日記

2024/12/12

原発依存度「可能な限り低減」の文言削除へ 経産省のエネ基本計画

 たぶん、休みなしだから、オーバーワークぎみ。しかも、これだけ、いろいろおこって、動きが激しく、なかなか、ついていけない。そうすると無力感ばかり強まって、鬱っぽくなってしまう。こういうときは、たぶん、もっともっと、インプット作業をしないとダメなのだろうけれども、そこがなかなか時間がとれないでいる。とにかく、仕事で(家事で)余裕がない。読みたい本がたくさんたまっていく……。積読も……。

 さて、今日も、対談①。やっと、少しずつ、形ができてきたかなあ。明日には、完成させたいところですねえ。はじめてのテーマなので、それなり苦労はしている。

 駅前の電飾が今年はなくなった。毎年、こんなのムダっていってきたので、駅のさびれ感は高まるが、それはそれでよかったのだけどね。この駅は、これからどういう姿になっていくのかなあ。

20241205_175358

 電飾と言えば、電力。それは……。


原発依存度「可能な限り低減」の文言削除へ 経産省のエネ基本計画(朝日新聞)
 国の中長期のエネルギー政策の方向性を示す「エネルギー基本計画」(エネ基)について、経済産業省が近くまとめる新しい計画案の概要が分かった。東日本大震災後に掲げた「原発依存度を可能な限り低減する」との表記を削り、原発回帰の姿勢をより鮮明にする。
 経産省が来週にも開く有識者会議で素案を提示する。「低減」の文言をなくすかわりに、「特定の電源や燃料源に過度に依存しない」という趣旨の表現を盛り込む方向で、最終調整している。……


 原発回帰って一体何なんだろう。能登の地震だって、先日起こった自身は、正月の地震とは違うところのもの、奥能登、珠洲の沖の方から西方沖へと震源も変わってきている。想定外のことが、続いていて、どこでおこるかもわからないが、かならずどこかでおこる。電力会社はすぐ安全宣言をだし、あいかわらずの安全神話回帰。避難計画も絵に描いた餅。
 あらためて、国民・市民の議論を強めないと。政治のテーマに、原発も、温暖化もなかなかならなくなったし、野党も、一部を除いて、容認する姿勢も出している。ほんとうに、しっかりした議論が今求められていると思うのだけど。

2024/12/11

【演説文全文】核兵器も戦争もない世界を求めて共に頑張りましょう

 少し、風邪気味の日。寒いですよね。うちの団地は、もう築30年以上たつから、隙間が多いのかしら、本が一般あるから、重さで凸凹ができて、隙間が大きいのかしら。寒いです。

 今日は1日、提稿1本。それから、対談①の原稿づくり。進行は半分強はいったと思うけど、原稿を形にするまでにも、まだ一山二山ありそうな感じ。結構、焦っています。

 いろいろ難しく、生きるのがしんどい時代だと思いますよね。ほんとにいろいろ考え込みます。悲観主義者のボクにとっては、重苦しい日々が続いているというのが正直なところ。ただででさえそうなのに、いろいろ訃報が届くと、さらに、気にの見えなさと、不透明さを感じたりもします。

 お花に癒しをもらいます。

20241211_150501 20241211_150508 20241211_150514

 

 

 

 そして、この演説からいっぱい勇気をもらった!

【演説文全文】核兵器も戦争もない世界を求めて共に頑張りましょう
 ノルウェーのオスロ市庁舎で10日、ノーベル平和賞が日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に授与される。代表委員の田中熙巳(てるみ)さん(92)がノーベル平和賞授賞式で演説した内容は次の通り。

 国王・王妃両陛下、皇太子・皇太子妃両殿下、ノルウェー・ノーベル委員会のみなさん、ご列席のみなさん、核兵器廃絶をめざしてたたかう世界の友人のみなさん、ただいまご紹介いただきました日本被団協の代表委員の一人の田中熙巳でございます。本日は受賞者「日本被団協」を代表してあいさつをする機会を頂きありがとうございます。

 私たちは1956年8月に「原水爆被害者団体協議会」(日本被団協)を結成しました。生きながらえた原爆被害者は歴史上未曽有の非人道的な被害をふたたび繰り返すことのないようにと、二つの基本要求を掲げて運動を展開してきました。一つは、日本政府の「戦争の被害は国民が受忍しなければならない」との主張にあらがい、原爆被害は戦争を開始し遂行した国によって償われなければならないという運動。二つは、核兵器は極めて非人道的な殺戮(さつりく)兵器であり人類とは共存させてはならない、すみやかに廃絶しなければならない、という運動です。

 この運動は「核のタブー」の形成に大きな役割を果たしたことは間違いないでしょう。しかし、今日、依然として1万2千発の核弾頭が地球上に存在し、4千発が即座に発射可能に配備がされているなかで、ウクライナ戦争における核超大国のロシアによる核の威嚇、また、パレスチナ自治区ガザ地区に対しイスラエルが執拗(しつよう)な攻撃を続ける中で核兵器の使用を口にする閣僚が現れるなど、市民の犠牲に加えて「核のタブー」が壊されようとしていることに限りないくやしさと憤りを覚えます。……

 それでも、田中さんが、あえてアドリブで「原爆で亡くなった死者に対する償いは、日本政府は全くしていない」と繰り返したことに、ネット上では「結局平和より金だったんだ」「アメリカに補償するように言うのが筋ではないのかな」などの声があがる。三牧さんが言うように、国家が戦争や命をますます軽く考えさせないために国家補償を求め続けている、その叫びは聞こえないのだろうか。

 演説の最後の訴えを共有したい。

 「世界中のみなさん、「核兵器禁止条約」のさらなる普遍化と核兵器廃絶の国際条約の締結を目指し、核兵器の非人道性を感性で受け止めることのできるような原爆体験者の証言の場を各国で開いてください。とりわけ核兵器国とそれらの同盟国の市民の中にしっかりと核兵器は人類と共存できない、共存させてはならないという信念が根付き、自国の政府の核政策を変えさせる力になるよう願っています。

 人類が核兵器で自滅することのないように!!

 核兵器も戦争もない世界の人間社会を求めて共に頑張りましょう!!」

 その強い思いに連帯したい。

2024/12/10

「成人力」日本は世界1~2位、OECD 16万人参加の国際調査

 疲労が蓄積しているのかな? 朝がつらかったりもする。動き始めると、普通にはなるのだけど。朝から、食事作りや洗濯などをして、職場へ。

 銀杏もそろそろピークになっている。

20241210_100022 20241210_185557

 仕事の方は、とにかく対談①の起こし・整理から、原稿づくりにすすむ。昨日の原稿の進行は1日まちがえていた。木曜日には原稿化を完了しないとまずいなあ。となると、まったく余裕がないなあ。結局、結構、シビアと言うか、ハードな状況。だけど、いろいろなことを、うまくやれないなあ。どんどん、頭の中がごちゃごちゃになっていく。くそ。

 今日は会議もあった。なかなか、先の企画まで見通すのは難しい局面。新しい視点も重要になっているけれども、同時に、これまで何に立脚してきたのかをしっかり見ることも大事。勉強しなくてはいけないのだけれども……。調べないといけないのだけれども……。

 

「成人力」日本は世界1~2位、OECD 16万人参加の国際調査(朝日新聞)
 経済協力開発機構(OECD)が10日、成人の社会生活スキルをはかる「国際成人力調査」(PIAAC(ピアック))の結果を公表した。

 日本は全3分野で1~2位だった。3分野中2分野で1位だった前回に引き続き、世界トップ水準を維持した。

 PIAACは2011~12年に初めて行われ、今回が2回目。22~23年に31カ国・地域の約16万人が参加し、日本は無作為抽出された5165人が、タブレット端末で解答した。

 3分野は、①読解力②数的思考力③状況の変化に応じた問題解決能力。

 実際に出された問題は非公表。……

 この試験で、何が計れているのかはよく見ないといけないところ。ほんとうにいわれるようなことがわかるのか?

 と同時に、本田さんが、注目するように、「報告書によれば、日本はスキルは高くとも生活満足度は参加国最下位、自身の学歴水準よりも低レベルの仕事をしている人は最高レベル、仕事の遂行に必要なスキルが不足している人は参加国最多、学んだ分野と仕事とのミスマッチは最高レベル、仕事に必要なコンピュータやソフトウエアのスキルを持っていない人の割合は参加国最多である」と、経済構造も、就労構造もとても歪みがあり、同じように教育にも歪みがあることは、事実ではあると思う。何をどのように変えていくのかは、厄介な問題。

 どうも難しい問題が多いなあ。ここに新自由主義が微妙にかかわってくるから、よけいにしっかりみないといけないのだけど。ここでも勉強だけど、そんなことなかなかねえ。

2024/12/08

前衛1月号ができています。

 今日は、日曜日。先週は、北の国だったので、掃除を少しする。なかなか、ちゃんとできないなあ。いろいろ、家も、生活まわりも、不具合が増えてきて、こまごました買い物が増える。ここのところかなり資金不足。きちんとお金の管理をしないと、ちょっとやばいなあ。ただでさえ、日常生活に必要なものは、値上げ値上げで、すごく出費が増えているのに。一体、みんなどのように乗り切っているのだろうか?

 午前中は、教科研教育学部会をオンラインで。報告者は児美川孝一郎さん(法政大学)で、テーマは「総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)が溶かす公教育――『新自由主義教育の40年』より――」。児美川さんはいつものように、刺激的。議論は白熱した感じ。ただ、もともと、新自由主義が定義されていないから、認識がバラバラで、児美川さんの問題提起がどこまで理解されているのかどうか、ちょっとよくわからなかったところはある。かなり児美川さんの議論は、政治分析的でもあるのだけど、そのファクターの背景にある、政策動向のつかみ方が、ポイントになるのだろうけれども。そういう意味では、いまの新自由主義分析のうえで、とても興味をひかれる問題提起でもあるのだけれども。こうしたことを、共有していくのは、まだまだ、たいへんな作業であることも実感したり。

 今日はいい天気だけど、とにかく対談①の起こし作業をすすめる。なかなか進まないなあ。あと、提稿作業を1本。12月はとにかく、工程が早いので、たいへん。

20241208_162904

 さて、前衛1月号ができています。

20241208_222042

 ボクがやったのは、先の選挙をどうみるかということで、上脇さんと青木さんのインタビュー。上脇さんは、政治とカネの問題で、総選挙をふり返ってもらい、それがつくりだしたものと、課題を明らかに。いまの国会の議論のポイントもよくわかる仕掛け。青木さんは、お医者さんだけど、よく政治をみている。安倍一強の崩壊から、いまの政治と共産党の役割を語ってくれる。

 宮本岳志さんが、置き見上げで北欧教育と学費を語りつくしている。これは必読で、新しい国会での論戦の武器にもなります。うちは衆院は文教がなくなったのが悔しい。そして特集は、兵士にこだわり、笠原さんに、出版した兵士の日記から、満洲における治安戦という侵略戦争を論じてもらい、遠藤さんには戦場体験にこだわっての兵士の思いを、宮城さんはなくなった近藤さんの体験を学ぶ高校生たちのとりくみを。今日は12月8日だしね。

2024/12/07

劇団タルオルムの「マダン劇 島のおっちゃん」

 昨日は、久々の職場。その前に資料をとりに浦和へ。とにかく、北の国と違って、風景に色がある。

20241206_084741 20241206_084826 20241206_094104 20241206_105450

 

 

 

 たまっている実務をして、届いている原稿を読む作業。インタビュー①の仕上げをして、発信は今朝になったけど。会議もあったり、なんとなく慌ただしく過ぎていく。

 夜は、ここ。

20241206_191330 20241206_191406

 激動しているときは、治さんの分析を聞かないと。岸田軍拡(国家改造)の話は、選挙前に聞いた話と同じ線上。石破内閣の分析、今度の選挙結果が貴重な話ではある。とくに後者は、なかなか、治さんも慎重だけど、質問に答えては少し、踏み込む。ただ、ポイントになってくるのは、どうもいまの新自由主義をどう理解するかにありそうだ。修正新自由主義のいまの到達点というか、そことの関係で、それぞれの党派の位置づけも見えてきそうだけど、まだまだ、ここは理解しきれない点でもある。

 今日は早朝仕事スタート。昨日は夜まで仕事だったので、朝、起きれずに、15分ほど寝過ごし。でもまあ、よく起きれた。その後、昨日できなかった家事をやって、取材にでかける。

 でここに。

20241207_123338

 起こっていることの酷さと、そこでたたかう人の姿に勇気ももらって、とてもよかった。しっかり、原稿化しないといけません。

 

 続いて、夜はここに。

20241207_200150

 劇団タルオルムの「マダン劇 島のおっちゃん」

夏休みと春休み、少女みんは長島愛生園に行く。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島にある、ハンセン病患者の隔離施設ー長島愛生園。
そこに暮らすおっちゃんと、少女みんとの30年の物語。

 ハンセン病差別と、朝鮮人差別、支配・抑圧と、それに対しての連帯や友情や交流などを重層的に描く。多分、作者の、実際に体験した実話がベース。うん、もうずっと泣きっぱなし。今回の東京公演は、東京の中高生たち(朝鮮学校?)500人に、今回無料招待するチャリティー公演。学校の体育館での公演なので音響の悪さはご愛敬。内容がほんとうにすごくよかったし、みなさん熱演でレベルも高い。ほんとうにすごかった。ちなみに作者・演出の金民樹さんと言えば、虎に翼で、優三を失って呆然とする寅子に、新聞紙につつんだ焼き鳥をわたした、おのおばちゃんやくの人!!! ここから憲法14条へのいくわけだ。とても貴重な時間だった。

2024/12/05

奉安殿

 東京(埼玉)に帰ってきました。やっぱり、圧倒的に人が多く。交通機関での移動はそれだけでも疲れます。

 昨日は、雪でした。

20241204_095041 20241204_113329 20241204_124731

 昨日は、韓国で大きな動きがありました。尹大統領が、戒厳令を敷き、国会がそれを解除したという動きに。いったい、なぜそんな事態になったのかは、そうはいっても、なかなか理解しがたいものがありますが、戒厳令をはねかえした姿に、韓国の民主主義の力を評価する議論があるのはそのとおりだと思う。そんなこともあり、昨日は突然、相方が「1987、ある闘いの真実」を見たいと言うので、結局、急遽みた。4,5回は見ていると思うが、なるほど、法律家から始まって、新聞記者、看守、活動家、宗教家、学生などさまざまな人たちが、このたたかいをささえていたことが描かれる。

 今回の事態は、そういう民主主義の勝利という側面とともに、権力は、かんたんに暴走するということ、つねにそのコントロールを(まさに檻ですね)が必要だ。そういうある意味での「脆弱さ」と常に向き合う必要性をも教えていると思う。だからこそ憲法があり、安易な緊急事態条項は危険だと。いずれにしろ、今回の事件は、我々の民主主義をも問いかけていることはよく自覚したい。

 

 仕事の方は、インタビュー①の原稿をだいたい形にしたという地点。先の企画の資料を読む時間も確保できた。

 

 今日は移動の前に、小学校から移設された奉安殿が神社の本殿としてつかわれているとかいわれている場所(空港近く)に寄ってみた。それがこれ。

469334913_8901868403207159_5525377178043

 旧湯波内小学校の奉安殿とされている。たぶん、戦後こっそり移築されたものだのだろうが。このように移築されたものは多いのだと思う。

 少し前に、湯河原にいったときにも、神社の境内にあった。戦後直後、五所神社のなかに湯河原頌徳社として、祖霊社として創立されたという。

20241111_102557 20241111_102545

 活用したのか? こっそり、守ったのかはよくわからないが、見るからに奉安殿だけど。

 これらのものは、その由来はどこかに記録されているのだろうか? 知っている人がいなくなると、経過がよくわからなくなってしまわかにのか心配。沖縄では少年たちが、ここに安置されていた、御真影や教育勅語を、やんばるのなかを抱えて逃げ回った悲劇があったけれども、国民を動員した大きな役割ははたしてきたものだけに、きちんとした伝承もまだ大事ではないかと思うのだけど。

 

2024/12/03

教職単位、大幅削減を検討 教員確保へ抜本見直し

 うーん。今日は朝いちばんは少し小雨模様から、昼にかけて晴れてくるという天気。

 ずっとインタビュー①にかかっていると、結構、気持ちがしんどくなって、ここにきて、集中力も低下する。もう少し、メリハリをつければいいのだけど、そういう器用さはボクにはないのでねえ。とにかく、少しでも、前にすすめないと。明後日、東京(埼玉)に戻る前に、原稿づくりはおえて、東京(埼玉)で、あちらにある資料での確認を含め、仕上げにまでもっていくという算段。その後に、対談①が待つ。

 昨日より暗くなるのは早いなあ。

74575

 これは4時過ぎで、もう真っ暗。

 

 散歩をしたかったけど、暗くなるし、足の痛みもひどく、早めに切り上げて、買い物に。こちらでも、ちゃんと食事づくりもしています。

 

教職単位、大幅削減を検討 教員確保へ抜本見直し(日本教育新聞)

 教員の人材確保が深刻な課題となる中、文科省が月内に養成や採用の抜本的な見直しに向けた検討を中央教育審議会に諮問することが分かった。…

 もちろんいまの教職のシステムがいいとは思わないけど、世界の流れは教員の専門性をどう大事にしていくかということ。日本は、狭い学力観と、教育観で、教師の仕事を狭くして、創造性、専門性にうらづけられたその豊かな実践を奪い続けている。記事は詳しい内容はよくわからないが、専門性を大事にするとは思えないなあ。

 鈴木さんの本とか、佐久間さんの本とか、しっかり読み切りたいし、こちらにいるあいだにやっておきたいことがたくさんあるのに、全然、できていない。こうした問題をとおして、しっかり新自由主義を考えていきたいのに。いつものことながら、ほんとうにちゃんと、仕事をさばけないなあ。がっくり来てしまう。

2024/12/02

File8 追跡“PFAS汚染”

 変な夢を見るのは、こちらにきても変わらないなあ。もうちょっと、ゆるゆると眠りたい??? 今日は、朝からインタビュー①の整理をすすめ、さらに原稿づくり。なんとなく、感触がつかめてきたという感じはあるけど、まだまだ気が抜けない感じ。メールのやりとりをしたり、原稿化のために映像資料をみたり、しながらすすめる。

 こちらは、3時半になれば、どんどん暗くなる。4時半にはもうあたりは真っ暗だ。

74556_0 74557_0

 あと、埼玉では、色あでやかな木々だったが、こちらはすでに冬の光景。まあ、12月だものなあ。

 夜には、今週末にある、相方のZOOMでの研究会の機材の設定のお手伝い。埼玉からもちこんだ機材もお貸しし、何とかうまくできそうな気配。便利な時代でもある。

 

 さて、土日のNスぺは、「調査報道 新世紀」。土曜日は「File7 気候変動対策の“死角”」で、「各国が公表している温室効果ガスの排出量よりも実際の排出量が上回っている可能性や、企業が投資する森林保護プロジェクトの効果“水増し”疑惑」を報じる。なかなか驚くような内容だが、最後は、企業の模索に焦点を当てたが、日本の後ろ向きさにもう少し迫ってほしかった感はぬぐえない。
 そして、日曜日は「File8 追跡“PFAS汚染”」。

2_20241202212301

自然界で分解されることがほとんどなく永遠の化学物質と呼ばれる有機フッ素化合物PFAS。去年WHO・世界保健機関が一部の物質について発がん性の評価を引き上げたが、そのPFASが日本各地の水道水から検出されているのだ。国が暫定的に定めた目標値を大きく超える地域もあり住民から不安の声が上がっている。汚染源を探る住民、PFASを製造してきた企業、国内外の研究者への独自取材から“PFAS汚染”の全貌に迫る。

 自衛隊由来の各務原の汚染においての行政や自衛隊の対応や、大阪のダイキンによる汚染、そして、吉備中央町の活性炭廃棄由来の汚染など、かなり突っ込みながら欧州のとりくみなども紹介する。すごい内容で、とてもおもしろく勉強になったのだけど、不思議なのは、米軍由来をスルーしたこと。しかも、アメリカ本土では、スーパーファンド法の適応が米軍基地にもされ、修復義務がおわされているのに、日本は地位協定が壁となり、調査するできない現状がある。なぜそれをスルーするのかはとても不思議である。

 

2024/12/01

「無理心中」635人の子が犠牲 「児童虐待の最たるもの」低い関心

 今日は、午前中、人に会いにいかなくてはならなった。その用事をすませて、それからは、まずは、ひたすらインタビュー①の整理、対談①の内容ぎめのメール、原稿にかかわるメール、来月企画にかかわるメール。まったく違う4つぐらいのテーマでいろいろ考えていたから、いっそう疲れる。何とかこなしているという感じ。だけど、その肝心のインタビュー①の整理の進捗が予定よりずいぶん遅れている。とにかく、体がつかれているのか、眠いのだ。そろそろ復活していかないと、ちょっとやばいよなあ。いずれにしても、難題難問、あまり……ってことが多いなあ。

 こちらは夕方になるのがほんとに早いから。3時過ぎには写真のような感じになる。

74533

「無理心中」635人の子が犠牲 「児童虐待の最たるもの」低い関心(朝日新聞)
 親が自殺を図る際に子どもを殺害する「無理心中」を、国は児童虐待と位置づけています。2004年1月~22年度の過去約20年間で635人の子どもが亡くなりました。児童相談所職員の研修などを担う「子どもの虹情報研修センター」(横浜市)の川崎二三彦(ふみひこ)センター長は、「『無理心中』への社会の関心は低く、国も腰を上げない。亡くなった子どもたちの無念の思いは誰にも届いていない」と話します。…

 虐待と言ってしまえばそのとおりだんだろうけど、その裏側には、子育ては家族の責任という、根づよい家族責任主義が見えてくる。そして、死に至るには、どうにもならないほどの、子どもの命を奪ってしまうほどの絶望がある。

 子どもの無念の思いを受け止めるにはなにが必要か。ほんとうにしっかりした議論が望まれるのだと思う。

 川崎さんの元気なお姿がのっていた。まだまだご活躍なのは励まされる。

 

 もう一つ、日経の「女性社員、正規が非正規を上回る 若手世代増え21年ぶり」という記事も気になった。「女性正社員の平均賃金は月28.1万円で、非正規に比べて38%高かった。ただ男性と比べると見劣りする。男性の15〜64歳の正社員の比率は83%で女性より30ポイント以上高く、賃金も男性の方が3割高い。特に中高年で格差が大きい。女性の昇進が遅れている面が影響している」とも。うーん。ただし、この数字に、フリーランスが入ってくるとまたちがった数字になるのだろうけれども。

2024/11/30

学術会議法人化案、会員300人に増員へ 監事らの首相任命案は対立

 朝から、北の国での生活を安定的にすごすための、簡易家具た衣料品の買い出しにまず、向かう。いよいよ、今後について、より具体的に考えないといけないなあ。お金と体力があれば、二拠点でもいいんだけどね。

 これが、こちらでの仕事机。

74514

 その仕事机で、今日は、朝からメールを打ち続ける。もう少し計画的に仕事ができるようになるためには、どうすればいいかもよく考えるべきところにいる。

 あとは来月インタビュー①の整理作業。とにかく、すぐに眠くなる。疲れがとれていないんだよなあ。何とか少しでも前に進める。

 もうちょっと、インプット作業にも時間をさかないと。考えてみると、ここ数日のあいだにやるべき仕事が山ほどある。うーん、全然、ダメじゃん、このペースだとと、焦る。全然、状況は変わらないねえ。

 

 学術会議問題の議論もだんだんとピッチがあがってくる。とてもドキドキする。そういう危ない議論が展開されている。

学術会議法人化案、会員300人に増員へ 監事らの首相任命案は対立(朝日新聞)
 日本学術会議の法人化案を議論している内閣府の有識者懇談会は29日、会員の定員を現在の210人から300人程度に増員することで大筋合意した。一方で、新法人の監事や外部評価委員会の任命を首相が担うとする案などについては、中立性が損なわれるとして学術会議側が反対しており、引き続き議論する。…

 ほんとうに危険な議論。法人化で財政と言う外堀を埋めつつ、隠岐さんの言うように「これはダメ絶対危険。政府がアカデミーに圧力をかけることができてしまう。ファシストは社会をコントロールする前にアカデミーに手を入れる。戦前のイタリア、ドイツ、日本。近年だとトルコ、ロシア、ハンガリー、現在進行形でポーランド」となってしまう。政府の直接的な介入を可能にする仕組みがつくられる。ここから、通常国会へ、正念場の時期になっていく。

より以前の記事一覧

無料ブログはココログ
2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31