非正規雇用に満ちた学校 子どもの未来信じられるか 東畑開人さん
自由な時間というのをここのところほとんど持ててないので、ちょっと疲れています。今日も、家事のあとは、インタビュー②の原稿づくりから仕上げに一気にいって、とにかく発信しました。そのあと、ゲラ読み、ゲラへの転記などの作業を続けます。
今日は、少し寒いと言っても、やはり春の風景が広がります。
花粉症さえなけえば、春は好きなんですけどねえ。
さて、朝日に、後輩でもある東畑さんの大事な一文。
非正規雇用に満ちた学校 子どもの未来信じられるか 東畑開人さん(朝日新聞 東畑開人さんの「社会季評」)
年度末を前に思う。学校から未来が消えつつある。少子化で子どもが減っているという話ではない。人口は少なくなっても、ひとりひとりの子どもの未来は消えないし、減りもしない。学校が子どもの未来を育てる場所であることは揺るがない。消えつつあるのは未来を育てる人の未来だ。そう思ったのには、二つの年度末的な理由がある。一つは東京都の全公立小中高校にいるスクールカウンセラー(以下SC)の、大量雇い止め報道だ。SCは元来1年契約の非正規公務員ではあったが、それでも業務実績に応じてそれなりに順当に再任用されてきた。しかし、2020年度から導入された会計年度任用職員という新たな人事制度の結果、今年度末に異例の数の雇い止めが生じていて、その中には現場からの評価がよかった熟練のSCも多く含まれているという。……
彼が、SCの問題だけではなく、私立学校に広がる任期付きの教員の問題から、子どもの人間の不安定のみならず、大人の不安定が、学校の未来、子どもの未来が見えなくなることを危惧する。
しかも、教育の現場がいちばんしんどくなっている感じがする。そのもとで、感じとしては、教員養成系の大学の志願者も減っているようにも思える。ここでもいろいろ厳しいことが多い。
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