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2024/07/27

「日本の教育、閉塞の40年 何が起きた?なぜ起きた?」「日本学術会議の法人化は社会と学問をどう変えるのか」遊女や無宿人はどこへ 世界遺産めざす佐渡金山が置き去りにしたもの

 早朝仕事スタート。超暑くって、汗びっしょり。昨日の深夜、今日から全教の専門部の集会参加のために相方が帰ってきて、なかなかしっかり眠れなかったので、今日は終日眠かった。

 今日は、午前中は、超久しぶりの全進研。児美川さんの講演。

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 新自由主義の40年をふり返る「日本の教育、閉塞の40年 何が起きた?なぜ起きた?」。うーん、ほんとに、しっかり絶望の伝道師を続けている。なるほどの40年のふり返り。ボクだって、絶望を抱えている。でもどこかに希望のヒントがある。たぶん、それは児美川さんの話のなかで。だけど、運動がまだまだ起き上がっていないだけに、そこは、しっかり考えていきましょうということだと思う。午後に別の用事があり、講演途中で退室は残念。

 

 午後は、共同企画シンポジウム「日本学術会議の法人化は社会と学問をどう変えるのか」で早稲田へ。今日は暑い中をいっぱい歩いたなあ。

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 報告は、梶田さんが『日本学術会議の現在』、小森田さんが『法人化は独立性を高めるのか』、青井さんが『軍拡と学術』(紹介のみ)、加藤 さんが、『歴史学の視点から』(ビデオメッセージ)、米倉 さんが『任命拒否情報公開請求訴訟の報告』。それぞれ、基本的論点が整理されていて、勉強になって充実。それからいろいろな人と、久しぶり、あるいは、はじめて会えた人もいて……、それもよかった。

 

 さて、

 

遊女や無宿人はどこへ 世界遺産めざす佐渡金山が置き去りにしたもの(朝日新聞)

          記者コラム 「多事奏論」 オピニオン編集部記者・田玉恵美
 インドでいま開かれているユネスコ(国連教育科学文化機関)の会合で、新潟県の「佐渡島(さど)の金山」を世界文化遺産に登録するかどうかの審議がある。

 その前に会いたい人がいた。地元の佐渡市(旧相川町)が運営する相川郷土博物館の元学芸員で、2006~08年には館長をつとめた柳平(やなぎだいら)則子さん(76)だ。

 自宅を訪ねると、段ボールに詰まった明治時代の古い資料を出してくれた。かつてこの街にいた遊女たちの「外出願」だ。身内の看病や自身の通院などのため出かけたいという内容が和紙に墨書きされている。

 遊女と遊郭の主人らによる連名で、地元の警察署に提出された書類だという。生活に困窮したため遊女として登録したいと願い出る文書などもある。

 数年前、地元の民家でふすまの下張りに使われているのが見つかり、柳平さんのもとに届けられた。「不要になった文書が警察から表具屋に払い下げられ、再利用されたんでしょう」と柳平さんは推測する。

 鉱山労働者がたくさんいた相川地域には江戸時代から幕府公認の遊郭がつくられ、戦後まで営業が続いた。多いときには10軒を超える店が立ち並んだという。

 働いた女性たちの多くは地元の出身だった。江戸から来た佐渡奉行は「佐渡で安いものは女と魚」と書き残した。13歳で客を取った、虐待されて死んだ。そんな記録も数多く見つかっている。……

 朝鮮人強制労働のことはもちろん。同時に、さまざまな差別はいろいろあったことも事実で、しっかり考えなければいけないことでもあると感じた次第。

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