教育

2025/02/08

3月号ができました!

 風があって、空気が冷たく感じる。体感的には相当寒い。職場に行く電車は混んでいるなあ。おまけに、行きも帰りも、電車がとまる。イライラしない、イライラしないと念じる一日。今月原稿の資料を手に入れたり、来月インタビュー①の資料を読んだり、来月インタビュー②について考えたり。そして、今月インタビュー②の収録。準備をしていただいていて、きちんと話していただいて嬉しい。

 昨日は、原稿が落ちる夢を見た。健康によくないなあ。

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 こっちに帰ってきても花は元気ですね。

 数カ月後の日程調整もすすめる。見通しのない人生を、何とかすこしでも見通す(苦笑)

 

 3月号ができました!

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 今月のボクの担当は、まずは塩川インタビュー。いまおこなわれている国会にどう挑むのか。少数与党になる下で、野党には何が問われているのか? 「2つのゆがみ」を正すために、どのようにがんばるかを語ってもらい、みんなの力で短期間で仕上げました。

 そして、特集、PFAS! 化学系の難しいインタビューにがんばって挑みました。なぜ、エコチルという貴重な調査を政府は大事にしないのか、その背景も含め小泉さんに語りつくしていただきました。これは日本政治を考えるうえでも大事なことだと思います。諸永さんには、どのように汚染が広がり、対策が遅れているのか、企業由来など焦点となっているところも含め、そして高木さんには基地由来のある、地位協定などの問題を浮き彫りにしてもらいました。

 久保田さんには、新自由主義教育改革について、昨年の本を受けての、学習指導要領の改訂を視野に入れて、政策側の「協働的な学び」の意図などもわかるものになっています。
 今月も、たくさんの人に読んでもらえるように!

2025/02/06

3割近い公立小中校で教員不足の可能性 教頭会調査で指摘

 今日は、関東に戻る日。気が重いねえ(苦笑)。午前中は、読まなきゃいけない原稿を読み進める。あとは、掃除を少々。メールをいくつか、電話相談をいくつか……。そして、そして、関東に。

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 東京は、ほんとにビルばかり。

 

 家に帰ってみると、二男の部屋の照明が壊れていて……。まあ、もう40年だしなあ。ボクの寝室の照明を急遽うつしたり、バタバタ。二男はしばらく、夜は暗い中で暮らしていたみたいだが……。大丈夫かなあ(苦笑)。

3割近い公立小中校で教員不足の可能性 教頭会調査で指摘(教育新聞)
 全国公立学校教頭会(全公教)がこのほど公表した、2024年度の教育現場に関する調査結果で、23年度中に全国の公立小中学校の約2割で、配置されるべき教員が欠員となる教員不足が生じていたことが分かった。さらに24年度は当初時点で約2割の学校で教員不足が生じており、調査結果を考察した大学教授は「年度内に欠員が生じる学校が3割近くまで増える可能性がある」と指摘。副校長・教頭への負担が膨張しており、社会全体で学校や教職員を支える仕組み作りが必要だと強調している。……

 記事では、勝野さんがコメントを寄せていて、「23年度に年度途中からの欠員が小学校の約9%、中学校の約7%で発生していたことを考えると、今年度中に一定期間の欠員が生じる学校は30%近くまで増える可能性があり、教員不足が悪化していることは明白だ」と指摘している。これだけ、深刻さの進行が明白なのに、まあ、なぜ、今度の国会でも的外れというか、場当たり的な対応しかできないのだろうかねえ。

 先日発表した共産党の政策は、「このままでは学校がもたない――「教員残業代ゼロ制度」の廃止、授業にみあった教員定数を
教員に授業準備と子どもと向き合う時間を 2025年1月30日 日本共産党」 

 

 

2025/01/29

全く異なる組織設立 学術会議法案の概要明らかに 井上議員に内閣府

 今日も、変な夢を見て、朝から重たい気分。同時に、強い眠気。うーん、がんばれ!

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 来月インタビュー②について、いろいろ相談したり、お願いのメールを送ったりしているが、なかなか、うまくすすまない。粘り強くやるしかないなあ。

 

全く異なる組織設立 学術会議法案の概要明らかに 井上議員に内閣府(しんぶん赤旗)
 政府が、通常国会で3月上旬に提出を予定している日本学術会議法案(仮称)の概要が27日、日本共産党の井上哲士参院議員への内閣府の説明で明らかになりました。

 新法案は、日本の科学者を代表し、政府に対する科学的助言を独立して行う国の機関という同会議の性格を定めた現行の日本学術会議法を廃止し、これまでと全く異なる組織を特殊法人として設立するものです。

 また、新会議発足時の会員の選定は「多様な関係者から推薦を求め」るとし、政府に都合のよい人選となる危険があります。

 首相が任命する監事を新たに置き、業務や財務を監査します。6年分の活動計画の策定と年度ごとの実績評価を義務づけ、内閣府に設ける評価委員会が意見を具申します。これにより、政府による学術会議への介入・統制が可能となります。

 現在、経費は国の負担となっていますが、同法案では「補助することができる」とし、国の財政責任は後退します。……

 学術会議は、政府から独立した、アカデミーとして貴重な役割を期待され果たしてきているわけだけど、では、その役割はどうなるのか。内閣府は、政府に対する勧告権については「調整中」という始末。しかも、新しい組織の法制化のために、学術会議と協議する「予定はない」と説明している。強引に学術会議とは全く別な組織をつくろうとしている。

 そもそも、軍事研究など政府のいいなりにならない学術会議に対し、2020年に菅義偉首相が会員6人の任命を拒否したことに端を発してた学術会議改革。その違法行為を反省も撤回しないまま、まったくすり替えて、新しい組織づくりを、学術会議の合意なしに!そんなことは許されないし、アカデミーの世界でも、日本は世界から孤立することになる。

 

 そう言えば、「外務省は29日、国連の女性差別撤廃委員会(CEDAW)を、日本の拠出金の使途から除外することを決め、国連側に伝えたことを明らかにした」そうだ(朝日新聞)。「同委員会が昨年10月、「男系男子」の皇位継承を定めた皇室典範の改正を勧告したことへの抗議の意図を示す狙い」ということだそうだ。そもそも、この種の勧告で日本がしたがっていないものは多数ある。今後、どんどん、こういうことがすすみ、世界の人権の流れから取り残されていくのだろうか。ほとんどトランプとかわらないではないか。

 

2025/01/23

絵本作家のいわむらかずおさんが逝去 フジテレビ労組、組合員が急増 専務が労組とのやり取りで辞意表明

 朝は曇。昼はもう少し晴れてきた。

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 今日から工場籠城。基本、1日ゲラとにらめっこ。順調すぎるのが逆に怖いところ。明日も、気を絞めて集中してがんばろう。

 

 いわむらかずおさんが昨年12月になくなっていたことが、明らかになった。

絵本作家のいわむらかずおさんが逝去されました。

いわむらかずおさんが、2024年12月19日に逝去されました。
85歳でした。

ご訃報に接し、在りし日のお姿を偲びつつ、ご冥福をお祈りいたします。

1983年、絵本『14ひきのひっこし』『14ひきのあさごはん』を同時刊行して以来、描き続けられた「14ひきのシリーズ」は、国内にとどまらず世界の子どもたちに愛されています。

〈家族と自然、それは国や時代を超えて、わたしたちに生きるよろこびを与えてくれる、心の拠り所です。〉

いわむらさんが作品にこめたこの思いを、私たちはこれからも作品を通して多くの人々に届けていきます。

                                 2025年1月 童心社

 

 14ひきのシリーズは、家にも何冊もあって、子どもに読み聞かせたし、孫たちも読んでいるみたいだ。「トガリ山のぼうけん」は、保育園で前進座を呼んで、観劇会をやったなあ。本もあったと思うけど、どこにあるのかなあ。二男の部屋のどこかにあるのかも。いわむらかずを絵本美術館には、学童のキャンプでいったなあ。ほんとうに田舎にあり、農園もあって、14ひきの世界が再現されていて……。いまの子どもたちにもいろいろな体験をさせてあげたいなあ。

 

 さて、中居氏のトラブル報道を契機に問題となっているこのこと。

 

フジテレビ労組、組合員が急増 専務が労組とのやり取りで辞意表明(朝日新聞)
 タレントの中居正広さんが起こした女性とのトラブルにフジテレビ幹部社員の関与があったと報じられた問題を受け、フジの労働組合の組合員が急増している。フジ労組によると、先週始めは80人ほどだったが、23日時点で、500人を超えたという。また、複数の関係者によると、21日に人事担当の川島徳之専務が労組とのやりとりの中で、問題の道筋がついたら辞任する意向を示したという。……

 

 問題が大きく、深すぎて、いま何を考え、発言することが大事だろうか。いろいろな面から論じないと。いろいろなことをよく見ないと。同時に、背景にあるテレビそのものの構造問題もあいまいにできない気がするなあ。なぜ、こんなにテレビは「闇」が深いのか。テレビ局と、企業と、政官との一体の構造が、大きく影響していないのだろうか? どうも、フジだけど問題ではなさそうだし……。ふり返って見れば、重大で深刻な話は、いろいろなところででてくるわけで……。そしてそれと一体にものが言えぬ体制もあって。

2025/01/18

大学入学共通テストの初日終了…現代文に大問追加「時間的に厳しい内容」

 早朝仕事は今日も寒かった。どうも疲れがたまっているし、あちこち痛くて、それをかばうと、ほかのところが痛くなってというくり返し。正直、弱気になる。帰ってきて、2度寝をしたくって、ベッドに入ったけど、無理だった……。

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 洗濯機は二回回す。

 その後は、インタビュー②の起こし・原稿づくり。猛スピードでやらないといけないので、原稿づくりまで一体にすすめている。ただ、どうも、心身共に今一つ。それでも、無理くり的にすすめる1日。やっぱり、早朝仕事の日は、なかなか仕事における集中力が落ちるなあ。体力ないなあ。

 さて、気になるニュースの多いこと。気が重くなる情報も少なくなる。そうなるのは一つには、社会の変化があるのだろうし、もう一つの側面として、自分の感じ方も変わってきているのだろうな。それでも、気が重くなっても、じゃあどうするのかということでは答えがあるわけでもなく、社会と自分について、もっともっと理解を深めないとということなんだろうけどね。

 

大学入学共通テストの初日終了…現代文に大問追加「時間的に厳しい内容」(読売新聞)
 大学入学共通テストが18日、全国の651会場で始まった。現行の学習指導要領に対応した初めての共通テストで、初日は地理歴史・公民、国語、外国語の試験があり、最も受験者が多い外国語は45万4899人が受けた。2日目の19日は、理科と数学、新教科の情報の試験が行われる。

 出題教科・科目がこれまでの「6教科30科目」から「7教科21科目」に再編され、読解力や論理的な思考力を測る問題が目立った。今回は旧課程で学んだ浪人生向けの科目も出題された。……

 共通テストをめぐっては、数年前、英語の民間テスト導入や、記述式問題の導入策動と、その中止を思い出すが、そもそも、学力のありようを変えることを目的に、学習指導要領改訂と呼応する形ですすめられたわけで……。しかし、いま、その学力とは何であったのかということは、とっても問われることになったわけだし、評価がやたらと強調されたけれど、そのことそのものについても問われていることが多い。実際に、学習指導要領改訂ですすんでいることと比して考えると、いったいこのテストで何が計れるのかということは疑問だらけというしかない。

 だけど振り回されるのは、受験生。そして、大学教員はヘトヘト。うちの相方も今日は相当つかれたようだ。毎年の英語のリスニングもあるけれど、そもそも、科目そのものが複雑。とくにいわゆる社会科(地理歴史公民)なんて、覚えられないでしょう。

 うーん、今後どうなっていくのかなあ。

2025/01/16

教師気付きにくい「仲間はずれ、集団から無視」 国研いじめ追跡調査

 寒い朝。

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 今日は、毎月一度の通院。だけど、結構、混んでいて、待たされる。それから、提稿1本。午後、明日のインタビュー②の相談のやりとり、そのための資料を探して、読み込む。頭のなかが少しずつ政治モードに突入していく。しっかりがんばらないと。

 

 さて、本を読んでいて、上から目線問題をいろいろ考える。確かに、ボクらの語りは、小難しく、無神経に上から目線だ。もちろん、それは、品性とかにかかわるような気をつけて変えていけるような面もあれば、そもそも、そうなってしまう傾向を強く持つ側面もあり、心して工夫と努力が必要な面もある気がする。相手に媚びるというものでも、言いたいことの内容を変えるということでもなく、そうするにはどうすればいいのか? なかなか難しいし、そう簡単に答えがでるものでもないのかもしれない。もちろん、気をつければすぐに変わる部分もたくさんあろんだろうけれども。なかなか答えのないものでも、いろいろとヒントはあるのだろうな。問題を自分ごと、私事として出発するとか。うーん。

 

教師気付きにくい「仲間はずれ、集団から無視」 国研いじめ追跡調査(教育新聞)

 国立教育政策研究所(国研)は1月15日、2019年度から22年度に、小学4年生から中学3年生を対象に行った「いじめ追跡調査」の分析結果を公表した。より多く経験しているいじめ被害として、「仲間はずれ、集団による無視をされる」が挙げられ、文部科学省が毎年実施している問題行動調査で最多だった「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」よりも多かった。「仲間はずれ、集団による無視をされる」は教師の回答では3番目に多かったが、児童生徒の回答とはギャップがあり、周囲の児童生徒や教師など、第三者が気付きにくい行為であることが浮かび上がった。……

 「教師が回答する問題行動調査では、「仲間はずれ、集団による無視をされる」は10%を超える程度だったことから、教師に認知されにくく、周囲の児童生徒も気付きにくい態様である可能性がある。」と指摘しているけれども、だからこそ、教師という仕事の専門性が大事なんだろうと思うし、それが尊重されていない現状を感じさせるところ。学校現場のさまざまな困難に、子どもたちのしんどさにどう向き合っていくのか。課題は大きいなあ。

2025/01/14

経団連「選択的夫婦別姓の早期実現を」 国に改めて法案提出要望

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 朝は寒かったけど、風がなく、体感的には一息ついた感。昼には少し暖かくなる。今日は、とにかく提出原稿を3本。いろいろ、横文字や数字が入るので、見せ方が難しい。うむ、時間が結構かかった。それから、会議。あと、来月の原稿にかかわった相談メールのやりとり。

 とにかく、今朝は、これはちょっと大変という精神状態からのスタート。原因はなんだろうね。動いて少し持ち直すが。今日、会って、話した人も、自身の体調のこともあり、この間、だいぶ落ち込んでいたようだ。年をとると、いろいろな病気と気持ちの問題が複雑に絡み合ってきて、落ち込むと、ますます具合が悪くなる。そういうことにも、きちんと、向き合っていかないといけないし、もっと、いろいろと理解しないといけないなあ。

 

 夕方、奈良教育大学附属小学校の裁判の報告集会に少し遅れて、オンライン参加。いま、発売されている号で、特集もしたし、少しは役に立っているかなあ。守る会のHPで紹介してくれているし、本田さんは論文をさらにヴァージョンアップさせて、それが会のHPで読めるようになっている! ぜひ多くの人に読んでほしい。まちがいなく、当事者と会の正論が、相手を追い込んでいる。ほんとうに大きな変化をつくりだしたいし、それが日本の教育にとってどれだけ大きなことか。

 大阪の清風堂が、書店の方は閉店になるという。かなり凹むニュース。書店が、さらにはいわゆる民主書店がどんどんなくなっていく。ボクらがつくったものが、届くルートがどんどん減っていく。それが何を意味するのか? そしてどうすればいいのか? ものすごく大きな問題でもあるのだけれども。

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経団連「選択的夫婦別姓の早期実現を」 国に改めて法案提出要望(毎日新聞)
 経団連は14日、選択的夫婦別姓制度の早期実現に向けた法案の国会への提出を改めて政府に要望した。同日あった三原じゅん子女性活躍担当相との会合の場で行った。三原氏は「制度導入のため、議論の場を設けていく」などと話し、前向きな姿勢を示した。

 経団連の永井浩二副会長(野村ホールディングス会長)は冒頭、制度導入に関する法案の国会提出と議員による議論を求めた。三原氏は「自らの望む生き方を選択できる制度の必要性について議論できる環境を整備していく必要がある」との認識を示した。

 さらに今後、選択的夫婦別姓制度は同氏(姓)の否定でも、別氏(姓)の強制でもなく、あくまでも選択肢を増やすものであることの説明と理解促進▽婚姻によって旧姓を使えなくなる人の不便や不都合についての具体例の提示▽制度導入に向けた議論を後押しする情報や関連データ提供――を進めていくとした。

 会合後半の意見交換の場は非公開だったが、経団連幹部から「『制度が導入されると子どもがかわいそうだ』という主張もあるが、国際結婚や離婚で親子が別の姓になった家庭はあり、かわいそうではない。親子は親子だ」「たとえ旧姓の通称使用を法制化したとしても限界があり、課題は解決しない」などといった意見が出されたという。……

 ほとんど、保守派の議論は、反論されつくしている感があるし、経団連もこのように発言しているから、大きな変化が実際におこっていくことは期待したいところ。誰が、何が、阻んでいるのか。いまの政治状況の中で、そういうことが国民の前にもっともっと明らかになれば、さらに変わっていくようになるだろうなあ。

 

 

2025/01/09

政府が検討する「能動的サイバー防御」の骨格と課題

 今日もとにかくインタビュー①原稿づくり。とにかく形にして、明日には発信しないと。専門的な内容なんで大丈夫かなあ。それ以外の仕事は、夕方に少し原稿読みと、メールと。明日は挽回しないと。

 とにかく、こちらは道がつるつる。

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 これがかなり危険。見た目よりツルツルで危ない。

 北の地に来て数日。基本、パソコンの前で原稿と格闘。温泉ぐらい行きたいものだけど、そんな願いはかなえられない。年末年始から、仕事以外は、片付けと、北の住居の整備。旅行に行ったりする人はうらやましいけど。基本、違う世界の話なわけで。きたすら目の前のことをこなす人生。

 

 なんか次の国会も課題は山積み。どうなるのかなあ。

政府が検討する「能動的サイバー防御」の骨格と課題(沖縄タイムス)
 政府は、サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の導入に向け、24日に召集の通常国会へ関連法案を提出する。国家安全保障局長に岡野正敬外務事務次官を迎え、新体制の下で電気や鉄道など重要インフラを保護するための法制化を急ぐ。憲法21条が保障する「通信の秘密」を侵害しかねないとの懸念払拭が課題で、取得する通信情報の範囲や、第三者機関による監視の在り方など課題が山積する。

▽標的

 「わが国のサイバー対応能力向上は、ますます急を要する課題だ」。平将明サイバー安全保障担当相は7日の記者会見で、昨年末から国内で相次いだサイバー攻撃事案に触れ、法制化の必要性を強調した。

 日航は昨年末の混雑期にサイバー攻撃の標的となり、国内、国際線に遅延が発生した。NTTドコモではシステム障害が起き、三菱UFJ銀行でもインターネット取引が利用しにくくなる不具合が広がった。

 政府は法案で、経済安全保障推進法で定める「基幹インフラ」の計15業種を対象に、攻撃被害に遭った場合は政府側への報告を義務付ける方針だ。業種には空港、放送、金融などが含まれる。…

 そうとう重大な法案だけど、野党はどういう対応になるのか。それだけに、積極的に発言していかないといけない。いろいろ調べないといけないなあ。学術会議もあるし、教員給与もある。ほかにどんな法案が出てくるのか。そもそもの前提に、大軍拡があり、政治改革もある。頭をシャキとさせないと。生活かえよう(苦笑)

 

 WEBちくまに上間さんの、打越正行さんへの追悼文。読んでいて号泣。もちろん、打越さんの感じていること、上間さんの感じていることもそうだけど…。自分自身、孤独のなかをギリギリのところで生きているというせめぎあい。だけど同時に、若い人たちや、もちろん同年配、先輩たちなど、たくさんの人に支えられていてこそ、そういうギリギリを生き抜いている。そういういろいろなつながりも考えたり、頭をよぎったり。

 とても、いろいろなことがたくさんあるが、体も、頭も今一つ。シャキっとしないとね。

2024/12/30

孫来襲、2月号ができています。

 ほんとにほんとに年の瀬で、朝から落ち着かない。

 メディアを見ていると、思った以上に、新自由主義的な考え方が浸透していて、影響力をあたえていることを痛感する。民主的な、本来堅持すべき原理が原則から離れた考え方が、平然と垂れ流されていて、それが正論のようにあつかわれている。われわれも漫然と見ているだけではダメなのだけれども……。

 今日は、孫①②が来襲。

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 まだ、じーじの相手をしてくれるけど、これからはどうなるのかなあ。ずっと見ていたいような怖いような。これからの未来……。

 よく食べるようになりましたね。

 

 前衛2月号ができています。

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 今月の担当は、まずは能登半島地震の特集のうち、原発をのぞく2本。復興の現状と政治の責任にせまる対談と、社会保障の観点から避難所から仮設住宅のかかえる問題を追及した論考。がんばりました。そして、奈良教育大学付属小の攻撃の理不尽さを、大学の調査に即してあきらかにする。調査の変遷の異常さを明らかにした論考と、そもそも調査そのものが教育的なのかを論じたもの。あつく連帯する。そして、戦後80年は、数年前テニアンのドキュメントで、賞をそうなめしたディレクターの太田直子さん。出発から、昨年のサイパンまで、思いをかたりつくしていただきました。ことしも、とても、貴重な機会を、編集者としてたくさんの人たちの協力でいただきました!

 最後まで、がんばりますよ。今年も、そして来年も。

 

 

2024/12/26

学習指導要領の改訂へ、文科相が諮問 柔軟化、負担軽減がポイントに

 西への日帰り出張の翌日、体が痛いなあ。変な夢を見るのも続いているし。今日は会議の日。先をうまくコントロールしないといけない。相談メールや、資料そろえなども。

 くり返すけど、インプットがしっかりしきれていない。そう言えば、ここでも、本の感想をしっかり書かなくなったなあ。これは、反省だなあ。ちゃんと読み、考え、まとめる作業をしっかりと、ね。

 今日一日、トラブルに遭遇する。とりわけ、まわりで病気になる人が増えている。年齢もあるし、それだけに、いろいろな不安定さを感じるなあ。できることが狭まってきて、できないことが増える。そういうなかで、何ができるのかということなんだろうけどね。しっかり、できることは努力しないといけない。しかし、いろいろ、相談している件はうまくいくかなあ。

 

 さて、学習指導要領の改訂作業がいよいよスタートする。以上に詳しい諮問の報道。かなり意図も感じる。

学習指導要領の改訂へ、文科相が諮問 柔軟化、負担軽減がポイントに(朝日新聞)
 2030年度にも導入される小中高校の学習指導要領の議論が25日、始まった。

 20年度以降に導入された今の指導要領がめざす「主体的な学びの実現」などの方向性は維持しながら、多様な子どもへの対応やデジタル時代にあわせた教育、教員の負担軽減を図る内容をめざすことになる。

 阿部俊子文部科学相が25日、中央教育審議会(会長=荒瀬克己・教職員支援機構理事長)に諮問した。

 学習指導要領は、文科省が決める教育目標や内容で、学校で教える最低限の基準。約10年に1回の頻度で改訂されてきた。

 これからの審議を受けて決まる新指導要領に基づく授業は、小学校が30年度、中学が31年度、高校が32年度以降に始まる見込み。

 文科相が検討を求めた主な内容は、学校ごとの教育課程の柔軟化▽情報モラルやメディアリテラシーの育成▽教科書の分量や年間の標準総授業時数(コマ数)――など。……

 

 記事にもあるように、「多様な子どもへの対応やデジタル時代にあわせた教育、教員の負担軽減」を掲げ、学校ごとの教育課程の柔軟化▽情報モラルやメディアリテラシーの育成▽教科書の分量や年間の標準総授業時数(コマ数)を検討するというわけだけど、学校ごとの教育課程の柔軟化というが、そもそも、教育課程の編成権はいまでも学校にあるはず、学習指導要領は大綱だということからすると、矛盾した内容のはず。しかも、柔軟化の内容が、時間の50分、45分なのか? あいかわらず、教育内容や評価の内容、学力の中身にまでつっこんでくる気配の一方で、教員の負担軽減といいつつ、教育内容によって教員の負担が大きすぎるんではなく、働き方の問題だというのが、有識者会議の論点整理で言っていたような。どこまで、つっこんだ議論がなされるのか、議論の過程から、しっかり、声をあげていきたいものだ。

 自宅の近くの神社には、なぜか、日露戦役紀念碑があった。どういう由来なのだろうか。日露戦争と太平洋戦争の英霊碑だとかいう話も。碑文はよく読めない。

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