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2024/06/23

「私と先生とピアノ」「北海道兵、10805人の死」「“戦い、そして、死んでいく”~沖縄戦 発掘された米軍録音記録」そして「これから」

 日曜日は掃除日。キッチン、ダイニング、リビング、お風呂、トイレと掃除をすすめる。

 昨日は、夜はETV特集、「私と先生とピアノ」を見る。

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 ももちゃんは17歳の沖縄の少女、青春は「ピアノ」そして「戦争」だった-学徒動員によって沖縄戦の戦場に駆り出された222人の「ひめゆり学徒隊」の少女たち。その悲劇的な最期は語られてきたが、どのようにして苛酷な戦場に立つようになったかは知られてこなかった。生還者の証言を元に、戦世が忍びよる様を証言とドラマで描く。少女の眼にはどんな日常が映っていたか。かけがえのない時が損なわれ、変容していく世界とは?

 ひめゆりの少女と、音楽教師で、生徒たちに「別れの曲」をつくった東風平さんとの、物語。「必ず、生き残れ」という言葉が切ない。

 

 深夜に放送されていた「北海道兵、10805人の死」を深夜と、それから今日、起きてから見た。

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 米軍が“ありったけの地獄”と呼んだ沖縄戦。そこで、10805人もの北海道兵が戦死した。死者が1万人を超えるのは、日本の端と端、沖縄県と北海道の出身者だけである。だが、戦死公報を見ると、「誰が、どこで死んだのか」だけしか記載されていない。彼らはどのように死んだのか。死に至るまでどのように生きようとしたのか。戦後78年、消えつつある記憶の断片を、沖縄と北海道で掬(すく)い集める。

 北海道の開拓民やアイヌの人たちが、沖縄に動員された。その死者のルーツをさぐる。ここまでの、命が軽く扱われていたのかと、あらためて思う。最後まで生きようとしたその姿がさらに切ない。

 

 ついでNHKスペシャルの「“戦い、そして、死んでいく”~沖縄戦 発掘された米軍録音記録」も見る。

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 米議会図書館に所蔵された「海兵隊戦闘記録」、兵士の声をラジオでアメリカ国民に届ける目的で収録された音源だ。最前線の戦況、激しい戦闘の直後の兵士の声…浮かび上がるのは日本軍のゲリラ戦に翻弄され軍民混在の戦場で神経をすり減らしていく様子だ。そして兵士たちは「狂気」に身をゆだねてゆく。20万人以上の命が失われた沖縄戦。音源に加え元兵士の消息を追い“地獄”と呼ばれた戦場を「音」から再構築していく。

 米軍の側から見た、沖縄戦。その戦争の姿も”地獄”そのものだった。

 今日は「慰霊の日」。この戦争の悲惨を、絶対にくり返してはいけない歴史をどう伝えていくのか。ほんとうに深く考えなければいけないときがきていると思う。

 高校生の朗読。「これから」は、力強く、そして「怒り」さえも感じる。この世代とともに。

 

 そして午後、保育園時代の友人たちの集まり。やっぱりいろいろ元気をもらう。

 

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