小学校正規教員3年で全員出向へ 奈良教育大学長の方針に教員が反発
今日から工場籠城。今日も眠いなあ。おまけに鼻がぐちゅぐちゅでつらい季節です。あーあ、いつまで続くのかなあ。
明日は??? 寒いんでしょう。
でもって、今日は一日中、ゲラとにらめっこ。
体が疲れていると、気持ちも内向きになる。いろいろなところで、難しい人間関係、合意や議論の難しさに直面し、いろいろ気をつかっているとものすごくしんどくなる。次に進むのがものすごく難しいなあと思えてくる。とりわけ、意見の違う人との関係ではなおさらそう。すこし、ふさぎこむ。
だけで、それではだめだと思う。今日も、この問題を考えていた。
小学校正規教員3年で全員出向へ 奈良教育大学長の方針に教員が反発(朝日新聞)
毛筆の授業を実施しないといった学習指導要領に沿わない指導が調査で指摘された奈良教育大付属小学校(奈良市)で、新年度からの3年間ですべての正規教員に出向を命じ、異動させる方針であることがわかった。教職員は「同意を得ておらず、出向命令権の乱用だ」と反発している。同校では毛筆の授業を長く実施しなかったほか、図画工作で教科書を使用していないなど、8教科で履修漏れや授業時間の不足が、大学側の調査で認定された。宮下俊也学長は1月の記者会見で、教員の異動がなく、人事が固定化されてきたことを問題の一因として指摘していた。
関係者によると、同校では学長と教員の話し合いが複数回持たれてきた。学長からは正規教員19人について、今後3年間で順次、県内の公立小学校などに出向させる方針が示されたという。出向は3年程度を想定している。……
だけど、この問題での対応はどう考えても悪手だ。だから、どうも相手も一枚岩とも思えないし、やればやるほど矛盾が出てくる。当初は処分とも言っていた。だけど、さすがにそれはまずいのかと思ったのか、研修目的の出向としている。だけど、奈教は労働基準法が直接適用される(国立大学法人職員)から、まさに「乱用」だ。いろいろな思惑があるのだろう。教員たちの取り組みを嫌う流れ、法人化のもと付属の合理化をすすめたい思惑、政治的に教員の運動を管理・統制したい流れなどがいりくんでいるんだろうが、だからこそ、矛盾は拡大するはず。
たたかっている当事者は、ほんとうに大変だと思う。ボクも当事者ではなかったが、労働争議のど真ん中の経験がある。その毎日がどんなに非日常であり、大変なことか。それでも、団結が大事、道理は教員たちにある。だから胸をはって、確信をもってがんばってほしい。
もちろん、大きく教育のあり方がとわれている。そのことも語り合いたい。だけど、まず、目の前の不正を、不正義を許さない。そのたたかいに、連帯したいと思う。大変なたたかいだけど、心はともにある!
ちなみに、七生の確定判決で、学習指導要領についてはどう判決しているのかを記しておく。
学習指導要領の法的拘束力を限定して、「学習指導要領は、最小限度の基準である以上、定められた内容及び方法を超える教育をすることは、明確に禁じられていない限り、許容される」「学習指導要領は、その一言一句が拘束力すなわち法規としての効力を有するということは困難」「大枠を逸脱しない限り、教育を実践する者の広い裁量に委ねられている」「教育委員会は、教員の創意工夫の余地を奪うような細目にまでわたる指示命令等を行うことは許されない」!!!
帰り道。ああ、もうすぐお雛祭りだなあ。春は近い。
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