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2024年10月

2024/10/31

釧路市戦災記念碑

 毎日夢を見て、その仕事がほぼほぼ仕事の夢。何か仕事に追い込まれているのかなあ。今日は、来月インタビュー①の原稿づくり。うーん、悩みながら、少しずつ構想をつくっていく。まだまだ、まだまだ。インタビュー②はほぼ日程を決める。③が相手がなかなか決まらない。

 やっぱり、いろいろ難しい。難しいのは原因があって、ボクの能力という問題はとても大きな問題だけれども、それだけではない客観的な難しさを打開するすべが十分つかめていないという問題がある。それは、うちの後退とたぶん不可分な関係があって、それだけに、二重三重に思い悩む。うーん。

 

 さて、今日の写真。

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釧路市戦災記念碑
             ここにあった
            悲しみを  
             苦しみの日を
            永久に
             語りつがねば
                ならぬ

と書いてある。

裏には

 太平洋戦争末期の昭和二十年七月十四日午前五時二十三分と午後二時四十分及十五日早朝の三回にわたり釧路市は米軍艦載機による爆撃を受けた 被害は次の通りである
 死者一七七名、重傷者四六名、軽傷者九七名、焼失家屋一三七三戸、倒壊家屋一六一八戸、罹災者六二一一名、焼失面積六万坪一九,八ヘクタール
 当時被災の中心地がこの区域であったことから昭和三十年区域住民の発願によりこの地に仮標柱を建て尓来例年八月十三日に慰霊祭を執り行って来たが戦後二十五年の星霜と街区の一大変貌記を迎へ全市民の協力を得て今日こヽに永久碑として戦災記念碑を建立するに至ったものである

 釧路空襲のことは聞いたことがある。北海道でも軍需産業の中心地であった釧路は大規模な空襲があったこと。

 そう言えば、この地の空襲の記録や、その後の平和教育など、あまりよくしらない。戦後80年。いろいろ学んでみたいことは多い。

2024/10/30

世耕弘成氏・萩生田光一氏ら6人、自民党会派入り決定…「政治とカネ」蒸し返す懸念も

 なかなか、思うように仕事がすすまないのが実際。一人の部屋で、一人で格闘する(孤独)。この仕事の一つの側面である。来月インタビュー①の整理作業をひたすらすすめ、夕方には原稿づくりにすすめる。かなりたくさんしゃべってもらったので、構成も含め、いろいろと格闘しないといけない。まだまだ長いたたかいです。

 さらにインタビュー②、③の企画を相談し、それから、いろいろメールを送る。まだまだ着地には遠いし、いろいろ考えて、詰めていかないと。今月もやっぱり忙しい。

 日本のメディアは、いつものように政局を追う。そして、いまでいえば政権の枠組みをめぐる問題。

世耕弘成氏・萩生田光一氏ら6人、自民党会派入り決定…「政治とカネ」蒸し返す懸念も(読売新聞)
 自民党が、衆院選で無所属で当選した議員の取り込みに注力している。与党が過半数割れとなり、安定した国会運営に向けて、自民会派の人数を増やす必要に迫られているためだ。無所属で当選した旧安倍派の世耕弘成、萩生田光一両氏ら6人の会派入りが決まり、さらに増やすことを目指している。…

 もちろん、ここには政党の本質が表れているのだけど。この問題の本質、核心は何かはもっと突っ込んでいかないといけない。そこからはじめて、次の政治をどうするのかの道が見えてくるのだから。

 同じように、若い人の議論から、しっかり、自分たちの行く方向を考えていきたいもの。

 いろいろつらいことも、孤独に思うことも多い仕事だけど、しっかり考えていきたいもの。

 

 今日の写真。

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 風雪の樹。ここも相方の住まいの近所の駅の前。何か歴史的背景があるのかと思ったけど、鉄道100年を記念して植えたとか。ただ、結構の、この厳しい環境の地にふさわしいのかも。後ろ右に見えるのは廃墟になったホテル。そのことも、厳しさをあらわすなあ。

2024/10/29

連合会長「共産党と共闘しなくても勝てる」 衆院選、立憲躍進で 国連女性差別撤廃委、日本に夫婦別姓の導入を勧告 皇室典範の改正も

 今日は、朝から、まずは当面の企画の提案の整理。決まっているもの、この間、考えていること、いろいろあらたにひねり出そうとするが、枯渇しているなあ。とにかく目の前の原稿づくりに追われている日々。いつも、同じ悩みを繰り返しているが、このところ、ほんとに斬新さに欠けるなあ。なんとか、しっかりインプットして、打ち破らないと。

 

 といいつつ、その後は、ひたすら、来月インタビュー①の起こし作業、整理作業をすすめる。とにかくたっぷりしゃべっていただいたので、この基礎作業に相当な時間がとられるのはいたしかたないところ。だけど、たいへんだなあ。

 

 さて、昨日の選挙の雑感は、実は、論争的なところというか、避けているところがある。たとえば、選挙の局面局面での政治判断、政策的対応はほんとうに市民・国民・有権者の思いにそったものであるのかだとか。たとえば共闘問題。戦略的選択の投票については昨日も少し書いたけど、sもそも、共闘の基準とは? ふさわしく、その判断ができているのか? これはとても難しい問題。

 そんななかこんなニュース。

連合会長「共産党と共闘しなくても勝てる」 衆院選、立憲躍進で(毎日新聞)
 連合の芳野友子会長は28日の記者会見で、立憲民主党が共産党の候補者と競合する選挙区を抱えながら躍進した衆院選の結果について、「共産党と共闘しなくても勝てることが明らかになった」との認識を示した。…

 これに対し、幹部をはじめ、何人かの立憲の議員が、かなり誠実に反論しているのはほっとさせられる。石垣のりこさんは「赤旗の一連の裏金スクープが無ければ、自公過半数割れはなかったでしょう。加えて宮城は、候補者の努力は勿論、市民と立憲野党の共産党のご理解なしには、相手候補に比例復活を許さないほどの結果はなかったと思います。」とのべている。

 まだまだ野党共闘の再建の条件は、各地にあるのも事実。だけど、中央段階での、立民の国会対応は、正直、とりかえしのつかないほどの問題があったこともまた、否定はできないことでもある。単純に地方だけにまかせては、それもまた難しさがあるのだ。では、どのような基準で、どうすすめればいいのか、経験のないことだけに、難しいのだ。今回のことでは、ボクもいろいろなことを考えたりするけれど、答えは簡単ではないから、しっかり学んだり、議論を積み重ねないと…。

 政治判断だけではなく、政策対応も難しい問題があるのは、上記のことにも通じる。うーん、簡単じゃないなあ。

 

 さらにこんなニュース。

国連女性差別撤廃委、日本に夫婦別姓の導入を勧告 皇室典範の改正も(朝日新聞)
 女性差別撤廃条約の実施状況を審査する国連の女性差別撤廃委員会(CEDAW)は29日、日本政府に対する勧告を含む「最終見解」を公表した。選択的夫婦別姓の導入や、個人通報制度を定めた選択議定書の批准を求めたほか、「男系男子」が皇位を継承することを定める皇室典範の改正を勧告した。…

 記事は、ほかにも、日本の母体保護法が中絶に配偶者の同意が必要だとしていることの問題を指摘していることに注目しているが、勧告は相当、多岐にわたる。うーん、まずは日本語訳をまたないとなあ(涙。これもまた勉強、勉強。

 今日の写真は。

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 北海道には、各地に、さまざまな日本の地域から開拓のためにやってきた人がいる。釧路は鳥取の士族がきている。鳥取神社があり、鳥取と言う地名もあるが、最初に居住したのは、そこではなく釧路駅のすぐ北側なようで、ここも相方の住まいから近い。そういえば、以前に行った北見市の近くの町には、栃木神社があり、栃木からの開拓民が苦労した様子がうかがえた。もちろん、そのもとでは、囚人の厳しい労働があり、もっと根底にはアイヌへの弾圧があるのだけれども。そういう重層的な困難のある、きびしい歴史がここにあるのだろうなあ。

2024/10/28

選挙結果、雑感

 今日は、朝から、いろいろ資料を集めながら、いろいろ考える。同時に、目の前にある仕事を、とにかくすすめないといけないので、気持ちを奮い立たせて、来月インタビュー①の起こし作業。しっかり、がんばる。

 相方の住まいの近くには、沖縄戦戦没者の碑があった。沖縄戦で、北海道出身者は、沖縄以外ではもっとも亡くなっていると聞いたことがある。地獄のような沖縄の地上戦での、北海道の兵士たち…。

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 選挙の結果は、ある意味、中間の新聞の情勢分析を読んで、想像していた、ほぼその通りになったという感じ。こうなったらつらいなあと感じながらのものだったので、実際の結果はほんとうにつらいもの。大きく言うと、「政治とカネ」の問題への怒りを中心に、自民党にお灸をすえようという感じの、保守政治の内部での票の移動が主たる側面で、そこに、小さいながらも、左右のポピュリズムへの流れも生まれているという感じなのかと思う。
 選択的投票と言うことがよく言われるが、小選挙区制が導入されて、最初の選挙からすでに28年ほどたって、一般の有権者のなかで、動きとして選択的投票をするようになっているのは否定はできない。しかし、いまのように立民の政党としての動向が、国会での法案への態度をみてもかなり右寄りになってしまっている(もともと右寄りだったのが、世論の力で、左に接近していたのが、再び右に回帰したという面もある)もとで、選択的投票は、結果として、思いと違うことになってしまうし、選択肢を狭めることになる。だけど、選挙制度が小選挙区であるかぎり、そうした流れが全く必要でないかと言うと、それもまた難しいところ。適切な基準なり、適度なバランスなりが見つけられていないのが現状でもあると思う。
 それでも、小さな政党で伸びたところは少なくない中で、うちはどうなのか?
 政策論戦の点では、「政治とカネ」の問題を中心に、これほど、選挙中の議論をリードした選挙はないのではないかというぐらいの奮闘があったし、そのことが、与党の過半数割れを生み出したことは誰も否定でできないと思う。
 だけど政党としての選択が、なぜうちにむかわないのか。比例得票は直近の国政選挙である2022年参議院選挙と比べると、361万8000票(得票率6.82%)から336万2000票(得票率6.16%)への後退。前回総選挙は400万票を超えてたからさらに大きな後退である。出口調査を見ると、若い人の投票が少ないという調査もあるが、全体として後退を示す調査もある。

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 党と有権者のむすびつきの弱まりというか、パイプが細くなっているのはそうだと思う。選挙中、中堅からある組合の活動家と話していて、なぜ、もっと、組合でむすびついている人に党が見えるようにしないのかと言われたことがある。共産党の主張も、姿も実際には多くの人にとどいておらず、共産党を選択肢として考えている人がそもそも少なくなっているということがある。そのことが若い人ほど顕著になっている。
 ではそうすればいいのか。SNSなど若い人が目にするような情報発信とか、若い人がとっつきやすいような切り口とか、わかりやすく言い方とか、いろいろ大切なことはある。SNSなど、ボクももっと真剣に、いろいろな人に伝わるような、そして、むすびついていけるような活用を考えないといけないとは、反省させられる。いそがしさにかまけて、とてもちゃんとした活用とは決して言えないと思っている。
 そのことを前提だけど、問題は、そう単純じゃない面もありそう。「政治とカネ」一つをとっても、嘘、裏、いってみればルール違反への怒りはあっても、根本的に問題を解決するためには、企業団体献金の禁止が必要だという認識の共有はなかなか難しい。ましてや、経済政策や外交・安全保障での共産党の主張を理解してもらうには、粘り強い説得も必要で、努力も時間もいることなのかもしれないということ。ある意味で、一般世論とは乖離がないわけではない。だけど、わかりやすさや、とっつきやすさは大事だけど、大事な点で、主張がぶれてしまうと、いろいろな混迷がおこることも、最近、目の当たりにしていることでもある。ただ、これをどうすすめていくのかという鉱脈は、見つかっていない。
 その際、大事だなあと思うのは、有権者・市民・国民の側も、政治への不振や不満の解決の方法を見いだしているわけではないようにも思える。だから、いろいろな揺れも、もっと言えば、政治離れのような状況もあるのだと思う。だからこそ、しっかり、伝えるべきことを伝えながら、いっしょに考えるようなとりくみが今こそ大事かなあと思う。それはある意味シンプルだけど、高齢化が、有権者との結びつき、パイプを弱めているのであれば、そこの打開も難しく、模索し、手探りですすめる以外にない。参議院選挙も都議選も、ほんとうに厳しいものになる。だからこそ、しっかりとがんばりたいとも思う。

 

 

2024/10/27

結果が出てからね

 投票日。月刊誌編集者は因果な商売で、次のことを考えなくてはいけない。頭の中は、数日前まではいろいろな結果をシミュレーションして、いろいろ企画を考えたり。

 目の前の仕事もしなくてはいけないので、今日は、来月インタビュー①の起こし作業スタート。

 だけど、神経が疲労している感じ。終わってすぐ、神経の使う、集中力が求められる作業だし。バテバテ。ほんとは、ちょっと休んだ方がいい。だけどね。みんな忙しく活動しているしねえ。

 

 選挙は終わりました。出口調査による結果も出ています。どうなるでしょうか。政局は、先が見えない結果になりそうですね。うちはどうなるでしょうか。いろいろな厳しさを感じつつ。いろいろ考えることは、ポジティブにも、ネガティブにも、冷静にいろいろ考えることも多い選挙でしたね。いま思っていることは、結果が出てからね。

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2024/10/26

比例代表は日本共産党へ!

 早朝仕事スタート。なかなか眠い1日。

 朝から飛行機がうるさい。自衛隊機かなあ。ぱっと見P3C。かなり低いところを飛んでいる感じ。

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 自家製ヨーグルトで、エネルギー充填。

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 いよいよ投票日です。

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 最終盤の2000万円問題でのスクープは、論戦の局面を大きく変えたと思います。よくやった! ただ、自民党へのこの痛打は、それだけで、うちの前進につながるわけではありません。政治とカネの問題でも、戦争の準備ではなく平和の準備をという点でも、ボクらの生活を守るという点でも、なんとしても共産党の前進を! ぜひ、比例は「日本共産党」へ。そして、沖縄一区は赤嶺政賢を!!!

2024/10/24

選挙の嘘と学費無償化

 さすがに過労気味か、昨夜、体調が悪化。朝までにはだいぶましになったけど、今日はやっぱり、ちょっとね。とりあえず眠かった。昨年の今日は、こんなことを書いていた。「工場籠城終了。疲れました。うーん、やっぱ、短期間で、インタビュー2つ、対談1つ、プラス原稿◎◎本というはきつい。年相応の仕事量にしないと、ほんとにダメだな。もう、残された期間は短いのだけれども、がんばり方を考えましょう」と。1年たって今年は、インタビュー3本、対談1つ、プラス原稿◎本、うーん、進歩も改善もないなあ。どうにかしないと。

 通院に行ったり、今月の残務処理をしたり、たまった実務をしたり、次の取材の準備をしたりって、感じ。

 今日も暑いなあ。

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 さて、今度の選挙でも嘘が目立つよね。一番の典型が漫画「社外取締役 島耕作」(モーニング46号)の中のセリフが不適切表現であった事件。辺野古の運動を捻じ曲げた表現があったもの、講談社は「お詫びとお知らせ」をホームページなどに掲載したが、十分な修復的な措置がとられたと言えるのか。

 実はこれにとどまらず、演説とかでも、嘘がくり返される。メディアはそういうことに、きちんとしたファクトチェックがされているのか。メディアの報道の方もそう、つっこんでつっこんで、事実にせまっているのか。たとえば、学費無償化問題。学費無償化というのは明確に定義されているわけではない。だから、政党によっては自民党のようにかなり穴のある、無償化を化かかげているところもあるし、問題のある内容のところもある。同時に、たんにそれぞれを学費無償化としてしまうため、共産党のように、厳密な完全無償化を掲げつつ、財源を示し、ただちに半額もかかがているところは、無償化に後ろむきにもみえてしまう。結果として、どの政党が無償化に真摯にとりくんでいるのかがわかりにくい報道になってしまってはいないだろうか。そういうところも気になる選挙である。

  

2024/10/23

「在日米軍の性暴力根絶のために」

 工場籠城2日目。何とか終了までもっていく。原稿はいずれも、刺激にみちた、読み応えのあるもの。でも、執筆者に無理ばかりかけてしまって、編集者として、もっとしっかりできることがあったのではと反省ばかり。オーバーワークってことを理由にはできません。加齢は理由になる?(ウソ。苦笑) いずれにしろ、なんとかしましょうね。

 

 今日も、暑かったなあ。ここまで、気候が変なのに、なぜ、気候変動の原因になっている原因と対策について議論がすすまないのか? うーん、大谷の50-50のボールが6億6000万円というニュースもいいけど、温暖化が、1・5℃に抑えられるのに逆行する日本政府の動きや、それに対し、選挙でどのように議論されているのかが、なんで、ニュースや報道番組でもとりあげられないんだろうか? 

気候危機を打開する日本共産党の2030戦略

 こういうのもぜひね。

 

 昨日は、平和委員会の【連続講座ジェンダー平等と平和 第4回】「在日米軍の性暴力根絶のために」を帰りの電車のなかで聴いていた。

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 秋林こずえさんのはなしは、聞きたかったけど、これまで聞く機会がなかったので。聞いて、とっても勉強になりました。何と言っても、秋林さんは、沖縄で繰り返される米兵による性的暴行事件をはじめ、日本に駐留する米軍の性犯罪の問題にとりくんでいる方。その実態にあらためて、心が痛む。同時に、平和構築においてジェンダーの観点は欠かせないことを、あらためて考えさせられる。家父長制というかミソジニーというか、と軍事主義の関係、そこから軍事力によらない安全保障の展望も見えてくる。ジェンダー平等への視点、フェミニズムから学ぶべきこと、少し、ほかの仕事にかまけていたけど、もっと、企画でも大胆にやんないとと反省させられる。

2024/10/22

(資本主義NEXT 復権する国家:1)「経済安保」掲げ、産業育成へ レアアース禁輸、流れ変えた

 今日から工場籠城。今月は担当が多いから、目が回る忙しさ!!! 何とか乗り切ってるか、うまくいっていないのもある。大丈夫かなあ。

 

 とにかく、とにかく、仕事は前にすすめるしかない。あと、もう一山、二山。うーん。

 今日は再び、暑い日に。どうもなあ。体調がなあ。

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 今日からはじまった朝日の連載。

(資本主義NEXT 復権する国家:1)「経済安保」掲げ、産業育成へ レアアース禁輸、流れ変えた(朝日新聞)
 「協力」から「安保」へ――。

 経済産業省の変身を象徴するような組織改革が7月にあった。「貿易経済安全保障局」の誕生である。

 それまでの貿易経済協力局から、経済協力関係の部署を別の局に移し、代わって貿易管理と経済安保関係の部署をまとめた。いまや「経済安保」「安全保障」を冠するポストは13を数える。

 経産省に「経済安保」の思想が芽生えたのは2010年、尖閣諸島沖で中国漁船が海保の巡視船に衝突した事件にさかのぼる。中国人船長が逮捕され、中国は事実上の対抗措置としてレアアースの対日禁輸に踏み切った。レアアースは自動車・電機産業で幅広く使われるだけに衝撃は大きかった。……

 国家が復権しているのは、たぶん世界の大きな流れ。だけど、その内実は、国家による新自由主義の推進である。ここで、のべられている経済安保は、米中対立を背景にしている。国家の復権はそれだけではない。環境問題が色濃く反映している。だけど、こちらのほうは、色濃く日本的でもある。どこまでも、大企業を守る。気候変動への対応はずっとずっと後景に追いやられる。国家の介入にょる新自由主義の日本的な歪みが顕著なのは教育もそうだ。共通しているのは、国家は介入するが、財政支出はとても限定的で、重点支出しかしない。だから、環境対策も、技術も、教育も豊かにならない。そこにあるのは、大企業の利益を代弁する政府であるということ。国民は二の次にされる。これが、新自由主義の日本的な矛盾であるのもまちがいない。

2024/10/21

「海に眠るダイヤモンド」と「自公過半数、微妙な情勢 自民は単独過半数割れの公算 朝日情勢調査」

 結構、寒い。

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 寒暖差に体が、なかなかついて行かないなあ。

 明日から工場籠城で、目の回る忙しさの一日。

 とにかくゲラ読み、ゲラを動かし、あと、この時期にすます必要のある実務で、もうくたくた。

 どう考えても、この仕事量は、この年齢の仕事ではないなあ。ちかれた。

 

 昨日の夜、遅くまで、配信で「海に眠るダイヤモンド」を見てしまった。予定外。

 ミステリー風で、謎をいっぱいしかけるのが野木さんらしい。舞台は端島。炭鉱の島。相方が北海道に行ってから、よく炭鉱跡や、いまも研修抗として現役の、釧路の炭坑にも行ったわけで。その炭坑の描写がとても身近に感じる。そこにある、差別や口惜しさが、どんどんボクを引き込んでいく。はたしていづみばあさんとは誰なのか? 玲央は? タイトルの意味も気になる。石炭とひっかけながら、宝石にのようなものが海に眠っている、それは何なのか? 見てしまいそうだなあ。主題歌もいいなあ。実は池田エライザの密かなファン(苦笑)。むかしからそうなのだけど、「舟を編む」もよかったなあ。NHKがすきなんだよなあ。

 

 さて、今日は朝日の予想が出た。

自公過半数、微妙な情勢 自民は単独過半数割れの公算 朝日情勢調査(朝日新聞)
 27日投開票の衆院選(定数465)について、朝日新聞社は19、20日、全国約36万人の有権者を対象に電話とインターネットによる調査を実施し、全国の取材網の情報も加えて、選挙戦の情勢を探った。現時点では、①自民党、公明党の与党は過半数(233議席)を維持できるか微妙な情勢で、自民は公示前の247議席から50議席程度減る見通し②立憲民主党は公示前の98議席から大幅増③国民民主党、れいわ新選組に勢い――などの情勢となっている。

 選挙区はインターネット調査で、比例区は電話調査で情勢を探った。調査時点で投票態度を明らかにしていない人が、選挙区、比例区とも4割ほどおり、今後、情勢が大きく変わる可能性もある。……

 どこまで、実際をつかんいるのかはよくわからない。ただ、朝日の調査の読み方はわかりやすい。自民党の政治への批判は強まっているが、何がその不満をうけとめてくれるのか、どうすればそれが解決するのかというところまでは、認識は共有されていないということ。つまり、自民党へのお灸をすえる意識が強く、それが立民やとりわけ国民に行っているこということ。強い、変えたいという批判は、左右のポピュリズム政党に向かい、極端なれいわや、保守党、参政党に向かっているという感じか。つまり、しっかりと、いまの政治をどうかえるのが、自分たちの社会をよくし、自分たちの未来をひらくのかというふかまった共有までいたっていないというこかなあ。であるならば、やっぱり、どう変えればいいのか、それはだれができるのかをしっかり語っていくしないし、知らせていくしかないよなあ。大事なのは、焦らず、流されないことか。がんばろう。

 

 

2024/10/20

「ジャニー喜多川 “アイドル帝国”の実像」

 今日は、朝から草取り。草ぼうぼうだったところをすっきり。

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 結構な朝からの労働。その後、植栽の作業を1時間ほど。その後、会議。うちの団地は、とにかく、木が多い。理事会の原簿に登録されていない、いつどのように植えられたのがわからない木が多い。それだけに、対応もなかなかややこしい。結果として、団地の共有物なのだろうけれども……。「団地のふたり」は建て替え問題。うちはまだまだだけど、管理にかかわるいろいろな話、身につまされる。

 

 今日もゲラ読み。それから資料読み。インタビュー内容のメールをつくって送信などなど。とにかく、いろいろ忙しい。ただ、活字を読むと、すぐに眠くなる。これは病的な状態で、仕事に支障をきたしている。加齢によるものと言ってしまえば終わりだけど……。ここは何とかしないといけないなあ。どうすればいいのかよくわからないけど。

 

 一人でできる選挙活動も少し。

 

 NHKスペシャル。「ジャニー喜多川 “アイドル帝国”の実像」

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ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏。日本エンタメ界のカリスマでありながら、長年に渡り、少年たちへの性加害を続けてきた。なぜ誰も彼を止められなかったのか―。アメリカ日系人社会での知られざる来歴や、ジャニーズ草創期を知る人物の貴重な証言から、早い時期からのジャニー氏の性加害、そして姉・メリー氏がそれを“隠蔽”してきた実態が浮かび上がる。メディアも加担して築かれた“アイドル帝国”の実像とは―

 うーん。ジャニーズ事務所がちゃんと反省していないし、問題はまだまだ解決していないというのはよくわかった。ただ、犯罪の重大性に比して突込みはこれで十分なのか? メディアとの関係もNHKの元理事で、ジャニーズに転職した人を出してきたのも、一歩前進で評価はできる。ジェニーやメリーの異様さは光をあてるが、免罪もして見せる。話が、散漫になっている感じで、結果として、ジャニーズ事務所への突込みに比して、メディアとりわけNHKへの突込みはどうだなのか? テレビ東京の関係者や講談社の関係者などに語らせる、もっとNHKの関係者がなぜ語らないのかは不思議。だから、なぜ、メディアを支配したのかへの構造への突込みはいかにも中途半端に感じるというのが率直な感想かなあ。いまなお多くのタレントは以降会社にいて、NHKもその出演が解禁される。構造は解決したのか?

2024/10/19

教育費捻出「限界」 ひとり親や困窮世帯 負担軽減策「道筋具体的に」<衆院選 声届いていますか?>

 相方は学会で、埼玉の家には、ちょっとだけかすっただけで、東京へ。いやあ、ホテル代の高いこと。それは理解していたつもりだけど、ちょっと、あらためて、驚いた次第。まあ、学会だから、研究費等で出るんだろうけど、いやあ、ボクの通勤時間とたいして変わらないけど、いやあ、逆にいうと、そうとう、毎日、たいへんな通勤をボクはしているなあなどとも考えたり(笑)。

 今日も、来月インタビュー①の資料読み。明日には、内容の相談メールを送りたいところ。それに、ゲラ読みを2本。長いから時間がかかる。あらためて、いろいろ刺激をうけて考えたりもするのだけれども。だけど、今月はいろいろな経過や条件もあって担当が多く、ちょっとたいへん。しかも、最低、再来月の企画の見通しまで、もう少しつくらないとやばいけど、その作業がなかなか。まったく余裕がないなあ。結局、なかなか仕事は終わらず、夜まで仕事をしている始末。

 選挙だというのに、このようなやっているのは選挙後のことばかり。いつものことだけど、やっぱり、精神的な健康に良くないなあ。だけど、冷静に、いろいろなことを考えなくっちゃいけない。

 

 いろいろ、いま社会で起こっている問題のもとにいる人の書いたものを読みながら、そのつらさや悲しみや、しんどさや、いろいろなことを考える。とかく、いま仕事をしていると、自分がやっていることがほんとうに、今求められていること、かみ合っているのかをいつも悩み、自分の無力だとかを思い悩む。もう一度、現場に戻って、そこから考える、そこから考えるとつぶやく。うーん。悩みはつきない。

 

教育費捻出「限界」 ひとり親や困窮世帯 負担軽減策「道筋具体的に」<衆院選 声届いていますか?>(北海道新聞)
 子どもを抱えるひとり親世帯や困窮世帯の暮らしが物価上昇で厳しさを増している。節約を重ねて教育費などを捻出するが、「限度がある」と声を上げる。親の所得の違いで教育にかける費用の格差が広がり、子は親を選べない意味の言葉「親ガチャ」が世間に広がる中、衆院選で教育費の負担軽減などを掲げる各候補者たちは、どう施策を実現するのか。27日の投開票を前に、親たちは厳しい視線を注いでいる。
 札幌市白石区の保険会社員伊勢谷いづみさん(42)は中学2、3年の長男と次男、小学5年の長女の3人を養うため毎日、忙しく働く。給与は月約30万円で、夫は休職中だ。支出の大半は食べ盛りの子どもたちの食費と教育費が占め、物価上昇が家計を圧迫する。
 今夏、バドミントン部の長男のラケットが引退試合前に壊れた。シャトルを打つ網目「ガット」の張り替えには3千円かかる。「直さなくていいよ」と言う長男。最後の試合だから修理しようと伝えると、長男に「本当にいいの」と聞き返された。伊勢谷さんは「(家計を)気にしている」と強く実感したという。...

 いま、自分は、どのように問いかけることができるのか? どのように働きかけができるのか。

 

 今日も暑かった。明日は、団地の植栽の作業もしなくっちゃ。

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2024/10/18

北朝鮮が1.2万人派兵決定 ウクライナ侵攻に「参戦」―韓国政府

 今日は提稿2本。今月は、自分なりにはいろいろ原稿から刺激をもらっている。ゲラを動かす仕事をして、あとは来月インタビュー①の資料読み。頭のなかでは徐々に深まっているんですけどね。

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 キンモクセイの花が咲く。甘い香りの匂いも。ここ数年は全然匂いはしなかったのに、手入れが入ると復活してくる。まあ素人では難しく、お金がかかるってことだけどね。

 ハナミズキの葉も色づいて、きれい。暑いけど、少しは秋の雰囲気も。

 

北朝鮮が1.2万人派兵決定 ウクライナ侵攻に「参戦」―韓国政府(時事通信)

 韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は18日、北朝鮮がロシアのウクライナ侵攻に「参戦」するため、「特殊部隊など4個旅団計1万2000人規模の派兵を決定した」と明らかにした。北朝鮮の大規模な地上戦力の国外派遣は初めて。既に特殊部隊約1500人がロシア極東ウラジオストクへ移送された。

 ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は6月、有事の際の相互支援をうたう「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名していた。……

 うーん。戦争は、どんどん規模を拡大しようとしている。軍事主義の拡大、それを支える軍事同盟の強まりに、どう対峙していくのか。苦しいからこそ、平和の探求の仕方を考えるしかない。それを支える条件について、しっかり見ていくしかない。話は、そんな単純ではない。一直線に、軍事が進むわけでも決してないし、そこには明らかに矛盾もあれば、問題もある。しっかり、取り組もう!

2024/10/17

各社序盤情勢、自民への反発大きく にじむ既存政党離れ

 今日は提稿4本。いよいよ山場です。多少、疲れていますが。ゲラを動かす作業、校正作業も入ってきますし、月末までにやりきらないといけない実務もあり、けっこう大忙しです。同時に、来月のための資料読み。資料整理。先の企画のための資料集めもあります。選挙もありますが、その先に向けての緊張した日々も続きます。

 ただ、今日も暑いですね。とくに、編集部の部屋のなかは、とくに暑いです。それでも駅前の木は色づき始めているんですけどね。20241017_08231020241017_101731

 

 今朝の新聞には、選挙予想がいくつな乗りましね。

各社序盤情勢、自民への反発大きく にじむ既存政党離れ(日経新聞)
 報道各社による衆院選の序盤情勢調査で、自民党が衆院定数465の過半数にあたる233議席に届かない可能性を指摘する分析が目立った。一部候補の非公認といった措置をとったが、政治資金問題で失った支持を十分に取り戻せていない。都市部を中心に既成政党離れの影響もうかがえる。

 いずれの調査も投票先を明らかにしていない人が一定数いるため、27日の投開票日までに情勢が変わる可能性がある。調査や分析の手法は各社で異なる。……

だけど、総じてバラバラです。注目の沖縄1区も完全に分かれています。うちの伸長についても、いろいろで、厳しいのは毎日……。そういえば3年前も分かれたんだよなあ。そして、悪い予測があたったんだよなあと思ったり。

 なぜ、こうも分かれるのか。単に母数が小さいからというだけでなく、いまは独特の予測のしづらさが、有権者のなかにあるのだろうとは思う。それが何なのかは知りたいところだけれども、政党と有権者の関係がかつてとは違ってきているのかもしれない。そうであれば、そこに注目していろいろ考える必要があるようにも思えてくる。どのように、有権者に響く訴えをすればいいのか。

 

 王道の政策に戻って、考えてみる。有権者はいま経済政策を総じてどう見ているんだろうか。生活要求が強い層はどうみているのか。政策の議論は、みんな個人消費をふやさないといけないとはいう。そのために賃上げは必要だともいうのだけど。だけど、賃上げのために、中小企業支援をというと、石破さんは、それを「全体主義」だという。だけど、岩手県が中小企業への独自の賃上げ支援を行い、徳島県も独自支援を行おうとしているほか、欧州諸国でも賃上げのための社会保障負担の減免を行っている。そもそも、政府がすでに行っている賃上げ減税は「直接支援」だ。しかし、それは大企業向け。大企業へのさまざまな支援は当然だというわけで、経済の主要プレーヤーの大企業の支援こそが、経済政策だと言わんばかり。そういう歪みを、石破さんはまったく自覚しないのだけれども。

 有権者に響く、訴え。とりわけ、生活を応援する経済を求める有権者に響くような訴えとは?

 

 西田さんが亡くなったのは驚いた。続いて、中川李枝子の訃報。『ぐりとぐら』は子どもたちが好きだったからよく読んだなあ。トトロの挿入歌の「さんぽ」も彼女の作詞。いずれも、子どもの目線で、大人になっていたボクには、必ずしもよくわかったわけではなかったし、いまはいっそうわからない。そういう子ども目線の子どもからみえる世界っておもしろいなあとも思える。

 スーパームーン。

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2024/10/16

石破さんと「政治とカネ」

 今日も、朝から暑いです。うーん、夏が終わらない。

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 提稿は1本。ゲラを送ったり、メールをしたり。来月インタビュー①の設定をしたり。ゲラ読みをしたり、資料を読んだり。活字を読むと、眠たくなるなあ。眠気とのたたかいになる。加齢なのか? もっともっと生活を変えないといけないのか。

 

 石破さんの関連文献を読んでいると、彼はいろいろち密な議論をする人かと思っていたのだけど、なんというか、話をするかえるというのか、もともと話がかみ合わないというのか、見えているものがぜんぜん違うから、議論の組み立て方が全然ちがうというか。そういう意味では典型的な支配層の人なんだろうなとも思ったりする。安保や地位協定のことは少し書いたけど、たとえば、政治とカネの問題も、彼がいうのは、政治はお金がかかるから、そのかかるお金をコントロールするという話しかしない。それが民主主義だという。裏金はなぜつくられるのか、どのように使われるのかということには向かわない。なぜなら、記載もれでしかないからという理屈だ。そのそも裏金は、選挙買収の資金の疑いが強いし、実際に、そのような形で摘発されているわけだけど。そして、それを支えているのは、企業からの献金であったり、パーティ券購入であり、この企業と政党との関係が、政治と政策の歪みをつくていることには疑問をもたない。なぜなら、政治が巨大経済機関である、大企業を支えるのは当たりまえだという発想でしかない。主権者は国民であるということを捻じ曲げて、大企業が政治にかかわって何が悪いという議論を強弁する。政治的判決と、関係者がふり返っている、八幡製鉄最高裁判決の考えをいまなおふりまわす。

 政治とカネの問題は、結構、選挙結果に大きな影響をあたえるだろうけど、選挙結果は、なかなか見通せない。自民党・公明党で過半数割れをし、プラスして、保守政党の取り込みがはかられるのか? 立憲プラスの政権が誕生するのか? どんな組み合わせになっても、共産党がのびないと、非常に危険な政権になりかねないというメールをある人からいただいた。そのとおりだと思う。政治とカネの問題1つをしても、ほんとうにこの問題で審判をくだすには、共産党が伸びることは不可欠だと思うし、しっかり訴えていかないといけないなあ。

2024/10/15

イスラエルの避難命令、レバノン全土の25%に及ぶ

 いよいよ選挙がはじまりました。

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 なかなか、昔のように、選挙だ!って熱く燃えるって感じではないですけど。いまも、実際には仕事は、選挙が終わってから発売される雑誌をつくっているわけで、どうしても、少し引いたところから、いろいろ考えてしまう(苦笑)。演説を聞いていても、ここがいいとか、ここはちっょと違うとか、考えてしまう。テレビ討論を聞きながら、選挙後に、ここが論点として問題になる、問題にすべきとか、企画としてこんなのはどうかなどを考えてしまう。

 演説を一般の有権者はどのように感じているのだろうか。全体のなかで、選挙に関心があるのがどれだけで、そのなかで一定、支持政党のある人がどれだけで、そうでない人はどれだけか。いろいろ考えている人は、どのような選択肢をもって、どんな問題を考えているのか。そのときに、ボクらは、どのような層に、どのような話をしていけばいいのか。長期的な働きかけの効果と、短期ですべきことはなにか。なかなか、いま、よくわかっていない感じもするし。

 でもでも、それでもまず勝たないといけないから。個人としても、しっかりがんばらないとね。

 

 そのなかで気になるのは、中国の台湾周辺での演習とか、北朝鮮の韓国に通じる道路の爆破とか、そして……。

イスラエルの避難命令、レバノン全土の25%に及ぶ=国連(ロイター)
 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報道官は15日、レバノン北部の建物に対するイスラエル軍の空爆について、死亡した22人の半数以上が女性と子どもだったとの報告を受けたと明らかにした。攻撃されたアイトゥで15日撮影。(2024年 ロイター/Walid Saleh)
[ジュネーブ/ドバイ 15日 ロイター] - 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は15日、イスラエル軍の避難命令により、レバノンの国土の4分の1以上が影響を受けていると明らかにした。
 イスラエル軍はレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを攻撃するために、2週間前に同国への侵攻を開始した。
UNHCRのイムセイス中東部長は記者会見で、レバノン南部の20の村にイスラエルが新たに避難命令を出したことで、「現在レバノン全土の25%以上がイスラエル軍の直接の避難命令下にある」と指摘した。
 「人々は避難の呼びかけに従い、ほとんど何も持たずに逃げている」と話した。
 レバノン政府によると、イスラエルの攻撃により過去1年間で少なくとも2309人が死亡し、120万人以上が避難を余儀なくされた。……

 こうした、戦争の臭いが強まる中で、単純な抑止力論が跋扈していて、でも、ほんとうにそんな議論では、どうにもならないはずなのに。有権者は、こうした世界をどのように感じているのか。ここでも何を語るのか。

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 この憲法の前文を実直に、押し出し、「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有する」ことを大事にしていく。抑止力論では、決して、恐怖からは逃れられない。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し」……「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しよう」と、話し合いを追求することしかないのではないのか。抑止力論は、単純な武力による対抗でしかないのだから。

 今日は、提稿2本。これは図表もあり、長いもので、結構、時間がかかる作業だった。そのあと、少し、資料読み。

 今日も暑かった。

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2024/10/14

不戦兵士を語る継ぐ会「『教えられなかった戦争』と私」

 うーん。たっぷり寝たはずなのに、朝からほう一つ。うーん。気分を変えるために?? というか、ここのところずっとまともな掃除をしていなかったので、今日は予定通り、掃除スタート。洗濯機も3回回した。それでもかなり大雑把。途中で、腰が痛くなってきた(苦笑)。

 仕事の方は、提稿を2本。あとは次の企画のための資料調べに入る。来月だとか、再来月の企画をつめきっていかねいといけない。選挙結果をふまえての企画と、どのていどバランスをとるのか。シャープな政治論評をさがなさいといけないなあ。

 

 午後にはここに。

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 不戦兵士・市民の会から衣替えした不戦兵士を語り継ぐ会の講演会。不戦兵士・市民の会は、なくなるまでお世話になり続けた、大先輩の高野邦夫さんがとりくんでいた活動。語り継ぐ会の共同代表の、お世話になっている遠藤さんのあいさう、この会の説明から始まって、わだつみ会や、撫順の奇跡を受け継ぐ会の倉田さんの挨拶。90代、まだお元気でがんばっておられるのにはそれだけで、感動する。太田さんの講演。21年のテニアンの番組は、ながく取材されてきたこのテーマの、太田さんの強い執念のような取材に身震いしたけれども、そういう思いがどのようにつくられてきたのか、そのこともよくわかって、それだけでも驚き。いま、政府も、石破さんの強調する、抑止力論のうすっぺらさ、戦争の戦場というものがどういうものか、兵士の語りから、それをどのように学ぶのかは、まさにいまの憲法にもとづく社会のありかたを問うことにもなる。そういう兵士の体験・経験を聞き取ってきた人の話からも、また、ものすごく学ぶことが多いと痛感させられた。

 来年は、戦後80年。しっかりと企画化をすすめようと強く強く、決意を固める1日になったかな。

2024/10/13

公共放送NHKをめぐる二つの市民運動~ 原点はETV2001番組改変事件 ~

 朝から、党首討論を見たり……。よく寝たはずなのに、今日は体が超重い。土曜の早朝仕事で、睡眠時間が減ると、その反動からなかなか立ち直れないという感じか?

 今日は、インタビュー③の仕上げまで。一気に。そして発信。その後、やってきた原稿の作業も。明日は提稿作業もしないといけない。

 

 作業をしながら「NHKとメディアの今を考える会連続シンポジウム 取り戻せ!テレビを市民の手に」の(第2回)公共放送NHKをめぐる二つの市民運動~ 原点はETV2001番組改変事件 ~を聞く。

 永田さんと長井さん。永田さんが番組改変事件を中心に、長井さんがそれに加え、いまのNHKにかかわって起こっていり問題(かんぽ問題にかかわっての番組介入からいまの問題まで)と運動とを。NHKの現状を聞くにつけ、日本の放送、そしてメディアの根深い問題について考える。うーん、あらためて、考えるべき問題ではある。今度の選挙でも、どこまで、ちゃんとして報道がなされるのか。では、何をどう今取り上げるのがいいのだろうか。問題が大きくって、なかなか自分でとらえきれないでいる、ということを自覚したことが大事か。いろいろ、ちょっとがんばらないとね。

 夜は、ビラ折り。結構時間がかかる。

 うーん、気分転換しなくっちゃいけないけど。苦手だなあ。苦手なことが多いし、不器用すぎる。いろいろ落ち込んでもしかたがないからね。

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2024/10/12

衆議院選挙 公示前に与野党党首が論戦 日本記者クラブ討論会 日本被団協にノーベル平和賞 授賞理由全文

 早朝仕事スタート。天気がいいので、気持ちはいいですね。ただ、眠いです。しかし、終わって二度寝は難しいです。

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 眠気とたたかいながら、がんばって、インタビュー③の原稿化をすすめます。明日には、原稿化を完了させて仕上げにかかりたいところ。明日もがんばらないとなあ。

 

 いよいよ選挙が始まる。

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 今日は記者クラブの党首討論。

衆議院選挙 公示前に与野党党首が論戦 日本記者クラブ討論会(NHK)
 衆議院選挙の公示を3日後に控える中、与野党の党首が日本記者クラブの討論会に出席し、政権構想や政治姿勢、それに政治改革などをめぐって論戦を交わしました。

 討論会は今週9日の衆議院の解散後、初めての各党党首による論戦の場となりました。

自民 石破首相「『日本創生』をやりたい」
 この中で、自民党総裁の石破総理大臣は「『日本創生』をやりたいということで総選挙を戦いたい。今、日本は安全保障環境も最も厳しい状況にあり、人口もものすごく減っていく。国民は30年ぶりの物価上昇に苦しんでいる。デフレの脱却もあと1歩、推し進めなければいけない。地方の疲弊と都市の過密の問題もある。日本は世界有数の災害大国だがこれに対する体制が十分だとは思っていない。多くの課題があり、日本のあり方を根本から変えなければならない時代に入っている。日本のあり方を根底から変えていくという意味で『日本創生』だと思っている」と述べました。……

 石破さんの議論の問題は、少しずつだけど、明らかにはなる。だけど、うちの押し出しにはなかなかつながらないなあ、この形式では。うちの議論も含め、いろいろな感想はあるけどそれは、どこか別の機会に。しっかり深めるためにも政党のクロス討論ですればいいのに。結局、明日明後日と、ネットとNHK、民報で一通りの討論があり、それで終わりだなあ。ほんとに、選挙報道はこれでいいのか?

 

 被団協の記者会見のほうが見ごたえがある。うちでもお世話になってきた田中煕巳代表委員は「原爆による惨状を目の当たりにして戦争をやるべきではない、原爆は使ってはならないと感じたことがモチベーションとなり、活動を続けてきた。結果は残せていると思うが、日本政府はまだ核兵器禁止条約に参加していないなど、期待どおりには発展しておらず、その意味で今回の受賞はすばらしい国際的な呼びかけになる」と。92歳かあ。

 ノーベル委員会の授賞理由は大事。

日本被団協にノーベル平和賞 授賞理由全文

 ノルウェー・ノーベル委員会は、2024年のノーベル平和賞を日本の組織「日本被団協」に授与することを決定した。「ヒバクシャ」として知られる広島と長崎の原子力爆弾の生存者たちによる草の根運動は、核兵器のない世界の実現に尽力し、核兵器が二度と使われてはならないことを証言を通じて示してきたことに対して平和賞を受ける。

 1945年8月の原爆投下を受け、核兵器の使用がもたらす壊滅的な人道的結果への認識を高めるための世界的な運動が起こり、メンバーたちはたゆまぬ努力を続けてきた。次第に、核兵器の使用は道徳的に容認できないという強力な国際規範が形成されていった。この規範は「核のタブー」として知られるようになった。広島と長崎の生存者であるヒバクシャの証言は、この大きな文脈において唯一無二のものである。

 彼ら歴史の証人たちは、それぞれの体験を語り、自らの経験をもとにした教育運動を展開し、核兵器の拡散と使用への差し迫った警告を発することで、世界中に幅広い反核機運を生み出し、それを強固なものにすることに貢献してきた。ヒバクシャは、筆舌に尽くしがたいものを描写し、考えられないようなことを考え、核兵器が引き起こす、理解が及ばない痛みや苦しみを我々が理解する一助になっている。

 そうしたなかでノルウェー・ノーベル委員会は、一つの心強い事実を確認したい。それは、80年近くの間、戦争で核兵器は使用されてこなかったということである。日本被団協やその他の被爆者の代表者らによる並外れた努力は、核のタブーの確立に大きく貢献した。だからこそ、この核兵器使用のタブーがいま、圧力の下にあることを憂慮する。

 核保有国は核兵器の近代化と改良を進め、新たな国々が核兵器の保有を準備しているように見える。現在起きている紛争では、核兵器使用が脅しに使われている。人類史上、今こそ核兵器とは何かに思いをいたすことに価値がある。それは、世界がこれまでに見た中で最も破壊的な兵器だということである。

 来年は、米国製の原爆2発が、広島と長崎に住む推定12万人を殺害してから80年を迎える。その後の歳月に、これに匹敵する数の人々がやけどや放射線障害により命を落とした。今日の核兵器は、はるかに強力な破壊力を持つ。何百万人もの人々を殺し、気候に壊滅的な影響を及ぼし得る。核戦争は、我々の文明を破壊するかもしれない。

 広島と長崎の地獄の炎を生き延びた人々の運命は、長く覆い隠され、顧みられずにきた。1956年、地元の被爆者団体は太平洋での核実験の被害者とともに日本原水爆被害者団体協議会を結成した。この名称は、日本語で被団協と略され、日本で最も大きく、最も影響力のある被爆者団体となった。

 アルフレッド・ノーベルのビジョンの核心は、献身的な個人が変化をもたらすことができるという信念である。ノーベル平和賞を日本被団協に贈るにあたってノルウェー・ノーベル委員会は、生存者たちが、肉体的苦痛や辛い記憶にもかかわらず、大きな犠牲を払った経験を生かして平和への希望と関与を育むことを選んだことをたたえたい。

 日本被団協は、世界に核軍縮の必要性を訴え続けるため、何千もの証言を提供し、決議や世論への訴えを行い、代表団を毎年、国連や様々な平和会議に派遣してきた。

 いつの日か、私たちのなかで歴史の証人としての被爆者はいなくなるだろう。しかし、記憶を残すという強い文化と継続的な取り組みで、日本の新しい世代が被爆者の経験とメッセージを継承している。彼らは世界中の人々を刺激し、教育している。それによって彼らは、人類の平和な未来の前提条件である核のタブーを維持することに貢献している。

 2024年のノーベル平和賞を日本被団協に授与するという決定は、アルフレッド・ノーベルの遺言にしっかりと根ざしている。今年の賞は、委員会が過去に核軍縮と軍備管理の推進者に授与した栄えある平和賞のリストに加わる。

 2024年のノーベル平和賞は、人類のために最大の貢献をした人をたたえるというアルフレッド・ノーベルの願いを満たすものである。

 2024年10月11日、オスロにて

2024/10/11

ノーベル平和賞に日本被団協 被爆者の立場から核兵器廃絶訴え

 今日も、インタビュー③、原稿づくりをすすめる。いろいろ調べたり、読みこなしたり、古い文献に、ああ、あのときは……みたいな作業も。お昼には会議もあり。

 石破さんの本を読み進める。ちょっとなあ、この議論では、なんというか……。石破さんは持論を封印して、安全運転という意見もあり、そうかなって思っていたけど、それも、ちょっと違いそう。あまりにも実情から乖離をしていて、官僚はついてこない。ブレーンがいそうにない人だから、そうなると、相談相手は森山や、菅、岸田となってしまう。たぶん、こういう孤立状況で、それでも自分で決断して、進むなんて、できすになよなあ。この迷走は結構、根深い迷走でありそうな気がする。それだけに先が読めない。

 ただ、総選挙までは、公示日までの3連休で、テレビなどで党首討論はあるけれども、たぶん、その後は政権党は乗ってこないだろうなあ。となると、どこまで、深い論戦がなされるのか。ちょっとね。今日も、インタビュー③、原稿づくりをすすめる。いろいろ調べたり、読みこなしたり、古い文献に、ああ、あのときは……みたいな作業も。お昼には会議もあり。

 

 石破さんの本を読み進める。ちょっとなあ、この議論では、なんというか……。石破さんは持論を封印して、安全運転という意見もあり、そうかなって思っていたけど、それも、ちょっと違いそう。あまりにも実情から乖離をしていて、官僚はついてこない。ブレーンがいそうにない人だから、そうなると、相談相手は森山や、菅、岸田となってしまう。たぶん、こういう孤立状況で、それでも自分で決断して、進むなんて、できすになよなあ。この迷走は結構、根深い迷走でありそうな気がする。それだけに先が読めない。

 

 ただ、総選挙までは、公示日までの3連休で、テレビなどで党首討論はあるけれども、たぶん、その後は政権党は乗ってこないだろうなあ。となると、どこまで、深い論戦がなされるのか。ちょっとね。

 さて、ノーベル賞。

ノーベル平和賞に日本被団協 被爆者の立場から核兵器廃絶訴え(NHK)
 ことしのノーベル平和賞は、被爆者の立場から核兵器廃絶を訴えてきた日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会が受賞することになりました。核兵器のない世界を実現するための努力と核兵器が二度と使用されてはならないことを証言によって示してきたことが受賞理由となっています。日本のノーベル平和賞受賞は、1974年の佐藤栄作元総理大臣以来、50年ぶりです。……

 核兵器のない世界を実現するための努力と核兵器が二度と使用されてはならないことを証言によって示してきたことが受賞理由というのが大事だなあ。ICANが数年前にとっているので、単独で被団協はもうないかなって思っていたので、びっくりうれしいニュース。それだけに、核兵器廃絶への関心も高いということなのだと思う。歴史をこちらで進ませないと。

 文学賞は、ハン・ガンさん。

 数カ月前に、朝日で、「暴力に満ちた世界で、希望を想像する 問い続ける作家ハン・ガンさん」というインタビューを読んだ。「暴力性と、他者への愛。韓国の作家ハン・ガンさんは、この人間の二面性を一貫して作品に描き、国際的に高く評価されてきた。近年、相次いで小説の舞台としたのが、多くの犠牲を出した韓国現代史における二つの事件だ。なぜいま史実に目を向け、なにを描こうとしたのか。話を聞いた」というもの。光州事件と、4・3事件。とても大きな、重い作品が続く。以前に、買った本はどこにあるのか?

 我が家でもまだまだ、朝顔。

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2024/10/10

「雇い止めは不当」東京都のスクールカウンセラー10人が都を提訴

 さすがに疲れているようで、朝、起き上がるのがしんどい。睡眠は変わらないが、じっくり寝るのは年齢的には難しいのだろうけれども。朝から、バタバタしている一日。今日は、ひたすら、インタビュー③の起こし・整理作業。そこから、原稿づくりもはじめる。結構、難しい議論だから思いのほか時間がかかるかも。がんばらないと。

 気温は、朝から低い。だけど、なんとまあ、朝顔ががんばっている。

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 すごいなあ。

 

「雇い止めは不当」東京都のスクールカウンセラー10人が都を提訴(朝日新聞)
 東京都内の全公立小中高校に配置されているスクールカウンセラー(SC)の任用をめぐり、都が「上限4回」と定める更新規定に達したことを理由に雇い止めとしたのは不当だとして、元SCら10人が9日、職員としての地位と1年半分の給与など総額約7876万円の支払いを都に求める訴えを東京地裁に起こした。……

 スクールカウンセラーの専門性を薄めて、取り換え可能にしようと言うのか。弁護団の笹山さんが「原告団の仕事が、いかに学校で学ぶことに困難を抱える児童生徒、保護者にとって大切な支援活動であるかを知りました。この尊い仕事を長年してきた原告団の職を奪わなければならないのだとしたら、それは相当な理由があってしかるべきですが、東京都の理由は人を入れ替えたいというだけのあまりにずさんな理由です」と言っている。この専門性の否定と取り換え可能。それが何をもたらすのか。

 学校現場の仕事がどんどん、そのように薄められる。そういえば、いま学童保育は企業が参入していて、埼玉でも塾産業がやっているところも少なくない。そういえば、学童保育の現場では20年ほど前に、正規で働くシステムが多かったところが、設置形態を変えることで非正規に置き換えることがすすんだ。学校や子どもの現場が、いまどのような方向に向かっているのかということも考えさせられる。

 

 うちの選挙区は、公明党代表選挙区。いっせいに街中にこのようなポスターが……。

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 金があるなあ。動員力があるなあ。悔しいなあ。負けてられないなあ。しかし、このポスターは何と言うか……。

2024/10/09

沖縄1区は乱戦 れいわ含め5人が立候補へ 「オール沖縄」は票の分散を警戒 3連敗中の自公は「好機」

 掃除をぜんぜんできていないから、部屋がいろいろ汚くって、落ち込む。ちょっとものを移動させると誇りが……。もうちょっと、きちんとした生活ができないといけないのだけれども。

 今日は、提稿を2本。インタビュー③の起こし・整理作業を引き続き。会議もあった。眠気とのたたかいの一日。

 

 解散となり、いよいよ選挙だ。

沖縄1区は乱戦 れいわ含め5人が立候補へ 「オール沖縄」は票の分散を警戒 3連敗中の自公は「好機」(沖縄タイムス)

 衆院選が間近に迫り、県内選挙区は慌ただしさを増している。那覇市を含む沖縄1区では、5人が立候補に名乗りを上げた。現行の区割りとなって最多だ。名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力は4区と並び、1区でも分裂選挙の見込みで「票の分散は免れない」(同幹部)と警戒感を強める。一方、1区で3連敗中の自公側は「好機が舞い降りた」と色めき立つ。……

 共産党の小池さんが明らかにしているが、れいわの高井崇志幹事長が、沖縄1区、東京14区、神奈川2区と、埼玉13区での「候補者調整」を要請してきたそうだ。いわば「沖縄1区に立ててほしくなければ、他の候補者を降ろせ」と。そもそも、山本太郎は「野党共闘しない」と繰り返し言ってきた。ところがこういう駆け引き、取引をやってくる。実は、「総選挙近し」の情報が流れた昨年6月にも、沖縄1区、東京20区、京都1区、大阪5区で候補者を決定したと伝え、候補者調整を求めてきた。そのとき、ちょうど、ボクは国会に取材で行っていて、赤嶺さんと話をしていたときだった。そのときも、共産党の重点小選挙区を標的に、沖縄1区の交換を求めてきた。筋のとおらないというか、謀略にも近いような、取引を求めてくる。しかも、「オール沖縄」がなぜ生まれたのか、その経緯もふみにじる。ほんとうに、正々堂々、どんな日本にしてくのか、そのときに野党はどのような役割をはたすのか、正面から問いかけていくということしないないのだろうと思うけど。

 

 今年の夏は、実は思うところがあって、縄文遺跡をいくつかおとづれた。おもしろかったし深まった。ちょっと勉強して、企画にもして、と思っていたけど、なかなかね。少々、お待ちを。

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2024/10/08

11月号ができています

 今日は、インタビュー②を仕上げて、発信まですすめる。とってかえして、インタビュー③の起こし・整理作業にとりかかる。そん作業は、基本、眠気とのたたかい。疲労が抜けないねえ。夜はたぶん、比較的眠れているとは思うのだけど…。変な夢は見ているようだけど。

 

 さて、11月号ができています。

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 ボクの担当は、まず憲法特集。今回は、基本、9条・憲法の平和主義に焦点をあわせる、新しい政権に対しても、いちばん問いただしたいところでもあるし、野党共闘を考えるうえでも、ぜったいに曖昧にできない点でもあるのだから。永山さんに、これまでの政権がいかに9条をないがしろにし、ふみにじってきたのか、いま何が問われているのかを、佐々木さんには、憲法審査会を舞台におこなわれていた、おどろくべき憲法のねじまげの議論と、それをも政局に使う政権党の、深刻な状態をあきらかにしてもらった。そして、久々の登場の小沢さんが、いま9条の解釈をめぐって考えたいことを、砂川裁判の判決にもかかわって示してもらった。学術会議の任命拒否の当事者として、いろいろご苦労も小沢さん、憲法論、9条論で思いのたけを出していただいた!

 経済や世界は、アメリカ大統領選を特集しているが、うちは出遅れ。矢部さんが原稿を寄せて下さり、いっしょに苦労しながら仕上げた一本もぜひ。

 いよいよ、日本でも総選挙。

 岡田さんや、山口二郎さんから、野党共闘にかかわって、共産党の態度に物申す的な書き込みが続く。正直、がっかりとしか思えない。事実経過や、問題の内容をきわめてつまみ食い的に、とりあげて、ねじまげて、共産党を批判する。まったくフェアじゃない。なぜ、前回の選挙でも野党共闘が成立したのか? 立民がこれまで、何を、どう言ってきたのかをしっかりふまえた発言とも思えない。ぜひ、もっと正々堂々とした、そして前向きに、自民党を追いつめる、自民党の悪政にストップをかけるという立場での議論を望みたい。しっかりしよう!

 さてさて。明日は党首討論そして解散。

 

2024/10/07

衆院本会議 石破首相 初の代表質問 公認方針などで論戦

 今日もひたすら、インタビュー②。原稿づくりから仕上げまで一気にすすめたぞ! だいぶ遅れを取り戻したぞ。

 いよいよ国会論戦。

衆院本会議 石破首相 初の代表質問 公認方針などで論戦(NHK)
 国会は衆議院本会議で石破総理大臣の所信表明演説に対する各党の初めての代表質問が行われました。

 自民党の政治とカネをめぐる問題で収支報告書への不記載があった議員の一部を公認しない方針について野党側から甘い対応だなどと指摘が相次いだのに対し、石破総理大臣は、引き続き地元の理解が得られているかなどを判断していくと説明しました。…

 全部聞いたわけでは決してないけれど、聞いていた範囲では、政策論戦は、官僚答弁に終始している。質問者が聞きたいことにはこたえずに、一般的な返答でかわすという、これまでの首相とかわりないなあ。

 

 夜、「虐待の証明」を見る。

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実在の児童虐待事件をもとに、憎悪と悲哀の連鎖を壮絶な描写で描いた韓国製ドラマ。母親から虐待を受け施設で育ったペク・サンアは、心に傷を抱えたまま生きていた。レイプ事件に巻き込まれた際は犯人の父親が有力者だったため、逆に彼女が刑に服すことに。刑事ジャンソプはサンアを常に気にかけていたが、彼女は出所後も荒んだ生活を続けていた。ある日、サンアは夜の街の片隅で震えている少女ジウンと出会う。お腹を空かせたジウンの身体は痣だらけで、誰かに虐待を受けているのは明らかだった。そんなジウンの姿に過去の自分を重ね合わせたサンアは、彼女に手を差し伸べようとするが……。

 孤独な心をもった登場人物の切ない出会いは、韓国映画の十八番だな。物語は、ときには激しく、基本静かに流れる。切ないけど、きっとどこにもある事件を、描く。ハンジミンは、どんな役も絵になるなあ。

2024/10/06

「北海道内4港、日米演習で使用 10月23日から 釧路は米部隊輸送」「着眼点と調査力 本領発揮 JCJ賞贈賞式 「赤旗」日曜版に大賞」

 今日は、関東は曇り、北の国はいい天気。

 さわやかな秋晴れのもとお出かけなんかが願望だけどね。残念ながらパソコンに向かいます。

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 今日も、昨日に引き続きインタビュー②の起こし・整理作業から、原稿づくりへ。なかなか疲れがとれないから、途中、うつらうつら。でも、がんばってすすめています。

 

北海道内4港、日米演習で使用 10月23日から 釧路は米部隊輸送(北海道新聞)
 統合幕僚監部は26日、日米共同の統合実動演習「キーン・ソード」の概要を発表した。10月23日から11月1日までの日程で、統合ミサイル防衛や前線の離島で負傷した隊員を本州まで輸送する訓練などを実施。政府が今年4月に初めて「特定利用空港・港湾」に選定した釧路港と苫小牧港など、道内4港を含む全国の民間港湾20カ所、空港12カ所を使用する。
 演習は17回目で、自衛隊3万3千人、米軍1万2千人が参加。オーストラリア軍、カナダ軍も初めて正式に加わる。…

 米軍の矢臼別での演習は、今年4回目。うち三回が自衛隊との合同演習。釧路港では、輸送訓練もおこなわれる。矢臼別演習所内になる空港をつかって、ハイマースも持ち込まれ、発射と自衛隊との連携訓練もおこなわれる。米軍の統制下に自衛隊が行動する訓練になるわけで、どんどん一体化がすすんでいく。

 

着眼点と調査力 本領発揮 JCJ賞贈賞式 「赤旗」日曜版に大賞(しんぶん赤旗)
 すぐれた報道を表彰する第67回日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞の贈賞式が5日、東京都内で開かれました。

 神戸学院大学の上脇博之教授が記念講演。「国民が報道を知ることで新たなアクションを起こしたり、問題を起こした政党・政治家の評価を変えることができる。ジャーナリズムの精神をもって報道機関が仕事を果たすことは、民主主義になくてはならない」と強調しました。

 「自民党派閥パーティー資金の『政治資金報告書不記載』報道と、引き続く政治資金、裏金問題に関する一連のキャンペーン」で2024年度の大賞を受賞した「しんぶん赤旗」日曜版編集部に賞状とトロフィーが贈られました。日曜版のJCJ大賞受賞は20年に続き2回目です。…

 

 政治資金はいうまでもなく、民主主義の根幹にかかわるわけでし、裏金問題の解決なくして、民主主義の発展はない。赤旗のスクープの意義は言うまでもない。いまの日本の民主主義のとわれるのは、その事実を、広範な有権者に伝え、それを許さないということを選挙結果で示せるかどうかだと思う。石破さんは、「自民党の派閥裏金事件で問題になった議員の次期衆院選での公認をめぐり、石破茂首相(総裁)ら党執行部が厳しい対応に踏み切った。当初、首相は「裏金議員」の非公認に後ろ向きだったが、世論の強い反発を受けて決断。「寝耳に水」の決定でもあり、執行部と対象議員の対立は避けられない状況だ」(朝日新聞)との記事も出た。ここから、どのような展開になるのか? 選挙の様相も変わるし、自民党の迷走も深まりそう。しっかりと有権者の意思を示したいものだし、野党の奮闘と責任の発揮が求められるところ。

2024/10/05

「8番目の男」、教育機関への公的支出割合、日本はワースト2位…OECDが発表

 今日は自宅作業。8時過ぎには仕事をスタート。ひたすらインタビュー②の起こし整理作業を進行。

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 午後・夕方には、少し気分転換。

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 夜には、ずっと見たかった映画をネトフリで見る。なんか映画なんてずいぶん久しぶり。大好きなムン・ソリの「8番目の男」。

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国民が参加する裁判が歴史上初めて開かれる日。大韓民国初の陪審員になった、年齢も職業も異なる8名の普通の人々の前に置かれた事件は、証拠・証言・自白まで揃った明白な殺害事件。被告人がいきなり嫌疑を否認したため、陪審員たちは急きょ有罪無罪の決断を迫られることになる。誰もが困惑する中、裁判長は裁判を進めようとするが、8番陪審員ナムをはじめとする陪審員たちの突発的な行動により裁判は予期せぬ方向に進んでいく。

 よくある陪審員ものだけど、陪審員たちが変わっていく姿がやっぱりいい。事件はとても切ないものだったけれど、その事件をとおして、死刑が求刑され、重い刑期が考えられていたものが、陪審員、そして判事によって、法とは何か、司法とは何かという根源から検討されていく。ちょうど、『地平』が「被告、最高裁」を特集しているが、法と司法のあり方を社会がどう問いかけていくのか。日本ではどうなのだろうか、よく考えたい地点にいる。

 毎年のニュースだけど。

教育機関への公的支出割合、日本はワースト2位…OECDが発表(読売新聞)
 経済協力開発機構(OECD)は3日、国内総生産(GDP)に占める教育機関への公的支出の割合(2019年時点)を発表し、日本は2・8%と、データのある加盟37か国中36位だった。前年の同率最下位からは改善したが、依然として低い状況が続く。

 OECD平均は4・1%で、最も高かったのはノルウェーの6・4%、最下位はアイルランドの2・7%だった。また、大学などの高等教育を受ける学生の私費負担の割合は、日本は67%と、OECD平均の31%を大きく上回った。20年時点の高等教育を受ける学生の私立教育機関に在籍する割合も79%と、OECD平均(17%)の4倍以上だった。…

 うーん。諦めず、くり返し問いかけていくしかない。若者の関心そして立ち上がりはいま広がっているのも事実。

2024/10/04

石破首相、裏金問題を陳謝 「信頼取り戻す」所信表明演説

 今日も暑く、朝から職場への移動で汗びっしょりになる。これじゃあ、体がもたないなあ。

 トラツバが終わって、朝の時間に少しゆとりが。しかし、「カーネーション」には引き込まれています。「おむすび」はボチボチ。ハシカン嫌いじゃないし。

 

 今日からとにかく、インタビュー②の起こし・整理作業。資料をいっぱい入れたいので、いかにバサバサやるかが勝負。とにかくがんばりましょう。原稿にむかってばかりでうつうつ。今日は会議もあった。

 

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 今日は石破さんの所信表明。

 

石破首相、裏金問題を陳謝 「信頼取り戻す」所信表明演説(毎日新聞)
 石破茂首相は4日、衆参両院の本会議で就任後初めての所信表明演説に臨んだ。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件に関し、冒頭で「国民の政治不信を招いた事態について、深い反省とともに触れねばならない」と陳謝。「国民からの信頼を取り戻し、すべての人に安心と安全をもたらす社会を実現する」と表明した。一方、9月の総裁選で主張していた「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」構想や、在日米軍の活動ルールを定めた日米地位協定の改定には言及しなかった。…

 地域創生とか、防災対策とかでは、新味を出そうと苦心しているが、基本、岸田政権の継承という中身。安保・憲法の持論は封印。まったく封印したのは少し驚き。経済政策は、投資と企業による経済成長か。オールアウトをにおわせつつ。これも従来路線か。そのぐらい党内矛盾、さらには、アメリカとの矛盾があるということなんだろうけど。石破さんも慎重で、この内容で、選挙で過半数をとれば、参院選挙までは、それが安全運転できると。いくら、これまでの発言と乖離があっても、これが信任されたということでいくのか? ほんとうに自民党は深刻な矛盾。それでも、野党は追い込めるのか? 世論調査も出てきたし、ボチボチの選挙予想もではじまるが、どうなのかなあ。有権者はまだじっと見ているという感じで、これからどう動くのか・

2024/10/03

石破茂新首相が会長だった石破派(水月会、9月解散)が、政治資金パーティー収入を6年間で計140万円分、収支報告書に過少記載した疑いが判明

 さてさて、対談①の原稿づくりを完了させて、仕上げにとりかかって、一気に発信。まだ、インタビュー②③があるから、立ち止まって、悩んでいる余裕はない。どんどんいきましょうね。原稿についてのいろいろなやりとり、石破さんの資料を少し集めたり、読んだり、研究者の方と、少し意見のやりとりをしたり、メールを送ったり。とにかく、騒がせてくれる新政権である。

 政策的な問題もそうだけど、そもそもこの間問われてた「政治とカネ」の問題でも、やっぱりなあという問題を、赤旗日曜版がスクープ!


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しんぶん赤旗日曜版@nitiyoutwitt【スクープ】石破茂新首相が会長だった石破派(水月会、9月解散)が、政治資金パーティー収入を6年間で計140万円分、収支報告書に過少記載した疑いが判明。上脇博之・神戸学院大教授は議員の「中抜き」か派閥側が還流分を“裏金”化した疑いを指摘。「刑事告発する」としています=赤旗日曜版10月6日号
 朝日新聞も、これは後追い? テレビは、ほかの新聞は。徹底して報じてほしい。

旧石破派がパーティー収入80万円不記載の疑い 19~21年開催分(朝日新聞)
 石破茂首相が代表を務めていた自民党派閥「水月会」(旧石破派)が2019~21年に開いた政治資金パーティーの収入のうち、政治資金収支報告書への記載が義務付けられている計80万円分を記載していなかった疑いがあることがわかった。同様の不記載は昨秋以降に他派閥で相次ぎ発覚したが、石破派では確認されていなかった。……

 裏金議員の公認をめぐって、とっても後ろ向きだったけど、同じ穴のむじなってこと。ほんとうに問われる。

 

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2024/10/02

石破さんのインタビュー本『保守政治家 石破茂』を読み始める

 なんだなんだ。今日はもう朝から暑い。うーん、体の調子が悪いのは、これは気候のせいだな。完全に体がついていっていない感じ。

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 今日も一日、対談①。だいぶ形は見えてきた。なんとか明日中には形にしきって、仕上げ作業に入りたいなあ。まだ、スリムに削り込まないといけないしね。途中、実務作業などもあり。

 いろいろ問い合わせだとかもあり。

 夜まで暑かった。

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 石破さんのインタビュー本『保守政治家 石破茂』を読み始める。なんとなく、話のすり替えが上手い人である。どんどん自分の土俵にもっていく。いま地位協定の改定に注目があつまるが、彼は、日米同盟強化と矛盾しないと言う。その日米同盟強化とは何か?あたかも、日米間の安全保障上の協力というかのように話す。しかし、いまのそれは、対中国のために、日本の最前線の基地として、日本の自衛隊に軍事的な分担をになわすというもの。そのことと、地位協定改定ははたして矛盾しないのか? 本のなかで、岸田さんの大軍拡の説明不足を指摘しているが、ここでは彼は、その軍事同盟強化のなかみは説明しない。改憲や、集団的自衛権についても同じことが言える。日米間の対等を言うが、いまの日米同盟強化は、アメリカの指揮、そして統制下に一体化すること以外なにものでもない。それでいて、憲法にしても、国際法にしても、そのために、独特な解釈をしていく。世界では通用しないような議論を、あたかもそれが論理的とでもいうように強弁する。ちゃんと、一つ一つ紐解いて批判していかないといけないなあ。いろいろ、読まないと……。どんどん、これまでの自民党の議論に引き寄せられている感もあるので、実際にどんな論戦になっていくか。そのことも含め、しっかり注目していかないといけないなあ。

2024/10/01

日本のジャーナリスト「浮島丸などの歴史を覆い隠すと韓日間に信頼生まれない」

 朝から落ち込みモードの絶不調。元気出さないとね。

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 今日は、朝から、インタビュー③の収録。結構、濃い時間。自分の認識もかなり深まった。嬉しい時間。

 職場に戻って、対談①の原稿づくり、会議をすすめる。

 結局、汗がじわっと出る感じの1日。明日は30度を超えるとも……。うーん。

 

 国会が始まった。石破総理、そして組閣。安倍政治はある意味で終焉したが、どのような政治がまっているのか。警戒と分析が必要。いろいろ読まないといけない。

 仕事はすでに、総選挙後のもの。うーん、分裂的日々がこれから続く。ある意味、思いっきり評論家にならないと(笑)。じっくり仕事がしたい、読み込みたいが、余裕がないなあ。

 

 さて、大事な新聞記事。

日本のジャーナリスト「浮島丸などの歴史を覆い隠すと韓日間に信頼生まれない」(ハンギョレ新聞)
 2021年12月、別の取材のために京都の舞鶴港に行った日本人ジャーナリストの布施祐仁さんは、地元住民から浮島丸の話を初めて聞いた。1945年8月24日、強制動員された朝鮮人労働者を乗せた船が爆発で沈没し、多くの人々が亡くなったという、長い間安全保障問題を取材してきた布施さんも全く知らない話だった。

 「私も知らなかったし、おそらく日本人の99.9%が知らないだろう。取材を始めて本と資料を探してみたが、明らかになっていないミステリーがあまりにも多かった。それで情報公開を求めたが、あちこちが黒く塗りつぶされた資料が届いた。事件が起きてから80年がたとうとしているが、まだ隠したいことがこんなに多いのかと衝撃を受けた」

 こうして始まった布施さんの取材は、結局日本政府が79年間隠してきた浮島丸乗船者名簿の公開につながった。この名簿は今年9月に韓国政府にも渡された。……

 京都の人間だもの、この事件は知っていますよ。先日、エイジアンブルーのことも書いたし。布施さんのがんばりでの名簿の公開、それをもとに、穀田さんの国会質問で、韓国への引き渡しまでつながった。戦前の強制動員、朝鮮からの労働者、軍人、軍属を乗せた船はなぜ釜山に向かわず、舞鶴で沈没したのか。その舞鶴では地元の人たちの手で慰霊のとりくみが続けられてきた。大事なことがいっぱいつまっている事件であり、終わっていない事件である。ボクも引き続き関心をもっていきたい。

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