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2024年7月

2024/07/31

障害者の78%が貧困状態 民間調査、支援拡充が必要

 思ったより、暑さは体にダメージをあたえている感じ。朝、今日は用事で少し早めに起きなければいけなかったのに起きれなかった。夜中まで建物が冷えていかない感じだね。まだまだ続くのかなあ、この暑さ。

 さて、今日も、来月対談①の原稿づくり。だいぶ、すすめることができたかなあ。明日には原稿の形にして、明後日には仕上げたいなあ。そのほか、企画の調整をやったり。先の企画の手もうちはじめたり。どこまで、どのようにしていけばいいのかなあ。ちょっと考えてしまうところもある。

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 夕方には、雨。洗濯物はギリギリセーフかあ? 安定しない天気だなあ。でも、涼しくなんないなあ。

障害者の78%が貧困状態 民間調査、支援拡充が必要(共同通信)
 障害者が通う事業所などの全国組織「きょうされん」は30日、障害者5千人以上を調査した結果、貧困状態に相当する収入の人が78.6%に上ったと発表した。親と同居している割合も高かった。障害者が自立した生活を送れるよう、支援拡充が必要だと訴えた。

 調査は2023年5月~24年4月に実施。きょうされんに加盟する事業所の利用者などから回答を得た。

 障害年金を含む収入を調べた結果、中間的な所得の半分に当たる年収127万円を下回る「相対的貧困」の人は78.6%。前回の15年調査は81.6%だった。

 親と同居は、40~44歳で51.7%、50~54歳で30.7%だった。……

 これも、また、家族の中に蓄積していく貧困。年齢別に見ていったりすれば、どんなことが浮き彫りになってくるのだろうか。見過ごされている、障害者の貧困は、生活を含めた支援が家族の負担になっていることを考えると、より深刻な状態になるはず。あらためて、障害者と貧困の問題は、その実態を含めて、しっかり明らかにされて行かないといけないとつくずく思う。

 

2024/07/30

(私の視点)市民が取り組む歴史継承 共生の意識、行政は敬意を 外村大

 暑くって、元気なくてもがんばるのが朝顔だな。

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 さるすべりもじりじりと。

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 今日も来月対談①の原稿づくり。いろいろチェックしながらすすめると、結構時間がかかる。うーん。まだまだ時間がかなりそう

 今日は会議もあったり。ちょっと、どんな雑誌をつくるのかで、スッキリしないところもあるしなあ。考えなければならないこともできていないし、読まなきゃならないものも読めてない。まあ、いつもそう言っているのだけれども。なんとかしたい。

 

(私の視点)市民が取り組む歴史継承 共生の意識、行政は敬意を 外村大
 歴史問題の議論はしばしば、政府見解がどうかが注目される。閣議決定された政府見解に沿うべきだ、と語られることもある。だが、政府が歴史認識の判定権を持つかのように思うのは危険だ。何を大切な歴史と考え、どう捉えるかは、学説を尊重し市民社会の議論に委ねるべきだ。

 市民自らが地域や職場、学校などの過去を振り返り、継承すべき史実を確認する作業はとても大切だ。ところが、行政は市民の歴史実践を大切にせず、それに基づく自治体史の記述すら無視する態度も見せる。

 関東大震災時の朝鮮人虐殺について、政府は「事実関係を把握することのできる記録が見当たらない」(官房長官)と言う。東京都知事は虐殺された朝鮮人の慰霊行事に追悼文を寄せず、都人権部職員は虐殺を事実として語る作品を人権啓発行事で上映することを問題視した。都の刊行物の「東京百年史」が、自警団の暴虐について「東京の歴史の、ぬぐうことのできない汚点」と記述しているにもかかわらずだ。新潟県知事も、佐渡鉱山への朝鮮人の強制連行を記述した「県史」を尊重しようとしない。群馬県は、戦時動員に関わる朝鮮人労働者の追悼碑を撤去した。これらは、史実発掘と継承に取り組む市民への敬意を欠く。……

 なるほど「史実発掘と継承に取り組む市民への敬意を欠く」かあ。そのとおりだなあ。ほんとに、地道な歴史の発掘と継承には冷たい。東大自身「関東大震災百年にあたり東京大学教職員有志は昨年、虐殺された犠牲者を追悼する声明を発表した。声明では、事実の歪曲(わいきょく)を看過せず、東大が掲げるダイバーシティーを実現すべきこともうたった」。そうとい取り組みも無視をする。この国の政治のありようは、やはり考えものだと思う。

 

 

2024/07/29

一市民が残した戦中戦後の飾らない日記 群馬で発見「侵略で、殺りくだった」

 部屋の中にいても、暑さが侵入してくるような勢い。いったいもうどうなっているのかと思う。

 ベランダの草木も、完全に暑さ負けしている。

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 とにかく、歯を食いしばりながら、来月対談①の起こし・整理をすすめる。映像資料をチェックしたり、先の企画の相談電話をしたり……。ああ、必要なメールを2本ぐらい送れていないなあ。思うようには仕事はすすまない局面。

 

 そうこうしている間に、夏の日々もどんどんすぎていく。やりたいことが何もできていないなあ。

一市民が残した戦中戦後の飾らない日記 群馬で発見「侵略で、殺りくだった」(共同通信)
 戦争は侵略で、ただ民族の殺りくだった―。太平洋戦争末期から戦後にかけ、現在の群馬県邑楽町に住んでいた男性が書いた日記が見つかった。分析した元学芸員は「時代に翻弄(ほんろう)された当時の人々の率直な心情や認識を伝える貴重な日記だ」と話している。……

 戦後、80年がたって、あらためにいろいろな日記の発見もあいついでいる。語られることがなかった戦争についての貴重な証言がなされているものも多く、興味はつきない。いろいろしっかり読みたいものだと思ったり。

 

2024/07/28

『沖縄県知事 島田叡と沖縄戦』と「島守の塔」

 日曜日は、やっぱり掃除デー。お部屋、キッチン、お風呂などなど。仕事がたまったりしているので、最低限だけど、お掃除はしましたよ。お掃除、お掃除……。

 それから、企画を考えるために新聞の整理を少し、来月対談①の起こし・整理と仕事をすすめる。うーん、なかなかたいへんだなあ。冷静に考えると、焦っていい(苦笑)。いろいろ話をすすめるべきことがいっぱいあるし。

 

 『沖縄県知事 島田叡と沖縄戦』を読んでいて、ずっと気になっていた、映像を見始める。今日は、「島守の塔」を見た。「沖縄県最後の官選知事である島田叡と元沖縄県警警察部長の荒井退造の目を通して、最後の沖縄戦における悲惨な実態を描いていく。出演は萩原聖人村上淳吉岡里帆香川京子ほか」。

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 この映画に感動した人もいるかもしれない。だけど、この映画はまちがった映画だ。沖縄戦の悲惨や、そのある面は描かれているから、ひきつけられる人がいるのだろう。だけど、島田知事や、荒井警察部長の描き方は、近い、戦争責任を問われなかった人々の証言にもとづいている。そこに歪みがある。北部疎外の描き方、南部の戦争動員の描き方、彼らと軍との関係……などなど。

 沖縄戦の教訓は、いまの沖縄のありようが、いますすんでいこととも直結する問題でもある。歴史認識ということの大切さとともに、よくよく考えたいテーマでもあるのだけれども。

2024/07/27

「日本の教育、閉塞の40年 何が起きた?なぜ起きた?」「日本学術会議の法人化は社会と学問をどう変えるのか」遊女や無宿人はどこへ 世界遺産めざす佐渡金山が置き去りにしたもの

 早朝仕事スタート。超暑くって、汗びっしょり。昨日の深夜、今日から全教の専門部の集会参加のために相方が帰ってきて、なかなかしっかり眠れなかったので、今日は終日眠かった。

 今日は、午前中は、超久しぶりの全進研。児美川さんの講演。

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 新自由主義の40年をふり返る「日本の教育、閉塞の40年 何が起きた?なぜ起きた?」。うーん、ほんとに、しっかり絶望の伝道師を続けている。なるほどの40年のふり返り。ボクだって、絶望を抱えている。でもどこかに希望のヒントがある。たぶん、それは児美川さんの話のなかで。だけど、運動がまだまだ起き上がっていないだけに、そこは、しっかり考えていきましょうということだと思う。午後に別の用事があり、講演途中で退室は残念。

 

 午後は、共同企画シンポジウム「日本学術会議の法人化は社会と学問をどう変えるのか」で早稲田へ。今日は暑い中をいっぱい歩いたなあ。

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 報告は、梶田さんが『日本学術会議の現在』、小森田さんが『法人化は独立性を高めるのか』、青井さんが『軍拡と学術』(紹介のみ)、加藤 さんが、『歴史学の視点から』(ビデオメッセージ)、米倉 さんが『任命拒否情報公開請求訴訟の報告』。それぞれ、基本的論点が整理されていて、勉強になって充実。それからいろいろな人と、久しぶり、あるいは、はじめて会えた人もいて……、それもよかった。

 

 さて、

 

遊女や無宿人はどこへ 世界遺産めざす佐渡金山が置き去りにしたもの(朝日新聞)

          記者コラム 「多事奏論」 オピニオン編集部記者・田玉恵美
 インドでいま開かれているユネスコ(国連教育科学文化機関)の会合で、新潟県の「佐渡島(さど)の金山」を世界文化遺産に登録するかどうかの審議がある。

 その前に会いたい人がいた。地元の佐渡市(旧相川町)が運営する相川郷土博物館の元学芸員で、2006~08年には館長をつとめた柳平(やなぎだいら)則子さん(76)だ。

 自宅を訪ねると、段ボールに詰まった明治時代の古い資料を出してくれた。かつてこの街にいた遊女たちの「外出願」だ。身内の看病や自身の通院などのため出かけたいという内容が和紙に墨書きされている。

 遊女と遊郭の主人らによる連名で、地元の警察署に提出された書類だという。生活に困窮したため遊女として登録したいと願い出る文書などもある。

 数年前、地元の民家でふすまの下張りに使われているのが見つかり、柳平さんのもとに届けられた。「不要になった文書が警察から表具屋に払い下げられ、再利用されたんでしょう」と柳平さんは推測する。

 鉱山労働者がたくさんいた相川地域には江戸時代から幕府公認の遊郭がつくられ、戦後まで営業が続いた。多いときには10軒を超える店が立ち並んだという。

 働いた女性たちの多くは地元の出身だった。江戸から来た佐渡奉行は「佐渡で安いものは女と魚」と書き残した。13歳で客を取った、虐待されて死んだ。そんな記録も数多く見つかっている。……

 朝鮮人強制労働のことはもちろん。同時に、さまざまな差別はいろいろあったことも事実で、しっかり考えなければいけないことでもあると感じた次第。

2024/07/26

教員の処遇改善案に意見1万8千件 「残業代なし」再検討求める声も

 今日も暑い日(っていってもしょうがないって!)。朝から忘れ物をして、家まで往復したり、昼間も、外を歩くことが多く、体力を使う日。今日も、来月対談①の起こし・原稿整理、それから会議があり、資料集めがあり、来月企画の打ち合わせがあったり、です。

 さて、百日紅。

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 夏盛りですね。

 

教員の処遇改善案に意見1万8千件 「残業代なし」再検討求める声も(朝日新聞)
 公立学校教員の人材確保に向けた給与増や働き方改革を議論してきた中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の特別部会が5月に出した審議まとめについて、文科省は26日、パブリックコメントが約1万8千件集まったことを明らかにした。

 審議まとめは、公立校教員に時間外勤務手当(残業代)を支給しない代わりに、一律に上乗せ支給している「教職調整額」を、現在の「基本給の4%」から「10%以上」に増額することなどが柱。定年によるベテランの大量退職に伴い大量採用されている若手教員のサポート体制の充実や、教員の平均残業時間を将来的に月20時間程度にする目標も盛り込んでいる。

 パブコメは6月14日~28日の2週間で行われ、計1万8354件集まった。この1年に文科省が行い、電子政府の総合窓口に掲載しているパブコメで、最も多かった意見数は3575件。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の財産流出を抑止するために制定された特例法の運用基準案に対するものだった。今回の意見数はそれを大きく上回った。……

 約1万8千件ってすごい数だなあ。#教師のバトン 炎上を思い出す。本田さんもコメントをつけているけど「この問題が全国の公立学校の教職員にとってどれほど切実なものかがわかる」。本田さんが言うように、「給特法は廃止し、国立学校や私立学校と同様に残業代をつけるべきだ。公立学校だけできない理由はない。そして、残業の時間や費用を明るみに出した上で、教員の増員とドラスティックな業務削減に踏み込む必要がある」のは確かだ。25年度予算編成のスケジュールに合わせる日程で進めるといわれているが……となると、年度内の法改正となる、あわただしたたかいにもなる。記事にはないが、給特法とともに、人をふやしてほしいという声も多いはず。基本、人と予算をだ!



2024/07/25

給食ない夏休み「恐怖」 過去最多2921の困窮家庭へ緊急食料支援

 あまりたくさん花をつけているわけではない、わが家の朝顔。それでも、今朝は色とりどり。

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 カラフルなのは気分転換になる。

 今日は、朝から来月対談①にとりかかる。ただ、さすがに今月はちょっと無理をし過ぎたか? 体は疲れているんだろうなあ。重くって、痛い。しっかり、休まないといけませんね。主夫だから、家事労働もなかなか、疲れているときには負担なんだけどね。しっかり休んで、元気な毎日をおくりたいけど、この暑さがなあ。

 

 工場籠城が終わったので、少し落ち着いて、いろいろ考えたいんだけど、なかなか、そこまで頭もまわらない。じっくり、しらべて考えたいことがたくさんあるだけにねえ。

 

 さて、落ち着いて考えるべきテーマの一つ。え、考えるだけじゃいけないって!

給食ない夏休み「恐怖」 過去最多2921の困窮家庭へ緊急食料支援(朝日新聞)
 物価高の中、夏休みで給食がなく生活が苦しい子育て家庭に、認定NPO法人「キッズドア」が「夏休み緊急食料支援」を行っている。千葉県船橋市の倉庫では、作業員らが箱詰め作業に追われていた。

 緊急食料支援はコロナ禍の2020年に始まり、今年は過去最多の2921世帯から申し込みがあった。同法人の支援プログラムを受けているひとり親家庭や多子世帯などが対象で、米、麺類、パスタソース、レトルトカレー、コーンフレーク、お菓子などを送る。これらの食料や送料、梱包(こんぽう)費などを含め1世帯あたり約8千円。資金はクラウドファンディングでまかない、企業からの物品寄付も受けた。

 キッズドアが今年5~6月に実施したアンケートでは、家計が昨年と比べ「とても厳しくなった」が77%、「やや厳しくなった」が21%だった。また「体重が急激に落ちた」「肉や魚が買えない」「長期休みは毎年恐怖」などの声も集まった。……

 ちゃんと、数字的なデータも整理をしたい。今度の国会でも、法改正が実現をしているわけだけど、実態の進行に法律、施策はついていってるのかということも大事な点。困窮家庭やその予備軍は、広がっていると考えるべきなのだと思う。しかし、「公助」はまだまだ弱弱しいのだ。そのなかでがんばっているNPOに対するバッシングまである。なぜ、社会的な合意が、施策を十分な水準に引き上げるまで、深化していかないのか。そのメカニズムもよく考えておく必要がある。この社会に起きている変化をしっかり、見ていかないといけない。うーん。

2024/07/24

那覇市の認可外保育園でうつぶせ寝の後に乳児死亡 遺族が園側と市を提訴へ 国にも賠償請求「全国で同様の死亡事例」

 今日も引き続き暑かったです。朝の朝顔、今日も、違う色の花が咲く。

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 しかし、朝からこの気温。だめだこりゃ。

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 籠城2日目も、とにかくゲラ読み。うちの雑誌はいまは通常204P。だけど、4年前までは236Pあった。正直、よくつくっていたなあ、考えられないというのが、本音。それでも、なんとか乗り切ったという感じ。

 バイデン撤退から、世界が一気に動き始めたような感じがする。日本の政治を、大きくかわるのかもしれない。総選挙は常に意識しないといけない。

 工場近くの商店街はお祭り。阿波踊り。

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 横目で見ながら、家に向かう。じわじわと疲れが出てくる感じがする。

 

那覇市の認可外保育園でうつぶせ寝の後に乳児死亡 遺族が園側と市を提訴へ 国にも賠償請求「全国で同様の死亡事例」(沖縄タイムス)
 那覇市の認可外保育施設(廃止)で2022年7月、一時預かりの生後3カ月の男児がうつぶせに寝かされ、その後死亡した事故で、遺族側が園側や市、国に対して損害賠償を求める訴訟を那覇地裁に起こすことが23日までに分かった。事故から2年となる30日に提訴し、弁護団が会見する。代理人弁護士によると、認可外保育施設での死亡事故を巡る国家賠償請求訴訟は全国で初めてとみられる。……

 記事には、「弁護士によると……認可外保育制度が抱える問題を残してきたとして国の責任も問う。弁護士は『全国の認可外施設で同様の死亡事例が起きている。訴訟を通して問題提起したい』と話した」と。認可外保育園についてはいろいろな議論があったけど、こと、安全と事故にかかわっては、認可外で頻発していることは否定ができず、制度的な問題もはっきり指摘されている。研修の機会1つをとっても、顕著な違いがある。だからこその提訴であるということはとても考えなければいけないこと。保育もいろいろ考えないと。

 

2024/07/23

「オリンピック 聖火と戦火」

 今日から工場籠城。工場に行くまで、帰ってくるまでに、汗びっしょり。ほんとにも、何なんだっていう暑さ。エアコンのついた部屋の中にいても、熱中症になってしまいそう。そんななかで、今日はひたすらゲラ読みの一日。まあ、何とか進行中。

 さあ、もう一山。がんばれ!

 昨日の「映像の世紀 バタフライエフェクト」は「オリンピック 聖火と戦火」。

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「近代オリンピックの父」・クーベルタン男爵は、オリンピックに平和への願いを込めた。しかし、大会には戦争の影がつきまとってきた。ヒトラーが国家のプロパガンダに利用した1936年のベルリン大会、テロリストがイスラエルの選手村を襲撃して11人が命を落とした1972年のミュンヘン大会、そして今回のパリ大会出場をめぐってウクライナ人選手はロシア人選手に憎悪をむき出しにしている。「平和の祭典」の激動の記録。

 ボクのような、あまりオリンピックに期待も関心ももたない人間でも、考えさせられた。

 ヒトラーとオリンピック、ミュンヘン・オリンピックの事件。そこで亡くなったイスラエルのコーチと、その家族の話が展開する。そのことが胸をうつ。能動的な働きかけとしての「オリンピック休戦」から、いまに至るオリンピック参加と平和との関係。決して無関係ではなく、能動的なかかわりをもつ。だけど、その関係とは……。答えは見えないし、パリではどんなことがおき、何が示されるのか。そのなかで、ボクらが考えなければいけないことということが、頭の中をぐるぐると駆け巡ってくる。

 まあ、オリンピックはあまりみないだろうけど……。

 

2024/07/22

岸田首相「続けてほしくない」74% 内閣支持は微増 朝日世論調査

 今日も朝から、なんというか、カーッというような暑さ。

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 危険だな、出勤は(苦笑)。

 今日は、よにかくゲラ読み、ゲラ戻し、実務、提稿2本という作業。とにかく慌ただしい。

 

 いろいろきついことにも出合う。自分のきつさ、しんどさはなかなか人には伝わらないもの。いろいろな問題に向き合うのは難しい。

 さて、いよいよ明日から工場籠城。

 

 さて、バイデンさんが予想通り撤退した。米大統領選は新しい局面を迎えるが、なかなか希望が見えないのは、あちらの国も同じ。カマラ・ハリスで、新しい未来を描けるのか、平和の構想を示せるのだろうか? では日本はどうなるのだろうか。

岸田首相「続けてほしくない」74% 内閣支持は微増 朝日世論調査(朝日新聞)
 朝日新聞社は7月20、21日に、全国世論調査(電話)を実施した。岸田文雄首相に、9月の自民党総裁選で再選して、首相を続けてほしいと思うか尋ねると、74%が「続けてほしくない」と答えた。「続けてほしい」は18%だった。岸田内閣の支持率は26%(前回6月調査は22%)で微増となったが、依然として20%台が続き、不支持率は61%(同64%)と高い水準で推移している。

 岸田首相に首相を「続けてほしくない」と答えた人は、自民支持層でも57%いた。「続けてほしい」は40%だった。前回の総裁選を前に実施した21年8月の同調査でも、当時の菅義偉首相について同様の質問をした。この時は「続けてほしくない」60%、「続けてほしい」25%。自民支持層は「続けてほしくない」42%、「続けてほしい」44%で割れていた。……

 岸田さんは、撤退するのか? 次に誰が出てくるのか? 秋の解散・総選挙は? いろいろ考えるよ、やっぱり。それとも、蠢くキングメーカーさんたち、解散したはずの派閥のオーナーさんたちが、決めるということが続くのだろうか。そもそも、政策的になにが問われているのかという議論はなされないのか? どんな政治の夏になるのだろうか?

 夜になっても暑い。

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 いまは、雷がゴロゴロ。

2024/07/21

「奥能登に生きる〜2つの過疎の町と震災〜」

 今日も猛暑(って口にしたくないなあ)。日曜日だから掃除洗濯スタート。仕事が山場なので、掃除は最低限。そのまま、修正中間報告を読み、あとはひたすらゲラとにらめっこ。暑さの中では、エアコンの部屋でも、ちょっとしんどい仕事だな。

 今日は、久しぶりの団地の会議を少し。うーん、難しいなあ。人と人とがつくるものの難しさをやはり痛感する。

 さて、昨日の夜のETV特集は、「奥能登に生きる〜2つの過疎の町と震災〜」

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 「こんな人口の少ない所、元通りにするか?」能登半島の突端、珠洲市の高屋。被災後、住民の8割が避難した。日本海から荒ぶ風鳴り。「ないものを皆で分け合う在所」は、原発計画や高齢化の中で営みを守ってきた。そこに地震が襲った。同じ珠洲市の蛸島。「漁やめる人、いっぱいいます」「ヒマ、酒飲んで独り言」それでも、船を出す漁師がいる。「嫌な人生じゃないもんね、人生そのものなら」地震から半年、2つの過疎の町の記録。

 かつて原発に揺れた珠洲市を襲った地震について、原発で別れた村の歴史をからませながら、いまを追う。原発の危険性はあえてかどうかわからないが、すっとばしつつ。その原発誘致の背景にもある、過疎の問題焦点をあわせる。誘致に村の未来をかけた人は、震災後も、工事がおこなわれていれば、地震後の復興も早かっただろうと語る。彼らも、そのぐらい未来をかけていた。だけど、原発は……。

 そのことと同時、あらためて考えるのは過疎にたいして、この社会はどこまで向き合ってきたのか。北海道で暮らしていると、捨てられた街があちこちにある。どのように、過疎の村でも生きていける社会をつくっていけるのか? そのような問題に向き合い、試行錯誤しつくしてきたのか、その答えをしめせてきたのだろうか。そこは厳しい問いかけでもある。

 

 モンモンとすることがとにかく多いし、続く。何とかしたいもの、考えたいもの。

2024/07/20

4人逮捕非公表を謝罪 防衛相 報告は18日深夜 海自潜水手当不正 「文民統制」懸念示す

 今日も暑かった……。

 夕方でも、こんな感じ。

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 こんな写真をとっても涼しくなるわけではないから、仕方がないんだけれどなあ。

 暑さに負けて、朝起きれず……。うーん。

 朝から、メールのやりとり、それから提稿1本。自分が作成する短い1500字程度の原稿を一本書いて、などなど。

 あとは、今日は、今後の企画のための資料を読み込む。ただし、暑さに負けて、体がだるく、眠気が強く……。負けずにがんばらないと。

 

 「虎に翼」、引き続き見ています。戦後になってからの物語の展開は、自分にとってはかなりつらい。子どものことなどは、自分が責められている感じがする。一番大事かことに向き合えていないことが、いろいろ感じることも多く。自分の抱えている問題についても、そうなんだろうし……。じっくりということもできていないし。苦しみながら見るドラマかな。

 

 

 いろいろなことに違和感をもつことも多い。ほんとに、いろいろな人と議論して、勉強をして、しっかりと判断したいところだけど。なかなかそういう条件はない。モヤモヤしたこと、自分の考えていることがどうなのかといったことが積み重なる。いまのままじゃあいけないなあ。

 

4人逮捕非公表を謝罪 防衛相 報告は18日深夜 海自潜水手当不正 「文民統制」懸念示す(沖縄タイムス)
 海上自衛隊の潜水手当不正受給で、海自が4人の逮捕を公表していなかったことに関し、木原稔防衛相は19日の閣議後記者会見で「適切な発信ができておらず、深くおわび申し上げる」と述べた。18日深夜から19日未明にかけ、逮捕などに関する報告を初めて受けたと説明した。防衛省は12日の処分公表時に逮捕の事実などを明らかにしておらず、一連の対応に批判がさらに高まりそうだ。……

 

 いったい自衛隊のなかで何がおこっているのか? 憲法も、法律も無視する政府のもとだから、問題があってもたいしたことはないとでも感じているのだろうか。たんに「文民」に報告がされなかったという狭い意味での「文民統制」ということにかぎらない、より、自衛隊のありかたそのものが問われているようにも思えるのだけれども……。閉会中審査もおこなわれるようだけど、どのような議論がなされるのだろうか。

 

2024/07/19

学童保育、待機1万8千人 前年比2千人増

 本格的な暑さの続く日。朝から、夜まで。

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 暑さのなか、がんばってインタビュー①原稿づくり。一気に仕上げまで行く。怒りにみちたインタビュー。

 それから、ゲラを動かす作業をすすめる。今月は量が多いので。

 

学童保育、待機1万8千人 前年比2千人増(共同通信)
 加藤鮎子こども政策担当相は19日の記者会見で、共働き家庭などの小学生を預かる放課後児童クラブ(学童保育)に関し、希望したのに利用できなかった「待機児童」は5月1日時点で1万8462人(速報値)だったと発表した。前年同時点の確報値と比べ2186人増えた。

 加藤氏は「受け皿を大幅に拡充したのに待機児童数が増加している。共働き世帯が増えたことなどが主な原因だ」と述べた。

 こういう局面では、施策が弱い分野は、そのまま矛盾が拡大していく。わが孫①も今年から1年生。元気に学童にも通っているのだろうか? 前回、特集をやって、2年半。今年の全国研は岡山か。少し、状況をおいかけないといけないなあ。

 

 いろいろな分野のデータがいろいろ発表になる。自分はどこまで、視野にいれるのか? どこまで、がんばる?

2024/07/18

「膨張と忘却 〜理の人が見た原子力政策〜」

 うー。梅雨明けか! いよいよほんとの、暑い夏がやってくる。ここのところ、毎年、この暑さを乗り越えるのかと心配になるのだけど、いや無理だと思えてしかたがないのだけけれども、これまでの何とか乗り切ったわけで……。さて、今年は? うーん。

 今日は、とにかくインタビュー①の起こし・整理から原稿づくりへ……。うーん、まだ、これでいいのかなあという感じにとどまっている。明日には、原稿の形にして、明後日は仕上げして発信しないと。

 ETV特集の「膨張と忘却 〜理の人が見た原子力政策〜」を見る。

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第50回放送文化基金賞ドキュメンタリー部門最優秀賞受賞作品。長年国の原子力政策に関わった研究者・吉岡斉氏が残した数万点の資料
「吉岡文書」が見つかった。科学技術史が専門の吉岡氏は90年代から国の審議会の委員などを務めた。「熟議」や「利害を超えて議論を尽くすこと」を求め続けた吉岡氏はそこで何を見たのか。「吉岡文書」に加えて独自に入手した内部文書や関係者の証言などをもとに国の政策決定の舞台裏に迫る。

 政策の合理性というものを求めた吉岡さんの告発。もんじゅ・高速増殖炉計画の見直しの検討をすすめる審議会の内幕の告発を追っていく。1兆円以上の国費が投入されたという「もんじゅ」は、トラブルが相次いだことから、結局、その19年後の2016年に、廃炉が決まったわけだけれども。

 内部告発は、強固な利権構造の前に……。そういうことが暴露される。合理的議論がすすむとみられた長期の計画決定は、おかしな「茶番劇」に飲み込まれていく。それを仕切った近藤駿介氏の言っていることはまったく理解不能だけど。その茶番で理由とされたものは、恣意的なものにすぎないのだけれど……。茶番のシナリオを見せつけられた近藤氏はまさにしどろもどろ。しかし、政治家のいう「君らが言ってることは全部正しいな。でもねえ、これは神話なんだ」「嘘は承知で "出来る出来る" って言ってればいいんだ」との姿勢が壁が阻む。内部告発者はいう「『金』と『嘘』と『おまんま』がグチャグチャになって固まっている」……。

 吉岡氏が自身の著書『戦後日本の科学技術の社会史』で次のように書いている。

 「日本の原子力政策において発足したプロジェクトは、条件がいかに変化しようと中止に追い込まれる事はなかった。所管省庁、電力業界、政治家、地方自治体の有力者、すべての構成員が何らかの利益配分を受けることが出来るかぎりにおいて、分裂は回避され、結果として原子力事業の自立的膨張がもたらされてきた。国民の痛みの上に政策は成り立っている」

 2006年の柏崎刈羽、2011年福島と、大地震による原発の事故が続いていくことになる。しかし、指針がつくられることも、原発政策が検討されることもなかった。吉岡自身、思い悩みやつれていく……。大島さんが、3・11で吉岡さんは生き方を変えたというのは胸を打つ。

 原子力ムラとはよくいったものだけど、いまなお、再処理も、原発政策も生き残っていく……。

 日本の政治の絶望を見せつけられる。この絶望の乗り越える理性は……。強い気持ちで向き合わないといけない。

 

 

2024/07/17

 【記者の傍聴記】「私は無罪」 被告の主張に驚き広がる 米兵少女誘拐暴行事件初公判 沖縄

 今朝は、今年はじめて白い朝顔。

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 もちろん中心はこの色ですが。

 

 午後あたりから、ぐっと暑くなる。ここのところ気温は少しおだやかだったので、これはしんどくなりそう。

 

 朝から5本提稿作業をして、ゲラを3つほど回して、実務もして……。そして、インタビュー①の起こし・整理作業をすすめる。結構、慌ただしい局面。

 

 【記者の傍聴記】「私は無罪」 被告の主張に驚き広がる 米兵少女誘拐暴行事件初公判 沖縄<上>(琉球新報)
「アイム・ノット・ギルティ(私は無罪だ)」。

被告が発した一言に法廷内でざわめきが広がった。2023年12月に発生した米兵少女誘拐暴行事件で、わいせつ誘拐、不同意性交の罪に問われている米空軍兵長の被告(25)の初公判が7月12日に行われた。那覇地裁が保釈を認めていた中で飛び出した被告の無罪主張に驚きが広がった。多くの報道陣と傍聴券を求める市民らが詰め掛けた裁判で何が起きていたのか。公判の詳報と今後の裁判の見通しをリポートする。……

 無罪の主張である。今回の事件の経過は、県に連絡がなかったということだけではなく、何から何まで、異様で、異常で、異例のことが続いている。基地の外のできごとで、ずっと被疑者は基地外にいるのに逮捕もされていない。起訴されてもすぐ釈放されている。そして、米軍はいまだ県民に対して謝罪していない。被害者は蚊帳の外で取り残されている。この事件、そして、一連の事件をいろいろと整理をしていて、ほんとうに驚くことばかり、悔しくって涙もでてくる。絶対に許せない。そういう事件だということ。

  タイムスには上間さんの2度目の寄稿がのった。

 女の子が米兵に狙われる島 私たち住民を守らない国 今日も沈黙するあなた 隠された性暴力事件【寄稿・上間陽子】

 ボクだって孫は2人女の子だ。狂おしいほどの気持ちはよくわかる。だから言葉が突き刺さる。

 

 毎日新聞で富山県内での配送を9月末で休止するとのこと。配送休止の理由は、印刷・輸送コストの増大と発行部数の減少。富山県内の読者には、デジタル版もしくは郵送での購読を勧めるそうだ。ちなみに富山県内の販売部数は840(朝刊のみ)。うーん。雑誌もそうだけど、新聞もリアルだなあ。わが社の新聞はどうなのか?

2024/07/16

大学授業料高いか安いか 無償が主流の欧州、戦争の歴史への反省も

 昨日は、来月用の対談。中身は相当、おもしろい。なかなか、中央メディアではとりあげられていないものなので、楽しみにしておいてくださいな。

 昨日は、提稿3本とか、いろいろバタバタで、今月座談会②は少ししか進行できなかったので、今日、何とか仕上げて発信まで。午後には、インタビュー①の収録。ずっと、休みなし連勤状態なので、やっぱり体は疲れているのか、ちょっと、つらさを感じるところ。ここを乗り切りたいところです。

 おこっていることからはいろいろなことを考えます。

 ガザへの空爆が続きます。なかなか継続して、企画にしたりできずにいるのでだけど……。

 国連広報センターのX

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「衝撃を受けています。

#ガザ@UNRWA 本部は戦場と化し、破壊されました。

国際人道法をあからさまに無視した新たな事例です。

国連施設は常に保護されなければならず、軍事や戦闘の目的に使われてはなりません。

どんな戦争にもルールがあり、ガザも例外ではありません。」

@UNRWA事務局長
 自分はとても無力だけど、無関心ではだめだ。何かしらの発信を続けないと。焦る日々ではある。
 戦争とのからみで、とても大事だなあという記事。

大学授業料高いか安いか 無償が主流の欧州、戦争の歴史への反省も(朝日新聞)

 日本の大学は高いのか、安いのか。大学授業料をめぐって議論が起きています。国立大学の標準額の授業料はいま年間約54万円。東京大学が約2割の値上げを検討中で、慶応義塾の伊藤公平塾長が「150万円に引き上げるべきだ」と案を示して注目されました。世界の学費事情に詳しい大阪大学の園山大祐教授(比較教育社会学)に聞きました。

 ――日本の大学の学費は、先進諸国の現状から考えてどう位置づけられますか。

 米国や英国の高い授業料がよく知られているせいか、日本の国公立大学は「安い」と捉えられがちです。確かにそういう側面もありますが、国立大学が多い欧州各国を見ると、授業料を取るのはむしろ例外で、ほぼ無料に近い国が大半です。……

 隠岐さんはXで、 「日本は家計負担の割合が高いのが特徴です。OECDのデータでは、日本の私費負担は51%で公的負担の38%を大きく上回っています。私費負担のOECD平均は22%で、データのある38カ国中、日本はワースト4位です」 学費無償の国には戦争への教訓もあり、「国家は政府の政策を科学的に判断できる市民を育てる必要があり、そのためには、意欲と学力がある者が経済的理由から教育を受けられないということがあってはならない、という理念」があるとのこと。と引用している。とても大事だなあとつくずく思う。

2024/07/14

米通報なし、日本は改善求めず 米兵事件、与野党「合意ほご」と批判

 うむ。昨日は、へんな夢を見た。自分が生理になって、ショックを受けている夢。いろいろなことを考えすぎか?
 今日も朝顔はこの色が続いた。

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 いい色ではあるけどね。

 

 今日も、座談会②の原稿づくり。だいぶ形になってきたかなあ。明日には仕上げにかかりたいがねえ。しっかり、手を入れてもらわないとなあ。

米通報なし、日本は改善求めず 米兵事件、与野党「合意ほご」と批判(時事通信)
 在沖縄米軍人による相次ぐ性暴力事件で、米側が日米合意に基づく通報手続きを守らなかったにもかかわらず、日本政府は「問題はない」との立場だ。米側に抗議や改善要求もしなかった。日本の捜査当局から外務省に連絡があったことを理由としているが、通報手続きが形骸化していることを露呈。与野党から「合意ほご」と批判が出ている。

 1995年の米兵による少女暴行事件を受け、日米両政府は97年3月、在日米軍が関わる事件・事故が発生した場合、米側が外務省などに速やかに通報することで合意。しかし、昨年12月と今年5月に発生した性暴力事件では米側から日本政府への通報はなかった。……

 山添さんは12日の会見で、米政府の対応を「日米合意に反する」と批判し、「通報しなくても合意違反に問われない。何のための合意か」と述べたそうだけど。実際のところは日米間で、どのようなやりとりがあるのだろうか。いつものことだけど、すべては秘密である。状況的には、県警の方は県との関係を、6年ほど前から悪化・警戒するようになっている。おそらく官邸からの何らかの動きもあったことを考えると、米との関係はどうなのか。日本政府からの通報なしないし、非公表の働きかけや、なんらかの合意はなかったのかも疑いたくなる。そして、いずれにしても、この問題は、政府のほうは大きく対応を変更しようという動きはない。そんなことを許しておくような、世論であってはいけないと思う。

 

 トランプ前大統領への襲撃など、嫌な事件が続く。うーん、民主主義はどこに向かうのか。

 日本の政治とカネ、Nスぺを見るが、よくここまで本質をはずせるなあ。

2024/07/13

いつまで米兵の獲物にされ続け、この国に見捨てられ続けるのか

 今朝咲いた朝顔もこの色だった。

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 やっぱり、疲れているのか、朝、すぐに起き上がれず。それでも、朝から、気合を入れて、座談会②の起こし・整理作業をすすめる。ひたすらパソコンに向かうわけだけど、途中で、人の話を聞く時間をつくったり。とにかく頑張って、いちおう目標のところまでは進行しているのかなあ。

 栃木の説明会の様子がいろいろ伝わってくる。そこでの保護者の主張は全てもっともなもの。県教委の説明は全く根拠もなく酷いもの。一方で、おどろくことに「これはあくまで案であり、決定ではない」と言っている。寄宿舎の今後を話し合うスタンスをみせないのに、「寄宿舎廃止という県教委の意見を出さないと議論にならないから出した」と、県教委の方針を提示する。その態度はあまりにも不誠実。

 さて。

いつまで米兵の獲物にされ続け、この国に見捨てられ続けるのか【傍聴記・上間陽子琉球大学教授】(沖縄タイムス)
 南国沖縄で小雨が降って冷え込んだクリスマスイブの日、アメリカ人のその男は、妻と喧嘩(けんか)をして気晴らしのためにドライブに出かけたのだという。公園に一人の女の子がいたので、大丈夫? と声をかけて、身ぶり手ぶりで自分の歳を教えてくれたその子に、私は米軍の特別捜査官だと言って、寒いから自分の車で話そうと女の子を誘い、自分の家に連れていった。

 家に着いてから、自分はその子に性行為はしたけど、その子の同意を得てやったので自分がやったのはレイプではなく、そもそも自分はその子が16歳未満だとは思わなかったので、したがって自分は無罪である。

 裁判所に高級車2台で乗りつけて、糊(のり)の利いたワイシャツ姿で法廷入りした被告は、弁護士3人に囲まれながら、...

 私たちは、この問題がいったいどういう問題なのか、心に刻まないといけない。「ここまで言わないと分からないのか? ……この国はなぜその事実を私たちに話し、この子のケアチームを立ち上げ、子どもを守れなかったという謝罪をしないのか。黙り通し、隠し通し、口先だけの沖縄の負担軽減を述べて濁す。それが暴力への結託ではなくて何なのか。私たち沖縄に住む子どもや女性はいつまで米兵の獲物にされ続け、この国に見捨てられ続けるのか」。この言葉が胸をえぐる。

 

2024/07/12

自衛官ら218人を処分 海幕長交代へ 特定秘密めぐる違反などで

 今日も座談会①の原稿づくりから仕上げに、最後日、発信まですすめる。直ちに、座談会②の起こし・整理作業につきすすむ。休みなく、とにかくパソコンに向かって、作業を続ける。夕方に、インタビュー①の質問項目をつくっておくったり。

 いろいろきちんとできていないなあ。しっかり、しっかり。

 

 今日は雨。湿度は90%を超え、かなり体にさわるなあ。そんな天気だけど、ベランダでは朝顔が咲き始める。

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 気持ちを切り替えて、しっかりもって、集中して。(越えろ年齢――苦笑!)

 

 しかし、しかし、すごいことが起こるなあ。

自衛官ら218人を処分 海幕長交代へ 特定秘密めぐる違反などで(NHKニュース)
 防衛省は、国の安全保障にかかわる「特定秘密」の情報や潜水手当の受給などをめぐり、違反や不正があったとして、事務次官や自衛隊制服組トップを含む合わせて218人を12日処分しました。200人以上が一斉に処分されるのは極めて異例の事態で、木原防衛大臣は最も多くの違反があった海上自衛隊トップの海上幕僚長を交代させることを明らかにしました。

防衛省 218人処分 海上幕僚長を交代へ
 防衛省によりますと、違反や不正が確認されたのは、国の安全保障にかかわる「特定秘密」の情報の取り扱いと、潜水手当の受給、部隊で無料で提供される食事の飲食、パワーハラスメントの4件です。

 このうち「特定秘密」をめぐっては、海上自衛隊の艦艇38隻で船舶の動向に関する情報などを資格のない隊員でも見ることができる状態にするなど陸海空自衛隊などで合わせて58件の違反が確認されたということです。

 もともと特定秘密法など、必要だったのかということもあるけれども、自衛隊という実力組織が、法律上、安全保障の重要問題とされることを扱うことについて、組織的に法律に従わないということを公然と言っているみたいなもので、これほど、異様で、危険なことはないと認識すべきではないのか? 海幕長の交代ということで決してすませてはいけない問題。どうも、この間、立法だけではなく、政治のコントロールも効かなくなっていて、そういう政軍関係に、ゆがみが生じているとお思えるだけに、自衛隊のありようは、するどく注視していかないといけないのではないか?

2024/07/11

保護者「性急過ぎる」 那須と栃木の寄宿舎、年度末閉舎 方針に戸惑い

 今日も朝から、ひたすら、座談会①の原稿づくり。何とか形になってきたかなあ。何とか明日には仕上げたい。

 早朝仕事などの友である、自転車が、この前、パーンという音ともに、パンク。タイヤそのものがもうダメで、あわせてサドルを修繕。しめて、7600円。トホホだなあ。ほんとに、身の回りで、修繕や買い替えが必要なものは山ほどある。だけど、年金生活者には、かなり厳しい状況。

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 今日は朝から血が上って、たいへんだった一日。

保護者「性急過ぎる」 那須と栃木の寄宿舎、年度末閉舎 方針に戸惑い(下野新聞)
 那須、栃木の両特別支援学校寄宿舎について県教委が2024年度末で閉舎する方針を示した10日、存続を求める保護者らからは「性急過ぎる」「閉舎後の対応に関する議論が不十分」などと戸惑いや不満の声が上がった。

寄宿舎、今年度末に閉舎 栃木県教委が方針公表 地域社会で学ぶ教育重視 通学バスなど対応案も提示
 「寄宿舎(知的障害)は閉舎」。栃木特別支援学校に息子が通う母親(52)は同日、栃木市大平文化会館で開かれた県教委との意見交換会で、配布資料の一文がすぐ目に付き、愕然(がくぜん)とした。……

 やりかたがひどすぎる。昨日開かれたのは、保護者向けの「特別支援教育についての意見交換会」。そこで配られた資料のなかには、「寄宿舎(知的障害)は閉舎」 という1行が最後に、欄外に書かれている……。「特別支援教育についての意見交換会」と銘打ちながら、結局は、閉舎を伝える場に……。アンケートが配られ、特別支援学校の保護者の要求のなかで、寄宿舎の要求が小さいことをことさら強調するが、全体の保護者にいろいろな要求を聞けば、個別に寄宿舎に入れたい、入れている親の要求は小さくなるのはあたりまえで、そんなものは根拠にもならないし、すり替え以外なにものでもない。そして、この決定は、保護者はもちろん、当該学校の職員にも知らされずにいたわけだ。しかも、資料で、特別支援教育の充実の方向が示されているというが、寄宿舎の代替は、3月の報告とほとんどかわらない抽象的なものにすぎず、この間、保護者が求めていた、話し合いにはまったくこたえないものである。こんなやり方は、あまりにもひどすぎる。

 相方に、8月号で、3月の有識者会議の報告への批判を書いてもらった。家族を仕事に動員していると批判されような、こうした方向は許されるものではないと、かなり渾身の論文を相談しながらつくった。結局、発売日の2日後の、閉舎の発表。

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 それでも、保護者たちは、「私たちは諦めていない、頑張れる限り、できることを取り組み続けます!」と言う。ボクだって悔しくって、涙が出る。SNSにアップしても、なかなか反応は弱い。もっともっと、関心をもってほしいのだけれども。

2024/07/10

「PFAS漏れ事故は『非公表』で」アメリカの要求に日本は従い、国民に真実を隠した…政府関係者が経緯明かす

 これだけ、暑い日が続くと、もう体力が奪われて奪われて……。ほんとに、みなさん、よく働いていますね。いやあ、もう大変です。

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 今日も、座談会①の原稿づくり。会議もあったり、慌ただしく1日がすぎていく。そして、ここに取材に。

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 秋に向けて、いろいろ予測が難しいが、大事なことは次々起こるのだろうとは思う。

 

 落ち着いて、いろいろなことを考え、学ぶ必要のある局面なんだけど、なかなかその余裕がないところがしんどい。

「PFAS漏れ事故は『非公表』で」アメリカの要求に日本は従い、国民に真実を隠した…政府関係者が経緯明かす(東京新聞)
 米軍横田基地(東京都福生市など)で昨年1月に発生した高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)を含む汚染水の漏出事故について、日米両政府が非公表とする方針で合意していたことが、政府関係者への取材で分かった。日本政府は、米軍側から事故についての説明を受けた際、情報を外部に出さないよう求められ、これに従っていた。
◆地元自治体「早く情報提供してほしい」
 この事故は東京新聞が米軍の内部文書を入手して昨年11月に報じ、地元自治体が防衛省に事実関係を問い合わせていた。基地が所在する福生市の担当者は「事実関係を確認することができないので、早く情報を提供してほしい」と話している。……

 この問題も、リードはしたけれど、次のステージへ、どのような問題提起は必要なのか。おこっている問題から、何を問いかけるかを、じっくり考えたいとも思っているところではあるのだが。原点の1つである地位協定のことも問いかけたいところでもあるし。

2024/07/09

8月号ができました

 朝から、異常な暑さ。テレビでもその暑さ対策と、睡眠の問題の番組が続く。ほんとに、それらが大きな課題で、からだのダルさとのたたかいだな。仕事がたいへんなのにねえ。とにかく今日は座談会①の起こし・整理作業を続ける。そして、その後、ただちに、原稿づくりにとっかかる。暑いなあ。

 そのほかに、来月対談の内容相談のメールを送ったり。資料を探したり。追い込まれモードは引き続き。

 

 さて、遅くなりましたが8月号ができました。

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中野晃一 さんの「迷走する自公の悪政からどう脱却をはかるか――あらためて市民と野党の共闘の意義を問いかける」は、いまだからこそしっかり読むことが大事だなあと痛感。近未来をしっかり見ていたわけでねえ。
しんぶん赤旗社会部取材班の「自衛隊と靖国神社の点と線」は、この問題をしっかり概括的につかむことができます。  
中嶋哲彦 さんの「教員の長時間勤務・多忙化解決への責任ある行動を――中教審特別部会の審議まとめにおける誤魔化しと責任転嫁」は、中教審の審議のまとめの議論の問題をポイントをついて、しっかり明らかにしてくれるので、とても役に立つ!

宮本岳志さんの「学費値上げではなくだれもが学べる無償化をめざす」は、最新の動向もしっかり、めくばりをしながら、基本的な原理をおさえての議論を提起していて、とてもおもしろものにしあがっている。    
小野川文子さんの「通学困難解消の名の教育からの「排除」ではなく通学と生活の「権利の保障」を――インクルーシブ教育と特別支援学校寄宿舎を考える」は、奈教の問題とならんで、学校でおきている大きな問題の1つである、栃木の寄宿舎廃舎の問題を、障害ある子どもの権利という視点から論じたもの。インクルーシブ教育との関係でも、大きな問題提起をしている。  
坂口 明さんの「映画「オッペンハイマー」と原爆投下の実相」は、映画で描かれたオッペンハイマーの人生から、彼が残した発言などもたどりながら、原爆の開発と投下の実相を明らかにしていて、いろいろ学ぶことが多い。

ほんとに労作ばかりで、みなさんに感謝です。 
   

2024/07/08

「なぜ“伝わらなかった”のか ~相次ぎ発覚 米兵性暴力事件~」

 ほんとに、朝から無茶苦茶暑い。なんなんだろうこれ!

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 ついでに、これが夜まで暑いんだよな、しかも湿度も高いし。

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 そんななか久々職場に。移動だけで、異常に疲れる。ダメだ。

 仕事は、とにかく座談会①の起こし・整理作業中。お昼から、もう眠くって、だるくって。でも、がんばる。

 

 都知事選結果は、どうしても気になる。漠然と、政策的にもイデオロギー的にも、新自由主義に対するきちんとした対抗軸づくりをしっかりしてこなかったつけが出てきているのかということを考えたり……。力の弱まりはもちろんだけど、そもそも自分がよくわかっていないことを、少しはきちんと理解しないといけないと思ったり。まだやんなやいけないことは、あるんだよなあと。

 

 沖縄ローカルの番組をNHK+で見る。「なぜ“伝わらなかった”のか ~相次ぎ発覚 米兵性暴力事件~」

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米軍の兵士による女性への性暴力事件が6月下旬から相次いで発覚、起訴後すぐに県に報告がなかったことに対して県民の間に不信が広がっています。

「政府とアメリカは県民をないがしろにしている」(県民)
「強い憤りを禁じ得ない。遺憾の意を超えている」(玉城知事)

去年12月にアメリカ空軍の兵士が16歳未満の少女に性的暴行をした事件では、起訴から約3か月県に対して連絡がありませんでした。また、5月にもアメリカ海兵隊の兵士が女性に性的暴行をしようとしてけがをさせていたことも発覚。さらに、林官房長官は7月3日の記者会見で、このほかにも去年以降で報道発表していない軍関係者による同様の事案が3件あることを明らかにしました。

なぜ情報は伝わらなかったのか、繰り返されないためには何が求められるのか。関係者への取材で問題の背景に迫ります。

 正直言って、県警担当記者が取材したものなのだろう、ほんとに県警より。県警も問題だったけど、県の対応もって感じ。だけど、県警の対応は、数字だけはしらっと組み入れて発表しているが、伝えないというもの。被害者のプライバシーというが、これだけ政治的に大きな問題を県警が判断できるのかというか、そもそも、人権にかかわるような問題を判断する権限があるのか? 疑わしい。

 だけど、よくわかるものもあった。それは、県警が、県を警戒するようになる時期だ。まさに、翁長県政誕生の時期と重なり、国が県と、話し合うことから後退していく時期、そう菅官房長官時代だ。きわめて、政治的な動きだったことは容易に想像できる。そういう問題であるということなのだと思う。

2024/07/07

「命と向き合った日々」

 エアコンをつけっぱなしで眠ると、眠れるのだけれども、どうしても体が重くなる。なかなか難しい。この季節の快適な眠りはほんとうに難しい。

 今日は、朝から掃除を簡単にすませ、午前中に座談会①の収録。これはなかなか充実した座談会だった。女性の参加者が半分だったのも大きなポイントだったと思う。組織に依頼すると、現状では、なかなかそうならないし、かなり、思い切ってすすめてよかったと思う。午後から、いろいろ作業して、その後、起こし作業にとりかかる。

 これから2週間、ほぼほぼ、パソコンに向かい続ける日々が続きます。

 

 昨日のETV特集もまた、いろいろ考えさせられた。「命と向き合った日々」、出生前診断がテーマ。

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2020年春、ある夫婦が私たちの番組制作会社を訪ねてきた。妻は妊婦健診でダウン症の可能性を指摘され、出生前検査を受けていた。夫婦は子どもを産んで、本当に育てられるのか話し合ったものの、二人だけでは結論が出ず、ダウン症の取材を長く続けてきた私たちに伴走を求めた。カメラはさまざまな人に話を聞き、揺れ動く夫婦を記録することになる。出生前検査が広がりを見せる一方で、いま社会から欠けているものは何かを考える。

 いろいろな葛藤が生身で描かれる。男はダメだなあということも含め。女性の葛藤と苦悩は、あらためていろいろ考えさせられる。Reproductive Health and Rightsとか、言われて久しいけれども……。障害ある子どもの問題がそこにかかわってくると、子どもの権利ともかかわって、ものすごく難しくなる。いろいろ納得するような議論も読んできたけど、つねに線引きは気にかかり続ける。この2人の話も、産むことを当たり前のように考える男の方と、女性の苦悩のすれ違い。最後の判断も、そう簡単ではない。この2人が込めた思いと、そこで考えたことから、ボクらはしっかり考えていくしかないのだろうけれども。

 

 都知事選の結果。うーん大きな課題をつきつけられる。たしかに「市民と野党の共闘」はどこまで無党派にせまれたのか。その市民は保守市民も含むはずで、その保守市民を排除することにはならなかったのか。だけど、はなしは単純ではない、ただ保守市民を意識さえすればいいというものではない。幅広で対抗軸になれるのか、そうであるかぎり、右翼ポピュリズムにもっていかれないかということも、今回はつきつけたわけだから。だからと言って進歩的な議論が成熟しているわけではいもとで、今、何をどうすればいいのか? 一人宣伝のとりくみのヒントと、だけど、そこから何を教訓とすべきなのかということと、大きな大きな課題ではあるのだけど、社会を直視すれば、厳しい現実の広がりがあるわけで、そうぼやぼやとしていられないもの事実で……。

 

2024/07/06

「今も残るアイヌ差別」

 昨日、北の国から東京(埼玉)へ。同じ国とは思えない、気候の変化。空気の違う。というわけでもう1日でうんざりぎみ。今日は、早朝仕事スタートだったけど、久々に大量の汗。

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 リビング兼仕事スペースのエアコンの水漏れがひどいので、寝室を少し改造して、そこで仕事ができるようにした。だけど、この暑さと湿度だから、快適には全然ならないなあ。食道の調子がちょっと悪いので……。

 さて、座談会①は明日の午前中に設定。急だけど、うまくきますように。とにかく、がんばりましょう。その準備と、それから、資料読みと。

 夕方の報道特集。後半の特集は…「今も残るアイヌ差別」。

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古くから差別に苦しんできたアイヌ。
「哀れだった、哀れだった」
文化への注目が高まる一方、
差別は形を変えて続いている

 差別はのなかでも、民族そのものを否定するような差別って、差別された人たちはどのように感じているのだろうか。二重三重に、つらく苦しいということを考えさせられる。しかも、過去のことのようにあつかわれ。マイクロアグレッションというような無自覚な差別はほんとうに考えさせられる。無自覚ということが何を意味するのか。人権ということについて、まだまだ、自分自身よくわかっていないことが多いということなんだろうけれども。だれだって加害者になる。一つひとつ、一日一日、しっかり学んで、考えてだね。

 

 ところで、電車のなかのポスター。

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 これも、ちょっとねえ……。

 

2024/07/04

「“子を産み育てたかった”旧優生保護法判決の問いかけ」「ワイマール ヒトラーを生んだ自由の国」

 都知事選はいよいよ最終盤。日刊ゲンダイは、「芸能界にも蓮舫支持の輪は広がっている。歌手のUAとコムアイ、モデルの中田クルミが街宣にメッセージを寄せ、支持を表明。俳優の宍戸開はSNSに「蓮舫一択」と投稿し、元「ハロプロ」の和田彩花、音楽家で俳優の浜野謙太、タレントの松尾貴史、エッセイストの能町みね子氏らが期日前投票で蓮舫氏に投票したと明かしている。…小泉今日子も“参戦”。自身のSNSに蓮舫陣営PR動画を添付し、〈次の世代に何が残せるのか考えさせられます〉と書き込んだ。」と報じている。大きく社会が変わっていく一歩になっていくのだろうか。そして、それを支えているのが、1人宣伝ってやつ。それも静かに広がっている。

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 残る期間、どこまで無党派に食い込めるか。すべてはそこにかかっている。

 

 ボクのほうは北の地で、日常業務。座談会②の資料をつくり、日程を確定。明日には内容の柱を相談しないと。なかなか座談会①がすすまない。うーん。明日には、緊急インタビューも含め日程を決め切りたいところ。ここにきて、一気に追い込まれモードになるのはいつものことだけど、胃がねえ。持病の食道炎の調子が一気に悪くなって、ちょっと、しんどいところ。しっかりしないといけない。しかし、明日には猛暑の東京へ帰るのいやだなあ。

 

 昨日のクローズアップ現代は最高裁の違憲判決。「“子を産み育てたかった”旧優生保護法判決の問いかけ」

7月3日、旧優生保護法のもと、不妊手術を強制された障害者たちが国に賠償を求めた裁判の最高裁判決が言い渡される。子を持つ権利を奪われ苦しんできた原告たちがその行方を見守る。一方「障害者に子育てはできない」という考えは今も社会に根強く、支える仕組みも整っていない。旧優生保護法の違憲訴訟の判決の日。子どもを産み育てる権利をめぐる実情をルポし、「差別のない社会」を実現するために何ができるのか、考えていく。
 最高裁判決の意義もそうだけど、実際に、いまも続く、支援制度の不備から、解決されない偏見と差別というか、自由な選択を許さない現実。どこまで、家族の責任に負わされ、理解ある、がんばれる施設の下でのみ保障される現実には、ほんとうに考えさせられた。あまりにも社会の的な議論がすすんでいない。立ちすくむ。
 映像の世紀バタフライエフェクトの「ワイマール ヒトラーを生んだ自由の国」を見る。もちろん、緊急事態条項の危険や、経済危機への対応などさまざまなことを考えさせてくれるわけだけど、ドイツ・ワイマール共和国が、最先端の民主主義国家で、男女平等の普通選挙、1日8時間労働制、女性の社会進出、ユダヤ人も活躍し “黄金の20年代”が到来する。革命的な芸術学校バウハウスが生まれ、ナイトクラブでは性のタブーも解放されたなどなども強調される。なぜ、自由なワイマールから独裁国家がつくられたのかは、ずっと議論され続けていることではあるのだけど、つくりての迷いもうかがえる。民主主義はかくも難しいと。決して楽観的ではないのだけれども、迷っていてもしかたがないことでもある。諦めないということ。

 

2024/07/03

旧優生保護法、戦後13例目の法令違憲に 活性化する最高裁憲法審査 強いられた沈黙~発掘・沖縄の米軍犯罪記録~

 慌ただしく緊急インタビュー①を設定することに、そのための資料を読むことからスタート。それから、座談会②の資料づくり。だんだんと気持ちも慌ただしく余裕もなくなります。うむ。

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 今日は「旧優生保護法、戦後13例目の法令違憲に 活性化する最高裁憲法審査」という大きなニュース。最高裁による法令違憲の判断は戦後13例目だそうだ。最高裁が初めて法令を違憲としたのは1973年の尊属殺の規定を法の下の平等を定めた憲法14条に違反すると判断したもの。ちょうど、今日の「寅に翼」で、1950年の最高裁合憲判決がとりあげられていたところ。70~80年代には、最高裁の法令違憲は極めてまれだったそうだが、2000年代に入ると様相は一変。「婚外子国籍確認訴訟」(08年)、「婚外子相続格差訴訟」(13年)、「再婚禁止期間訴訟」(15年)、昨年も、性別変更をするためには生殖機能をなくす手術が必要とする性同一性障害特例法の要件を憲法に反するとした。そういう意味で、社会は確実にかわっている。

 寅ちゃんは、「声をあげる」ということを言ったけど、実際には声は上げられないことが多いし、そもそも、よくわからないでいること、なんとなく認めてしまうことが多い。だけど、 「声をあげる」ことが強調されると、そういう声があげられないことが責められてしまう。ほんとうにそれではつらい。そこのところをこの脚本は、今後どのように描いていくのだろうか?

 

 さて、その声をあげられない典型的なケースのドキュメントを、あらためて見てみた。

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殺人、傷害、強姦、放火…1945年から1972年までに発生した約1000件には、沖縄の人々のうめきが満ちている。今回、ひとつひとつの事件・事故を場所や内容ごとにデータ化して分析、アメリカ統治下で多発していた米兵による犯罪の全体像に迫った。戦後79年、今も基地と暮らすことを余儀なくされている沖縄。本土復帰から半世紀以上にわたって沖縄社会が背負わされてきた問題と、今も続く混乱の原点を見つめる。
 あらためて、沖縄が負わされてきたものの大きさに身震いする。おそろしく、くやしく、かなしく…。そのことをどれだけ、ボク自身もうけとめてきたのか。占領という差別、そのうえに性差別がかさなる。まったくそれが沖縄のかかえてきたものなのだと。当事者の声がとても胸につきさる。95年の県民大会の高校生の発言が胸にひびく。
 今日、辺野古でくい打ち試験作業がはじまった…。

2024/07/02

毎日新聞の、自衛隊100年の識者に聞く 23年以降 沖縄米兵 女性暴行5件 いずれも県には通報されず 県議会で県警

 気温は高いけど、空気が何となく冷たいので、陽の当たる外に出なければ基本涼しい。

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 夜はとても変な夢を見た。数学か算数の計算問題を解いているのだけれども、変な記号があったり、小さくて読めない文字があったり、解くのにとても苦労しているという夢。自分自身が、高校生ぐらいの感じなんだろうか、いまなのだろうか?

 今日もとにかく座談会①の資料を読み進める。新しい本を読み始めて、驚くことしきり。

 

 「寅に翼」を見ながら、出がらしと言えば、自分もそんな年齢だなあと思う。年相応の役割ってなんなのかについては、いつも思い悩む。自分より若い世代に、いろいろ課題があったとしても、それはその世代が解決するべきことだから、できるだけ、まかせて、自分たちの仕事が何かを考えるべきだとは思う。同時に、ふりかかってくる政治的な課題にどう向き合うのか。うーん。この年齢になると、できないことがどんどん増えるから、余計に、どうなのかということも考える。心身とも弱くなっていくことも避けられないことだし。そこで、何をすべきなんだろうか?

 昨日の毎日新聞の、自衛隊100年の識者に聞く。

 日米同盟の深化「ともに戦うスピリットを」 河野克俊・元統合幕僚長
 厳しい安保環境「国民意識も大きく変わった」 黒江哲郎・元防衛次官
 憲法9条「規律する力は生き続ける」 青井未帆・学習院大教授
 戦前と同じ「戦う国になった」 沖縄在住の映画監督・三上智恵さん

 

 河野さんは日米同盟が、あたかも対等な同盟に変わりつつあるように描き、辺野古の解決は、普天間の機能を自衛隊がになうことというまで言う。だけど、自衛隊は対米従属の軍隊で、アメリカは自国の戦略で動く。黒江さんは、そもそも自分たち(自衛隊?防衛省?)は、これまでもちがった憲法解釈をとってきたと平然と言う。彼らがいかに憲法からはなれた存在かの証左だっが、そこから導き出される考え方はあくまで軍事中心・軍事優先だ。

 青井さんも、三上さんも、傾聴に値する大事な発言。だけど、ここまで、政府の、安全保障にかかわる人たちの発言が右にいってしまった時点で、メディアが中立の名で、かなりその軸を右に移動させてしまい、教育もそうなっているもとで、どのように対抗的な世論をつくっていくのか? そういう意味で、われわれの側がもっと、思い切った議論と運動が必要なのかもしれないと考えてしまう。憲法論、安保・外交論、軍事論、しっかりしなくてはいけない局面。

 

 沖縄県警は1日、不同意性交容疑などで2023年から24年5月末までに検挙した米兵の事件は5件に上ると明らかにしました。県議会米軍基地関係特別委員会で、日本共産党の比嘉瑞己議員の質問に対し、安里準刑事部長が答弁しました。一方、県側は5件についていずれも県警からの情報共有はなかったとしました。
 安里刑事部長は、23年に検挙した米軍人による凶悪犯罪は2件でいずれも不同意性交容疑など性犯罪だと報告しました。24年については、5件の凶悪犯罪のうち3件が不同意性交などと説明。昨年12月に米軍嘉手納基地所属の空軍兵が本島中部で16歳未満の少女を誘拐し、性的暴行した事件、5月に米海兵隊員が県内で女性に性的暴行をし、けがを負わせた事件のほか、1月に海兵隊の男性=当時(31)=が県内で女性に性的暴行し、緊急逮捕した事件(不起訴)を新たに明らかにしました。…
 いまの沖縄のたたかいはある意味で、95年の少女暴行事件が契機になって、普天間移設が浮上してという流れにある。その暴行事件への反省への裏切りとも言える事態が浮上している。しかも、それが、米政府なり、おそらく日本政府が大きく関与するもとでおこなわれているようにも見える。そういうとても重大な事態でもあるだけに、ほんとうに、徹底して問題にすべきことであるのだと思う。

2024/07/01

自衛隊、米と一体化加速 指揮権独立 保てぬ懸念 きょう発足70年

 もう7月ですね。今年も半分が終わりました。早いなあ。

 こちらはやはり、涼しいです。窓からの風景はたいして良くはないけれど、海に近いので、船の警笛や、カモメの鳴き声が聞こえてきます。

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 疲れがとれていないのせいか、仕事をしていても、眠い時間が多いです。深夜にはJALのタイムセールもあり、8月の出張(予定)の安い航空券をゲットしていたので。しかたがなく、休み休みです。

 今月座談会①の内容をつめていくための、資料を読み込んで、いろいろ考える。すこし柱建ての原案みたいなものが頭のなかで、できあがってくる。それから、座談会②の設定の相談メールも。なんとか、仕事はこなせているという感じです。

 なかなか、この年になると、心身ともに体調の維持が難しく、失敗や、ぬけが激しくなり、気持ちの維持もいろいろ大変です。失敗すると、自分を責めるわけで…。そうするとつらいですよね、やはり。

 

自衛隊、米と一体化加速 指揮権独立 保てぬ懸念 きょう発足70年(沖縄タイムス)
 陸海空の3自衛隊は7月1日で発足から70年となった。軍備を増強し、海洋進出を活発化させる中国を念頭に、政府は南西地域の防衛力強化を図っている。台湾有事などへの対処力向上を狙い、3自衛隊の部隊を一元的に運用する統合作戦司令部の創設も決まった。ただ米軍との一体化がさらに加速するとの懸念は根強い。日米同盟を基軸にアジアやオセアニア、欧州の各国との関係強化も急速に進めている。…

 70年の自衛隊は大きく変貌している。米軍と一体化の焦点は、対中戦略にあることもそれはそう。大きく役割を担うことになっている。そのことも含め、特集しなくてはいけないのだけど、バラバラと小出しにする水準にとどまってしまっているのがつらいところ。もっともっと、いろいろ調べたり、話を聞きに行ったりしなければいけないのだけれども。なかなかねえ。

 

 いまの自分の仕事には、反省と不満と苛立ちと無力感と、うーん、思い通りにならないなあ。努力が足りんのだけど。なんとかしなければいけないのだけれども。

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