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2025/10/10

ニュースをチェックしたりでほんとに落ち着かない

 いろいろ朝から原稿が来たり、メールが来たり、その対応からのスタート。

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 政局の行方がよくわからないので、おちつかない。今日は、結局、緊急インタビュー①の原稿づくり。会議があったり、ニュースをチェックしたりでほんとに落ち着かない。

 党首会談後の記者会見を見ていて考えたこと。なぜ、萩生田を要職につけたり、公明の頭越しで国民と会談したり、公明が怒ることをするのかと思っていたが、麻生さんは公明を切るつもりだったのだろうな。公明も、企業団体献金の受け手を都道府県にと、別に企業団体献金を禁止するわけではないのだけど、現行の制度は、支部など議員の単位の受け皿になっているものを変えるのには自民にとっては時間がかかる高いハードル。離脱の腹は決まってたのあろうなと。

 そうなると気になるのは維新。もともと麻生さんにはプランBがあって、それが維新の組み入れ。これだと河村を丸め込めば過半数を取れる(実際には維新に離党者が相次いでいるからそう単純ではないのだろうけど)。維新となると、社会保障・医療がいよいよ大変になるぞ。いずれにしろ、次の焦点は維新。舞台に上がってくるアクターが日々変わるなあ。うちは蚊帳の外だけど。

 しかし、政権の枠組みまで変わるのだから、有権者の信を問うべき。選挙管理内閣だとか、解散を前提にの短期処理政権であるべきなのだけど……と思うのだけれども。

 昨日は、ガザの停戦のニュースが。これがほんとうに停戦の第一歩になればいいのだけれども。そして第二歩つながればいいのだけど、実際には、わからないし困難が大きい。国連・国際社会の関与がしっかりできる状況になればいいのだけど、そこは相当困難。そもそも、国連のもつ二面性が深く反映した問題、同時に、国連の関与なくしては次のステージは見えてこないわけなのだから。しかし、この点も、関係者がよく理解できているとは思えないのが、難しさ。

 

 石破さんの所感は、結局、植民地支配は視野の外にある。侵略戦争への言及はない。歴代の内閣の歴史観を受け着くと言いながら、実際には、石破さんがいう戦争は、1941年以降の戦争。国内の政治をめぐる狭い範囲でのできごとについて解説して見せるが、大きな戦争と植民地支配をめぐる問題への理解はまったくないと言っていい。かつての小泉談話には、植民地支配と侵略への反省が明確に書かれていたに比べると、そのことにまともにふれることができないということそのものにしんどさがある。半分以上は石破さんの歴史観の歪みにその原因はあると思うので、やっぱりボクは石破所感を評価はできないなあ。もちろん、残りの半分は、この時代の政治の状況そのものであるということなのだろうけれども。こんな話を悦に入って語っている、退場寸前の首相というのは一体何なんだろうなあということも、無性に悲しくなる。

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