本当の境界線はイスラエルとパレスチナの間にあるのではない
早朝仕事スタート。ボクにも夜明けが来るのかなあ。
でもさあ、少し冷静に考えてみると、ボクは何に苦しんでいるのだろうかと思う。もっと、問題を冷静に、客観視しているべきなのだと思ったりもする。
なかなか、気持ちが晴れないから、仕事が思うようにはすすまないなか、ひたすらガザにかかわる資料を読む。あとは……、インタビュー①の起こし・原稿整理作業にとりかかる。夜は、団地の短い会議。
ガザの問題は、心がつぶれる。いろいろ読み進めているが、ほんとうにいろいろな国、勢力の利害が錯綜する地域だから。国連は戦後社会のなかで、大きな役割を発揮してきたし、国際法はいろいろな矛盾に直面しながらいろいろな知恵を発揮してきたとボクは思う、だけど、このパレスチナに何しては最も国際法がその役割を発揮できなかったところだと思う。植民地主義と、ユダヤ人迫害の負の歴史の清算が、前者の遅れと、後者が重しとなって、かなり歪んだ対応がさなされてきた結果という面も否定できないのだと思う。現代においては、アラブ社会も分裂し、パレスチナの解放運動も腐敗と矛盾は深い。そういうなかで……。
いろいろ読んでいて、今日、たまたまハンギョレのジジェクの論考を読んだ。
[寄稿]本当の境界線はイスラエルとパレスチナの間にあるのではない
ハマスがイスラエルに犯した野蛮な攻撃は、いかなる場合であっても無条件に非難されなければならない。この前提のもと、私たちが緊急にすべきことは、この攻撃を歴史的な流れで理解することだ。
まず、大多数のパレスチナ人の生活が絶対的な絶望に陥っているという事実を理解しなければならない。かつて頻発したパレスチナ人の自殺攻撃を考えてみよう。普通のパレスチナ人が、自分も死ぬことを知っていながらユダヤ人に近づいて刃物で刺した後、自分も周辺の人たちによって殺される。彼らは何らかの組織をバックに持つわけではなく、「パレスチナ解放」のようなスローガンも叫ばなかった。それは、政治的な計画ではなく、ただ完全な絶望状態から出てきた行為だった。……
ハンギョレにジジェクというのもおもしろい。その経過はよくわからないが、ジジェクの論考は、正論かもしれないとふと思った。きっと、一部のひとからは、相対主義、どっちもどっち論という批判がでるのだろうな(じっさいにそういう反応が出ている)。その気持ちはよくわかるだけに難しいのだけれども、だけど、「私たちは、境界線をハマスとイスラエルの強硬派の間に引くのではなく、二つの極端な勢力と平和な共存の可能性を信じる人たちの間に引かなければならない。私たちは、二つの極端な勢力と交渉してはならず、代わりに反ユダヤ主義と戦い、同時にパレスチナの権利のために闘争しなければならない。 理想的な話に聞こえるかもしれないが、二つの闘争は同じ闘争だ。私たちは、イスラエルが自らをテロから守る権利を無条件に支持すると同時に、イスラエル占領地に住むパレスチナ人が直面する絶望的な状況に無条件に共感しなければならない。二つの立場に「矛盾」があると考えるのであれば、まさにその考えが、問題解決を事実上妨げることになるだろう」。
理想論かもしれないが、結局、問題を解決するのは、パレスチナ国内も、イスラエル国内も、そして、欧米も、日本も、和平を求め、平和共存をもとめる世論しかない。それが乗り越える力を信じるしない。それほど、民主主義と理想論が大事なのだと思う。
いまはパレスチナと、トランスジェンダーの問題に必死で向き合わないといけない。自分の仕事が終わるまでの大きな課題。もちろん、ほかにも仕事を終えるまでにやらないといけない課題はまだまだあるのだけどね。
いろいろな悩みに直面しつつ、ほんとに、自分のこともよく整理して、考えて、次何をするのがいちばんいいのか考えなきゃね。
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