栃木県立特別支援学校の寄宿舎廃止計画 検討会は他県の検討どこまで
うーん。今日は、朝から、明日の防災訓練の準備。それから、団地の相談をすこし。そして、仕事に突入だ!
午後からは、ある研究会に参加。K先生の論文の検討。K先生の報告を聞きながら、うむ、まだまだ旺盛に刺激的。いろいろ学ぶことが多く、まだいまの焦点の問題につながっていることに納得と感服。Nさんのコメントもシャープ。おお深まっているじゃんと思いつつ。Kさんも、それにこたえるNさんも論争的にものを言うから、ちょっとそこまで言うのはどうか、なども考えながら、自分の意見を考える。いろいろ勉強したいなあ。
研究会を途中離脱して、別の企画で、また別のK先生と相談。いろいろ話を聞く。1つの問題を、徹底して追及するその姿にあらためて尊敬。仕事と食事いがいは、その追及の仕事に。うーん、すごい使命感。同時に、あきらめない、ねばり強さというものを学ばないといけないなあ。
ねばり強さと言えば、今日は、栃木の那須特別支援学校の寄宿舎廃舎にかかわるシンポジウム。たたかいつづける親たち、そして、それを親と子の立場に立って報道し続ける、新聞の姿勢にもとても学ばされる。
次は数日前の貴重な記事。
栃木県立特別支援学校の寄宿舎廃止計画 検討会は他県の検討どこまで(朝日新聞)
県教育委員会が廃止を計画している特別支援学校2校の寄宿舎をめぐり、県教委が設置した「特別支援教育の在り方に関する検討会」は2月の第7回会合で「発展的解消」として、廃止の方向を打ち出した。これまでの検討の過程では、他県の状況も報告されていたが、議論が深まったかについては疑問が残る。
初会合で県教委は各都道府県への調査結果の資料を配った。それによると、知的障害の子が通う特別支援学校に寄宿舎を設置していない都道府県は、11ある。……
朝日新聞の調べでは、知的障害の子が通う県立特別支援学校10校すべてに寄宿舎があるのは長野県だ。面積は栃木県の2・1倍と、たしかに広い。ただし、長野県教育委員会によると、2023年度は10校の寄宿舎生247人のうち、通学困難者は1割未満の22人。半数の寄宿舎には通学困難者がいない。……
長野養護学校で24年度の入舎希望者は50人以上いたそうだが、うち40人の入舎を決めたという。通学困難者は数人ほどだったと。藤沢里美校長は「通学困難の生徒が最優先だが、社会に出ていく時の自立をめざし、勉強だけでなく、身辺自立の学習も積み重ねている。寄宿舎はとても大事」と指摘しているそうだ。
そういう実例を調べもせず、栃木県教委は、知的障害の子が通う特別支援学校に寄宿舎を設置していない都道府県は11あるというだけの資料を検討委員会で配布するというのはどうなんだろう。結局、検討会では、他県の事例を論じ合う場面は見られず、「すべての学校で、どのような児童生徒も利用できるようにする必要があると思うが、現実的には厳しいだろう」などの意見が相次いだという。会長の岡沢慎一宇都宮大学大学院教授から「寄宿舎は、障害のある子を取り巻く約半世紀前の状況でつくられている。現行維持は適当ではない」との意見が出ると、学識者らが賛意を示したというが、どう考えたって、深まった議論だとは思えない。そういう状況を許さない、それが親たちの思い、あきらめない強い思い何だと思う。
天気がいいのはいいなあ。
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