選挙結果、雑感
今日は、朝から、いろいろ資料を集めながら、いろいろ考える。同時に、目の前にある仕事を、とにかくすすめないといけないので、気持ちを奮い立たせて、来月インタビュー①の起こし作業。しっかり、がんばる。
相方の住まいの近くには、沖縄戦戦没者の碑があった。沖縄戦で、北海道出身者は、沖縄以外ではもっとも亡くなっていると聞いたことがある。地獄のような沖縄の地上戦での、北海道の兵士たち…。
選挙の結果は、ある意味、中間の新聞の情勢分析を読んで、想像していた、ほぼその通りになったという感じ。こうなったらつらいなあと感じながらのものだったので、実際の結果はほんとうにつらいもの。大きく言うと、「政治とカネ」の問題への怒りを中心に、自民党にお灸をすえようという感じの、保守政治の内部での票の移動が主たる側面で、そこに、小さいながらも、左右のポピュリズムへの流れも生まれているという感じなのかと思う。
選択的投票と言うことがよく言われるが、小選挙区制が導入されて、最初の選挙からすでに28年ほどたって、一般の有権者のなかで、動きとして選択的投票をするようになっているのは否定はできない。しかし、いまのように立民の政党としての動向が、国会での法案への態度をみてもかなり右寄りになってしまっている(もともと右寄りだったのが、世論の力で、左に接近していたのが、再び右に回帰したという面もある)もとで、選択的投票は、結果として、思いと違うことになってしまうし、選択肢を狭めることになる。だけど、選挙制度が小選挙区であるかぎり、そうした流れが全く必要でないかと言うと、それもまた難しいところ。適切な基準なり、適度なバランスなりが見つけられていないのが現状でもあると思う。
それでも、小さな政党で伸びたところは少なくない中で、うちはどうなのか?
政策論戦の点では、「政治とカネ」の問題を中心に、これほど、選挙中の議論をリードした選挙はないのではないかというぐらいの奮闘があったし、そのことが、与党の過半数割れを生み出したことは誰も否定でできないと思う。
だけど政党としての選択が、なぜうちにむかわないのか。比例得票は直近の国政選挙である2022年参議院選挙と比べると、361万8000票(得票率6.82%)から336万2000票(得票率6.16%)への後退。前回総選挙は400万票を超えてたからさらに大きな後退である。出口調査を見ると、若い人の投票が少ないという調査もあるが、全体として後退を示す調査もある。
党と有権者のむすびつきの弱まりというか、パイプが細くなっているのはそうだと思う。選挙中、中堅からある組合の活動家と話していて、なぜ、もっと、組合でむすびついている人に党が見えるようにしないのかと言われたことがある。共産党の主張も、姿も実際には多くの人にとどいておらず、共産党を選択肢として考えている人がそもそも少なくなっているということがある。そのことが若い人ほど顕著になっている。
ではそうすればいいのか。SNSなど若い人が目にするような情報発信とか、若い人がとっつきやすいような切り口とか、わかりやすく言い方とか、いろいろ大切なことはある。SNSなど、ボクももっと真剣に、いろいろな人に伝わるような、そして、むすびついていけるような活用を考えないといけないとは、反省させられる。いそがしさにかまけて、とてもちゃんとした活用とは決して言えないと思っている。
そのことを前提だけど、問題は、そう単純じゃない面もありそう。「政治とカネ」一つをとっても、嘘、裏、いってみればルール違反への怒りはあっても、根本的に問題を解決するためには、企業団体献金の禁止が必要だという認識の共有はなかなか難しい。ましてや、経済政策や外交・安全保障での共産党の主張を理解してもらうには、粘り強い説得も必要で、努力も時間もいることなのかもしれないということ。ある意味で、一般世論とは乖離がないわけではない。だけど、わかりやすさや、とっつきやすさは大事だけど、大事な点で、主張がぶれてしまうと、いろいろな混迷がおこることも、最近、目の当たりにしていることでもある。ただ、これをどうすすめていくのかという鉱脈は、見つかっていない。
その際、大事だなあと思うのは、有権者・市民・国民の側も、政治への不振や不満の解決の方法を見いだしているわけではないようにも思える。だから、いろいろな揺れも、もっと言えば、政治離れのような状況もあるのだと思う。だからこそ、しっかり、伝えるべきことを伝えながら、いっしょに考えるようなとりくみが今こそ大事かなあと思う。それはある意味シンプルだけど、高齢化が、有権者との結びつき、パイプを弱めているのであれば、そこの打開も難しく、模索し、手探りですすめる以外にない。参議院選挙も都議選も、ほんとうに厳しいものになる。だからこそ、しっかりとがんばりたいとも思う。
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