教育

2023/09/24

性犯罪歴確認の「日本版DBS」法案、臨時国会への提出見送りで調整

 急に涼しくなったのに体がついて行かない感じ。体とはかくもやっかいだ。だるいっていうか、熱はないけど、やや熱っぽい感じ。

 そういうなかで、なかなか仕事がすすまないので、日曜なので掃除日なのに、掃除もあまりできなかった。とにかく、ゲラ読みをすすめる。先の企画のためにメールを5本ぐらいうったり。なかなかなあ。

 寒くなると、ちょっと炊き込みご飯を食べたくなる。

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 なんか、変な夢をいっぱいみる。仕事の夢が中心だったけど、とにかく変な夢をいっぱい。さらに疲れる~。

 明日、工場籠城が終われば、気分を思いっきり入れ替えよう。

 

性犯罪歴確認の「日本版DBS」法案、臨時国会への提出見送りで調整(朝日新聞)
 子どもと接する職場に、従業員の性犯罪歴を確認させる新制度「日本版DBS」をめぐり、政府は、当初予定していた秋の臨時国会への法案提出を見送る方向で最終調整に入った。確認の義務化対象などについて、与党内から異論が相次いでいたため、内容を再検討する。

 こども家庭庁は、学校や保育所、児童養護施設などに性犯罪歴の確認義務を課す一方、学習塾やスポーツクラブについては、制度利用を望む事業者を政府が認定する仕組みを想定していた。データベースに犯罪歴が記載される期間は、更生や社会復帰の観点から一定の上限を設けることも検討していた。……

 いろいろ難しいことは、理解はできないわけではないけれども、それを子どもたちのために、いちばんいい答えをみつけたいところ。だけど、議論が迷走していないか、気になるところでもある。議論の後退は顕著だし、どこに向かうのだろうか。難しくても、人権にかかわる議論というのは、ほんとうに、この国、この社会はへただと思うし、ダメだと思うなあ。この問題はいろいろ調べたいと思っていたけど、少し、時間をかけて勉強だな。

2023/09/23

全国に蔓延する「刑務所の食事よりひどい給食」の実態 エビフライはゼロになり、急増したのは切り干し大根…

 午前中からいろいろあって、そのいろいろの過程で、今日は祝日(休日)じゃんということに気がつく。ただ、体調はかなり悪い。やっぱりいろいろ疲れているし、傷ついているし、ダメージをうけている。

 今日は、ゲラ読みが中心。ほかに執筆者とのやり取りなども、少し。来月対談①の設定完了。来月以降の企画のための資料読みをすすめたり。休日なら、休めばいいのに、そうにはならないいですよね。

 夕方、買い物と配達。

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 少しだけ、秋の雰囲気。

 

 いろいろ考えたいテーマは多いよね。 

全国に蔓延する「刑務所の食事よりひどい給食」の実態 エビフライはゼロになり、急増したのは切り干し大根…(AERA)
 全国で給食調理業務を請け負ってきた「ホーユー」が夏休み明けに突然、給食の提供を停止した問題では、学校関係者や保護者から怒りや不安の声が上がった。『学校給食 食育の期待と食のはざまで』(岩波書店)の著者で、「学校給食ニュース」の編集責任者でもある牧下圭貴(けいき)さんは「学校給食を『たかが子どもの昼飯』ととらえる自治体や地方議会が多い。それがこの問題の根底にある」と指摘する。……

 たしかに給食の「質」というのも大きなテーマ。そういうことを考えると、ナショナルミニマムということも考えてしまう。ナショナルミニマムと地方自治という原理との関係は、結構、ボクにとっては難しい。だけど、子どもの成長や発達にかかわる問題だけに、国の責任というものを考えざるを得ないようにも思えてくる。法制化や、制度化は必要ないのか? 地方自治体の困難が大きくなっているだけに、いっそうさまざまな問題は広がりそうにも思えてくる。なにしろ「帝国データバンクの調査によると、22年度、給食事業者374社のうち127社、34.0%が赤字で、減益は29.1%だった。合わせて63.1%の企業業績が悪化している」というのだから。こうした問題も、しっかり見ておく必要があるということも痛感させられる。

 

 さて、いろいろ、人生を考える時期だなあ。

2023/09/16

初の「女性ゼロ」…副大臣・政務官は男性ばかりの記念写真 岸田政権、政府の女性活躍目標に逆行

 今日も結局暑い日。早朝仕事スタートだったけど、スタートはまだ暗かったけど、終わったころには汗びっしょり。なんなんだろうね。この季節感は。

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 朝から、仕事の方は、インタビュー③の修正の作業も始まる。いろいろ手立てをうたなければいけないので、積みあがった紙の資料の整理などにも挑む。まだまだいろいろ見えてこないなあ。

 

 さて、今日は団地の理事会。いろいろせっせと資料作りにも励む。ほんとは地域の河川災害の学習会にもいきたかったけど、団地の人も参加してくれたみたいだし。ボクはボクの仕事。考えるべきこともいっぱいあるし。

 会議でいろいろ意見を聞く。発言に偏りはあるにしても、それでもいろいろ意見を聞いて、知恵をあつめて、何とか考える。組織というものはそういうものだろうなあ。いろいろ難しい問題もそれで何とかやっていく。

 

 さてさて、岸田改造内閣をどう見るのか。副大臣や政務官人事もおどろきの連続。

初の「女性ゼロ」…副大臣・政務官は男性ばかりの記念写真 岸田政権、政府の女性活躍目標に逆行(東京新聞)
 政府は15日の閣議で、第2次岸田再改造内閣の副大臣26人・政務官28人の人事を決定した。2001年に現行の副大臣・政務官制度が始まって以来初めて、内閣発足時の女性起用がゼロとなった。政府は「社会のあらゆる分野で指導的地位に女性が占める割合」を20年代の可能な限り早期に30%に引き上げる目標を掲げている。目標に逆行する人事に、自民党内からさえも「さすがにひどすぎる」と批判の声が上がっている。…… 

 いくら大臣の5人が女性だといばっても、これはちょっとひどすぎる。

 それだけではない、副大臣人事もひどすぎる。副大臣・政務官26人が統一教会と接点 とか。「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体との間で、直近の選挙の際に事実上の「政策協定」にあたる推薦確認書に署名したことを認めていた深沢陽一衆院議員が15日、外務政務官に就くことが決まった」との報道も(朝日)。 ボクは、いわゆる文教関係者になるのだろうか? そもそも所管大臣が、統一協会と深い関係だったわけだし。

 総理補佐官には女性が登用されているとも言われているが、その一人の上野通子氏はかつて「家庭教育ができていない親は責任を負っておらず、明らかに法律(教育基本法)違反。支援法で改めて正す必要がある」と語ったとか。

 いろいろな角度からみて危ない内閣でもあるのだと思う。どのような運営をしていくのか。気を抜くことは許されないでしょう。国会のみなさん!

 

2023/09/15

職業教育進学者、加盟国平均下回る OECDが報告書

 今日も朝からインタビュー③の原稿づくり。一気に仕上げに行って、もう今日発信。ぐぐっと、仕事が楽になります。少し、先の仕事の手立てをと、いろいろ作業もできそう。今日もいくつかメールを送った。いろいろ次に挑戦するのは何だろう? インプット仕事もここではしたいところです。さて、今日も暑かった。

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 夜は、お話を聞く。新しい発見とか、感動とかもあったし、「?」とか、うーんとか、いろいろ反応はあるのだけれども、わりかし、なるほどというところも意外なところであったり、予想していた感想とは少し違った感じもしないわけではない(苦笑)。

 新聞とか、ネットとか読んでいて、感心しきりの文章がいくつか。東京新聞の本音のコラムの北村雄二さんの文章はうなった。たぶん同意見だろうなあ。聞くところによると、ころからの木瀬さんは怒りで立ち上がったとか。この映画の主題が朝鮮人虐殺ではないからという人もいるけど、それはちょっと話のすりかえに近い感じもする。いや、制作者、監督が話をすり替えたのかなあ。もう一つは、熊沢さんの「ノンエリートの自立」。z世代のすこしずつの変化に、あたらためでこの議論に光をあてる。これはぜひ。http://kumazawa.main.jp/?p=2208&fbclid=IwAR3MZLdMfwodWQce1YF-lFrDOEv4mDd2VJmrZ08An6sIuh-cjJdoSMe12HE

 わかものの苦難という点では、こういう記事も興味深い。

職業教育進学者、加盟国平均下回る OECDが報告書(日本教育新聞)
 OECD(経済協力開発機構)は12日、加盟各国の教育の状況を比較した「図表でみる教育」の2023年版を公表した。今回は職業教育に重点を置いて分析した。日本は後期中等教育(高校)を、職業教育課程で学ぶ若者(15歳から19歳)の割合が12%とOECD平均の23%を下回ることなどを解説している。
 オンラインで会見したアンドレアス・シュライヒャーOECD教育・スキル局長は「日本で職業訓練は不人気だが、プログラムの修了者に高等教育への進路を保証しており、大きな強みになっている」などと話した。……

 日本の教育では何を評価してきたのかということもかかわるのか。最近は、ぜんぜん追っかけていなかったテーマだけど、かなりの刺激をうける記事。

 

 阪神黄金時代という説もあるけど、無理だろうなア。球団があほだし。岡田待望論を封殺したのも、いやそもその前に岡田を切ったのも、球団だしねえ(苦笑)。 

2023/09/10

書評会『教育DXは何をもたらすか―個別最適化社会のゆくえ』

 今日はたっぷり寝た。眠れるのはやっぱりうれしい。だけど、昨日、飲みすぎたせいか(笑)、変な夢を見たせいか、朝から心が重かったけど、だけど、すれはすぐにわすれてしまった。

 今日は、日曜日だけど、家にいないので、掃除はなし。朝から、インタビュー②の起こし兼原稿整理作業。なかなか時間がかなります。難しい内容なので、文章化するのに時間もかかるし、やっぱりたいへん。

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 外はまだまだ微妙な気候。ことしは、どこでも変な天気だ。

 午後からは、福祉国家構想研究会の書評会『教育DXは何をもたらすか―個別最適化社会のゆくえ』にオンラインで参加。

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 ある人から感想を求められたので、「個々の論点はおもしろかった。教育DXは、全体として何をポイントにするのかはいつも難しいなあと感じる」と書いたら、「今日?のブログは、それを結論にしないでくださいね」と言われてしまった。ので、少し違うことを書く。

 実は、インタビュー②の作業をしながら聞いていたし、そもそも教育DX本も、熟読までは言っていないし。そのことを前提だけど、こういう研究会は、報告者も知らない人がどんどんふえていくけれども、結構、個々の報告は、引き込まれることが多い。そもそも、本の執筆者そのものも、メインの谷口さんは、なんどかごいっしょさせてもらったことはあるけれども、そんなによく知っているわけではない。だけど、今日の話を聞きながら、大きく、新自由主義改革という視点で、教育DXの動きを見ていくことの重要性はよくわかったし、後半の子どもの事実や子どもの実際から、教育DXを見ていくことの大事さは、ほんとうによくわかる話は多かったわけで、そこをつなげるように分析が大事なんだると。たぶん報告にもそのヒントがあって、なによりも本のなかの谷口さんの議論が、おそらく今後、それを深めていくうえでの契機になると感じさせてくれる書評会だったように思うのだ。教育のつどいの帰り道、ごいっしょした研究者にボクは、教育DXなりICTの議論は、まだこなれていないといったのだけど、そして、討論ということになると、ほんとうにこなれていないのだけれども、それでも、ヒントがたくさんあって、いくつかの視点をもらったように思っているということだったりする。 

 

 でも、インタビュー②をすすめて、インタビュー③をやって、団地の仕事も大きなものがあって、ほんとに間に合うのかなあ。大丈夫かなあ。

2023/09/02

10兆円大学ファンド、東北大を第1号候補に選定 東大・京大見送り 「暑くて勉強に身が…」教室の断熱改修求め、保護者や生徒ら署名提出

 今日は早朝仕事スタート。朝から暑く、汗びっしょり、帰ってすぐにシャワー。それから、明日から1週間、雨が続くということで、衣服の洗濯だけではなく、シーツやタオルケットの洗濯も!! その後、団地の低木剪定。中高木は業者に頼むが、お金がないので低木は自分たちでということでの作業だけど、1時間半で汗びっしょりのバテバテ。うーん、こんなこと高齢化する団地でいつまでつづけられるのか。明らかに無理がある。いろいろ考えさせられる作業だなあ。それでも、夏前のジャングルのような木々の様子から、だいぶ、すっきりしたなあ。

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 明日は、団地のやっかいな問題を一つ一つ解決を模索する会議。気が重いなあ。そのための作業なども今日はあった。

 いろいろ、いろいろ山積み。やだなあ。だけど、やるしかないわけで。いろいろな意見の対立を、どう捌くか、しかし、どうしっかり団地全体の利益を大事にするのか。難しいかじ取りだなあ。

 

 やっかいなニュースも続く。

10兆円大学ファンド、東北大を第1号候補に選定 東大・京大見送り(朝日新聞)
 文部科学省は1日、世界トップレベルの研究力をめざす「国際卓越研究大学」の初めての認定候補に東北大を選んだと発表した。大学変革に向けた計画と戦略が明確で、その理念が全学に浸透していることが高く評価された。東京大や京都大など他の9大学の選定は見送られた。東北大は来年度中に正式認定された後、政府がつくった10兆円規模の大学ファンドから支援を受ける見通しだ。……

 「改革」推進の施策をいまだに続けるのか。ほんとうに、学問の発展、科学技術の発展を考えるのであれば、そうではなく、研究のすそ野を広げるしかないのではないか? ちょっとなあ。暗い。

 

「暑くて勉強に身が…」教室の断熱改修求め、保護者や生徒ら署名提出(朝日新聞)
 酷暑の中、多くの地域で2学期が始まった。教室でも熱中症のリスクが高く、子どもたちは危険な状態にあるとして、保護者らのグループが29日、断熱改修を求めるオンライン署名約2万7千筆を永岡桂子文部科学相に手渡した。署名を提出した「全国のすべての教室の断熱を」実行委員会によると、学校の暑さの危険性や断熱の必要性について永岡氏も理解を示したという。……

 学生が教育実習先で、バタバタ倒れるというような話もある。学校や、その付属施設の、暑さ対策の遅れは、ものすごく深刻。当然、政治の責任が問われるべき問題。こんな問題をどこまでスピーディーに解決できるのか。それは、ほんとうに政治のありようが問われているようにも思える。

 

 山積みの課題は声をあげないと話はすすまない。政治を問い続けないと。

 

 分断は簡単におこる。それは、想像力のなさとよく言われるが、大事なのはその想像力の根底にあるべき、社会認識ということだと思う。その材料をどう提供するのか。そのことはよく考えないといけないと、くり返し、くり返し、自分に言い聞かせ中。

2023/08/31

親の経済力で「放課後の過ごし方」がまるで違う…子どもの"格差"を拡大する日本の学童保育が抱える問題

 8月最後の日。さすがに何も感じない。何年か前までは、少しさびしさを感じていたようだけど。

 朝から、テレビは、そごう・西武のストライキの報道でさわがしい。わりあいと好意的な報道も多い。いい意味で、社会的な関心・注目が集まればと思う。百貨店経営には難しい問題が多いが、それでも、住民と、働く者の協力で打開策を見出してほしいものだ。労働組合が、力をもりかえし、たたかうようになっていくには、まだまだ山があるとは思う。点から、線、そして面になっていくにはまだまだ時間がかかるのだろうけど、さまざまな連帯が生まれているように、何かしら一つの転機になっていくことを願っているし、当面の問題の解決も少しでもいいものになることを願っている。

 さて、今日は、ひたすらインタビュー①の起こし作業。とりあえずは完了した。また、インタビュー②③の日程の確定もした。突然、インタビュー④が入るかも(短いもの?)、まあ、落ち着いて対処しなければなりません。

 

 夜、帰り道。スーパームーンはもう過ぎたようだけど、今日は月がきれいだったので。

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 笑笑

 

親の経済力で「放課後の過ごし方」がまるで違う…子どもの"格差"を拡大する日本の学童保育が抱える問題
運悪く良質な学童がない地域では一人で過ごすことになる(PRESIDENT Online)
日本の学童保育は実態が見えづらい。学童保育について研究してきた静岡大学教育学部の石原剛志教授は「公営から民間企業まで運営主体はさまざまで、開催場所も過ごし方も多様だ。背景には『放課後の小学生は勝手に遊ばせておけばいい』という考えが根強かったことがある」という――。

 家族が、みんな、いろいろな形でお世話になっている石原さんだけど、ほんとうに学童保育は様変わりし、考えられないぐらい多様化しているのだと思う。全国連協の調べによると、2022年5月1日時点で学童保育に通っている子どもの数は134万8122人だという。おそらく、ボクの子どものころの5倍近くになっているのではないだろうか。設置形態も、ボクの子どもたちは、父母会運営の学童保育だったけど、その形態はいまでは、3・2%とほんとにごくわずかになっている。ふえているのは、民間企業であったり、その他の法人だ。内容は、設置者の財政力によって左右される。あたりはずれも大きく……。どれだけ、子どもの発達にていねいによりそったり、してくれるのだろうか。設置形態がそうであるほど、商業化されやすいし、ともすれば、すべてが個人責任、親の責任にもなりかねない感じもする。うーん。孫①は来年にはその学童に行くことになる。ただでさえ、心配な学校。学童も心配だなあ。うちの子たちは、学校に行くずいぶん前から、学童に行っていたし、下の子は、学童が保育園の敷地のなかにあったので、年長のころから、お兄ちゃんがいる学童に、夕方には遊びに行っていたし。ある意味夢のように楽しい場所でもあったのだけど……。

2023/08/30

「怪獣使いと少年」と「集団の“狂気”なぜ ~関東大震災100年“虐殺”の教訓~」

 今日は、朝からジャニー喜多川の性犯罪についての調査報告で、メディアはもちきり・調査報告でもおどろくべき実態が明らかになる。何なんだと思う。と、同時に、活字にかかわる人間として、この問題は自分には関係ないと思っていたのではないかということは問われるなあ。おそろしい、人権抑圧犯罪に、無関心であったことの責任は大きいと思ったりする。ほんとうにこうした問題はよくよく自分と関わらせながら問い続けないといけない。

 さて、今日はひたすら、インタビュー①のテープ起こし。1日かかって、やっと6割ほど、効率悪いなあ。まあ、整理しながらだから、こんなもんかなあ。はたして、どうだろうか。なんか、たくさん仕事が控えているから、大丈夫なペースなのか、いろいろ心配になる。いま、やるべきことができているかなあ。何かしら、どんどん後回しにしている感があって、心配になる。しかも、いろいろうまくいっていないから、よけいに不安がつのる。うーん。

 いよいよ9月1日が近づいて、関東大震災関連の記事や番組をかなり目にするようになる。うちでも特集をしたけれど、その出発は、去年、しこたま飲んだとき、ウルトラマンと上正の話になり、「怪獣使いと少年」の話でもりあがったのがはじまりかもしれない。へべれけになるまで飲んだので、覚えていないことも多いが(笑)。

 そんなことで、今日、何十年かぶりで、その「怪獣使いと少年」を見てみた。

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河原の廃屋に住む少年・良は、超能力を使う宇宙人と噂され、街の住民から迫害を受けていた。良は地球の環境調査に来訪したメイツ星人と実の親子のように暮らしていたのだ。だが、宇宙人に対する恐怖から暴徒と化した住民たちはメイツ星人を殺害。そのとき、怪獣ムルチが出現した!

 公害、差別、貧困。そして、関東大震災の朝鮮人虐殺を意識したシーン。いろいろなことがもりこまれていて、いまさらながら驚かされる。ウルトラマン、ウルトラセブン、そして、この帰ってきたウルトラマンと続いた路線は、それで育った子どもたちの社会認識に、どのような影響をあたえたのか。少なくともボクはいろいろ影響を与えられている気がする。

 

 さて、クローズアップ現代は、「集団の“狂気”なぜ ~関東大震災100年“虐殺”の教訓~」

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そこには“殺傷”に関する目撃証言が綴られていた―。関東大震災から間もなく100年。今年、存在が明らかになった当時の小学生の未発表作文集の中に、朝鮮人などの殺傷に関する記述が多数含まれていることが分かった。当時何が?独自取材で迫る。映画監督・作家の森達也さんは、かつて千葉県福田村で起きた日本人が朝鮮人に間違えられ殺害された事件に注目し、映画化に挑んだ。なぜ集団はパニックに陥り残虐な行為は起きたのか。

  もちろん、NHKでよくここまでできたというのは驚きでもあり、がんばったなという思いはある。しかも、有能なNHKの人がつくるものだから、目くばせというか、軍の責任や警察の役割なども一言二言はふれられている。植民地支配への抵抗ということも。ほんのすこしだけど。しかし、メインテーマは、集団心理。なぜ虐殺がおこったのかということをそこに求める。もちろん、そのことそのものは大事なテーマではあるとは思う。だけど、これも多分に、心理主義的と言えばいいのか。そのため、社会的な背景、植民地支配というものへの踏み込みはいたって弱い。そこから生じてきた差別構造なども。負の歴史に向き合うという提起は大事だと思うのだけど、やっぱり薄っぺらさを感じてしまう。それはどうなのだろうか。ものすごく問い続けないといけない気がする。映画「福田村事件」もなんとか、しっかり見ないといけないな。うん、この映画と、「あしたの少女」はどうしても見たい。いよいよ9月1日をむかえ、虐殺が実際にあった、3,4日を迎える。その報道をしっかりみておきたいと思うよなあ。

2023/08/29

特別支援教育在り方検討会第1回会合 議論のスケジュール決める

 変な夢を見たのか、朝から体も、心も重いという状況。うーん。

 午前中は、インタビュー①の取材。

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 いつもと違う角度(笑)。順調に、いい話が聞ける。がんばって、仕事すすめないと。いつも手伝ってくれる人がコロナになってしまったので、ほんとにがんばんないと。お昼のお誘いを弁当男子はことわって、午後からは、実務、会議、それからインタビュー②③の日程調整中。まだまだ、安定的な発注のサイクルに戻せない。超超超過剰が生じると、企画を考えたり、手を打ったりに中断がおこって、なかなか、その空白を埋められなくなる。それもまた苦しい。

 夜は、電車のなかならスマホで、入管法の学習会「日本における非正規滞在者の正規化を考える:歴史的・国際的な視点から」。鈴木さんと児玉さんの報告。歴史的に、いかに、政府の恣意的判断が大きな力を持ち続けているのか、あらためて確認。同時に、世界をみれば、人権、家族がいっしょに暮らす権利などで、権力をしばっているさまもよくわかる。人権という視点で、外国人問題をさらに考えていくのが、次の(次の)国会への大きな宿題でもある。

 栃木の動きが、新聞にいっせいに報道された。

特別支援教育在り方検討会第1回会合 議論のスケジュール決める(朝日新聞)
 県教育委員会は28日、学識経験者らを集めた「特別支援教育の在り方に関する検討会」の第1回会合を開いた。県教委は、知的障害のある子が通う那須、栃木両特別支援学校の寄宿舎の廃止を計画しており、その是非などが議論される見通し。

 この日は今後のスケジュールを確認した。9月の2回目会合では両校を現地調査し、10月の3回目会合では保護者らの意見聴取をすることになった。4回目以降の日程は決まっていない。11人の委員の中から、会長に岡沢慎一宇都宮大学大学院教授、会長代理に高浜浩二作新学院大学教授を選んだ。……

 検討会そのものは、寄宿舎に子どもをあずけた経験のある親も、指導員も、寄宿舎についてよく知っている研究者もいないから、寄宿舎を守る運動をすすめてきた父母の期待にそうような構成ではない。県教委は、あいかわらず、他県でも寄宿舎は減っているとことさら強調しているし……。ただ、知事は、先日、検討会は白紙からの議論をと踏み込んだ発言をしている。それだけに、今後の議論は注目されるところ。

 「朝日」は、先日のシンポの報道もあわせてのせている。そこでは、「今春から中1の長男に寄宿舎を利用させている高久佳子さんは、高等部に進んでからの利用を考えていたが、廃止計画を受けて前倒ししたという。『健常児の娘と違い、息子の行動や感情は親でも分からない時がある。寄宿舎の先生は親の気持ちに寄り添い、子どもの特徴を理解し、向き合ってくれている。子どもも先生を信頼し安心して成長している』と語った」「県教委は、寄宿舎の廃止後に福祉サービス事業所と連携すると説明しているが、大田原市の社会福祉法人『あいのかわ福祉会』の荒居和栄・主任相談支援専門員は、那須地区の福祉サービスには余裕がないと指摘。『代わりにすぐに対応できるサービスがない。人材不足などから、さらなる支援をする余力がない』と報告した」。こういう声にしっかり耳を傾けてほしいと思う。

 

 

 

2023/08/28

「期待したものでない」学校働き方改革の緊急提言、現役教員から批判

 夜、どのように眠るのか? エアコンをどこまで使うのかの判断が、難しい季節でもある。でも、暑いしなあ。

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 今日は、朝から来月手打ちで。インタビュー②の日程決めとか。不測のいろいろなことがあり、来月対談がダメになりそう。そこで、手当もしはじめる。だけど、総じて、うまくすすまない。まあ、それは政治そのもの難しさの裏返しだと言えるのだろうと思うけど。とにかく、粘って粘って。

 いろいろあった1日だったけど、夕方に、衝撃的なLINEが。古い、若いころの友人、後輩の訃報だ。若いころいっしょに活動した。彼は、ボクよりおくれて専従になり(ボクと同じ地区委員会で)、その後、空白克服の呼びかけに応じて故郷に帰って地方議員になった。それから、もう20年以上議員をつづけ、途中平成の大合併で市議となったベテランの議員。いろいろなことを思いだす。彼がどのような人生をおくったのか、その思いを想像しながら、献杯の夜。少し、涙。後輩の訃報はつらい。

 

 難しいニュースは続く。 

 

「期待したものでない」学校働き方改革の緊急提言、現役教員から批判(朝日新聞)
 文部科学相の諮問機関、中央教育審議会の特別部会が28日、教員の働き方の改善に向けて国などが直ちに取り組むべき施策をまとめた「緊急提言」を出した。これを受け、同日、現役教員らが記者会見し、「期待していたものではない」などと批判した。

多すぎる授業数削減、学校行事見直しも 教員の多忙さ是正へ緊急提言
 記者会見を開いたのは、公立学校教員に残業代を支払わないと定めた「教員給与特措法」(給特法)の抜本改善を求める「給特法のこれからを考える有志の会」の呼びかけ人や賛同人ら。……

 教員の働き方をめぐり、中教審=中央教育審議会の特別部会は、危機的な状況にあり社会全体で取り組むべきだとする緊急提言をまとめたということだけど、正直言って、いま、こういう提言をするのかというレベルのもの。

 「登下校対応」や「校内清掃」「休み時間の対応」など14の業務について、地域やスタッフなど教員以外への分担や負担軽減を進め、年間の授業時数が国の標準を大幅に上回る1086コマ以上の学校は来年度から見直すこと、学校行事は重点を置くものを選び、準備も簡素化することなどを盛り込んでいるというのだけど。問題は、業務の軽減の問題などは、この間、ずっと言われてきたことで、なぜそれがすすんでこなかったのか。具体的に目立つのは、授業や事務作業をサポートする「教員業務支援員」の全小中学校への配置や、教員の負担軽減が期待される小学校高学年での「教科担任制」実施の前倒し。保護者からの過剰な苦情などに教育委員会が対応して学校を支援することなどなど。でもなあ、最後のやつは、何か教育委員会からの圧力が強まりかねないし、真ん中の教科担任制は、ほんとに軽減につながるの。大事な利点は軽視されないの? 支援員は、ほんとうにそれが役に立つようによく考えてすすめてほしいが……。

 だけど、なによりも教員を増やす方向が全然見えないこと。そこは最初から枠が設けられているとしか思えないから、この提言に期待してもしかたがないレベルのものなんだろうが。だからこそ、市民レベル、国民レベルでの下からの議論になっていかないとかなあ。ほんとに、期待していたものでないほど、残念な提言だよなあ。

 これがその提言。

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