辺野古の地盤工事 国は沖縄県に承認を勧告 期限は27日
いよいよ今月も最終局面、今日は、次の号の相談もしつつ、実務もあり、ゲラがではじめるので、それを動かす作業もし、あと自分が書く、短い原稿を2本などなど。
とにかくこの時期のこの暑さに閉口している。体がものすごく疲れているのもねえ。あたりまえで、普通の反応だけど、高齢者にはつらいですよう。
公私ともに苦しいことが続く。自分の苦しみ、しんどさは、社会全体が抱えている苦しみとしんどさと一体なのか、そうでないのか。
そんなことを考えつつ、いまの時代の社会そのものが抱える問題の接近を、いままでの視点を生かしつつも、さらに豊かな視点でみていくことができないかということをあれこれ考える。豊かというのは、いままでの自分たちの視点ではないにしても、古くからある見方で、いまものすごく大事になっている議論もあるようにも思えるから。いろいろ考えたいところ。ボクらの議論が深く傷ついていないか。考えるところは多くある。
さて、沖縄の問題。
辺野古の地盤工事 国は沖縄県に承認を勧告 期限は27日(NHK)
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先となっている名護市辺野古の地盤改良工事をめぐり、国は沖縄県に対し工事を承認するよう勧告し、期限を今月27日としたことを明らかにしました。普天間基地の移設先となっている名護市辺野古沖では、埋め立て予定地で軟弱地盤が見つかり、国が地盤の改良工事を行うため設計の変更を申請しましたが、県が「不承認」としたため工事は進んでいません。
国土交通省は去年、地方自治法に基づいて県に承認を求める「是正の指示」を行い、県は取り消しを求める訴えを起こしましたが今月4日に最高裁で県の敗訴が確定しました。
県は国の指示に従って工事の設計の変更を承認する義務を負うことが確定しましたがその後も承認していないとして、国土交通大臣が沖縄県知事に期限までに承認するよう勧告する文書を送り、20日に文書が沖縄県に届いたことを確認したとして、詳細を明らかにしました。……
知事が、いないときにこういうことをしてくることそのものが、政府は頭から沖縄を抑え込もうとしているということなんだろうなあとつくずく思う。
だけど、ここは、憲法と地方自治にもとづいて考えたい。
この報道からわかるように、ここで従わなくても、勧告の次には指示があり、その先に、命令を出すための裁判があり、代執行となるということ。2重3重に、知事が地方自治の立場から検討する余地は残されていると言うこと。さらにはその裁判は、これまでも最高裁も、命令の内容についての実質審議をすることを言ってきた。「是正の指示」にさいしての形式審理はゆるされるのかということもある。
もちろん、先日の最高裁の判決は、承認の義務があるとされているわけだから、県がそれをけるのには大きな決断が必要であることは違いない。そうであるからこそ、いま問われるのは、そういう難しい選択を前にした沖縄の県と県民への力強いエールではないのか。県民の意志にもどついても、いろいろな決断はありうるだろうし、今後のたたかいもいろいろなことがありうるだろう。だけど、ボクらは、絶対にあきらめないし、あきらめない沖縄に心の底から連帯する大きな声をつくらないといけないと思う。そう心に誓う。
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