産業遺産情報センター
土曜日は、出勤して仕事して、日曜日、自宅で仕事をしたりすると、二重三重に疲れているという感じ。しかも、一日中座っていると、気分はちょっとねえ。いろいろね。朝から、実務を少し、それから、インタビュー②の起こし・整理作業。これは完成。
いろいろなことを解決できない、無力さ。そして、現実におこっていることのしんどさ。いろいろ苦しいことが続き、心はそれはそれで傷つく。夜には、ある意見に接し、あれこれ考える。ほんとに、難しいし、自分がなかなか解決に向けた動きをつくれはしない。
さて、お昼過ぎから、今年は戦後80年とともに、日韓条約60年ということで、あらためて日韓関係が焦点になるし、そのときに歴史認識問題、とりわけ徴用工の問題は問われることになると思い、5年ほど前に大きな問題になっていた産業遺産情報センターに申し込んで、見に行ってきた。
政府のお金でつくられた、内閣府所管の施設であるにもかかわらず、一般の学習施設とはことなり、完全予約制である。何となく、ものものしく、総務省の施設のなかにあり、不思議な感じのところである。矢野秀喜さんが見学に行ったときは、いわば監視付きだったそうで。ほんとうに、おどろいた。政府の施設であるにもかかわらず、ここまで、はっきり「強制労働はなかった」ということを打ち出しているのかと。この施設の批判を竹内康人さんの論文で読んだとき、もう一つわかりにくいなあと思ったのだけれども、言って、竹内さんはああ、こういうことを言おうとしていたのかと、納得した。それだけでも行った甲斐がある(苦笑)。
つまり、展示や説明の前提が、朝鮮半島の「併合」は、合法的におこなわれたものであり、強制的な動員も、法律に基づいた合法的なもので、何ら問題がないというもので、そもそも、強制労働の歴史的な事実について、そもそも関心がないということにだ。そのうえで、韓国の非難のあやまりを一次資料と一時証言で明らかにすると言いながら、韓国の人たちの証言は、誤り、勘違いということで片付けてしまう。証拠としてあげてくるのは、かなり極端なつまみ食いで、怪しいものも多い。
N氏の端島の話での、悲惨で危険な労働はないという説明は、端島の労働は高度な技術が必要で、未経験で来たばかりの朝鮮人にはさせられないものだったというだけで、朝鮮の人たちがどのような実態にあったのかについては基本的にふれないもの。とにかく、ガイドにはしっかりした解説はなく、なんだかなあというもの。唯一、効かせる解説は、端島の戦後の発展期の思い出話かなあ。ここはいろいろな思いは詰まっていたという感じがする。
あえて大っぴらな公開の仕方をとらないのは、注目されて外交問題にしたくないのか? しかし自分たちで、こういう確認をしたいのと、右派の政治家の対策か。80年談話も、安倍さんがすべて解決したから必要ないというのが右派の主張だそうだけど、同じ線上にあるのだろうなあ。だからこそ、しっかりこの問題は学んで、語りたいとは思うのだけれども。
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