スポーツ

2015/11/17

五輪・パラリンピック基本方針 自民が大筋了承

 スポーツのうえに国家がちらつくって感じだな。気持ち悪くってしかたがない。

五輪・パラリンピック基本方針 自民が大筋了承(NHKニュース)

 政府は、自民党の2020年東京オリンピック・パラリンピックに関係する合同会議に、これまでで最多の金メダル16個を上回る「過去最高の成績」を収めることなどを盛り込んだ大会の基本方針案を示し、大筋で了承されました。
政府は、17日に開かれた自民党の2020年オリンピック・パラリンピック東京大会実施本部などの合同会議に、大会の基本方針案を示しました。
 それによりますと、大会を日本全体で「夢と希望を分かち合う大会」とし、これまでで最多の金メダル16個を上回る「過去最高の成績」を収めるため、戦略的に選手強化を進めるとしています。また、「復興五輪」として、東日本大震災からの復興の後押しとなるよう被災地で聖火リレーや事前キャンプを行うことや、再来年をめどに大会の安全に関する情報を集約する「セキュリティ情報センター」を設置することなどが盛り込まれています。
 出席者からは、「パリで起きた同時テロ事件を受けて、日本でもテロ対策を手厚くすべきだ」という指摘や、「来日する多くの外国人のために、街の案内板を分かりやすくすべきだ」などといった意見が出されましたが、基本方針案は大筋で了承されました。
 政府は、基本方針案を、今後、公明党にも示したうえで、今月中に閣議決定することにしています。

 個人が、自発によって、限界に挑戦して、競い合うっていう感じではないよなあ。そうとう古いよなあ、これって。

 ああ、気持ち悪いと思うのだけどなあ。

2015/09/20

ラグビーW杯 日本が南アフリカに歴史的勝利

 録画を見る。感涙。すごかった。最後は、力でねじ伏せた。最後の7分ほどの攻撃は、もう、涙が出てきた。低いタックルで、圧力をかけ、走りまわる。ラインアウトも、スクラムも負けていなかった。ハンドリングのミスもほとんどない。いやあ。すごい。

ラグビーW杯 日本が南アフリカに歴史的勝利(NHKニュース)

 ラグビーのワールドカップイングランド大会は、19日、日本が1次リーグ初戦で、世界ランキング3位の南アフリカに34対32で勝ち、歴史的な勝利を挙げました。
 1次リーグは5チームが総当たりで対戦し、上位2チームが準々決勝に進みます。
 世界ランキング13位の日本は、19日、イギリス南部のブライトンで、過去2回の優勝経験があるランキング3位の南アフリカと対戦しました。
 日本は前半、フォワードの平均身長が1メートル90センチを超える南アフリカの攻撃に対して、低いタックルと人数をかけた粘り強いディフェンスで、互角の展開に持ち込みました。
 攻撃では、五郎丸歩選手がペナルティーゴールを決め、さらにラインアウトからのモールをバックスも一緒になって押し込んで、キャプテン、リーチ マイケル選手がトライを挙げるなど、前半は10対12と、2点を追う展開で折り返しました。
 後半、日本は13分に19対19の同点に追いつき、その後は南アフリカが突き放しては日本が追いつく展開で、終盤を迎えました。
 日本は33分、南アフリカにペナルティーゴールを決められ、29対32とリードされましたが、ここで諦めず、残り5分を切ってから、相手陣深くに入って攻撃を繰り返しました。そして、相手の足が止まった試合終了間際に、素早い展開から、途中出場のウイング、カーン・ヘスケス選手がトライを奪って、34対32と逆転し、日本が勝ちました。
日本がワールドカップで勝利するのは、1991年の第2回大会以来24年ぶりで、目標のベスト8進出に向けて絶好のスタートとなりました。
 日本の次の試合は23日で、世界ランキング10位のスコットランドと対戦します。

 初戦は強豪にとっても難しいと言われるが。それでも、相手は南アである。いやあ、感動。

2015/09/02

森会長に責任論浮上!競技場に続きエンブレムも白紙撤回の事態に

 しかし、実際は、問題の所在をあいまいにしているし、だから責任もあいまい。

森会長に責任論浮上!競技場に続きエンブレムも白紙撤回の事態に(スポーツ報知)

 新国立競技場に続き、公式エンブレムも白紙撤回された問題を受け、政府・与党内では、組織委の森喜朗会長や武藤事務総長(元財務事務次官)の責任を問う声が広がっている。
 自民党幹部や政府関係者によると、同党幹部や五輪関係者らが、佐野氏の“盗用”疑惑が浮上して以降、エンブレムを差し替えるよう組織委に再三にわたって警告していた。
 五輪関係団体幹部らは、独自にデザインアートに詳しい識者から意見を聴取。「今後のエンブレム使用は厳しい」との判断に傾き、組織委にも水面下で使用をやめるよう説得をしてきた。だが、森氏と近い関係にある武藤氏らが「1回決めたものを撤回すると、国際的な信用問題になる」と聞く耳を持たず、事態は悪化した。
 森氏は五輪・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の総工費膨張問題でも、全面見直しに向けた「最大の障壁だった」(自民党幹部)。自身が関与してきたラグビーW杯日本大会も運営や事務手続き上の不手際から、南アフリカなどから返上論が出ている。「新国立とエンブレム問題のダブルパンチ。組織の一新が必要だ」との声が強まっている。

 しかし、明らかに、不正というか、おかしな選考がおこなわれたのは事実。ならば、誰が、どのような権限で、どのように決定をおこない、そこにどんな問題があったのかを明らかにすべきでしょう。ある意図が存在したのは事実だろうし、だれかがそのことを決めたのだし。あいまい化というのが、この国の政治の常。そこから変えないと。世界のなかで、生きてはいけない。「返上論」も説得力あるよなあ…。ボクは、個人的には、…。

2015/07/08

新国立維持費1046億円に膨張 五輪後 年20億円の赤字

 総工費2520億円。そして、膨大な維持費。どうして、こんな巨額な、ボクらの感覚からすれば天文学的な数字のものがつくられるのか。まじ、予算の裏づけもなにもない。その内容も、とてつもないもの。

新国立維持費1046億円に膨張 五輪後 年20億円の赤字(東京新聞)

 二〇二〇年東京五輪・パラリンピック大会の主会場となる新国立競技場(東京都新宿区)の建設で、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)は七日、計画を話し合う有識者会議を開き、総工費を二千五百二十億円とする案を報告し、了承された。維持管理費として五十年間で千四十六億円が必要になる見通しも判明。一方で、年間収支の黒字見込みは三千八百万円しかなく、実質的に毎年二十億円程度の赤字となる恐れがある。 
 JSCは十月の着工を目指し、近く施工業者のゼネコンと契約する。当初、ラグビーワールドカップ(W杯)半年前の一九年三月とされた完成時期は、二カ月遅れの同年五月とした。
 昨年五月の基本設計時の総工費は千六百二十五億円で、当時総工費に含まれていた開閉式屋根などの分二百六十億円を除くと、今回との差額は千百五十五億円。そのうち、屋根を支える二本の巨大アーチなどデザインに伴う難工事による増加分が約七百六十五億円に上った。その他、消費税増税で約四十億円、建築資材や人件費の高騰で約三百五十億円となった。
 JSCが昨年八月に公表した収支計画では、維持管理費は五十年で六百五十六億円、開閉式屋根設置後のコンサート収益など年間の収支の黒字は三億三千万円とされた。新たな試算では、維持管理費が約四百億円膨らむ一方、収支の黒字は十分の一程度に減少。維持管理費を年間に換算すると約二十一億円となり、実質的な収支は毎年二十億円超の赤字になる。
 JSCは会議で、コスト増の要因について、難工事が予想され、ラグビーW杯に間に合わせるためには資材や人員確保のコストがかかると説明。河野一郎理事長は「予測できなかった」と見通しの甘さを認めた。会議のメンバーからはコスト増や工期の遅れについて意見は出ず、計画案を全会一致で承認した。
 会議には、大会組織委員会の森喜朗会長や舛添要一都知事らの他、遠藤利明五輪相が出席。デザインの採用を決めた審査委員会で委員長を務めた建築家の安藤忠雄氏は欠席した。
 新国立競技場は当初、総工費千三百億円だったが、英国の女性建築家ザハ・ハディド氏のデザインを基にした設計で総工費が大きく膨らむ見通しになり、建物の床面積を25%削減するなど、計画を見直していた。

 なんなんだろう、この事態は。もはや狂気という言葉がもっともふさわしい。ほんとに狂っているよ。とめるために何ができるのか。ほんとに、考えなきゃいけない。まじで、考えなきゃいけない。これは、これもかな。絶対に許してはいけない。ほんとに、そういうことが多すぎる。

2014/12/30

プロ野球にもtoto 政府・自民が検討、新国立競技場の事業費捻出狙う

 ほかに例のないギャンブル大国がどんどん膨張する。

プロ野球にもtoto 政府・自民が検討、新国立競技場の事業費捻出狙う(産経新聞)

 Jリーグや海外クラブのサッカー試合を対象としているスポーツ振興くじ(サッカーくじ、toto)に関し、日本のプロ野球にも導入する方向で政府・自民党が検討していることが29日、分かった。2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場(東京都新宿区)の総事業費が膨らみそうなことから、totoの新たな収益を建設費に回し、公費負担増を抑える狙いがある。
 新国立競技場の建設・運営とtotoの業務はともに、文部科学省所管の独立行政法人日本スポーツ振興センター(東京都港区)が行っている。
 政府は、新国立競技場の総事業費について、平成25年末に1692億円とすることを決めており、このうち500億円程度をtotoの収益で賄い、残りを東京都と国が負担するとしている。しかし、円安による資材高騰の影響から「総事業費は2000億円を超える」(自民党幹部)という見通しも出てきた。…

 為政者は、ギャンブルの弊害などとは無縁の場所にいるんだろうなあ。そして、庶民の生活やさまざまな困難には関心はないのだと思う。オリンピックの名で、カジノを推進し、そして、さらにギャンブルを広げる。
 この国の政治はあまりにも狂っている。

2014/05/28

「排外発言」とは正反対だった「舞の海氏の講演」

 冷泉さんの文章。これは、ボクも正直反省させられる。この問題で何か発信していたわけではないけど、そのまま受け取っていたもの。ちゃんと、裏を取る。一次的な資料にちゃんとあたるっていうのは基本だよなあ。ほんと、反省。

「排外発言」とは正反対だった「舞の海氏の講演」(前回エントリのお詫びと訂正)(ニューズウイーク日本版)

 昨日(27日)アップした大相撲に関するエントリで、舞の海秀平氏が講演で「外国人力士排斥発言」を行ったという報道を受けてコメントしましたが、その後、アラスカ在住の好角家の方から指摘があり、その講演の内容全体を動画サイトで閲覧することができました。
 結論から言えば、舞の海氏の発言は報じられていたのとは180度異なり、むしろモンゴル出身力士をはじめとした外国人力士へのリスペクトに溢れたものでした。まずもって、お詫びと共に訂正をさせていただきます。
 この講演から明らかなのは、舞の海氏もまた相撲文化の素晴らしい継承者であるということであり、その素晴らしい弁舌も含めて、名講演と言っても過言ではないと思います。…

 これが金曜日の記事。

 そして、次が、舞の海の講演。

 「相撲の発祥地はモンゴル。東進して韓国経由で日本に伝わった。西進したものは現在トルコなどにも伝えられている」
 「日本の歴史上初めて相撲が登場するのは、皇極天皇時代に百済の大使を饗応するために宮中で行われたという記録」
 「その後、武士の文化として継承されるも室町には衰退。再興したのは信長」
 「明治維新後は裸体禁止令などに引っかかり消滅の危機もあったが、明治天皇の天覧相撲で地位を確立して現在に至る。賜杯が生まれたのは大正末期の摂政宮時代」
 「現在の相撲を支えているのは外国人力士。今、横綱の土俵入りが見られるのはモンゴル人力士がいるから」
 「モンゴル人は頑張って成功して家族に仕送りをするという決意があるから強くなる。日本人は3年から5年やってダメなら田舎に帰って仕事でも探そうという人が多い。中には朝入門してその日のうちに帰る人もいる」
 「外国人力士に関しては、高見山をスカウトした時点から後戻りはできない。今、モンゴル人力士を排除したら、モンゴルとの外交問題になり、レアアースを輸出してもらえなくなる(笑)」
 「日本人は体重で勝とうとするから弱い。モンゴル人は入門当初は60キロ程度だが、鍛えて筋肉をつけるから強い」

 もちろん、講演全体の評価は別として。だけどなあ。こうやってメディアは煽るのか。『金曜日』でさえも。自戒、ほんとに。

 冷静な議論を心がけないとなあ。

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2014/05/12

ザックJ、攻撃を重視 ブラジルW杯日本代表決定

 決まったね。いよいよだ。憲剛と細貝が入らなかったのは以外。大久保はほんと、サプライズ。

ザックJ、攻撃を重視 ブラジルW杯日本代表決定 (日経新聞)

 日本サッカー協会は12日、6月開幕のワールドカップ(W杯)ブラジル大会に臨む日本代表23人を発表した。本田(ACミラン)、香川(マンチェスター・ユナイテッド)ら欧州組の主力が順当に選出されるなか、昨季のJ1得点王、大久保(川崎)が2年ぶりに代表入りを果たした。
 故障明けの長谷部(ニュルンベルク)や負傷中の内田(シャルケ)と吉田(サウサンプトン)も入った。遠藤(G大阪)は23人中最多の3大会連続出場となる。14人がW杯初出場。
 東京都内で記者会見したザッケローニ監督は「攻撃的な選手をたくさん選んだ。ブラジルで主導権を持って日本のサッカーをするには、このメンバーが正しいと思った」と選考理由を語った。
 日本代表は21日から鹿児島県指宿市で合宿を開始。27日にキプロスとの壮行試合(埼玉スタジアム)に臨む。29日からは米国フロリダ州で調整。当地でコスタリカ(6月2日)とザンビア(6日)と強化試合を行った後、7日にブラジルへ出発。14日に1次リーグ初戦のコートジボワール戦(レシフェ)を迎える。
 今回のメンバーに新味が乏しいと感じるのは昨年11月の欧州遠征とほとんど顔ぶれが同じだからだ。変更点は細貝(ヘルタ)、高橋(FC東京)の代わりに青山、大久保が選ばれたことだけ。オランダと引き分け、ベルギーに勝った試合に「これでいける」という手応えをザッケローニ監督は十分に感じたのだろう。
 ほっとしたのは昨季Jリーグ得点王で今季も好調な大久保の選出だ。ザッケローニ監督は大久保のゴール前での「嗅覚」と経験を評価する。確かに、W杯で1トップを任されるプレッシャーはあまりに巨大。前回の本田は特異なキャラクターでそれを力に変えたが、若い柿谷、大迫では荷が重過ぎる印象があった。そこに大久保。三十路を越えた今も“やんちゃ坊主”の色を濃く残す先輩は重荷の分担役に適任ではないだろうか。
 人選よりサプライズだったのはFWとして記載された選手が8人もいたことかもしれない。この監督、大会によって区分が変わるのはいつものこと。肩書より意味があるのは実際の配置といってしまえばそれまでだが、FW8人に監督の覚悟のようなものを見て取ることも可能だろう。
 監督は故障から回復途上にある長谷部、吉田、内田が離脱するリスクを否定し、守備面で力を発揮する選手より、FWを多くする道を選んだ。また「できるだけ多くのポジションをこなせる選手を選んだ」とも。「ブラジルで主導権を握った戦いをするために。相手に合わせるのではなく、自分たちの良さを押し出すために」
 それらの言葉の指し示す先にあるのは「総力戦」だろうか。FWの個性に目をやると、ドリブルに特化した斎藤以外は越境性の高いアタッカーが多い。右サイドの岡崎やトップ下の本田が1トップに就く。1トップの大久保がサイドに張ることもある。後ろの6人(4バック+ダブルボランチ)は固定でも、前の4人はいろいろな組み合わせがあり得るよ。そんなメッセージを含んでいるのかもしれない。
 監督が断言しても、長谷部、吉田、内田については経過観察がなお必要だろう。13日に発表される7人のバックアップメンバーはおさおさ準備を怠ってはなるまい。
 ベスト16に入った4年前の南アフリカ大会に比べるとCBの跳ね返す強さは明らかに劣る。高さ勝負を挑まれたら酒井宏の投入で抗するくらいしか思い浮かばない。それでも監督は高さ、強さの補修より、速く軽快な攻撃を貫く選択をした。
 攻め勝つ――。ブラジルでの最大のテーマになる。

 正直言って、ザッケローニはボクらに本戦をどうたたかうのかという姿をしめしてくれているわけではない。
 これまで、ベスト16に勝ち上がった、トルシエも、岡田も、基本は守備だった。とにかく数で守る。だけど、どうもそうではない。では、どのような世界とのたたかい方をするのかなあ。
 あすは、バックアップメンバーか。正直、記事のとおり、そこも気になるなあ。

 いずれにしろ、いよいよだ。わくわくする一カ月がもうすぐやってくるのだ!

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2014/02/12

結果不振選手批判はブラック企業の論理

 あまりオリンピック中継は見たくない。どこも、かしこもメダル、メダルといい、メダルがとれないと深刻な放送をする。そして、その前段には、注目選手の個人的な背景についていろいろ詮索する。選手を売り物にする。じっくり、スポーツを見るということにならない。しかも、冬季の競技の選手もその競技環境はお寒いものだけに……。メダルがとれないと、戦犯、非国民の扱いにちょっとつらくなる。

 為末大さんが、日刊スポーツに「結果不振選手批判はブラック企業の論理」というコラムを書いている。なるほどと納得する。為末さんはまず、「 毎回起こることだけれど、選手が結果を出せなかったとき、批判が出る。その批判の中には「選手の強化費は国費から出ているものだから、当然選手は結果を出すべきだ」というものがあるが、いったい、どの程度選手には強化費が使われているのだろうか。強化費に関して計算の仕方にさまざまな考え方があるので、どの程度、正確なのか分からない。12年ロンドン五輪では、ドイツが270億円強、米国165億円、韓国150億に対し、日本は27億円という試算がある。ある程度のばらつきがあるとみても、日本の強化費はかなり少なく、その中でメダル数はよくやっていると言える」と書きだす。
 そして、結論としては、「私は日本的精神論とは、(1)足りないリソース(資源)を気持ちで補わせる(2)全体的問題を個人の努力に押し付ける、だと考えている。結果が出せないことに批判が集まるたび、ここ数年続くブラック企業を想像してしまう。全体として足りないリソースを残業などの個人の努力で補う。『できる、できない』は気持ちの問題。それと似た空気を五輪の期間中も感じている」。

 実際の体験者だけにリアリティがある。ここでも徹底して、自己責任追い込む。オリンピックは、日本では、選手や一部の人の努力におんぶしすぎだ。だけど、ほんとうに、選手は、不十分なサポートの中でよくやっている。
 自らの限界に挑戦し、最大限の力を発揮しようと、競う。そういうスポーツのすばらしさに共感しながら、選手を応援したいもの。自国の選手はもちろん身近に感じるだろうし、外国の選手も。
 だけど、競技が終わったら、日本のこうしたスポーツ現状にも、もっと目を向けるようになればと思う。

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2013/09/03

方針転換「陛下ご案じ」 久子さま IOC総会出席へ

 なんか、いろいろ考えてしまう記事。

方針転換「陛下ご案じ」 久子さま IOC総会出席へ(東京新聞)

 宮内庁は二日、高円宮(たかまどのみや)妃久子さまが七日にアルゼンチン・ブエノスアイレスで開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席されると発表した。二〇二〇年夏季五輪の開催都市を決める日本側の最終プレゼンテーションの冒頭でスピーチに立ち、東日本大震災の復興支援への謝意などをIOC委員に伝える。東京招致のアピールはしないという。
 宮内庁はこれまで、憲法上の制約から「皇族は個別の政策実現には携わらない」とし、招致に関わらない姿勢を強調してきた。総会出席とプレゼンでのスピーチは大きな方針転換になるだけに、同庁の風岡(かざおか)典之長官は「招致活動と受けとられる懸念はあったが、苦渋の決断をした」と話した。
 風岡長官は、天皇、皇后両陛下に報告した際、これまでの皇室の対応との違いから「両陛下も案じていらっしゃると感じた」という。
 久子さまは三~九日の日程でアルゼンチンを訪問する。宮内庁は、主な目的を同国サッカー協会との友好記念行事とした上で、当初はIOC総会には出席せず、別の会場でIOC委員と個別に懇談することなどにとどめて招致活動とは一線を画すと説明してきた。
 風岡長官によると、下村博文文部科学相が八月二十六日、宮内庁を訪れ「IOC委員がそろった場で震災復興のあいさつをお願いしたい」と要請。スピーチ後は壇上を離れるなど、宮内庁側への配慮も示されたことから、「時間もなく、内閣の一員としてぎりぎりやむを得ないと判断した」(風岡長官)という。

 オリンピック誘致をめぐっては、いま福島の汚染水あれだけに問題になっていて、招致委員会の竹田恒和理事長が、IOC委員に対し、東京電力福島第一原発からの汚染水漏れの不安を打ち消すため「東京は全く影響を受けていない」などと訴える手紙を送ったということだから、久子さんの主張も、外から見れば同じように見られる(しかも竹田さんちは元皇族だしね)。これほど、政治的な問題に、こういう形で皇族が引っ張り出されるとは、という問題。
 だけど、記事によると、元天皇は、あまりいい顔をしていないということなわけで。つまり、天皇の意見などはものすごく軽んじられているということか。象徴天皇は、国民統合の象徴などとよく言われるのだけれども、実態としての天皇など、為政者にとってはどうでもいいものというようにも感じてしまうなあ。
 視点を変えると、オリンピックのほうが、天皇制よりも大事だとも読み取れる(笑い)。こういうスポーツだとか、文化的なもので、国民統合をすすめる。その際のパーツとしての天皇制なのかなあ???などとも感じた次第だけど。

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2013/02/06

園田前監督「余計なこと言ったな」、選手どう喝

 告発文を発表した選手の公表をしろみたいなことを言う政治家がいる(すぐに撤回したようだけど)。暴力やどう喝は、圧倒的な力関係の差が背景になっている。そういうもとで、人権を守るということがわからない人たちがいるのがつらい。

園田前監督「余計なこと言ったな」、選手どう喝(読売新聞)

 女子選手への暴力行為で辞任した園田隆二・全日本女子前監督(39)が、全日本柔道連盟(全柔連)の調査に暴行を認めた後の昨年10月下旬、海外遠征先で、最初に被害を訴えた選手を「余計なことを言いふらしているらしいな」などと、どう喝していたことが5日、明らかになった。
 15人連名による集団告発にはこうした背景があった。
 全柔連などによると、昨年9月下旬、1選手が実名で園田前監督の暴力行為を通報し、10月上旬に連盟幹部が事情を聞いた。前監督は大筋で通報内容を認めたが、10月下旬にブラジルで行われた国際大会に遠征した際、この選手を口頭で厳しく責め立てたという。
 以前から園田前監督ら強化体制に不満を持っていた選手たちは、この話を伝え聞き、謝罪もせずに高圧的な態度を取る前監督への怒りを増幅させたという。全柔連は11月10日までに前監督に始末書を出させて沈静化を図ったが収まらず、選手たちは翌11日付で告発文書を作り、日本オリンピック委員会(JOC)に提出した。
 選手側の代理人弁護士は、「現在、JOCなどが調査中なので詳細は控えるが、一連の流れについてもしっかり調べてもらえると思っている」としている。

 結局、本質から問われるようにならないと、こうなるのだ。根本的な解決をのぞみたい。
 そのためにも、やはり、この告発文は、ちゃんと多くの人に読まれるべきだし、この声を尊重されることを望みたい。

 力関係の差、威圧。なかなか自覚化されないことも多い。そういう意味では、つねに反省が求められるものだとも思う。反省、反省。
 だけど、これだけ、社会のありようが多様化している時代。同時に、その人権をふみにじるありようもまた、複雑なわけで、いろんなことの矛盾が、狭間に流れ込む。これもまた難しいのだなあ。

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