「国家が破産する日」
今日も、日程の決定はできなかったなあ。焦るなあ。早く決まらないかなあ。
今日は4月1日で、年度の初めの日。ボクのような仕事をしている人間にはまったく関係のない日だけど、学校関係者だと、行政の関係者は大きな節目。相方はいまの職場の最後の1年のはじまり。ここからカウントダウン。一方で、今日から、北の国に赴任してきたボクより若い友人(というか執筆者)のお引越しと手伝いを午前中。ほかにも、今日から新しい職場の報告などもSNSであり、大きな節目なんだなあと。いいね、そういう節目。ボクのこれからの節目は、まず退職だな(苦笑)。
午後からは、アパートで、原稿づくり。日程はもうとにかく待つだけだし。でも、午前中の作業が気分転換になったのか、結構集中して、すすんだ感じ。あと、北の国にいるのは、2日をきったので、もう少し、本読みとか、いろいろ企画を考える作業もすすめたいところ。
夜は、6年ほど前の映画「国家が破産する日」をやっと見た。これも、おもしろかった。
1997年に韓国で実際におこった通貨危機の裏側を描いた社会派ドラマ。1997年、韓国経済は急成長を遂げ、いつまでも好景気が続くと多くの国民が信じて疑わなかった。そんな中、韓国銀行の通貨政策チーム長ハン・シヒョンは通貨危機を予測していた。政府は非公開の対策チームを招集するが、国家破産まで残された時間はわずか7日間しか残されていなかった。独自に危機の兆候をキャッチし、これを好機と見た金融コンサルタントのユン・ジョンハクがある大勝負に出る。その一方で、経済情勢に明るくない町工場の経営者ガプスは、大手百貨店からの大量発注を手形決済という条件で受けてしまう。シヒョン役をキム・ヘス、ジョンハク役をユ・アイン、ガプス役をホ・ジュノ、IMF専務理事役を韓国映画初出演となるバンサン・カッセルがそれぞれ演じる。
危機が起こった時、つねに大企業は生き残ろうと権力をふるい、大国はその国への支配を強める。金融危機を背景とした映画だけど、その危機のあるようはちがっていても、起こることは同じだなあ、たぶん日本でも。そして、そこでの政治はどこまでも国民の顔をみない無責任なもの。チーム長のキム・ヘスはかっこいい。だけどね、支配層には、こんな人はいないんだよなあ。自分たちで、この支配から脱する方法を考えるしかない。力をつくるしかない。支配層には矛盾はあっても、やっぱり権力は強いものということも自覚させられる。それに対してたたかうのだ。いまの日本も、ほんとうに危機の時代で、国民は切り捨てられ続けている。自分の頭で考えたことを多くの人と共有するしかないのだろうなあ。
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