若者

2018/04/08

#失踪 若者行方不明3万人

 ブログを再開しようと思ったけど、なかなか書くことができないでいる。読んだものや、聞いたこと、見たことについて、どう考えたのかを、きちんと文章にしておくことが大事だと思っているけど、なかなか余裕がなく。しかし、そうなると、どうしても漫然とすごすことになる。うーん。
 さて、昨日のNHKスペシャル。

Thum_01 「ある日、突然、我が子がいなくなった」。今、突然“失踪”する若者が相次いでいる。警察庁によると、1年間に全国で行方不明となる人は約8万人、4割を『10代、20代の若年層』が占め、年間3万人を超えている。取材班は、失踪した我が子を探す家族を取材。さらに、若者にSNSで相談にのるNPOの協力も得ながら失踪した若者たちへの接触を試み、その過程を記録する。取材からは、SNS上に「裏アカウント(裏アカ)」をいくつも持ち、親や友達さえも知らない“匿名”で「本当の自分」をさらけ出し、見ず知らずの人間と簡単に接点をもっていく、新たな“失踪空間”の実態が見えてきている。さらに番組では、若者を対象にした大規模アンケートを実施、親が知らない若者たちの実像にも迫る。9人の若者の命が奪われた座間の遺体遺棄事件を受け、今年3月、国はSNSで若者の相談にのる団体の支援に乗り出した。いつ何時、犯罪に巻き込まれるか分からない若者たち。これまでの“家出”とは異なり、若者が次々と姿を消していく新たな“失踪社会”の実態を追跡する。

 若者の背景には迫らなかったから、どうもすっきりこないのだろう。まずは、おこっていることを伝えている。その起こっていることは、鈴木大介さんの『家のない少女たち』から大きくは変わってないのかなあとも思う。この本は10年前、ちょうど青少年への取り締まりが厳しくなり、少年少女たちの行き場がなくなり地下に入っていく時代。その闇はいまなお、いやいっそうを深くなっているのか。。たしかにSNSでスピードがあがったり、闇は広がったが。
 番組で登場する橘ジュンさんの話を聞いてからも10年ぐらいたつのかなあ。『漂流少女』が8年前だからそのころだったか? 彼女たちの待つ取り組み、それはある意味で”本人の選択を受けとめる”ということなわけで。支援のあり方についてある議論の1つで、bondとコラボの違いだとか、それはボクの知っている人の間にもある違いで、いろいろ考えさせられた点でもある。
 なかなか、救いも解決も見いだせない課題。背景にもなかなか突っ込みにくい。だからこそ、考えることは多いのだけど。

2018/01/29

ネットカフェ寝泊まり「住居なく利用」25%

 若者というより確実に中高年に広がっているなあ。

ネットカフェ寝泊まり「住居なく利用」25%(読売新聞)

 インターネットカフェなどで夜を明かす利用者の実態について都が初めてアンケート調査したところ、回答した946人のうち、およそ4人に1人が「住居がない」と回答していたことがわかった。
 都が26日、調査結果を公表した。調査は2016年11月~17年1月、ネットカフェや漫画喫茶、サウナなど都内502店を対象に実施。寝泊まりしていた946人のうち、「旅行出張の宿泊」との回答が37・1%、「住居がない」が25・8%、「遊びや仕事で遅くなったため」が13・1%だった。
 「住居がない」と回答したのは244人で、職業はパート・アルバイトと派遣労働者が7割を占めた。「住居がない」と「住居を失う恐れがある」を合わせた363人のうち、9割は「同種店舗を週に3~4日以上利用」と回答。年齢別では30~39歳が38・6%、50~59歳が28・9%と多かった。月収は「11万~15万円」が46・8%と最多で、住居を確保できない理由については、6割が「入居に必要な初期費用が準備できないため」と回答した。

 「住居喪失不安定就労者等の実態に関する調査」という名前の調査。実物はここ。

 居住の不安定の解決は急務だけど、同時に、雇用の問題もなんとかならないか。

2018/01/28

国際人権A規約第13条「教育の権利」―今日的意義及び現状と課題―

27539972_1674368332623905_898484182 今日は、朝、一通り掃除をして、それから資料探しに行って、午後から表題のシンポジウムに。ほんとは疲れていたから休みたかったけど、行ってみたらものすごく刺激をうけた。
 シンポでは、まず三輪先生と弁護士の西川さんが報告。奨学金の会の経緯とか2018年問題とか、滞納の現状だとか。
 それからメーンの、オランダのクーマンズ教授(ユネスコ人権平和議長)の報告。くわしくは、そのうち大学評価学会のHPなどで報告が掲載されるのだろうから、とりあえずの感想。なんというかね、その後の討論では、日本の院生や学生、困難をかかえた若者の実態が出された。ヨーロッパの議論との落差を最初から感じるわけだけど、あらためて、だからこそ、ヨーロッパの議論を支えているものが何かということを考えさせられる。人権をめぐる議論の深さと広さというか。ではそこをどう埋めていくのか、と同時に、ヨーロッパでもいろいろな後ろ向きの動きもあって、条約は万能ではない。ではどうするのか。市民の側の動きとして、いわゆる日本でいうカウンターレポートの問題がだされたが、日本ではもっといろいろ必要だろうな。ボクはクーマンズ先生が、条約の理念からこういうことは許されないだろう、こういうことはしんくっちゃいけないだろうというような問いかけをされていたのが印象的で、日本でもそういう議論の積み重ねがものすごく大事なんではないかなどとも思ったりしたのだ。


2018/01/27

子どもと生きるという仕事

Image_d34b3c5 今日は、超久しぶりに学びをつくる会に。大江未知さんの講演を聞きに。笑いあり、涙ありの「大江ワールド」を堪能。今日の話は、自己紹介的に、自分語りをとおして、ある種の教師のありようと、そして、宮沢賢治の「注文の多い料理店」で、子どもとつくる授業実践を、最後に、『教育』1月号でかかれていた、「いじめ」事件をとおして、子どもの関係づくりをとおして子どもと生きるということを考えるというもの。子どもを信じることと、粘り強く取り組むことと、何より、エネルギッシュに前向きに。だけど、きっと、その裏側にはたくさんの葛藤がある。なえそうになる時、もういいだろうと思うとき、それを乗り越えて、あきらめないなあ。今回は、いろいろ話すこともできたけど、いろいろヒントをもらったかなあ。まだまだ、まだまだだと自覚しよう。


2018/01/11

誰も置き去りにしない社会へ―貧困・格差の現場から

41tjdrbgwyl_sx342_bo1204203200__1 さて、いよいよあす発売です。雑誌で連載したものを1冊の本に。10本のうち、8本がボクのインタビュー。結局、子どもと女性の貧困がテーマとなったわけなのだけれど。一昨年から、さまざまな本が出て、鋭い議論だなあと思た人に、声をかけてというのが、この本。女性が多いのも特徴から。それなり、思い入れもある。だから、売れるといいのだけどなあ。買ってよんでほしいなあ。ちなみに本になっても、売れても、ボクには何の恩恵もないのですけどね。


2018/01/05

18、19歳 憲法無関心4割超 静岡新聞社県民意識調査

 静岡新聞の改憲についての県民意識調査が話題に。新聞には、ほかに「18、19歳 改憲容認72%」という見出しが泳ぐ。まあ、ていねいに読むと、「議論した結果、改正することがあってもよい」60.8%を含むものであったりと、見出しと中身はちょっと乖離している感じなのだけど。
 さらに9条に限ってみると、9条改正容認3割で、改正消極派が54%にのぼっているのだ。

 ネットでは次の記事があった。

18、19歳 憲法無関心4割超 静岡新聞社県民意識調査(静岡新聞)

 日本国憲法について静岡新聞社が3月末時点で18、19歳になる県内の265人を対象に2017年12月に行った意識調査で、憲法についての関心を聞いたところ、関心を示さなかった人が4割を超えた。安倍晋三首相が東京五輪のある20年までの改正憲法施行に意欲を示す一方、10代の有権者にとって憲法が身近とは言えない実態が浮かび上がった。
 今回の調査で「関心がない」「あまり関心がない」と答えた人は合計43・1%と、16年12月の前回調査の36・5%に比べて6・6ポイント上昇した。13~15年の3年間、本社が20歳以上の全世代を対象に実施した同様の調査では25%前後で推移していた結果と比べると、若者の憲法への無関心は顕著になっている。
 一方、「関心がある」「ある程度関心がある」と答えた人は合計53・2%で、同じ年齢層を対象にした前回調査の57・7%に比べ4・5ポイント下落した。
 今回新たに追加した国民投票についての質問では、「できるだけ早く国民投票を行うべき」が16・2%にとどまった。「具体的にどの項を改正するか詳細が不明のため、どちらともいえない」(30・6%)など慎重な意見が大半を占めた。
 調査に合わせて回答者からは「(政府などは)『今の憲法はここを変えるべき。なぜならこうだから』と具体的に伝え、その後にきちんと国民の意見を集めるべき」(専門学生18歳女性)といった意見も寄せられた。

 これとて、若者が政治に関心あるかどうかとは別な話。若い人と接している人に聞くと、ブラックバイトやブラック企業、奨学金などのほうが関心が高いというわけだし。憲法の問題はたしかにわかりづらさがある。身近な関心とむすびつけながら、どう語っていくのかも大きな課題ということなんだろうとは思うのだけど。

2017/12/31

ひきこもり29年目 親子の孤立「このままでは共倒れ」

 つい最近まで、7040問題と言われていたのだけど、時代は8050問題かあ。

ひきこもり29年目 親子の孤立「このままでは共倒れ」(朝日新聞)

平成とは 第1部:時代の転機 (1)8050危機
 平成とは、家族の姿が静かに、だが劇的に変わった時代だった。ひきこもる中高年の子どもを支え、老後を迎えても保護者の役割からおりられない。いま、そんな高齢の親たちが増えている。人生100年時代の新たな家族危機だ。
 その86歳の男性は、補聴器をつけて最前列で熱心にメモをとっていた。
 元高校教諭。10月に東京都内で開かれたKHJ全国ひきこもり家族会連合会の全国大会に、福岡県から泊まりがけで参加していた。
 長男は47歳。ひきこもりはバブル経済さなかの1989(平成元)年から続き、29年目になる。「あと3~4年の命でしょうが、ひきこもりの解決を考えることが使命。できるだけのことをしてあの世にいこうと思っています」
 深刻さを増すひきこもりの長期・高年齢化。
 長男が心に変調をきたしたのは大学受験がきっかけだ。第1志望の国立大に不合格となり、不本意ながら別の大学に進んだものの、すぐ実家に戻った。以来、バブルの崩壊やIT社会の到来、大震災など、世の中が揺れ動くなか、社会との接点をほとんど持たずに生きた。アルバイトも続かなかった。
 男性の退職金も底をつき、「こ…

 うーん、自分の子どものことを考え、自分の行く末を考えるなあ。この問題は、ほんとうに腰をすえようと思うのだけどなあ。なかなかだなあ。

2017/12/16

アラフォー・クライシス

 一昨日の、クローズアップ現代+。仕事でお世話になった藤田さんや飯島さんがゲストということで、録画して、見た。

01 給与に関する驚きの事実が明らかに!世が空前の“売り手市場”に沸く中、どの世代も月収が軒並み増加。しかし、アラフォー世代の給与だけがダウン。40代前半では、5年前に比べて2万円以上下がっていたのだ。実はこの世代間格差、就職したタイミングが大きく影響しているという。収入が低く、結婚もままならない。生計を頼ってきた親世代が高齢化し、共倒れの危機も…。アラフォー世代が直面する問題をとことん考える。

 書き起こしされているので、内容はここをみればわかる。

 40代前後は、収入も極端に低くなっている。そこには、歴史的経緯を背景にした構造的な問題もあると。
 非正規も多く、キャリアアップも、転職もままならない状況の中で、無職という事態も。親世代に生計をたよる一方で、介護という問題。共倒れを目前に控えた7040問題と言うのは、10年後の我が家の問題で、他人事ではないリアル観。

 もちろん注文はいいだしたらキリがないが、こうした問題を視覚化したのは画期的。藤田さんも、飯島さんも、がんばってたし。

2017/11/23

漫画 君たちはどう生きるか

61nvqjku6fl_sx351_bo1204203200_ ある意味では、少し不思議な現象でもあろうか。いまから80年も前に書かれた本の漫画版が、大ヒットである。それはなぜなのか?
 ボクがこの本を読んだのは、中学のときか高校のときか? 高校時代には、吉野源三郎の書いたものについて、友人と議論していたのだから、それより前のことだと思う。岩波の編集者の神様みたいな存在としての吉野源三郎は、高校時代にはすでに大きな存在だったのだということ。
 20代に高校生向けの新聞をつくっていたころ、推薦図書にこの本が入っていて、その感想文が出されていたから、そのときにも読んでいる。もっとも、当時の岩波版には、丸山真男の一文も載っていて、それがいろいろ物議をかもしたり。めんどくさい。
 というわけで、何度も読んだ本。とりわけ、「生産関係」のくだりのところは、強烈に覚えているわけでもある。社会的存在としての人間が、人間らしく生きることを探求する。思春期のまぶしいような模索の姿、葛藤したり、失敗したり、等身大の若者としてのコペルくんは、ほんとうにだれにも身近ということなのだろうと思うけど。
 もちろん、時代は変わった。社会的存在といっても、社会は得体のしれないほど複雑化している。個人として、生きることができ、個人であることが強く求められる時代に、社会をどう認識するのかも難しさもある。そのなかで、社会的存在としてのつながり、あり方はどうあるべきなのかの答えも難しい。そんな時代に、この本をどう具体的にうけとめるのか。
 単なるノスタルジーというわけでもないのだろうとは思う。ならば、そこにある普遍性のようなものに、人として、人とともに生きる生き方にやっぱり人はひかれるのだろうか? どんな人が、どのように読んでいるのか、とても知りたいと思うなあ。


2017/11/22

「慰安婦問題」を子どもにどう教えるか

513uy6v5jzl_sx348_bo1204203200_ 読んでいて、背筋がピンとなります。平井先生が、教師として、どのように子どもたちと向き合ってきたのか、その実践の記録。とにかく、熱く、真っ直ぐな、直球勝負の平井先生である。
 「慰安婦問題」をどう教えるかというテーマ設定だけで、足がすくむ。そのくらい現場の教師たちに、右翼勢力が直接的な攻撃をかけ、学校現場がゆれたこの20年だ。だけど、平井さんの情熱で、まわりの先生や、学校もよくがんばったと思うなあ。この20年は、とくかに90年代後半、元「慰安婦」が名乗り出たことによって、「慰安婦」問題が7社の中学校の歴史教科書に載ったことから、右派による激しい教科書攻撃、教育現場への圧力がつよまり、ついに現在では「慰安婦」問題の記述がある教科書は1社、授業で取り組む教師もほとんどいなくなったという20年だ。だけど、平井さんは、韓国で元「慰安婦」に出会い、沖縄で元ひめゆり学徒に教えを請い、自ら歴史の現場に足を運んで獲得した「戦争」の実相と「平和」への思いを教室の子どもたちとともに学びあったのだ。学んだ子どもたちの姿も、さまざまな困難に直面した時に、平井さんの思いも、読んでいて涙が出てくる。悔しさと感動と。そんな20年にわたる実践記録。
 へなちょこのボクの、さまざまな悩みや葛藤を直球でしかってくれ、いろいろなことにチャレンジするときに、背中を押してくれる。行動力あふれ、学びにみちた、平井さんに負けないよう、ボクもがんばらなきゃねえ。


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