« 2025年1月 | トップページ | 2025年3月 »

2025年2月

2025/02/27

「法人化法案の全文公開を」学術会議会長が談話 「懸念払拭できず」

 2月はほんとに、あっという間にすぎていくなあ。

 ここのところは暖かい。だけど、花粉がとくり返し言う。ベランダの花もほころんでくる。

20250227_081822 20250227_081826 20250227_091311

 今日も、来月インタビュー①の起こし・整理。量が多いのでなかなかすすまない。疲れているので、今日は眠かった。

 あとは実務を少々。年末の出張の清算をしていなかったことが発覚。まったく、無自覚だった。スポッといろいろなことな抜け落ちる((;´д`)トホホ)

 

 日経の世論調査も同様の傾向。「れいわ、現役世代が支持 国民民主は30代で自民超え」と。関心事は物価対策がとびぬけている。

 

 学術会議の法案に、会長談話が出た。

https://www.scj.go.jp/ja/head/pdf/20250227.pdf

 ここからが正念場。政府は無視してやってくるのか? 野党はどう対応するのだろうか?

「法人化法案の全文公開を」学術会議会長が談話 「懸念払拭できず」(朝日新聞)
 政府が今国会に提出する予定の日本学術会議(光石衛会長)を法人化する法案について、学術会議は27日、「懸念を払拭(ふっしょく)するものとなっていない」として法案全体を早急に公開するよう求める会長談話を発表した。

 政府は3月上旬の法案提出をめざし、条文の最終調整を進めている。政府と学術会議幹部らは今月13日、法案の概要について協議。首相任命の監事の新設など学術会議側の懸念が解消されていないうえ、会員選考の方法などについて新たな懸念も生じたという。法案の作成過程で問題点が明確になったとして「法案全体を早急に公開することを求める」と主張した。……

 18日には、梶田隆章氏ら日本学術会議の歴代6会長らが、「国際的な科学者アカデミーから、信頼できる科学者アカデミーとして認知されない組織に変質する」と厳しい意見が出されている。そもそも、独立したアカデミーからの意見に耐えられないような政府の見解や発言は国際社会から信用されるのか? そういうことを考えるべきなのだ。一方、政府は、汚染水(処理水)の海洋放出などを含め、役割をはたしていないと、学術会議を政府の役に立つ団体にしたいということをあからさまに表明する。あらためて、6人の任命拒否から始まった問題の根源に、何があるのか、そもそも何が問われてきたのかをしっかり考えておく必要があると思う。

 

 朝起きて、公私ともに、悩み、課題の大きさに、生き抜くことのしんどさをいつも痛感する。この生きづらい社会。そこを生き抜く強い気持ちをもたないと。

2025/02/26

30代の支持率、自民が3番手に転落 国民民主、れいわの後塵拝す 産経・FNN合同世論調査

 ブログの方からは昨日の記事が消えているのはなぜなのか? もうちょっと様子を見て、復活しなければ、再度、アップするようにしなくては。

 今日は少し、暖かい。服装が難しい。来週はまた相当寒い日もあるようだしなあ。

20250226_090647

 今日は、来月インタビュー①の起こしを引き続き。後は、いろいろ情報収集。なかなかたいへんだなあ。いわゆる高校授業料「無償化」が合意されたとか。公立は、どうなるのとか、テレビではいろいろ報じられているけれども、そもそも高校の様相が相当変わってきている。そういうなかで、たしかに、私学への「教育要求」が高まり、競争が激化する懸念もある。子どもたちの、若者期への成長・発達を支える高校のあり方そのものもよく議論したいものだけど、なかなかそういう議論はみられない。そういう教育学的な接近も、あまり見えなくなっている気がするなあ。ボクたちが高校教育本をつくって、もう10年以上たつのだけれども、高校いついて、ほんとに議論したいところだけどなあ。

 来月インタビュー②の資料を集めているけれども、本がみつからない、その捜索にだいぶ時間を使ったけれどもまだ見つからない(涙)。

 後は実務を少々。なかなか、不安定で先が見えない日々を手探りで。何とかなる? 何とかする?

 

30代の支持率、自民が3番手に転落 国民民主、れいわの後塵拝す 産経・FNN合同世論調査(産経新聞)
 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が22、23両日に実施した合同世論調査で、若年層の政党支持率に「異変」があった。18~29歳では国民民主党が18・9%でトップとなり、自民党の11・8%を上回った。30代では国民民主が15・9%、れいわ新選組が14・4%となり、自民は11・2%で3番手に甘んじた。

 40代のトップ3は自民19・4%▽国民民主11・9%▽れいわ11・5%-の順。50代は自民31・1%▽国民民主8・7%▽日本維新の会6・5%-だった。

 60代は自民24・1%▽立憲民主党12・1%▽国民民主8・6%-など。70歳以上では自民42・6%▽立民12・5%▽公明党5・4%-だった。……

 もちろん、産経的バイアスもかかっているのだろうけれども、それでも、1つの傾向なのだろうか。新自由主義的な改革をすすめる国民や維新のポピュリズム、それが客観的に国民の願いを実現するものではないのだろうけれども、この任期はいつまで続くのか。裏付けのないえいわの政策の人気はどうみればいいのか。正直、わが社は埋没していて、見えてこないなあ。どうすれば、われわれの訴えが届くのか? 方法の問題とともに、訴えの内容ももう一度、しっかり考えないといけない。そして、こういうことと運動そのものが見えないことと、それをどうつくっていくのかということと、必要な対話、そのうえに学ぶことがつくられていくのか。ものすごく、大きな課題が突きつけられている感じがする。

 模索とともに、ぶれちゃいけないなあ。国際情勢では、ほんとにトランプに振り回されていることもすくなくなっているだけに。ウクライナをめぐって、うーんなかなかねえ。

2025/02/25

世界中で人権が「窒息」 国連事務総長が危機感


 暖かくなるかなあと思ったけど、全然だったなあ。職場は寒い……! 

 来月インタビュー①の起こしを開始、来月インタビュー②の設定、来月インタビュー②の資料集めなどをコツコツすすめる。目標のところまではいかないなあ。

 夜には、平和委員会の学習会で、ロシアによるウクライナ侵略開始から3年「侵略を止めさせ、平和を実現するためにいま、何が必要か?」と題した、川田氏の話を聞く。基本、最近の情報をしっかりふまえ、それをどうみるかを川田流に。なかなかまとまって情報を整理できていないから、とても勉強になった。

 トランプが出てきて、世界が混乱しているが、同時にわかりやすくなったという面もある。覇権主義的、帝国主義的な性格が顕著に。そういうなかで、たしかに今のようなトランプの進めかたが上手くいくはずがないとはみんな感じているわけで、ここ数日の国連の議論がそのことを象徴している。総会でもウクライナ戦争にかかわって、ウクライナ提案の決議は、93カ国の賛成で可決したそうだけど、米ロが同時に反対した。アメリカ提案の決議は、ヨーロッパの国の手で修正され、ロシアの侵略など明確な言葉が入ることになり、アメリカは賛成できなくなった。アメリカ提案の安保理決議は、イギリスやフランスは賛成しなかったなどなど。たしかに、平和への道のりはまだ見えないが、変化してきているのだろうとは思う。しっかり、そういう世界の変化をみつめることができないと、世界はトランプによって動かされているように見えてしまう。そういう大手メディアに流される。

 嘆きだけではダメだというのは昨日、学んだこと。現実の困難のなかにある、矛盾、うずもれた願いなどをしっかり見て、どこに依拠すれば、すすめるのかを考える、そういう経験からしっかり学ぶことが大事だろうと思う。そこでがんばらないといけない。
 国連(UN)のアントニオ・グテレス事務総長は24日、戦争や暴力、国際法を踏みにじる独裁者の弾圧などによって、世界中で人権が「窒息」していると警告した。
 スイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会でグテレス氏は「人権は、人類にとっての酸素だ」と発言。「しかし、人権は一つ一つ窒息させられている」「独裁者は、真に力を持った人々の行動を恐れ、反対勢力を弾圧している。家父長制は、少女たちを学校から遠ざけ、基本的権利から女性たちを遠ざけている」と警鐘を鳴らした。
 また戦争を好む人々が「国際法、国際人道法、そして国連憲章を無視している」と批判。戦争や暴力によって人々が「食料、水、教育を享受する権利を奪われている」と指摘した。……

 興味深い演説。ぜひ、原文を読んでみたいと思う。「グテレス氏は「道徳的に破綻した世界金融システム」の影響にも言及し、また「人工知能(AI)のような暴走する技術は、大きな可能性を秘める一方で、ボタン一つで人権を侵害する危険性も持つ」と懸念を表明した」とも。「「先住民、移民や難民、性的少数者(LGBTQI)コミュニティー、障害者など、特定の集団に対する不寛容が増大」していることに加え、「人権を人類への恩恵ではなく、自分たちが求める権力、利益、支配への障害と見なす分断と怒りの声」が強まっているとも批判」と。「これらすべてが組み合わさり、「過去80年間にわたって築かれてきた、人権の保護および促進のための制度や仕組みに対する直接的な脅威となっている」と危機感を示した」。うーん。この時代の明日をどう描くか。ほんとに、正念場を生きているのだなあ。

世界中で人権が「窒息」 国連事務総長が危機感

 暖かくなるかなあと思ったけど、全然だったなあ。職場は寒い……! 

20250225_085838

 来月インタビュー①の起こしを開始、来月インタビュー②の設定、来月インタビュー②の資料集めなどをコツコツすすめる。目標のところまではいかないなあ。

 夜には、平和委員会の学習会で、ロシアによるウクライナ侵略開始から3年「侵略を止めさせ、平和を実現するためにいま、何が必要か?」と題した、川田氏の話を聞く。基本、最近の情報をしっかりふまえ、それをどうみるかを川田流に。なかなかまとまって情報を整理できていないから、とても勉強になった。

 トランプが出てきて、世界が混乱しているが、同時にわかりやすくなったという面もある。覇権主義的、帝国主義的な性格が顕著に。そういうなかで、たしかに今のようなトランプの進めかたが上手くいくはずがないとはみんな感じているわけで、ここ数日の国連の議論がそのことを象徴している。総会でもウクライナ戦争にかかわって、ウクライナ提案の決議は、93カ国の賛成で可決したそうだけど、米ロ北朝鮮が同時に反対した。アメリカ提案の決議は、ヨーロッパの国の手で修正され、ロシアの侵略など明確な言葉が入ることになり、アメリカは賛成できなくなった。アメリカ提案の安保理決議は、イギリスやフランスは賛成しなかったなどなど。たしかに、平和への道のりはまだ見えないが、変化してきているのだろうとは思う。しっかり、そういう世界の変化をみつめることができないと、世界はトランプによって動かされているように見えてしまう。そういう大手メディアに流される。

 嘆きだけではダメだというのは昨日、学んだこと。現実の困難のなかにある、矛盾、うずもれた願いなどをしっかり見て、どこに依拠すれば、すすめるのかを考える、そういう経験からしっかり学ぶことが大事だろうと思う。そこでがんばらないといけない。

 

世界中で人権が「窒息」 国連事務総長が危機感(AFP)

 国連(UN)のアントニオ・グテレス事務総長は24日、戦争や暴力、国際法を踏みにじる独裁者の弾圧などによって、世界中で人権が「窒息」していると警告した。

 スイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会でグテレス氏は「人権は、人類にとっての酸素だ」と発言。「しかし、人権は一つ一つ窒息させられている」「独裁者は、真に力を持った人々の行動を恐れ、反対勢力を弾圧している。家父長制は、少女たちを学校から遠ざけ、基本的権利から女性たちを遠ざけている」と警鐘を鳴らした。

 また戦争を好む人々が「国際法、国際人道法、そして国連憲章を無視している」と批判。戦争や暴力によって人々が「食料、水、教育を享受する権利を奪われている」と指摘した。……

 興味深い演説。ぜひ、原文を読んでみたいと思う。「グテレス氏は「道徳的に破綻した世界金融システム」の影響にも言及し、また「人工知能(AI)のような暴走する技術は、大きな可能性を秘める一方で、ボタン一つで人権を侵害する危険性も持つ」と懸念を表明した」とも。「「先住民、移民や難民、性的少数者(LGBTQI)コミュニティー、障害者など、特定の集団に対する不寛容が増大」していることに加え、「人権を人類への恩恵ではなく、自分たちが求める権力、利益、支配への障害と見なす分断と怒りの声」が強まっているとも批判」と。「これらすべてが組み合わさり、「過去80年間にわたって築かれてきた、人権の保護および促進のための制度や仕組みに対する直接的な脅威となっている」と危機感を示した」。うーん。この時代の明日をどう描くか。ほんとに、正念場を生きているのだなあ。

 

2025/02/24

参加と共同の学校づくり・教育課程づくり交流集会

 今日も寒い。早く、暖かくなってほしい。

77786

 今日は朝からこちらの集会へ。

77791

 参加と共同の学校づくり・教育課程づくり交流集会。

 まずは、久保田さんの講演。教育課程づくりは、憲法・教育基本法の精神にのっとってこそ。学習指導要領もここを基盤にしてつくられるべき、その憲法教育基本法は、日本のおこなった戦争への痛苦の反省が基礎にある。そういう話をまず日本の戦争を切り口に話していく。映像や写真をいっぱい使って、ぐっとくる話。

 午後の分科会も、教育課程づくり。Iさんの、授業づくりを契機に、学校づくり・教育課程づくりを視野に入れた話。教員が楽しさを感じ、授業づくりに向かうことが、いまの閉そくした現場に、風穴をあけるという問題意識。Fさんは土佐の教育改革をふり返りながら、三者協議会のとりくみを。ひさしぶりの話だったのでいろいろききたいが、質問の企画を逸した。

 なぜ、質問の機会を逸したか。どうも討論がかみあっていない。教育課程づくり、学校づくり、参加と共同というところがなかなかすわっか感じがしない。参加者の関心が違うところにあるのかなあということも感じてしまった。

 久びりにKさんにお会いして、元気な姿がうれしかった。がんばっているなあ。

 

2025/02/23

「臨界世界 -ON THE EDGE- 女性兵士 絶望の戦場」

 今日は、早く起きて、職場に行って、来月インタビュー①の収録。朝から寒いなあ。

20250223_080237

 途中、久しぶりに、開かずの踏切……。10分ほどまったかなあ。

20250223_094210

 インタビューそのものは、そのテーマについてしっかり全面展開の2時間弱。おもしろかったし、勉強になりました。

 

 職場で一仕事して、パンをかじりつつ、帰宅。来月インタビュー②について、いろいろ考えはじめている。いろいろ怪しさが増幅している原稿もののあるので……。いろいろうまくいかないことがやっぱり多いねえ! そう楽はさせてもらえないんだろうけど。ふと、このままにしていればどうなるのかなあということも考えたりする。

 べらぼうをめぐっては、あんまし議論はされなくなったのかな? 今日のべらぼうは、いわば吉原差別。ボクも廓の出身だから、その赤線には一般社会と隔てる壁が実際につくられていたけれども、赤線の旦那方は、その社会からの目線をいやがって、自分の子どもたちはその壁の外に住まわせた。自分の父親はそうして壁の外の人間になった。だけどね、根本的な問題は、吉原への視線にあるのではなく、吉原が女性の生き血うえになりたった世界であるということ。その上に咲く、文化を肯定的に描くのではなく、そうではない庶民の世界の文化の芽を描くことはできない時代なのだろうか。心の底から登場人物に共感できないもどかしさがつねにつきまとうドラマではなるのだよなあ。

 だけどまあ、瀬川は切ないよなあ。そこには気もとは入るよなあ。

 

 夜はNHKスペシャル。「臨界世界 -ON THE EDGE- 女性兵士 絶望の戦場」

 

Photo_20250223223801
女性兵士の数はこの3年で急増。ウクライナ軍は、世界でもトップクラスの“女性の軍隊”になっている。女性たちは、全員が徴兵ではなく、志願して軍に入ってきていて、士気が高い。戦闘機のパイロットや歩兵、狙撃手として前線で戦う女性も多くなってきている。英雄とされ、愛国心の象徴となっている女性兵士もいる。しかし、彼女たちは、むき出しの暴力の中で、人知れず喪失感と絶望感に襲われていた。女性兵士たちの本音に迫る。

 

 ウクライナの頭越し、ロシアとアメリカとの協議が強行される今の局面。そのことが、またウクライナの人々の尊厳をふみにじり、いかりや反発を広げている。だけど、そのもとで、戦場の深刻が状況は積みかさなっている。番組は前線で戦う彼女たちの姿をおう。重傷を負っても、「私は私のまま。ロシア人はまだ私から何も奪っていない」と語る女性。一方、戦争そのものを拒否する子どもからの問いかけ。そして、ウクライナの英雄とされた女性は苛烈な戦いで、戦争の暴力性に強い怒りを感じながら、 苛烈な戦いで、心もむしばんでいく。だけど、それでも戦い続ける。そこでは、悲しみだけが積み重なっていくのに。戦争について、この戦争についてということも含め、いろいろ考える。答えはそう簡単に見いだせないのだけれども、いろいろ考える。考えないといけない。

 

 

2025/02/22

なぜ選挙に行かないのか 能條桃子さんが感じる若者不在の民主主義

 早朝仕事スタート。

20250222_063039

 結果、今日はウトウトしている時間の多いこと。体力おちているなあ。

 午後から研究会にともおもったけど、体力的に行くのはやめて、zoomの手続きは間に合わなかった。むしろ、優先すべき、明日のインタビューの資料読みに、集中とまではいかないが(苦笑)。ウトウトしながら。

 

 朝から、カーネーションの名シーンの一つをしっかり。涙。でも尾野真千子も今日で終わりかあ。夜も、尾野真千子と小林薫のドラマだなあ。昼にやっていた三屋清左衛門といい、老いがテーマは重要なテーマなんだろうなあ。

 

なぜ選挙に行かないのか 能條桃子さんが感じる若者不在の民主主義(毎日新聞)

 なぜ多くの若者は選挙に行かないのか。それは、「若者が民主主義の中に存在できていないから」。こう訴えるのは、若者に政治参加を呼びかける「NO YOUTH NO JAPAN」(NYNJ)で代表理事を務める能條桃子さん。では、今の民主主義をどう変えていけばいいのか。能條さんに聞いた。

自分たちの社会は自分たちで
 ――能條さんが考える民主主義とは何ですか?

 ◆私は2019年春から約8カ月間、デンマークに留学していました。そこで民主主義という言葉に対する考えが変わりました。
 日本で暮らしていたときは、民主主義は多数決や代議制民主主義など制度的なものというイメージを持っていました。
 デンマークでは「生活形式の民主主義」と言われます。自分たちの社会は自分たちで決めて良くしていくという姿勢です。
 例えば、あまり面白くない授業があれば、どうすれば面白くなるかを議論して先生に直接言いに行くといったことです。
 みんなで参加して良くしていくあり方が民主主義だと思っています。……

 若者のいない民主主義、若者の生きてきた場所に大切にされることのなかった若者の参加。

 結構、たくさんのことを言っている。一つ一つ、よくよく考えなければいけないことがたくさんある。ほんと、たくさんあるなあ。老いとの関係でもどう考えるか、何をすべきか、よく考えないといけないなあ。

 

20250222_170051

 

 

2025/02/21

考えたこと

 工場籠城明け。ちゃんと仕事しています。朝から、今後の企画の整理をして……。だけど、ミスが大丈夫かハラハラする( ;∀;)。ミスにミスを繰り返すと、目も当てられない。情けない自分の身の処し方をいろいろ考える。

 そういう意味でも「カーネーション」に涙。来し方への公開と、それでも、自分の若いころの信念にガツンと。そうなんだよなあ。改めて、このドラマは傑作だな。渡辺彩はやっぱりすごい。

 

 さて、FBで、三上さんが、自身の「モンスター」投稿を削除した。たしかに、あの表現はいかがかとは思う。だけど、冷静に考えて、伊藤さんがシンボル化され、圧倒的に影響力をもつようになったもとでの表現のありように、あのような物言いをしたというのは、あえて誤解を恐れずに言えば、理解できなくもない。ちなみにボクは三上さんのことはあまり好きではない。

 そもそも、隠岐さんの言うようにこの問題は、「公益性」をめぐる対立があるのだと思う。それは場所や、ケースによっていろいろななだけで。そういう意味では、どちらの議論も成り立つとも言えなくはない。だからこそ、伊藤さんの側の謝罪もあるのだと思う。あそこまで、ことの発端の弁護士が激しい言い方をしたのかは、ボクらは、経過の一端しか見ていないから、知るよしもないし。

 そもそも、人権と人権が対立したときの問題というのは、解決は単純ではない。ボク自身はそのときは、もっとも、被害を大きく受けた人にまずよりそうということを基本にしたいのだけれども。

 そういうなかで、こうした議論になったのは、ある意味では意味のないことではないとも思う。すぐに発展的に解決できなくとも、こうした議論に習熟していくことが必要なだけに、より意味のある議論になることを願うばかりだと思っている。

 うまく言えないし、批判されるかもしれないけど、そんなことが考えたこと。いずれにしろ問題の今根源にあるべき、性暴力に対する批判の議論が最終的に高まっていくことこそが大事だと思う。

 

 夜は、敬愛する執筆者の打ち合わせを兼ねた飲み会。いまのこととも関係するけど、原理と現実についていろいろ考えた。それは後日。

 夜は更ける。

20250221_210220

 

2025/02/20

情けないのであれば、情けないなりに

 今日まで工場籠城! 工場の近くのマンションのエントランスには、今年も。

20250220_100725

 春は近いがやっぱり今日は寒い。

20250220_085945

 病み上がりの最終盤は、やっぱりきつかったです。それでも、みなさんの協力でなんとか乗り越えたという感じです。ありがとうございます。ただ、仕事もここんところミス、トラブル続きなのが心配。いろいろ手打ったつもりだけど……。加えて家事なども上手く出来ないからイライラしっぱなし。時間もかかる。ほんとに、ほんとに、情けない状態。

 まあ、こつこつ、まじめにやりましょう。情けないのであれば、情けないなりに、いっそうこつこつやるしかないですしねえ。



 仕事で、忙しく、追い込まれているあいだにも、世界ではいろいろなことが起こっている。ほとんど、理解できないことが外でも内でもおこっている。それをどう読み解くのか。なかなか追い付いて行かないけど、ここでも、こつこつやっていくしかない。おこたらず勉強勉強。通勤時間だとか、いろいろな時間をうまくつかって。時間がかかる分、時間をつくらないとなあ。

 敬愛する著者の吉田敏浩さんから、いただいた! 感謝。

657236

 あ、あとがきに、ボクの名前が。謝辞までいただいて! 恐縮です(恥ずかしいです)。同時に嬉しかったのが、今度もまた参考文献に、うちが掲載した論文をたくさん示していただいたこと。うちのような雑誌は、仕事していても孤立感を感じてしまうだけに、編集者として元気が出ます。感謝、感謝。

 

2025/02/17

知的障害ある44歳次男の首を 父「限界だ」、施設入れられず疲弊

 うーん。久しぶりの職場ぬ向かうが体力のなさを感じる。通院もしたが、診療所への階段を、前の人、一段飛ばしで登っていくのではないか! こっちはフーフー言いながらのぼっているのに……。月曜日の診療所では、いろいろな人に会う。ちょっとした頼みごとをされたり、協力をもとめられたり、質問されたり、情報交換したり、いろいろと忙しい。

 今日は、実務、ゲラのやりとりなどなど。来月インタビュー①の内容もそろそろ固めなければいけないし、そろそろそろそろ焦ってくる時期。うーん。思うように進行できているわけではないし、先月の大きなミスも発見してしまうし、ダメだなあ。ほんとになかなか深刻な自分の仕事ぶり……。

 朝からぽかぽか陽気。だけど、夕方からどんどん寒くなっていく。うーん、いやだなあ。

20250217_093430 20250217_083359

 パラパラと『中央公論』の新書大賞の特集を見る。なるほど、『なぜ働いていると本を読めなくなるのか』が大賞か。ボクよりも3周ほど下の世代。どんなふうに見、感じ、考えているのか、評者たちの感覚も含め、興味深い。共通していることと、大きく違うこと。大きく違うのは、なぜ、どこが違うのか。そういうことを考えざるわけだけど……。

 

 今日もショックなニュースが続いた。

知的障害ある44歳次男の首を 父「限界だ」、施設入れられず疲弊(朝日新聞)
 千葉県長生村で昨夏、重い知的障害がある次男(当時44)を殺害したとして、父親の平之内俊夫被告(78)が殺人罪で起訴される事件が起きた。父親は母親と2人で次男の世話をするのは「限界だ」として、障害者施設への入所を希望していたが、かなわずにいた。SOSはなぜ届かなかったのか。父親の初公判は17日、千葉地裁で開かれる。

 一家は事件の約1カ月前に神奈川県小田原市から引っ越してきたばかりだった。神奈川県の検証チームがまとめた中間報告書によると、次男は多動性障害(注意欠如多動症)を伴う重度の知的障害があり、養護学校を卒業後の1998年から県立障害者施設「中井やまゆり園」(同県中井町)の一時利用を始めた。

 2006年に日帰りで園を利用した際に、職員が次男の首に絞められた痕があるのを見つけた。父親は「本人が眠らない日が続き、ついやってしまった」と釈明した。

 父親は20年に「(次男が)テレビを4台駄目にした。外に出て行って警察に2回保護された。夜寝ないのが一番つらい」として、園への入所を希望した。

 当時はコロナ禍で園は短期入所を中止していたが、疲弊した父母が「手をあげてしまう」と話したことから、同年12月から月1回の短期入所の再開を認めた。次男は、全裸になったり大声を出したりといった問題行動が続いていたという。……

 決して、他人の問題ではない。どこまでの家族介護を求めるのがいまの日本社会。SOSを出そうにも、佛教大の田中智子さんが昨年、NHKと共同で実施した調査では、入所施設の利用を希望しながら待機状態にある人は全国にのべ2万309人、グループホーム(GH)ではのべ1910人に上ったそうだ。待機状態の7割以上が知的障害者だったという。とてもつらいなあ。とても。

2025/02/16

「政府に従属する組織になる」 学術会議任命を拒否された岡田氏

 いつもよりは、結構、たっぷり寝続けていたから、そろそろあまり眠れなくなる。来週水曜日には、工場籠城がはじまる山場でもある。提稿2本、ゲラ読み2本ほか、ゲラを動かす作業をすすめる。後は、来月インタビュー①の資料読み。来月、再来月の不足分をうめる作業を決断力をもってとりくまないとなあ。あたまを、日常に復帰させていかないといけない。

 昨日の夜のETV特集は、「救うことで救われる 〜日本被団協 原爆被害者の闘い〜」。被爆者の必死の思いが、情勢を切り開いてきたことはよくわかる。だけど、どうしても戦後の原水禁運動にふれることになる。その描き方はうーん、いわゆる俗説というか、社会党系の人が語ってきたことがベース。森滝さんを軸にしたからそうなる。ちょっとなあとは思う。同時に、この歴史をどう語ればいいのだろうかということにも、頭をかかえる。たぶん、まわりでの当時のことを知らない(もちろんボクのリアル体験としては知らない)人が多いなかで、どうかたるのがいいのだろうか? と思ったりした。

 いよいよ学術会議問題も正念場を迎える。

「政府に従属する組織になる」 学術会議任命を拒否された岡田氏(共同通信)

 日本学術会議を法人化する法案に反対する学者らが15日「学術会議の意義を破壊することになる」との声明を発表した。東京都内で開かれた記者会見には、2020年に菅義偉元首相に任命を拒否された岡田正則・早稲田大教授(行政法)らも出席。「政府に従属する組織にしようとしており重大な問題だ。日本の学術の在り方そのものを汚染する」と糾弾した。
 声明は「安全保障関連法に反対する学者の会」が発表。今後、政府と学術会議側に提出する。首相任命の監事を設置するとの政府方針などに対し「活動の自主性を制約される。本来期待される人類的な課題がおろそかになることが懸念される」などと訴えた。

 文字通り、「政府に従属」だなあ。岡田さん、法学者らしい、厳格な反論。法案の提出を許してはならない!

 病気でしんどい日々を送っている間に、知り合いの訃報がいくつか、親しくお世話になった先輩たちや、よく原稿を書いてもらった方。後者の方は年齢も同世代だし、ますます、いろいろ考えます。でも、ボクラは生きなきゃいけないし、この生きることが相当しんどい世のなかに、しっかり、目を向けてやっていかないといけないわけなので……。

 生協まで買い物に歩いていく。久しぶりに歩いたの、足元がふらつく。体力を回復させないとなあ。

 梅の花も少しずつ。

20250216_164945 20250216_164802

 

2025/02/15

予想通り、ウイルス性胃腸炎で、しっかり寝込んでいました

 結局、予想通り、ウイルス性胃腸炎で、しっかり寝込んでいました。しかも、感染源の相方が北海道に帰ってから発祥。ここ数日、厳しい日々を送っていました。絶食で、2日ほどで下痢はとまり、吐き気もわりあいと早くにおさまりましたが、熱が残り、胃がしんどくって、力がでない……。それでも、こういう仕事だから、インタビュー原稿の仕上げ、原稿処理、ゲラ化などなどの作業は遅らせないので、最初のほうは、フラフラになりながら、その後も、結構、きつい思いをして進行させた次第。そうすると治りが遅くなるんだよなあ。コロナのときもそうだったなあ(涙)。それでもボチボチ復活中。あと、もう一息。みなさん、ほんとうにご心配をおかけしました!

 だけど、前回、ウイルス性胃腸炎になったときより、明らかになおりが悪いのは、加齢のせいかなあ。一人で対応していると、ほんとうに心細くなる。相方が発症した時は、ボクがいたから、まあ、どれだけ役立ったかどうかはわからないけれども、それでもいろいろお世話した。ボクのときは、同居人はいるけれども、夜中に起きて、気がついたことはしているようだけど、基本、家事に何があるのかがわかっていないから、自分から進んではできない。この病気は、しんどいときは、何をやってということすら口にできないほど、しんどいこと。一緒に住んでいるのはよくないなあと、思いつつ、ほとんどを自分でやることになる。夫婦でいっしょに生活していると、もう少し、安心できることもあるのだろうけれど。これから、自分の体も、どんどん弱くなっていくのだろうし、だんだん、暮らしていくことに自信をなくしてしまう。うーん。

 それでも、仕事の方は、何とか進めている。今月まだ届いていないのはあと3本かな。もう少し。来月、再来月で、まだ、決め切れていないものをどうするか、内容の相談が必要なものをどうするか。いろいろ読みこなさないといけないのだけれども……。

 

 寝込んでいる間に、ものすごいスピードで世の中が動いている。正直、そうしたいろいろなことを、しっかり受けとめて考え切れないでいる。難しいこと、もっともっと考えなければいけないとしかいまは思えないことが多すぎるのはいつものことだけど、それがいっそう、酷くなっている感じがする。

 一方、人間関係の難しさを感じるのも同じ。ぼけーっとドラマをつけていると、刑事ものなどやっぱりドラマは人間の造形が単純。だけど、なかなか、しんどそうな人にもいろいろな面があり、単純にこうだともいえないのが人間。だから、傷つく言葉と正論がまざっていたり、無自覚で通じなかったり、そういう複雑な人間関係のなかで社会があることは、地域でいろいろな活動をしていて痛いほど感じる。そういうなかで、簡単に解決できない問題に直面しながら、ねばり強くやらなければならない。

 だけどなあ、病気で臥せっていると、自分はほんとに何もできていないなあとしか思えなくなる。しかも、時代のスピードについていけなくなっている孤立感を感じるから、自分のやることは大丈夫なのかなども思ってしまう。近しい人に対しても役立っているのかなあ、迷惑かけているなあともね。ついついネガティブに考える。まあそれがボクなんだろうけど。まずは、しっかり、体を立て直さないと、気持ちもビシッとしないねえ。

 早朝仕事は変わってもらったけど、週の仕事は夕方、買い物がてら。外は春が近づいているなあ。

20250215_163747

 

2025/02/11

学術会議法人化は「終わりの始まり」 ノーベル賞・梶田隆章氏の警鐘

 今日は、「建国記念の日」なる日で、例年であれば2・11集会。ことしも行く気満々ではあったのだけど……。日曜日の東京の養護学校義務制50年の集会に出席のため、戻ってきた相方が、ウイルス性胃腸炎をもらってきて、今日は相方を病院につれて行ったりで、バタバタで、2・11集会には参加できず。

20250211_195304

 ウイルス性胃腸炎、きついんだよなあ。とにかく、しかたがなく看病。たまたま、いっしょにいたけれど、普段は別々に暮らしているから、やっぱり日常的にはいろいろ心配である。だけど、これ絶対にボクにもうつるから。相方が帰った後、ボクは苦しむんだろうなあ(苦笑)。

 仕事の方は、おかげで、インタビュー②の原稿づくりもし、ある程度仕上げまですすめた。明日にはできあがるなあ。

 今日の朝日は、梶田インタビュー。聞き手は高橋さん!

学術会議法人化は「終わりの始まり」 ノーベル賞・梶田隆章氏の警鐘(朝日新聞)
 菅義偉首相(当時)による会員6人の任命拒否に端を発し、政府・自民党が論点をずらす形で持ち出した日本学術会議の組織改革が大詰めを迎えている。政府は通常国会に、学術会議を法人化する法案を提出する構えだが、こんな決着で本当に良いのか? ノーベル物理学賞受賞者にして学術会議前会長の梶田隆章さんに聞いた。

「結論ありき」の最終報告
 ――内閣府の有識者懇談会が最終報告書を出しました。学術会議を法人化し、首相による会員任命は廃止、国の財政支援は続けると。どう読みましたか。

 「いろいろともっともらしいことが書かれていますが、学術会議が一番願っている、自主性・独立性については聞き入れられていないようです。大臣任命の『監事』『評価委員会』を新設し、法人化後の新しい会員はこれまでとは違う特別なやり方で選出すると。学術会議をがんじがらめにして国のコントロール下に置きたい。そのような意図を感じます」

 「そもそもなぜ法人化しなければならないのか。『国の機関のままの改革では限界がある』とのことですが、論理として非常に弱く、結論ありきという気がします。私自身は法人化に絶対反対という立場は取りませんが、特に変えるべき強い理由もない組織をあえて大きく変えるというのであれば、学術会議をより良くするという理念に基づき行われなければなりません。ところが、学術会議側が示した懸念について真摯(しんし)に耳を傾けた形跡はない。議論を尽くしたとも言えない」

 「このような『理念なき法人化』が本当に行われたなら、日本の学術の『終わりの始まり』になる。心配です」……

 「――「いいんだよ。国費で運営されているのに、国の方針に反する提言をするなど学者の思い上がりだ。けしからん」くらいが世の大勢ではないかと。

 「たとえば裁判官は国から給料をもらっていますが、国がおかしいという判決も出す。そういうことを通して、よりよい国になっていく。国に対してみんながイエスと答えるだけになってしまったら非常に貧しい国になってしまうと思います」」とか、

 「ともかく、われわれ科学者は原則を言い続けることが必要です。6人を任命拒否して学術会議の独立性をおびやかし、その理由も開示しないまま、『独立性を高めるための法人化だ』などと言う政府を前に原則を捨てたら、科学者の名折れです」など

 

 ものすごく大事なことが、つまったインタビュー! さすが梶田さん!

 ボクらもがんばりますよ!

2025/02/10

産業遺産情報センター

 土曜日は、出勤して仕事して、日曜日、自宅で仕事をしたりすると、二重三重に疲れているという感じ。しかも、一日中座っていると、気分はちょっとねえ。いろいろね。朝から、実務を少し、それから、インタビュー②の起こし・整理作業。これは完成。

 いろいろなことを解決できない、無力さ。そして、現実におこっていることのしんどさ。いろいろ苦しいことが続き、心はそれはそれで傷つく。夜には、ある意見に接し、あれこれ考える。ほんとに、難しいし、自分がなかなか解決に向けた動きをつくれはしない。

 

 さて、お昼過ぎから、今年は戦後80年とともに、日韓条約60年ということで、あらためて日韓関係が焦点になるし、そのときに歴史認識問題、とりわけ徴用工の問題は問われることになると思い、5年ほど前に大きな問題になっていた産業遺産情報センターに申し込んで、見に行ってきた。

20250210_164835

 政府のお金でつくられた、内閣府所管の施設であるにもかかわらず、一般の学習施設とはことなり、完全予約制である。何となく、ものものしく、総務省の施設のなかにあり、不思議な感じのところである。矢野秀喜さんが見学に行ったときは、いわば監視付きだったそうで。ほんとうに、おどろいた。政府の施設であるにもかかわらず、ここまで、はっきり「強制労働はなかった」ということを打ち出しているのかと。この施設の批判を竹内康人さんの論文で読んだとき、もう一つわかりにくいなあと思ったのだけれども、言って、竹内さんはああ、こういうことを言おうとしていたのかと、納得した。それだけでも行った甲斐がある(苦笑)。

 つまり、展示や説明の前提が、朝鮮半島の「併合」は、合法的におこなわれたものであり、強制的な動員も、法律に基づいた合法的なもので、何ら問題がないというもので、そもそも、強制労働の歴史的な事実について、そもそも関心がないということにだ。そのうえで、韓国の非難のあやまりを一次資料と一時証言で明らかにすると言いながら、韓国の人たちの証言は、誤り、勘違いということで片付けてしまう。証拠としてあげてくるのは、かなり極端なつまみ食いで、怪しいものも多い。

 N氏の端島の話での、悲惨で危険な労働はないという説明は、端島の労働は高度な技術が必要で、未経験で来たばかりの朝鮮人にはさせられないものだったというだけで、朝鮮の人たちがどのような実態にあったのかについては基本的にふれないもの。とにかく、ガイドにはしっかりした解説はなく、なんだかなあというもの。唯一、効かせる解説は、端島の戦後の発展期の思い出話かなあ。ここはいろいろな思いは詰まっていたという感じがする。

 あえて大っぴらな公開の仕方をとらないのは、注目されて外交問題にしたくないのか? しかし自分たちで、こういう確認をしたいのと、右派の政治家の対策か。80年談話も、安倍さんがすべて解決したから必要ないというのが右派の主張だそうだけど、同じ線上にあるのだろうなあ。だからこそ、しっかりこの問題は学んで、語りたいとは思うのだけれども。

 

2025/02/09

ICC所長、米制裁を非難 約80カ国が共同声明

 日曜日。久しぶりにたっぷりと掃除。やっぱり埃がいっぱい、なかなかきれいにならないなあ。毎日、ピカピカにしている家が信じられない。

 そのまま、インタビュー②の起こし・整理作業にとりかかる。進度は悪くはない。11日までには原稿化して、12日には仕上げにもちこみたいなあ。

20250209_160248

 今日もやっぱり、体感的に、寒い。

 朝から、NHKの日曜討論を見て、重い気持ちになる。
 テーマは、日米首脳会談。そもそもトランプは、ガザの住民の強制移住と米国による所有の宣言だとか、パリ協定離脱だとか、国連憲章と国際法を蹂躙(じゅうりん)する無法な宣言、発言をくり返す。そんなトランプさんを、批判をしないどころか、ここまで持ち上げるのかというような発言が目立つ石破さん。であり、国連や中東、欧州をはじめとする各国政府が厳しく非難していることは当然である。気候危機にかかわっては、米国の貿易赤字の穴埋めのために、同国からLNG(液化天然ガス)を新たに購入する約束をおこなう始末。
 日曜討論では、一部の政党をのぞいては、基本的に首脳会談を評価して見せる。問題点を指摘するにしても、日米同盟の強化を前提に、協力の名の追随を進めることを、日本が主体的に、米国と国際社会をつなぐといった表現に置き換えてしまう。しかし、おこなわれようとしているのは、「日米同盟をさらなる高みに引き上げる」「日米同盟の抑止力・対処力をさらに強化していく」ことにほかならない。それは中国への軍事的対抗を目標にすえた、日米一体の「戦争準備」を新しい段階に進めようというものである。
 経済の面で、いろいろな議論もなされるが、今後、日本はますます経済的従属を強め、アメリカから無理難題を押し付けられ、日本経済は相当厳しいことになることが予感される内容。あらためて、日米は、経済関係という点でも決して対等ではなく、きわめていびつな従属関係にあること、そのために日本経済の健全な発展がゆがめられ、国民生活が破壊されていることをよくふまえることが必要になっているのではないかとも思う。
 だた、国民のなかに、いろいろな矛盾は感じつつも、日米同盟を前提とすることを受け入れている傾向が小さくないことは気になる。簡単に、広く、対米従属経済などと言っても通用するわけではないことを自覚した方がいいのかなあなどとも、多くの野党は平然と、ああいう発言をするところにそれがあわらわれているのかと感じたりする。そこを突破するような、話ができるようにならないといけないなあとつくずく思う

 ただ、そう単純に、アメリカの言う通りの世界にはならないとも思う。世界はそういう時代ではない。しかし、アメリカがこのような態度をとれば、世界がきびしいことになるのも事実。そう言えば、こういうニュースもあった。

ICC所長、米制裁を非難 約80カ国が共同声明(共同通信)
 トランプ米大統領が国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)職員らに制裁を科す大統領令に署名したことを受け、ICCの赤根智子所長は7日「裁判所の独立性と公平性を損ない、罪のない犠牲者から正義と希望を奪うことを求めるものだ。断固拒否する」と非難する声明を発表した。
 「世界の全ての国々にICCを擁護するために団結することを呼びかける」とも訴えた。これに先立ち、フランスやドイツ、英国など約80カ国は7日「国際的な法の支配を脅かすものだ」と非難する共同声明を出した。
 大統領令は、米国やイスラエルなどの捜査に関わったICC職員やその家族の米国内の資産を凍結し、米国への入国査証(ビザ)の発給を制限する内容。こうした捜査活動に資金や物的、技術的支援を提供した者についても制裁の対象とするなどとしている。……

 

2025/02/08

3月号ができました!

 風があって、空気が冷たく感じる。体感的には相当寒い。職場に行く電車は混んでいるなあ。おまけに、行きも帰りも、電車がとまる。イライラしない、イライラしないと念じる一日。今月原稿の資料を手に入れたり、来月インタビュー①の資料を読んだり、来月インタビュー②について考えたり。そして、今月インタビュー②の収録。準備をしていただいていて、きちんと話していただいて嬉しい。

 昨日は、原稿が落ちる夢を見た。健康によくないなあ。

20250208_000810 20250208_093028

 こっちに帰ってきても花は元気ですね。

 数カ月後の日程調整もすすめる。見通しのない人生を、何とかすこしでも見通す(苦笑)

 

 3月号ができました!

20250208_220351

 今月のボクの担当は、まずは塩川インタビュー。いまおこなわれている国会にどう挑むのか。少数与党になる下で、野党には何が問われているのか? 「2つのゆがみ」を正すために、どのようにがんばるかを語ってもらい、みんなの力で短期間で仕上げました。

 そして、特集、PFAS! 化学系の難しいインタビューにがんばって挑みました。なぜ、エコチルという貴重な調査を政府は大事にしないのか、その背景も含め小泉さんに語りつくしていただきました。これは日本政治を考えるうえでも大事なことだと思います。諸永さんには、どのように汚染が広がり、対策が遅れているのか、企業由来など焦点となっているところも含め、そして高木さんには基地由来のある、地位協定などの問題を浮き彫りにしてもらいました。

 久保田さんには、新自由主義教育改革について、昨年の本を受けての、学習指導要領の改訂を視野に入れて、政策側の「協働的な学び」の意図などもわかるものになっています。
 今月も、たくさんの人に読んでもらえるように!

2025/02/07

たちどまっちゃいけないなあ。

 通勤電車も混んでいるなあ。

20250207_090055

 いずれにしても、戻っての生活になると、ほんとに余裕がなくなるのはなぜなのだろうか? 通勤時間で4時間近くとられるのが最大なんだろうと思うけど、家事がなんだかんだ、相方といっしょにいると、半分とまでいかなくても、だいぶ楽になる。職場に行っての雑事もなくなるなどなどかなあ。でも、そういう慌ただしさのなかでも、心にはもうちょっと余裕をね、今日は、結局、イライラしていた。

 

 夜、生協の注文。しかしまあ、なんでこんなに高いのか! 米もいよいよ5k4000時代だなあ。冷静に、ひと月、いくらかかっているのか、もう一度チェックしないといけないなあ。カード支払とか、支払いが多様化しているから、いっそう、生活状態を冷静に認識できなっているように思えて不安もある。いずれにしろ、ほんとうに深刻さが広がっていると思う。ここのところの食糧支援なども、利用する人の数はこれまでの最高を更新し続けているそうだから。きちんとした議論をしないといけないなあ。

 

 地平3月号や世界3月号をみながら、筆者や内容の重なり感や、自分(たち)ができていないことは何なのかを考える。同時に、こういう雑誌状況の中で、自分(たち)には何が求められているのかをしっかり、考えないとと思う。答えはそう簡単ではないなあ。ヒントはあるけど、うまく具体化するには、血のにじむ努力や葛藤がこれから必要。ほんとに、こういうの読みたかったといってもらえるような雑誌をつくるために、楽しちゃいけないし、たちどまっちゃいけないなあ。

2025/02/06

3割近い公立小中校で教員不足の可能性 教頭会調査で指摘

 今日は、関東に戻る日。気が重いねえ(苦笑)。午前中は、読まなきゃいけない原稿を読み進める。あとは、掃除を少々。メールをいくつか、電話相談をいくつか……。そして、そして、関東に。

20250206_134503 20250206_153010

 東京は、ほんとにビルばかり。

 

 家に帰ってみると、二男の部屋の照明が壊れていて……。まあ、もう40年だしなあ。ボクの寝室の照明を急遽うつしたり、バタバタ。二男はしばらく、夜は暗い中で暮らしていたみたいだが……。大丈夫かなあ(苦笑)。

3割近い公立小中校で教員不足の可能性 教頭会調査で指摘(教育新聞)
 全国公立学校教頭会(全公教)がこのほど公表した、2024年度の教育現場に関する調査結果で、23年度中に全国の公立小中学校の約2割で、配置されるべき教員が欠員となる教員不足が生じていたことが分かった。さらに24年度は当初時点で約2割の学校で教員不足が生じており、調査結果を考察した大学教授は「年度内に欠員が生じる学校が3割近くまで増える可能性がある」と指摘。副校長・教頭への負担が膨張しており、社会全体で学校や教職員を支える仕組み作りが必要だと強調している。……

 記事では、勝野さんがコメントを寄せていて、「23年度に年度途中からの欠員が小学校の約9%、中学校の約7%で発生していたことを考えると、今年度中に一定期間の欠員が生じる学校は30%近くまで増える可能性があり、教員不足が悪化していることは明白だ」と指摘している。これだけ、深刻さの進行が明白なのに、まあ、なぜ、今度の国会でも的外れというか、場当たり的な対応しかできないのだろうかねえ。

 先日発表した共産党の政策は、「このままでは学校がもたない――「教員残業代ゼロ制度」の廃止、授業にみあった教員定数を
教員に授業準備と子どもと向き合う時間を 2025年1月30日 日本共産党」 

 

 

2025/02/05

ソウルの春

 今日は、北の国はすっかり雪が上がり、こんな感じ。ただし道にはうずたかく雪が積まれている状態。

20250205_143407 20250205_163843

 そんなわけで、あまり歩かず、アパートで仕事。インタビュー①の原稿づくりを終えて、仕上げを少し残すだけ。あとは、東京に戻ってチェック。途中に、国会中継も視聴。それからは、来月インタビュー①の資料読みをすすめる。かなり読み進めたが、重い内容なので、気持ちが重くなる。歴史というものはそういうものだ。知ることはそれはそれで、つらいものでもある。いろいろ、資料をさらに手配したり。

 こちらでも夕食づくりは、ボクの仕事。おとといは和食系だったので、今日はちょっと中華っぽく。味付けが安定せず、ヘタクソなので。そもそも、味がわからない人なのでねえ。

 

 夜、気分を変えて、実はずっと見ることができずにいた、「ソウルの春」を見た。

 

640_20250205223401

1979年10月26日、独裁者と言われた韓国大統領が側近に暗殺され、国中に衝撃が走った。民主化を期待する国民の声が高まるなか、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官は新たな独裁者の座を狙い、陸軍内の秘密組織「ハナ会」の将校たちを率いて同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシンは、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況に置かれながらも、軍人としての信念に基づいてチョン・ドゥグァンの暴走を阻止するべく立ち上がる。

 いわずと知れた、1979年12月12日、韓国・ソウルで発生した粛軍クーデター(12.12 軍事反乱)を題材とした作品。反乱軍と鎮圧軍の攻防を一部フィクションを交えながら描く。「ソウルの春」そのものは、朴正煕暗殺事件以降に韓国で広がった民主化の動きを指すが、映画自体は、それが頓挫する要因となった粛軍クーデターを描く。ドラマや映画でよく見る俳優たちの演技もすごく、クーデターの姿が生々しい。少しは、知っていたこともあるけど……、ものすごいなあ。もし、という場面があったことも交えて、効果的につくっている。軍隊というものが政治にむすびくことで何がおこるのか。戒厳令や緊急事態条項もそうだけど、そもそも、軍の権限が肥大化して、政治を飲み込んでいく。この間の制服組の、発言の力は日本でも見られるし、靖国問題など、そのことと切り離せない。

 5日の衆院予算委員会で、自衛官出身で、国民民主党の橋本幹彦氏が、政府参考人として陸上自衛隊の教育訓練研究本部長、海自の幹部学校長ら自衛隊幹部の出席を要望するという一幕があった。安住淳予算委員長(立憲民主党)が質問者の議員の発言をたしなけるということで、決着がついたが、野党議員がそんなことをいうところまできている。しかも、防衛大臣も元自衛官…。韓国では、戒厳令を契機とした軍部の動きを阻止する展開があったが、日本では、これから政治と軍隊の関係はどうなっていくのか。少なくとも、予算などをみれば、国会のコントロールはかなりやばくなっているともいえるわけで…。

 第5共和国をもう一度見たくなる。配信はないのね。見たいなあ。

2025/02/04

昔のお家芸も「グループ外に出す覚悟」パナソニックがテレビ撤退検討

 朝から大雪。関東ではない風景。

20250204_065057 20250204_081105

 でもって、朝と昼、2回の雪かき、重労働。疲れますね。その成果。

20250204_084357 20250204_133012

 

 雪かきのあとは、インタビュー①の原稿づくり。形はできつつあるので、あとは字数調整。明日には、仕上げの一歩手前にはいきたいなあ。 

 で、インタビュー②の内容相談。来月企画は、なかなかうまく進行しないなあ。こんなふうに、朝から晩まで、ずっと、仕事ばかりしているけど、東京のみなさんからは、何をやっているのかと思われているんだろうなあ。ひたすら仕事ばかりしていますよ。電話も、そこそこかかってくるし。

 今日は、こちらは新聞が来ない日。

 

昔のお家芸も「グループ外に出す覚悟」パナソニックがテレビ撤退検討(朝日新聞)
 パナソニックホールディングス(HD)がテレビ事業を含む「課題事業」を見直し、売却などの撤退や縮小を検討することが明らかになった。かつて、日本の「お家芸」だったテレビ産業で、縮小の動きが続いている。
 同社は4日、予定されていた2024年4~12月期のオンラインでの決算説明会に、急きょ楠見雄規社長による「グループ経営についての説明会」を追加した。
 楠見社長は、車載電池など重点領域への投資が収益を出せていないと現状を反省し、構造改革の必要性を強調した。その上で、テレビの他、産業デバイス、メカトロニクス、キッチン家電の4事業を課題事業にあげ、「(収益改善がない場合は)26年度末までには一掃する。グループ外に出す覚悟はある」と強調した。
 テレビ事業については「売却を受けていただけるような企業は現状ではない」としつつ、「様々な手段を考えている」と語った。…

 

 そういえば、「NHKは4日、発注した受信料関係のシステム開発が中止になったとして、IT大手の日本IBMを相手取り、約54億7千万円の既払い金の返還や損害賠償を求めて、東京地裁に提訴したと発表した」というニュースがあった。日本の産業、日本の企業はどうなっているのだろうか。新自由主義改革による短期の利潤を求めた結果か。アメリカからの足かせも大きいし。いま、どこまで、日本の企業、経済界はどこまで、日本経済の未来を描けているのだろうか。所詮、資本主義は「わが亡き後に洪水はきたれ」なのかなあ。ボクらはしっかり、未来を見据えないといけないのだろうけど。そのためにも、努力しないとなあ。

 夜は、一日遅れの、相方の誕生会外食を、ボクなりに豪華に(苦笑)。貧乏性というかケチなもので、というか金ないし、画期的夕食。

 

 

2025/02/03

ちあきなおみ 〜喝采と沈黙の間で〜

 今日は、朝から曇り空。そのうち、ぱらぱらと雪がふりはじめる。歩道には部分的に、前回の雪が氷のように残っていて、そこに雪が降ると、とてもよく滑る。午後からはかなり積る。

20250203_121907 20250203_151034

 さすがに今日は心底寒い。といっても、こちらではましなのかなあ。それでも、外を歩くのはちょっとしんどいか。

 

 今日は、とにかくインタビュー①の起こし・整理。ここまでは終え、明日からは原稿づくりにとりかかる。今日は、その後、今月原稿を読みながら、いろいろ考える。そろそろ法案が出てきそうなテーマ。メールでいろいろやりとり。もう1度資料も読む。それから、テレビで国会中継もウオッチ。

 こちらでは、東京ほど時間に煩わされないので、精神的にはずいぶん楽。夜までばっちり、仕事をし、家事もしっかりしているけど、やっぱり余裕があるのはなぜだろうか? 通勤時間がないのがいちばん大きいのだろうけど。東京でも、テレワークをするけれども、でも、毎日というわけにはなかなかいかないので。職場から遠いところに住んでいるのはそれだけで過酷でもある。

 

 夜、アナザストーリーを見る。「ちあきなおみ 〜喝采と沈黙の間で〜」。

1_20250203214001

今も多くの人に愛される不朽の名曲『喝采』。この曲でレコード大賞を受賞し、日本歌謡界の頂点に立ったちあきなおみ。運命を変えた一曲はいかにして生まれたのか?異色の歌詞、異例のレコーディング、神懸かった歌声…知られざる名曲誕生秘話が明らかに。その後も圧倒的な歌唱力と表現力で新境地を切り開くも、92年に突然の活動休止。なぜ彼女は“沈黙”を貫くのか?喝采と沈黙の間に秘められた歌手・ちあきなおみの真実に迫る。

 ボクらの世代では、もうすでに伝説の人で、とにかく、圧倒され、今なおひきつけられる歌手である。だれもが知る「喝采」の話から、「夜へ急ぐ人」を転機としたような芸域の大きな広がり、後期の、ミュージカル『LADY DAY』での主演、ビリー・ホリディ役を演じての、「奇妙な果実」は鳥肌もの。もう背筋がぞくぞくとした。そして、夫の死を契機に、忽然と姿を消す。その理由は、やはりわからない。ただ、表現とは、やっぱりある意味で、人格の切り売りでもあるのだろうし(自分たちだってそうだもの)、だから…。後半のちあきのことはあまりよく知らなかったので、すごく心に迫るものがあった。

 見終わって、ためしにちあき版「矢切のわたし」を聞いてみた。細川たかしなどよりも断然いい。やっぱり、ものすごい人だと痛感させられた。

 

 今日は、相方の誕生日。おめでとう。

20250203_183204

 

2025/02/02

「崩れゆく世界遺産 軍艦島を守れ~閉山50年 よみがえる生きた証~」

 

 日曜日はしっかり休もうと決意して、今日は午前中は、休養もかねての散歩。1万歩強歩いた。

20250202_104422 20250202_105045

 まだまだ、知らない街だから、いろいろ発見がある。途中で小学校のグランドで水を撒いてスケートリングをつくって、競技会をやっているのをはじめてみた。やっぱりすごいなあ。それでも今日は温かめ。道が凍り付いていない日は、少し歩きたいなあ。

 午後からも、しっかり休養をと思っていたけど、結局、仕事関連の資料読み。来月(3月)インタビュー①の資料読みだな。仕事をためるとあとがつらくなるという、しんどさ恐怖症に追いまくられる次第…。

 

 夜は、BSで「崩れゆく世界遺産 軍艦島を守れ~閉山50年 よみがえる生きた証~」を見る。「人形と鉄筋コンクリートと炭鉱作業員が交差する異色ドキュメンタリー。」と銘打つが、戦後の歴史を引っ張ったこと、そこでさまざまな人生があったことはわかるけど、それそのものは大事だことだとは思うけど。戦前からの歴史を扱いながら、納屋制度と言われた、朝鮮人強制労働にはふれないし(否定もしていないが)、労働の過酷さ、関連して、ここでも切り離せないはずの、労働運動の姿はまったく出てこないのは、ドキュメントとしてはどうなのか。産業の発展を引っ張った美しい姿が。最後にナレーターは、光と影と言っていたけど、その闇は、どうも描かれないなあ。明治産業遺産として、安倍さんがここを美化しようとしたことと重なってくる。なんとなく、静かに歴史の修正が積み重なっていかないかは気になるところでもある。

Photo_20250202231301

 

2025/02/01

東京の転入超過、8万人 若者引きつけ一極集中加速 総務省統計

 今日は早朝仕事スタート。うーん。

20250201_065526

 サザンカの花がいまいっぱい咲いている。

 

 戻ってきて、家事をこなして、インタビュー①の起こし作業。がんばってすすめて、今日の予定のところまですすめる。

 今日は、北の国に移動の日。

20250201_163304

 すっかり健康に自信がなくなってきているので、できるだけ、いっしょに暮さないと。だけど、家族の、また、自分の解決できていない問題もたくさんあるから、なかなかまだまだ行き着く先は見えなかったりする。不安も、落ち着かなさもいっぱい。

 

東京の転入超過、8万人 若者引きつけ一極集中加速 総務省統計(朝日新聞)
 総務省が31日公表した2024年の人口移動報告で、東京都は転入者が転出者を7万9285人上回る「転入超過」だった。転入超過の人数は前年より1万1千人増え3年連続増。神奈川、千葉、埼玉の3県を加えた「東京圏」への転入超過も、前年より9328人増の13万5843人だった。コロナ禍で一時鈍化した「東京一極集中」が再び加速している。
 住民基本台帳に基づく報告で、東京への転入は46万1454人、転出は38万2169人だった。東京の転入超過はコロナ禍などの影響で21年に5433人まで減ったが、今回はコロナ禍前の19年の水準(8万2982人)に迫った。総務省によると、20~30歳代前半の若年層の転入者数が多かったという。…

 東京はますます、ビルが立ち並ぶ町とかして、どんどん変化を続けている。今日も、秋葉原はすごい人だったなあ。インバウンドも多いしよけいに。そこに若者がどんどんやってくる。東京の魅力もあろうが、地方には仕事がない、やりたいことができない、女性が自立して生きていくのは難しいなど、人為的な側面もあるのだと思う。この人の多さ、年をとると、逆にしんどいけどね。それでも、みんな都会からは離れられない。いろいろなものが、地方にはない大きな格差があるから。

 うーん、じっくりとしっかりと考えないといけないテーマ。自分自身の問題として、ね。

« 2025年1月 | トップページ | 2025年3月 »

無料ブログはココログ
2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31