「アナウンサーたちの戦争」
今日も朝からインタビュー①原稿づくりをああでもない、こうでもないと悩みながらすすめる。
途中、気分転換でのろっこ号に乗ってみた。
地上からというか、かなり湿原に近いところで、いろいろ見れるのはすごい! タンチョウヅルも、エゾジカも、しっかり見ることができて満足、満足。
SNSで、Yさんがアップしていたので、ボクも「太平洋戦争強制労働犠牲者の碑」に行ってきた。
この碑のことはボクは全然しらなかったけれども、「強制労働」という文字が初めて記載された碑だそうだ。釧路市民会議という組織が作ったそうだが、強制労働の調査などもおこなっていて、しっかりこの問題に向き合ってきた歴史があるようだ。なんかすごいなあ。
戻ってきて、夜までひたすら原稿づくり。それで、何とか、形が見えてきた感じ。明日、明後日で仕上げにかかれるかなあ。
そして「アナウンサーたちの戦争」を見る。
太平洋戦争では、日本軍の戦いをもう一つの戦いが支えていた。ラジオ放送による「電波戦」。ナチスのプロパガンダ戦に倣い「声の力」で戦意高揚・国威発揚を図り、偽情報で敵を混乱させた。行ったのは日本放送協会とそのアナウンサーたち。戦時中の彼らの活動を、事実を元にドラマ化して放送と戦争の知られざる関わりを描く。
実話をもとにしたドラマだけに迫るものがある。戦意高揚に熱狂する放送のさま。アナウンサーたちは南方占領地に開設した放送局に次々と赴任し、現地の日本化を進めていく。一方、抵抗の姿も描かれる。放送のありように疑問をもつアナウンサー。高揚をにった主人公が直面すること、悩みと葛藤は切ない。その経緯は、ちょっと薄っぺらさを感じてしまうが、事実に向かおうとする主人公の葛藤は心をゆさぶる。雨の神宮外苑をめぐる交替の真相はボクにはわからないが、そこにある葛藤は想像に難くない。マニラ陥落、東京大空襲、そして「日本のいちばん長い日」を担う館野と和田…。
もちろんどこまで放送は反省したのだろうか。その答えは示されることはない。ただ、報道の自由が、そもそも自由が抑圧されれば何がおこるのか。そのことを心に刻みたいし、メディアというものの、末端であっても担っているものとしての責任を、しっかり胸に刻みたい。
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