NHKのこころの時代「殉難者の祈り」
今日も、対談①の原稿づくり。ほんとひたすら原稿づくり。気持ちに余裕がないのが、ちょっとねえ。一日中、机の前に座って作業はつらいなあ。
団地仕事は、メールのやりとりを何件かぐらい。仕事で気持ちが追い込まれている感じ。
夜、録画してあったNHKのこころの時代の「殉難者の祈り」を見る。
明治以降、北海道開拓における鉄道や道路の建設など、過酷な労働条件のもとで亡くなった犠牲者を「殉難者」という。長年その存在は公にされることがなかったが、1970年代から「殉難者」に光を当てようとする民衆史掘り起こし運動が始まった。その活動の中心を担った北見市の中川功さん、網走市の森亮一さん、深川市の殿平善彦さんにお話を伺うことで、「殉難者」の無念に思いをはせ、北海道における近代化の実相を考えていく。
番組は常紋トンネルの話から。
つまりタコ部屋労働の実体から。今年の春には、その「碑」を見入った。そのときの写真。
それから、鎖塚に続く。
この囚人労働の場所にも、今年の春に行った。
番組で紹介されていた、オホーツクの民衆史運動の分厚さは、あらためて、特筆されるべき歴史のほり起こし作業だと痛感させられる。
番組の後半は、殿平さんの話だった。ボクも、殿平さんから話をうかがったとき、どれだけ、小池喜孝さんから影響をうけたのかを聞かされた。そして、そのことが、笹の墓標のとりくみ、韓国への遺骨返還運動へとつながっていく。
笹の墓標のこと、民衆史運動のことを本格的に知るようになったのは、相方が名寄に行ってから。相方の同僚の若者が殿平さんといっしょにいろいろなこともとりくんでいたし、名寄では、いまも、民衆史を学ぶ合宿をやっているとか。その後、たくさんのフィールドワークに参加することになる。そこからもいろいろなことを学んでいる。
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