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2024年9月

2024/09/30

幌加内町の歴史資料館「笹の墓標展示館」引き継ぐ新施設完成

 外の風景は、さすがに少しずつでけど変わってきている。

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 なんとなく、秋が一歩一歩。

 

 今日も、一日、対談①、原稿づくりにとりかかる。やったことのない事件についてだから、いろいろ調べながら作業をすすめ、時間がかかる。いつもの実務もやらないといけない。郵便局に行くと、今日は30日、しかも明日から郵便料金があがるので、とても混んでいてびっくり。少し、時間がかかった。そのほか、メールのやりとりがあったり、長い報告を聞いたり。

 総選挙は27日投開票が表明された。いよいよ選挙である。しかも4週間もない。この決定過程にも、いまの政治の特徴がとてもよくでている。悲しいけれども。

 さて、数日前のニュースだけど、きちんとクリップしておかないとね。

幌加内町の歴史資料館「笹の墓標展示館」引き継ぐ新施設完成(NHK)
 4年前に大雪の影響で倒壊した幌加内町の歴史資料館、「笹の墓標展示館」を引き継ぐ新たな展示施設が完成し、28日、関係者が出席して記念の式典が開かれました。

 道北の幌加内町にあった「笹の墓標展示館」は、町内で戦前から戦時中に日本人と朝鮮半島出身の人が、ダム工事などの強制労働で200人以上亡くなった歴史を後世に伝えようと地元の有志によって開設されましたが、4年前に大雪の影響で建物が倒壊しました。
 このため施設の再建を目指し展示館の運営に関わっていたNPO法人「東アジア市民ネットワーク」が中心になって寄付を募った結果、およそ6600万円が集まり、その資金で新たな展示施設が作られました。……

 倒壊する前にボクがおとづれたのは3回かな。それ以外にも、殿平さんにはお世話になった。朱鞠内の風景も好きだし、とても大切な場所。最初は雪のなかを探した。2度目は春だったけど、墓地には雪で行けなかった。3度目の秋にはじめて、墓地まで行けた。その三度目に、ノートで地元のK先生の書き込みをみつけて、あとで、その時点で、K先生が亡くなっていたことを知った。知り合いが、ダム工事の生存者の聞き取りをやっていたりして、いろいろ話を聞いた。たしかに、そこに彼らは生きていたのだ。そのことを考えると、いっそう胸がしめつけられる。新しい展示館には行くことができるだろうか?

2024/09/29

石破新総裁「期待する」52% 高齢層ほど期待感高く 毎日世論調査

 今日は日曜日だったけど、掃除に取り組む余裕がまったくなかった。ただ、ひたすら、対談①の作業をコツコツ。なかなか思うようにすすまないなあ。

 仕事が思うようにすすまないことに落ちこむ。仕事のスピードもそうだけど、求められているような雑誌づくりができているのか? 書き手の人たちには相当がんばってもらっているけど、編集者として、企画化や、内容の設定、仕上げていく過程など、ちゃんと役割がはたせるのか? ちょっと、能力的についていけなくなっているのではないか。いろいろ落ち込んでしまう。

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 まだまだ、夏の残りかす。なんだかね……。

 ずっと、一日机の前で、パソコンに向かっていると、どんどん気が滅入ってくるね。

 

 夜、Nスぺなども見るけれども、うーん。とりたてて新しい議論はなさそうだなあ。ほんとうに27日に総選挙を敢行するの? 日程的に間に合うのか。いずれにしろ、人事を見ていても石破さんは、強く自分のカラーを出すよりも、慎重な運営をやっている感じ。派閥が最後は力を発揮したものね。その分、党内の意向を尊重してそうなるということか。結局は、古い自民党は続いているということにしか見えない。実際、国会がはじまって、どのような感じでやってくるのか。いまのような石破さんの感じで、有権者はどのようにとらえるのだろうか?

石破新総裁「期待する」52% 高齢層ほど期待感高く 毎日世論調査(毎日新聞)
 毎日新聞は28、29の両日、全国世論調査を実施した。27日の自民党総裁選で新総裁に選出され、10月1日召集の臨時国会で首相に就任予定の石破茂氏に「期待する」と答えた人は52%。「期待しない」の30%を大幅に上回った。自民党支持率は33%で、8月24、25日実施の前回調査(29%)から4ポイント上昇した。

 歴代執行部に直言を続け、「党内野党」などと呼ばれてきた石破氏は、各種世論調査の「次の首相にふさわしい人」ランキングでしばしばトップになってきた。自民支持率は派閥の政治資金パーティー裏金事件を背景に低迷が続いていたが、石破氏による政治改革への期待感が自民支持率を押し上げた可能性がある。……

 この数字をどう見るかもちょっと読めない。ただ、有権者は、かなり冷静にみている感じがする。状況によっては、どちらにも動きそうな感じがする。それだけに、野党の取り組みが大事なんだろうけどなあ。どうする? どうする?

2024/09/28

自民 石破新総裁 党幹事長に森山氏 官房長官に林氏 意向固める

 うーん今日は2度も消えてしまった。こんなときはめげる。

 今日は早朝仕事スタート。雨が降れなくってよかった。

 団地で曼殊沙華をみつける。

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 「ごんぎつね」を思い浮かべるが、やっぱり好きな花。

 夕方には群生地に行ってみる。

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 夏が暑かったせいか、暑さが9月まで続いたせいか、まだ、満開という雰囲気ではない。

 

 仕事の方は対談①の起こし・整理作業を一日中。対談は分量が多いから、すすんだような、でもまだまだって感じ。内容はぜったいにおもしろいんだけどね。ただ、新総裁が石破さんになって、政治日程が変化しそうだから、雑誌の内容も調整が必要になってくる(涙)。

 

 その石破さん。ボクも昨日の夜には、永田町方面と情報交換。いろいろなるほど。そう考えると納得ができる展開でもある。

 さて、その石破人事。

自民 石破新総裁 党幹事長に森山氏 官房長官に林氏 意向固める(NHK)
 27日に選出された自民党の石破新総裁は、党役員と閣僚の人事について、党の新しい幹事長に森山※裕・総務会長を起用し、林芳正・官房長官を続投させる意向を固めました。党の選挙対策委員長には小泉進次郎氏を起用する方針で、政権の骨格となる顔ぶれの人選を進めています。……

 林官房長官は、昨日、ボク、それ言ってた(笑)。とても手がたいと思う。そういう意味ではじっくりやってくるんだろうなあ。

 昨日の記者会見を聞いてて、東アジア版NATOにふれていて、それを集団安全保障だと言っていた。しかし、当たり前のことでもあるけれども、NATOは、集団安全保障では決してなく、その鬼子の集団的自衛権の形態である。それを平然とする変えてしまうしたたかさ。自分の議論に引き入れてしまうし、メディアはだれも反論しない。もともと、石破さんは国際法に対する評価はものすごく低い人だ。それだけに、力による安全保障への懸念は、もちろん石破流のバランスをとりつつだけど、つきない。政調会長に小野寺など、安全保障重視の陣容を組む。うーん。彼流の論建てをしてくるのは間違いないわけで、こちらもしっかり構えていかないといけない。ということで、昨日から石破本を、ネットで数冊、ポチっとやってしまっている。ご同業の人はみんな同じことをやっているのかなあ。まだまだ、たいへんな日々が続く。

2024/09/27

「安倍氏の天敵」石破新総裁 自民党内に残る拒否感、どうなる衆院選

 朝、理由もわからず、電車がとまると少しイライラする。嫌だなあ、イライラするの。余裕のない証拠だなあ。今日は、気温は高くはないが、超蒸し暑い。

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 対談①にとりかかる。頭を全力で切り替え! 午前中そして夕方に作業をすすめる。

 お昼からは、インタビュー②。なかなか勇気と刺激をもらうお話し。もちろん、深刻な実態に怒りもわく。

 

 さて、そんな一日で気になっていたのが、自民党の総裁選。

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「安倍氏の天敵」石破新総裁 自民党内に残る拒否感、どうなる衆院選(毎日新聞)
 自民党総裁選は27日、決選投票の結果、石破茂元幹事長(67)が高市早苗経済安全保障担当相(63)を破り、第28代総裁に選出された。

 石破新総裁は10月1日に新首相に指名される見通しで、厳しさを増す安全保障環境や経済対策など、山積する国内外の課題に向き合うことになる。近く実施される可能性がある次期衆院選を見据え、挙党態勢を構築できるかも問われる。……

 すわ、高市かと一瞬、そんな空気になったが……。やはり、最後は、派閥の力か? 菅いや岸田や二階がそっちにまわったのか? まあ、明日以降、明らかにされるだろうけれども。のっけから、思いのほか伸びない進次郎。そのことは一つ、重要な点。劇場型にはならなかった。だけど、これだけたくさんの候補者が生まれたのは、なぜ? 政策論争回避の思惑がどこかにはたらいている? 党員投票の結果は、自民党員の意識と、一般の有権者の意識とにはかなりの乖離があり、自民党そのものはかなり右によっているということか。それでも、決選投票で、石破が勝ったのは、裏金問題や統一協会での有権者の反発をおそれる国会議員の意識か、はたまた、タカ派的な言説に危機感を抱いた財界などからの要望などもあったのか? いずれにしろ、なかなか政治的なドラマでもある。だた、なぜ、高市を避けられたことで、石破さん当選にホッとしなくてはいけないのかは悲しい事態。石破さんもかなり危険だし。核信奉者であり、軍備増強論者だし、理念的な軍事主義は、それはそれで危うさも、相当の恐ろしさも感じる。

 ただ、石破は昔、雑誌のインタビューに答え、次のように語ってた。「防衛庁長官や防衛大臣在任中、共産党の質問に対しては最も時間を割き、機関誌「前衛」や「しんぶん赤旗」などを丹念に読みました。共産党は我々とは思想や立場が全く異なりますが、理論的には一貫し、精緻なものがあるのでいつも手強い相手でした」。政局をもてあそぶと言うか、政権維持の権力闘争に明け暮れるが、国会を徹底して軽視していた、ここ数年の政権からは、やっぱり変わってほしい。しっかりした国会での議論を期待したいもの。まずは、臨時国会で、予算委員会の論戦をしっかりしてほしいと思う。

 トラツバ終わってしまった。悲しい。最後まで、伊藤沙莉に依存していたことは否定できない。自立し、ものごとをはっきり言うような情勢像を、独特の可愛さと愛敬のある彼女のキャラクターでうまくまぶしていて、そういう意味では、強い問いかけを緩和するような役割も果たして、マイルドさをつくりあげていたようにも思う。昨日も言ったけど、ほんとうの地獄は描かれているわけではない。だけど、ずっと問われ続け、そして涙し続けた半年間。子育ての後悔や苦しみも、さらっと片付けたけど……。つまり、たくさんの、いろいろなモヤモヤだとか、解決しきれないような問題を、それはそれできちんと残していくような作り方。それが、最終回にも……。ああ、来週から、どうしよう。

2024/09/26

「『虎に翼』が描く“生きづらさ”の正体 脚本家・吉田恵里香」

 今日もとにかくインタビュー①の原稿づくり、一気に仕上げに。えいやで、今日中には発信しよう。明日は違うテーマの取材もあるし、4,5日で一気にまったく違うテーマの対談①をつくらないと。たまった実務もあったんだったっけ。まずいなあ。気になる体の変調は、原因となる病状はみあたらないので、対処療法で様子見。対処療法の薬をもらって飲み始めたが、まだ効果はあらわれず。状況がよくなればいいなあ。

 

 さて、昨日のクローズアップ現代はトラツバ。「『虎に翼』が描く“生きづらさ”の正体 脚本家・吉田恵里香」を見た。

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大きな話題となった朝ドラ『虎に翼』。今月27日の最終回を前に脚本家・吉田恵里香さんに桑子キャスターがロングインタビュー。ドラマに込めた思いに迫る。物語が描くのは、100年前から現代にも通じる様々な差別や不平等。そして性別や立場に関わらず、多くの人が抱える“生きづらさ”だ。その正体は人々を縛る言葉にあると吉田さんは語る。桑子キャスターが吉田さんへ問う「はて?」。“生きづらさ”を乗り越えるヒントとは?

 人間の葛藤が描かれていないとか、詰め込み過ぎとかいろいろ批判がある。だけど、それは違うと思う。たしかに、地獄を描いているけど、描かれていることは、そんなに地獄ではない。現実はもっと、生々しく厳しく、しんどいものだ。悪人も出てこないかど、実際には人間関係はものすごく、苦しくつらいものだから。だけど、それでも、共感するのは、問題をつかまえる角度がとても的確だから。そもそも、そうした問題は、だれでもが感じ、苦しんでいる問題だから、さらっとしか描いていなくても、想像力が動員されて、見てる人間が自身で補ってくれるから。つまり、登場人物の私も物語は、じつは、みんなの問題だということだということなのだと思う。そして、これだけの共感の広がりは、この社会も捨てたものではないと思わせてくれる。

 揺さぶり続けられたこの半年。いよいよ明日が最終回。

2024/09/25

陸上自衛隊、米軍との共同訓練が常態化 沖縄の北部訓練場でジャングル戦参加を想定か 2017~23年度に22回実施 識者「日米の軍事一体化」

 今日も、涼しいのは幸せ。そんななか、籠城明けで一休みすることなく、ひたすら次の仕事に。インタビュー①の原稿づくりをすすめる。明日に原稿化しきって、あさってには仕上げにかかりたい。そのあとすぐに対談①にとりかかって、インタビュー②③に収録・取材もある。慌ただしい毎日が続く。

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 まあ、いろいろ気分転換しなくては。いろいろな気分転換があるといえばあるのかなあ。

 

 さて。

陸上自衛隊、米軍との共同訓練が常態化 沖縄の北部訓練場でジャングル戦参加を想定か 2017~23年度に22回実施 識者「日米の軍事一体化」(沖縄タイムス)
 陸上自衛隊が2017~23年度、22回にわたり米軍北部訓練場で米軍と事実上の共同訓練をしていたことが24日までに分かった。年間2~5回使用しており、使用が常態化している。さらに1回は自衛隊が単独で使用していた。識者は「自衛隊が日本で想定されないジャングル戦の訓練を行うのは、日米の軍事一体化を強く意識したものだ」と指摘する。……

 日米の軍事一体化は、細部にわたるまで、進行しているとみていくべきだろう。「陸上自衛隊の使用が常態化している米軍北部訓練場。2017~23年度に確認された計23回のうち1回は、米軍との共同ではなく単独で使用していた。在日米軍施設を自衛隊だけで使うことについては日米地位協定に明記されて」いないそうだ。識者は「日米地位協定の穴を突いた使用方法だ。これを許してしまうと自衛隊が際限なく米軍施設を使えることになる」と言っている。これまでの法律や取り決めをもふみにじってそれがすすめているということだろう。

 

 ちなみに今日は、「米軍の「非公用軍事郵便」悪用した薬物密輸49件 沖縄税関、上半期摘発の65%」という記事もあった。うーん。

2024/09/24

立民 幹事長に小川淳也氏 政調会長に重徳和彦氏

 籠城終了。何とか今月もがんばりました。みなさん、ありがとうございます。

 

 昨日は、ゲラ読みは進行させましたが、多くの時間は、○のお相手です。それはそれで、楽しいですが、とても疲れます(苦笑)。途中で、保育園時代の友だちにあって、大興奮。やっぱり友だちがいいんでしょうね。いろいろ、たいへんなことが多いですが、なんとか楽しい毎日を送ってほしいものです。

 

 昨日、今日とだいぶ涼しい日が続き、少し体は楽になってきた感じもしないわけではありません。落ち込むことが多く、気分は沈んでいますが、体だけでも楽になると、それはそれでいいです。

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 さて、代表選の結果がでて、立民の体制もほぼ出てきました。

立民 幹事長に小川淳也氏 政調会長に重徳和彦氏【詳しく】(NHK)
 立憲民主党の野田新代表は、新たな執行部人事で、幹事長に小川淳也氏、政務調査会長に重徳和彦氏などを起用することを両院議員総会に提案し、承認されました。

 立憲民主党は、23日の代表選挙で野田新代表が選出されたことを受けて、24日午後1時から国会内で両院議員総会を開きました。

 この中で、野田氏は新たな執行部人事で
▽幹事長に小川淳也氏
▽政務調査会長に重徳和彦氏
▽国会対策委員長に笠浩史氏を起用するとともに
▽大串博志 選挙対策委員長を続投させることを提案し、承認されました。

また▽代表代行は大串氏が兼務するとともに
▽長妻昭氏を新たに起用し
▽辻元清美氏が続投することになりました。

 さらに、代表選挙の決選投票で野田氏と争った枝野元代表は、党の最高顧問に就く方向で調整が行われています。

 野田氏は、27日の自民党総裁選挙のあと、早期に衆議院が解散される可能性もあるとみて、小選挙区の候補者のさらなる擁立など、選挙準備を急ぐことにしています。……

 新体制をみてもどこにいくのかと心配になります。野田さんの総裁選での言動をみると、安保法制を「すぐに廃止できない」と述べたり、「政権を共産党と一緒に担うことはできない」と断言していたり、逆に、日本維新の会との協力にも言及しているなど、事態は深刻としか言いようがない。結成された当初の、旧立民がいいとはわないが、その姿はまったくなくなったなあと思える。保守系の人が、右にぶれながら、運営しようとしているとしか感じない。もともと、そういう側面のある政党であったことは事実だけど、そしてまだ、良心的な人は残ってはいるんだろうけれども、ここからは厳しいことになっていくのは、否定できないかもしれない。

 一方で、自民党の総裁選は、小泉さん、高市さん、石破さんのうち2人の決選投票か。結局、議員票がものを言うようになり、そうなれば、旧派閥がどのような力を発揮するのか? なかなかよめなけど、こちらもうーんとしか思えないなあ。肝心なことについての議論がなされない、政治が続くのだろうか?

 

2024/09/22

最高裁「違法」判決後も女性トイレ制限 経産省、トランス女性職員に

 今日は、朝から雨がパラつく天気。そんななか、今日は団地の草取り。猛暑で二カ月できず、雑草は伸び放題。朝から相当、がんばりました。

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 もちろん、雨模様だったので、参加者は少し少なめだったけど、それでも、みなさん、よくがんばること。業者に、剪定をしてもらうと、まわりの雑草をとるのも意欲が出るという感じかな。

 終わった後、子どもの学童時代の、小学生だった子に久しぶりにあって、ちょっと立ち話。もう30代かあ。いろいろ、悩みながら生きているなあ。何に生きがいを見つけて、働き続けるのかは、いまの時代相当、難しい問題なんだろうなあ。

 続いて、団地の植栽の会議。今後の剪定と伐採の計画にかかわる議論は続く。

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 この木々の維持は、ほんとうに難しい問題。コツコツと議論を前に進め、仕事を前にすすめるしかないのですけど。

 しかし、団地というものはおもしろいもので、みなさんの善意というか献身で維持されている。もちろん、いろいろな問題があり、いろいろな人がいて、難しいことはおこるのだけど、それでも、みんなで乗り越えていく力はあるのだよなあ。ボクの理事長時代は、なしとげられなかったことが多く、問題を次の先送ったので、ほんとうにいまのみなさんのがんばりには頭が下がります。

 仕事のほうは、インタビュー原稿づくりに集中。まだまだかかります。明日は私的な用事(○の相手)もあるので、どうするのか。ゲラを4本読む仕事もあるし。とにかく時間をうまく使って、がんばらないとなあ。

 

最高裁「違法」判決後も女性トイレ制限 経産省、トランス女性職員に(朝日新聞)
 経済産業省がトランスジェンダー女性の50代職員に対し、勤務階から2階以上離れた女性トイレを使わせたのは「違法」と判断した昨年夏の最高裁判決をめぐり、同省が判決から1年以上経っても、トイレ制限を続けていることが分かった。

 専門家は、裁判所のこうした判決は関係省庁を拘束するなどと定めた行政事件訴訟法を踏まえ、「遅くとも半年以内に制限を是正する義務が国側にあった。違法状態だ」と指摘する。

 職員は、男性として生まれ女性として暮らすトランスジェンダー。入省後の20代でホルモン投与などの性別移行を始めた。2009年に「性同一性障害」の診断書と民間企業での先行事例を添えて、女性用の服装での勤務や女性トイレの使用などを要望した。

 だが、経産省は、同じ職場の女性が普段使うトイレを避け、2階以上離れた女性トイレを使うよう求めた。職員は、この制限をなくすよう人事院に訴えたが、15年に退けられ提訴した。

 最高裁は23年7月、職員が女性トイレを使い始めてからトラブルはなく、明確に異を唱える同僚もいなかったと指摘。経産省の対応に問題はないとした人事院の判定を「職員の不利益を不当に軽視した」として取り消し、トイレ制限は遅くとも15年の判定時点で「違法」だったと判断した。

 性的少数者の職場環境をめぐる最高裁の判断は初めてだった。……

 これは、どういうことだろう? もう1年以上たつ。官庁は、全能のもので、司法にも、考えてみれば、立法にも従う必要はないとでも考えているのだろうか。すくなくとも、実際の行動はそうなってしまっている。これも、たぶん、いまの政治がつくっている問題でもあるのだろうな。モラルの崩壊というよりも、もっと深刻な事態。

 

2024/09/21

午後には福祉国家構想研に

 昨日は工場籠城。順調にいっている部分もあれば、そうでない部分もある。ゲラ読みはなかなかすすまない。連休にどうしても持ち越してしまう。

 工場まわりは、すっかり秋祭りの様相なのか?

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 夜は、なんと、ボクよりだいぶ若い友人の結婚を祝う場。幸せのおすそわけで、十分にほっこりした気分。真っすぐにがんばっている人だから、ほんとに幸せになってほしい。

 夜、もう深夜になろうとする時間なのに、駅前の温度は……。暑い。

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 今日は、朝から、企画の相談のメールのやりとりからスタート。午後には福祉国家構想研に。

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 能登地震のその後の問題を、社会保障の立場から高林さん、地域経済の立場から岡田さん。高林さんは8回、岡田さんは4回、現地に入って調査している。いまの復旧復興などのとりくみが、国や行政のものが、どのように人権をふみじにったものになっているのかの事態や、その改善方法、そもそも創造的復興の名のもとにいかにその地域の人々の命や暮らしが横に置かれているのか、その解決のために何をしなければいけないのか、しっかり学べた時間だった。震災1年の企画をしっかりすすめないといけないなあ。これから、いわば災害の「季節」に入っていくわけで、相当、がんばります。

 しかし、今日の大雨はほんとに心配だなあ。

 結局、災害についても、公害についても、原発についても、その他の比較的よくやっている企画についても、企画をすすめるのは勉強しなくてはいけない。そこのところがいまとても大変だなあ。しっかい、本を読まないと、それが、いま、追い込まれている大きな1つの要因でもある。いや目の前の仕事もあるのだけど……。

 

 

 

2024/09/19

旧統一教会との「関係断絶」調査 総裁選9候補が無回答 全国弁連

 いよいよ明日から工場籠城。最後の原稿を提稿して、あとは、ゲラのやりとり、ゲラ読み、実務というこの時期のお仕事。並行して、インタビュー原稿づくりも少しすすめる。あんまりすすまないけど。

 団地の柿に大きな実が。だんだんと秋を感じるかあ。暑いけど。

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旧統一教会との「関係断絶」調査 総裁選9候補が無回答 全国弁連(毎日新聞)
 政治家との密接な関係が明るみに出た世界平和統一家庭連合(旧統一教会)による被害の救済に当たる全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)は18日、自民党総裁選候補者9人への教団に関するアンケート結果を公表した。9人全員が質問に答えなかった。

 小泉進次郎元環境相の選対本部からは18日、「党からの通達により回答を見送る」と文書で連絡があった。総裁選選挙管理委員長から党所属国会議員に送られた「(アンケートは)公正・公平な運営を図るため自粛する旨決定した」との文書も添付されていた。……

 自民党総裁選もいよいよ佳境に入ってくる。だけど、報道も含め、なんだかなあ。朝日のスクープがあった統一協会や裏金など疑惑の問題は、もう過去の問題というのか、まったく答えない。だけど、これはじわじわと、効いてこないか? 今後に影響はないのか? 昨日のTBSのNEWS23のキャスターの再調査についての質問は、9人全員がその意思なし。そんなことで、有権者は納得するのだろうか? その影響に注目したいところだ。

 

 昨日、トラツバと米津玄師の番組をみた。彼のセンスというか、すごいなあ。主題歌をつくるにあたって、男性のボクがつくるのは暴力的だと思ったが、高みに立って、神のような位置でつくるのも違うと思ったから、暴力的だとの自覚をもちながら、同じ目線で寄り添う形でつくったという趣旨の発言。こういう世代の感覚のすごさにあらためて、感服というか、すごく刺激をうける。


 自分はいまは、いろいろな問題で無力感しか感じないが、はずかしくないように、とりくまないとなあ。

2024/09/18

辺野古「抗告訴訟」 沖縄県が最高裁に上告 「都道府県が司法判断を求められない判決は容認できない」

 この歳になると、加齢により、いろいろ問題がおこる。思うようにならないことが多くなる。そうした自分と付き合いながら、仕事をこなすのは、ほんとうに一苦労。今年の異常な暑さのもと、結構、よくばっていろいろ動いたから、そういう問題がここにきて、いろいろ表面しかねない気配もあるので、ほんとうに気をつけないと。しかも、いまだに暑い。まだまだ暑い!!!!! 

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 今日は、提稿3本のあとは、短い原稿を1本書いて、あとはインタビューの原稿づくりにとりかかる。いろいろ、用事があって、なかなか集中できないなあ。

 今後の、日程もよく考えないと、あれやこれやをうまく処理できないから、頭が混乱してしまう。

 

辺野古「抗告訴訟」 沖縄県が最高裁に上告 「都道府県が司法判断を求められない判決は容認できない」(RBC)

 普天間基地の移設に向けた工事をめぐり、沖縄県が国の裁決の取り消しを求めた抗告訴訟で、県は訴えを退けた高裁判決を不服として最高裁に上告しました。

 普天間基地の辺野古への移設をめぐり、沖縄防衛局が申請した軟弱地盤の改良のための設計変更について、県は調査不足などを理由に不承認としましたが、国交大臣は県の不承認を取り消す裁決をしました。

 これに対し県は国交大臣の裁決の取り消しを求める抗告訴訟を提起していましたが、福岡高裁那覇支部は今月2日、「県は原告適格を有さず訴えは不適法」とした一審判決を支持し県の訴えを退けました。

 これを受け県は17日、高裁判決を不服として最高裁判所に上告しました。……

 県の立場ははっきりしている。「地方公共団体の事務を取り消す国の裁決に問題があっても都道府県が司法の判断を求めることができないとする判決は、憲法が定める地方自治の本旨と相容れず到底容認できない」と。理不尽には、やはり、声を上げ続けないと。そう、くり返し、自分に言い聞かせて、たたかい続けないと。やるべき仕事は、まだまだ、たくさんある。迷惑にならないように、役に立っていかないといけない。

2024/09/17

先住権行使へ共同を 北欧地域の先住民族 サーミの評議会議長が講演 札幌

 ぬるい空気。風がある、だけどなあ。

秋きぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる

 という和歌を思い出す。しかし風があっても、生ぬるい湿った風。秋の気配とは到底思えない。湿度が高いのはとてもつらい。
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 まだ、緑が深い。
 今日は中秋の名月だそうだ。
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 子どものころはお団子を買ってきて食べてたなあ。日曜日に団子は食べた。
 仕事の方は、提稿が3本。メールのやり取りが今日は多かったなあ。
 いよいよ追い込みですねえ。
 再来月が、全然薄いなあ。選挙になれば、つくり方が難しくなるだけど、ここを何とか、厚く手当てをするのが、今週後半の仕事だなあ。さて、どうするかだ。

先住権行使へ共同を 北欧地域の先住民族 サーミの評議会議長が講演 札幌(しんぶん赤旗)
 ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアの4カ国にまたがる地域に居住する先住民族・サーミの代表で構成される「サーミ評議会」議長のアスラック・ホルンバルグ氏が13日、札幌市で講演しました。

 アスラック氏はフィンランドに住み、ノルウェーとの国境を形成するデットヌ川でサケを取る漁師です。講演では、「グリーンコロニアリズム」(植民地主義的な環境保護)の実態を話しました。

 地球温暖化などで減少している在来種のタイセイヨウサケ「保護」を理由にノルウェー政府が2017年にサケ漁を規制した際、サーミ漁協は決定にかかわれなかったとし、「われわれの言い分を聞くべきだ」と訴えました。……

 北方民族については、網走の博物館で、とても興味を抱いた。共通した文化の側面もないわけではない。それだけに、こうした講演も興味がひかれるところだなあ。

2024/09/16

自民党総裁選で高市・石破・小泉氏が競る、決選投票の公算大きく…読売調査

 朝からゴミ出しを間違えたり、ほんとうは掃除をしっかりしたかったけど、なかなかできなかったり。空回り。仕事の方は、提稿1本、やってきた原稿を読み、若干の修正依頼をメールしたり、インタビュー原稿の起こし・整理作業をすすめたり。明日にはこれは原稿づくりにすすめていきたいところ。結局、1日中仕事をしていた。(;´д`)トホホ。

自民党総裁選で高市・石破・小泉氏が競る、決選投票の公算大きく…読売調査(読売新聞)
 自民党総裁選(27日投開票)を巡り、読売新聞社は党員・党友への電話調査と、国会議員の支持動向調査を行った。両調査の結果を合計すると、高市早苗経済安全保障相(63)と石破茂・元幹事長(67)、小泉進次郎・元環境相(43)が競り合い、このうち、上位2人が決選投票で争う公算が大きくなっている。2割弱の票の行方は不明で、誰が決選に勝ち残るかは流動的な面がある。……

 読売とTBSが調査結果を発表しているが、だいたい同じ傾向。読売は、「党員票と議員票の合計では、高市、石破両氏が123票で並び、小泉氏が105票で追っている。以下は、小林氏62票、林氏53票、上川氏45票、茂木氏40票、河野氏35票、加藤氏24票で、上位3人と差がつく展開となっている」という。小泉は、議員票で強く、党員票は、石破、高市だというのだ。もちろん、党員票は読みづらく、実際との乖離はあるのかもしれないが、世間一般の感じとは少し、違うのかもしれない。最終結果はどうなるのか? 今後の政局の展開もなかなか読みづらいし。解散総選挙がどのようになっていくのか……。

 

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 函館に行ったときの写真。函館山は、夜景で有名だけれども、戦中までここには陸軍の要塞があり、砲台が設置されてた。そのために、一般の人は入れなかった。そのことがわかる碑が残されていた。だけれども、碑の近くで交通整理をしていた地元のおじさんもそのことは知らなかった。戦争の跡も、なかなか継承はされていないと感じた次第。

2024/09/15

本を読んで怒った女性に望みを見出したワーカーの訃報 男たちは女を殴り、米兵は女性や子どもをレイプする沖縄で 支援のバトン受け取る

 いまの風景。

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 これだけだと、暑いような、さわやかなようだですけど……。

 今日は来月対談①の収録のため、朝から西方面に往復。

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 結構、ハードな毎日を送っています。が、仕事がたまるばかり。明日は休みたかったのですが、ちょっと無理ですね。溜まった仕事をすすめなければいけません。がんばります。

 今日の対談もそうだけど、この社会を、いったい何を大切にする社会にしていくのかということを、考え、見つめながら仕事をする。

本を読んで怒った女性に望みを見出したワーカーの訃報 男たちは女を殴り、米兵は女性や子どもをレイプする沖縄で 支援のバトン受け取る 上間陽子・琉球大教授[論考 2024]

 「おにわ」という小さなシェルターを開いて3年たつ。当初は、10代の女の子たちを保護する施設として作ったが、昨年からは沖縄県の補助を受けて、各自治体との協議を経た後、生活の困窮や暴力を受けているなどの事情で出産前から支援が必要な「特定妊婦」が入所できる施設となった。

 おにわに入所した頃は、みんな自分の望みを口にしない。だから本当に小さなことからスタートする。夕食の献立、3時のおやつ、シャンプーやリンスの種類、赤ちゃんを包むおくるみ。何が好きで何が嫌いか、どんなことをしてもらいたいか教えてもらって実現する。……

 「小さな望みをかなえる日々の先に、暴力を受けた日々との差異も生まれてくる」、それが、未来を考える足がかりとなるというのだ。生の方へ時間軸を延ばすことになる。「大学の研究室を出て、支援の世界に足を踏み入れて本当に良かった」と上間さんは言うその望みが生まれる瞬間を見逃さないことを教えてくれた人、Nさんについての文章。

 女性支援法だとか、特定妊婦だとか、支援の制度は大きく踏み出している。そういうなかで、実践で何を大切するのかということをとおして、社会の質がつくられているのだと思う。何を大事にするのか。いつも考えていたいと思う。

2024/09/14

「日米軍事同盟・「戦争する国」づくりの新段階」 日米の統制の一体化などなど

 早朝仕事スタート。その前に、夜明け前のメールのやり取り。やはり、最後は汗びっしょり。その後、少し、体を休める。午前中は、家事をしたあと、インタビュー原稿の起こし・整理作業をすすめる。

 暑い中、夕食の準備をしておいて、取材に出かける。相方が今日、釧路から、現職時代の組合の学習会のために、市ヶ谷へ。ボクの取材先はお茶の水。なんと、秋葉原のホームでばったり出会う。よほどの相性がいいのか?

 さて、今日はここに。治さんの講演テーマは「日米軍事同盟・「戦争する国」づくりの新段階」。

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 治さんは、岸田内閣の軍拡・戦争する国づくりは新たな段階に入っていたと分析する。その背景はウクライナ侵略と中国脅威論、対中抑止力論をあげる。安倍政権も対中二面政策で集団的自術権行使容認したが、それを実行する「戦争する軍拡」「戦争する国」づくりはできなかったが、岸田軍拡は日米軍事同盟の新段階となったとして、 ①憲法を蹂躙する「戦争する軍隊」への改造、対中戦争では沖縄中心に日本は前線拠点となる、②対中戦争には「戦争する軍隊」だけでは間に合わない、「戦争する国」づくり、とりわけ武器輸出3原則で認めなかった防衛産業の育成にすすんでいること、研究の軍事利用、地方自治体の戦争動員などがすすんでいることを指摘、③日米安保体制、日米軍事同盟の新たな段階 、安保条約は従属と戦争の最悪の同盟への改変されている。④外交政策の大転換で

 こうした分析は刺激的で、おもしろかった。ここまでに時間を費やし過ぎて、後半は時間切れ。

 

 会場である人に会ったので、この間、矢臼別で見てきたことを話した。そこで矢臼別に今年になって3回ハイマースがもちこまれ、155ミリ榴弾砲とハイマースの管制機能と連携の訓練がなされていて、8月には自衛隊の155㍉榴弾砲の連携が行われていること。これは指揮統制の統制のほうの訓練がおこなわれていて日米一体化がすすんでいるのではと話したら、目標情報の日米間の一体化が進んでいるという話になった。彼はトマホークを日本が購入するなかでそれが強まると言っていたが、かなり細かいところでの統制の一体化が進んでいくことはたぶんそうだと思うところである、

2024/09/13

夏が気合を入れているのか

 ほんとになかなか秋の気配がないなあ。というか夏が気合を入れているのかという感じがする(笑)。

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 ここ数日、インタビューの起こし・整理作業をすすめている。並行していろいろ仕事をしているので、なかなかしんどい日。そうすると、ぽかっといろいろなすべきことを忘れてしまう。ダメだなあ。

 会議があり、午後からは打ち合わせ。いろいろ話を聞き、問題を深める。帰り、電車が事故でとまっていてたいへんだった(涙)

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2024/09/12

PFAS 公害裁判 そしてトラツバ

 今日は朝から異様な暑さ。と言うか夜からほんとに暑かった。

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 朝から、先の企画の映像データをチェックしたり、メールをしたり、実務処理をしたり、資料を読んだり。いくつかの仕事を並行してやる。そのことが、だんだんしんどくなるお年頃(苦笑)。で、がんばって乗り越えて。

 夜は、こちらに。

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 改憲というものの根元を問う内容で、刺激的で、おもしろかった。さすが小沢さん! 久しぶりに話もできてよかったです。

 

 さて、8月にあったPFASの全国交流会の映像を見る。その運動の広がりとともに、調査がひろがり、被害の実態が広がっているのはおどろき。ただ、行政との関係では、血液調査にしても、原因究明にしても大きな壁がある。

 ちょうどそのとき、トラツバで、公害裁判。桂場のモデルは、いうまでもなく、石田和外第五代最高裁長官。ボクらには石田は、青法協裁判官の再任を拒否や、企業献金合憲判決とかいい印象のない人。だけど、この公害裁判で、立証責任を逆転させるのに主導的な役割をはたしたのは事実なようだ。

 今日の番組では、

 航一「ご存知の通り、損害賠償裁判は、被害を受けた原告側が被告の過失を立証する責任があります。それゆえに公害裁判は、被告である企業側が原告の主張に科学的根拠がないと言い張り、長期化してしまう」

 桂場「裁判長は、推論により因果関係が認められれば、原告側の主張は成立していると判断する。企業側が不服であれば、過失がないことの立証をするよう求める」。
 航一「ないことを立証するのは、困難では」

 桂場「公害被害で苦しんで助けられるべき人は、速やかに助ける。それが、司法の力であるべきだ」

 公害裁判は、いまも、原発訴訟という形で、続いている(アスベストだとかほかにもありますが)。原発は第4の公害といったのは宮本憲一さんでしょうか。ボクはPFASも、その被害が水を通して広範囲になっているだけに、今後、公害として問われていくことになるのではと思っている。原発では、公害という視点からの企画をやったけれども、だからこそPFASにかかわって、もう一度、公害裁判に学ばなければとおもったりするところでもある。





2024/09/11

10月号ができました

 やってきた原稿を読んで、返事のメールを送る。だいたい順調というところかなあ。午前中は、個人的な用事も少しあった(健康関係)。とにかく、たまった資料を整理したり、企画の具体化のための、映像資料を読んだり、こつこつ仕事をすすめる。ハリスVSトランプも見る。英語で直に理解できないので、同時通訳に頼るわけだけど、余計にわからなくなる(苦笑)。トランプの焦りは伝わる。一方で、ハリスはどうなのだろうか?  それでも、日本の総裁選は、政策論争もメディアは突っ込まないし、そもそも、メディアだけではなく、対立候補も批判的な視線がない。野党も……。なんだかななあ。

 さて、10月号ができています。紹介が遅くなりました。

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 ボクの仕事としては、渾身の対談「沖縄県民の戦争体験とはどういうものだったのか――「疎開」「根こそぎ動員」と島田叡県知事のはたした役割」川満 彰・林 博史をぜひ。沖縄でさえ、地続き的に美化が生まれ、歴史修正がおこなわれる。いま、沖縄戦でおこなわれたことがくり返されそうになっているだけに、私たちが、沖縄戦というものをしっかり理解することが大事だということ

 「「研究力」低下問題と大学自治の危機」光本 滋は、法人化20年のいまの国立大学の現状を告発。同時に、ジェンダー覚書――The personal is politicalのコーナーで朝岡さんが「ジェンダーギャップ指数と日本の高等教育問題」を取り扱う。
 シリーズ 戦争と平和の岐路に問うでは、「家永三郎と太平洋戦争――教科書訴訟を起こした、その思想を探る」佐藤広美。戦争責任問題にどう向き合うのかは難しい課題としていまもある。家永の戦争責任のとらえ方には、異論もあろうけれども、どこまでも「戦争責任」にこだわったからこそ、教科書訴訟もある。その家永の思想、戦争責任については、いろいろ議論もしたいところだと思う。

2024/09/10

「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」

 湿度がものすごく高く、蒸し暑い。老体には結構打撃。通勤だけで、かなりのダメージということをもうちょっと理解してほしいなあ。

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 朝は、県立図書館へ。対談用の資料を確保。駅から遠いから、暑いなあ、しんどいなあ。

 職場に行って、提出原稿2本。

 

 必要があって「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」をやっと見た。ほぼ30年前の映画。

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 「浮島丸事件」を扱った優子のレポートに興味をそそられた京都の大学で歴史を教える林は、実際にそれを書いたのが彼女の姉・律子であることを知り、西原姉妹の家を訪ねた。彼の興味を引いたのは、その中に戦後2冊の詩集を出して姿を消した詩人・高沢伯雲の未発表の手記が引用されていたことであった。律子から伯雲が彼女たちの実父であることを知ると、林は行方知れずとなった伯雲の足跡を辿る旅へ彼女たちを誘う。父との確執もあって乗り気でなかった律子も、優子の強い希望もあって下北へと向かう。そこで伯雲に世話になったという安田らから、三人は戦争中の伯雲を巡る話を聞かされる。ひどい扱いをうけていた朝鮮人強制労働者たちとの生活、そしてその中で育まれていった伯雲と大林の友情。さらに、浮島丸事件との関わり。戦争が終わった4日後、大林一家が乗船した釜山へ引き上げる浮島丸が沈没。伯雲は命の恩人であった彼らの乗船を阻止しようとして失敗し、今でも後悔の念に苛なまれているという。父の放浪人生の真相を知った律子たちは、それから弘前、出雲崎へと旅するが、消息はつかめなかった。夏、舞鶴に父がいるとの情報を得た律子たちは、今は灯台守りとして働いている伯雲に再会。父娘の、そして過去に対するそれぞれの思いをぶつけあった。その後、律子は林と婚約。優子も安田の息子・信義らと平和への願いを込めた“白い大文字”などの活動に参加するようになっていた。

 この時期の独立系のプロがつくる映画は、キャストもスタッフもものすごく分厚い。完成度も高い。堀川監督は、黒澤の直系の弟子であり、成瀬の下でも学んでいる。脚本の山内久はご存じ「若者たち」。予想に反して、朝鮮人強制労働を真正面から描いていて、驚いた。ヘイトも含め、まったく色あせないのは、すごいのか、悲しいのか。

2024/09/09

赤旗日曜版にJCJ大賞 自民派閥の政治資金不記載

 取材から、東京に帰ってきました。東京は、ほんとうにムシムシしています。取材はとても、充実した時間でした。しっかり原稿化したいと思います。並行して、今週末(来週頭)の来月対談の準備を進めています。結構、結局、忙しい、仕事の毎日になってしまっています……。

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 合間合間で、いろいろなこともしています。たとえば、先日、トラツバの脚本家と上智の文芸評論の小川さんの対談を聞きました。おもしろかったです。脚本家の吉田さんはまだ30代。すごいなあ、あの年であの言葉がさらっと出てくるのかというのは驚きです。もちろん、彼女から、なかなか見えてこないこともあるでしょう。でもそれを超えるほどの、現実のつかみ方がありますよね。それはある意味、若さも大きな力になって、ボクなどがなかなか感じられないことを、しっかりつかんでいるのだと思います。新しい時代の、新しい問題のつかみ方。そういうことを、しっかり、学ばないといけないと思います。

 

 さて。

赤旗日曜版にJCJ大賞 自民派閥の政治資金不記載(時事通信)

 日本ジャーナリスト会議(JCJ)は9日、優れた報道に贈る今年のJCJ大賞に、しんぶん赤旗日曜版の「自民党派閥パーティー資金の『政治資金報告書不記載』報道と、引き続く政治資金、裏金問題に関する一連のキャンペーン」を選んだと発表した。

 同紙は、自民党の主要5派閥が政治資金パーティー券の大口購入者を政治資金収支報告書に記載していなかったことをスクープ。検察の捜査にまでつながり、スケールでは1988年の「リクルート事件」報道を超えたなどと高く評価された。……

 こちらはむしろ古い世界の話のような感じですが、そこに対しても大事なことはありますよね。大賞は当然と言えば当然です。

 ちなみに大賞以外のJCJ賞は、上丸洋一氏の「南京事件と新聞報道 記者たちは何を書き、何を書かなかったのか」(朝日新聞出版)、後藤秀典氏の「東京電力の変節 最高裁・司法エリートとの癒着と原発被災者攻撃」(旬報社)、NHKスペシャル「〝冤(えん)罪〟の深層~警視庁公安部で何が~」「続・〝冤(えん)罪〟の深層~警視庁公安部・深まる闇~」(NHK総合テレビ)、SBCスペシャル「78年目の和解~サンダカン死の行進・遺族の軌跡」(SBC信越放送)の4点

 

2024/09/05

河野大臣「自由に働き方を決められる制度が大事」 希望者には“勤務時間の上限廃止”も 働き方の規制緩和を表明

 昨日は、移動もあったけど、基本、来月インタビューの資料読み。やってきた今月の原稿を読んで、いろいろ考える。原稿は原理をすごく大事にしたもので、今の時期だからこそとても勉強になった。

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 今日は、時期未定のインタビュー①の項目づくり。いろいろと資料をチェック。来月対談にかかわる設定、そのための資料収集と、資料読み。それから原稿発注を1本。まあ、着々と仕事をこなす。

 児美川さんの『新自由主義教育の40年』を読んでいて、いろいろ考える。自分がいろいろ問題意識をもってきたことを、納得させてくれる。そういえば、ボクも就活の変化や就職支援の変化についていろいろ調べていたのだけど、結局、うまく企画化できなかったことなど、いろいろ思い出す。いzれにしろ超剛速球で。伝道師の真骨頂ですねえ。

 

 自民党総裁選は、かなりの迷走状態だ。

河野大臣「自由に働き方を決められる制度が大事」 希望者には“勤務時間の上限廃止”も 働き方の規制緩和を表明(TBS NEWS)

 自民党総裁選への出馬を表明している河野デジタル大臣は、長時間勤務を防ぐための勤務時間の上限について、希望者に限り緩和する考えを示しました。

河野デジタル大臣
 「もっとスタートアップで働きたいという方、あるいはプロフェッショナルで、もっと成果を出したいという方がもう少し自由に働き方を自分で決められるような制度というのが大事ではないかなと思います」…

 長時間労働に対して働き方改革が言われて、規制が打ち出されている最中に、思いっきり財界よりのこの発言。だけど、教員の問題でもあれだけに声があがっているときに、他の課題と違い、若者も簡単にあきらめたり、とりこまれたりするだろうか。そのこともよくわかってないようだし。

 茂木さんなどは、ほとんど笑い話のような記者会見で、たぶんどこからも、相手にされそうにないような内容…。本命? 進次郎でどうなるかだな。

 

 結構、秋の気配も忍び寄る。

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2024/09/03

沖縄県の原告適格性、二審でも認めず 県は上告を検討 高裁那覇支部 新基地建設を巡る県と国の14訴訟で最後の係争案件 玉城デニー知事「残念」

 うーん。涼しいのはいいが、湿度が高い。突然、雨が降ったりとか……。

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 いろいろ企画で手をつけているものの整理をして、つまりきっていないものを詰めていく作業を進める。いろいろ資料を読んだり、少し、取材をしたりして情報を集める。午後には会議もあった。すこしずつ頭のなかが整理されてくる。とりあえず、11月10日選挙を想定して、いろいろ仕事を組み立てる(苦笑)。

 選挙をどのように迎えるかはとても難しい。野党共闘の現状もなかなか厳しい。野田さんならなおさらだけど、枝野さんも、時事通信のインタビューで、安保法制の根拠となった14年7月1日の閣議決定は「放置すると拡大解釈されるリスクがある」と述べ、対応が必要としつつ、集団的自衛権行使を容認した2015年成立の安全保障関連法について、「現状の運用は個別的自衛権で説明される範囲だ。法律は現状では問題ない」との認識を示したという。この認識のちがいが、先の国会での対応にでているのだろうか。共闘の原点が問われてしまう。もちろん、いまの選挙制度のもとで、自民党の悪政をゆるさないためにも、さまざまなレベルでの共闘は必要不可欠ではあるのだが、同時に、有権者とのあいだで、どのように政治を変えていくのか、そのなかみについて共通した合意がなされていかないと、共闘など前進しない。そういう議論が求められている局面。これから、選挙までの日々は大事だなあ。

 さて、

沖縄県の原告適格性、二審でも認めず 県は上告を検討 高裁那覇支部 新基地建設を巡る県と国の14訴訟で最後の係争案件 玉城デニー知事「残念」(沖縄タイムス)

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、大浦湾側の軟弱地盤改良工事に伴う設計変更を不承認とした沖縄県の処分を取り消した国土交通相の裁決は違法として、県が処分効力の回復を求めた抗告訴訟の控訴審判決で、福岡高裁那覇支部(三浦隆志裁判長)は2日、県に訴訟を起こす適格性がないとした一審那覇地裁判決を支持し、県の控訴を棄却した。新基地建設を巡る県と国の訴訟は計14件あり、これが最後の係争案件となっている。県は上告を検討する。……

 ほんとうに司法の状況に暗澹たる思いになる。どこまでのひどい。徳田さんの叫びのようなコメントが胸をうつ。法律の条文解釈は……憲法的価値を実現するものでなければならない。これを逸脱する。……憲法より下位の法律の解釈から、憲法上の権利である自治権を否定する下剋上解釈だ、と。この叫びのような訴えを胸に刻んで、前を向かないといけない。

 

2024/09/02

ほんとに、総選挙はいつになるのか

 今日は朝から一転晴れているが、強風。洗濯物を外に出すのはやめた。しかし、暑いなあ。

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 朝、振り込んだり、書類をそろえたり。なんか落ち着かない。ここんところ、眠いんだよなあ。だけど、だからといって、眠れるわけではないのが人生の難しさというか。

 朝から、メールのやりとりが活発。ちょっとがんばって、メールのやりとりも復活してきた。取材もかなりの頻度で復活し、企画もそこから生まれてくるのだけど。あとは、加齢により心身の衰えとの折り合いをどうつけて、どのように、役割を変えていくのかということだろうなあ。

 さてさて、今日も思うところが多い。

 新聞報道などを総合すると、自民党総裁選は、これから小泉進次郎がかなりリードを広げていく様相ということで、そうなると、総裁選後、臨時国会のあと、基本論戦のあと解散総選挙となり、10月末から11月初旬に投票の日程が有力とされている。だけど、本当にそうだろうか? またぞろ、裏金問題はいろいろとりざたされている。新たに分かったこともどんどん出てきている。それを、有権者が簡単に許すのだろうか。総裁選が決選投票にでもなれば、国会議員票の比重が高くなる。その国会議員には、釈明もしていない裏金議員が多数いる。そんなことを許すのだろうか。ほんとに、総選挙はいつになるのか。仕事の見通しが……。政治誌のとってもつらいところである。

 

2024/09/01

小1の不登校が2年で倍増 「幼・保・小」の連携で対応

 とにかく、オフにしようと心に決めた。気持ちは、横網町に行きたかったけど、一般の方は自粛というのもあったし……。ネットで少しだけ、集会をのぞく。関東大震災の虐殺の問題はこのように、取り上げられ続け、関心がもたれることはほんとうに大事だと、今日、さらに思ったり。

 天候は、不安定。今も雷が鳴っている。買い物の途中、突然、雨がふってきたり。

 夕方には雨が降っているのに、夕焼けが……。ほんとに変な天気だ。

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 まあ、仕事をしても、しなくても、結局、同じような1日を送っている。そして、活字を読むと眠くなる(苦笑)。疲れはまだまだ抜けていかない。

 

小1の不登校が2年で倍増 「幼・保・小」の連携で対応(日経グローカル)

 小学校1年生の不登校が2年間で倍増している。入学直後の環境の変化に適応できず、登校に支障が出るケースが目立つ。専門家は新型コロナウイルスの感染拡大により他の子どもとの交流機会が減ったことや、幼稚園などとの教育方針の違いに戸惑う子どもが増えたことが要因とみる。児童の不安を減らそうと幼稚園や保育園との連携が進み始めている。……

 小1ギャップなんて、ずいぶん前からいわれていることだし、それだけでは小1の不登校が10年前からは7倍に急増していること、ここにきて急増していることの説明にはならないと思うのだけれども、先日書いたように、ここ数年の学校の変化が大きいのではないのかなあ。どうも、文科省の考えることは……。さて、2学期がはじまった(はじまる)わけだけど、子どもたちはどのようにしているのだろうか?

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