ハン・ガン ノーベル文学賞受賞記念講演「光と糸」
頭がぼけているのか、通院をわすれて、打ち合わせを入れてしまって変更したり、何とも落ち着かない日。ダメですねえ。年明けに、ちょっとした集まりをすることになり、その準備を担うのも頼まれて、その連絡をしたり。来月の準備の資料を読んだり、その先の企画の発注をしたり、それなりに慌ただしく日々が過ぎていく。会議もあったしねえ。
年をとると、いろいろ気をつかったり、相手にあわせたりするのもどうもしんどくなるというのもよくわかる年頃。とにかく、人との関係は異常に疲れるが、そこをきちんとがんばらないとすすまないので、それはそれでちゃんとしないといけない。うまくやるということと、筋を通すということとのバランスもむずかしい。いろいろ折衝や調整が必要となるとなおさらね。土日は土日で、そういう仕事もまたある。
ハン・ガンさんのノーベル文学賞受賞記念講演「光と糸」の日本語訳が、webふらんすで公開された。
https://webfrance.hakusuisha.co.jp/posts/8530
過去が現在を助けることはできるか?
死者が生者を救うことはできるのか?
人間はなぜこれほど暴力的なのか? そして同時に、人間はなぜあれほど圧倒的な暴力に真っ向から立ち向かうことができるのか? 私たちが人間という種に属している事実はいったい何を意味するのか?
私たちはどこまで愛することができるのか? どこまでが私たちの限界なのか? どれだけ愛したら私たちは最後まで人間にとどまることができるのか?
世界はなぜこれほどに暴力的で、痛苦に満ちている?
と同時に、世界はなぜこれほどに美しいのか?
うーん。この参加がずっと問い続け、あらたに問い続けてきた、その問いは、繊細で、危うげだけど、それでいて、力強い意志にみちている感じがする。年末年始は、ひさしぶりのちょっと、その世界に浸ってみたい感じ。ボクに理解したり、しっかり感じ取ったりできるだろうか?
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