「命と向き合った日々」
エアコンをつけっぱなしで眠ると、眠れるのだけれども、どうしても体が重くなる。なかなか難しい。この季節の快適な眠りはほんとうに難しい。
今日は、朝から掃除を簡単にすませ、午前中に座談会①の収録。これはなかなか充実した座談会だった。女性の参加者が半分だったのも大きなポイントだったと思う。組織に依頼すると、現状では、なかなかそうならないし、かなり、思い切ってすすめてよかったと思う。午後から、いろいろ作業して、その後、起こし作業にとりかかる。
これから2週間、ほぼほぼ、パソコンに向かい続ける日々が続きます。
昨日のETV特集もまた、いろいろ考えさせられた。「命と向き合った日々」、出生前診断がテーマ。
2020年春、ある夫婦が私たちの番組制作会社を訪ねてきた。妻は妊婦健診でダウン症の可能性を指摘され、出生前検査を受けていた。夫婦は子どもを産んで、本当に育てられるのか話し合ったものの、二人だけでは結論が出ず、ダウン症の取材を長く続けてきた私たちに伴走を求めた。カメラはさまざまな人に話を聞き、揺れ動く夫婦を記録することになる。出生前検査が広がりを見せる一方で、いま社会から欠けているものは何かを考える。
いろいろな葛藤が生身で描かれる。男はダメだなあということも含め。女性の葛藤と苦悩は、あらためていろいろ考えさせられる。Reproductive Health and Rightsとか、言われて久しいけれども……。障害ある子どもの問題がそこにかかわってくると、子どもの権利ともかかわって、ものすごく難しくなる。いろいろ納得するような議論も読んできたけど、つねに線引きは気にかかり続ける。この2人の話も、産むことを当たり前のように考える男の方と、女性の苦悩のすれ違い。最後の判断も、そう簡単ではない。この2人が込めた思いと、そこで考えたことから、ボクらはしっかり考えていくしかないのだろうけれども。
都知事選の結果。うーん大きな課題をつきつけられる。たしかに「市民と野党の共闘」はどこまで無党派にせまれたのか。その市民は保守市民も含むはずで、その保守市民を排除することにはならなかったのか。だけど、はなしは単純ではない、ただ保守市民を意識さえすればいいというものではない。幅広で対抗軸になれるのか、そうであるかぎり、右翼ポピュリズムにもっていかれないかということも、今回はつきつけたわけだから。だからと言って進歩的な議論が成熟しているわけではいもとで、今、何をどうすればいいのか? 一人宣伝のとりくみのヒントと、だけど、そこから何を教訓とすべきなのかということと、大きな大きな課題ではあるのだけど、社会を直視すれば、厳しい現実の広がりがあるわけで、そうぼやぼやとしていられないもの事実で……。
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