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2023年9月

2023/09/30

「幻の地下大本営 〜極秘工事はこうして進められた〜」

 今日は、早朝仕事スタート。ここのところ睡眠が悪いから、早朝仕事が終わったあと、からだがだいぶしんどいなあ。眠いし。来月対談①の内容準備のための資料読みと、メールでの相談が大きな課題。途中、団地の管理会社との打ち合わせを少し。いろいろあります。

 午後は、「教員の長時間勤務の抜本的改善策を求める公開シンポジウム」をzoomで視聴。
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 早朝仕事スタートだったので、ところどころ意識が遠くなったりするが……。中嶋さんが給特法と義務標準法改正を提起。中嶋さんらしく、ぐっと問題をしぼりこんで、課題を提起。超勤手当の支給の実現と教員を増やすことがポイントで、そのためにも乗ずる数を変えること。係数を改善するための、数式などを示していた。うむ、眠気でその数式まではまだなかなか呑み込めない。
 前川さんが、体験的に給特法は廃止と労基法が適用を訴える。話はあいかわらずおもしろいけど。けどっていつも引っかかる感じがのこる。
 水野さんは、財源はあるって、資産課税の強化過剰投資の是正を提起。水野さんのお立場から。ただ、もう眠くって……。申し訳ない。
 幅広くがもっとうの集会。そういう意味もよくわかるが、ほんとうにそうなるのかは、どうだろうか?
 夜は、BS1スペシャル。「幻の地下大本営 〜極秘工事はこうして進められた〜」
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戦時中、長野県・松代に密かに作られた巨大な地下大本営。動員された朝鮮人労働者の名簿が発見された。日韓の新たな証言から知られざる極秘工事の実相を明らかにする。

太平洋戦争末期、本土決戦を想定した大本営は、政府機関や皇居を移転する地下壕を秘密裏に建設した。総延長10数キロに及ぶ「松代大本営」だ。近年、米議会図書館で朝鮮人労働者2400人を超える名簿が発見された。それによれば熟練した坑夫が必要なため、岩手のダム建設現場などから家族ぐるみで労働者が集められたことが分かった。番組では日韓の証言者を追跡。極秘工事の実態を明らかにし地下大本営が残した深い傷跡を描く。

 金本さんのお仕事は、ほんとうにいつもすごいと思う。今回も、おどろかされた。松代に動員された朝鮮人労働者の名簿が発見される。名前が見つかると、その人の人生が見えてくる。そこを追うことで、いったい何がおこっていたのかがわかる。もちろん、どんな過酷な労働だったのか、どのように集めなれたのか、さらにはそういう人たちがどのような戦後をおくったのか。外国人労働者はどのように扱われたのか。それはいまも問いかけないといけない問題であることも含め。

2023/09/29

入管施設収容中だったウィシュマさんが死亡した問題 名古屋地検が職員13人を再び「不起訴」

 今日は、とりあえずたまった実務を一気に処理。それからは、会議。

 資料読みをすすめながら、先の原稿の相談メールと、そこで思いついて、再来月インタビュー①の設定にすすむ。原稿相談の中身も刺激的で面白いが、そこから発展しての企画もわくわくする。そういう仕事はおもしろい。

 今日は中秋の名月だとか。うーん、残念な曇空。

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 いろいろな議論の直面する。2項対立的な議論のすすめかたは、日本の議論の特徴なんだろうか?それは少し閉口するが、それぞれに、根拠もあって、いろいろ思い悩む。折衷主義ではダメなんだろうけどなあ。本質を見極める力はいまのボクにはない。焦りと苛立ち。

 付随して、自分たちの訴えは、ほんとうにふさわしくかみ合っているのか。その根拠となるような認識そのものが歪んではいないのか、遅れていないか、まったく自信をなくす。ボクは、政策的な問題にどうしても関心が行くか、ほんとに、時代の変容に向き合っているのか。もっともっと、事実に、その事実の変化に関心をもたないと。なんども言うけど、積み重ねてきた原理を生かしつつ、大事にしながら、大胆な発想も必要だなあ。もっと、自分も何とかしないと。

 

【速報】入管施設収容中だったウィシュマさんが死亡した問題 名古屋地検が職員13人を再び「不起訴」(メ~テレ)
名古屋の入管施設に収容中だったスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさんが死亡した問題で、検察審査会の「不起訴不当」の議決を受け、再度審査していた名古屋地検は、入管施設の職員13人全員を不起訴処分としました。……

 検察というものも何のためにあるのか。法も、司法も、その存在意義が問われている。裁判所もそう。水俣の判決は、司法の役割をはたしたが、だけど、いまは大事なところで、政治に忖度?する。 政治も、司法も、日本社会のあり方そのものが問われているのだと思う。

2023/09/28

「仮放免者の生存権:憲法の人権条約適合的解釈に向けて」

 睡眠は最悪。弱ったなあ。この悩みとの付き合いは、まだまだ続くのだろうなあ。なんとかしないとなあ。

 弱った体で? 県立図書館の分室へ……。

 

 途中、県の労働委員会の前をとおる。

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 昔は、ここに通ったなあ。そういえば、そのときの主人公だった学童の先生にこの前、ばったりあった。もう20年近く前になる。勝ち切れたとは言えないから、やっぱり苦い思い出。そもそも学童保育は、たしかに、制度化はさまざまな面ですすんだけど。そして、学童の実数はそのころの倍以上になり、より社会的な認知度も高まったけど、制度としての安定性や成熟はほとんどすすんでいるとは思えない。そういう面でも忸怩たる思いが強い。

 社会全体を見たとき、そういうことがやっぱり多い。住民、関係者の支えで、なんとか持ちこたえていることの多いこと。公的な制度としての未成熟。だけどね、支えている人は、正直、多くの場合、ほんとうにしんどい思いをして、ある意味「損をする」。ここでまやらないといけないのかというほど。自分にかかわることだからやるわけだけど、だけど。損をするから、多くの人は距離を置く、無関心になる、自己責任の問題にされていく。ときによっては、悪意の声まであびさせられる。そういう社会になっていないかと。もちろん、それでもあきらめずに頑張り続ける人たちの姿をみて、強い思いで、向き合わなければとくり返し思うのだけれども。

 職場に行って、実務、そして、引き続き、いろいろ手配。今月もちょっとした矛盾。来月はさらにピンチだなあ。まだまだ、うまく、カバーできない。予定の期日は、明日だけど。難しそう。

 

 夜は、入管問題調査会の学習会。「仮放免者の生存権:憲法の人権条約適合的解釈に向けて」を聞く。講師は近藤敦さん(名城大学)。人権条約の解釈は、より人間の尊厳を尊重するという立場でなされるようになっている。それをベースにした憲法解釈の可能性とその蓄積をいろいろ聞いて、とてもおもしろく、考えさせられた。いまの司法レベルの解釈の到達点でもしらないことが多く、刺激をうけた。仮放免という、生存を支える保障のない、仕組みのもとにある人たちの生存をどう守るか。外国の解釈や制度、そして日本はどの方向に向かおうとしているのか。とてもしんどい課題であるけれども、もっともっと、攻めた議論が必要だなあ。

 

2023/09/27

声明 9.4 辺野古最高裁判決および国土交通大臣の代執行手続着手を憂慮する

 工場籠城あけは、やっぱりなかなか体調が回復しない。そんななかで、来月企画の詰めだとか、先の企画の手打ちだとか、あと、たまった実務とか、それから、資料読みをすすめたり。だけど、体が重いためだろうし、眠気もおそってきて全然すすまない。こういうときは、さからわず、のんびりやればいいのだろうけど、でも、先が苦しくなることを考えると、落ち着かず、いろいろやったり、悩んだり。結局、さらに疲れてしまう。この仕事は、若くないとやっぱり無理だと思うなあ。とくに、ボクのような分野の企画づくりには時間がかかるので……。

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 いろいろな論点について、読みながら考える。昨日は、政府の経済政策とか。ボクは、経済構造には向かわず、対処療法に終始しつつ、形ばかりの賃上げのよびかけがあり、結局、社会保障の削減が強まると思える。今日は、ウクライナの和平をいまどう考えるのかなどなど。難しいなあ。言い方を変えた方がいいなあとか思ったり。かなり詰めた勉強が必要な感じ。

 そんななか、行政学者有志の声明が発表された。

声明 9.4 辺野古最高裁判決および国土交通大臣の代執行手続着手を憂慮する
                 2023 年 9 月2 7 日 行政法研究者有志一同
 国土交通大臣(以下「国交大臣」)は、本年(2023 年)9月19 日、地方自治法第245 条の8 第1 項に基づき代執行手続に着手し、防衛省沖縄防衛局(以下「沖防局」)がしていた、辺野古沖・大浦湾周辺海域の埋立てにかかる軟弱地盤改良工事のための埋立地用途変更・設計概要変更承認申請(以下「本件承認申請」)を承認するよう沖縄県知事(以下「知事」)に勧告した(以下「本件勧告」)。本件勧告は、本年9 月4 日に最高裁判所(以下「最高裁」)が、本件変更承認申請につき知事が202 1 年11 月25 日にした設計概要変更不承認処分(以下「本件不承認処分」)について、国交大臣が行った本件承認申請の承認を求める是正の指示(以下「本件是正の指示」)を適法とする判決(以下「本件判決」)を受けてなされたものである。しかし、本件判決の理由は、地方自治の本旨を理解しない不合理極まりないものであり、本件判決により本件是正の指示が適法であることが確定したとして、国交大臣が代執行手続に着手したこと、および、上記の勧告、さらには今後発出すると予想される指示に従って、知事が本件承認申請を承認することは、自治権保障の実効化のために制度設計されている地方自治法の関与制度の趣旨に沿わない、あるいは、関与制度の形骸化を助長するものである。
 第一に、本件判決は、是正の指示と裁定的関与としての裁決といった本来別個の制度であるはずの2つの国の関与の制度の混同に基づくもので説得力に欠け、それどころか、地方自治の保障の観点からすると有害だからである。
 本件是正の指示は、本件承認申請につき、公有水面埋立法第42 条第3 項(第13 条ノ2 第1 項・第2 項準用)に定める変更承認の要件を充足しないとしてされた本件不承認処分を違法と認定してされたものであるところ、最高裁は、本件不承認処分が前記条項に違反してなされたものであるか否かを審査することなく、沖防局がした審査請求に基づいて2022 年4 月8 日に国交大臣がした本件不承認処分の取消裁決の拘束を根拠にして、上記の認定をした。是正の指示と取消裁決はそれぞれ内容および法的効果の異なる制度であり、とりわけ、是正の指示には、取消裁決と異なり、関与取消訴訟といった独立した司法審査制度が用意されていることに照らせば、是正の指示の審理および適否の判断については取消裁決の拘束力は及ぶべくもない。したがって、取消裁決の拘束力を理由として是正の指示の適法性の実質審査権を裁判所が放棄することは許されないはずである。この理に反しそれを許容する本件判決は、関与取消訴訟における司法審査の制度趣旨(「地方公共団体の長本来の地位の自主独立の尊重と、国の法定受託事務に係る適正の確保との間の調和を図る」〔本件原審・福岡高等裁判所那覇支部令和55年33月1616日判決〕)を蔑ろにするものである。
 第二に、本件判決のように是正の指示の取消請求を棄却する最高裁の判決が確定した場合であっても、都道府県知事が是正の指示に従った法定受託事務の処理を行わないことは、代執行手続の存在に照らせば、地方自治法上直ちには違法とは評価されず、かつ、本件のように知事のした法定受託事務の処理の実質的な適法性が最高裁において最終的に否認されていない場合に知事がこの機会を活用しないことは代執行手続の存在を形骸化することにもなりかねないからである。
 そもそも代執行手続において法定受託事務の管理・執行の違法または不作為のみならず、「他の方法によつてその是正を図ることが困難である(こと)」および「放置することにより著しく公益を害することが明らかであるとき」といった要件が加重されているのは、憲法が保障する地方自治の本旨に基いて実体法的にも手続法的にも地方公共団体の自治権を手厚く保護する趣旨にでたものでもある。仮に本件のように最高裁の判決により是正の指示が適法であることが確定したとしても、国と地方公共団体とが対等の関係にあることに照らして、最終局面まで地方公共団体がそれに従わずに、地域的な特性を考慮した自主的な判断を行う余地を認めているのである。
 したがって、最終的には代執行手続において予定されている裁判所の審理に委ねられている以上、知事は代執行手続、とりわけ代執行訴訟において本件不承認処分が適法である旨を主張できるのであり、この機会は活かされるべきである。
 なお、本件判決によって知事が承認するよう義務付けられたものと解する向きも一部に見られるが、そのような理解は、本件判決がたんに本件是正の指示の取消請求を棄却したものにすぎず、承認そのものを義務付ける法的効果を有しないこと、さらに、上記の通り、是正の指示の関与取消訴訟とは別に独立した司法審査の機会を保障している代執行手続が存在していることに照らせば、不正確の謗りを免れないのであって、本件判決が確定した後においても知事が承認を行わないことは、地方自治法上ただちに違法の評価を受けるわけではなく、むしろ法がその可能性を認めていることが広く認識されるべきである。
 私たちは、国土交通大臣に対しては、上記の問題点を孕む本件判決に依拠することなく、憲法の保障する地方自治の本旨や地方自治法の定める原理原則に立ち返り、ただちに代執行手続を中止し、沖縄県との対話によって紛争の解決を図ることを求めるとともに、沖縄県および知事には、辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票(2019年2月24日実施)で示された県民の意思を尊重する立場を引き続き堅持し、仮に代執行手続が続行されたときは、自治の担い手としてこれに正面から向き合うことを切に願うものである。

  知事は勧告をうけての、期日までの承認は見送った。まだ熟考する必要があるということだ。それは当然だ。そして、声明も言うように、地方自治の原則から言っても、まだまだ知事が意見を言う仕組みは残されているはずだ。
 

2023/09/25

“冤(えん)罪”の深層〜警視庁公安部で何が〜

 工場籠城終了。やはり疲れます。

 夜がここのところ冷えるので、タオルケットでは寒く。昨日はおもわず、羽毛布団を引っ張り出した。また、暑くなるというから、結構、選択が難しい季節だな。

 すっかり涼しいけど、一方で、ベランダでは夏の花がまだまだがんばっているなあ。

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 先の企画の発注が気になる。いろいろ手を打つが、それでも厳しい号がまじかに迫ってくる。ここ数日で、1つは、知恵をしぼりだしたいところ。

 

 さて、昨日のNスぺ。すごかった。「“冤(えん)罪”の深層〜警視庁公安部で何が〜」

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なぜ“冤罪”は起きたのか―。3年前、軍事転用が可能な精密機器を不正に輸出したとして横浜市の中小企業の社長ら3人が逮捕された事件。長期勾留ののち異例の起訴取り消しとなった。会社側が国と東京都に賠償を求めている裁判で今年6月、証人として出廷した現役捜査員は「まあ、ねつ造ですね」と語り、捜査の問題点を赤裸々に語った。公安部の中でいったい何が起きていたのか。法廷の証言と独自資料をもとに徹底取材で検証する。

 権力犯罪としての、警備公安の闇は、歴史的にも何度か大きな告発があり、ボクも、読んだり、聞いたりしてきた。今回は、ど真ん中の公安、しかも、外事(一課)である。その闇に、迫る取材力は、ほんとうにものすごいものがある。どのように冤罪がつくられ、それが、とまらないかったのか。公安にある構造的闇をうきぼりにする。そのすすめられていく過程もまた、すさまじい。

 番組では、ふれていなかったが、ことは中国案件である。政治色の強い公安のなかで、それが何らかの思惑として働いたのか。時代の空気として、政治家への忖度として。うーん。

2023/09/24

性犯罪歴確認の「日本版DBS」法案、臨時国会への提出見送りで調整

 急に涼しくなったのに体がついて行かない感じ。体とはかくもやっかいだ。だるいっていうか、熱はないけど、やや熱っぽい感じ。

 そういうなかで、なかなか仕事がすすまないので、日曜なので掃除日なのに、掃除もあまりできなかった。とにかく、ゲラ読みをすすめる。先の企画のためにメールを5本ぐらいうったり。なかなかなあ。

 寒くなると、ちょっと炊き込みご飯を食べたくなる。

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 なんか、変な夢をいっぱいみる。仕事の夢が中心だったけど、とにかく変な夢をいっぱい。さらに疲れる~。

 明日、工場籠城が終われば、気分を思いっきり入れ替えよう。

 

性犯罪歴確認の「日本版DBS」法案、臨時国会への提出見送りで調整(朝日新聞)
 子どもと接する職場に、従業員の性犯罪歴を確認させる新制度「日本版DBS」をめぐり、政府は、当初予定していた秋の臨時国会への法案提出を見送る方向で最終調整に入った。確認の義務化対象などについて、与党内から異論が相次いでいたため、内容を再検討する。

 こども家庭庁は、学校や保育所、児童養護施設などに性犯罪歴の確認義務を課す一方、学習塾やスポーツクラブについては、制度利用を望む事業者を政府が認定する仕組みを想定していた。データベースに犯罪歴が記載される期間は、更生や社会復帰の観点から一定の上限を設けることも検討していた。……

 いろいろ難しいことは、理解はできないわけではないけれども、それを子どもたちのために、いちばんいい答えをみつけたいところ。だけど、議論が迷走していないか、気になるところでもある。議論の後退は顕著だし、どこに向かうのだろうか。難しくても、人権にかかわる議論というのは、ほんとうに、この国、この社会はへただと思うし、ダメだと思うなあ。この問題はいろいろ調べたいと思っていたけど、少し、時間をかけて勉強だな。

2023/09/23

全国に蔓延する「刑務所の食事よりひどい給食」の実態 エビフライはゼロになり、急増したのは切り干し大根…

 午前中からいろいろあって、そのいろいろの過程で、今日は祝日(休日)じゃんということに気がつく。ただ、体調はかなり悪い。やっぱりいろいろ疲れているし、傷ついているし、ダメージをうけている。

 今日は、ゲラ読みが中心。ほかに執筆者とのやり取りなども、少し。来月対談①の設定完了。来月以降の企画のための資料読みをすすめたり。休日なら、休めばいいのに、そうにはならないいですよね。

 夕方、買い物と配達。

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 少しだけ、秋の雰囲気。

 

 いろいろ考えたいテーマは多いよね。 

全国に蔓延する「刑務所の食事よりひどい給食」の実態 エビフライはゼロになり、急増したのは切り干し大根…(AERA)
 全国で給食調理業務を請け負ってきた「ホーユー」が夏休み明けに突然、給食の提供を停止した問題では、学校関係者や保護者から怒りや不安の声が上がった。『学校給食 食育の期待と食のはざまで』(岩波書店)の著者で、「学校給食ニュース」の編集責任者でもある牧下圭貴(けいき)さんは「学校給食を『たかが子どもの昼飯』ととらえる自治体や地方議会が多い。それがこの問題の根底にある」と指摘する。……

 たしかに給食の「質」というのも大きなテーマ。そういうことを考えると、ナショナルミニマムということも考えてしまう。ナショナルミニマムと地方自治という原理との関係は、結構、ボクにとっては難しい。だけど、子どもの成長や発達にかかわる問題だけに、国の責任というものを考えざるを得ないようにも思えてくる。法制化や、制度化は必要ないのか? 地方自治体の困難が大きくなっているだけに、いっそうさまざまな問題は広がりそうにも思えてくる。なにしろ「帝国データバンクの調査によると、22年度、給食事業者374社のうち127社、34.0%が赤字で、減益は29.1%だった。合わせて63.1%の企業業績が悪化している」というのだから。こうした問題も、しっかり見ておく必要があるということも痛感させられる。

 

 さて、いろいろ、人生を考える時期だなあ。

2023/09/21

岸田首相 来週前半に物価高など受けた経済対策の柱を示す方針

 最後の原稿も入れて、あとは、校正など編集実務に集中。途中、来月対談のメールのやりとりも。いよいよ明日から工場籠城です。

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 いよいよ曼珠沙華。彼岸花。いつも、この季節はごんぎつねを思い出す。子どもによく読み聞かせをした。その息子は、孫たちに読み聞かせはやっているのかなあ?

 

岸田首相 来週前半に物価高など受けた経済対策の柱を示す方針(NHK)
 岸田総理大臣は、訪問先のニューヨークで記者会見し、ロシアによるウクライナ侵攻で法の支配が揺らぐ今こそ国連改革が必要だとして、実現を目指す決意を強調しました。また来週前半には物価高などを受けた経済対策の柱を示し、検討を本格化させる方針も示しました。

 国連総会に出席するため、ニューヨークを訪れている岸田総理大臣は、日本時間の21日朝に記者会見を行いました。

 岸田総理大臣は、総会で行った一般討論演説などについて「厳しい世界を前に協調のための国際社会を実現するには人類全体で語れることばが必要だという考えから、『人間の尊厳』が守られる世界を目指すべきだと強く訴えた」と振り返りました。……

 そもそも、人間の尊厳とか、法の支配とかよく言えたものである。それを徹底してふみにじり続けているのは誰なのか。政治家の言葉はほんとうに軽くなる。しかも、経済対策。「構造的な賃上げや官民による投資拡大に重点をおいた大胆な内容の経済対策」という、賃上げはまだしも、投資拡大が重点化。そもそも複合的、構造的な経済不況であるのならば、もっともっと、深い変革も必要だし、同時に、深刻さから言っても対処的な対応も求められる。この言葉も軽いなあ。

 そういうなかで、解散・総選挙と言うことが消えない。これだけボロボロの支持率で、今後も、いろいろ閣僚の問題は続きそうなのにだ。党内を見越してということともに、野党も足元をみられていると言えばいいのか。いずれにしろ、これまでの政治の常識はもう通用しない。そのことも、法治主義だとか、議会制民主主義だとかを壊し、軽視してきたある意味結果とも言えるわけで。そもそも政治のあり方そのものを問わないといけない。

 

 こういう仕事をしていると、いろいろなテーマで勉強したいことが増える。それがまた、企画につながるのだけど、なかなか勉強する時間がとれず、いらいらすることも多い今日この頃。あと、この仕事を何年するのか。どこまで、勉強をつづけるのか? これから、こんな偏った能力しかない人間が、どこで、どのように役に立てばいいのだろうか。なかなか難しい今後でもある。

2023/09/20

辺野古の地盤工事 国は沖縄県に承認を勧告 期限は27日

 いよいよ今月も最終局面、今日は、次の号の相談もしつつ、実務もあり、ゲラがではじめるので、それを動かす作業もし、あと自分が書く、短い原稿を2本などなど。

 とにかくこの時期のこの暑さに閉口している。体がものすごく疲れているのもねえ。あたりまえで、普通の反応だけど、高齢者にはつらいですよう。

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 公私ともに苦しいことが続く。自分の苦しみ、しんどさは、社会全体が抱えている苦しみとしんどさと一体なのか、そうでないのか。

 そんなことを考えつつ、いまの時代の社会そのものが抱える問題の接近を、いままでの視点を生かしつつも、さらに豊かな視点でみていくことができないかということをあれこれ考える。豊かというのは、いままでの自分たちの視点ではないにしても、古くからある見方で、いまものすごく大事になっている議論もあるようにも思えるから。いろいろ考えたいところ。ボクらの議論が深く傷ついていないか。考えるところは多くある。

 さて、沖縄の問題。

辺野古の地盤工事 国は沖縄県に承認を勧告 期限は27日(NHK)
 沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先となっている名護市辺野古の地盤改良工事をめぐり、国は沖縄県に対し工事を承認するよう勧告し、期限を今月27日としたことを明らかにしました。

 普天間基地の移設先となっている名護市辺野古沖では、埋め立て予定地で軟弱地盤が見つかり、国が地盤の改良工事を行うため設計の変更を申請しましたが、県が「不承認」としたため工事は進んでいません。

 国土交通省は去年、地方自治法に基づいて県に承認を求める「是正の指示」を行い、県は取り消しを求める訴えを起こしましたが今月4日に最高裁で県の敗訴が確定しました。

 県は国の指示に従って工事の設計の変更を承認する義務を負うことが確定しましたがその後も承認していないとして、国土交通大臣が沖縄県知事に期限までに承認するよう勧告する文書を送り、20日に文書が沖縄県に届いたことを確認したとして、詳細を明らかにしました。……

 知事が、いないときにこういうことをしてくることそのものが、政府は頭から沖縄を抑え込もうとしているということなんだろうなあとつくずく思う。

 だけど、ここは、憲法と地方自治にもとづいて考えたい。

 この報道からわかるように、ここで従わなくても、勧告の次には指示があり、その先に、命令を出すための裁判があり、代執行となるということ。2重3重に、知事が地方自治の立場から検討する余地は残されていると言うこと。さらにはその裁判は、これまでも最高裁も、命令の内容についての実質審議をすることを言ってきた。「是正の指示」にさいしての形式審理はゆるされるのかということもある。

 もちろん、先日の最高裁の判決は、承認の義務があるとされているわけだから、県がそれをけるのには大きな決断が必要であることは違いない。そうであるからこそ、いま問われるのは、そういう難しい選択を前にした沖縄の県と県民への力強いエールではないのか。県民の意志にもどついても、いろいろな決断はありうるだろうし、今後のたたかいもいろいろなことがありうるだろう。だけど、ボクらは、絶対にあきらめないし、あきらめない沖縄に心の底から連帯する大きな声をつくらないといけないと思う。そう心に誓う。

2023/09/19

岸田首相 来週 経済対策の柱示し10月中めどに取りまとめの考え

 今日も、朝から1本提出原稿作業。夕方にもう1本。インタビュー②の修正はなかなか深まって、勉強になる。個人的にとても満足。あとは、会議もあり、実務もあり。やっぱり忙しい日々である。先の企画の調べ物をしっかりしないと、ちょっとまずい感じではあるのだけど。

 夕方に、「フェミ科研費裁判報告集会」。雪田樹里弁護士の講演の途中ぐらいから聞き始める。なるほどなるほど。そして、弁護団の弁護士さんの話、原告4人の話。みんな謙虚だなあ。もちろん、判決に不満もあり、忸怩たる思いということもあるのだけど、やっぱり、長い女性たちの差別を克服していくたたかいのなかに、この裁判を位置づけている。そのことが胸を打った。
 ボクだって、いろいろ嫌なこと、苦しいことが続いている。いろいろ、ダメージをうけている。そもそも気分転換が不得手な人間だからなあ。それでも長い目でいまをどう見るのか、どのように、声をあげていくのか。大きな勇気をもらった感じだった。

 何となく、政治は凪のような雰囲気になっている。だけど、岸田さんは、何をやるかわからない人だから、あっさり解散したりして。

 臨時国会はどのような国会になるのか……。

岸田首相 来週 経済対策の柱示し10月中めどに取りまとめの考え(NHK)
 物価高などを受けた経済対策について、岸田総理大臣は自民党の役員会で来週、対策の柱を閣僚に示し、10月中をめどに取りまとめる考えを重ねて示しました。

 この中で、岸田総理大臣は、先に内閣改造と自民党の役員人事を行ったことに触れ、「『変化を力にする日本』に向けた体制を本格的にスタートした。閉塞感(へいそくかん)を打破し、『あすはきょうよりよくなる』と、誰もが思える国づくりを進めたい」と述べました。

 そして、現在の経済状況について、成長と分配の好循環の実現に向け、賃上げや投資の促進、巨額の需給ギャップの解消など、攻めの経済に転換する動きが生じていると指摘しました。

 そのうえで、「こうした動きを着実なものとし、足元の物価高に対応するため、大胆な経済対策を策定する」と述べ、来週、対策の柱を閣僚に示し来月中をめどに取りまとめる考えを重ねて示しました。……

 おととい、スーパーに買い物に行って、ほうれん草を買おうと思ったら、なんと、一束380円で腰がぬけそうになった。もちろん買えなかった。ほんとうにたいへんなことになっている。そんななかでも経済対策だけど、その正体は何も見えてこない。10月とりまとめというこで、そうなると補正はいつやるの? 国会審議はどうなるの?本気度も、真剣さも見えてこない。アドバルーンだけ、あげるだけあげて、何も決めずに、解散総選挙とでも言うのだろうか? とてつもなく変な展開である。

 ところで、一昨日、最愛キムチがやってきた。おいしく、かつ、濃い味。

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2023/09/18

バス運転手、2030年度に3.6万人不足 24年問題も影響

 今日は、朝から蜂の巣駆除スタート。もちろん、ボクは役に立ちませんですが(苦笑)。蜂の巣は小さかったのと、昨日、ビニール袋をかぶせておいたので、この暑さで、死んだり、逃げ出したりして、わりかし簡単に作業が終わって一安心です。

 部屋に戻って、提稿作業。今日は夜までに6本提稿。いよいよピークです。

 午前中には、団地関係の話し合いもあった。ふー、何とか終了。

 

 午後には敬老の日ということで(苦笑)。孫①孫②が手紙をもってやってきれた。

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 じーじの家でお絵かきもしてくれた。

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 いろいろ成長を感じさせてくれます。きてくれて、じーじはとってもうれしかった。

 今日のニュースから。

バス運転手、2030年度に3.6万人不足 24年問題も影響(日経新聞)

【この記事のポイント】
・バスの運転手が不足し、都市部でも減便が広がる
・残業規制が適用される2024年問題が大きく影響
・大阪や福岡では自動運転導入に向けた実験も進む

全国でバス運転手不足が深刻になっている。地方だけでなく都市部でも減便が相次ぐ。業界団体は2030年度に全国で約3割の運転手が不足すると試算する。東急バス(東京・目黒)と神奈川中央交通が定員2倍の「連節バス」を24年度から横浜市で運行する……

 鉄道をつぶし、しかし、バスも衰退していく。ただでさえ地域経済にきびしさにくわえ、労働問題も加わってくる。生活路線までもがなくなっていく。公共交通ということばは、もうすでに死語なのだろうか。そのぐらい、「公共」ということが問われなくなった。社会自体にそのことをとう力が弱くなっていることを、真剣につみめることが必要だと思う。それをどのように回復していくのか。「コモン」という言葉もはやりだけど、どしっかり、勉強するか。ちょっと、ボクの議論の水準はだいぶおくれているのかもしれないなあ。

 

 公私ともどものいろいろある気が重いことのなかの一つは、終わったのだけれども、まだまだ解決は見通せない。

 おまけに、男社会がほんとうにハラスメント社会だということもつくずく考えさせられることにも直面する。なんだかんだいってしっかり頑張るしかないんだよなあ。

 

 

2023/09/17

「福田村事件」の感想

 今日は朝から団地の草取り。主だった剪定が終わり、かなりすきっとしたので、残った草ボウボウのところを少しずつ掃除がはじまる。ボクも、わけ行っての、草取りを敢行。その他いろいろ調整をする。そのほか、公私ともに気が重いことが多いのが今日この頃だけどね。

 さて、「福田村事件」の感想をここで。

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 大きな感想は、いろいろな方が書かれている、東京新聞の北丸さんのものもよかった。家父長制と植民地主義にかかわる免罪符という問題提起は、ボクもまったく同意見だ。エンターテインメント映画としての完成度も? で、説明的だったり、商業的すぎたりするシーンも多い。それはいろいろ言われているので、そのとおりだと思う。ボクがすごく感じたのは、この映画の問いかけの意味をボクらがこれからどううけとめるのかということ。最後の方で行商人の生き残った少年が、殺された人にも一人一人名前があったのだというシーン。そう、大震災で虐殺された朝鮮人は名前もわかっていない人が多いってこと。そして、その調査もされてないこと。なきものにされようとしていること。その痛みというものをボクらがどう捉えるんかということ。そんなことを、真正面から問われた気がした。ボク自身もそのことについて、どこまで理解していたのかということも。

 ほんとうに曖昧にせずに問い続けていかなければいけない問題。

 そう感じさせてくれただけで、この映画は価値があるともボクは思った。

2023/09/16

初の「女性ゼロ」…副大臣・政務官は男性ばかりの記念写真 岸田政権、政府の女性活躍目標に逆行

 今日も結局暑い日。早朝仕事スタートだったけど、スタートはまだ暗かったけど、終わったころには汗びっしょり。なんなんだろうね。この季節感は。

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 朝から、仕事の方は、インタビュー③の修正の作業も始まる。いろいろ手立てをうたなければいけないので、積みあがった紙の資料の整理などにも挑む。まだまだいろいろ見えてこないなあ。

 

 さて、今日は団地の理事会。いろいろせっせと資料作りにも励む。ほんとは地域の河川災害の学習会にもいきたかったけど、団地の人も参加してくれたみたいだし。ボクはボクの仕事。考えるべきこともいっぱいあるし。

 会議でいろいろ意見を聞く。発言に偏りはあるにしても、それでもいろいろ意見を聞いて、知恵をあつめて、何とか考える。組織というものはそういうものだろうなあ。いろいろ難しい問題もそれで何とかやっていく。

 

 さてさて、岸田改造内閣をどう見るのか。副大臣や政務官人事もおどろきの連続。

初の「女性ゼロ」…副大臣・政務官は男性ばかりの記念写真 岸田政権、政府の女性活躍目標に逆行(東京新聞)
 政府は15日の閣議で、第2次岸田再改造内閣の副大臣26人・政務官28人の人事を決定した。2001年に現行の副大臣・政務官制度が始まって以来初めて、内閣発足時の女性起用がゼロとなった。政府は「社会のあらゆる分野で指導的地位に女性が占める割合」を20年代の可能な限り早期に30%に引き上げる目標を掲げている。目標に逆行する人事に、自民党内からさえも「さすがにひどすぎる」と批判の声が上がっている。…… 

 いくら大臣の5人が女性だといばっても、これはちょっとひどすぎる。

 それだけではない、副大臣人事もひどすぎる。副大臣・政務官26人が統一教会と接点 とか。「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体との間で、直近の選挙の際に事実上の「政策協定」にあたる推薦確認書に署名したことを認めていた深沢陽一衆院議員が15日、外務政務官に就くことが決まった」との報道も(朝日)。 ボクは、いわゆる文教関係者になるのだろうか? そもそも所管大臣が、統一協会と深い関係だったわけだし。

 総理補佐官には女性が登用されているとも言われているが、その一人の上野通子氏はかつて「家庭教育ができていない親は責任を負っておらず、明らかに法律(教育基本法)違反。支援法で改めて正す必要がある」と語ったとか。

 いろいろな角度からみて危ない内閣でもあるのだと思う。どのような運営をしていくのか。気を抜くことは許されないでしょう。国会のみなさん!

 

2023/09/15

職業教育進学者、加盟国平均下回る OECDが報告書

 今日も朝からインタビュー③の原稿づくり。一気に仕上げに行って、もう今日発信。ぐぐっと、仕事が楽になります。少し、先の仕事の手立てをと、いろいろ作業もできそう。今日もいくつかメールを送った。いろいろ次に挑戦するのは何だろう? インプット仕事もここではしたいところです。さて、今日も暑かった。

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 夜は、お話を聞く。新しい発見とか、感動とかもあったし、「?」とか、うーんとか、いろいろ反応はあるのだけれども、わりかし、なるほどというところも意外なところであったり、予想していた感想とは少し違った感じもしないわけではない(苦笑)。

 新聞とか、ネットとか読んでいて、感心しきりの文章がいくつか。東京新聞の本音のコラムの北村雄二さんの文章はうなった。たぶん同意見だろうなあ。聞くところによると、ころからの木瀬さんは怒りで立ち上がったとか。この映画の主題が朝鮮人虐殺ではないからという人もいるけど、それはちょっと話のすりかえに近い感じもする。いや、制作者、監督が話をすり替えたのかなあ。もう一つは、熊沢さんの「ノンエリートの自立」。z世代のすこしずつの変化に、あたらためでこの議論に光をあてる。これはぜひ。http://kumazawa.main.jp/?p=2208&fbclid=IwAR3MZLdMfwodWQce1YF-lFrDOEv4mDd2VJmrZ08An6sIuh-cjJdoSMe12HE

 わかものの苦難という点では、こういう記事も興味深い。

職業教育進学者、加盟国平均下回る OECDが報告書(日本教育新聞)
 OECD(経済協力開発機構)は12日、加盟各国の教育の状況を比較した「図表でみる教育」の2023年版を公表した。今回は職業教育に重点を置いて分析した。日本は後期中等教育(高校)を、職業教育課程で学ぶ若者(15歳から19歳)の割合が12%とOECD平均の23%を下回ることなどを解説している。
 オンラインで会見したアンドレアス・シュライヒャーOECD教育・スキル局長は「日本で職業訓練は不人気だが、プログラムの修了者に高等教育への進路を保証しており、大きな強みになっている」などと話した。……

 日本の教育では何を評価してきたのかということもかかわるのか。最近は、ぜんぜん追っかけていなかったテーマだけど、かなりの刺激をうける記事。

 

 阪神黄金時代という説もあるけど、無理だろうなア。球団があほだし。岡田待望論を封殺したのも、いやそもその前に岡田を切ったのも、球団だしねえ(苦笑)。 

2023/09/14

極右論者らの浸透許す自衛隊 「戦後憎悪」へ逃げ込むな=吉井理記(東京学芸部)

 何か今日は、もうスピードでインタビュー③の原稿化。とにかく大胆に編集して、何となく形が見えてきた感じはする。明日には、原稿化しきって、明後日に仕上げにかかれば、いろいろ忙しいほかの用事があっても、日曜日の早い時間には発信できそう。なかなかがんばっています。

 だけど、インタビュー②から休みなしで③に突入すると、やっぱり心身ともきついです。昨日までは、ずっと部屋にこもって原稿と向き合っていたので、よけいにね。この仕事は、やっぱりきついです。

 久しぶりにベランダの朝顔。まだまだにぎやかだなあ。

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 阪神の”あれ”が今日一日中の話題だった。85年のときは、東京に来たばかりだったけど、熱狂的な阪神ファンだった(大阪だし)。その年の甲子園は清原だった。2003年と2005年は、もう阪神ファンではなかったな。いまは、阪神の選手はほとんど名前も知らない。忙しくてあまり野球も見なくなった。”あれ”が話題になっているけど、”あれ”というと、ボクは緑豆の花の主人公のイガンを連想してしまう。だいぶちがうことだけど、言葉にできないことというものは、いろいろあるなあとは、考えたりする。

極右論者らの浸透許す自衛隊 「戦後憎悪」へ逃げ込むな=吉井理記(東京学芸部)(毎日新聞 記者の目)
 先日、未来の自衛隊のリーダーを育てる防衛大学校(神奈川県横須賀市)の等松春夫教授が、防大の教育の実態を毎日新聞デジタルや夕刊(8月7、14日)で告発した。

 詳しくはそちらをご覧いただきたいが、とりわけ防大や自衛隊の各教育機関で、極右論者らを講師として招いていることに驚いた読者が多かったようだ。だが、記事で触れたのは一例に過ぎない。実態はもっと深刻だ。

 というのも、中には現憲法や戦後日本を全否定するような論者もいるからだ。「戦後否定」や「戦後憎悪」と言ってもいいと思う。……

 それがすべてではないとしても、でも、自衛隊のなかで大きな影響力をもっていることが否定ができないことでもある。いろいろな人の話を聞いても、そのことはいえる。たとえば、自衛隊の基地は旧軍の基地をそのまま使用しているところが少なくない。そういうところの広報施設にいくと、地方にいくほど、実は、旧軍との連続性を感じさせる展示がすくなくない。鹿屋なども典型だけど、九州では、そうした連続性を誇りとしているものも少なくはないのだ。もしかしたら、憲法の規範性への意識が薄れ、近年ふたたび強まっているのかもしれないし、注意が必要なのかもしれない。いろいろ気になることが多いこのごろである。

2023/09/12

岸田首相 あす内閣改造へ 初入閣11人 女性の入閣5人は過去最多

 今日もインタビュー②の原稿づくり。とりあえず形にする。いまのところ、自分の能力的には、これが限界だなあ。まだまだ、わかりにくいような気はするのだけど。うーん、明日朝、もう一度手直しして、発信だな。いろいろ行き詰ったので、インタビュー③の作業もすすめる。仕事づくめ。

 行き詰った日の、昼食は、LAWSONでこれ。

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 すっかり店舗にはいかなくなったけど、たまに食べたくなる(苦笑)。だけどね…。

 

岸田首相 あす内閣改造へ 初入閣11人 女性の入閣5人は過去最多(NHK)
13日に行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、すべての閣僚の顔ぶれを固めました。松野官房長官や鈴木財務大臣らを留任させ、政権の骨格を維持する一方、外務大臣に上川陽子 元法務大臣を起用するなど、これまでで最も多い女性5人が入閣することになりました。…

 いったい内閣改造って何だろう。この内閣改造で、何をしたいのだろう。岸田さんには対抗馬はいない。そういう凪の状況下での党内政治の産物か。ポスト岸田をちらちらみせつつ、在庫一掃もしっかりと、バランスもしっかりと。だけど、それでも求心力は強まらないのが岸田政権。それが、この政権の弱さでもあるが、強さでもあると言えばいいのか。うーん。

 対抗軸をつくれていない。では、対抗軸とは何で、どうすればそれがつくれるのか。いろいろ考えて、いろいろ取り組んできた。そのうえに立ちつつ、原点に戻って考えたいところ。長い秋のたたかいになりそうだし。

2023/09/11

いろいろありすぎます

 今日も、朝からひたすらインタビュー②の起こし兼原稿づくり作業。法律に関わる緻密な小難し議論なので、ほんとうに時間がかかる。大丈夫かなあ。結構、ヘトヘト。

 行き詰まったら散歩だね、と少し散歩。

 団地の仕事でも行きづまり感。いろいろありすぎます。

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 あまりにも社会の動きも、社会の変容も激しくて、なかなかついていっていない感にさいなまされる日々。がんばっても、どうにもならないこともあるのかなあ。それでも最大限の努力だなあ。

 夜はめずらしく外食。

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 がんば。

2023/09/10

書評会『教育DXは何をもたらすか―個別最適化社会のゆくえ』

 今日はたっぷり寝た。眠れるのはやっぱりうれしい。だけど、昨日、飲みすぎたせいか(笑)、変な夢を見たせいか、朝から心が重かったけど、だけど、すれはすぐにわすれてしまった。

 今日は、日曜日だけど、家にいないので、掃除はなし。朝から、インタビュー②の起こし兼原稿整理作業。なかなか時間がかなります。難しい内容なので、文章化するのに時間もかかるし、やっぱりたいへん。

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 外はまだまだ微妙な気候。ことしは、どこでも変な天気だ。

 午後からは、福祉国家構想研究会の書評会『教育DXは何をもたらすか―個別最適化社会のゆくえ』にオンラインで参加。

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 ある人から感想を求められたので、「個々の論点はおもしろかった。教育DXは、全体として何をポイントにするのかはいつも難しいなあと感じる」と書いたら、「今日?のブログは、それを結論にしないでくださいね」と言われてしまった。ので、少し違うことを書く。

 実は、インタビュー②の作業をしながら聞いていたし、そもそも教育DX本も、熟読までは言っていないし。そのことを前提だけど、こういう研究会は、報告者も知らない人がどんどんふえていくけれども、結構、個々の報告は、引き込まれることが多い。そもそも、本の執筆者そのものも、メインの谷口さんは、なんどかごいっしょさせてもらったことはあるけれども、そんなによく知っているわけではない。だけど、今日の話を聞きながら、大きく、新自由主義改革という視点で、教育DXの動きを見ていくことの重要性はよくわかったし、後半の子どもの事実や子どもの実際から、教育DXを見ていくことの大事さは、ほんとうによくわかる話は多かったわけで、そこをつなげるように分析が大事なんだると。たぶん報告にもそのヒントがあって、なによりも本のなかの谷口さんの議論が、おそらく今後、それを深めていくうえでの契機になると感じさせてくれる書評会だったように思うのだ。教育のつどいの帰り道、ごいっしょした研究者にボクは、教育DXなりICTの議論は、まだこなれていないといったのだけど、そして、討論ということになると、ほんとうにこなれていないのだけれども、それでも、ヒントがたくさんあって、いくつかの視点をもらったように思っているということだったりする。 

 

 でも、インタビュー②をすすめて、インタビュー③をやって、団地の仕事も大きなものがあって、ほんとに間に合うのかなあ。大丈夫かなあ。

2023/09/09

ライブ

 うむ。今日は午前中、インタビュー③の収録。夜は、それに付随しての交流というなの飲み。すごい話を聞いた日。

 さて、午後はひたすらインタビュー②の起こし作業。結構、大変な作業というのは再度強調。

 

 相方が見始めたドラマ。

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女性で地方大学出身というだけで就職できずにいたハン・ジョンオと、働いていた会社がマルチ商法で倒産し、被害届を出しに行った先で出会った警官にあこがれたヨム・サンス。2人は熾烈な競争を経て警察学校を卒業したものの、韓国国内で最も忙しいと言われる「ホンイル交番」に配属される。憧れと期待に胸をはずませていた2人だったが、想像よりも過酷な仕事が待ち受けており、彼らは夢と現実の壁にぶつかっていくのだが…。

 とんでもないぐらい、悔しいぐらいついていない。しんどい人生をおくっている登場者たち。なんか感情輸入をしてしまう。そういう人たちが、韓国社会では、いわば勝ち組の警察官になって、もがいていく。直面する事件そのものが、やっぱり苦しい事件で、切ないけれども。

 こんな番組を見ていると、日本の警察はクソだな。そういう日本社会のクソの社会で、ボクらはどう生きていくのか。それでも、信じられる運動もあれば、人たちもいる。希望のかけらは、あちこちにある。うーん、がんばるんだよなあ。

 

2023/09/08

Johnny Kitagawa: J-pop agency's new boss Higashiyama also faces abuse allegations

 インタビュー②の起こし作業。あさってぐらいまでに起こしをすすめて、それから。結構、たいへんな作業になりそう。だけど、明日にはインタビュー3の収録があるから、その準備の資料読みも今日は進める。そして、収録先に移動。

 昨日からテレビは、ジャニーズの記者会見ばかり。はたして、どこまで問題は明らかにななったんだろうか。

 BBCの記事を読んだ。

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Johnny Kitagawa: J-pop agency's new boss Higashiyama also faces abuse allegations

Noriyuki Higashiyama has taken over the running of Johnny & Associates but has also been accused of sexual abuse
By Kelly Ng and Shaimaa Khalil
in Singapore and Tokyo
The new boss of a J-pop agency disgraced by the extensive sexual abuse committed by its late founder Johnny Kitagawa has also been accused of sexually assaulting young boys.

Noriyuki Higashiyama said he could not remember the reported acts which he said may or may not have occurred.

He was named the new boss of Johnny and Associates after Kitagawa's niece stepped down on Thursday.

He will lead the agency's efforts to compensate victims and seek amends.…

 記事は、東山新社長の疑惑を大きく取り上げる。日本では、週刊誌以外は簡単にふれられるだけだなあ。やはり、事件の深刻さと、その影響の大きさへの向き合い方が問われるし、こうした疑惑にも明らかにする責任は、ジャニーズ事務所の側にある。なによりも記事は最後に、テレビ局とジャニーズ事務所の泥沼の癒着関係にふれる。昨日、今日の報道は、そこにどこまで、ふみこんでいると言えるだろうか。まだまだ、真相解明には遠く、深刻な事態は横たわっているという印象をもたざるを得ないのが、普通の感覚だと思う。

2023/09/07

戦争を笑え~命ぬ御祝事さびら!沖縄・伝説の芸人ブーテン

 今日も朝から、インタビュー②の準備。そして午後には収録という1日。これも大事な大きな仕事になっていく。うーん、がんばる。

 台風か近づいているが、まだまだ夏の様子。

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  昨日、夜、BSをつけていて、何の気なしに見たドキュメント。「第20回民教協スペシャル 戦争を笑え~命ぬ御祝事さびら!沖縄・伝説の芸人ブーテン」

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唯一の地上戦が行われた沖縄、その焦土沖縄に、突如、一人の「おかしな男」が現れた。 避難民が集められた家々や収容所を訪ね歩き、「ヌチヌグスージビラ(命のお祝いをしましょう!)」と言葉をかけ、歌い踊っては、笑いで人々に生きる希望を与えた、というのだ。
お金は取らない。笑いの義賊。
戦争の傷は、笑って直せ、踊って直せ。サンシン鳴らして、さあ、さあ、さあ。
そう誘いかける男の名は、舞天(ブーテン)といった。なんとブーテンは昼間は歯科医師。謎のブーテンとはどんな人物だったのか。
戦後60年、そのブーテンが一般市民の手で現代に復活する。沖縄の主婦達がブーテンの物語をミュージカルで復活させることになったのだ。いったいなぜ、いま、沖縄の人々は、ブーテンを求めるのか?ブーテンはどんなかたちで現代に蘇るのか?
伝説の男ブーテンの存在、その意味を基地と隣り合わせの沖縄から問い掛ける。

 小那覇舞天の名前は知っている。NHKでも取り上げていたし、歴史の人物として。この人の影響を得て、てるりんがいたことや、その芸がお笑い米軍基地などにも引き継がれていることなども。だけど、この人に焦点をあわせたドキュメントはやっぱりすごい。登川誠仁なども影響をうけたというのは、つまり、戦後沖縄芸能の巨人である。

 ブーテンの「ヌチヌグスージビラ(命のお祝いをしましょう!)」という呼びかけは、まさに平和のよびかけである。沖縄の人々の根が太くって、まさに地下水脈というような脈々と流れるような思い、その一面としてのしたたかさはここにあるのだなあと、つくずく思う。そのことがすごく迫ってくる番組だった。ボクらも、ほんとうに強い思うで、いま平和に向き合わないといけないと思った番組。

2023/09/06

心のなかにドロドロしたものが

 まだまだ暑い日が続くなあ。

 朝晩はだいぶ涼しくなったけど、湿度が高いのがねえ。まだまだ体にはきついですねえ。

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 今日はインタビュー②の資料読みをずっと。あとはメールのやりとりを数本。ずっと一日中、読んでいるのは結構つらいなあ。まあ、実際にはなにをするのもつらいのだけどね。

 心のなかにドロドロしたものがあるのにいらつく。そこで、ちょっと思い直す。もうずいぶん長いこと生きてきて、あと生きるとしても、せいぜい15年ほど。きっと、この15年をかけて、すこしずつ、いろいろなことにさよならするという心の整理をしているのだと。そのときに、若さだと、キラキラしたものに、ドロドロした感情をもちながら、さよならの準備をするのだと。だから、いろいろな気持ちをもちながら、最終的に悔いのないようにねってね。

 

 政治の、さも自分の意見以外は無視をするような展開にもイラつくというか、とても無力感をボクのような仕事をしている人間は感じる。そのとき、

 三春充希(はる)さんがXで。

2023/09/05

10月号ができました

 朝から、なぜか沖縄の地元紙の電子版にアクセスできない!!! 今日の新聞は重要なのにアクセスできないって、困ったという一日のスタート。電話は10時からだし。いろいろやってダメだったから、しかたがなく職場に向かう。結局、決済につかっているカードの問題であることがわかり、解決。だけど、新聞を読んで涙が出てくる。いったい、法律とか、司法とかは何のためにあるのだろうか? 政府が県民の願いと権利をふみにじるとんでもない解釈をし、それを司法が追認する。

 さてさて、職場では、とにかく、インタビュー①の仕上げ。そして、発信。続いて、インタビュー③の内容相談メール。インタビュー②の資料の読み込み。メールで、先の企画の相談を2本などなどと続く。今日は会議もあった。いろいろ勉強不足だなあ。ほんとに勉強不足は何とかしないと。一方でこんな生活いつまで続けるのということもなあ。難しい毎日。

 

 ところで、10月号ができました。9月号が忙しかったので、10月、11月号は少し控えめの仕事です。このままフェードアウトか? もう必要とされていないのか? など、いろいろな説がありましが……。まあ、しっかり、やるべきことはコツコツやります。ちょっと、出し尽くし感はあるのですがね。

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 10月号は、時事ネタでは、殺傷武器の輸出問題を、歴史的にも正面から取り上げた小泉論文! 最近すっかり話題となっているPFASの運動を東京でどうすすめてきたのかについての根木山論文。それぞれ力作です。読みものでは、日本の基地が朝鮮戦争の爆撃の出撃基地となっていた実態を追い、在日米軍基地の原点を問うた林論文。そして、ロシアのウクライナ侵略を前に、9条のあり方にモンモンとしている人が多い中で、9条の価値を根底に、沖縄戦からいま何を学ぶのかを考える山口論文です。ぜひ、読んでね。

2023/09/04

【速報】辺野古訴訟、沖縄県の敗訴確定 最高裁判決

 今日は、朝から、慌ただしく出勤。駅で走るのは危ないなあと、あとで反省。

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 夏ももうすぐ終わりかもの予感。

 インタビュー①の原稿修正作業をすすめ、原稿づくりをさらにすすめる。明日は、最後の仕上げだなという局面。インタビュー②の準備不足も露呈する。あたまが切り替わらないのだよな、インタビュー③の準備となると、ほんとうに心もとない。まったく分野のちがうものを、並行して作業するのは、なかなか、やっぱり難しいし、能力の限界も感じるけど。かなり、トホホの局面。がんばるしかないといういつもの掛け声。それでも、いろいろ資料も読んで、食らいつく。

【速報】辺野古訴訟、沖縄県の敗訴確定 最高裁判決(沖縄タイムス)
 名護市辺野古の新基地建設を巡る防衛省の埋め立て変更申請について、国土交通相が県に承認を迫った「是正の指示」は違法な国の関与として県が取り消しを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(岡正晶裁判長)は4日、是正指示を「適法」とした一審福岡高裁支部判決を維持し、県側の上告を棄却した。辺野古不承認を巡る最高裁判断は初めて。敗訴が確定した県側は承認する義務を負うことになり、今後の対応が焦点となる。……

 玉城デニー知事は、「最高裁判所には法の番人としての誇りと責任の下、地方自治の本旨を踏まえた公平・中立な判決を最後まで期待していただけに、極めて残念だ」とコメントしたけれど、まったくそのとおりだと思う。そもそも、なぜ、変更申請を不承認したのか、そして、今度の訴訟で問いかけた、国の採決の誤りと、わざわざ「是正の指示」までして国は関与をしているのか。そのことが、いかに県民の願い、憲法と、地方自治をふみにじるものなのかということ、一連の訴訟をとおしての国のありように異様さと、司法が問われていることは何なのか、新聞記事を読みながら、頭を動かして、一つ一つ確認する作業をあらためて、やりはじめている。ほんとうにひどいことがすすめられてりために、許さないち密さを自分に課さないとと思ったり。

 

 

 

 

2023/09/03

「映像記録 関東大震災 帝都壊滅の三日間 後編」

 今日は日曜日だから、掃除日。午前中に団地の会議もあったので、最低限の掃除。お風呂やトイレをゴシゴシ。

 団地の会議は、山積みのいろいろな問題に、長期的な視野からどう接近するかを考える場。新しい心にだけど、どれだけくるかなあと心配だったけど、出だしはこんなものか。いろいろなことが出ていて、いろいろな事実も知れて、わかったこと、確認されたこと、考えなければならないことがすこし明らかになったかも。よくよく、整理しないとなかなかいけないのだけど……。

 一つの課題で、一点突破するということなら、いろいろ割り切れるのだけど、いまやろうとしているのは、包括的に団地の問題を明らかにして、解決方法をつくろうというものだから、いろいろなところに顔を出して、話し合ってと、とてもとても、疲れます(苦笑)。少しずつでも、うまく、すすめばいいなあ。ちょっとがんばらないと。

 午後からインタビュー①原稿づくりに集中。だいぶ追い込んできた。しかし、半日ほど作業は予定より遅れている感じ。打ち込み作業ができていない。インタビュー②の内容相談メール。来月以降の相談メールを三本ほど。ほんとに、日曜の夕方にはヘトヘト。いったい何をやっているのだろうか?

 

 NHKスペシャルは、「映像記録 関東大震災 帝都壊滅の三日間 後編」

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1日午後4時頃、最大の悲劇が生まれる。両国駅付近の広場、避難場所となった陸軍被服廠跡を巨大な火災旋風が襲い、避難者4万人のうち、3万8千人が亡くなったのだ。映像は、遺体が折り重なる惨劇の跡を克明に記録している。2日目になると、人々の間に流言飛語が飛び交う。混乱に乗じて朝鮮人が襲ってくるという噂。警視庁は全焼し機能停止、新聞社も火災に遭っていた。確かな情報がない中で、人々の心に狂気が取り付いていく。

 

 たしかに、NHKの技術力はすごいなあと思う。そして、こうした映像化を通じてわかったこともあらたにあって、そこもすごいと思う。注目の朝鮮人虐殺についても、ふれられていた。そういうすごさを前提としながら、だけど、100年目のことし、朝鮮人虐殺を正面からのテーマにしたドキュメントをつくらなくって、ほんとうにいいのだろうかは疑問。この番組の中での、とりあげかたはエピソードの1つだし、ぜんぜんその事件の本質には迫るものではないのだから。ETV特集なども含め。クローズアップ現代は福田村事件だけか?そういうところは、ものすごく気になるところでもあるのだけど。

2023/09/02

10兆円大学ファンド、東北大を第1号候補に選定 東大・京大見送り 「暑くて勉強に身が…」教室の断熱改修求め、保護者や生徒ら署名提出

 今日は早朝仕事スタート。朝から暑く、汗びっしょり、帰ってすぐにシャワー。それから、明日から1週間、雨が続くということで、衣服の洗濯だけではなく、シーツやタオルケットの洗濯も!! その後、団地の低木剪定。中高木は業者に頼むが、お金がないので低木は自分たちでということでの作業だけど、1時間半で汗びっしょりのバテバテ。うーん、こんなこと高齢化する団地でいつまでつづけられるのか。明らかに無理がある。いろいろ考えさせられる作業だなあ。それでも、夏前のジャングルのような木々の様子から、だいぶ、すっきりしたなあ。

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 明日は、団地のやっかいな問題を一つ一つ解決を模索する会議。気が重いなあ。そのための作業なども今日はあった。

 いろいろ、いろいろ山積み。やだなあ。だけど、やるしかないわけで。いろいろな意見の対立を、どう捌くか、しかし、どうしっかり団地全体の利益を大事にするのか。難しいかじ取りだなあ。

 

 やっかいなニュースも続く。

10兆円大学ファンド、東北大を第1号候補に選定 東大・京大見送り(朝日新聞)
 文部科学省は1日、世界トップレベルの研究力をめざす「国際卓越研究大学」の初めての認定候補に東北大を選んだと発表した。大学変革に向けた計画と戦略が明確で、その理念が全学に浸透していることが高く評価された。東京大や京都大など他の9大学の選定は見送られた。東北大は来年度中に正式認定された後、政府がつくった10兆円規模の大学ファンドから支援を受ける見通しだ。……

 「改革」推進の施策をいまだに続けるのか。ほんとうに、学問の発展、科学技術の発展を考えるのであれば、そうではなく、研究のすそ野を広げるしかないのではないか? ちょっとなあ。暗い。

 

「暑くて勉強に身が…」教室の断熱改修求め、保護者や生徒ら署名提出(朝日新聞)
 酷暑の中、多くの地域で2学期が始まった。教室でも熱中症のリスクが高く、子どもたちは危険な状態にあるとして、保護者らのグループが29日、断熱改修を求めるオンライン署名約2万7千筆を永岡桂子文部科学相に手渡した。署名を提出した「全国のすべての教室の断熱を」実行委員会によると、学校の暑さの危険性や断熱の必要性について永岡氏も理解を示したという。……

 学生が教育実習先で、バタバタ倒れるというような話もある。学校や、その付属施設の、暑さ対策の遅れは、ものすごく深刻。当然、政治の責任が問われるべき問題。こんな問題をどこまでスピーディーに解決できるのか。それは、ほんとうに政治のありようが問われているようにも思える。

 

 山積みの課題は声をあげないと話はすすまない。政治を問い続けないと。

 

 分断は簡単におこる。それは、想像力のなさとよく言われるが、大事なのはその想像力の根底にあるべき、社会認識ということだと思う。その材料をどう提供するのか。そのことはよく考えないといけないと、くり返し、くり返し、自分に言い聞かせ中。

2023/09/01

100年目の9月1日

 今日は、9月1日。100年目の9月1日だ。できることなら、ボクも参加したい。今年はさすがにすごい人だったようだ。そよ風の、例の集会は、カウンターの人たちの座り込みが効を奏して、中止になって、例年の場所で、短めにおこなわれたようだ。

 いずれにしろ、ボクがこの日に向けてやった仕事はこれ。

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 この間の、朝鮮人虐殺をめぐる議論のなかで、あまり語られないのが、この問題がその後どのように語り続けられてきたのかということ。実は、多くのところで追悼もおこなわれているし、いろいろな語り継がれ方がある。しかし、それはとても複雑で、一様では決してない。さまざまな葛藤の姿が垣間見れるということは、とても大事なことではないだろうか。そのことを小薗さんはていねいに指摘。もう一つ、よく考えたいのは、植民地支配を強化する戦争における日本軍による朝鮮・韓国の人々への徹底した抑圧。赤旗日曜版でも3面で特集しているけど、うちの雑誌では愼さんが全面展開。こちらも必読文献。あらためて、おすすめの特集なんですけどね。

 

 今日は、インタビュー①の原稿づくりスタート。だけど、会議もあり、たまった実務処理もあり、結局、結構、バタバタだったなあ。

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