ちあきなおみ 〜喝采と沈黙の間で〜
今日は、朝から曇り空。そのうち、ぱらぱらと雪がふりはじめる。歩道には部分的に、前回の雪が氷のように残っていて、そこに雪が降ると、とてもよく滑る。午後からはかなり積る。
さすがに今日は心底寒い。といっても、こちらではましなのかなあ。それでも、外を歩くのはちょっとしんどいか。
今日は、とにかくインタビュー①の起こし・整理。ここまでは終え、明日からは原稿づくりにとりかかる。今日は、その後、今月原稿を読みながら、いろいろ考える。そろそろ法案が出てきそうなテーマ。メールでいろいろやりとり。もう1度資料も読む。それから、テレビで国会中継もウオッチ。
こちらでは、東京ほど時間に煩わされないので、精神的にはずいぶん楽。夜までばっちり、仕事をし、家事もしっかりしているけど、やっぱり余裕があるのはなぜだろうか? 通勤時間がないのがいちばん大きいのだろうけど。東京でも、テレワークをするけれども、でも、毎日というわけにはなかなかいかないので。職場から遠いところに住んでいるのはそれだけで過酷でもある。
夜、アナザストーリーを見る。「ちあきなおみ 〜喝采と沈黙の間で〜」。
今も多くの人に愛される不朽の名曲『喝采』。この曲でレコード大賞を受賞し、日本歌謡界の頂点に立ったちあきなおみ。運命を変えた一曲はいかにして生まれたのか?異色の歌詞、異例のレコーディング、神懸かった歌声…知られざる名曲誕生秘話が明らかに。その後も圧倒的な歌唱力と表現力で新境地を切り開くも、92年に突然の活動休止。なぜ彼女は“沈黙”を貫くのか?喝采と沈黙の間に秘められた歌手・ちあきなおみの真実に迫る。
ボクらの世代では、もうすでに伝説の人で、とにかく、圧倒され、今なおひきつけられる歌手である。だれもが知る「喝采」の話から、「夜へ急ぐ人」を転機としたような芸域の大きな広がり、後期の、ミュージカル『LADY DAY』での主演、ビリー・ホリディ役を演じての、「奇妙な果実」は鳥肌もの。もう背筋がぞくぞくとした。そして、夫の死を契機に、忽然と姿を消す。その理由は、やはりわからない。ただ、表現とは、やっぱりある意味で、人格の切り売りでもあるのだろうし(自分たちだってそうだもの)、だから…。後半のちあきのことはあまりよく知らなかったので、すごく心に迫るものがあった。
見終わって、ためしにちあき版「矢切のわたし」を聞いてみた。細川たかしなどよりも断然いい。やっぱり、ものすごい人だと痛感させられた。
今日は、相方の誕生日。おめでとう。
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