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2023/09/28

「仮放免者の生存権:憲法の人権条約適合的解釈に向けて」

 睡眠は最悪。弱ったなあ。この悩みとの付き合いは、まだまだ続くのだろうなあ。なんとかしないとなあ。

 弱った体で? 県立図書館の分室へ……。

 

 途中、県の労働委員会の前をとおる。

20230928_100248

 昔は、ここに通ったなあ。そういえば、そのときの主人公だった学童の先生にこの前、ばったりあった。もう20年近く前になる。勝ち切れたとは言えないから、やっぱり苦い思い出。そもそも学童保育は、たしかに、制度化はさまざまな面ですすんだけど。そして、学童の実数はそのころの倍以上になり、より社会的な認知度も高まったけど、制度としての安定性や成熟はほとんどすすんでいるとは思えない。そういう面でも忸怩たる思いが強い。

 社会全体を見たとき、そういうことがやっぱり多い。住民、関係者の支えで、なんとか持ちこたえていることの多いこと。公的な制度としての未成熟。だけどね、支えている人は、正直、多くの場合、ほんとうにしんどい思いをして、ある意味「損をする」。ここでまやらないといけないのかというほど。自分にかかわることだからやるわけだけど、だけど。損をするから、多くの人は距離を置く、無関心になる、自己責任の問題にされていく。ときによっては、悪意の声まであびさせられる。そういう社会になっていないかと。もちろん、それでもあきらめずに頑張り続ける人たちの姿をみて、強い思いで、向き合わなければとくり返し思うのだけれども。

 職場に行って、実務、そして、引き続き、いろいろ手配。今月もちょっとした矛盾。来月はさらにピンチだなあ。まだまだ、うまく、カバーできない。予定の期日は、明日だけど。難しそう。

 

 夜は、入管問題調査会の学習会。「仮放免者の生存権:憲法の人権条約適合的解釈に向けて」を聞く。講師は近藤敦さん(名城大学)。人権条約の解釈は、より人間の尊厳を尊重するという立場でなされるようになっている。それをベースにした憲法解釈の可能性とその蓄積をいろいろ聞いて、とてもおもしろく、考えさせられた。いまの司法レベルの解釈の到達点でもしらないことが多く、刺激をうけた。仮放免という、生存を支える保障のない、仕組みのもとにある人たちの生存をどう守るか。外国の解釈や制度、そして日本はどの方向に向かおうとしているのか。とてもしんどい課題であるけれども、もっともっと、攻めた議論が必要だなあ。

 

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