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2024年8月

2024/08/31

自衛隊、宮古・八重山や奄美に新拠点検討 2025年度の概算要求 訓練場や補給の適地有無を調査 2027年度には那覇に対空電子戦部隊

 早朝仕事スタート。雨は大丈夫かなあと思っていたら、途中で突然、激しい雨になったり、なかなかたいへんだったりした。

 もう少し、体を休めようと、早朝仕事の後、無理やり2度寝した。めずらしく、2時間以上眠ることができたようだ。とにかく、睡眠時間をふやす。とにかく、本を読んでいても、すぐ眠くなって、なかなか頭に入らなくなる。集中が続かない。それと、すぐに目がだめになる。その解決のためにも、まずは睡眠。夜の睡眠が悪いのはしかたがないから、せめて時間をって感じ。

 あと休み方をもっと知らないと。テレビを見るのも、何をするのも、これをしないとというのがないと、うまくできないので……。ぼけーっとすることはできるが、かなりの罪悪感をともなってしまう……。これから、いい、しっかりした人生をおくりたいものですし。

 今日は、メールのやり取りを少し多め。嬉しいやりとりもあったし。なかなか進まないやりとりもある。あとは資料を読み込む。取材に行くことも予定していたが、体調を考え、天候を考え、先のことをいろいろと考え、抑制した方がいいかなと。

 

 概算要求が出そろった。

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自衛隊、宮古・八重山や奄美に新拠点検討 2025年度の概算要求 訓練場や補給の適地有無を調査 2027年度には那覇に対空電子戦部隊(沖縄タイムス)

 防衛省が宮古・八重山地域や奄美群島で、自衛隊の運用基盤を新設するための調査に乗り出すことが30日、分かった。新たな訓練場や物資補給拠点などを造る方向で検討を進める。防衛省は同日決定した2025年度予算の概算要求に関連費を盛り込んだ。27年度に陸自の「対空電子戦部隊」を那覇駐屯地へ新たに配備する計画も判明した。(東京報道部・新垣卓也)

 同省は軍事活動を強める中国などを念頭に、南西地域の防衛体制強化を進めているが、軍事負担の増加につながるため、関係自治体への丁寧な説明が求められそうだ。……

 概算要求から何を読み解くのか。過去最大の117兆円規模で、なかでも、軍事費は、今年度当初予算と比較しても6000億円増の8兆5000億超え。そのメッセージはやっぱり強烈で、とりわけ、アメリカの戦略にそった南西諸島での軍事強化は顕著だ。しかし、沖縄予算はどんどん削除しているのに。概算要求全体の分析はこれからということになるのだけど、教育予算をみても、教員増予算を確保って言っても、自然減が前提で、それ以上に先生増やさない(つまり減っているということ)。正規以外のスタッフをいつものように重宝がるのだけど、正規教員は増えない。調整額を13%にと処遇改善をいっても、結局は、それが前提。これで、教員離れがなんとかできると思っているのだろうか。そういう認識でしかないことが危機だなあと心底思う。清末さんが、軍事主義はお花畑って言っていたけど、今度の予算から見えてくるのか、軍事も、教育も、たぶんそれ以外も、お花畑の現実離れした妄想予算としか思えない。

 

 

2024/08/30

関東大震災の朝鮮人虐殺、否定論やまず 公的記録、相次ぐ「発掘」

 台風の影響の雨模様で、湿度が高い。それがつらいところ。

 警報が発令される中、職場へ。職場での仕事は、資料読み、実務などなど。会議もあり、結構、忙しい。

 いろいろトラブルもあり。

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 ただし絶不調。自信もなくしている。それは、自意識の裏返しか。うまくすすまないこともあるが、うまくできない感じ。体の中からなかなかいろいろなものが沸き上がってこない。ものすごく消極的になっている。だけど、前にすすまないと。器用に過ごせないから、しんどさだけが積み重なっている。今度こそ、しっかり休んで、力をつけないとね。

 難しい課題が多いから、挑戦できるエネルギーをしっかり蓄えないといけない。

 

 さて

 

関東大震災の朝鮮人虐殺、否定論やまず 公的記録、相次ぐ「発掘」(朝日新聞)
 1923年の関東大震災では「朝鮮人が略奪や放火をした」といった流言飛語が広まり、朝鮮人らが殺害される事件が多発した。9月1日で大震災から101年。史実を否定するような言動がやまない中、粘り強く記録をたどる人たちもいる。

 東京都の小池百合子知事は、震災時に虐殺された人を含む朝鮮人犠牲者の追悼式典に、今年も追悼文を送らない。2017年から8年連続だ。

 小池氏は8月30日の記者会見で、不送付の理由について、式典と同じ9月1日にある震災の犠牲者を悼む大法要で「全ての方々へ哀悼の意を表している」と従来の説明を繰り返した。これまで虐殺の認識を問われると「何が事実かは歴史家がひもとく」などと語ってきたが、この日も「様々な研究が行われていることは承知している」と述べるにとどめた。……

 政府も、昨年官房長官が「政府として調査した限り、政府内において事実関係を把握することのできる記録が見当たらない」といったり、いろいろな理屈をこねて、判断できないとする。

 そういう否定論が、民間も含め、くり返されるわけだけど、それにたいして、新しい史料の発掘などもすすめられ、いろいろなとりくみが続いているのが、この101年目の特徴でもあるのだと感じる。それは貴重なこと。

 この記事でも、「朝鮮人虐殺をめぐり、この1年で「発掘」された公的な記録」として以下を紹介する。


・熊谷連隊区司令部「関東地方震災関係業務詳報」(1923年12月)

 朝鮮人四十数人が「殺気立てる群集」によって「悉(ことごと)く殺さる」と記述。「鮮人虐殺事件」とも

・神奈川県「震災に伴う朝鮮人並びに支那人に関する犯罪及び保護状況その他調査の件」(1923年11月)

 県内で起きた朝鮮人の殺傷事件59件の犯罪事実や、殺害された145人のうち14人の氏名を記載

 こうした公的資料だけではなく、日記などの発掘も続いている。ボクも、日記にもとづいた調査にいこうかと、相談中。

 このような取り組みがつき重ねることによって、歴史修正主義の克服は可能となる。そういうとりくみになっていってほしい。

2024/08/29

2学期がはじまっています

 台風接近で、変な天気が続きます。所によっては大雨がふったり。台風が直撃している九州は、より大変だと思います。ただただ、無事を願いします。しかし、湿度がこれだけ高いのはつらいですね。うーん。

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 頭の中で 企画の整理をしています。どうも宙ぶらりんになっている企画が多く、そこがなかなかすすまない原因になっているようにも思えます。ほんとに、きちんとすすんでいないのは、つらい局面です。まあ、そんなものなのですが。しんどいところですね。

 

 その後、企画の資料読みと、調べ物。あすは実務もしなければなりません。

 

 地元でも、2学期がはじまっています。息子が、1学期の終業を迎えたときに、次のような文章を、ある雑誌に書いていました。「上の子が小学校に上がり、もうすぐ一学期が終わる。はじめは保育園との違いにとまどい、学校に行くのが辛そうな様子もあった。親の方も、自分の時とは大きく違う学校のしくみに戸惑ったり、学童のことにもいっぱいいっぱいで、娘の気持ちによりそえてないと反省。そんな親の思いとは関係なく、今や娘は学校でのたくさんの友達を作り、大いに一年生を楽しんでいる。子どものたくましさを感じた。このまま彼女らしく、いつも笑顔ですごしてくれたらいいなあと願うばかり」。働きながらの子育ての大変さも、いまの学校のもとで子どもも親もたいへんなことも、そのなかでの子どもへの信頼なども伝わってくる文章です。

 2学期は笑顔でむかえることができただろうか? 連絡はないが、ドキドキはしている。夏休みに会った時、保育園時代との変化も感じた。彼女の絵をのせるとわかりいいのだけど、それはちょっと個人情報なので……。保育園の時代の絵は物語がある絵だった。しかし、いまは、そういう絵は描かない。何を描けばいいかわからないとも言った。さかんに、「じいじはおこったら怖いの?」って聞いてくる。一緒に寝るときも、横にいないと心配そうだ。そこからは、なんとなく、学校は、こうあるべきだと迫ってくる場所のように感じてしまうのはじいじの考えすぎか?

 敬愛するさんにさんが、ある学習会で、学校にいま自由がないことを語っていた。去年、70代で現場に復帰した時に感想だ。スタンダードがどんどん肥大化し、規範力・拘束力をもつようになり、教師も子どももしばられて、こうあるべきだとなっている。そうなんだと思う。そういうもとで、子どもたちはいまどうなっているのだか、どうなっていくのか? 学校については、教育については、子育てについては、希望を語らないといけない。だけど、ほんとうに、急速に、その大事な「場」が、深刻なぐらいしんどくなっていることを、ほんとうにみんなで考えていかないといけないと思う。

2024/08/28

私の問題から、みんなの問題に

 出張校正明け2日目。生活全体を見ると、たまった家事も処理をしなくてはいけません。うちの場合は、相方単身赴任が11年、その前もボクが家事をになうことが多くなっていたのですが、あらためて、働きながらのワンオペ家事の大変さを感じることが多くなったようにも思います。仕事が、夜にも侵食する仕事ですし、よけいにです。

 今日は、仕事の方は、とにかく次の企画のための映像資料をチェックしたり、資料を読む作業、メールを送ったりです。まだまだ、思うように仕事がすすんでいるわけではないのがつらいところです。

 まだまだ、暑いです。朝顔はまだまだ盛りですが、種もつけはじめていますね。

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 トラツバは、裁判官になって、それから東京に戻って、私の問題から、みんなの問題に、フェーズが変わっているように思います。それは大事なことで、ボクらもつねに直面すること。人が孤化する時代だからこそ、ここの問題はとても難しい問題だけに、どういうふうにそうしていくのかは注目したいところかなあ。ただしこの課題で労働組合が出てこないのは、はて? かな。

 

 そのことと関連するかもしれないけど、正義とかにかかわっていろいろ議論がなされている。そこには、レッテル貼りがよく見られる。安易に一般化するのかどうか? 個人を大切にしないなどなどもいわれるが、そもそも正義の根底には、いまの社会では人権があり、人権とは、つねに個別の、私の問題であるはず。問題はそこから、一般化することが求められるということなはず。問題は、その認識や、議論、そして具体化の過程や内容にあるのではないかと感じたりするのだけど、どうなのだろうか?

2024/08/27

寄宿舎廃止後の充実策「根拠ない」「働き方改革に逆行」 識者が指摘

 籠城明けは、とっても疲れています。今月もいろいろみなさんに迷惑をかけ、失敗を重ねました。とにかく暑さに負けて、通勤電車、意識を失いそうな感覚になるほど。次の仕事に向かうわけですが、やはり、ものすごくエネルギーがいります。それがなかなかしんどいところです。来月の企画も、すべてがつまりきっているわけではありませんし、ここでがんばらないといけないのだけれども。しっかりインプットをする機関でもあるので、いろいろなものをチェックしたり、読んだりですね。

 さて、朝日のWEB記事。

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寄宿舎廃止後の充実策「根拠ない」「働き方改革に逆行」 識者が指摘(朝日新聞)
 栃木県教育委員会が知的障害の子が通う特別支援学校2校の寄宿舎の廃止を決め、今後の充実策を公表したことについて、学識者らが問題点や疑問点を指摘するシンポジウムが24日、宇都宮市であった。

 県教委が今年度末で廃止を決めた、那須特別支援学校(那須塩原市)と栃木特別支援学校(栃木市)の寄宿舎の存続を求める保護者らの主催。

 県教委は19日に「障害の有無に関わらず可能な限り共に学ぶ」ことなどをめざし、特別支援教育の充実に向けた取り組みを発表した。この中に寄宿舎廃止も含まれた。

 充実策は、老朽化した食堂の改築▽生活訓練施設の改修▽夏休み期間中などの宿泊学習実施▽教員の障害福祉事業所での3カ月の研修――など20以上の項目に及んだ。寄宿舎は自宅が遠く通学が難しい子や、集団生活での成長を希望する保護者の子が利用しているが、自宅が遠い子についてはスクールバスを用意するという。各施策の実施時期や規模は今後、検討するという。……

 北海道教育大学の小野川文子教授。県教委の充実策について「充実できる根拠を何も示していない。寄宿舎が地域からの分離のように言われるが、寮のある高校はたくさんあり、なぜ障害児の集団生活の学びは否定するのか」と。厚生労働省調査などから「障害のある子は学校以外で友だちと過ごす経験が圧倒的に少ない。人間関係でつまずきやすく離職するケースも少なくない」と。寄宿舎を利用した卒業生や在校生76人への聞き取り調査の結果も示して、「生活技術を身に付ける学校と違い、障害のある仲間の中で楽しみを見つけ『こんな生活がしたい』という願いを育てられる。学校の延長の宿泊学習を子どもたちが本当に求めているのか考えてほしい」。この先生、ボクと同じこと言っているなあ(笑)。

 寄宿舎のない特別支援学校の保護者の「県教委は寄宿舎をぜいたく品として目をつけたのかと考えるが、重要度の高い必要な施設だと思う。親は『この子より先に死ねない』と思ってしまうが、『私がいなくても大丈夫』と安心できるよう自立させるのが教育。寄宿舎は子育てにも親育てにも有効だと思う」との語りは、しっかり受けとめべきだと思う。

2024/08/26

連載「未完」の辺野古 「辺野古移設は最悪のシナリオ」 在沖縄米軍幹部の語った本音

 工場籠城終了。今月は、暑さに負けているのか、はたまた劣化がひどくなっているのか(そういってはいけませんね。限界や弱点をみすえつつ、精進しなくては)、やっぱり超スランプ。頭がしっかり働いている感じがしない。ここいらで、変わんなきゃ。じっくり休んで、じっくり考えるようにしなくてはいけません。

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 でもやっぱり暑いですよねえ。

 

連載「未完」の辺野古 「辺野古移設は最悪のシナリオ」 在沖縄米軍幹部の語った本音(朝日新聞)
 米軍キャンプ・シュワブ(沖縄県名護市辺野古)では現在、オスプレイ部隊などの駐留する米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を移設するための建設工事が進んでいる。今月中旬にはキャンプ・シュワブの面する大浦湾で本格工事も始まっており、滑走路を造るために湾内で埋め立てが行われることになる。実際に完成後の基地を使うことになる在沖縄米軍は、この辺野古移設計画をどう受け止めているのか。

 2023年11月上旬、在沖縄米軍が地元メディアなどを対象に沖縄の米軍基地についてブリーフィングを行っている最中のこと。在沖縄米軍幹部の次の言葉に、説明を聞いていた記者は耳を疑った。

 「我々はこの(普天間)基地を失い、辺野古の代替施設に移転しなければならないという最悪のシナリオに基づいて計画をしている」

 幹部はさらにこんな本音を吐露した。

 「純粋に軍事的な観点からはここ(普天間)にいたほうがいい」

 日米両政府が「唯一の解決策」と強調する辺野古移設計画。基地を使用することになる当事者が真っ向から異論を唱えたことは衝撃だった。……

 この問題を追いかけている人間からは常識と言えば常識でもあるのだけれども。あらためて、確認。米軍は普天間を手放さない。そして、辺野古の新基地は、できあがらない……。うそと欺瞞で、沖縄に困難と危険を押し付ける。そして、事故と事件は続く。ああ。

 あたまが冴えないのは、現実と、認識の乖離か。うーん。

2024/08/25

「歴史抹殺の態度を変えさせなければ」8月31日に都内で関東大震災朝鮮人・中国人虐殺犠牲者の追悼大会

 昨日は早朝仕事スタート。朝から汗びっしょり。どんより疲れる。

 そう言えば地元の花火大会、ことしも10月かあ。地元にはいないだろうけど。

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 昨日は、午前中は、神代さんの講演。大きな社会の変容から教室・学校の変化を見つめていく。なるほど、今の問題意識の新自由主義をなぜ内面してしまうのかということと重ねながらいろいろ、この間の変化などを考える。しっかり、考えるべきことだな。もう少し書かれているものも読んでみたいところ。

 午後からは、そして今日もだけど、ひたすらゲラ読み。それと、引用チェック。眠気とのたたかいだな。

 夜は、ボクよりずっと若い研究者と飲み会と、おしゃべり。散財もして、相方からおこられた。

 

「歴史抹殺の態度を変えさせなければ」8月31日に都内で関東大震災朝鮮人・中国人虐殺犠牲者の追悼大会(東京新聞)
 1923年9月1日の関東大震災直後に虐殺された朝鮮人や中国人を追悼する「関東大震災朝鮮人・中国人虐殺101年犠牲者追悼大会」が31日、東京都内で開かれる。実行委員会が23日に都内で会見を開き、100年の節目を過ぎたが「私たちの運動はこれからが本番」と力を込めた。
◆国の責任を追及する集会もあわせて開催
 実行委が、大震災100年に合わせて昨年開いた追悼大会には1800人が参加。各地で地道に事実の掘り起こしや語り部活動などをしていた市民や研究者が連携できたという。
 一方で政府は「記録が見当たらない」と虐殺の事実認定を避けており、実行委事務局長の藤田高景(たかかげ)さんは「歴史を抹殺しようとする態度を変えさせなければならない」と強調した。
 大会では追悼式に続き、虐殺に対する国の責任をただすことをテーマに集会を開く。明治大の山田朗(あきら)教授とジャーナリストの有田芳生(よしふ)さん、専修大の田中正敬(まさたか)教授が講演し、群馬県が朝鮮人労働者追悼碑を撤去した問題などについての報告もある。……

 昨年の取り組みを記念して本もできている。日本経済評論社から山田朗(監修) 『関東大震災一〇〇年の今を問う』。昨日手に入れた。今年も関心が続いているのは大事なことだと思う。この取り組みを引き継いでいかないといけないし、企画をしっかりしなければいけないと思う。

2024/08/23

最前線 カマラ・ハリス氏の40分 最重要の見せ場で訴えた五つのポイント

 今日から工場籠城。明るくするために窓がでかいので、昼間はそうとう暑いです。午後にはぐっと眠くなる。とにかく、ゲラを読み続ける一日。

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 吉浜先生が、亡くなった。『沖縄県史6 沖縄戦』が出た後、登場してもらった。お体の調子がよくないという話は聞いていたが、おどろいた。悲しい。今月号の企画は、先生に捧ぐだなあ。

 

 いよいよ米大統領選は、あつくなっていく。

 

最前線 カマラ・ハリス氏の40分 最重要の見せ場で訴えた五つのポイント(朝日新聞)
 米民主党の大統領候補となったハリス副大統領(59)にとって、22日の指名受諾演説は、バイデン大統領(81)の選挙戦を引き継いで以来、最も重要な見せ場となった。共和党とのトランプ前大統領(78)との対決を前に、何を米国民に訴えようとしたのか。

①新たな政策よりもメッセージ性を重視

 約40分にわたった演説の特色は、ハリス氏が詳細な政策をあえて語らず、国民に大きな方向性を示そうとした点だ。

 ハリス氏が打ち出したのは「我々は後戻りしない(ウィー・アー・ノット・ゴーイング・バック)」という言葉だ。他にも、「我々は新たな道を切り開く」「この国は前に進む準備ができている」といった前向きの言葉が目立った。

 トランプ氏は「米国を再び偉大にする」を標語に掲げ、「再び」という言葉には過去を美化する含みもある。ハリス氏の演説には、米国を「過去」に戻そうとするトランプ氏と「未来」に向けた新しい候補であるハリス氏、という対比の構図を際立たせようとする狙いがうかがわれた。……

 このあと

②生い立ちを語ることで中間層に訴えた
③トランプ氏の脅威についても強調した
④共和党に対抗するように「愛国心」前面
⑤ガザの人々の苦境にも触れ「戦争を終わらせる」

 と続く。おそらく、日本で、もっとも関心をもたれる戦争、外交問題は、ガザの問題について、「戦争を終わらせ、パレスチナの人々の尊厳と安全、自由と自己決定の権利を実現できるように取り組んでいる」 と、一定、重視の姿勢をしめしつつ、「常にイスラエルが自衛能力を持つことを保証する」とも強調し、ハマスのイスラエル奇襲攻撃については、「テロ組織ハマスが10月7日に引き起こした恐怖に、人々を二度と直面させてはならない」という姿勢。では、ウクライナは? トランプ氏の孤立主義的な外交姿勢を批判しつつ、欧州などへの対外関与を維持することも強調。「ウクライナや北大西洋条約機構(NATO)の同盟国とともに力強く立ち上がる。トランプ氏を応援する(北朝鮮の)金正恩(キムジョンウン)(総書記)のような暴君や独裁者にすり寄ることはない」と。軍事同盟重視は変わらないという枠組みを維持しつつ、戦争を終わらせるというが、その方向は、まだ具体的ではないと言えばいいのだろうか。今後、いろいろ議論をすすんでいくのだろうが、アメリカはどこにいくのか。トランプの脅威と、ハリスの混迷。難しい問題ではある。

 

2024/08/22

インクルーシブの対極の展開が十分に予想される

  通勤電車のなかで座れないときは、相当、しんどい。体力、筋力、いろいろ鍛えなおさないといけないと思うのだけど、この年で、どのようなことをしたらいいのだろうか。しばらくは暑いしなあと、つい先送りしてしまう。さてさて。

 仕事の方は、実務、校正作業、ゲラの戻しなどなど、ほんとうに山場ではある。ファイト! ファイト! 緊張して仕事しよう、が、ついウトウト……。情けなし……。

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 栃木の寄宿舎閉舎についてのニュースがしんぶん赤旗にも載る。

 とにかく、インクルーシブ時代、たくさん支援学校ができて役割を終えたということをくり返し言う。そもそも、インクルーシブにはそぐわないとでもいいたいのか? だけど、自立のために、健常の高校で寄宿舎に入ることを隔離と問題にしているのだろうか? それと、どう違うと言うのか。地域に戻すのがインクルーシブというが、実際には、家族に戻すということにほかならない。その家族に対しての、政治や社会からの支援はとてもうすく、弱い。実態は、ケアの家族への依存である。閉舎は、教育から福祉へのおしつけであり、福祉の実態は家族依存で、地域から家族が排除されていくというインクルーシブの対極の展開が十分に予想される事態なのだ。子どもの発達は横に置かれていく……。

 土曜にはシンポジウムも開催される。

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2024/08/21

辺野古 大浦湾で着工強行 完成見通しなく海破壊 海底にくいを打ち込み

 やっぱり、今日も暑いです。夏の疲労はピークでしょうか。でも、まだまだ暑い日は続くのかなあ。

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 今日は、校正作業中心。引用チェックがなかなか大変。だけど、勉強になる。あとは実務。予期された「トラブル」(表現は的確ではない)があり、予期していたので、慌てはしなかったけど、いろいろ動いてもらわないといけないので、それはそれでたいへん。

 そのうえに夜は大雨。帰りに冠水していたところもあり、靴の中までびっしょり。夢にでしょうだなあ。

 

 新聞を読んでいて、戦争責任にかかわる記事に「?」。中立的、並立的な記述に驚く。日本の加害を正面からは問わない。だけど、それが社会の意識の中で普通になっているもとで、記事が出てくる。そのなかで、どのように訴えかけていくことが大事なのか。重い問いであるのだけれども……。

 

辺野古 大浦湾で着工強行 完成見通しなく海破壊 海底にくいを打ち込み(しんぶん赤旗)
 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐり、防衛省は20日、軟弱地盤が広がる大浦湾で本格工事に着手しました。政府は圧倒的多数の県民の反対の民意を無視し、「代執行」で県の権限を奪い、工事を強行しました。

 同日着手したのは、大浦湾北側の「A護岸」付近。大型クレーンを積んだ作業船が午後2時17分ごろ、金属製のくいを海中に投入し、約30分かけて打ち込みました。午後4時時点で計2本のくいを投入しました。作業船の近くには十数本のくいを積んだ台船が停泊しており、今後数日をかけて打ち込むものとみられます。

 現場では市民が船舶やカヌーに乗って海上で抗議するほか、付近の砂浜で「大浦湾の埋め立てをやめろ」「サンゴを壊すな」と声を上げました。……

 県民の声を聞かず、問答無用ですすめる。民主主義と地方自治の破壊以外何ものでもない。白藤さんが埋め立てるのは海ではなく、地方自治を破壊された県民の信頼だというのはそのとおりだと思う。

 とにかく考えなければいけないことが山積み。じっくり仕事をしないといけないのだけど。なぜボクはこんなに忙しいのだろうか???

2024/08/20

特別支援学校の寄宿舎、廃止決定 栃木県教育長「総合的判断」

 やっぱり暑い日。体力ないなあ。いつも、体力つけないといけないとは思うんだけど、ここいらで真剣にとりくまないといけないなあ。

 たまった実務処理、提稿2本。ゲラを動かすなどなど、だんだんと山場にさしかかってきますね。いつまで、この仕事を続けるのか、続くのかなあ(苦笑)。

 会議もあり、自分は冴えていないなあ。まだまだインプットが中途半端。もっと、勉強する時間をつくらないといけないのだけれども。年齢のつらさも感じることは感じる。

 いろいろなものが壊れないように、注意をしないといけない。ものごとは、いまも犠牲だとか献身のうえにしかなりたたないのだろうか?

 月明り

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特別支援学校の寄宿舎、廃止決定 栃木県教育長「総合的判断」(朝日新聞)
 知的障害の子が通う栃木特別支援学校(栃木市)と那須特別支援学校(那須塩原市)の寄宿舎廃止について計画してきた栃木県教育委員会は19日、臨時会を開き、今年度末の廃止を全会一致で決めた。一方、特別支援教育を充実させる対応策として、特別支援学校の新校舎整備▽食堂の建て替え▽生活訓練施設の改修――など16項目を挙げたが、実施時期は未定とした。

 寄宿舎は自宅が遠い子を優先的に入舎させ、空きがあれば「自立の力を培いたい」と望む保護者の子にも対応している。今年度は栃木の寄宿舎の利用者は15人で、このうち自宅が遠い子は1人、那須の利用者は26人で、自宅が遠い子は2人。臨時会では、自宅が遠い3人にスクールバスを1台ずつ用意し、自宅から通えるようにするとの説明があった。……

 教育入舎の意義は理解しているといいたいのだろうか。だけど、代替できるという。時期も不明確で、どう代替出来るのかの検証もない、そもそも法的根拠もあいまいなものを前に出す。いったいなんなんだろうか。県立特別支援学校全16校の保護者へのアンケートで理解が得られたというが、その内容も読み取り方も恣意的で、説得力があるとも思えない。県議が理由としてくり返し言うのが、平等だ。寄宿舎は一部の人の優遇だと。だけど、これほど、合理的配慮というもの、障害者の権利について無理解はない。憲法26条についても無理解だ。必要な人にどう権利を保障するのかという観点のなさを、「平等」ということで誤魔化してしまう。これからは「決定」を覆すたたかいだ。あきらめない父母たちの運動には注目と連帯を!!!!!

2024/08/19

教育のつどい2024

 16日から教育のつどいで大阪へ。当日朝に、飛行機の安いチケットをとっていたので、台風で無理かなあと思っていたのだけれども、何とか、ギリギリとんだ最後の便。それでも、雷とかで、出発は遅れたのですが……。

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 開会集会には間に合わなかったけど、斉加さんの講演には間に合った! 深まった話。右派の危険の話にとどまらない、いまの日本の民主主義を問う内容。すごいなあ。この話だけで来たかいがある!!! よかった。

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 その後、フォーラムは教育DX。久しぶりにO先生に会えたのも嬉しかった!

 夜の交流も豪華メンバー。会いたい人に会えるのが、対面のこういうとりくみのいいところだよなあ。若い先生、渦中の先生たち、注目の研究者。いろいろ話もでき、話を聞き、表情も見、いろいろなことも感じることができるし。

 2日目、3日目は分科会。

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 いろいろなことを考える企画。すごいなあと思うのは、何よりも、若い先生が、いろいろな取り組みをはじめていること。多数ではないかもしれんないけど、いろいろな若い人の姿と頑張りと、思いにふれる。そしてベテランの先生も、何とか、小さなヒントから精巧な実践まで伝えようと模索しているのもすごいところ。そういうところから、しっかり学ばないといけない。同時に、そのとりくみが、厳しい中で、苦しみながら、しんどい思いをしながらやっていることも伝わってくる。必死で、支え合い、励まし合いながらやっている。だけど、だからこそ、そのなかにいる子どもたちの苦しみも伝わってくる。その深刻さとしんどさをどう伝えていくのか。いっぽうで、新自由主義を内面化している現状もある、人権とか、権利について典型だけど、ともすれば、原理というもが霞かねない事態もある。だからこそ、研究者や、われわれジャーナリズムの果たす役割について考えざるを得ないのだ。混沌とした現状を、しっかり理論的にも、理念的にも整理していく、その議論をしっかり支えてく、議論が難しい現状があるだけに、その役割をしっかり自覚しなけ得ればいけないと、あらためて思う。

 つどいもそうだけど、現役の先生が中心で、ボクなんか、すっかり超高齢者である。もうつどいも、今年が最後かなあとここ数年毎年思っているけど、その自分が、できることってということを考えながら日々を送らないとねえ。

 日曜日に姉のところによる。終活について、いろいろ相談(苦笑)。ここでもね。

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2024/08/15

木原稔防衛相、終戦の日に靖国神社に参拝 韓国「時代錯誤的」と反発 :「ニライカナイには行けない」

 今日も暑い日。

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 夏だなあ。今日は提稿4本。職場で資料のチェック、執筆者とのやりとりなどなど。ちょっとずつ、ちょっとずつ。

 明日から、教育のつどいの取材で大阪の予定だけど、新幹線はストップ。飛行機を予約してあったのだけれども、その便は、まだ、どうなるかは未定。どうなるかなあ。困ったなあ。

 

 さて、

木原稔防衛相、終戦の日に靖国神社に参拝 韓国「時代錯誤的」と反発(朝日新聞)
 「終戦の日」の15日朝、木原稔防衛相は東京・九段北の靖国神社に参拝した。木原氏は参拝後、記者団に「尊い命を犠牲にされた皆様方に、哀悼の誠を捧げ、尊崇の念を表してきた」と述べた。私費で玉串料を納めたという。

 現役の防衛相としては岸信夫氏が2021年8月13日に、防衛庁長官では02年8月15日に中谷元氏が参拝した例がある。……

 ただでさ、あの戦争を賛美する神社である。しかも、その戦争などで天皇のために死んだ兵士たちを祀る神社に、無批判に、防衛大臣が参拝するということの意味を考えるべきだ。首相の参拝と同じような意味合いをもつ。この間、自衛隊の幹部が公用車をつかって参拝したことや、自衛隊員が組織的に参拝していたことが問題になったばかりだし、先日も、海自が遊就館で研修をおこなっていたという話もあったばかり。ちゃんと、批判しなければならない問題でもある。

 

 職場に行って、『世界』を回収し、さっそく「ニライカナイには行けない」を読む。涙してしまうのが情けない。自分の役割はしっかり向きあうことだしねえ。最後のニライカナイの話のくだりなど、ほんとに自分が問われてしまう。ハッとさせられるというか、ガツンとやられるというか……。そのぐらい厳しい話なんだ。うちでは別の沖縄企画をこの間、やったけど、それも厳しいですよ。言い訳の余地はない。それが沖縄の歴史なんだとあらためて思う。

 「生活支援」と「自立支援」の話。自立支援という言葉は、最初は、真摯に支援をすすめているケースワーカーさんがつくりだしたもので、もっと豊かって言うか、生活支援もその大きな柱だったのに、新自由主義とむすびつくなかで、どれだけ、貧弱な言葉になっていったのか。そして、それが、沖縄では、基地と暴力にむすびつく。うむ。 その基地のマッチョな暴力の世界の話は、上間さんと、『裸足で逃げる』のあとで、話したことがあるし、それを活字にしたことがある。本ではあえて触れなかった思うを、語ってくれて、その後『誰も置き去りにしない社会へ―貧困・格差の現場から』に収録した。その思いは、いっそうつらく厳しいものになっている。そういう世界(社会)をどう生き抜く、変えていく行方を見つけることができるのか。うーん、どこまでのしっかりしないといけない。

 

2024/08/14

自民党総裁選への「現職」不出馬、菅義偉・前首相に続き2代連続…鈴木善幸氏や海部俊樹氏の例も

 孫たちがお泊りだったので、ベットで3人での睡眠はかなりしんどい……。そのうえ朝から、あそうぼうと、6時から公園へ(涙

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 午前中は、市民プールへ。じーじは、かつての水着はもう着られないので、プールサイドから安全確認が仕事。

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 お昼には自宅に戻っていきました。疲れたあ。自分たちもよく子育てをしたものだなあ。しかも、当時は基本ワンオペだったし。

 午後からは、とにかく資料読み、原稿の確認電話や相談電話や、メールや、原稿書きや……。とにかく遅れを取り戻す。

 

 そして、大きなニュースである。

自民党総裁選への「現職」不出馬、菅義偉・前首相に続き2代連続…鈴木善幸氏や海部俊樹氏の例も(読売新聞)
 岸田首相は14日、自民党総裁としての再選がかかる総裁選の直前に不出馬を表明した。2021年に同じく出馬断念に追い込まれた菅義偉・前首相に続き、現職総裁の不出馬は2代連続となった。……

 思いのほか、早い展開。この時期は、月刊誌的にいやらしい。どうするのかなあ。否が応でも、総裁選から、解散総選挙の可能性が高まっていく。うーん、企画的にどうなんだろうか。いろいろ難しい選択が強いられる感じになっていく。

 

 「トラツバ」はいよいよ原爆裁判へ。この裁判の意義は、国際法と戦争のインタビューで春にふれてもらった。トラツバがはじまったときに、裁判そのものに焦点を合わせた企画をやったらどうかという話はしていたのだけどね。やってたらよかったのになあ。ドラマの展開が楽しみだ。

2024/08/13

孫①②来襲

 二度も消えちゃった。疲れている???   とにかく暑いなあ。北の国から帰ってきて、1日もたたない段階で、もううんざり、グロッキー。それでもとにかく、掃除と、仕事のスタート。仕事の方はなかなかうまくはすすまない。いろいろ考えなければならないことが多いけど、いろいろ間配りも、読む量も足らず……。なにかと、私的なことでも、忙しい時期だけに、ちょっとがんばらないといけないなあ。

 久々の自宅の朝顔。

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 お昼前には、孫①②が来襲。最初の10分ほどは緊張していたけど、すぐにエンジン全開。元気だなあ。大きくなったなあ。お昼をつくって、たべて、相方が息子夫婦と話をしているあいだ、孫のお相手からスタート。体をつかって相手しないといけないから、きついっス。途中から、お買い物に行き、「お盆玉」がわりのプレゼントを買って、超ご機嫌。夕方まで、いっぱい遊びました。それから、夕食。孫たちのみお泊りで、寝かしつけるまで大変。絵本も読んで、ひさびさに「八郎」を読んで、思わずボクがジーンとしたり(苦笑)。大きくなった孫の姿に、嬉しくもあり、寂しくもあり。あとどれだけ、いっしょの時間をすごせるのかなあ。

 

 買い物先のスーパーでは、お米がない!!!!!

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 パニックになるほどではないはずだけど、原因が、昨年の猛暑とインバウンドということなら、今後は???

 政治がちゃんと対応できるのだろうか????? ここでも、がんばらないといけないなあ。

2024/08/12

9月号ができています

 結局、今日も、飛行機は大幅遅れ。トホホだけど。

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 デモ、涼しい北の国に少しでも長くいてのはラッキーだったのかも。

 なにしろ、戻ってきたら、これだもの。こっちが(;´д`)トホホ。

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 ゆっくり移動だから、とにかく仕事の資料を読む。戻って整理、買い物、外仕事、ご飯をつくって、洗って、提出原稿1本。

 結局、動いてばっかりの、出張からの休暇??? あまり体も、心も休んでないかも(笑)。明日も提出原稿4本ぐらいをすすめて、原稿1本書いて、資料を読んで、そこに孫がやってくるが大丈夫か???

 こっちに戻ってくると、一気に慌ただしくなる。暑いだけではないなあ。

 帰ってきて、いちばん、汚いなあ、臭いなあ。やっぱり落ち込むなあ。どうにかならないかなあ。いまの忙しさだと、コツコツと掃除ができるわけではないし、だけど、「ちゃんとできてない」と責められている感じもするし……。それでも、少しでもとは思うのだけど、現実に難しいのは、やっぱりボクの力のなさなんだろうなあと、やっぱり落ち込む。

 

 さて、遅くなりましたが9月号ができています。

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 志位さんのやつは、SNSなどでも、いろいろな方が紹介しているので、ボクの出る幕ではないでしょう(笑)。

 ボク的にいちばん、読んでほしいのは、赤嶺さん。被害者を置き去りにし、隠ぺいまでもすすめた、政府・外務省の責任。なによりも、沖縄県民が、戦後、どのような現実に直面し続けたのか、どのようにたたかってきたのか。ほんとうに魂のこもった訴えになっている。国会議員座談会は、政府与党は、とりわけ政治改革を結局、先の国会ではどのように対処してきて、それに対して徹底してたたかったのはだれだったのかということ、そして、安保・外交で、徹底して憲法をふみにじる政府をどのように追及したのか。核搭載が予定される戦闘機との合同演習の実情と、いったい何がすすんでいるのかを明らかにする論文も。2+2で、拡大核抑止が強調されているだけにタイムリー。パブコメに1万8000通の意見がよせられた、教員の働かされ方の問題、政府の言い分の無責任さを解明した藤森論文と、徹底して教員とりわけ若い教員の目線で、この問題をかたりあった座談会もぜひ!

2024/08/11

矢臼別の平和盆踊りへ

 昨日の引き続き、大先輩の友人を連れて、北の地めぐり。アイヌ・コタンでは、この地の出身の佐々木宮子さんとお話ができたのがよかったなあ。いろいろ楽しく、充実した時間。その大先輩とお別れして、相方とともに、矢臼別の平和盆踊りへ。

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 とても、心を揺さぶられる集会。もともと、ボク自身も、平和をめざしてこの活動を続けてきたわけだし、その根本を、あらためて大事にしなきゃって、元気をもらう。会いたかった人に会えたりしたし。そして、いろいろ考えなければならないことも、たくさんあるなあと感じる。このたたかいの歴史といまをどう伝えていくのかはとりわけ大きな課題。

 

 今日埼玉に移動の予定だったが、飛行機が大幅に遅れて、家にたどり着かない可能性が大ということで、移動は明日。しかし台風大丈夫か?

 こちらはぐっと涼しくなっている。

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2024/08/09

イスラエルと歩調あわせる米欧の「いびつな正義感覚」 長崎式典問題

 今日は北の地でもとても暑い日。ボクがこの地で体験したなかでも、これまでにない暑さだった。それでも、関東よりは涼しいんでしょうけど(笑)。そんななか、大先輩の友人をこの北の地で案内。囚人労働の世界(前半)、それから、湿原、午後から、もう一人(二人)の友人も合流して、いまではあまりない原型のまま残っている奉安殿に。

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 そして啄木の闇の世界に(苦笑)。この地での啄木は、悪い奴です(笑)。

 

 という久々のオフ。(合間に、ちょっとだけ仕事はしましたけど)

 

 地震は怖いです。十分の備えがないこの国で、しかも、原発があり…。南九州や関東での被害は心配です。そして、これからどのようにしていくのか。突きつけられた課題です。

 

 さまざまに気になるニュースはあります。

 国際政治の負の側面を考えざるを得ない問題。

 

 長崎市で9日に行われた平和祈念式典にイスラエルが招待されなかったことに対し、米欧6カ国が同市に連名で書簡を送ったり、駐日大使らの式典欠席を表明したりと、イスラエルと歩調を合わせる動きをみせています。東京大学の遠藤乾教授(国際政治)は背後に、「いびつな正義感覚」があると指摘します。…
 オリンピックもそうだけど、イスラエルへの欧米諸国のダブルスタンダードは、それを批判する流れは必ず生まれます。そのなかで、欧米の価値判断の正統性は揺らぎます。だけど、現実政治のなかでは圧倒する力を持っていることも事実で、そのなかで、世界をどう展望していくのかも大きな課題です。日本政府は、追随していくでしょう。その政府に対して、どのように批判していくのか、批判の世論をつくれるかは大きな仕事です。

2024/08/08

教科研大会2024

 一昨日から教科研大会で札幌へ。慌ただしく、東京から移動。一日目の全体集会へ。

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 アイヌからはじまって、シンポは最初から剛球の問題提起。うーん、過渡期の教育実践だなあ。制度的にも不安定で、内容はいろいろ学ぶべき萌芽があって、だけどこれからどこに向かうかは未知数。下手をすれば新自由主義に絡めたられるけど、魅力はあるという感じ。夜の飲み会は、32さんやスーさんグループ。教科研大会の参加でよかったのは、いままだで話したことのなかった研究者と、いろいろおしゃべりができること。今回もいろいろな人と、いっぱいしゃべったなあ。そしてそれよりも、若い先生たちといっぱいしゃべることができたこと。いやあ、二日間よるは20代、30代の先生といっぱいしゃべったなあ。とてもまじめに子どもと教育にむきあう若者たちとのあいだでも、社会認識、理解の面では、大きなへだたりがある。その乖離をどううめるか。いろいろ考えさせれたよ。

 二日目は、授業論の分科会。なにしろ、圧倒的に最高齢者だもの。えー!!! もともとの問題意識として、教育課程行政をめぐって、教育内容についての介入とのせめぎあについて問題意識があるわけだけど、授業との関係で何が問題になっているのか、とても理解がふかまったし、これまでの指導要領議論が不十分だったなあと反省させられた。そんなわけで、今日は学習指導要領のフォーラム。まずは基本の確認。そのうえで、いまの学習指導要領の運用にかかわる問題の評価は、いろいろ議論したいとおろだなあ。七生判決の厳しい面だとかあらためて考えさせられた。そして夜は釧路へ。

 初プロペラ機、初丘珠。プロペラ機は怖い。

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 しっかりしごとしてましたよ。疲れました。

2024/08/05

第5福竜丸 株価 終値2200円以上値下がり 終値では過去2番目の下落幅

 今日も暑いけど、少し早めに起きて、早めに仕事に向かう。この暑さで、体は疲れているけど、まだまだ動けるのだよなあ。

 来年は80年の節目の年で、自分が仕事で節目の年を迎えるのは(迎えないかもしれないけど)、最後になるだろうから、迎えるにしても、迎えないにしても、この時期に、いろいろ考えたいと、いろいろ読んだり、いろいろなところに行ったりしてもがいている。あきらめが割るのも大事なんだろうし(苦笑)。

 そんなこともあり、この間、市田真理さんのお話を聞くために、第五福竜丸の展示館に行く!

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 すっとお会いしたくって、話をお聞きしたかったけど、恥ずかしながらはじめて! もちろん、ビキニのことは、高校生の新聞をつくっていたときからの付き合いだし、いまの雑誌でも、マーシャル、ロンゲラップの企画は何度が自分自身やってきた。だけど、ものすごく、この問題をふり返って、考えさせられ、いまなぜこうなっているのかまで考えさせられた。とても胸にせまる話だった。ああ、今年は、ちゃんとできていないなあと強く反省もさせられる。

 あまりにも積み残しの課題の多さに、あらためておののく毎日でもあるなあ。

 

株価 終値2200円以上値下がり 終値では過去2番目の下落幅(NHK)
 2日の東京株式市場は、アメリカの景気の先行きへの懸念が急速に強まったことなどから、日経平均株価の終値は1日より2200円余り値下がりし、世界的に株価が暴落した1987年のブラックマンデーの翌日に次ぐ、2番目に大きい記録的な下落幅となりました。……

 大きな衝撃が走っているのだろう。株価は、まったく実体経済をあらわさなくなっていて、作為的なバブルの状態になっていて、それを国が支えていたわけだから、アメリカ発でもあるし、円高もあるし、こういうことがおこることは不思議なことではない。政策的な選択肢が少ないだろうなかたで、長期的な日本経済の力の回復(国内消費の力)ということと、もっとも支援や対策が必要なところの順番を間違えないことが、大事なんだろうけれども、恐らくそういう展開にならないことも予想されるだけに、この問題でもしっかりした議論ができるようになっていなかいといけないということは痛感するのだけど。どうする?

2024/08/04

2024年歴教協大会

 もう、8月。早いなあ、慌ただしいなあ。世の中は、オリンピックだね。しかし、ニュースで少し見ることはあっても、ほぼまったく見ていません。残念ながら、そんな余裕がない日々ですね。だいたい、仕事時間が8時間+1時間半、通勤が3時間半、家事が3時間、睡眠7時間、生活時間1時間というのが1日の基本かなあ。ドラマを見る余裕もない。土日もほぼ同じかな。いまは、睡眠時間をこれだけとらないと続かない。むかしは、4,5時間で大丈夫だったので、まだいろいろできたけどなあ。そこがつらいところ。この仕事時間では、正直、平日ではまわらないから、土日に持ち越すって感じ。夜に、仕事が入ると、ほんとにつらいんだなあ。

 そんなわけで、がんばって、対談①は仕上げて、発信。いろいろ考えさせられた内容だった。

 トラツバで、最後は総力戦研究所になって、戦争責任問題が議論になって、そのこともすごく考えた。だれでもなんらか戦争にかかわっての戦争責任。おもわず家永三郎の『戦争責任』を手にとって読み直したり。

 土日に歴教協の大会に久しぶりに参加。そこでも、戦争責任論争が話題になる。当時、いわれた「国民の戦争責任論」に対する批判も、学生運動のなかでの策動や、解同との論争にもかかわっていて、よくわかるのだけど。たしかに、権力とのたたかいをまず前面に出すことが大事だったのだけど。いま、何をどう議論すべきか。次の戦争を許さないために何が大事なのか。あのとき、議論されていた原理の大事さと、いまの意識状況や、政治状況の中で、その原理をいかに継承しながら発展させることが大事なのか、というか、新しくつないでいくのか。あまりにも今の社会の変化が激しいから、それをしっかり理解するうえで、自分のあたまがついていかない。自分が感じていること、考えていることに自信をもてないし、自分の役割にも自信をなくしてしまう。数が少なくても刺激的な若い人の発言を聞いたり、全体集会での加藤圭木ゼミの学生たちの発言を聞きながらそんなことを考えていた。

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 大会ではたくさんの人にあえて良かった。人とおしゃべりするのだ大事だなあ。Yさん、Yさん、Hさん、Kさん、Kさん、Mさん、Mさん、Aさん、Kさん、Yさん、Sさん、Tさんありがとうございました。

 失敗ばかりで、なかなか役割をはたせない状況が続くなかで、これから、自分はどのように選択をしていけばいいのか。諸先輩方のあきらめなさを目の当たりにしながら、まだまだ、自分のやるべきことを見つめなきゃって、いろいろ考えさせられたりする。

 戦後80年にむけ、たくさんの宿題ももらい、課題設定も少しはできたりもする。迷いながら、悩みながら。そうそう、モヤモヤが、この大会のキーワードだったしね。

 あと2つ。これからの人生。いろいろ転機がせまっているようだなあ。うーん。そこで、自分は? もう一つは、自分の調子を過信しない。4月ごろのいろいろなことがあっての心身の絶不調は、まだまだ、癒えてないということもありそうだ。過信しないで、しっかり。

人生、

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