「反動」だけを輸入? 世界で広がる女性嫌悪の根源にあるもの
気持ちをまぎらわすために、昨日はちょっと飲み過ぎた。今日も、朝からインタビュー②の起こし・整理作業。明日から原稿づくりにとりかかるという感じ。まだまだ、手探りなところ。
午後から、埼玉に移動。
やっぱり、移動はしんどなあ。薬の副作用か、ずっと眠気があるからよけいにしんどい。
関東も寒いなあ。こちらは一転雨だったので、びしょぬれになりながら一仕事。家に帰れば、通常の家事がまっている。
北の国に、行っている間に、読みたい本ややりたいことは、たくさんあったのに、いつものように、結局、ほとんど手がつかなかったなあ。散歩もできなかったけど、雪かき1回、掃除が1回。あとは、相方に見せるために、「東京サラダボウル」を再び一気見。ボクが号泣しながら見ている横で、相方は……。
もっともっと勉強したいし、本が読みたいなあ。
もどってきたら、掃除をしなきゃ。北の国のお部屋に比べ、ものが多いから、ごちゃごちゃして落ち着かない。うーん、どうすればいいのかなあ。少し、北の国にものを送ろうとは思うのだけど、それもまた、難しい。
今日は、国際女性デー。
朝日新聞が、国際政治学者の三牧聖子さんと、朝鮮史研究者の崔誠姫さんの対談を掲載していて興味深く読んだ。
「反動」だけを輸入? 世界で広がる女性嫌悪の根源にあるもの(朝日新聞)
世界のそこかしこで政治家や著名人のミソジニー(女性嫌悪)をあおるような言動が目立ってきた。進みつつあったジェンダー平等の流れに対する、強烈なバックラッシュ(反動)の根源は何か。国際政治学者の三牧聖子さんと、朝鮮史研究者の崔誠姫さんが語り合い、考えた。分極化する男女と政治
――米韓の近年の選挙では、若年層では性別間で支持傾向が大きく異なったそうですね【崔】 2022年の韓国大統領選では支持が極端に分極化しました。当選した尹錫悦(ユンソンニョル)氏への20~30代の「Z世代」の支持率は、女性が少ない一方、男性では非常に多かった。
教育でも雇用でもジェンダー平等が進む一方で、南北の戦争状態が続き、若い男性が兵役を強いられることには変わりない。彼らの「損している」という不満が、同世代などの女性への「女嫌(ヨヒョム)」と呼ばれる嫌悪感として広がっています。そういった心情をくすぐったのが、女性の地位向上などを担う「女性家族省」廃止を公約に掲げた尹氏でした。その政権で、非常戒厳が起きてしまった。
戒厳に抗った女性と「推し」文化 韓国分断する「女嫌」と日本の関係
【三牧】 米国も似ています。米国社会は若い層ほどリベラルな政治傾向が強いとみられてきましたが、近年Z世代の男性に共和党支持が広がっている。住宅費や学費の高騰、就職難などに直面する男性に向けて、限られたパイを女性やマイノリティーに分けるのは不公平だ、とポッドキャストやSNSで語りかけるトランプ大統領の言説が刺さっています。……
なかなか、知ることができない韓国社会のこと、尹政権のことを崔さんが語ってくれていて、とても勉強になる。アメリカと韓国の姿をとおして、日本の今を考えるという構造。何よりもミゾジニーという言葉が突き刺さり、いま、どこにいるのかを考えさせられる。明日にでも紹介するけれど、うちの雑誌でも、今日発売の号では、女性差別撤廃委員会の勧告を特集、なんとか間に合った……。
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