世界

2025/04/04

韓国の尹錫悦大統領を罷免、憲法裁宣告 「非常戒厳」めぐり弾劾訴追

 関東が何が大変かというと、通勤が大変。時間が長いし、電車が混んでいる。いろいろな意味で疲れる。

 だけど、こちらは、桜はいよいよ満開という感じ。それはとても気持ちいい。

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 職場の近くの御苑の桜も。

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 仕事の方は、たまった実務処理。先の企画のための資料づくり、資料さがし、資料読みと、後メールのやり取りなどなど。

 

 いろいろな問題で、いろいろな人と話をして、意見の違いを自覚したり。いろいろ難しい情勢です。

 

韓国の尹錫悦大統領を罷免、憲法裁宣告 「非常戒厳」めぐり弾劾訴追(朝日新聞)
 韓国の憲法裁判所は4日、昨年12月の「非常戒厳」宣布を受けて国会に弾劾(だんがい)訴追された尹錫悦(ユンソンニョル)大統領(64)に対し、「憲法秩序を侵害した」などとして裁判官の全員一致で罷免(ひめん)を宣告した。尹氏は失職し、60日以内に大統領選が行われる。現職大統領が弾劾訴追で罷免されるのは、2017年の朴槿恵(パククネ)氏に続いて2人目。……

 聞くところによると、対象となったすべてのことがらで、全員が憲法違反と判断したという。ボクも師匠?の教えもあり、立憲主義ということばは好きではないけど、あえて立憲主義という言葉を使う。その立場に立った、権力への断罪。日本の司法ははたして、こうしたことができるのだろうかと。かつては田中金脈を罰したが。田中だから罰したのか? いまの司法はどうなのだろうか? 韓国の憲法観というものを知りたいものだなあ。

 社会はトランプにふりまわされてる。ふかいところでつかんだほうがいい感じはしているのだけどなあ。

2025/04/03

「完全に狂っている」経済学者・クルーグマン氏が相互関税を猛批判

 先の企画も考えなくてはと、今日はいろいろ資料を読む。なかなか、社会の激動についていってないかあ。世界でおこっていること、日本でおこっていること。どうしたらしっかり理解できるんだろう。ちょっと、焦ってしまう。いや、もうついていけないのかなあ(それではいけない!)

 今日は関東に移動。まだまだ外は寒いから、結構、服装がつらい!

 釧路のアパートから自宅まで、夕食の買い物を含め、ちょうど6時間。移動はやっぱり、面倒で疲れる。

 自宅に帰ってみると、ベランダは花盛りだなあ。

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 明日から、暖かくなるのは嬉しいなあ。

 

「完全に狂っている」経済学者・クルーグマン氏が相互関税を猛批判(毎日新聞)
 ノーベル経済学賞を受賞した著名な経済学者ポール・クルーグマン氏は2日、自らが配信するニュースレターで、トランプ米大統領が発表した相互関税を「完全に狂っている」と猛批判した。トランプ氏の関税引き上げに関する矛盾点も指摘し「イエスマン」で固められた第2次トランプ政権の危うさに警鐘を鳴らしている。

 クルーグマン氏は相互関税について「完全に狂っている」としたうえで「関税率が誰もが予想していたよりも高いだけでなく、貿易相手国について虚偽の主張をしている」と批判した。

 例えば、欧州連合(EU)が米国に39%の関税を課しているとの主張については「EUの米国への関税率は3%未満のはず。どこから39%という数字が出てくるのか全く分からない」と指摘。トランプ氏が問題視するEUの付加価値税(VAT)も20%前後で「どうあがいても39%には近づかない」と算出根拠に疑問を示した。……

 たしかに、理解しようと知れば、戦後的な国際秩序そのものをひっくりかえそうとしているとしか考えるしかない。しかもしそれは、戦後以前の秩序にというもの。トランプは、アメリカ優先経済を、かなり強引につくりかえるという、自国経済重視派ともいえる人たちの考えをうけいれながら、自身の考えであろう、アメリカ中心に、大国による、安全保障の新しい形をつくる梃子にしようとしているということぐらいしか、解釈できないなあ。

 それでも、いろいろと、トランプのこと、日本の対応のこと、とくに日本の対応が……。て感じで、もっと勉強しないといけない。

2025/03/31

日米の国防、防衛大臣会談、予算成立へ、フジの第三者委員会などなど

 ここのところ、仕事の夢を見る毎日が続く。






 なかなか、インタビューや座談会の日程が決まらない。おまけに体のあちこちが痛く、目の前の原稿に集中できない。(;´д`)トホホの日だなあ。それでも、夕方には一件、途中経過的なメールが届く。原稿のほうは、まだ、事実関係的なことがらを打ち込む段階なので、海のものとも山のものともわからない段階。もっと、がんばって、うまくすすむようにしないとね。
 しかし、まだまだ寒い毎日。こちらは海が近いからウミドリが。
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 お昼と、夕方には、買い物に出かけたり、少し歩いたりした。その夕方には、家事の中で一番苦手な、繕い物までした。目が…。糸通しの使い方を忘れていて、針に糸を通すのが大変だった。あとで思い出した!
 昨日から今日にかけて大きなニュースが続く。
 日米の国防、防衛大臣会談。いろいろ深読みしてしまう(苦笑)。
 ヘグセスやコルビーの国防ラインは対中強硬派。それとトランプのあいだには、矛盾があるにちがいない。国防当局は、日米軍事一体化をさかんに演出するが、トランプのほうは、対中緊張は堅持しつつも、実際には、習近平との取引も考えているような…。もちろん、日本には、その緊張堅持の負担をいっそう押し付けてくるのだろうが、だけど、同盟のなかでの役割分担というより、しもべのように使いたいところだけを使うという関係で、撤退するところは平気で撤退しそう。在日米軍司令部問題もそうだろう。いずれにしても、これまでの国際関係の中でつくられてきたもははぶっ潰して、いろいろな意味で、バイデン時代とは違うステージにはいっていくのかなあとも。それが、現実の軍事的なプロセスをどれだけ、よく理解してのことなのかもよくわからないから、今後どうなっていくのかもなかなか見通せない。従来の枠組みでは理解しにくい時代なのかもしれないなあとも感じる毎日。

 「沖縄県名護市辺野古の新基地建設反対を掲げる「オール沖縄」勢力の政党会派会議は30日、夏の参院選の統一候補に沖縄大学教授の高良沙哉氏(46)の擁立を決めた。会議座長の山内末子氏らが近く、出馬要請を行う。高良氏は受諾する見込み。」というニュースも。うれしいなあ。そのとおりすすめばいいなあ。そして、絶対に勝ってほしいなあ。
 国会では、参院で予算が通って、衆院にもどってと。そもそも、参院で予算を審議中に、修正に関連して衆院でも審議が行われるという異例の経過を。これは、この衆院に戻すことを前提におこなわれたとも読める。つまり、野党が逆に、修正を人質に予算審議を進行させることを強いられているという構図ともいえる。そのぐらい、野党の自民党との駆け引きは、弱気で、勝ち取っている点は小さい。おまけに、政治改革でのこの進行は。ここまで、自民党が延命されてしまう事態をつくりだしているのは何なのか、よくよく考えたいところだなあ。
 そして中居氏の事件のフジの第三者委員会の報告が出た。中居氏の性暴力の認定、事件が仕事の延長線上にあったこと、類似の事件があったこと、フジの対応の問題など、重要な内容が書かれている。中居氏の問題もいろいろうきぼりになる。いろいろこのテレビ局、そしてそれにとどまらないこの社会の問題をしっかり考える契機にしないといけないと痛感させられる。
 たくさんのことがつきつけられる1日。しっかり、しないといけないなあ。

2025/03/18

「続 薬禍の歳月 薬害サリドマイド事件60年」

 これまで、自分の仕事は、インタビュー原稿を書くことに重点を置かしてもらってきた。いろいろな事情があって、いろいろ実務的なことに久しぶりに時間をさく必要が生じている。またいろいろな違う頭の使い方をしなくてはいけないので、結構、つかれる。今日も言う。高齢者にはつらい(苦笑)。もちろん、提稿作業もあれば、原稿のやりとりもある。ゲラのやりとりも。そして会議もある。一日、一体何をしていたのか、あまり記憶がない(苦笑)。そんな一日。

 天気もよかったが、予想通り、午後には一雨。明日は雨の予報。寒そうだし、一気に春とはいかないなあ。

 生活保護裁判で、北海道の高裁での勝利。「国の判断の過程には、受給者の生活への影響などの観点からみて、憲法や生活保護法の趣旨や目的に反する誤りや欠落があり違法だ」と、かなり踏み込んだ判決。法とは何か、司法は誰のためにあるのかを考えさせられる。これで、引き下げ違法、取り消しが高裁でも上回る。最高裁に向け、どのように企画化するか。本格的に取材を始めないといけないなあ。

 

 先日のETV特集。「続 薬禍の歳月 薬害サリドマイド事件60年」。

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安全とされる薬を飲んだ母親から手足に重い障害のある子どもが生まれた「薬害サリドマイド事件」。被害者約300人の平均年齢は60歳を超えた。幼年期より足や口など体を酷使した結果、多くが深刻な痛みや機能低下など二次障害に苦しむ。増山ゆかりさんは絶望する仲間を支えようと、国から新たな補償を勝ち取った先進地ドイツを訪ね、当事者たちと語り合った。10年前の「薬禍の歳月」(芸術祭大賞)の続編となる長期取材番組。

 10年前の作品。きっと見ているのだろうなあ。さらに、10年取材を続けるのがNHKのすごいところだなあ。薬害の二次障害、年を重ねることによっておこる障害など、なかなか向き合うことがなかったと自覚させられる。それに対してのドイツのとりくみ。親がたたかったサリドマイド。いま、当事者が立ち上がる。いろいろ考えさせられる。ディレクターの石原さんは、3・11のころは、福島原発の番組などにもかかわっていたと記憶しているので、どうしているのだろうと思っていたが、まだまだ現場で番組をつくっておられるようだなあ。

2025/03/09

前衛4月号ができています。

 日曜日。今日は天気でホッとする。

 ベランダは、いっそう花盛り、クロッカスが今年はよく咲いている。

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 日曜日は、掃除デー。先週はいなかったので、それなりの掃除をします。お風呂もしっかりお掃除。そのあと、インタビュー②の原稿づくりをすすめる。ずっと、PCの前での作業は、やっぱり、鬱々としてくるようねえ。

 お昼には、少し、第26回子どもの貧困対策情報交換会「「隠れ教育費」を考える」にオンラインで参加。福嶋さんは、このテーマでかつてインタビューしたことがある。それから数年、データーも、考察もヴァージョンアップを確認しながら聞いていた。いつものことながらお話はおもしろい。うーん、どんなふうに企画化するかなあ。

 ほとんどは、机の前で、あっという間に時間が過ぎていく。まったく気分転換はないなあ。いろいろな意味で依存症にならないように注意しないといけないなあ(苦笑)。

 生協まで歩いて買い物に。買い物に行くたびに落ち込むなあ。日常品や食品は、とても値段があがっているし、もしくは量が明らかにすくなくなっていたり、安い素材にかわっていたり……。これでやっていけるのか。加えて、買い忘れたものも、少なくない、2重にショックんだなあ。

 

 前衛4月号ができています。

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 今月は、今国会で正面からの対決となる、いわゆるサイバー防御法案について、法案が明らかになってからの短い時間で、井原さんに書いてもらった。大きな経済安保の中に位置づけると、よくわかる。学術会議法については、任命拒否の当事者の一人の岡田さんに、法案概要の段階での批判をこちらも忙しい中お願いした。空襲から80年、被害者が訴えてきたことを基礎に、なぜ救済法が求められるのかについて、空襲連の全国代表の黒岩弁護士にお願いした。そして、女性差別撤廃委員会の勧告について、婦団連の柴田さん、新婦人の平野さん、ジョイセフの草野さんに書いてもらった。やっと企画ができたし、女性デーに間に合ってよかった。企画側の力があまりないだけに、ほんとうにご協力には感謝しかない。そんな企画を担当しました。

2025/02/25

世界中で人権が「窒息」 国連事務総長が危機感


 暖かくなるかなあと思ったけど、全然だったなあ。職場は寒い……! 

 来月インタビュー①の起こしを開始、来月インタビュー②の設定、来月インタビュー②の資料集めなどをコツコツすすめる。目標のところまではいかないなあ。

 夜には、平和委員会の学習会で、ロシアによるウクライナ侵略開始から3年「侵略を止めさせ、平和を実現するためにいま、何が必要か?」と題した、川田氏の話を聞く。基本、最近の情報をしっかりふまえ、それをどうみるかを川田流に。なかなかまとまって情報を整理できていないから、とても勉強になった。

 トランプが出てきて、世界が混乱しているが、同時にわかりやすくなったという面もある。覇権主義的、帝国主義的な性格が顕著に。そういうなかで、たしかに今のようなトランプの進めかたが上手くいくはずがないとはみんな感じているわけで、ここ数日の国連の議論がそのことを象徴している。総会でもウクライナ戦争にかかわって、ウクライナ提案の決議は、93カ国の賛成で可決したそうだけど、米ロが同時に反対した。アメリカ提案の決議は、ヨーロッパの国の手で修正され、ロシアの侵略など明確な言葉が入ることになり、アメリカは賛成できなくなった。アメリカ提案の安保理決議は、イギリスやフランスは賛成しなかったなどなど。たしかに、平和への道のりはまだ見えないが、変化してきているのだろうとは思う。しっかり、そういう世界の変化をみつめることができないと、世界はトランプによって動かされているように見えてしまう。そういう大手メディアに流される。

 嘆きだけではダメだというのは昨日、学んだこと。現実の困難のなかにある、矛盾、うずもれた願いなどをしっかり見て、どこに依拠すれば、すすめるのかを考える、そういう経験からしっかり学ぶことが大事だろうと思う。そこでがんばらないといけない。
 国連(UN)のアントニオ・グテレス事務総長は24日、戦争や暴力、国際法を踏みにじる独裁者の弾圧などによって、世界中で人権が「窒息」していると警告した。
 スイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会でグテレス氏は「人権は、人類にとっての酸素だ」と発言。「しかし、人権は一つ一つ窒息させられている」「独裁者は、真に力を持った人々の行動を恐れ、反対勢力を弾圧している。家父長制は、少女たちを学校から遠ざけ、基本的権利から女性たちを遠ざけている」と警鐘を鳴らした。
 また戦争を好む人々が「国際法、国際人道法、そして国連憲章を無視している」と批判。戦争や暴力によって人々が「食料、水、教育を享受する権利を奪われている」と指摘した。……

 興味深い演説。ぜひ、原文を読んでみたいと思う。「グテレス氏は「道徳的に破綻した世界金融システム」の影響にも言及し、また「人工知能(AI)のような暴走する技術は、大きな可能性を秘める一方で、ボタン一つで人権を侵害する危険性も持つ」と懸念を表明した」とも。「「先住民、移民や難民、性的少数者(LGBTQI)コミュニティー、障害者など、特定の集団に対する不寛容が増大」していることに加え、「人権を人類への恩恵ではなく、自分たちが求める権力、利益、支配への障害と見なす分断と怒りの声」が強まっているとも批判」と。「これらすべてが組み合わさり、「過去80年間にわたって築かれてきた、人権の保護および促進のための制度や仕組みに対する直接的な脅威となっている」と危機感を示した」。うーん。この時代の明日をどう描くか。ほんとに、正念場を生きているのだなあ。

2025/02/23

「臨界世界 -ON THE EDGE- 女性兵士 絶望の戦場」

 今日は、早く起きて、職場に行って、来月インタビュー①の収録。朝から寒いなあ。

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 途中、久しぶりに、開かずの踏切……。10分ほどまったかなあ。

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 インタビューそのものは、そのテーマについてしっかり全面展開の2時間弱。おもしろかったし、勉強になりました。

 

 職場で一仕事して、パンをかじりつつ、帰宅。来月インタビュー②について、いろいろ考えはじめている。いろいろ怪しさが増幅している原稿もののあるので……。いろいろうまくいかないことがやっぱり多いねえ! そう楽はさせてもらえないんだろうけど。ふと、このままにしていればどうなるのかなあということも考えたりする。

 べらぼうをめぐっては、あんまし議論はされなくなったのかな? 今日のべらぼうは、いわば吉原差別。ボクも廓の出身だから、その赤線には一般社会と隔てる壁が実際につくられていたけれども、赤線の旦那方は、その社会からの目線をいやがって、自分の子どもたちはその壁の外に住まわせた。自分の父親はそうして壁の外の人間になった。だけどね、根本的な問題は、吉原への視線にあるのではなく、吉原が女性の生き血うえになりたった世界であるということ。その上に咲く、文化を肯定的に描くのではなく、そうではない庶民の世界の文化の芽を描くことはできない時代なのだろうか。心の底から登場人物に共感できないもどかしさがつねにつきまとうドラマではなるのだよなあ。

 だけどまあ、瀬川は切ないよなあ。そこには気もとは入るよなあ。

 

 夜はNHKスペシャル。「臨界世界 -ON THE EDGE- 女性兵士 絶望の戦場」

 

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女性兵士の数はこの3年で急増。ウクライナ軍は、世界でもトップクラスの“女性の軍隊”になっている。女性たちは、全員が徴兵ではなく、志願して軍に入ってきていて、士気が高い。戦闘機のパイロットや歩兵、狙撃手として前線で戦う女性も多くなってきている。英雄とされ、愛国心の象徴となっている女性兵士もいる。しかし、彼女たちは、むき出しの暴力の中で、人知れず喪失感と絶望感に襲われていた。女性兵士たちの本音に迫る。

 

 ウクライナの頭越し、ロシアとアメリカとの協議が強行される今の局面。そのことが、またウクライナの人々の尊厳をふみにじり、いかりや反発を広げている。だけど、そのもとで、戦場の深刻が状況は積みかさなっている。番組は前線で戦う彼女たちの姿をおう。重傷を負っても、「私は私のまま。ロシア人はまだ私から何も奪っていない」と語る女性。一方、戦争そのものを拒否する子どもからの問いかけ。そして、ウクライナの英雄とされた女性は苛烈な戦いで、戦争の暴力性に強い怒りを感じながら、 苛烈な戦いで、心もむしばんでいく。だけど、それでも戦い続ける。そこでは、悲しみだけが積み重なっていくのに。戦争について、この戦争についてということも含め、いろいろ考える。答えはそう簡単に見いだせないのだけれども、いろいろ考える。考えないといけない。

 

 

2025/02/09

ICC所長、米制裁を非難 約80カ国が共同声明

 日曜日。久しぶりにたっぷりと掃除。やっぱり埃がいっぱい、なかなかきれいにならないなあ。毎日、ピカピカにしている家が信じられない。

 そのまま、インタビュー②の起こし・整理作業にとりかかる。進度は悪くはない。11日までには原稿化して、12日には仕上げにもちこみたいなあ。

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 今日もやっぱり、体感的に、寒い。

 朝から、NHKの日曜討論を見て、重い気持ちになる。
 テーマは、日米首脳会談。そもそもトランプは、ガザの住民の強制移住と米国による所有の宣言だとか、パリ協定離脱だとか、国連憲章と国際法を蹂躙(じゅうりん)する無法な宣言、発言をくり返す。そんなトランプさんを、批判をしないどころか、ここまで持ち上げるのかというような発言が目立つ石破さん。であり、国連や中東、欧州をはじめとする各国政府が厳しく非難していることは当然である。気候危機にかかわっては、米国の貿易赤字の穴埋めのために、同国からLNG(液化天然ガス)を新たに購入する約束をおこなう始末。
 日曜討論では、一部の政党をのぞいては、基本的に首脳会談を評価して見せる。問題点を指摘するにしても、日米同盟の強化を前提に、協力の名の追随を進めることを、日本が主体的に、米国と国際社会をつなぐといった表現に置き換えてしまう。しかし、おこなわれようとしているのは、「日米同盟をさらなる高みに引き上げる」「日米同盟の抑止力・対処力をさらに強化していく」ことにほかならない。それは中国への軍事的対抗を目標にすえた、日米一体の「戦争準備」を新しい段階に進めようというものである。
 経済の面で、いろいろな議論もなされるが、今後、日本はますます経済的従属を強め、アメリカから無理難題を押し付けられ、日本経済は相当厳しいことになることが予感される内容。あらためて、日米は、経済関係という点でも決して対等ではなく、きわめていびつな従属関係にあること、そのために日本経済の健全な発展がゆがめられ、国民生活が破壊されていることをよくふまえることが必要になっているのではないかとも思う。
 だた、国民のなかに、いろいろな矛盾は感じつつも、日米同盟を前提とすることを受け入れている傾向が小さくないことは気になる。簡単に、広く、対米従属経済などと言っても通用するわけではないことを自覚した方がいいのかなあなどとも、多くの野党は平然と、ああいう発言をするところにそれがあわらわれているのかと感じたりする。そこを突破するような、話ができるようにならないといけないなあとつくずく思う

 ただ、そう単純に、アメリカの言う通りの世界にはならないとも思う。世界はそういう時代ではない。しかし、アメリカがこのような態度をとれば、世界がきびしいことになるのも事実。そう言えば、こういうニュースもあった。

ICC所長、米制裁を非難 約80カ国が共同声明(共同通信)
 トランプ米大統領が国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)職員らに制裁を科す大統領令に署名したことを受け、ICCの赤根智子所長は7日「裁判所の独立性と公平性を損ない、罪のない犠牲者から正義と希望を奪うことを求めるものだ。断固拒否する」と非難する声明を発表した。
 「世界の全ての国々にICCを擁護するために団結することを呼びかける」とも訴えた。これに先立ち、フランスやドイツ、英国など約80カ国は7日「国際的な法の支配を脅かすものだ」と非難する共同声明を出した。
 大統領令は、米国やイスラエルなどの捜査に関わったICC職員やその家族の米国内の資産を凍結し、米国への入国査証(ビザ)の発給を制限する内容。こうした捜査活動に資金や物的、技術的支援を提供した者についても制裁の対象とするなどとしている。……

 

2025/01/29

全く異なる組織設立 学術会議法案の概要明らかに 井上議員に内閣府

 今日も、変な夢を見て、朝から重たい気分。同時に、強い眠気。うーん、がんばれ!

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 来月インタビュー②について、いろいろ相談したり、お願いのメールを送ったりしているが、なかなか、うまくすすまない。粘り強くやるしかないなあ。

 

全く異なる組織設立 学術会議法案の概要明らかに 井上議員に内閣府(しんぶん赤旗)
 政府が、通常国会で3月上旬に提出を予定している日本学術会議法案(仮称)の概要が27日、日本共産党の井上哲士参院議員への内閣府の説明で明らかになりました。

 新法案は、日本の科学者を代表し、政府に対する科学的助言を独立して行う国の機関という同会議の性格を定めた現行の日本学術会議法を廃止し、これまでと全く異なる組織を特殊法人として設立するものです。

 また、新会議発足時の会員の選定は「多様な関係者から推薦を求め」るとし、政府に都合のよい人選となる危険があります。

 首相が任命する監事を新たに置き、業務や財務を監査します。6年分の活動計画の策定と年度ごとの実績評価を義務づけ、内閣府に設ける評価委員会が意見を具申します。これにより、政府による学術会議への介入・統制が可能となります。

 現在、経費は国の負担となっていますが、同法案では「補助することができる」とし、国の財政責任は後退します。……

 学術会議は、政府から独立した、アカデミーとして貴重な役割を期待され果たしてきているわけだけど、では、その役割はどうなるのか。内閣府は、政府に対する勧告権については「調整中」という始末。しかも、新しい組織の法制化のために、学術会議と協議する「予定はない」と説明している。強引に学術会議とは全く別な組織をつくろうとしている。

 そもそも、軍事研究など政府のいいなりにならない学術会議に対し、2020年に菅義偉首相が会員6人の任命を拒否したことに端を発してた学術会議改革。その違法行為を反省も撤回しないまま、まったくすり替えて、新しい組織づくりを、学術会議の合意なしに!そんなことは許されないし、アカデミーの世界でも、日本は世界から孤立することになる。

 

 そう言えば、「外務省は29日、国連の女性差別撤廃委員会(CEDAW)を、日本の拠出金の使途から除外することを決め、国連側に伝えたことを明らかにした」そうだ(朝日新聞)。「同委員会が昨年10月、「男系男子」の皇位継承を定めた皇室典範の改正を勧告したことへの抗議の意図を示す狙い」ということだそうだ。そもそも、この種の勧告で日本がしたがっていないものは多数ある。今後、どんどん、こういうことがすすみ、世界の人権の流れから取り残されていくのだろうか。ほとんどトランプとかわらないではないか。

 

2025/01/20

戦争のトラウマ 兵士たちの消えない悪夢

 今日は朝から雨模様。夜にはかなり激しい降りになり、びしょびしょになる。

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 今日は、とにかくインタビュー②の原稿づくり。一気に、仕上げから発信まですすむ。時間がないからしかたがない。相当がんばっているんだけどねえ。実務あり、提稿2本。ゲラのやりとり。インタビュー②以外は提稿すみ!

 

 テレビは中居の事件でもちきり。中居と女性とのトラブル報道を契機とした事件。ふと財務事務次官によるテレビ朝日女性記者へのセクシャル・ハラスメントのニュース、もう7年ほど前になるのか、を思い出した。テレビ局員とのかかわり、テレビの闇は深いなあ。どこまで膿を出すことができるのか?反吐がでるなあ。いろいろな問題で、若い人の感覚――ボクらがちょっとと思いがちな――からしっかり学ぶこともいま、大事か。

 映像の世紀バタフライエフェクト。「戦争のトラウマ 兵士たちの消えない悪夢」

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兵士の心の傷が初めて注目されたのは第一次世界大戦、塹壕で砲弾の恐怖に放り込まれた兵士はシェルショックと呼ばれる神経症を患った。だが、国家は臆病者とみなし、電気ショックなどの対処療法で戦場に送り返した。ベトナム戦争では、女性や子どもまで巻き添えにする戦いの中で兵士の心の闇はさらに広がる。南ベトナムで村人25人を殺害した19歳のアメリカ兵は30年後自ら命を絶った。戦火の消えない世界で悪夢は続いている。

 第一次大戦の映像や、日本の映像は、ETV特集などで見たことはある。さすがにしっかり映像を蓄積している。戦争神経症は、兵士の訓練を変え、それでも、たえない兵士の病の広がりと、たたかいをめぐる考え方の変化は、さらに兵士の負担へとなり、PTSDとして認知されていっても、逆に、帰還兵士の犯罪と、自殺する兵士はどんどん増えていく。その事実は、人間の存在と戦争というものが本質的には、同居できないものであることそのものを示していると思えてならない。人間は本質的なところで、戦争を拒否すると考えたい。

 戦後80年の今年、戦争と平和をめぐってどんな年になるのか、どんな年にできるのか?

 

 

 

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