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2024年5月

2024/05/31

維新、自民案への賛成表明 政策活動費や旧文通費の透明化に向け合意

 こころが乱れるようなことが、いくつか積み重なったので、気持ち的にはしんどいところ。気が小さいからね、怒りを表出させることもあまりなくなったし……。もう、あまり考えないようにしましょうね。

 仕事の方は、朝から、交通機関が思うようにつながらず。何とか職場について、今日は、今月先送りした、もともとインタビュー②の予定だった原稿にとっかなる。いろいろ考え始めるが、まだまだ霧の中で、先は見通せない。問題意識がスパッときれていかない。もうちょっと考えないといけない。会議があり、それから、夕方には、来月インタビュー①の収録。いろいろ話が聞けておもしろかった。

 

 通りすがりの四ツ谷駅前。

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 さて。

維新、自民案への賛成表明 政策活動費や旧文通費の透明化に向け合意(朝日新聞)
 岸田文雄首相(自民党総裁)は31日午前、国会内で日本維新の会の馬場伸幸代表と会談し、自民の裏金事件を受けた政治資金規正法改正に関し、政策活動費や調査研究広報滞在費(旧文通費)などの透明化に向けた合意文書に署名した。馬場氏は会談後、自民の案について「基本的に賛成する」と表明。政治資金規正法は今国会で改正される公算が大きくなった。

 合意文書は、政党が政治家個人に支出し、使途公開義務のない政策活動費について、①寄付の特例の廃止②年間の使用上限の設定③10年後に領収書や明細書とともに使途状況の公開――を盛り込んだ。……

 いよいよ、連立の形が変わっていくのか? 自民党がコントロールが効かないもとで、公明や維新に助けられるという変な状態。改憲の動向といい、どんな政治の流れになっていくのだろうか? いずれにしろこれらの政党は自民党を支えることしかない。最大の問題である企業・団体献金やパー券問題はどうなるのか。そもそも真相解明は。しかし、これで、国会の延長はどうなるのだろうか? 総裁選、総選挙は??? なんだか想像ができないぐちゃぐちゃした状態。

2024/05/30

改憲作業、「立民外し」に言及 自民、6月4日の着手提案

 嵐は過ぎ去ったけど、実際の台風が来るのはこれからだよなあ。変な天気が続く。

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 うむ。今日も、朝からこの先の企画の相談メールを送ったり、来月インタビュー②の日程を決めたり、そして資料を読み込んだり。着々と言うか、粛々と仕事をすすめる。途中、会議もあったけど。相談メールが来て、相談にのったり。基本、難しい問題だらけの社会だなあ。そうである限り気持ちは重い。体が重いのは後遺症のせいか、気候のせいかというのも難しい。

 

改憲作業、「立民外し」に言及 自民、6月4日の着手提案(共同通信)
 自民党は30日、憲法改正条文案の起草作業を行う場として、6月4日の衆院憲法審査会の幹事懇談会開催を立憲民主党に提案した。立民が応じない場合、与党や日本維新の会など改憲勢力の5党派だけで条文化に着手する方針にも言及。6月23日の今国会の会期末まで1カ月を切る中、憲法審で続く膠着状態の打開を模索する。参院側では与党を含め議論の充実を求める意見が根強く、改憲の動きがどこまで進むのかは見通せない。……

 改憲は決して国民の要求があるわけではない。そもそも、国会議員としての基盤が裏金問題で問われていて、その問題も解決することができていないもとで、何が改憲なのだろうかという疑問もある。そういうなかで、国会のありようとして、反対する政党を排除して、こういう進行をすすめるなどは国会としての自殺行為でもある。こういう国会運営の基本を踏み外したような行為がどんどん増えている感じがする。しかも、自・公・維・国などの思惑が一致しているとも全然思えない。総選挙に向けての、政党の駆け引きの材料として憲法が使われているように見えなくもない。ならばなおさら国会の自殺行為だ。

 

 

2024/05/29

「日本人は不公平」と思われないために 新制度でどう変わる?

 昨日は蒸し暑く、夜、扇風機をはじめてつかった。寝苦しい。朝からだるい朝。

 しかし、緑は深い。

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 この季節はきらいではない。できれば、緑のなかを、ゆっくり散歩でもしたいなあ。

 しかし、今日は、やろうと思ったことを着々と、淡々と、こなす1日。朝から資料映像をチェックして、実務をして、来月原稿の確認にあるいたり、メールをしたり、そして、資料を読んだり。通院にも行き、散髪もした。あまりにも、着々とすすんでいく。しかし、あまりにきちんとやると、それはそれで精神的につらかったりするのだけどね。

「日本人は不公平」と思われないために 新制度でどう変わる?(NHKニュース)
「日本に来てから暗闇しか見ていません」

元技能実習生の男性は、悲しげに目を伏せました。

「手っとり早く稼ぎたい実習生が、犯罪に手を染めています」

別の男性は、失踪した仲間の実態を証言しました。

新たに創設されることになった「育成就労制度」で、問題は解決するのでしょうか?……

 昨年の入管法もひどかったけど、今年の入管法も、技能実習制度の改革もひどいもの。外国籍の人の永住許可を取り消す制度を新設する規定を盛り込み、人権侵害の技能実習制度から「育成就労制度」へ看板をかけ替えるだけ。基本、管理と排除をどんどん強めていく。外国人から嫌われる国に、そんなことには無頓着で、そこに絶対に未来はないなあ。どこへゆく、この国、この社会。

 虎に翼。寅のパパのダメさが焦点。ここんところのトラツバを見ながら思うので、背景にある根深い、家父長制というもの。それはときとして優しい顔をしている。さらに、そういうやさしさの基盤には、実は植民地主義がある。パパの工場は軍需だったしね。寅の悩みや葛藤も、この二つの制約ももとにある。かつて国連の事務総長がいっていた20世紀から続く根深い課題。戦後の寅の出発もそこからはじまる。さて、寅の「はて?」はどこに向かうのか。

2024/05/28

自民党の政治とカネの問題はほんとうにとどまることのない

 昨日は、北朝鮮のロケット打ち上げでJアラートが発せられて、テレビが、地上波、BSともすべてこの画面に切り替わり、それが30分以上も続いたように思える。だけど、映像を見れば、誰の目にも打ち上げが失敗だったのはわかる。それでも、政府は、17分後に解除して、それは適切だったと強弁する。沖縄には、避難が呼びかけられた。ちょうど、林さんと川満さんの『沖縄県知事 島田叡と沖縄戦』を読んでいて、沖縄戦の際に、どのように危機感をあおられ、戦力にならない人は避難という名の切り捨てがおこなわれ、稼働層は戦争に動員されたのかを知って、うーん、このJアラートはと考えたりする。

 さて、今日は朝から雨。ムシムシするちょっとつらい天気。

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 職場では、今日はたまった実務をすすめる。あとは先の企画をあれこれ考えたり、相談にいったり、資料を読んだり。会議があったり。団地仕事がなくなったぶん、だいぶ、仕事のことを考える時間が増えたような(苦笑)。自分の時間をもてって(苦笑)。

 裏金、使途不明……。自民党の政治とカネの問題は、ほんとうにとどまることのないほど、闇は深い。

官房機密費「盆暮れ対策で一定額が届く」 元衆院議長秘書が暴露(毎日新聞)
「私だけではない。他の議員もするのでは」裏金原資に税優遇の菅家氏(毎日新聞)
自民・稲田朋美氏、党支部への寄付で税優遇か 「事務所使用料」還流(毎日新聞)
使途非公表の機密費 かつて沖縄の知事選で投入された疑惑も(中国新聞)
「はい、これ」 中身100万円 甘利氏、車中で茶封筒手渡す 選挙の「裏金」(中国新聞)

 

 うーん。

 

2024/05/27

自民パー券購入 下請け分散 企業名隠す 公共事業もらうため協力 ゼネコン元幹部証言

 今日は、朝から市役所(出張所?)に。父母が亡くなったあとも、実家の家の相続などの手続きをしていなかったので、義務化もあり、そろそろということで、書類をそろえに。しかし、空き家の多い、かつてのニュータウンで、二束三文にもならないだろうに。今は住んでいる人(きょうだい)がいるからいいのだけれども、今後、この家はどのようにすればいいのかなあ。家の問題は多角的にいろいろ大変である。

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 そのあと、職場に向かうが、途中で電車が止まる。新宿駅で、線路に人立ち入りとかで。また、痴漢が逃げた事案だろうか???

 今日は職場で、先の企画のための、資料読みと、その企画の相談のメールのやりとり。

 昨日、少し、ゆったりできたから、今日も気持ちはリラックスと思ったけど、仕事をしていると、どんどん緊張を感じるね。当たり前だけど。いろいろすすませないとダメだということ。いくつか調べ物もすすめたり。夏を超えるぐらいまでの、企画をしっかり考えましょう。国会は見通せないし、総裁選、総選挙、よくわからない。アメリカもどうなるのか? あまりにも先を見通せない時代だなあ。考えることが試されているということか。

 さて。

自民パー券購入 下請け分散 企業名隠す 公共事業もらうため協力 ゼネコン元幹部証言(しんぶん赤旗)
 総合建設(ゼネコン)業界は長年、自民党と密接な関係を築いてきました。ゼネコン関係者によると、議員だけでなく、派閥や地方組織が開く政治資金パーティーのパーティー券も購入しています。ただ政治資金収支報告書に購入者としてゼネコンの名前が出ることは、ほぼありません。その手法を複数のゼネコン元幹部が本紙に証言しました。……

 パーティ券と企業の関係は、実は闇のまま。ここに網をかけないとね。そのためにも、大元にある企業団体献金の禁止と、それをパーティ券にも適用しないと。自民党の推薦する地方首長選挙もボロボロだね。

 日本労働研究雑誌 2024年6月号(No.767)「特集:若年労働の現在地」――これ読みたいなあ。かつては、こういう企画もよくやったはず。解決したわけではなく、どんどん問題は深くなっている。うーん、勉強しなくっちゃ。

2024/05/26

「サヘルと8人の子どもたち」

 今日は、ほんとは気分転換にお出かけをしたかったけど、ここんところ忙しく、ずっと掃除ができていなかったので、まずは掃除をすることにする。それから、ベランダのプランターが枯れた葉っぱで汚くなっていたのでそれも、整理。夏のお花の種を撒いたり、お花を買ってきて植えたり。

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 そのお花の買い物の途中、駅の近く、県境の橋の登り口のわきには、ことしもタチアオイの花が咲ていた。

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 季節はどんどんすすむのに、何かちょっとなあと思ているその根底にあるのは、なかなか自分が進歩しないことかな。そして、自分の働きかけで、なかなか状況がかわらないことか。うむ。

 

 掃除は、休憩しながら、ウトウトしながらすすめる。そして、その時間では、本も読む。とにかく、本を読む時間をつくるのが当面の目標。安定的な仕事にしていかないと(年相応の)。

 

 昨日はETV特集で、「サヘルと8人の子どもたち」を見た。

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 自分と同じように傷みを背負って生きる若者たちと映画を作りたい―。俳優サヘル・ローズの呼びかけに応えて8人の若者が参加し、映画「花束」の撮影が始まったのは2020年のことだった。監督のサヘルも若者たちも児童養護施設出身。複雑な家庭の事情を抱えて生きてきた。撮影現場は、傷みを分かち合う「居場所」のようになり、「表現」は気持ちを吐き出す手段となっていった。映画完成までの日々を追った4年間の記録。

 予想をまったくこえるものなので、少しおどろきながら見た(号泣しながら……)。過酷な子ども時代を過ごした「子どもたち」。サヘル・ローズは彼らの中のもう一人を映画に登場させる。そこで語ることをとおして押し殺してきた子ども時代の自分を解放するというのだ。そして、その場所が居場所となっていく。ほんとに、よくわかっていなかったし、心に迫ってくるものがあった。

 サヘル・ローズさん。今日はサンデーモーニングにも出ていたけど、ほんとに、すごいなあこの人。

2024/05/25

1~3月出生数、6.4%減 少子化に歯止めかからず、厚労省

 早朝仕事スタート。うーん、暑さのせいが大きいとは思うけど、昨日は、まったく眠れず30分に1度ぐらい起きたので、最悪。もともと、たまに陥る自律神経の変調の症状かな。少しずつもとに戻さないと。年だしなあ。

 いよいよアジサイの季節。うん。

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 午前中は、この間超忙しくって、ちゃんと整理できていない新聞を整理しながら、企画を考える。メールなどもする。まだ、なかなか具体化まではいかないけれど、ここで、しっかり考えないと。しっかり、読む仕事をここでがんばらないといけない。

 個人的な用事での後始末。なかなか人は自分をふり返って、自省するというのが難しい。その難しさに、ちょっと悲しくなるなあ。人間関係が難しいのもそこにあるのかなあ。自分をふり返りつつ、ほんとうによく考えないといけないのだと心に刻む。

1~3月出生数、6.4%減 少子化に歯止めかからず、厚労省(共同通信)
 厚生労働省が24日公表した人口動態統計(速報値、外国人を含む)によると、2024年1~3月に生まれた赤ちゃんの数(出生数)は、前年同期比6.4%減の17万804人だった。少子化の加速に歯止めがかかっていない。

 婚姻数は1.3%増の13万6653組。死亡数は0.5%増の44万1370人で、出生数との差にあたる人口の自然減は27万566人だった。

 ちゃんと、若い層の声に耳を傾ければ、社会の何がどのように変わればいいのかは、ある程度形になりそうなものなのに。どうして、そういう議論や変革の歩みになっていかないのだろうか。よくよく考えたいもの。

2024/05/24

教職調整額の引き上げは「適当ではない」 財政審が建議

 籠城明けの1日目。新聞で、DBSが全会一致で衆院通過を確認。反対できないよなあ。法形式や論理からは、いろいろ問題があるのだろうけれども、弱者の権利という視点で言えば、反対はできない。ちょっと、安心したり。

 朝からたまった実務をしたり、個人的な仕事をしたり、来月インタビュー①の内容を相談するメールをつくったり、会議もあったので。あんまり仕事がすすんでいる感じではないのだけれども。気持ちの切り替えとともに、ちゃんとちゃんと……。少しずつ、ゆっくりしなくっちゃ。とにかく、頭が働かないからミスも多い感じ。

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 ところで、神田眞人氏(財務省財務官)が、文部科学教育通信というウェブサイトで、「日本の大学よ、改革で強くなれ[前編]」というインタビューを出している。神田さんは、かつでは財務省で、少人数学級に徹底して反対し、教育予算に敵対してきた人。いまは財務官として、円安をコントロールしている。その人が、大学は競争だ、自主財源だと、この20年破綻してきた路線を、さらに精神論で発破をかける。いったい日本を、教育をどこにもっていこうとしているのだろうか?こういう人たちの議論を上回るような、運動をつくらないといけない。うん。

 一方財政審はこれ。うーん。

教職調整額の引き上げは「適当ではない」 財政審が建議(教育新聞)

 財務相の諮問機関である財政制度等審議会は5月21日、国の財政運営に関する建議を公表し、中教審の質の高い教師の確保特別部会が求めている教員の処遇改善に関連して、主任手当の引き上げなど、負担に応じたメリハリある給与体系とするのが基本とする考え方を示した。特別部会の「審議のまとめ」で盛り込まれた教職調整額の引き上げについても、適当ではないと結論付けた。

 建議では、2025年度予算編成で行われる予定の教員の処遇見直しに関して、教職調整額の水準を引き上げるべきだという意見に対し、①人材確保との関係(教職業務の効率化の徹底)②民間や一般行政職とのバランス③メリハリある給与体系(既定の給与予算の活用)④安定財源の確保(歳出・歳入の見直し)――の4つの視点に立った議論が必要だと指摘。……

  ずっと財務省や官邸が言っていることでもあるのだけれども、教育現場にはまったくの関心がみられない。こちらのほうも、上回るような運動で、世論を動かしていかないとなあ。ほんとに、ほんとに。

2024/05/23

東大に女性、なぜ少ない? 学生は2割、教授は1割 「投げかけられた言葉」掲示、問題知って

 工場籠城2日め。とにかく、疲れた今月号。

 雑誌をつくりながらいつも思うのは、自分は、自分たちは、知的に劣化していないかということ。ほんとうにボクらの土台にかかわるような理論的なことをしっかりふまえて、現実を分析できているのかということ。そういう知的な世界が弱くなっていないかということ。ここは、しっかり考えないと。

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 都会もいろいろな顔を見せる風景。少し、心も体も休めながら、次に向かわないとなあ。

 

 さて、いま東大が話題に。学費もそうだけど、これもね。先日、ちょっと書いたこれもね。

東大に女性、なぜ少ない? 学生は2割、教授は1割 「投げかけられた言葉」掲示、問題知って(朝日新聞)
 「なぜ東京大学には女性が少ないのか?」

 東京大学の構内で今月から、そう書かれたポスターが貼り出されている。複数のキャンパスの掲示板だけでなく、食堂のトレーにも。仕掛けた東大教職員の思いとは。

 ポスターは20日から新たに、「女性」という言葉が「女性学生」「女性研究員」「女性教員」に変わったものも掲示され始めた。新しいポスターは2層式になっていて、めくると、女性の写真の周りに、こんな言葉が並ぶ。

 「弟の学費は出すけど…」

 「男社会だけど大丈夫?」

 「子どもが小さいうちは母親が見なきゃ」

 「これらは、東大の学生や研究者が、実際に言われたり見聞きしたりした言葉です」。ダイバーシティー&インクルージョン(D&I)担当の林香里理事・副学長はそう話す。学内D&I担当部署が昨秋にアンケートをとり687人から集まった言葉を、ポスターに並べたという。「思い出すだけでトラウマになる」という意見もあったため、フラッシュバック防止のため、めくらないと言葉が見えない形にした。新しいポスターは、全学で約600枚を配布し、掲示している。……

 記事の本田由紀さんがコメントを寄せている。「東大の執行部は学内のジェンダー構成の偏りを本気で是正したいと考えていることが伝わってくる。今回のポスターも非常にインパクトがあり、女性の学生や教員が置かれている状況を可視化する意味がある」としつつ、2つの懸念も表明している。ひとつは、「その通りだよね」「それが何か?」とか、あるいは女性たちに「なんだかたいへんそう…」「私には無理そう…」という気持ちをむしろ呼び起こしてしまわないか。もう一つは、性別だけでなく……多数の事項に関するD&Iの取り組みが、十分になされているかどうかということ。そのとおりだと思う。このことを契機に、たくさん議論しなくてはいけないことがあることを自覚したい。それは、「虎に翼」についても同じだと思う。

 

 皇族数の確保策に関する与野党代表者の協議がおこなわれている。そりゃ、存続を考えるならば深刻なこと。だけど、ニュースで河西さんが言っていたけど、議論されているようなことでは問題は解決しない、と、そして女性・女系天皇の容認を、と。しかし、ほんとうに、天皇制はどうあるべきなのか、個人的には、だんだんと国民の意識も変化しつつあるのではないかとも思う。「秋篠宮ご夫妻のホテル代2000万円、御料牧場の羊代1000万円、皇居の電気代7億円…!宮内庁内部資料でわかった皇族の「財政事情」」なる記事も出る時代だしね。

 

2024/05/22

自民“裏金”衆院議員44人の「新選挙区」はココだ! 政倫審拒否した全員を落選させるしかない

 いよいよ工場籠城。最後までもつれるインタビュー③と④。さすがにお疲れモード。いろいろミスも多く。落ち込むしかない。

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 今月はインタビューが出来上がりを先送りした➁も含めて事実上4つ。もともといろいろな手立てを打てなかったのためかな。3月に仕事が過重だったので手打ちができず、その後にコロナに罹患で、後遺症もあり……、とり返さなかったのが大きな原因。ほんと厳しかった。ここで取り返さないとなあ。

 うーん。お外はこんなにも爽やかなんだから、仕事に行きたくないなあ。

 

 

自民“裏金”衆院議員44人の「新選挙区」はココだ! 政倫審拒否した全員を落選させるしかない(日刊ゲンダイ)

 参院に続き、衆院もゼロ回答だ。衆院政治倫理審査会(政倫審)が審査を議決した裏金議員44人が全員、「弁明の意思はない」として出席を拒んだ。党の処分を理由に自民党内には「けじめ」ムードすら漂う。かくなる上は、次の衆院選で反省ナシの44人全員を落選させるしかない。

 とにかく、衆・参政倫審へ出席したのは岸田首相や安倍・二階両派の幹部ら10人のみだ。野党の要請に応じる形で実施されたが、今回の議決は国会の規定(政倫審規定17条!)にもとづくもの。政倫審が対決の場になっているという大きな変化。かつては幕引きの場だったけど、メディアでもこういう発言が出る(ゲンダイだけど)。それはそれで重要である。自民党内では、党内処分を受け、「けじめは終わっているのではないか」という雰囲気だとか。ここにも自民党の崩壊が見て取れる。はたして、自民党は、会期末で曖昧にするのか? 大幅延長して、秋の総裁選に臨むのか? 皇室問題への焦りも加わって、先行きが見えない政治の行方である。

2024/05/21

丸山・島根知事が自民批判 国立大授業料の適正化に向けた党提言に

 今日は朝から暑い日。うーん、今年もどんどん暑くなる予感。

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 今日は、ゲラ読みだとか、この時期の実務だとか、ゲラを動かしたり、戻したり。来月インタビュー①の日程を決め、インタビュー②の設定の相談をしたり。夏にむけた企画の準備をそろそろしっかりやらないといけないのだけれども、そのためには勉強が必要だな。

 さてさて。

丸山・島根知事が自民批判 国立大授業料の適正化に向けた党提言に(朝日新聞)
 自民党の教育・人材力強化調査会が、国立大学について「適正な授業料の設定」を検討すべきだとする提言をまとめたことに対し、丸山達也島根県知事は21日の定例会見で、提言は値上げを想定していると指摘し、「こんな経済環境が悪い時にやろうと考える人たちの思考回路がわからない」と批判した。

 調査会は16日、質の高い高等教育の実現に向けた提言をまとめた。それによると、国立大が国際競争力の強化をめざすなかで教育コストの増加なども踏まえ、「適正な授業料の設定や負担軽減について検討」すべきだとした。……

 しごくまっとうな正論。しかも、話は、「高等教育を諦める親が増えていることが少子化の一因になっている、という想像力すらない人たちに、怒りと失望を覚える」「こんなことをやったら自民党は政権転落しますよ」「裏金問題が出てる、そんな政党が提言していい内容じゃない」と続く。自民党の崩壊過程なのだろうか? 今後、政治はどのように展開していくだろうか? それでも高学費はとまらないのか、政治が変わるのか?

 

 今日の「虎に翼」もすごかった。細川嘉六が登場した。そして横浜事件。職場が以前あったビルの棟続きのビルの名前が嘉六館だった。土地が戦後、党の参議院議員だった細川からの遺贈だったとかだと思う。それだけに、親近感。治安維持法違反事件までいったんだから、かぜん、戦後の、原爆裁判をドラマがふれるのかどうか、期待。ここはふれるにかけて、夏に向け原爆裁判の企画をするかしないか、編集部でちょっとした話題に(笑)。あ、極秘事項だ!!!

 

 共同配信でこんな記事。「女性が学生で約2割、教授では約1割にとどまる東大は、ジェンダーバランスの偏りに気づき、意識改革につなげるプロジェクトに取り組んでいる。「女子なのに東大?」20日からは、これまで学生や研究者らが実際にかけられた、女性の進路選択を狭めるような言葉をポスターにして学内に掲示し、問題提起する企画を開始した」。別に東大だけではなく、相方の超地方国立大学でも話は同じ。おこっているよね。東大、林副学長がんばっているねえ。

2024/05/20

教職員の「自腹」年100万円の例も 7割超が授業などの費用負担

 今日は、朝早くから起きて、昨日の打ち合わせ収録にもとづくインタビュー④の起こし、原稿づくり作業。とにかく、大きな流れだけつくって、午後には、次の作業する人にバトンタッチ。そのあとは、提稿作業を3本。

 なんかここ数日、ものすごくあわただしく、いろいろ頭をフル回転する必要があったので、完全に頭が……。ほんと、すごい、数日だったなあ。

 写真は団地内の遊具。日常的に、修繕や点検の作業はおこなってはいるが、木製でさすがにぼろくなっている。撤去するのにお金もかかる。結構、人気のスペースでもあるし。どうするのかなあ。自分のときには手をつけられなかったけど……。そういう問題がほんとに多いんだ。

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 いろいろ人間関係というものは難しい。継続的に一定近い関係を維持するのはほんとうに難しいことだけど、そうして社会がつくられていくとなれば、そのための課題はとても大きいのかもしれない。うちの相方のように、うまく、人間関係の距離をとったり、場所を変えたりするのも大事なのかもしれない。その分、たぶん、普通に見れば孤独なのかもしれないが……。

 

 さてさて、とても驚いた記事。

教職員の「自腹」年100万円の例も 7割超が授業などの費用負担(朝日新聞)
 公立小中学校の教職員千人余りのうち、2022年度中に教材費などを自己負担する「自腹」の経験があるという人が7割以上を占め、1万円以上を負担した人が3割を超えていたことが、研究者らの調査でわかった。「公立学校の予算が少ないことや、教職員にとって予算の使い勝手が悪いため、負担を抱え込んできた実態が浮き彫りになった」と研究者らは見る。

 調べたのは千葉工業大学准教授の福嶋尚子さん、埼玉県川口市立青木中学校事務主幹の柳澤靖明さん、名古屋大大学院博士後期課程院生の古殿真大(しんた)さんの3人だ。23年8月18~25日の8日間、インターネットで調査。調査会社に登録している各地の教職員1034人から回答を得た。全国の千人以上の教職員に自腹について聞いた調査は初めて、としている。

 調査結果によると、22年度の1年間で、自腹を経験したと回答した教職員は76%にのぼった。小学校非正規教員が88%と最も高く、中学校正規教員の83%が続いた。事務職員は40%だった。……

 やるなあ、福嶋さん。これまで保護者の負担というのは社会問題化されてきたけど、教職員の「自腹」か! 教材費はたしかに多いだろうなあ。部活も多いだろうな。「22年度に自腹を切った人のこれまでの自腹額の中央値(小さい順に並べた時の真ん中の値)は、20代が3万円で、60代で15万円。最も高い回答は、中学校の男性正規教員の2500万円だった。この教員は、タクシー代や部活動で使う楽器の購入費などを挙げているという。また、1千万円が1人(中学校の男性管理職層)、500万円が学校種、職種、性別を超えて9人いた。教員以外の収入を得ていると思われる事例もあった」というのは恐ろしい数字。これは何とかしないのねえ。

 自分の職場はどうだろう。資料、間接取材……。これは……。

 

2024/05/19

文科省からNHKに対しての抗議文

 今日は朝から、団地の草取り。

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 ボウボウに伸びていて時間がかかる。草の生命力はすごいと痛感する。ここんところ、草取りの参加率は結構、高い感じがする。高齢化でたいへんになっているけど、一方で、一定業者もいれていろいろ整備していくと、何とかしようという気持ちも誘発されるのだろうなあ。

 任期がおわって1日。気持ちが解放されきったわけではない。まだまだ、重荷は重荷。もうちょっと時間がかなりそう。

 午後、打ち合わせで某所に? 夕方からのスタート。だいたい内容を決めて、緊急企画はインタビュー④となり、さっそく夜から起こし作業に突入。明日がとにかく勝負となる。大丈夫かなあ、時間とのたたかいだけど、無理できる年ではないし……(苦笑)

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 文科省からNHKに対して、「【定額働かせ放題】……は残る」と、その報道は誤りだという趣旨の抗議文が送られたことが話題になっている。

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給特法が「定額働かせ放題」かどうかは、あるが、そのような実態がつくられて、それが今度の改革なるもので解決しないのは事実だと思うけど。問題は、平然と、こういう文章が出されると言うこと。徹底して、メディアへの管理姿勢。文科省は何様だ。官僚の方も歯止めがなくなってコントロールできなくなっているということか?

 

2024/05/18

とにかく疲れました その背景には

 朝から、団地総会の準備をやって、それから、仕事の緊急企画の資料をつくるなど調べ物をして、そして、それから、午後は団地総会。正直、予想はしていたけれども、大荒れの総会。それもいたしかたがないのだとは思うのだけれども。先送りをすれば、シャンシャンで終わるけれども、手をつけようとしていくと、今後も、いろいろな議論が出てくるんだろうなあ。

 正直、この1年ほんとうにしんどかったです。ただでさえ、休みのとれない仕事なのに、空いた休みの時間をこの1年間はほとんどを団地の活動に使ったという感じ。2つの高齢化は予想以上に進行していて、ほんとうにもうたいへんで……。だけど、ああすればよかった、このようにしていればもっと何とかなったと思うことばかり。まわりのみなさんにはほんとに支えられた1年でもありました。

 しかししかし、しんどさの背景には、区分所有法という法律の欠陥があると思う。「区分所有」というのは概念そのものが難しいけど、そのことを民主的に運営するということの一方で、きちんと決定したり執行したりすることができるようになると言うことの間には、あまりにも乖離がある。そこをついて、議論はあれたりする。

 そもそも、日本の住宅政策が、公共住宅の供給をやめて、そのもとで、代替としてマンション、団地をつくっていく。こういう「公」の縮小と、自己責任を増やす中で、上記のような欠陥が放置され、現場では、そうとうこまったことが広がっているのではないかと思う。

 とにかく疲れました。

 いろいろ、取材に行きたいところもあったけど、それはなかなか難しかったというわけ。その分、いろいろ手を打たなきゃ。

 夕方、買い物の途中の風景。むかしこの神社の子ども山車などにもとりくんだよなあ。ずいぶん昔のことだけど、こういう風景はきらいではない。

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2024/05/17

「幸せ」な日本人は57% 30カ国中28位 40~50代が最も低く

 今日もインタビュー③を仕上げて、一気に発信。そしてやりとり。4本提稿して、会議もあり、実務もして……。そして、最後に、緊急企画の調整。日曜日、工場籠城3日前にどうつくりあげるかの打ち合わせって、そこから1日でつくりあげるって、ほんとうに大丈夫か? この疲れ方で、日曜日打ち合わせかあ。試練は続くなあ。まあ、国会はいまやドタバタだしなあ。しゃあないと言えばしゃあないし。

 だけど、天気はいいけど、重ーい気分。

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 夜はいよいよ、明日の団地の総会の最後の準備作業。こちらも、気が重いんだけどなあ。

 

「幸せ」な日本人は57% 30カ国中28位 40~50代が最も低く(毎日新聞)
 自分は「幸せである」と感じている日本人の割合は57%で、調査対象30カ国の中で28番目の低さだったことがフランスの世論調査会社イプソスのリポートで分かった。割合は低下傾向にあり、2011年の70%から13ポイント減ったことも判明。同社日本法人は「幸福感の低下傾向は日本だけではない。政治不信、紛争、自然災害、新型コロナウイルスの感染拡大などに起因しているのではないか」としている。……

 それでも57%が幸せと感じているのはいまの実感よりも多い感じはするけれども、うーん。ほんとうに政治不信というのはきっと大きいなとは思う。具体的に、悲しいことや、傷になること、そして、不安が大きくなっているのだもの。そこをしっかり考えたいものなのになあ。

 南さんの『絶望からの新聞論』をやっと読み始める。ボクより2回りほど下だけど、彼の労連委員長時代も含め、その考えを、そして新聞を外からずっとウオッチしてきた人間として、いろいろなことを思い出して苦しくなる内容。しっかり読まないと。読まないといけないものが多いんだけど、なかなかねえ。それでも、それでもだ!

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2024/05/16

東大、授業料の引き上げ検討 最大で64万2960円に

 今日もインタビュー③の原稿づくり。そこから仕上げにまですすめる。何とか形になったのか、ちょっと自信のないところではあるのだけれども、とりあえず明日午前中には仕上げて、お昼には発信したい。

 団地の方も、いよいよ最終局面。やっているについては、法的には問題はなく、自分たちは守られているということは頭ではわかるのだけど、気持ちには重くのしかかってくるので、たぶん、あと2日間はものすごくしんどいのだと思う。

 夜、買い物に言ったとき、ゴールドキウイが98円だったので、安いと思って買ったら、レジでは128円の表示。気になって、係の人に聞いたら、間違いで、税も含めて64円返ってきた。ものすごく気になったから聞いたんだけど、ちょっと、恥ずかしいというか、みじめな感じもする。うーん、だけど、今日の安売りの表示があるのに、朝から、問い合わせはなかったのか? それとも、システムを修正しなかったのか?それもまた不思議だなあ。

 今日は風が強かった。

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 なかなか写真では表現できないけど、洗濯物は今日も飛んでいた。ここんところ、風が強いだけに、物干しざおを固定するものを入手しないと。

 

東大、授業料の引き上げ検討 最大で64万2960円に(毎日新聞)
 東大が授業料の引き上げを検討していることが16日、関係者への取材で分かった。現在は文部科学省令が定める「標準額」の年間53万5800円。省令で認められている上限まで上げた場合、約10万円増の64万2960円となる。

 文科省によると、国立大の授業料は、標準額の最大2割まで増額が可能。標準額からの引き上げは、既に東京工業大や一橋大、千葉大などが実施している。

 先日の慶応の総長の発言もあるように、歯止めがかからなくなっている感じがする。その背景には、「現在は、大学の在り方を検討する中教審の特別部会で、増額を含め議題に上がっている」ことがある。この間、東京工業大が18・6%、東京芸術大が20%値上げ。さらに、千葉大、東京医科歯科大、東京農工大、一橋大の4校でいずれも20%増の値上げが実施されている。 東大は奨学金は充実するとは言っているが、はたしてどうだろう。「中教審は2024年度中に答申をまとめる方針」だというが。そもそも、人権規約などはどこにいったのだろうか? そういう無償化をめぐる原理原則などどこ吹く風、そのぐらいの大学の財政悪化があり、大学の疲弊もあるのだろうと感じさせられる。まさに、政治、国のあり方の問題でもあるのだけど。

2024/05/15

辺野古の抗告訴訟、住民の原告適格認める 福岡高裁 と 「奇妙な果実 怒りと悲しみのバトン」

 今日は、まだまだ体調のこともあるので、通勤時間の負担を省くために自宅で仕事。インタビュー③の起こし作業から原稿づくりを猛スピードですすめる。明日には原稿の形をつくりきって、明後日には仕上げをして、何とか日程どおりという感じが。ほんとうに、猛スピードで進行させている。ほかには、今月追加の原稿をどう着地できるのかの相談、それから来月以降の企画の相談も……。いろいろな困難も多い。しかし、とにかく、編集が安定するまでは、下から支えないと。

 さて、ビッグニュースが入ってくる。

辺野古の抗告訴訟、住民の原告適格認める 福岡高裁 住民訴訟で初めて 那覇地裁に差し戻し 沖縄(琉球新報)
 沖縄県名護市辺野古の新基地建設工事で、県による埋め立て承認の撤回を取り消した国土交通相の裁決が違法だとして、辺野古周辺に住む市民4人が国に裁決の取り消しを求めた抗告訴訟の控訴審判決で、福岡高裁那覇支部(三浦隆志裁判長)は15日、原告の訴えを認め、「原告適格がない」などとして原告の訴えを却下した那覇地裁の判決を破棄した。住民4人の原告適格を認めた上で、審理を一審那覇地裁に差し戻した。辺野古新基地建設工事を巡る一連の住民訴訟の判決で原告適格を認めるのは初めて。

 三浦裁判長は判決理由で、原告側が訴えていた新基地建設に伴う騒音などの被害について「著しい被害を受けるおそれがある」と判示した。……

 ようやくこじ開けたね! 住民訴訟で意見書を書いた方に、インタビューをしたこともあるので、とてもうれしい。これまで、とにかく原告適格を認めず、門前払い。辺野古の裁判は多くは門前払いだから、新基地建設に伴う騒音などの被害について「著しい被害を受けるおそれがある」と踏み込んだ意味は大きいし、これぞ住民訴訟だね。公害関連の裁判も、これまでは住民訴訟が中心だったのだもの!!!今後も注目していきたい。

 あと、おくればせながら「映像の世紀バタフライエフェクト 奇妙な果実 怒りと悲しみのバトン」を見た。

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20世紀最高の歌と評される名曲「奇妙な果実」。木につるされた黒人の遺体を果実に見立てたこの歌は、1939年、伝説の黒人ジャズシンガー、ビリー・ホリデイによって発表された。差別が根強いこの時代に、黒人自らが人種差別を告発するなど前代未聞だった。破滅と引き換えに歌い続けたビリーの怒りと悲しみは、時空を越え人々に受け継がれていく。公民権運動、ブラックライブズマター。「奇妙な果実」は世界をどう変えたのか。

 こちらもブラックライブズマターのときに企画化したし、若いころ『奇妙な果実』とビリー・ホリデーについての本は読んだことがあったので、知っている話も多かったけれども、ぐっときた。ビリーの破滅は苦しかった。しかし、ボブ・ディランにつながり、クック・サムからバラク・オバマ、そして、ジョージ・フロイド事件へのつながりは、ぞくぞくさせられた。差別や不条理は今なお続く。いま、世界でも、日本でもおこっていることと決して無関係ではない。だから、ビリーの最後の言葉が胸につきささる。怒りと悲しみが前面に出ていて、それはそれでそうだろうけれども、思想的な歩みみたいなものも知っていきたい感じはする。それが、いまのアメリカのZ世代の動きにどうかかわるとか。アメリカのことも、もっと知りたいよなあ。



2024/05/14

公立教員の「残業代なし」維持方針に批判「制度的なピンハネ温存」

 昨日はインタビュー③収録。

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 取材して、おしゃべりして、深夜帰宅。そのあと、JALのタイムセールで、7から9月の北海道「帰省」のチケットとりをさらに深夜まで。ほんとに、この頻度で「帰れる」のかなあ。

 

 今日朝見てみると、AIおこしがトラブっていて、急遽朝からもう一度トライ。ところで、今回は、zoomより、voiterの方が正確だなあ。不思議なものだ。

 職場に移動して、インタビュー③の起こし作業をとにかくすすめる。インタビュー②からの原稿も必須か、あらたにプラスした企画はどうなのるのか? 今月も厳しい展開が続くなあ。

 焦っているなかの会議。うーん、今後もすすむのかなあ。政治的な打ち出しについていろいろ考えることも多い。

 いろいろあって、気持ちがなかなか晴れないところがねえ。

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公立教員の「残業代なし」維持方針に批判「制度的なピンハネ温存」(朝日新聞)
 公立学校教員の長時間労働が問題となるなか、人材確保に向けて働き方改革や給与制度改正などについて議論してきた文部科学相の諮問機関、中央教育審議会の特別部会が13日、具体案を盛り込んだ「審議まとめ」を了承した。「残業代なし」の給与制度の大枠維持が決定的になったことを受け、大学教授や教員ら有志が記者会見し、「この案では長時間労働は解消しない」などと批判し、審議のやり直しを求めた。……

 中教審・文科省はまじめなのか? こんな審議のまとめで、いまの教員の問題が解決するわけがない。問題の本質は長時間労働にあるのに。その規制と、人を増やす方策が見られない。立場も考えも違う広範な人が共同しようという動きは広がるはず。報告をしっかり読むのはこれからだけれども、いったい教育をどうしようというのだろうか? 残された時間があるわけでもない。教員不足の問題は、すでに、現場をみれば、教員養成の現場もみれば、取り返しのつかないところに来ている感がある。ほんとうに、何とかしないといけない。

2024/05/12

堂々と性を買う男性、取り締まられる女性 処罰されるべきは誰なのか 金富子さん

 今朝は、団地の階段清掃作業スタート。その後、団地仕事を……。

 ちょっと、仕事の方も、思うようには手がつかない。インタビュー②変更原稿を少し考えたり、明日収録のインタビュー③の準備をしたり、先の企画の資料を読んだり。うーん。

 

 買い物に出かけると、外の風景の変化を感じる。

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 季節は新しいステージに行っているねえ。

 夜には、作り置き料理もつくる。週の前半を展望しての食事づくり。面倒だけど、仕方がない。

 

 昨日の朝日新聞の耕論。

堂々と性を買う男性、取り締まられる女性 処罰されるべきは誰なのか 金富子さん(朝日新聞)
 売春の客待ちをしたとして女性の摘発が相次いでいます。売買春は違法なのに、取り締まりの対象が女性ばかりに偏るのはなぜなのでしょうか。ジェンダー史研究者の金富子(キム・プジャ)さんは売春防止法のあり方に問題があると指摘します。……

 キン・プジャさんが強調するのは、「日本では男性が女性の性を買っても許されるという風潮が根深いからでしょう。加えて売春防止法に大きな問題があります」ということ。「第3条は「何人も、売春をし、又(また)はその相手方となってはならない」、つまり売っても買ってもいけないと禁止を宣言しますが、罰則はありません。一方で第5条は、「公衆の目にふれるような方法で」売春の相手方になるよう勧誘したり、客待ちしたりすることを禁じ、売る側に罰則を科します」と。「実際に公園で検挙されたのは女性だけです。この圧倒的なジェンダー非対称性に問題があります」とも。

 そのうえで、北欧モデルについて紹介している。「世界ではスウェーデンが99年、買春を性暴力ととらえ、買う側と業者を罰する法律を制定しました。売る側は処罰されず、被害者として保護・支援を受けます。性平等モデル、北欧モデルと呼ばれるこうした法体系は、フランスやカナダなどが2000年以降に採り入れています」とも。

 この問題では、一度、インタビューして、とりわけ韓国のとりくみについて聞いたことがある。論争的な面もあるが、ボク個人としては、自分が見てきたことも考えても、大事な指摘だと思っている。

2024/05/11

虎と翼、うーん。

 いよいよ団地の役員任期もあと一週間。最後のヤマをちゃんと対処できるように、いろいろな作業をすすめている。やっぱり、いろいろ難しいことが多いよね。メンタル的にストレスも大きいから、その作業もなかなかすすまないのだけれども。しかし、しかし、がんばります!

 

 さて、インタビュー②が転じた原稿をすすめる打ち合わせなども、zoomで。いろいろ考えなきゃいけないことと感じていることを伝える。考えるのです!!!

 

 「虎に翼」。ほんとうに共感が広がっているね。相方とのおしゃべりでも持ち切り。特に今週はすごかった。重い仲間たちの挫折もそうだけど、そこに生理の話を入れ込むのがすごい。いやあ。すごい。

 それでも、気になるのは、寅子がどこまでの、スキのある、ある意味で可愛い女性でとして描かれていること。正直、いまある膳場さんへのバッシングと対比してしまう。男の目線、それだけではないしろ、というのは、ほんとうにどこまでの、ダメだと思ってしまう。うーん。

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2024/05/10

ペンクラブが声明「国会の空洞化に抗議」 「適性評価制度」に懸念

 今日は、朝からインタビュー②の予定だった原稿の再構成にとりかかる。流れをいろいろ考えながら、深めなければならない論点をあぶりだす。ここがなかなかやっかいだ。先行研究にかかわる蓄積があまりないかならあ。ちゃんと仕上がるところまでもっていけるか。ここからが正念場だああ。

 今日はいい天気。天気のように心が晴れればいいんだけど……。

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 いまは、判断に難しく、最後まで悩む問題に直面することが多すぎる。いろんな問題に思い悩み、判断してもそれでも悩む。決断したことに揺らぐ。外から意見があったりすると凹む。心が折れそうになる。そういうことが、いかに多いことか!!!

 

 いろいろな問題意識のすれ違いにも思い悩む。ちょっと違うなあということが多い。っこでも自信が持てているわけではなく、悩む。答えを追い続けないと。

 さて。国会の状況に作家さんたちが物申した!

ペンクラブが声明「国会の空洞化に抗議」 「適性評価制度」に懸念(朝日新聞)
 日本ペンクラブ(桐野夏生会長)は9日、「国会の空洞化に抗議します」と題する声明を発表した。

 10日に成立が見込まれる、「経済安全保障」の分野に「セキュリティークリアランス(適性評価)制度」を導入する法案について、秘密の範囲があいまいで、民間人の人権を侵害し、報道の自由に制約をかける恐れがあると指摘した。

 また、6月に施行される「改正入管難民法」、先月衆院を通過した「共同親権法」についても問題点を指摘し、これら三つについて慎重な議論を求めた。……

 国会ではセキュリティクリアランス法は成立してしまう。そんな状況に危惧が表明されている。桐野さんは、国境なき記者団が3日に発表した「報道の自由度ランキング」で日本が70位だったことに触れ、「日本の言論表現の自由が危機的な状況にあるとの警告を私たちはきちんと受け止める必要がある」「(国会という)一番議論しなくてはいけない場で最も言葉が軽くなり、中身のある議論がされていないのではと危惧している」と訴えたそうだ。こうした動きをもっともっと広げたいものだね。

 

【日本ペンクラブ声明「国会の空洞化に抗議します」(2024.05.09)】

 

 私たちの身の回りの生活、そして国の未来のありように大きな影響を及ぼす重要な法律や政策が、十分な議論も経ないまま、次々と決まっていくことに大きな危機感を持っています。
 今国会で審議されている法案の数々、とりわけ以下の三つの法律について、国会議員各位に、そして広く社会の成員全体に対して、いまなぜ必要なのか、その運用を含め格別の留意を払うように求めたいと思います。

【1】経済安保秘密保護法については、秘密の範囲が曖昧であり、政府の恣意的な運用によって一般民間人の人権を侵害する恐れがあると指摘されています。さらに、取材・報道の自由にも制約がかかって、自由な表現活動を阻害する恐れがあります。

【2】昨年強行採決され、本年6月施行の改定入管法については、本来、生命の危機にある難民を、日本の国の都合で本国に強制送還する危険性が除去されていません。そもそも入管施設の非人道的な運営体制の改善がまず優先されるべきであって、こうした基本的な見直しがないままに今国会で更なる改悪がなされようとしていると言わざるを得ません。

【3】共同親権法については、当事者の声が生かされず、なぜ拙速な制度改定をするのか理解できません。子どもの親権の問題の前提として、今までも、そして今現在も、家庭内暴力等で苦しむ人が数多くいます。弱い立場に置かれがちな女性と子どもの状況を配慮すべきなのに、むしろ古典的な悪しき家族観が色濃く反映しているとさえ言えるものです。

 私たち日本ペンクラブは、国権の最高機関であり言論の府である国会の空洞化を、これ以上、看過することはできません。自由で開かれた、そして尽くされた議論の存在こそが、民主主義の礎です。自由な言論や表現が危機を迎えていることに、深い憂慮の念を抱いております。

2024年5月9日り
一般社団法人日本ペンクラブ
会長 桐野夏生

 

 意見書はこちら

2024/05/09

つらく、胸がつぶれる。朝から本当に重い気分。

 今日もインタビュー①。とにかく一気に仕上げにもっていって、発信。とにかく、仕上げたぞ!!! 少し、頭を切り替えてから、インタビュー②の予定だった原稿の再構成にとりかかる。このままをベースにしながらも、どうふくらましたり、読ませる展開にするか。すこしだけ考え始める。インタビュー④にしたくない原稿の相談もすすめる。みんな忙しいからなあ。こちらの思うようにはならないなあ。

 ちょっと、自分の言葉に反省を迫られることも……。

 天候不順??? 気温がここに来て乱高下。ちょっと体がついていかないねえ。

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 服装も難しい。というが着るものがすくないから、中途半端な時期が難しい。

 

 朝からニュースを見て胸がつぶれる。3歳の女の子の死亡のニュース。無理心中なのだろうか? どんなしんどいことがあったんだろうか? 子どもの悲しいニュースはほんとうにつらく、胸がつぶれる。そのまま「虎に翼」。うーん、想像をしなかった展開。香淑さん、涼子さんに続いて、梅子さんまで。背負ったものの重さと、つらさ。そして、優三さんまで……。それでも合格した寅子も、切なく、悲しい。朝から本当に重い気分。

 

 今日のニュースといえばこれか。

北海道大の教授会が「内部基準」作成、一部教員に研究室業務させず(毎日新聞)

 「問題を把握しておきながら、見殺しにするんですか」。今年1月、40代の男性准教授は教授陣との面談の席で声を詰まらせた。

 北海道大の関係者によると、教授が不在になった後に残った准教授や助教は、化学部門に在籍していても「旧スタッフ」「旧研究室スタッフ」と呼ばれるようになる。毎日新聞の調べでは、2021年度以降、少なくとも9人が旧スタッフとして扱われ、今年4月時点で4人が該当しているとみられる。……

 ちょっと、おどろくようなことだけど、結局、国立大学に予算がまわってこないから、新しく研究室をたちあげることもできないし、個別の研究室をつくることもできないで、民間企業のリストラのための「追い出し部屋」と似たようなものがつくられる……。ボクも講座制の経験者で、講座制についてはいろいろな議論はなりたつだろうが、大研究室というやり方は、旧帝大ではない小さな大学であるうちの相方の大学でもとられていて、チームで学生の研究を支えている。それ自体の利点はないわけではないだろうけど、それには、いろいろな前提がありそうだ。きわめて限られた運営しかできないもとでは、うーん、これはないなあ。

 

 「毎日」で言えば、慶応の総長の発言にかかわっての学費問題の記事も先日あり、とても気になっている。学生も不在、そもそもの大学のありようが横に置かれ、議論がすすんでいく……。大学はどこにいくのだろうか?

 

 団地のほうは、いよいよあと2山、3山乗り越えなければという感じかな。健康にも留意して、乗り越えないと。

2024/05/08

「家族の自己責任ではない」 子どもの貧困対策法、改正案まとめる そして 6月号ができました

 今日はとにかく1日中、インタビュー①の原稿づくり。明日には、発信しないと。GWであったこともあるが、全体として、頭がはたらかない感じがする。うーん。

 もうちょっと、うちからパワーが出てこないとなあ。うん!

 

「家族の自己責任ではない」 子どもの貧困対策法、改正案まとめる(毎日新聞)
 生活が苦しい家庭の子どもの教育や経済的支援を柱とする子どもの貧困対策推進法の改正案が7日、超党派議連の会合で示された。法律名に「子どもの貧困の解消」を明記し、ひとり親世帯の養育費受取率の向上を目指す他、習い事や外出といった体験格差の解消などを図る。各党の党内手続きを経て、今国会への法案提出を目指す。

 改正案は、法の目的に「十分な医療が受けられないこと」や「多様な体験の機会の剥奪」など、解消すべき貧困状態を具体的に盛り込んだ。「子どもの貧困は家族の自己責任によるものではない」と明記し、貧困状態にある親の妊娠・出産期から、その子どもが成長するまでの、切れ目のない支援も推進する。

 ひとり親世帯は、所得が標準的な額を大幅に下回る世帯の割合を示す「相対的貧困率」が44・5%(2021年)と高い。そのため政府が定める貧困対策の指標に、「ひとり親世帯の養育費受取率」を新たに追加する。……

 さて、子子支援法案とはちがった展開のようだが、どこまで踏み込んだものになっているのか? 議連の集会には参加しているようだけど、詳しい内容は知りたいところ。院内集会では「声を出すことができない子どもたちにとって大きな光になる」と早期の改正案成立を求める声が相次いだそうだが、その願いが届いたものになることを願うばかり。

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 6月号ができました。今月は、子子支援法ついて、保険化をすすめる支援金制度の問題を北さんに、そして誰でも通園制度について大宮さんに語りつくしていただいた。子どもを新自由主義の世界に巻き込んでいきかねない問題を痛感。吉田さんに、特定利用空港・港湾」をとりあげてもらって、日米の軍事一体化に自治体が巻き込まれていく状況を告発してもらい、尾藤さんにいのちのとりで裁判の到達点と、生活保護をめぐる情勢について、桐生市の問題なども含め論じてもらった。重厚な論文ばかり!!! あと、アイヌ問題の対談もおもしろい。

2024/05/07

ドラマ「むこう岸」

 GWが終了。相方ともまたしばらくお別れ(涙)。職場に行って、インタビュー①の原稿づくりにとりかかる。病院に行ったり、会議があったり、あまり集中しないのだけれども。とにかく、無理をしすぎないで、何とかコントロール。家事とか、いろいろな仕事があるぶんは、どこかで調整を心がける。スキのない生活は続くくしても……。

 

 昨日は、心配した人から、学習会にさそわれて、参加。若い学生たちが教育実習に行って、教員になるのをやめる話などを聞いてきて、学校現場でスタンダードを読み合わせる話を聞いてきたから、そのなかで、どう実践をするのか。教科書から離れたり、自由度のない学校の中で、それでも、教育課程という視点で、その教材を問い直すことで、教材の特質も含めて、子どもとの関係できっといろいろなものが見えてくるのかもしれないし、大きく問い直す中で単元の意味も見えて着たり、結構、教師としてやれることもあるのかも、そんなことを感じさせる議論。なぜ、そこで葛藤したり、悩んだりできるのか、そういうことだなあ。このしたたかさをベースに、もう一度、大きな問題を問い直し続ければ、新しい議論も見えてくるかもね。ちょっと、勇気ももらえた。

 

 NHKのドラマ「むこう岸」を見た。

 

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中学生の山之内和真は「進学校で落ちこぼれ転校した」という秘密を、同じクラスの佐野樹希に知られてしまう。口止めに命じられたのは、口のきけない少年・渡辺アベルに勉強を教えること。親しくなる3人だったが、病気の母と幼い妹を抱える樹希は、将来の希望を失い、看護師の夢をあきらめていた。見かねた和真が手にしたのは『生活保護手帳』。難解な内容を読み解き、解決策を見つけようと奮闘する。

 広範な情けないぐらい、号泣。とても重いテーマだけど、少し視点的には距離を置きながら、たんたんと展開する。偏見、制度の不徹底から、いまの制度の展開、世帯分離問題などもしっかり描きながら、人と人とのつながりのなかで、若者たちが、解決方法を探していく姿を描く。こちらも、とても勇気をもらった!!!!!

2024/05/06

憲法世論調査

 今日もインタビュー①の起こし作業。あとは意識的な掃除を少し。うーん、こうしてGWは終わっていく……。つまらないね(苦笑)

 憲法の日は、全国憲法研究会の憲法講演会に。お目当ては、三牧さん。アメリカのZ世代の抗いに心が踊ったり、涙したり。おもしろかった!!

 憲法の日を前後して、憲法世論調査があいついだ。

改憲論議急ぐ必要ない65% 共同通信憲法世論調査(共同通信)

 共同通信社は1日、憲法記念日の5月3日を前に憲法に関する郵送方式の世論調査結果をまとめた。岸田文雄首相が9月までの自民党総裁任期中に意欲を示す憲法改正の国会議論に関し「急ぐ必要がある」は33%にとどまり、「急ぐ必要はない」の65%と差が開いた。改憲の進め方は「慎重な政党も含めた幅広い合意形成を優先するべきだ」が72%で、「前向きな政党で条文案の作成に入るべきだ」の24%を上回った。9条改正の必要性は「ある」51%、「ない」46%と賛否が拮抗した。……
 国民の間で改憲の機運は「高まっている」との回答は「どちらかといえば」と合わせて計31%で、「高まっていない」は「どちらかといえば」を含め計67%だった。

 


憲法改正「賛成」63%、9条2項「改正」は最多の53%…読売世論調査(読売新聞)

 読売新聞社は憲法に関する全国世論調査(郵送方式)を実施し、憲法を「改正する方がよい」との回答が63%(前回昨年3~4月調査61%)と、3年連続で6割台となった。憲法を「改正しない方がよい」は35%(前回33%)だった。……
 戦争放棄を定めた9条1項を改正する必要は「ない」とした人が75%(前回75%)だった。一方、戦力の不保持などを定めた9条2項を改正する必要が「ある」が53%(同51%)で過去最多となり、「ない」の43%(同44%)を上回った。憲法に自衛隊の根拠規定を追加する自民党案について、「賛成」は56%(同54%)、「反対」は40%(同38%)だった。……
 9条を今後どうすればよいと思うかを尋ねると、「解釈や運用で対応するのは限界なので改正する」が44%(前回43%)で、「これまで通り解釈や運用で対応する」が38%(同37%)、「厳密に守り、解釈や運用では対応しない」が14%(同15%)と続いた。……

 

改憲機運「高まってない」70% 自民支持層でも6割超 朝日新聞社世論調査(朝日新聞)

 国民の間で、憲法を変える機運は「高まっていない」という受け止めが70%に上っていることが、朝日新聞社の全国世論調査(郵送)でわかった。憲法改正が必要だと思う人や自民支持層でも機運は「高まっていない」という回答がそれぞれ63%、64%と目立つ。
 機運は4択で聞き、「あまり高まっていない」が55%、「全く高まっていない」が15%。一方、「高まっている」は「大いに」4%、「ある程度」24%の計28%だった。……
 今回調査で、緊急事態で選挙が行えない場合の任期延長への考えを聞くと、「憲法を改正して対応するべきだ」が51%、「その必要はない」が41%だった。……

 

憲法改正 しぼむ世論「賛成」27% 2年連続減少 毎日新聞調査(毎日新聞)

 日本国憲法は3日、1947年の施行から77年を迎えた。毎日新聞が4月20、21の両日に実施した全国世論調査では、岸田文雄首相の在任中に憲法改正を行うことについて尋ねたところ、「賛成」との回答は27%で、「反対」との回答の52%を下回った。
 2022年4月の調査は「賛成」が44%、「反対」は31%と賛成が上回っていたが、23年4月の調査では「賛成」が35%、「反対」は47%と賛否が逆転している。2年連続で「賛成」が減少する一方、「反対」が増加した。首相は自身の自民党総裁任期中に憲法改正を目指すと発言しているが、9月末に1期目の任期満了が迫る中、世論の機運は高まっていない。……
 9条を改正して自衛隊の存在を明記することについては、「賛成」が49%で、「反対」の34%を上回った。緊急事態の際に国会議員の任期を延長できるようにする憲法改正は「賛成」が31%で、「反対」の48%を下回った。いずれも2年連続で「賛成」が減少し、「反対」が増加する傾向となっている。

 

 聞き方によっては、かなりぶれるのだけれども、全体として改憲の気運の広がりはないというのが実際のところで、それでもあえて9条についていくと、アジアの情勢なり、機運なりで、改憲に賛成ということが出てくるというのが特徴か。ここから、どんな議論をするのかということにほかならないのだけどね。

 ここんのとろの調子の悪さから、みなさんに心配をかけつつ、自分なりに、ここは無理をしてはいけないという警告で、それがなかなか難しいからあえて言葉にするという感じ。仕事を休むより、やめる年齢だしね。あまり無理をせずに、うまくやれるのがいちばんいいんだろうけど、そうはなかなかいかないもので。気分転換と、その気分転換にも限度があるから、そこをぐっとね。

 いよいよ最終局面の団地仕事がいちばんのストレスなんだろうけど。最後のふんばりをしないといけない。春も深まると、またまなジャングルかしてくるなあ。悩ましい団地の緑なんだけどね。

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2024/05/05

那須特別支援学校で寄宿舎の入舎式 寄宿舎生26人が抱負を述べる

 さてさて、今日は朝からインタビュー①起こし。GWといっても、ちょっとだけお出かけ(それも取材だったり)をして、基本仕事モードは解除されないでいるのが寂しい。しかも、進行はなかなか厳しく、追い込まれていたり……。しかし、今日もまた暑い。

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 それでも午後には、孫たちと合流。何でもこどもの日にバレエを見に行った後、原宿に行きたいとか。おいおい小学校1年生だぞ(笑)。ボクの方は、とにかくメガネがダメになって、困難な生活をおくっているので、やっぱり、メガネを買いに行くことに。これで、少しは視野が広くなり、ちょっと冴えた日々が送れるようになるだろうか?

 今日は、ちょっと実験をしてみた。孫はやっぱり①のほうと仲がいい。それで、これまでは孫①を軸に、孫との関係をつくっていたのだけど、孫①も大きくなり、そこで、今日は孫②を軸に、接してみた。なかなかおもしろかった。

 まあ、結果的に、夕食をともにすることが中心だったけど、それでもまだまだ孫との時間は楽しい時間(お金はかかるけど)。

 

 今日は子どもの日。それはそれで大事な日。SNSに朝日の小野記者が、4月初めの自らの記事を引用しながら、「子どもたちの声に私たちは耳を傾けているだろうか。こどもの日に改めて自問する」と書いていた。とても大事なことである。  

那須特別支援学校で寄宿舎の入舎式 寄宿舎生26人が抱負を述べる(朝日新聞)
 栃木県立那須特別支援学校(那須塩原市)で9日、今年度の寄宿舎生26人の入舎式があった。鈴木輝美校長から入舎許可証を受け取ると、緊張にほおを紅潮させつつ「みんなと仲良く過ごしたい」「後輩にいろんなことを教えてあげたい」と1人ずつ抱負を述べた。

 コロナ禍の前年度は全員がマスクを着けていたが、今年度は満面の笑みを見せながらの式。26人の最年少は中学部1年、最年長は高等部3年。自宅が遠いため入舎した生徒が2人いた。今年度も希望者は定員を超えた。鈴木校長は「自分でできることが一つでも増えればいいなと願っています」とエールを送り、教諭や保護者は拍手を送った。……

 子どもの権利とは何なのか? 子どもの声を聞くと言うのはどういうことなのか、子どもの内側からの願いを、大人はどのようにうけとめるのか。子どもと発達と教育をめぐって、ほんとにいろいろ考えたいと思うのだ。

 

2024/05/04

大吉原展に行ってきた

 ここ数日、いろいろなことがありすぎ。今日はやっと、大吉原展に行ってきた。

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 あんまり評判はよくないように思えるけど、個人的にはなかなか興味深かった。個人的にはというのは、ボクの体験、売春防止法が施行されて何年かたった飛田新地で育ったボクの記憶にある、昭和の性搾取地帯の風景と、吉原の共通性と差異というあたりへの関心だったりする。たしかに、共通性もあり、差異もある。とくに、建物の様子にはとても関心をもって観察。もう一つは、昭和の時代の性搾取システムとのかかわりでいうと、吉原のシステムの階層性というか、構造についてだある。なかなか、展示からは見えてこないのだえれども、最後のところで、切見世が出てきて、火付けももでてきて、その階層的構造は見えてくる。表層にあるあでやかな吉原文化の裏側の構造である。

 たぶん、もっと突っ込んでいいのではと思ったのは、植民地主義との関係。吉原の文化が海外に広がっていくことと、西欧のアジアへの視点と無関係ではないのではないかとも思うから。と、同時に、日本が、植民地に対して、いわゆる「売春」帝国になっていくのは、そのことと裏がえしであるようにも思えるから。日本文化の受け取られ方とそのこととは決して無関係ではないのではなんだろうかと。

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 今日は朝からインタビュー①のテープ起こしをいっそうすすめる。昨日もおとといもそうだったな。だけど、昨日は、全国憲の講演会。感想と、憲法の日の世論調査については明日書こうかなあ。そして夜の飲み会だったな。今日は、家族の各方面にいろいろ気をつかう手配をする。たいして、心配りはしないけど、それはそれで、最低限、必死で、気をつかっている。

 

2024/05/01

大手電力、8社が最高益 燃料価格下落、値上げも寄与

 まずは、朝からメーデー会場に!!!

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 雨ということもあろうが、かつてほど、活気はない。署名をやっている団体が少なかったり、お店をだしている団体も少なかったり。デコレーションはいっぱいあったけど。選挙も相談だけど、熱気や怒りの表出というもは少なくなっている感じがする。それは、抑え込まれているのか、そうではなく、気持ちのありよう、意識のありようが変化しているからだろうか?

 本田さんは、怒りをぶちまける。発言者の語る要求も切実だ。そこと、社会の空気はだいぶ違う。そのことが反映しているのか。いや、そこにあるのが何なのかということをこの間、いろいろ考えている。もちろん、どちらからも接近していかないといけないのだろうけれど。

 足の痺れがよくないので、デモはパスして職場へ。たまった実務をやったり、インタビュー①の起こしにとりかかったり、来月企画の発注の作業をしたり。編集部から離れていなので、遅れを取り戻すと言うか、空白を埋める作業をしないと、今月もまたたいへんだなあ。

 

 いろいろ残念なことも多い。ケアってことをわかってな人がいくら言ってもなあというような事態に直面。まあ、ボクもねじ曲がっていますからねえ。しかし、それでもね。わが行く道は険しいなあ。

 

 さてさて。

大手電力、8社が最高益 燃料価格下落、値上げも寄与(共同通信)
 大手電力10社の2024年3月期連結決算が30日出そろい、北海道、東北、中部、北陸、関西、中国、四国、九州の8社の純利益が過去最高となった。火力発電の燃料価格が下落したことが要因。前期の純損益は燃料価格高騰で8社が赤字だったが、一転して全10社が黒字を確保した。一部の社は、電気料金の値上げも寄与した。……

 この話もなあ。大手電力会社にここまでなあ。そこまでべったりの政治は、原発と一体でもあるのだし。なんだかなあ。

 そんなことばかり。

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