ドラマ「シミュレーション」 「戦時下の性暴力」
昨日は、午前中通院、今日もそう。可能な限り、いまいろいろ抱えている体の問題は解決したいなあと思い始めている。しっかり、体のことをきちんとしないと、ちょっとまずいなあとは感じている。この暑さに生き抜けない……。たまっていた実務をやりながら、次の手をうったり。今日は午後から、来月インタビュー①の収録。炎天下を歩いたので疲れた……。
取材先ではトンボがいっぱい飛んでいたなあ。
そうはいっても、季節は確実に秋に近づいているのかなあ。どうかなあ。
少し前、合間の時間に、ドラマ「シミュレーション」を見た。
猪瀬直樹のロングセラー「昭和16年夏の敗戦」を原案に創作を加えたドラマと、総力戦研究所の史実を伝えるドキュメンタリーを2夜連続で放送。日米開戦前夜の1941年夏、首相直属の総力戦研究所で日本とアメリカが戦った場合のあらゆる可能性がシミュレートされた。官僚・軍人・民間から選抜された若きエリートたちが導き出した結論は日本の“圧倒的な敗北”だった―。戦後80年の夏に送るこん身のNHKスペシャル。
かなり力を入れて制作されたドラマなんだろうけど、遺族から抗議されるなどの騒ぎになっている。みんな、まずいと思いながら、時代の空気に抗えず開戦に向かっていく??? 当時の権力者の責任は、あいまいにされ、あたかも平和をねがって葛藤していたように描かれてしまう。そもそも、16年の開戦をドラマにすると、日中戦争が切り捨てられ、仏印への進出が必然視される。
たぶん、NHKの上層部は、戦争責任を問いかけるような番組はつくりたくないんだと思う。そうした圧力のもとで、制作されるわけだからこうなっていくのかなあ。無謀な、やってはいけない戦争ということはわかるが、そのもとで展開された、植民地主義的抑圧と暴力はどこにいったのだろうか。
ことしのNHKのもっとも力をいれたドキュメントは、たぶん「ETV特集 昭和天皇 終戦への道~外相手帳が語る国際情報戦~」だと思うけど、たしかに東郷手帳で裏付けられたことって大事なこともあるのだろうけど、このように終戦政局の話にしてしまうと、ここでも戦争責任はあいまいんされてしまう、加藤さんのコメントはそれはないよなあ。上記の番組も含め、吉田さんひとりでがんばっている。
終戦政局ということでは文春も中公もそう。これがいちばん戦争責任を問わずにすむという判断なんだろうか。戦後80年の現状。
正直言うとテレビや、保守系雑誌だけではない。朝日新聞は、数日前、オピニオン欄で「戦時下の性暴力」を特集した。個々の発言は、学ぶところの多いものだったのだけど、気になるのは、その構成。山本さんが黒川村の話、越智さんがウクライナの話、え、日本軍「慰安婦」の話はどこにいったの??? 深沢さんがご自身の小説で、やっと「慰安婦」についてふれるのだけど、聞き手の関心は女性の人権。それはそれで大事なのだけど、女性への抑圧が、植民地主義的暴力とむすびついておこったのが「慰安婦」問題の一つの面でもある。それがどれだけ軍の手で組織的に、大規模におこなわれ、女性を苦しめたのか。そのことが、このテーマでとわれなくっていいのかなあ。
戦後80年、ほんとにボクたちはどんな地点に生きているのだろうか。よくよく考えたい感じがする。
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