『黒潮に抱かれて~与那国島と台湾~』
快速に抜かれる各駅停車なら、もしかしたら座れるかもねらいで、今日は、座ることができた。通勤電車で座れるかどうかは、決定的に違うのだけど、座れることはまずないからなあ。だけど、朝から電車が止まったりして、職場まで時間がかかったり。まあ、いろいろあります。
朝から、実務をやり、ゲラ読みをすすめ、ゲラを動かし、提稿3本など、いよいよ工場籠城に向け、最終盤。だいたい原稿はメドが見えてきた。今月も疲れたなあ。なかなか、この局面で国会に行くのは難しい。だけど、新しい特徴もある運動に。伝わってくるスピーチにわくわくする。
今日は、お昼休みに、『黒潮に抱かれて~与那国島と台湾~』というQAB制作のドキュメントを見た。
3月に放映されたものだけど、これがものすごく面白かった。番宣には、「台湾海峡有事が語られる中、「前線」に位置づけられる台湾、そして与那国島。自衛隊や軍、国家間の外交や勢力争いに注目が集まる中、この島で根を張って生きる人々の姿は「国防」や「外交」の議論の枠組みからすっぽりと抜け落ちている。
一方で、与那国と台湾がわずか100キロの距離で隣り合う位置関係は、政治や歴史がどうあろうと変わらない。それぞれの島の人々は独自に交流の歴史を積み重ね、今もそのバトンはつながっている。与那国島と台湾、それぞれの視点を通し、国家体制や国際政治の中で「辺境」に置かれた人々の生きざまを伝える。」とある。与那国は2009年には自衛隊招致を決議し、2016年に沿岸監視隊が配備され、22年に対空ミサイル部隊の配備を自衛隊が決め、先日(放映後)、町長がそれを容認。途中、町長選もあり、推進派の当時の町長に対し、どちらかと言うと慎重派ともみられた現町長が当選、しかし、自衛隊との微妙なやりとりが続いて、今日の受け入れ容認に至る経過がよくわかる。
アメリカは先日の米中会談でもそうだけど、中国をけん制しながら手を握りたい思惑。その牽制を日本にやらせたい。アメリカの封じ込めに対抗して、進出する中国を、EABOで対抗する。与那国へのミサイルの配備は、その戦略のもとにある。そのせめぎあいの中で、与那国の人の暮らしや安全は横に置かれる。先日言ったばかり、このドキュメントに中心的に登場する小嶺さんにもあってきたばかり。それだけに、とてもリアル。
番組は、金門島にまで取材に行って、実際の台湾と中国との関係も明らかにする。ここもなるほどと思う。
たぶん、東京の人は、活動的な人も含め、与那国などで何が起こっているのかなど、ほとんど知らないのだと思う。ボクはいちおう地元紙を読んでいるけど、それでも、読み飛ばしてしまうのが実際。だけど、日本政治の重大問題と言うことが起こっている。それは、ぜひ知ってほしい。
自衛隊の問題もそうだけど、辺境の地への政治の視点なども考えさせられた。そういう意味では、この問題は、植民地主義とも無関係でない。
さて、世界の今月号がおもしろい。酒井さんとか、岡野さんとか。やっぱりこういう人がいまどんなことを考えているのか、きちんと知っておかないとなあ。すごいなあ世界。いま読みたい執筆者の多くは女性。ボクはなかなか、女性の筆者とまで、いろいろ問題意識を交流するまではできているのは少ないなあ。そこは女性編集長の世界。うちも女性編集長の時代がくればいいのかもね。
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