トランスジェンダー性別変更、生殖不能の手術要件は「違憲」 最高裁
工場籠城明け、朝から胃と腸が上手く働かない。何となく自律神経の不調って感じ。それに、少しリラックスしなきゃと思うけど、体も気持ちもまだガチガチに緊張している感じ。歳をとるとますます、体をうまくコントロールできなくなるんだよなあ。悲しい。
今日は、ひたすら来月インタビュー①の準備のための資料読み。疲れがとれていないから、ときどき眠くなる。効率的にはすすまないなあ。
今日は注目される、大きな判決があった。
トランスジェンダー性別変更、生殖不能の手術要件は「違憲」 最高裁(朝日新聞)
トランスジェンダーが戸籍上の性別を変えるのに、生殖能力を失わせる手術を必要とする「性同一性障害特例法」の要件が、憲法に違反するかが問われた家事審判で、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎長官)は25日、要件は「違憲」とする決定を出した。最高裁の裁判官15人の全員一致の判断。最高裁が法令を違憲としたのは12件目。
最高裁は、この要件が「強度の身体的侵襲である手術を受けるか、性自認に従った法令上の取り扱いを受ける重要な法的利益を放棄するかという、過酷な二者択一を迫っている」と指摘。特例法制定以降の社会の変化、医学的知見の進展なども踏まえ、要件は「意に反して身体への侵襲を受けない自由を侵害し、憲法13条に違反して無効」と述べた。
今回の決定でこの要件は無効となり、特例法は見直しを迫られる。身体への負担が大きな手術の強制は国際的にも人権侵害との批判が強いなか、出生時の生殖機能を残したまま、手術なしでの性別変更が一定程度可能になる。……
自分としては違憲判決は当然とは受けとめている。そのことを前提に、社会のなかで、どのように受けとめて具体化していくのかの模索や議論をすべきだとは思う。ただ、不正確な理解や、議論の仕方が自分も含めて、往々にして見られるだけに、相当、よく学んで、議論しないといけないのだろうなあと、ちょっとプレッシャーをうける。
新聞では、最高裁決定について、三つのポイントで解説している
①性別変更に、精巣や卵巣を切除する手術を求める法律の要件は違憲・無効
②今後は性別変更ではこの手術を受ける必要はなくなる
③ただ、性器の外観を似せる要件は残り、そのために別の手術が必要になる当事者も相当数残る
外観要件の差し戻し判決については、反対意見で違憲とすべきというものがついている。
その反対意見も含めて、相当、しっかり判決を読みこなさないといけなさそう。
さすがに注目されるものだけに、すでに、ネットでは判決文がアップされている。
令和2年(ク)第993号 性別の取扱いの変更申立て却下審判に対する抗告棄却決定に対する特別抗告事件
令和5年10月25日 大法廷決定
まずは、読むことからはじめないと。
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