経済の研究会、「学校の「男性性」を問う トークイベント」 [社説]暴行米兵に懲役5年 少女の勇気に応えねば
寒いですね。起きたら、気持ちが重く落ち込んでいる。なんか変な夢をみたかなあ。いろんなことがいろいろ続くから、思っている以上に、傷になっているのかもしれない。気分を変えなければ。
今日は原稿をまつ。1本届いて、もう1本まもなくかな? あとは月曜日。先の企画のための資料読みをすすめる。眠いなあ。明日は来月インタビュー①の内容の相談と、提稿作業・ゲラ読みもしないと。なかなか休みがとれませんね。
午後は、経済関係のある研究会に参加。70年代からの経済の動きを骨太に報告。経済は自分で基本担当しないと考えているけれども、社会を見る基礎だからちゃんと学ばないと。報告は知っていることの整理にもなるし、新しくなるほどという知見も多く勉強になった。ちょっと疑問に思って聞きたいなあと思ったことも、ちゃんと質問で出てきて、報告者の考えは聞けたし。ボクのいまの問題意識は、新自由主義はどう修正され、いまどうなっているのか、そのもとで、なぜ、国民・市民はそれを内面化していくのかということ。参考になる話もたくさんあったし、勉強する刺激はたくさんもらった。
研究会のあいさつでは、貧困の広がりも話題に。ここも少し、チェックしないといけないとも。
夕方からは、「学校の「男性性」を問う トークイベント」を視聴。なるほど、教室のなかに「男性性」がどのようにもちこまれているのかというのはいろいろ気づかされる。同時に、パネラーは、大江・魔女さん以外はみなさん、ずいぶん年下で、そういう世代の人の感覚も少しわかった感じで面白かった。同時に、難しさも感じる。なかなかわかってもらっていないことを伝えようとすると、どうしても類型化してしまう難しさ。もう一つは、身近なことからはじめるにしても、それをどう大きな話につなげていくのかという難しさ。語ることや言葉の難しさと言うものもいろいろ考えたり。
さて、今日のタイムスの社説。
[社説]暴行米兵に懲役5年 少女の勇気に応えねば(沖縄タイムス)
少女の勇気ある告発が司法の裁きにつながった。
昨年12月、16歳未満の少女を誘拐し性的暴行をしたとして、わいせつ目的誘拐と不同意性交の罪に問われた米空軍嘉手納基地所属の兵長に那覇地裁が懲役5年の判決を言い渡した。
争点となっていたのは、少女の年齢に対する認識と同意の有無だった。裁判所は、少女が16歳未満であることを日本語・英語・指のジェスチャーで伝えたとする主張は防犯カメラの映像などとも整合しており「十分に信用できる」と認め、被告が年齢を把握していたと判断した。……
判決は、「若年の被害者に対する性的侵害の程度の大きい犯行」「若年の被害者の性的自由に関する意思決定をないがしろにしており悪質さが際立つ」と不同意性交罪の法改正の趣旨に沿ったものとしながら、下限である5年となったことに、十分な量刑といえるのかと批判。これはそうだと思う。
ただ、少女が「やめて」と言うまで、特段の拒絶の意思表示はなく、被告が「同意があるものと誤信していた可能性が残る」と結論付けたことなどの疑問も残ると指摘している。
被害少女は公判に出廷し、5時間にわたる尋問で、つらい体験を詳細に語らなければならなかったし、事件後、自傷行為を繰り返し、夜は眠れず睡眠薬を服用していることを明かしている。ほんとうに少女の勇気を受けとめたいし、「あなたは悪くない」というメッセージを社会全体で伝えたい。
そして、通報の問題や、沖縄で続く基地被害、人権侵害をどう解決するのかをしっかり考えたいと思う。
« 「年収150万円」に引き上げへ 学生バイト、103万円の壁―政府・与党 | トップページ | 北からの便り »
「日記」カテゴリの記事
- 全米各地でトランプ氏に抗議デモ 「王はいらない」大合唱(2025.06.15)
- しっかり、心もお休みさせないとなあ。(2025.06.14)
- 【ジェンダーギャップ指数】日本、2025年は世界118位で前年と同じ 政治分野は後退(2025.06.13)
- 那覇市議、疎開記述に誤りがあると持論 対馬丸記念館の展示に 館長「間違っていない」(2025.06.12)
- 教員の働き方改革 「現場を無視した議論」 教育委員会が憤る理由(2025.06.11)
「教育」カテゴリの記事
- 教員の働き方改革 「現場を無視した議論」 教育委員会が憤る理由(2025.06.11)
- 社会の底が抜けたような状況に、論壇誌は(2025.06.10)
- 前衛7月号ができています。(2025.06.09)
- 平和教育「とても有意義」「良かった」が過去最高88・1% 基地への抵抗感はやや薄れ アンケート と 自民・西田議員の「ひめゆり」発言、生徒の8割が知らず 沖縄県立豊見城高 平和学習講師「戦後史を学ぼう」(2025.06.06)
- 基本合意15周年記念フォーラム と 厳しい低所得層、子どもの進学「困っている」4割 ひとり親世帯調査(2025.06.05)
「平和」カテゴリの記事
- 全米各地でトランプ氏に抗議デモ 「王はいらない」大合唱(2025.06.15)
- 那覇市議、疎開記述に誤りがあると持論 対馬丸記念館の展示に 館長「間違っていない」(2025.06.12)
- 前衛7月号ができています。(2025.06.09)
- 「取り残された遺骨 〜長生炭鉱 返還を目指す市民の活動〜」(2025.06.08)
- 「『慰安婦』問題と日本社会」(2025.06.07)
「読書」カテゴリの記事
- 社会の底が抜けたような状況に、論壇誌は(2025.06.10)
- 劣化する米国、吉見俊哉さんの見方 非対称な関係、見直す時 トランプ氏再選、背景に帝国主義(2025.06.02)
- 6月号ができています(2025.05.11)
- 沖縄県民の戦場動員は行政にも責任 関東学院大名誉教授の林博史さん 4月17日発刊の新著で網羅的に解説(2025.04.17)
- 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(2025.03.11)
「政治」カテゴリの記事
- 全米各地でトランプ氏に抗議デモ 「王はいらない」大合唱(2025.06.15)
- 【ジェンダーギャップ指数】日本、2025年は世界118位で前年と同じ 政治分野は後退(2025.06.13)
- 那覇市議、疎開記述に誤りがあると持論 対馬丸記念館の展示に 館長「間違っていない」(2025.06.12)
- 教員の働き方改革 「現場を無視した議論」 教育委員会が憤る理由(2025.06.11)
- 社会の底が抜けたような状況に、論壇誌は(2025.06.10)
「経済」カテゴリの記事
- 全米各地でトランプ氏に抗議デモ 「王はいらない」大合唱(2025.06.15)
- 【ジェンダーギャップ指数】日本、2025年は世界118位で前年と同じ 政治分野は後退(2025.06.13)
- 教員の働き方改革 「現場を無視した議論」 教育委員会が憤る理由(2025.06.11)
- 社会の底が抜けたような状況に、論壇誌は(2025.06.10)
- 「取り残された遺骨 〜長生炭鉱 返還を目指す市民の活動〜」(2025.06.08)
「沖縄」カテゴリの記事
- 那覇市議、疎開記述に誤りがあると持論 対馬丸記念館の展示に 館長「間違っていない」(2025.06.12)
- 前衛7月号ができています。(2025.06.09)
- 平和教育「とても有意義」「良かった」が過去最高88・1% 基地への抵抗感はやや薄れ アンケート と 自民・西田議員の「ひめゆり」発言、生徒の8割が知らず 沖縄県立豊見城高 平和学習講師「戦後史を学ぼう」(2025.06.06)
- シリーズ 核の80年(1)核拡散 恐怖と不信の連鎖(2025.05.26)
- 沖縄・玉城デニー知事、県平和祈念資料館の内容変更を否定 参政党県連の「知事によって左右」発言を受け(2025.05.16)
コメント