国際秩序、「絵に描いた餅」と否定する前に 価値観、傷つけているのは“誰”か
やっぱり暑すぎるね。いつまで続くのだろうか?
暑い中、職場で、最後の追い込み、ゲラ読み、最後の提稿、実務も。次の企画の手打ちもすすめる。目まぐるしいなあ。息子からたのまれて、かつての前衛に掲載されたものを探す。6年前の前衛を見て、驚く。このころものすごく働いていたじゃん。なかなかすごい企画が満載だ。あのころの自分に少し嫉妬したけど、もう戻れないのだから、いまだからできることを考えないとなあ。山積みの仕事をどうするのか? ほんとうにどうするのか?
ここに来て、いろいろ企画を考えながら、すごく思うことがたくさんでている。ここ数年で、選挙の様相も、そこに登場するプレーヤーも大きく変わる中で、問われていることが予想もつかない感じになっている。そのとき私たちは何をどうしていけばいいのか?
朝日の重田さんの論考を読みながらいろいろ考えた。
(政治季評)国際秩序、「絵に描いた餅」と否定する前に 価値観、傷つけているのは“誰”か 重田園江
「世界秩序が混迷を極めている」。この見方がありふれたものになったのはいつごろだろう。破局に至った過去の歴史を振り返ると、どうやら混迷には何段階もある。昨今はいよいよ最終局面に近づいていると思わされる。第2次トランプ政権の発足がこうした動きを加速させていることは確かだが、それだけではない。私たちは深いところで、信頼すべき価値観が失われつつあることを体感している。
中でも深刻なのは、近代国際法秩序を支えてきた価値観が大きく揺らいでいることだ。ウクライナ戦争が勃発した際、欧米諸国は「国際法違反」だとロシアを糾弾した。宣戦布告なしに、一説では前線の自軍にも直前まで意図を伝えず侵略戦争を始めたからだ。これが許されるなら、小国は軍事力で握り潰されるだろう。……
「こういうことが続くと、国連と国際法への批判が強まる。「国連は何の役にも立っていない」「もう解散して同盟体制に変えたらどうか」「国際法秩序は絵に描いた餅だ」などなど。だがこれは、ある規範を踏みにじる勢力が強くなったら、その規範自体に瑕疵(かし)があるかのように語るレトリックではないか。 」「世界を血みどろの争いに巻き込みながらではあるが、17世紀以降、欧州で生み出された国際秩序は、頼りなく実効性に乏しく見えるかもしれない。だが、今の私たちに手持ちはそれしかないのだ。現今の欧米諸国のふるまいと、歴史の苦闘の中で生まれてきた価値観とを混同することなく、国際法秩序の順守を主張し、試練の中でそのあり方を鍛えなおしていかなければならない。 」はほんとその通りだなあ。ここをもっと深めたいのはずっと思っているのだけど。とりわけ、トランプ中心の寡頭政治が世界をつつもうとしているとき、ここがいちばんの対抗軸なのだから。
じっくり本を読める時間が欲しいなあ。そんな時間が絶対にこないことは、よくわかっているのだけど。(時間ができたころには、本は読めないだろうなあ)。
今日の、渡辺治さん(一橋大学名誉教授)の「赤旗」の論考もおもしろかった。一緒に仕事を何度もしてきた人間として、かなり字数の制限で端折っている内容を解説したかったりする(苦笑)。こういう企画もほんとうに具体化しきらないと。
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