「木村伊兵衛 写真に生きる」と「ハルビン」
北の国に来ると、少し曜日の感覚がなくなる(苦笑)。朝、久しぶりにしっかり寝て、それからインタビュー①の原稿づくりに向かう。まあ、こんなテンポかなあ。お昼をつくって、それから団地の総会の議事録をつくる。とりあえず、それはつくりきる。
夕方、道立芸術館でやっていた、木村伊兵衛の写真展を見に行く。昨年、東京の写真美術館でやっていたものが全国に巡回していて、見に行きたかった。木村は、土門とともに、リアリズム写真運動の創成期を生きた写真家だけど、土門とは作風は、かなり違う。なんと表現すればいいのかな。土門のような自分の思いを前面に出すのとは違い、その現実を切り取った写真は、ちがった人気があるし、世間全体でいえば、もしかしたら木村のファンのほうが多いかもしれない。
写真展は、戦前戦後の町や村の何気ない風景を切り取ったもの。それがまた時代の証言となっていて、いろいろ考えながら見ることができた。戦後直後、早い時期に言ったパリの風景と、同じ頃の日本の風景。木村はそういう風景を切り取りながら、何を思ったのだろうか?
夜、映画「ハルビン」の試写を見る。すごい映画だった。ロケもセットもすごいし、演出もみごと。日本との交戦、万国公法を大切にし捕虜を遇した、理想主義者であったとされる安重根の思想は押さえられているし、大筋は、史実を踏まえているのだろうなあと。ただ、日本の密偵となったキム・サンヒョンが実在の人物なのかはボクはよくわからないが、ウと蔡家溝とハルビンに二手に分かれた経緯などに、密偵の存在などは確認できないなあ。いずれにしろ、大きなエンターテインメントを大事にしつつ、安重根とその仲間の葛藤などに焦点をあわせた人間ドラマにもしあがっていて、見ごたえがある。ヒョンビンも魅力的。これを日本で全国公開って、すごいことだととても思う。
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