権力に従う個人を生み出す現実 自立を育む主権者教育を 政治季評
今日は、ほんとに弱い雨が残った、やっぱり寒い日。どんより曇り空。
今日から工場籠城。何とか乗り切りそうだけど、頭がついていっていない感じ。いろいろやらなければいけないことがいっぱいあって、しかも、目の前の作業で、今月10数人、来月以降10人ぐらいの執筆者と、この2日間で連絡をとってで、何をどのようにしているのか、頭がこんがらがって……。ちゃんと、メールしたのか、どんな内容でメールしたのかがわからなくなる。職場PC、自宅PC、ノートPC、スマホと、いろいろ使っているからよけいにわからなくなる。ちゃんと、自分のなかで共有する仕組みをつくらないといけないなあ。
検察の侮辱の記事は、結構、衝撃的。そんな感覚が、権力のなかで根強く生じていることをどう考えるのか。無自覚な、支配者感覚とでも言えばいいのだろうか。そういう階層的な感覚というもは、強固につくられてきている感じがする。
103万の壁はどのように着地するのかなあ。そんなに簡単、単純な話じゃなくし、それでも予算までは通さないといけないだろうし。立維国の政調会長会議なんて動きもある。「公開と熟議」はどのように展開するのか。与党との関係はどうなるのか。あえて、共産党を外したり、れいわを外したり。どのようにすすんでいくのか? 国会の変化は、冷静にみていかないといけない。
さて、そうしたなかで、朝日の重田さんの一文。
権力に従う個人を生み出す現実 自立を育む主権者教育を 政治季評(朝日新聞)
去る10月27日に衆議院総選挙が行われた。結果は自公過半数割れで、与党は前回2021年の議席を大幅に下回った。たった3年での変わりようには目を見張るものがある。これと並んで話題になったのが投票率だ。今回は政権交代の可能性もあるとの前評判から上昇が期待されたが、前回より下がって53・85%、18歳・19歳は速報値で43・06%であった。
16年に18歳選挙権後の初めての国政選挙が行われたころから「主権者教育」ということばが聞かれるようになった。これ自体は戦後の憲法・人権教育の文脈でずっと使われてきた。その後、18歳選挙権導入に先立ち、高校までに主権者としての自覚を身につけるべきだという議論が政府から出てきて、再び注目されるようになった。……
重田さんは、「国家が個人の権利を侵すかもしれないという構図とは全く逆の、教師や学校にとって、社会にとって御しやすい従順な身体を生み出そうとするベクトルが作用している。主権者教育がいつの間にか「自ら秩序に従う服従者」を作り出そうとする装置に堕しているとしたら恐ろしいことだ。」という。道徳教育をベースにつくられる主権者教育がもたらすものをこのように指摘する。教育の側は、この重田さんの問題提起をどうひきとるのだろうか? これがロールアウト新自由主義時代の教育のあらわれだとすれば、そこに対抗する教育のあり方とはどういうものだのだろうか。総選挙後、混沌とした時代が続く。
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