文化・芸術

2021/02/16

髪黒染め、校則・指導は「適法」 名簿不記載で府に賠償命令―大阪地裁

 今日も、引き続きインタビュー②、いろいろ時間がかかりそう。提稿も3本。いろいろあります。だんだんと山場に入り、追い詰められていきますねえ。でもねえ、来月、再来月どうするんだ。冷静にいろいろ手を打っていかないとなあ。気が休まらなさそうだな。

 ただ、絶望的な気持ちになるのは、それだけではない。今日の判決。

髪黒染め、校則・指導は「適法」 名簿不記載で府に賠償命令―大阪地裁(時事通信)
 在学していた大阪府立高校で、校則で禁じられた茶髪を黒く染めるよう教諭らから強要され、不登校になるなど精神的苦痛を受けたとして、女性(21)が約220万円の損害賠償を府に求めた訴訟の判決が16日、大阪地裁であった。横田典子裁判長は校則や頭髪指導は適法とした上で、不登校となった後に生徒名簿に氏名を載せなかったことなどについて、府に33万円の支払いを命じた。
 横田裁判長は「校則は社会通念に照らして合理的な内容で、頭髪指導は学校教育法上の正当な目的に基づく」と述べ、いずれも違法性を認めなかった。地毛が茶髪だとの女性側主張も退けた。
 一方、3年生進級時に女性をクラス名簿に記載せず、教室に席を置かなかったことについて「著しく相当性を欠き、裁量権の範囲を逸脱している」と指摘した。……

 NHKが詳しいので、それもリンク。

 実は、ボクは、若いころ高校生向きの週刊の新聞をつくっていた。そのときに、教育法の研究者の協力を得ながら、ずいぶん、この校則の問題はやったものだ。当時も厳しい校則は社会問題になっていた。そういうなかでも生徒会などがとりくんでの改善の経験などもつくられていた。だけど、2000年ごろからだろうか、ゼロトレランスが言われるようになり、より、校則は抑圧的になっているようにも感じる。かつての理屈は、特別権力論一辺倒だった。学校運営上必要だと。それはいまもかわらないのだろうけど、いまは、「社会通念に照らして合理的」とまで言う。何が「社会通念なのか」は疑問だが、社会通念と言うことで、いろいろな人権を抑圧するのはいまの裁判所のはやりか。社会通念は人権を守ること、そういう世論をつくらなければならないという大きな課題がつきつけられる。

 今日は、福岡刑務所で尹東柱が27歳の若さで亡くなった日。ハングルで詩を書くことで、治安維持法違反で逮捕された詩人。最初に韓国に行ったときに、文学館に行ったのが思い出。立教のつどいには何度か行ったことがある。同志社や北白川の碑も訪ねたけど、宇治には行けていないなあ。韓国に行った時の写真を差なしたけど見つからないなあ。

 夜、アナザーストーリーで、唐十郎を見た。

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「越境する紅テント〜唐十郎の大冒険〜」。下鴨神社や天王寺野外音楽堂で赤テントを見たのは、70年代なかばから、後半にかけてのころ。金芝河との関係などはしらなかったが、李礼仙との関係での韓国への思いは想像できる。パレスチナの話は聞いたことがあるなあ。ちょっとはねた高校生から学生の時期。赤テントは魅力的だった。それまでは新劇しか見ていなかったから。高校時代は演劇青年だったしなあ。懐かしい思い出。

2021/01/11

テレビで会えない芸人

 今日は、朝から、風呂掃除、トイレ掃除スタート。インタビュー①の準備。

 さて、お昼に第29回FNSドキュメンタリー大賞の『テレビで会えない芸人』を見た。

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芸人とテレビ、見えてきた“モノ言えぬ社会”
密かに注目を集めるお笑い芸人がいる。テレビに出演することはない。
主戦場は舞台、その公演は満員で、チケットは入手困難だ。
芸人の名は…松元ヒロ、鹿児島生まれの66歳。
“政治”や“社会”を“笑い”で斬るその芸はテレビでは会えない…なぜか。
2019年春から1年間、松元ヒロに故郷のカメラが密着した。テレビで会えない芸人から今の世の中をのぞいてみる。
その先には“モノ言えぬ社会”が浮かび上がってきた。

芸人・松元ヒロは権力を“笑い”で斬る。 しかしテレビでは会えない・・・、その先に今の社会が見えてきた。
多くの人々が行き交う東京・渋谷。故郷・鹿児島出身の芸人・松元ヒロ(66)に出会ったのはちょうど1年前、2019年春のことだ。“「政治」や「社会」を笑いにし、密かに人気を集める。ただ、テレビでは会えない”、一体どんな芸人なのか―。
約束の場所に現れた松元ヒロに話を聞こうとすると、いきなり話を遮られた。目の前には点字ブロックを探す目の見えない女性がいるが、誰も見向きもしない。ヒロは女性に近づき優しく声をかけた。松元ヒロとはそういう芸人だった。
 
大学時代にチャップリンの映画を見て、芸の道を志した。パントマイムから始まり、コミックバンド、その後、結成した社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」でブレークした。数々のテレビ番組に出演し人気を集めていたが、ちょうど20年前、46歳の時に脱退した。“自分の思ったことを言いたい”とソロ活動へ、そして同時にテレビを捨てた。
松元ヒロの舞台はスタンドアップコメディーだ。政治や社会問題をネタに庶民の立場から権力をあざ笑う。本や映画も題材に取り入れ、世の中で大切なモノを笑いで包んで語りかける。

紀伊國屋ホールでの春公演を控えていた。愛妻のおにぎりを頬張りながら、ネタ作りに悩む。今回のメーンの演目は難病患者のお話、うまくいかない。何を伝えるべきなのか。松元ヒロに“笑い”について聞いた。
「弱者の立場からモノを言いたいんです。世の中を笑い倒したいんです。多数派の意見で作られていく今の世の中、テレビもそう。だからこそ、小さな声に耳を傾けることに意味があると思うんです」―松元ヒロが、テレビを捨てた理由だ。……

 なるほど、物言えぬ社会のなかで、彼の覚悟も、芸も磨かれていく。その姿勢が潔い。そして、その姿から、ボクらは元気をもらう。何度か、舞台を見ているけど、いちばん衝撃的だったのが、地域の親子劇場のお母さんたちがとりくんだもの。ボクなんかは、知らず知らずのうち、いろいろな表現をおさえなくて大丈夫かと考えてしまっていたことに気づく。物言えぬということは、自分たちのなかに浸透している。そんなことを含め、いろいろ考えさせられる。と、同時に、この笑いの文化は、まだ高齢者が中心のもの。そこをまたどのように、若者に届けていくのかということもまた考えないとなあ。

 午後には、相方のところのオンラインシンポ。

 すぐに、NHKの地方局のニュースになった。

コロナ禍の障害児考えるシンポ(NHK)

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新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、障害のある子どもたちの過ごし方について話し合うシンポジウムが開かれました。

このシンポジウムはオンライン上で開催され、道内外から福祉分野の関係者や学生などおよそ60人が参加しました。
はじめに主催した北海道教育大学釧路校の小野川文子准教授が、障害のある子どもの保護者560人余りから回答を得たアンケートの結果を報告しました。
この中で半数近くの保護者が運動不足による子どもの体力の低下を不安視していることや、およそ6割の保護者が仮にウイルスに感染した場合、子どもと隔離されて生活することは難しいと回答したことなどが紹介されました。
このほかシンポジウムでは障害のある子どもを持つ保護者からも発言があり、飲食店から弁当を届けてもらったり買い物に出かける際は近所の人に子どもを見守ってもらったりしてコロナ禍の苦境を乗り越えたエピソードを語りました。
小野川准教授は、「地域のつながりが障害のある子を持つ家庭を支えることになる。今後も障害児を取り巻く実態についてさまざまな機会で知ってもらいたい」と話していました。

 自由記述だけではなく、数字にも込められた叫びということがよくわかった。発言からは、ほんとうに、福祉施設も、保護者も、ここまでがんばって生き抜いたのか、そこにあるつながろうという思いに揺さぶられる。学校も、さまざまな試行錯誤、努力もある、だけど、学校は厳しいなあ。そこに、どうつながっていくのか、まだまだ、その答えは見えてこないのではあるのだけど。

2020/12/14

GO TO THE PEOPLES 人びとのただ中へ

 千駄ヶ谷の駅から職場への道は、銀杏の絨毯。

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 銀杏が散るころからインフルエンザが流行すると岡田さんが言ってた。

 提稿作業をすすめる。ぼちぼちです。今月もおもしろいものがそろっているとは思っているのですけどね。

 夕方、品川まで、「渋谷敦志写真展: GO TO THE PEOPLES 人びとのただ中へ」を見に行く。

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 写真を大きくプリントして展示。部屋を暗くして、ランティングすると、明暗のくっきりした渋谷さんの写真はくっきりとうかびあがる。
 最初に、渋谷さんと仕事をしたのは、2007年の春。ずいぶんたつなあ。今日の写真展も、いっしょにした仕事でもつかったものもあり、いろいろ思い出しながら見た。

 アフリカ、中東、アジア、日本、南米……。困難なもとにある人へのまっすぐな視線は、その人たちの苦しみと孤独、そして希望をうきぼりにしているのだろうなあ。いちばん、だいすきな作家さん。最終日の夕方、ギリギリ行けてよかったです。

 写真集も出ています。今日という日を摘み取れ 渋谷敦志写真集 Carpe Diem Photographs by Atsushi Shibuya

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 ぜひ。どうぞ。

 

 

2020/12/06

ウーマン村本 THE MANZAIで「桜を見る会」ネタ…トレンド3位に急浮上

 今日も、朝からインタビュー①。まだまだ、迷いがあるから、時間がかかる。まだ、遠いなあ。がんばろう。

 だけど、今日は日曜日だから、朝から洗濯機を3回回した。やっぱり、余裕がない毎日。映画もいけないし、そもそもみたいドラマでさえ、あいかわらず見れずに、録画だけがたまっていく。ダメだなあこんな生活ではなあ。演劇の初日が延期になった話題は、東かあ。舞台もいいのだろうけど、「チョコレートドーナツ」は、映画をもう一度みたいなあ。

 あ、これは見たよ。THE MANZAIのウーマンラッシュアワー。村本はやっぱり村本だ。それでも村本だなあ。負けずにがんばるなあ。

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https://youtu.be/xLcjRbMCJE0

ウーマン村本 THE MANZAIで「桜を見る会」ネタ…トレンド3位に急浮上(デイリースポーツ)
 お笑いコンビ、ウーマンラッシュアワーが6日、フジテレビ系「THE MANZAI」(後7・00)に出演した。村本大輔の超高速風刺ネタに、ネット上では「こういう芸人さんがいてもいいと思う」などとさまざまな反響があり、即座にトレンドワードの3位に入った(午後9時の時点)。

 村本は冒頭から、安倍晋三前首相が主催した「桜を見る会」についてのネタを繰り出した。自身がツイッターで時事問題について投稿して「めんどくさくなって」削除したところ、「村本が削除して逃げやがった」と騒がれたとし、「ちょっと待って下さい。安倍政権が公文書をシュレッダーにかけたことは許して一芸人がツイッターを削除したことは許せない」と繰り返し、「分かったことはオレのツイッターは公文書より上だ」と笑いを誘った。……

 

 捨てたもんじゃなないねえ。この国も。

 あかんたれのボクは、すぐへこたれそうになるけどね。休みたくなるけど、ダメダメ。まだ、がんばらないとね。発信を続けないと。

 今日は、朝からNスぺの再放送で、沖縄戦全記録があった。いまから、BS1スペシャル。NNNドキュはマルレだしねえ。

 この発信の仕方も考えなきゃ。

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2020/10/11

“ワケあり”りんご

 今日は、まず、インタビュー②原稿を発信して、続いて、インタビュー③原稿にとっかかる。

 が、まず日曜美術館にひっかかる。「そばにいつも絵があった 妻が語る画家・神田日勝」。日勝さんの絵への情熱、そして喜びなどもまた感じられた。
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 インタビュー③はいろいろ調べながらつくらないといけない。進行のスピードはちょっとかかる。

 昨日は、ETV特集の「“ワケあり”りんご」を何となく見た。見ている途中でどんどん引き込まれた。

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「私たち、野菜でも果物でも人でも、ワケあり大歓迎です」。産みの親を幼い頃に亡くした真由美は、施設や里親のもとを転々とし、18歳できみ江という女性の養女となった。きみ江には、かつて子どもを産むことが許されなかった辛い過去がある。やがて成人した真由美は、妻子を置いて失踪した兄の子を引き取り育てることに。それぞれに事情を抱えた他人同士が肩を寄せ合い、築き上げてきた家族の物語。あなたの家族は、何色ですか?

 こんな家族があるんだと、驚いた。きみ江さんはハンセン病の元患者。若いころ傷を乗り越え、子どもを引きとり、子どもをつくり、ADHDの子どもと格闘する日々。そこにある、絆、愛情……。

 家族を美化したり、家族に依存するのは危険だ。けれど、多様な家族はつくれるし、愛情を力に困難に向き合うことはできる。きみ江さんと真由美さんの強い関係が、真由美さんと子どもたちをつないでいく。子どもたちもすてきだった。

 ノンナレーションの構成もまたうまかった。NHKならではの力のあるドキュメンタリー。

 

 

2020/06/25

神田日勝展 そして生活保護引き下げ名古屋地裁判決(怒

 夜中というより朝方の大きな地震。うーん。

 今日は、朝から、まず神田日勝の美術展に行ってきた。天陽くんのモデルの人だ。農民作家というイメージがあるが、働くというところから生まれ出た画家というのがピッタリ。社会性をもった、リアリズムがその出発点にあるのだろうなあ。その原点をもちながら、さまざまな試行錯誤を、大胆にやっているところが、胸を打つ。しっかり、生きている若者の姿が人気の秘密なんだろうなあ。貧しく困難な北の地で、孤独に。だけど、そこに、当時の美術界の活気が流れ込んでいるところがまた、すごいんだよなあ。ごつごつのなかの繊細さ、とっても魅力的だった。十勝の人。相方のところに行ったときに、一度訪ねたいと思っていたけど、いけてなかったので、東京駅で。

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 職場で、会議と、あれこれの仕事は実務中心。打ち合わせメールも。いろいろ抑え込んでいかないと。秋を展望して考えないとなあ。にわかに政局モードだし、その取材もしなくてはいけないなあ。疲れをとってはつらつと。

 そして、3時に驚くべき、悲しいニュースが。

生活保護引き下げ「厚労相の裁量」認める 名古屋地裁判決 原告の請求棄却(毎日新聞)

 2013年8月以降の生活保護費引き下げは「生存権」を保障した憲法25条に違反するとして、愛知県の受給者18人が自治体と国に減額の取り消しや慰謝料を求めた訴訟の判決で、名古屋地裁(角谷昌毅裁判長)は25日、引き下げが厚生労働相の裁量権の範囲であることを認め、請求を棄却した。原告側は控訴する方針を示した。

 国は13年8月から3回に分けて、生活保護費のうち食費や光熱費に充てる「生活扶助費」を平均6・5%、最大10%引き下げた。減額は総額670億円に上る。当時のデフレ傾向による物価の下落を考慮した減額が生活保護法に定められた厚労相の「裁量権」の範囲に収まるか否かが争点だった。

訴訟の構図と地裁判断
 判決では、物価下落を生活保護基準に反映させたことを「実質的に当時の生活保護費は増えたと評価でき、判断が不合理と言えない」と認めた。生活保護受給者の生活実態ではなく、一般世帯の消費支出を元に支給額を算出したことについても「より適切と言えなくもない」と評価した。

 一方で、国が減額に際し、専門家の検証を行わなかったことは認めながらも「(専門家の)検討を経ることは通例ではあったが、手続きの過誤はみられない」と判断。その上で「厚労相は、当時の国民感情や国の財政事情を踏まえて生活保護基準を引き下げた」と妥当性を認めた。……

 もちろん、憲法25条違反だと、大上段からのたたかいをいどんだのは、こちら側だ。だけど、そのことを問わないと、先を開くことができないのも事実。これに対し、裁判所は、憲法にもとづいて、厚労大臣の裁量を認め、「厚労相は、当時の国民感情や国の財政事情を踏まえて生活保護基準を引き下げた」というわけだ。しかも、その国民感情について、自民党の公約をわざわざ引用し、それが支持されたという。こんな判決ありですか?
 しかも、この国民感情、財政事情論というのは、実は、朝日訴訟最高裁判決のいわゆる「念のため」判決。わざわざ、生活保護の権利性を否定するためにのべられたもの。それが、その後のたたかいで、乗り越えられてきたと言える代物なはず。50年以上前の亡霊を持ち出すしまつ。憲法問うことにたいして、裁判所をふくめた権力一体の意志を感じさせる判決でもあるのだけど。裁判の進行は、どうかんがえても、原告側が圧倒していて、その最たるものは、岩田先生の証言だった、そんあ裁判だっただけになんか、この判決は、おそろしく攻撃的な暴力性を感じてしまう。ものすごく徒労と同時に、悲しみ、怒り、さまざま感情がないまぜになる。

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 今日の夕食は、鮭、ゴボウサラダ、こんにゃくの煮物、みそ汁。

2018/04/15

写真展「The Voice of Life 死と、生と」

30712709_1760007360726668_733227709 今日は朝から2時間ほど掃除などをして、クリーニングを出しに行ったら、そのとき息子から電話。近くに買い物に来ているという。そこで、ちょっと新しい彼女の顔を見に行く。そのあと、表題の写真展へ。菜津紀さんの写真はずっと見ているけど、題材がどんどん厳しくなります。ほんとうに時代を切り取っているからです。見ていて涙が出てきてしまいます。今日は空いていたので、菜津紀さんとも慧さんともおしゃべりもできました。先の息子と同じ年だし、ハラハラしながらいつも見てます。月末にはまた紛争地に取材に行くそうですし。若いのに、ほんとうに現実としっかり向き合っているのは、彼女が、自分の困難を、つながりながら乗り越えてきたからなのだといつも思うけど。今度の写真展もすごくよかったです。
 その後に職場で、堤稿作業をして、それから国会へ。急ぎのインタビューです。夜は遅くなりまあしたが、夕食をつくらなければならない日曜日です。
 


2018/02/02

ペリリュー 楽園のゲルニカ 1~3

61kuk7wol_sx350_bo1204203200_ ガイドをするにあたってということもあるけど、この漫画を読んでみた。吉田さんも、あとがきで書いているけれど、ペリリューのたたかいは、徹底した持久戦をおこなって、米軍がてこずったことから、日本軍の強さということで称賛されたりするのだけど、実際のペリリューのたたかいはどうだったのか。そのことが、コミカルな可愛い絵柄で、しかし、内容的には、リアルに描かれる。もちろん、ほんとうの戦争の地獄には程遠いのだろうけど、その地獄について想像力もかりたてられて、ものすごくリアルな感じで迫ってくるのだ。いろいろ、当時の戦場を知るうえでポイントになるようなこともしっかり描かれていて。これはとてもおすすめの漫画だな。4巻が待ち遠しい。


2018/01/07

生誕100年 ユージン・スミス写真展

 行ってきました。

26168388_1653094258084646_703455513 W.ユージン・スミス(1918-1978)は、写真史上、もっとも偉大なドキュメンタリー写真家のひとりです。グラフ雑誌『ライフ』を中心に「カントリー・ドクター」、「スペインの村」、「助産師モード」、「慈悲の人」など数多くの優れたフォト・エッセイを発表し、フォト・ジャーナリズムの歴史に多大な功績を残しました。  とりわけ日本とのかかわりが深く、17歳のときニューヨークで偶然であった日系写真家の作品につよい感銘をうけ写真の道を志すきっかけになったこと、太平洋戦争に従軍して、戦争の悲惨で冷酷な現実をカメラで世に伝えんとして自らも沖縄戦で重傷を負ったこと、戦後の日本経済復興の象徴ともいえる巨大企業を取材した「日立」、その経済復興の過程で生じた公害汚染に苦しむ「水俣」の漁民たちによりそった取材などがあります。  本展覧会は、生誕100年を回顧するもので、スミス自身が生前にネガ、作品保管を寄託したアリゾナ大学クリエイティヴ写真センターによる協力のもと、同館所蔵の貴重なヴィンテージ・プリント作品を150点展示します。情報あふれる現代社会に生きる私たちにとって、ジャーナリズムの原点をいま一度見つめ直すきっかけになることでしょう。

 若いころから、構図がずば抜けていて、すばらしい写真をとる。ボクんとっては「楽園への歩み」がやはり、ユージンスミスだけど、むかし見た《 入浴する智子と母 》がやはり強烈だった。いまは、夫人アイリーンの判断で公開されていないので、展示はなかったけど。
 沖縄戦などの戦場写真が根底にあるのはよくわかった。その現場での負傷から、「楽園への歩み」につながる。
 平和だとか、道徳的価値、ヒューマニズムがほんとうに根底にあり、労働者=ピープルの写真へと続く。そこから人間を描く中で、葛藤が生まれていくさまがなるほどなあと考えさせられる。いきついた、丸ごとの写真。うーん。そして「水俣」。じっくり、その写真の経緯をみれたのはよかったなあ。


2017/12/30

ハンナのかばん

06399382e47cb48665d4c850451a622d_f1 ずっと見たかった、劇団銅鑼の「ハンナのかばん」をやっと26日に見てきた。あの話をどのように舞台化するのかと思ったけど、ものすごく完成された舞台。
 ホロコーストと向き合うこと。その深みを、日本でもこういう舞台になっていることはものすごく大事だと思った。


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