日記

2025/05/14

自民、参院選公約に「消費減税」盛り込まず 財政重視をアピール

 ちょっとお疲れモード。世界各地がミニチュアの世界に入り込んで迷っていたり、編集部が引っ越しをしているとか、いろいろな夢を見たようだ。そうだよなあ。今の原稿が終われば、少しゆっくりできるかな、とか、妄想(苦笑)。今日は、通勤時間をカットするため、膝のこともあるし自宅で作業。

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 なわけで、今日は、インタビュー②の原稿整理から原稿づくり作業を猛スピードで。データ修正作業をおそらくかなり時間がかかるので、まだまだ、見通せないけれども。あと、3日で何とかなるかなあ。いろいろなことを考えながら、作業をする。合間に、来月インタビュー①のことについても、資料を集め、考えはじめる。

 

自民、参院選公約に「消費減税」盛り込まず 財政重視をアピール(朝日新聞)
 自民党は、夏の参院選の公約に消費税減税を盛り込まない方針を固めた。14日、複数の党幹部が明らかにした。医療、介護、年金、子育てなど社会保障の負担が増える中、安定財源と見込まれる消費税の維持が重要と判断した。消費減税を求める声が与野党から相次ぐ中、政権政党として財政を重視する姿勢をアピールするねらいもある。

 石破茂首相(党総裁)や森山裕幹事長らがこの日までに方向性を協議。物価高への対応として経済対策の必要性は確認しつつ、消費減税は法改正やシステム変更、周知に時間を要するため効果が限定的との見方が強まっていた。消費税の税収を財源として見込む、地方自治体の訴えにも配慮した模様だ。……

 

 これで、消費税はますます選挙の大きな争点になっていくのだろうなあ。自民党は庶民の生活の深刻さはほんとうにわかっていないと思うなあ。うちの「大企業と富裕層への減税・優遇を見直すことで、恒久的財源を確保する」という主張が際立っていだけど、予算委員会で論戦で、石破首相もうちに対して「安易に国債の発行に頼らない姿勢は、ほんとうに立派だ。法人税をどう考えるのか、税制のあり方をきちんと議論させていただきたい」と答弁した。自分等も、財源ということを相当意識して議論してくるのだと思う。一方で、大軍拡もすすめらえるのだから、軍事費も大きな議論にならざるをえないし、ここでも、しっかり、おしかえせるようになっていかないといけないよなあ。とにかく、しっかりとした論戦だ。

 

2025/05/13

「日本軍は県民を殺していない」 沖縄戦を巡り参政党・神谷代表 自民・西田氏の発言に同調 青森で街頭演説

 今日はいい天気。

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 正直、いろいろなことが起こりすぎ。めんどうなことはなかったほうがいいのになあ。

 法人化をすすめる学術会議法案が、衆院で可決された。とくに、そのなかで、維新の会の三木圭恵議員への答弁 で、大臣が「特定のイデオロギーや党派的主張を繰り返す会員は、今度の法案で解任できる」と述べたことはあまりにも重大。思想選別はもちろん、明らかに文系潰しにつながっていくわけで、今度の法案の本質を二重三重に示しているなあ。

 政治の世界ではいろいろなことがおこっていて、うちの(局面での)対応で、「あれ?}ということもあったりして、いくつかの方面に「文句」を言う。さらに、相談も持ち込まれて、いろいろ答える。勉強不足はダメだなあと、自らも反省する次第。だけど、同時に、そういうことを伝えていけるのだろうか? だけどなあ。

 

 この問題は終わらない!


「日本軍は県民を殺していない」 沖縄戦を巡り参政党・神谷代表 自民・西田氏の発言に同調 青森で街頭演説(沖縄タイムス)
 参政党の神谷宗幣代表が10日、沖縄戦に絡んで「日本軍が沖縄の人たちを殺したわけじゃない。にもかかわらず、日本軍にやられましたみたいな記述があるのはおかしい」などと日本軍による住民虐殺を否定する街頭演説を青森市内でしていたことが分かった。神谷氏は12日、本紙の取材に「一部軍人による島民の殺害があったことは承知している」としつつ「例外的な事例だ」と回答した。(東京報道部・山城響)

 青森駅前での演説は党代表全国キャラバンの一環。神谷氏は、ひめゆりの塔の展示説明を「歴史の書き換え」とした自民党・西田昌司参院議員の発言に関し「本質的に彼(西田氏)が言っていることは間違っていない」「ちゃんとチェックはしていないが、(私の)認識は西田先生と近いと思う」などと述べた。

 さらに「なんで日本の人たちが全国から行って沖縄を守ろうとしたのに、それを悪く言うような表記があるのか。何が歴史修正なのか」と主張。日本軍が自決用の手りゅう弾を渡すなどの例があったとした上で「そういうところだけを切り取って『日本軍が悪かった』。そんなわけない」とした。

 当時の知事だった島田叡氏については「玉砕する覚悟で兵庫県から島田さんという人が行って、(略)避難計画を進めた」と評した。……

 少数政党だけど、その党首の発言として見過ごせないのと同時に、西田発言が何を広げるのかということもよく示している。さらに行けば、この神谷発言。一連の発言の本音をよく示している。ここ数年の沖縄戦の歴史修正の動き(島田知事問題)との連続性、避難計画など現在の問題との連続性など。ぜったいに許してはいけないのだけど。タイムスは、1,2、社会面2面の扱いだけど、朝日はスルー。うーん。

2025/05/12

旧日本軍の元従軍慰安婦が死去、生存者は6人に…韓国政府「残された被害者の名誉回復に尽力する」

 何か、昨日はよく眠れなかった。うーん。久しぶりの弁当・夕食づくりスタートの朝。今日は通院もあり、結構、慌ただしい。

 天気は、曇だけど、暑くならないのはいい感じでもある。

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 仕事は、シンポジウム①を仕上げて、各方面に発信。続いて、インタビュー②の原稿整理をはじめる。途中、企画相談を2つ、結構長い電話のやりとりだけど、なかなか思うようには進まない。提稿作業は2本。どこかの雑誌の今月とかぶった次号の企画は、どこかの雑誌がオーソドックスで、うちの方がラディアルって感じかなあ。うちもなかなか読みごたえがあるぞ!!!とニンマリ。だけど、一方で、段取りも、内容的なこともうまくいかない仕事もある。いろいろだ。

 悲しいニュース。

旧日本軍の元従軍慰安婦が死去、生存者は6人に…韓国政府「残された被害者の名誉回復に尽力する」(AFP)
 旧日本軍の元従軍慰安婦、イ・オクソン(李玉善)さん(97)が5月11日、韓国京畿道城南市内の療養病院で死去した。これにより、韓国政府に登録されている元慰安婦の生存者はわずか6人となった。

 女性家族省のシン・ヨンスク次官は11日、報道資料で「イ・オクソンさんは慰安婦生活の後遺症による病に長く苦しみながらも、被害の実態を世に伝えるため積極的に証言活動を続けてこられた」と哀悼の意を表した。

 政府によれば、これまでに登録された元慰安婦は計240人で、そのうち234人がすでに亡くなっている。

 シン次官は「政府は残された被害者の方々が安らかな晩年を過ごせるよう丁寧に支援し、名誉と尊厳の回復に向けて継続して努力していく」と強調した。……

 ナヌムの家で、お話をお聞きしたことがある。とても悲しいニュース。結局、80年たっても解決できずにいることが、もどかしいし、申し訳ない。15年の日韓合意や「和解・癒やし財団」が設立も、被害者ぬきとして、「合意は誤りだ。政府を信じて生きているのにとても残念だ」と訴えていた。イさんの死去により、韓国政府が認定した旧日本軍の慰安婦被害者240人のうち存命者は6人。イさんからは、たくさんの励ましをもらったのに……。

 ナヌムの家はいまどうなっているのだろうか?

2025/05/11

6月号ができています

 日曜日だけど、ちょっと、余裕がなく掃除はなし。ここのところまともに掃除をする余裕がなく、落ち込むなあ。団地もだいぶ古くなったので、ほこりがなかなかすごいのであるが……。

 シンポジウム①の原稿づくりを続ける。だいたい、形ができてきたかなあ。あと、ちょっと、がんばる!

 明日からは、インタビュー②の向かわないと。で、同時に、提稿などの作業もしなくては!!!!!

 

 さて、6月号ができています。

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 志位さんの講演とか、いろいろあります。自分が発注ではないけど、引き継いでやらなければならない企画が今月はいろいろあって、忙しさは変わらない。直接担当したのは、都議団座談会。生活を守るための政策的な打ち出し、これまで野党第二党として勝ち取ってきた実績、広い共闘をつくり出している実力など読みどころ満載。

 山内論文では、アメリカ以外の軍隊ともすすむ軍事協力の実態や次ていた戦闘部隊の海外配備の狙いなど集団的自衛権の拡大がどんどんすすもうとしていること、一方で南西地域を主力戦域に設定した訓練、自衛隊自身が全面戦争の準備をすすめようとしていることなど、安保三文書以降、戦争国家づくりがどこまですすんでいるかを浮き彫りに。

 柏木論文は、新潟明和騒動という、パリ・コミューンの103年前に、日本に民衆自治があったという歴史を紹介。

 

 実際に雑誌を手に取った方は気がついただろうか。紙が変わって、厚さが変わったこと。

 

2025/05/10

体験談を積み重ねて見いだした「軍隊は住民を守らない」 平和教育の専門家、西田氏の「謝罪」による沖縄ヘイトを危惧

 早朝仕事は雨。この年になると雨の配達は結構、危険。ヒヤッとすることがたびたび。

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 ちょっと時間がかかった。

 さて団地の草木も、鬱蒼としてきたなあ。

 昨日の夢は、バスのなかで眠ってしまい、どこか遠くに行って、迷っているという夢だった。朝からいろいろ疲れている???

 今日も朝から、シンポジウム①の原稿づくり。基本、形はだいたい。あとは長さの調整をどうするのか。明日中には、原稿づくりはやりきりたいなあ。月曜日には、仕上げて発信したい。原稿は4本もやってきている。読み込んだり、提稿もしなくては! 仕事山積み!!!

 

 沖縄のメディアはしっかりやっているなあ。お世話になっている山口さんの談話が沖縄の新聞に。西田の話は教育にかかわるものだったし、大事だね。

体験談を積み重ねて見いだした「軍隊は住民を守らない」 平和教育の専門家、西田氏の「謝罪」による沖縄ヘイトを危惧(沖縄タイムス)
[踏みにじられる「沖縄戦」 緊急インタビュー](3)琉球大学教授(平和教育) 山口剛史さん(53)

 沖縄戦研究は体験者の証言を積み重ねた上で、丁寧に精査してきた。それを基に「軍隊は住民を守らない」という本質を見いだしている。ゆがめてはいけないベースを築き、沖縄戦の記憶を継承してきた。だが、西田昌司参院議員はその事実を見ようとしていない。「自虐史観を克服する」と、自分にとって都合のいい歴史観を述べている。学問的にも、沖縄の平和教育の積み重ねに照らしても、受け入れられる姿勢ではない。

 「米兵にも日本兵にもいい人がいた」と一面だけを捉える人がいるが、沖縄戦の本質、実相を知らずにそう考えるのは危険だ。事実を基に背景、構造的な問題を学ぶ。その繰り返しが大切。固まった歴史観を解きほぐすことにつながる。

 西田議員にはぜひ、体験者が伝えてきたリアリティーに向き合ってほしい。例えば日本兵だった人が表向きは誇りを持ったように見えても、実は心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでいるかもしれない。個人の歴史に沖縄戦がどう刻まれているかを掘り下げると、戦争がいかに醜いか、人が人でなくなるかが見える。それが戦争を知るということ。……

 結局、認識を豊かにしていくには、さまざまな個々の聞き取りの集積しかない。そういうとりくみが沖縄でおこなわれていて、その集積を生かした教育実践が積み重ねられてきたということ。そういうなかで、「軍隊は住民を守らない」ということを見出した。そういう沖縄の取り組みを西田氏自身は見ていない。だから、カッコつきの謝罪だけをしてその場をつくろうが、事実認識は撤回はしないと。

 こちらのメディアは、どこまでがんばれるのかなあ。ほんとに、沖縄戦をめぐる歴史修正、歴史否定、ねつ造はくり返されている。良識的な放送人から島田知事についての歴史修正は平然とおこなわれたし、それへの批判は本土メディアではほとんどなかったし……。ほんとに無関心だから。くり返すが、いま問われているよなあ。

 

2025/05/09

自民・西田議員、「歴史の書き換え」発言を削除 「非常に不適切だった」と沖縄県民に謝罪

 やっぱり、慌ただしい。昨日は、会っておかないとと思っていた人にあえて、とてもよかった。宿に戻って、いろいろ自分のかかえているものの大きさに、ちょっと心がしんどくなって、飲みなおすと、飲み過ぎてしまった。今日は、午前中、近場の少し戦跡を歩く。

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 いずれにしろ、例のよって、収録をし、会わなければいけない人に会い、それでトンボ帰り。夕方にはすでに東京。以前のようにいろいろ見に行ったりという余裕はすっかりなくなったなあ。家に帰れば、すぐ家事と仕事。明日は早朝仕事だし。ほんと慌ただしい。

 来月インタビュー①を設定できそう。この夏までがいちばんの試練だろうし。

 

 仕事の方は、シンポジウム①の原稿づくりだけど、あまりすすまず。ここにきて、思っている以上に体がお疲れモード。膝との付き合いもいろいろ難しい。うーん。

 

自民・西田議員、「歴史の書き換え」発言を削除 「非常に不適切だった」と沖縄県民に謝罪(沖縄タイムス)

 自民党の西田昌司参院議員は9日午後、参院議員会館で記者会見し、ひめゆりの塔(沖縄県糸満市)の展示を巡り、「歴史の書き換えだ」などとした自身の発言の一部について「非常に不適切だった」とした上で「訂正、削除させていただく」と述べた。

 西田氏は発言に対する批判を受け、県内にいる知人に依頼し、改めて事実関係を調べたと説明。

 ひめゆりの塔について「県民の皆さまにとって本当に耐え難い、大きな苦しみの歴史、大きなトラウマとなっていることを改めて痛切に感じた」と話し、「丁寧な説明なしにひめゆりの塔の名前を出して講演したこと自体、非常に不適切だった」と強調。……

 この人は、問題の発言も、まったく大雑把で、事実にもとづかない、内容のないもので、ただ、相手を攻撃するだけのものというものだったけど、謝罪も軽いなあ。何が問題なのかについては、非常に表面的というか、避けているんだよなあ。それだけに、メディアの報道の仕方もとわれるというもの。

 沖縄戦の研究者のところに、テレビ局から取材のお願いがきているのを目の当たりにしたかと思うと、今日は、ボクのところに沖縄戦研究者の連絡方法の問い合わせが、くりかえし来たり。自分たちも、この期に、しっかり、学びなおしたり、問題の本質を考えたりしたいところ。

2025/05/08

在日米軍 性的暴行2070件 横須賀突出 半数は沖縄県内 8年間の申告数

 昨日も今日も基本は、シンポジウム①の原稿づくり。なんというかがんばっています。だけど、今日は南の国への移動。北の国からは3000キロ??? 一言で言うと蒸し暑い。

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 インタビュー②の収録は、予想にたがわずというか予想事情に、楽しかった! その後の、この地の友人との飲み会も、楽しく。こういう人たちとの関係で、このしょうむない面白みのない人間はいかされているなあと痛感。宿は大浴場ありで幸せ。山積みの仕事に向かいぞって、エネルギー充填。明日は少しだけFWして、昼の便で関東に帰ります。

 本当は昨日アップしたかったテーマ。

在日米軍 性的暴行2070件 横須賀突出 半数は沖縄県内 8年間の申告数(しんぶん赤旗)
 2013~20米会計年度(12年10月~20年9月)の8年間に在日米軍で申告された性的暴行の件数が2070件に達することが、米国防総省が米国内外の基地ごとにまとめた統計報告書で明らかになりました。そのうち、約46%にあたる949件が在沖縄米軍で報告されています。

 基地ごとで見れば横須賀(神奈川県横須賀市)が404件と突出しており、嘉手納(沖縄県嘉手納町など)の227件が続いています。軍種別では海兵隊886件、海軍663件、空軍419件、陸軍102件となっており、海兵隊での発生率がきわめて高くなっています。

 報告書は加害者・被害者の性別や属性について記述していませんが、米国防総省が年度ごとに出している別の報告書によれば、被害者の9割近くは女性米兵です。ただ、在日米軍内で申告された事件には、被害者が「外国人」となっているものもあり、日本人が基地内で被害に遭った事件が申告されている可能性は濃厚です。また、基地内で性的暴行が多発する実態が放置されれば、必然的に基地外で民間人が被害に遭う危険が高まることになります。…

 そもそも、この数字そのものは申告によるものだから、実態はこの数倍。そういう軍隊というもの、とりわけ、支配地域への駐留における性暴力は、ものすごくよく考えたいところ。課題は山積みである。がんば!

 

2025/05/06

自民・西田氏の「ひめゆり歴史書き換え」発言、県議会が抗議へ 自民県連の動向注目 沖縄

 GW最終日も、通常モードで起き、朝から家事して、ちょっと余裕がないので、掃除はパスして、ひたすらシンポジウム①の整理作業。そろそろ原稿づくりにとりかからないといけないのだけど、何分、分量が多いので。とにかくかなり集中してすすめる。夕方にはちょっとパンパン。仕事して、家事してが基本GWの過ごし方。まあ、釧路で日帰り温泉に行ったのと、関東で映画にいったのが、GWらしい過ごし方か。というわけで、ほとんど疲れはとれていない。もともと、肉体的な疲れがある感じではないので、じわじわーっと、心身を弱らせている感じだな。大切にする試行錯誤をしなくてはいけないが、明日からは通常勤務で、すぐに出張(インタビュー②収録)もあるなあ。膝の痛みをとるには、少しは静かに動かずにいたほうがいいんだろうけど、買い物も、立ち仕事もしないとねえ。

 そうこうしているうちにどんどん季節もすすんでいく。

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 これからの残り少ない人生のしっかりした選択もしなくてはいけないので、そのことを視野に入れて、いろいろ動かないと。

 だけど、昨日、渋谷や新大久保を歩いていて、こういう世界と自分との距離の遠さをものすごく感じたのだけど、それをどう理解したらいいのか。そもそも、いまの社会(世界)と自分とのあいだの距離をどう考えればいいのか? もちろん社会(世界)は一様ではなく、ほんとに多様で、さまざまなのだけれども、では、いま自分はどこにいるのだろうかと。

自民・西田氏の「ひめゆり歴史書き換え」発言、県議会が抗議へ 自民県連の動向注目 沖縄(琉球新報)
 自民党の西田昌司参院議員が3日に那覇市内で開かれたシンポジウムで、糸満市のひめゆりの塔の説明書きについて「歴史の書き換え」などと発言した問題を巡り、県議会で抗議決議を提出する動きがある。5日、複数の県政与党関係者への取材で分かった。

 西田氏の発言を巡っては、中立会派内にも発言撤回を求める声が上がるなど反発があり、文案によっては、超党派で一致して可決される可能性がある。野党の自民県議からも批判が上がっており、党県連の動向も注目される。与党各会派は6日にも協議を開始する。

 与党第1会派・てぃーだ平和ネットの山内末子会派長は「地獄をみた沖縄戦の歴史、記憶を否定する発言は断じて許せない。戦没者を冒涜〔ぼうとく〕し、遺族や県民を愚弄〔ぐろう〕している」と批判した。その上で「自民県連は個人の責任にせず、発言を撤回させるべきだ」と求めた。……

 こういう県民共有の歴史的体験を否定するような、歴史修正は許されることではない。では、その沖縄の思いは、いま日本のなかでどういう位置にいるのか。ぶれてはいけないなとも思う。翁長さんが言っていたな、政治家はぶれても、県民はぶれないと。ぶれないでいることと、差を、溝を埋めることと。うーん。いろいろ挑むだけだけど。

2025/05/05

『自由光州 —1980年 5月—』『はじけ鳳仙花 —わが筑豊 わが朝鮮—』と「太陽の運命」

 朝は少し早く起きて、シンポジウム①の原稿整理。だけど、午前中から中野へ。

 画家富山妙子と2本のドキュメンタリー映画『自由光州 —1980年 5月—』『はじけ鳳仙花 —わが筑豊 わが朝鮮—』を見る。

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 富山妙子さんを意識するようになったのは、やっぱりFB友だちの真鍋さんの影響だろうなあ。前者は、光州抗争そのもので、昨日の映画がそのままニュース映像と、富山さんの作品で削減される。後者は富山さんが、朝鮮時強制動員、徴用工などの問題にどう向き合ってきたのかをつづる。鳳仙花は文字通り、独立への民族の思いを表現したもの。富山さんの生々しい表現は、ものすごい迫力での問いかけになっている。原点というか、根源から原則的に問いかけることの大事さ……。

 すぐに、渋谷の移動。渋谷は、ほんとに大きく変貌し、しかも、すごい人。

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 「太陽の運命」を見る。

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 沖縄本土復帰後の第4代知事・大田昌秀(任期1990~98年)と第7代知事・翁長雄志(任期2014~18年)は、政治的立場は正反対でありながらも、ともに県民から幅広い支持を集め、保革にとらわれず県政を運営した。大田は1995年に軍用地強制使用の代理署名拒否、翁長は2015年に辺野古埋め立て承認の取り消しを巡って国と法廷で争い、民主主義や地方自治のあり方、そして国の矛盾を浮き彫りにした。
 彼らの人生に関わった多くの人々の証言を交えながら、その人間的な魅力にも光を当て、それぞれの信念に生きた2人の不屈の闘いを描きだす。タイトルの「ティダ」は沖縄の方言で太陽の意味で、古くは首長=リーダーを表した言葉。

 最初に不満を言っておけば、太田さんと翁長さんとの違いにある、日米同盟の変貌は、さらっとしかふえられていないこと。太田のモヤモヤと、翁長のきっぱりした姿勢との差の大きな背景は明らかにそこになるのだけど。あと、佐古さん、島田知事の映画は、ちょっとありえないけど、歴史系編集者としては。

 だけど、太田の葛藤から、翁長の変貌へ、彼らが何を考えてきたのかは痛いほどよくわかる。ボクも同時代的に、とりわけ翁長とは同時代的に、生き、沖縄の問題にかかわってきただけに、彼の強い思い、覚悟ともいえるものに至る経過はいたいほどわかる。それはいろいろいわれるが、デニーに受け継がれている。その思いについて、土着のわきがあるものという表現を、映画で琉球大学名誉教授は使っていたけれども、赤嶺政賢流に言えば、オール沖縄は地下水脈でつながっている。

 なんだかんだ言っても、ボクらの世代の仕事は、次の世代に何をつないでいくのかということ。そのときには覚悟をもって、やらなければいけないことがあるのだということも、確かなのだと思う。

 映画のあとは、ずっと耐えたかった、サムギョプサルとマッコリを堪能。

2025/05/04

WOWOWシネマのラインナップ。「国際市場であいましょう」からはじまって、「光州5・18」「1987 ある闘いの真実」「KCIA 南山の部長たち」そして「ソウルの春」

 今日は日曜日だけど、あまり大して掃除はせず。火曜日にとっておこう。とにかく、シンポジウム①の整理をすすめる。頭に、全体のページのことをこびりつかせながら。ちょっとずつ進めているが、予定通りとは言えないかなあ。

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 ほんとはね、ゆっくりボーっとした休日を過ごしたいんだけどなあ。
 外は、北の国と違って、色鮮やかだし。

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 それは、無理かなあ。でも、明日は2,3本映画見るぞって決意している(苦笑)。

 

 でも、途中で気がついたんだ。今日の、WOWOWシネマのラインナップ。「国際市場であいましょう」からはじまって、「光州5・18」「1987 ある闘いの真実」「KCIA 南山の部長たち」そして「ソウルの春」。いやあ、仕事に集中できないぞ。なかでも、久しぶりにみた「光州5・18」。
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 何度見ても、強烈。その切なさと悲しさ、迫ってくる思いの強さ。このブログに何度も書いたけど、華麗なる休暇が原題。作戦の名前だそうだけど、なんという皮肉なのか。あたくさんの映画があって、たくさん見たけれども、光州事件というものの重さはいつも考えさせられる。「1980 僕たちの光州」を見れてないのでよけいに。

 そして、今日の初見は、「南山の部長たち」。

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 イビョンホンもすごい。朴暗殺に向かう、大統領周辺の暗闘、心理劇にもなっている。一部に、政治的な事件を個人的な人間関係に矮小化しているという批判もあったようだけど、そんなことはお構いまし。というか、その政治的背景は、たぶんみんな気がついているのだろうし。そして、それが「ソウルの春」にそのまま続いていく。たぶん、それは意識してつくられたんだろうなあ。閣下(大統領)が参謀総長になど忙しかったけど。南山の部長たちのイアーゴは誰? 禿げ頭は、チョンドファン???

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