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2024/07/03

旧優生保護法、戦後13例目の法令違憲に 活性化する最高裁憲法審査 強いられた沈黙~発掘・沖縄の米軍犯罪記録~

 慌ただしく緊急インタビュー①を設定することに、そのための資料を読むことからスタート。それから、座談会②の資料づくり。だんだんと気持ちも慌ただしく余裕もなくなります。うむ。

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 今日は「旧優生保護法、戦後13例目の法令違憲に 活性化する最高裁憲法審査」という大きなニュース。最高裁による法令違憲の判断は戦後13例目だそうだ。最高裁が初めて法令を違憲としたのは1973年の尊属殺の規定を法の下の平等を定めた憲法14条に違反すると判断したもの。ちょうど、今日の「寅に翼」で、1950年の最高裁合憲判決がとりあげられていたところ。70~80年代には、最高裁の法令違憲は極めてまれだったそうだが、2000年代に入ると様相は一変。「婚外子国籍確認訴訟」(08年)、「婚外子相続格差訴訟」(13年)、「再婚禁止期間訴訟」(15年)、昨年も、性別変更をするためには生殖機能をなくす手術が必要とする性同一性障害特例法の要件を憲法に反するとした。そういう意味で、社会は確実にかわっている。

 寅ちゃんは、「声をあげる」ということを言ったけど、実際には声は上げられないことが多いし、そもそも、よくわからないでいること、なんとなく認めてしまうことが多い。だけど、 「声をあげる」ことが強調されると、そういう声があげられないことが責められてしまう。ほんとうにそれではつらい。そこのところをこの脚本は、今後どのように描いていくのだろうか?

 

 さて、その声をあげられない典型的なケースのドキュメントを、あらためて見てみた。

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殺人、傷害、強姦、放火…1945年から1972年までに発生した約1000件には、沖縄の人々のうめきが満ちている。今回、ひとつひとつの事件・事故を場所や内容ごとにデータ化して分析、アメリカ統治下で多発していた米兵による犯罪の全体像に迫った。戦後79年、今も基地と暮らすことを余儀なくされている沖縄。本土復帰から半世紀以上にわたって沖縄社会が背負わされてきた問題と、今も続く混乱の原点を見つめる。
 あらためて、沖縄が負わされてきたものの大きさに身震いする。おそろしく、くやしく、かなしく…。そのことをどれだけ、ボク自身もうけとめてきたのか。占領という差別、そのうえに性差別がかさなる。まったくそれが沖縄のかかえてきたものなのだと。当事者の声がとても胸につきさる。95年の県民大会の高校生の発言が胸にひびく。
 今日、辺野古でくい打ち試験作業がはじまった…。

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