、「外交的な理由で授業料の実質無償化から外したわけではなく、判断に誤りはない」と反論していました。
 28日の判決で、大阪地方裁判所の西田隆裕裁判長は、学校側の訴えを全面的に認め、朝鮮高級学校を実質無償化の対象から除外した国の処分を取り消す判決を言い渡しました。
 原告の弁護団によりますと、朝鮮学校の実質無償化をめぐる訴えは各地で起こされていますが、国の処分を取り消す判決は初めてだということです。

 大阪朝高と言えば、「60万回のトライ」。映画のなかでも、この無償化除外の問題と、それにたいし、ラグビー部の主将ガンテのとりくみなんかもとりあげられていた。それだけに、よけいに、この判決はうれしいなあ。

2017/07/26

LGBTサークル公認 認めず 東京福祉大「準備不足」

 うーん。これはないよなあ。

LGBTサークル公認 認めず 東京福祉大「準備不足」 (上毛新聞)

 同性愛者や性同一性障害者ら性的少数者(LGBTなど)の学生が悩みを打ち明け合おうと活動する東京福祉大(本部・群馬県伊勢崎市)のサークルが、大学側に申請していた学生団体としての公認が認められなかったことが25日、分かった。大学側は「秘密を口外される恐れなど、リスクマネジメントの部分でまだ準備が不足している。体制を整えて来年度以降申請してほしい」と説明。学生団体は「公認団体としてのスタートラインに立てず残念。信頼してもらえるよう実績を積み重ねたい」としている。
◎2年前にも不認可
 不認可となったサークル「まいとぴあ」は、性的少数者の当事者が自分らしくいられる場所をつくり、交流会や勉強会で日常生活の悩みなどを共有しようと活動している。サークルの存在を周知して活動の幅を広げようと、公認を目指し、活動目的や内容を書いた申請書類を提出して大学側の審査を受けていた。
 6月下旬、不認可の結果が団体側に伝えられた。不認可について、大学側は上毛新聞の取材に「当事者の居場所づくりの重要性は理解している。他大学の事例を参考にするなどし、体制を整えてから来年度以降の申請に向けて準備を進めてほしい」と説明した。
 「まいとぴあ」は2年前にも申請したが、メンバーの学部や学年に偏りがあることなどを理由に認められなかった。今回は偏りのない10人以上で申請し、この点については基準を満たしていたとみられる。 …

 もともと曰くのある大学なだけに、こういうことをすれば、ほんとうに、きちんとしているのかって疑われてしまうのに、平気でやってしまい、難しい問題は回避をする。きちんと学生のこと考えてくれないでしょう、人権意識がずれているのじゃないのって、思うでしょう、普通。先生たちは、当然学生から相談を受けたりもしているのだから、そうしたんでしょうね。普通、ありますよ。そういう相談。ボクも実例を知ってますけど。先生たちの声も聴きたいところだけどねえ。なかなか、大変そう?

より以前の記事一覧

無料ブログはココログ
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31