若者

2025/02/01

東京の転入超過、8万人 若者引きつけ一極集中加速 総務省統計

 今日は早朝仕事スタート。うーん。

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 サザンカの花がいまいっぱい咲いている。

 

 戻ってきて、家事をこなして、インタビュー①の起こし作業。がんばってすすめて、今日の予定のところまですすめる。

 今日は、北の国に移動の日。

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 すっかり健康に自信がなくなってきているので、できるだけ、いっしょに暮さないと。だけど、家族の、また、自分の解決できていない問題もたくさんあるから、なかなかまだまだ行き着く先は見えなかったりする。不安も、落ち着かなさもいっぱい。

 

東京の転入超過、8万人 若者引きつけ一極集中加速 総務省統計(朝日新聞)
 総務省が31日公表した2024年の人口移動報告で、東京都は転入者が転出者を7万9285人上回る「転入超過」だった。転入超過の人数は前年より1万1千人増え3年連続増。神奈川、千葉、埼玉の3県を加えた「東京圏」への転入超過も、前年より9328人増の13万5843人だった。コロナ禍で一時鈍化した「東京一極集中」が再び加速している。
 住民基本台帳に基づく報告で、東京への転入は46万1454人、転出は38万2169人だった。東京の転入超過はコロナ禍などの影響で21年に5433人まで減ったが、今回はコロナ禍前の19年の水準(8万2982人)に迫った。総務省によると、20~30歳代前半の若年層の転入者数が多かったという。…

 東京はますます、ビルが立ち並ぶ町とかして、どんどん変化を続けている。今日も、秋葉原はすごい人だったなあ。インバウンドも多いしよけいに。そこに若者がどんどんやってくる。東京の魅力もあろうが、地方には仕事がない、やりたいことができない、女性が自立して生きていくのは難しいなど、人為的な側面もあるのだと思う。この人の多さ、年をとると、逆にしんどいけどね。それでも、みんな都会からは離れられない。いろいろなものが、地方にはない大きな格差があるから。

 うーん、じっくりとしっかりと考えないといけないテーマ。自分自身の問題として、ね。

2025/01/18

大学入学共通テストの初日終了…現代文に大問追加「時間的に厳しい内容」

 早朝仕事は今日も寒かった。どうも疲れがたまっているし、あちこち痛くて、それをかばうと、ほかのところが痛くなってというくり返し。正直、弱気になる。帰ってきて、2度寝をしたくって、ベッドに入ったけど、無理だった……。

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 洗濯機は二回回す。

 その後は、インタビュー②の起こし・原稿づくり。猛スピードでやらないといけないので、原稿づくりまで一体にすすめている。ただ、どうも、心身共に今一つ。それでも、無理くり的にすすめる1日。やっぱり、早朝仕事の日は、なかなか仕事における集中力が落ちるなあ。体力ないなあ。

 さて、気になるニュースの多いこと。気が重くなる情報も少なくなる。そうなるのは一つには、社会の変化があるのだろうし、もう一つの側面として、自分の感じ方も変わってきているのだろうな。それでも、気が重くなっても、じゃあどうするのかということでは答えがあるわけでもなく、社会と自分について、もっともっと理解を深めないとということなんだろうけどね。

 

大学入学共通テストの初日終了…現代文に大問追加「時間的に厳しい内容」(読売新聞)
 大学入学共通テストが18日、全国の651会場で始まった。現行の学習指導要領に対応した初めての共通テストで、初日は地理歴史・公民、国語、外国語の試験があり、最も受験者が多い外国語は45万4899人が受けた。2日目の19日は、理科と数学、新教科の情報の試験が行われる。

 出題教科・科目がこれまでの「6教科30科目」から「7教科21科目」に再編され、読解力や論理的な思考力を測る問題が目立った。今回は旧課程で学んだ浪人生向けの科目も出題された。……

 共通テストをめぐっては、数年前、英語の民間テスト導入や、記述式問題の導入策動と、その中止を思い出すが、そもそも、学力のありようを変えることを目的に、学習指導要領改訂と呼応する形ですすめられたわけで……。しかし、いま、その学力とは何であったのかということは、とっても問われることになったわけだし、評価がやたらと強調されたけれど、そのことそのものについても問われていることが多い。実際に、学習指導要領改訂ですすんでいることと比して考えると、いったいこのテストで何が計れるのかということは疑問だらけというしかない。

 だけど振り回されるのは、受験生。そして、大学教員はヘトヘト。うちの相方も今日は相当つかれたようだ。毎年の英語のリスニングもあるけれど、そもそも、科目そのものが複雑。とくにいわゆる社会科(地理歴史公民)なんて、覚えられないでしょう。

 うーん、今後どうなっていくのかなあ。

2025/01/15

「『オールドなもの』への敵意──左右対立の消失と新たな争点」、【詳細】内乱首謀した疑いで拘束 ユン大統領 取り調べ終了

 チューリップの芽が出てきている。

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 寒いけど、その先にはやっぱり春が近づいているということかなあ。なかなか気持ちはそうにはならないけどね。厳しすぎる、今日の買い物も、えーこんなにするのって感じだし……。どんどん、お札が飛んでいく。

 昨日は、相方さんが自動車で暴走して、怖い思いをして、家に帰ったら、近所のこどもたちが家を占拠していて、そこに北陸のばあちゃん(ずいぶん前に亡くなっている)がやってくる夢。朝がやっぱりしんどい(笑)。

 今日は、提稿が4本。その後、来月企画のやりとりと、今月インタビュー②の日程決めと、その内容をあれこれ考える。頭を化学の世界から、政治の世界へ大転換中。結構、それだけでストレス。

 

 『世界』にのっていた、伊藤昌亮さんの「『オールドなもの』への敵意──左右対立の消失と新たな争点」を読む。あいかわらず面白いなあ。いまの政治を読む上で、新自由主義がポイントになるというのがボクの考えだけど、伊藤さんは弱者のためのネオリベラリズムという。弱者が、新自由主義を内面化し、支持していくメカニズムがつくられていっているというわけだ。それで自分たちが助かるわけではない矛盾。だからどうすればいいのかには必ずしも答えがあるわけではない。すでに、中高齢者も含めて、崩れてしまっている、事実を認識する、政治的教養を、共に学んで身に着けるしかないんだろうけれども……。

 

【詳細】内乱首謀した疑いで拘束 ユン大統領 取り調べ終了(NHK)
 韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が「非常戒厳」を宣言したことをめぐり、警察などでつくる合同捜査本部は15日、内乱を首謀した疑いでユン大統領を拘束し、取り調べを行っていましたが、複数の韓国メディアによりますとさきほど午後9時半すぎに取り調べは終了したということです。
 ソウル近郊にある捜査機関からは、大統領を乗せたとみられる車が出発し、大統領は拘置所に移送されたと伝えています。……

 ニュースでは、韓国では、与党の支持が回復していて、それを背景にした出頭と盛んにいっていて、韓国の民主主義について懐疑的な報道をする。日本のメディアは、韓国の右派ジャーナリズムに同調的だから、そこは割り引いてみる必要があるけれども、道は単純にすすむわけではない。それでも、民主主義の力を発揮する努力や模索、そこにある議論をしっかり大事にすることが大事だとは思うのだけれども。

 スマホ写真で再現は全然できないけど、月がきれいだなあと、家に帰る道で、感じた夜。

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2024/12/19

(社会季評)半径5メートルの傷と誇り、託した選挙終えて 自分と異なる「物語」、思い馳せる 東畑開人

 今朝はどんよろした天気スタート。寒いっす。

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 工場籠城明けは、とにかくしんどい。とりわけ、ここ数カ月、担当企画が多くのが続いたので蓄積しているが、解放感、それが眠気となる(苦笑)。とりあえず、今日は、執筆者との相談・打ち合わせがあったので、朝からその準備と、そのまま相談・打ち合わせに。途中、下版を終えた執筆者から2本修正や確認の連絡があり、バタバタ。午後は、資料読みに専念するが、冒頭の理由であまり集中できず((;´д`)トホホ)。あとは、永田町方面の情報収集と、いろいろ相談。

 

 さて、朝日の社会季評は東畑さん。

(社会季評)半径5メートルの傷と誇り、託した選挙終えて 自分と異なる「物語」、思い馳せる 東畑開人(朝日新聞)
 選挙の一年だった。都知事選、各党の代表選、衆院選、米大統領選など、私たちを熱くさせる選挙がたくさんあった。そういう一年にも、私はもちろんカウンセリングをして暮らしていたわけだが、そこで得た政治的観察をひとつ、一年の終わりに記しておきたい。

 普段、カウンセリングで政治の話をすることはほとんどない。そこで語られているのは、クライエント(相談者)の半径5メートルの小さな物語だ。つまり、家族や恋人、友人、同僚などとの個人的な関係と、それらをめぐる傷つきと孤独について、私たちは日々話し合っている。しかし、選挙が終わった後の一週間(選挙期間中ではないのがミソだ)は違った。クライエントたちは誰に投票したのかを口々に語っていた。……

 社会の変容のもとで、個人的な思いが重視される。傷と誇りを託す選挙には脆弱(ぜいじゃく)さを指摘する。と同時に、でもそこにあるおがなんで、そこからどう出発するのかを語りかける。弱さとか、傷とか、さまざまなことが頭をよぎる。半径5メートルの世界に、どう共感もしながら、尊重もしながら、それでいて、どう開いていくのか。そんなことは、もう10年も20年もくり返し議論されているおことでもあるんだろうけれども、日ごろ、見逃していることはないのか、そこに迫っていくうえで、大事なことがどこにあるのか、それでもくり返し考え続けるしかないとも思ったり。大事なことだとは思う。

2024/12/13

「年収150万円」に引き上げへ 学生バイト、103万円の壁―政府・与党

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 紅葉やあざやかさに少し欠けますね。銀杏は例年のじゅうたんで、風景も黄色くなっています。

 昨日は親父の夢を見た。夢のなかでも親を憎んでいた。死ぬ前に和解はできなかったな。まあね。

 

 さて、今日は対談①の仕上げから、発信まですすめる。提稿作業は6本。それに実務。慌ただしく、バタバタしています。

 昨日から話題になっているニュースがこれ

「年収150万円」に引き上げへ 学生バイト、103万円の壁―政府・与党(時事通信)
 政府・与党は12日、大学生らを扶養する親の税負担を軽減する「特定扶養控除」について、アルバイトなどをする子どもの年収上限を現行の103万円から150万円に引き上げる方向で調整に入った。2025年からの適用を検討。25年度税制改正大綱に反映させる考えだ。

 特定扶養控除は、19~22歳の子を持つ親らの税負担を軽減する仕組み。所得税の場合、親の所得から63万円を差し引いて課税する。子の年収が103万円を超えると扶養から外れ、税負担が増えるため、学生の働き控えにつながる「103万円の壁」とされている。……

 150万円だとすると、月12万5000円で、時給1000円で、月125時間。毎日働いて1日4時間強。25日働いて、1日5時間。ここまで働かせるのって感じの時間。そもそも、一般の労働者が週30時間労働をめぐってたたかっている国もあるというのにいったいこれは何なんだろうか。こんなことで、学生が学んだり、多様な体験を広げたりして、成長していくことが保障されるのだろうか。ボクらが学生の頃は、よく、日本のばあい、高校までの競争教育のもとで、全面的な発達が阻害されているからこそ、大学生活が大事ってことをいわれていたけれど、いまは学生の成長はどんどん狭められているわけで、それがこれからの社会にどんな影響をあたえるのだろうか。せめて、学費値下げや、奨学金の拡充と一体に議論してほしい。しかも、一方で、成績の悪い学生には奨学金打ち切りの脅しも強まっていて、学生はどんどん追い込まれざるを得ない状況があるだけに……。

 

 沖縄の米兵。判決は懲役5年か。彼は、最終陳述では、「悪いことばかりだ。全て奪われた。私の名前が不名誉な形で世界中に広まった。保釈金など多額の金を費やした。時間ももう返ってこない。私の人生を返してほしい」と言っていたそうだ。反省も謝罪もない。

2024/12/10

「成人力」日本は世界1~2位、OECD 16万人参加の国際調査

 疲労が蓄積しているのかな? 朝がつらかったりもする。動き始めると、普通にはなるのだけど。朝から、食事作りや洗濯などをして、職場へ。

 銀杏もそろそろピークになっている。

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 仕事の方は、とにかく対談①の起こし・整理から、原稿づくりにすすむ。昨日の原稿の進行は1日まちがえていた。木曜日には原稿化を完了しないとまずいなあ。となると、まったく余裕がないなあ。結局、結構、シビアと言うか、ハードな状況。だけど、いろいろなことを、うまくやれないなあ。どんどん、頭の中がごちゃごちゃになっていく。くそ。

 今日は会議もあった。なかなか、先の企画まで見通すのは難しい局面。新しい視点も重要になっているけれども、同時に、これまで何に立脚してきたのかをしっかり見ることも大事。勉強しなくてはいけないのだけれども……。調べないといけないのだけれども……。

 

「成人力」日本は世界1~2位、OECD 16万人参加の国際調査(朝日新聞)
 経済協力開発機構(OECD)が10日、成人の社会生活スキルをはかる「国際成人力調査」(PIAAC(ピアック))の結果を公表した。

 日本は全3分野で1~2位だった。3分野中2分野で1位だった前回に引き続き、世界トップ水準を維持した。

 PIAACは2011~12年に初めて行われ、今回が2回目。22~23年に31カ国・地域の約16万人が参加し、日本は無作為抽出された5165人が、タブレット端末で解答した。

 3分野は、①読解力②数的思考力③状況の変化に応じた問題解決能力。

 実際に出された問題は非公表。……

 この試験で、何が計れているのかはよく見ないといけないところ。ほんとうにいわれるようなことがわかるのか?

 と同時に、本田さんが、注目するように、「報告書によれば、日本はスキルは高くとも生活満足度は参加国最下位、自身の学歴水準よりも低レベルの仕事をしている人は最高レベル、仕事の遂行に必要なスキルが不足している人は参加国最多、学んだ分野と仕事とのミスマッチは最高レベル、仕事に必要なコンピュータやソフトウエアのスキルを持っていない人の割合は参加国最多である」と、経済構造も、就労構造もとても歪みがあり、同じように教育にも歪みがあることは、事実ではあると思う。何をどのように変えていくのかは、厄介な問題。

 どうも難しい問題が多いなあ。ここに新自由主義が微妙にかかわってくるから、よけいにしっかりみないといけないのだけど。ここでも勉強だけど、そんなことなかなかねえ。

2024/12/09

成績下位4分の1の恐怖 学生3万人弱に「警告」 修学支援新制度

 今日は、地元で(割引があるので)インフルエンザの予防注射なので、自宅で仕事。とにかく対談①の起こし、整理作業をすすめるだけすすめる。明日の早い時間には、起こし・整理は完了して、原稿づくりに入って、金曜日の午前中ぐらいを目標に原稿化をやりたい。ぼちぼち原稿もやってくるので、ここからは慌ただしい日々になっていく。年末だなあ。ほんとうに、いろいろ残り少ないということを切迫して感じる。直面していることに、いろいろがんばれる勇気もないし、貫く強さもないと気弱になるけれど、気持ちを振り絞らないといけない。ダメダメな日が続く中、やったことのない仕事を、ちょっと、がんばってみようともしているが、挑戦してるんだけどね、うまくいくかどうか。しかし、変な夢を見た。仕事バージョンで、組織関係の企画をすすめるのに苦労している夢。なんだろう。くわえて、家の椅子での作業は、腰によくないみたいだな。椅子を買い替えないといけないなあ。

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 以下は、なかなかショッキングなニュース。

成績下位4分の1の恐怖 学生3万人弱に「警告」 修学支援新制度(朝日新聞)
 「安心して学べない。大学に通えなくなる恐怖がいつもある」――。2020年度から始まった、低所得世帯向けの修学支援新制度(新制度)の学業要件をめぐり、学生らから悲鳴があがっている。単位数や出席率のほか、集団の中で下位の成績が続くと奨学金と授業料減免がともにストップする項目があるからだ。困窮世帯の学生を救うはずが、「他人との比較」によって途中ではじき出す仕組みになっているとして、教員らからは見直しを求める声があがる。……

 この問題は、堀川あきこ議員が、初登院直後に出した、「大学の授業料値上げと高等教育の無償化に関する質問主意書」のなかでもふれている。「給付型奨学金を受給している学生のうち、学業要件によって取消しとなった学生が二〇二三年度で一万五百二十一人、全受給者の四・一%(本年六月二十八日、京都の学費ゼロプロジェクトの要請の際の文部科学省回答)に上っています。しかも二〇二五年度に、この学業要件をさらに厳格化しようとしています」。そもそも、生活困窮家庭の支援を目的にしていたはずで、成績優秀者のための制度ではないはず。要件にするとしても、「卒業」以上のものを求めるのはおかしいし、むしろ、学生が安心して学べる環境の支援こそが必要であるはず。実際に、取り消しになった学生が、「その後も在学し学業を継続しているかなど、実態把握を行うべきではないか」。 103万の壁も、学生が働かなくていい制度も同時に議論すべきだと思うのだけれども。学費無償化はいまこそ大事だと思う。

 朝日の「子どもの権利も子どもの貧困も、大人の約5割「聞いたことない」」というニュースもショックだ。ここまで、知られていないのか。もう一度、よく考えないといけないなあと思う。今年は子どもの権利条約採択35年、批准30年だったのに何もできなかったしなあ。やっぱり、ダメダメだ。

2024/11/27

なぜ若者は斎藤氏、国民民主、石丸氏に投票したのか その2つの争点

 今日は朝から来月インタビュー①の収録でお出かけ。朝にはすっかり雨も上がって。

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 インタビューの内容は、今回も豊かでよかった! 

 

 すっかり団地も、色図いているなあ。とてもきれいな感じ。紅葉も少しずつ色づきはじめ、これからどんな感じになるのかなあ。

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 取材で、めずらしく外食。どこも高いなあ。おどろくほど上がっていて、ワンコインでは、立ち食いソバも食べられない。困ったものです。

 今日は、インタビューのあと、直で自宅に戻って、そこで仕事。少しはゆっきりできるかとおもったけど、こまごました仕事で結構時間がかかった。ビラまきもした。結構、つかれた。仕事はちょっとずつ、前進はしているけど、全然現状を打開するという水準ではない。気持ちはなかなか明るくはならないなあ。

 ひろゆき論で話題になった伊藤昌亮さんは、この間の選挙をどのように見ていたのか。さすがに、なかなか興味深い分析。

なぜ若者は斎藤氏、国民民主、石丸氏に投票したのか その2つの争点(朝日新聞)

 若い世代から強い支持を受けたという、都知事選の石丸伸二氏、衆院選の国民民主党、兵庫県知事選の斎藤元彦氏。そこに共通するものは何なのか。
 「石丸現象とTikTok」「ひろゆき論」などが話題になった社会学者の伊藤昌亮さんが、三つの選挙から見えた若者世代の意識を読み解きました。

 ――今回の衆院選の結果、特に国民民主党が若い世代の支持を集めたことをどう見ていますか。
 「衆院選を考える上で鍵になるのは、世代間対立です。投票日前後の3日間に、X(旧ツイッター)でどんなキーワードが盛り上がったかを調べてみたのですが、公示1週間前の3日間に比べて『シルバー民主主義』は18倍、『現役世代』も6倍に増えています。社会保障費や医療費についての投稿も目立ちました。対照的に、大きな論点になると思われた『選択的夫婦別姓』などはほとんど増えていません。安倍晋三政権時代のような左右間の対立ではなく、世代間対立という構図が明確に出て、『手取りを増やす』というフレーズで現役世代優先を掲げた国民民主党が躍進したのでしょう」……

 「それは、東京都知事選での『石丸伸二現象』や、兵庫県知事選で斎藤元彦氏が再選されたこととも間違いなくつながっています」と。石丸氏は、老害批判、既得権批判。兵庫県知事選でも、県議会や県庁は既得権益のかたまりと、「やはり世代間対立の構図がつくられ、既得権を批判する側が支持されたといえます」と。

 「高齢者が日本のイノベーションを妨げている」との議論に注目し、「強者の新自由主義ではなく、生活が苦しい人が生き延びるための『弱者の新自由主義』」と。そのことと、「ただ、従来のポピュリズムと違うのは、反エリートという要素が薄いことです。石丸氏は京大卒の元銀行員で、国民民主の玉木雄一郎氏や兵庫の斎藤氏は東大卒の元官僚です。いわばエリート主導の反既得権益であり、ポピュリズムなのです。そこが日本維新の会やれいわ新選組とは違うところでしょう」とのべる。ふむふむ。
 この論文をうけ、本田由紀さんが、「若者の認識(の問題点)がいかに形成されてきたにも吟味が不可欠だろう」という指摘も興味深い。

 

2024/11/24

教員試験、前倒し効果低調 受験者数、実施機関8割で減

 朝、昨日の早朝仕事の睡眠不足もあってか、結局、起き上がることができず、午前中の学習会参加は、やめにした。だけど朝から、来月インタビュー①の資料探し、それの読み込み、映像資料も探しだして、チェックをしたり。インタビュー内容の相談メールをつくったり。そのほか、資料の整理も。

 外はいい天気なのになあ。

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 午後には、科学者会議の総合学術研究集会のPFAS分科会に参加。小泉先生はとても、大事なことを言っているということは、何となく理解できるのだけど、中身は超難しい。原田さんの話とあわせ、日本のPFAS対策が世界のなかでも、ガラパゴス的なものになっている背景にある、せっかく科学者たちが出してきている研究成果を重視しない政治というものを改めて考えさせられるのだけど。

 日曜日の朝日の1面。

教員試験、前倒し効果低調 受験者数、実施機関8割で減(朝日新聞)
 今年度の公立学校教員採用試験を昨年度より前倒し実施した機関の85%で、受験者数(10月時点)が昨年度より減ったことが分かった。教員のなり手確保策として文部科学省が求めた日程前倒しだったが、受験者減に歯止めはかかっていないようだ。

 朝日新聞が10月、採用試験をする47都道府県・20政令指定都市の教育委員会と、大阪府豊能地区教職員人事協議会の計68機関に取材。今年度の1次試験の前倒しの有無や、今年度と昨年度の受験者数(昨年度は追加募集も含む)などを聞いた。大学3年生向け試験をする機関もあるが、採用年度が異なるため人数に含んでいない。

 1次試験の時期は、64機関が6~7月、4機関が5月だった。昨年度より前倒ししていたのは40機関。うち34機関(85・0%)で、受験者数が昨年度より減った。不足を補う追加募集をしている機関も目立つが、大勢は変わらないとみられる。

 全68機関の受験者数は計10万7236人。追加募集分があり単純比較はできないが、文科省の調査で過去最少の11万949人(1991年度)も下回る水準だった。……

 「文科省は昨年、一般的な日程より1カ月早い6月16日を1次試験の「標準日」として各機関に示した。担当者は「新卒は増えた機関もある」とし、前倒しに一定の効果があるとみる。ただ、取材に対し、前倒し40機関のうち13機関(32・5%)は「効果がなかった」「どちらかというと効果がなかった」とし、「効果があった」は4機関(10・0%)だった。」という。

 ただでさえ、就職が大学教育にはいりこんでいくなかで、学生の生き方がどんどん規制される。今後さらに、各地の教員養成系の大学の教育に、いろいろな形で教育委員会がかかわることを模索し、教員の青田刈りが強まるという動きも聞こえてくる。学生のあり方そのものを規定し、逆に、学生の成長は狭まる。

 キャリア教育で大学が変容していることにしっかり、教育養成の分野でも対応しているというわけだ。

 教員不足の根本的要因はまったく置き去りにされたままで……。

2024/11/20

半数以上が公費負担の拡充望む 高等教育費巡りアンケート

 今日は雨でかつ寒い。実は、朝方の寒さにそなえて、昨日毛布を出した。

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 今日は、とにかく、ゲラ読み中心。初校を8本ほど戻す。あと、先の企画の抑えや、相談、発注をすすめる。なかなか、決まっていかない。この先、しばらく、企画は相当、不安定だな。なんとか、がんばるが、頭が枯渇している。もっと、よく働く頭だったらいいのに(苦笑)。

 

 とくに、これを指して言うわけではないが、いろいろ議論を聞いていて、これまで言ってきたことの枠組みを無理やり当てはめようとするから、現実をとらえられなくなるということをつくずく思う。そのため、誰と、何とたたかっているのかもわからなくなる。暗い気持ちになるなあ。ほんとに、反省しないといけない。

 本田さんが、少し前の教育新聞の記事をXにアップしていた。ボクも読んでいなかったが、とても興味深いのでクリップ。

 

半数以上が公費負担の拡充望む 高等教育費巡りアンケート(教育新聞)
 中央労福協(労働者福祉中央協議会)が10月18日に公表した「高等教育費や奨学金負担に関するアンケート調査結果」で、半数以上の人が大学などの公費負担の拡充を求めていることが分かった。また、優先的に実現してほしいこととして「大学などの授業料を半額程度にする」を挙げる割合が最も多かった。同団体は「高等教育費は誰が負担すべきなのか、財源問題を含めて議論を進めていくべきだ」とコメントしている。

……

 その中で大学などの高等教育の公費負担について聞いたところ、「可能な限り公費であるべき」が35.8%で最も多く、「OECD平均まで引き上げるべき」(16.3%)を加えると半数以上が公費負担の拡充を求めていた。「現状のままで構わない」は15.4%で、残りは「わからない」(32.4%)だった。

 また、高等教育関連の負担に関して優先的に実現してほしい項目(3つ以内で選択)を7つの選択肢から選んでもらったところ、「大学などの授業料を半額程度にする」(44.4%)が最も多く、次いで「学費の減免額を拡充」(41.8%)、「給付型奨学金の拡充」(30.7%)、「返済者の負担軽減や救済制度の拡充」(26.1%)、「貸与型奨学金を無利子にする」(26.0%)の順となった。……

 学費無償、教育費負担の軽減が、どの政党もかかげたことだったのだから、国会できちんとこの要求が議論されればいいなあ。記事では、「1人当たりどのくらいの年間授業料が現実的に負担可能と考えているのかを尋ねた質問では、中央値が44万1000円だった。これは現在の国立大学の標準授業料の53万5800円を下回っており、同団体は「今後授業料が上がると教育費を賄えない人が増加の一途をたどることになり、支援策の一層の拡充が求められる」と指摘している。」とも書いている。

 学費半減って、実は、ポイントをついているんだろうけどなあ。うーん。

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