12月号ができています
ぐっと寒くなりましたが、なんとか、がんばっています。変な夢を見て、うーん、その結果、どうも目覚めが悪いですけど、心配事が多いからかなあ。でも、今日もいい天気。
仕事は、とにかくインタビュー②の起こし作業。何とか終了して、明日から整理・原稿化に向かう。インタビュー③の内容相談メールを送り、あと、来月対談①の設定をする。
鈍った感度というか、感知力というか、感受性というか、そういう感覚を高めるためにも、いろいろ読んで考えないといけない時期なのではあるのだけど。伝えたいことが、ちゃんと、相手に受けとめてもらえるようなものであるためにもね。年齢的にも、正念場かなあ。
さて、12月号ができています。
自分が担当したもので、読んでほしいものは全部だけど、まずは
「対談 浮島丸事件――名簿公開の成果のうえに真相究明への新たな歩みを」。この事件、京都の人間だと知っている人は多いと思うけど、名簿の公開をかちとった布施さん曰く、99%の国民が知らない事件。敗戦直後、青森から朝鮮人軍属や労働者などを半島に運ぶため出港した浮島丸が爆発・沈没した事件。名簿の公開と真相究明について朝鮮現代史の太田修さんと穀田恵二さんに語り合ってもらった。戦後80年の先陣をきる企画。
先月からの特集・焦点化する憲法の平和主義と改憲動向の続きは、「日本の軍事主義を問う憲法の平和的生存権――東アジアの平和を築く方向」。清末さんが、平和的生存権の立場から熱く語ってもらった。小沢さんの「集団的自衛権閣議決定10年、いま憲法の平和主義を問う(下)」はこの10年のせめぎ合いをふり返る。
小沢隆一
特集・求められる新自由主義からの転換は「変容する新自由主義――米中対立と新自由主義の新たな局面」(二宮元)で、いまの新自由主義の変容とその特徴を、その視点から「学校・公教育はどのように変えられてきたのか」を論じるのが児美川孝一郎さん。そのなかでつらぬくのが「低賃金・雇用破壊とのたたかいと労働組合の役割」(黒澤幸一)というラインナップ。結構しんどかったです。
ボクがやったんではないが「特集 気候危機打開――直ちに省エネ・再エネのシステムへの移行を」は必読。「エネルギー政策の大転換が不可欠――化石燃料温存、原発優先政策の見直しを」(桃井貴子)、「原子力発電推進政策は気候変動対策を妨げている――原発ゼロ社会へエネルギー政策の転換を」(大島堅一)、「「グリーントランジション2035」――政府GXに対するより経済合理的な代替案」(明日香壽川)はいずれも、キレキレでシャープ。
今月は、作成過程の月末選挙で、月刊誌はつくりにくい。大手の『世界』は、それでも、選挙結果を少しは入れているが、印刷に時間もかかいり、いまは、配送が運転手不足でたいへんになっているなかで、中小企業のうちは、まったく選挙は入れられない難しいつくり。だから、どうしても、『世界』や『地平』と企画がにてしまったり、かぶったり。ほんとに、差異化をはからないと厳しいなあ。
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