『生きる歌 ~三角公園の歌姫とわたし~ 』『透明人間 Invisible Mom』
今日は、日曜日だから、まずは掃除から。なんか、いっぱい仕事があって、余裕がなく。
今日は、朝から曇り空。どんよりした気分になるような日。おまけに朝から、やや強めの地震。怖いね。
とにかく、インタビュー①の起こし整理作業につきすすむ。あいまに、次号以降の発注メール。夕方には団地仕事にも集中。やっぱり、休養をとらないと、ちょっときついね。
お昼にテレビをつけたら、「<サンデードキュメンタリー>ザ・ノンフィクション特別編『生きる歌 ~三角公園の歌姫とわたし~ 』」をやっていた。
日雇い労働者の街として知られる大阪の西成。通称・三角公園で、命の叫びを響かせる歌姫がいる。
ジャズシンガー・坂田佳子(51)。かつては高級ホテルの専属歌手でライブハウスにも引っ張りだこだった彼女が、西成に流れ着いたのは、3年前のこと…あまりにも自由過ぎる言動や、アルコール依存症による問題行動で、数々の店を出入り禁止に…夫からも「別れてほしい」と告げられた。全てを失い、知人を頼り、たどり着いたのが西成の街だった。「自分には歌しかない」…歌う場所を求め、近くにあった三角公園で歌い始めると、SNSで話題を呼び、今では全国から坂田の歌を聴こうと多くの人が訪れる。その波瀾万丈な生き方を知り、人生相談をされることも…
2022年秋。この日、坂田のストリートライブを涙ながらに聞き入っていたのは仁美さん(56)。4カ月前に「末期がん」と宣告され、一時は自ら命を絶つことも考えた。しかし、たまたまYouTubeで出会った坂田の歌に救われたのだという。今はその力強い歌声が病と闘う原動力となっている。
今でこそ「三角公園の歌姫」と呼ばれる存在となった坂田だが、当初SNSで話題となったのは、その歌声よりもお酒を飲んで暴れる姿。三角公園を訪れる観客の中には、そんな姿を求める人たちも…歌手としてではなく「見せ物」になってしまった現実に、坂田はある決断を下す…
まったく知らなかった歌手。どんな思いで歌ってきたのか? そんなによく知っているわけではないけど、たしかに、心ひきつけるものがある。破滅的で、破壊的な人生の歩み方。その弱さも赤裸々に見せながらの歌が、共感を呼ぶのか? CDは手に入れられそうにない。
昨日、朝、NHKで取り上げていて、思わず買ってしまった本。『透明人間 Invisible Mom』
重い障害を持つ「医療的ケア児」にずっと付き添う母親が、 校内で“わたし”自身にカメラを向けたとき、社会の問題が浮き上がってきた。 息子が重度の障害とともに生まれた日から、「私」は「医療的ケア児の母親」となった。 特別支援学校へ入学すると、週のほとんどを校内で待機する日々。 「気配を消してください」と求められた私は、「私はここにいる」と言わんばかり、 自分自身を写真に撮り始める。 そこに写し出されたのは、「誰かのために生きる今」をそれでも楽しく生きようとする、 私の姿だった――。 テーマとは不釣り合いに、つい笑ってしまう、明るくユーモアのある写真の数々。 全国各地で開催される写真展にも共感の声が相次ぎ、メディア取材も多数。 「母親」「お母さん」として“透明になって”生きている一人ひとりに、 エールをおくるような一冊。 2021年に著者が自費出版した『透明人間 Invisible mom』が大きな反響を呼び、 ここに山崎ナオコーラ、櫛野展正の両氏の寄稿を加え、再構成・再編集して出版。
人ではなく、障害児の母になる。でも私はここにいる。
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