引き続き戦争ドキュメントと 日本への容疑者引き渡し認めず 英の裁判所 表参道強盗事件で
今日も、インタビュー①原稿づくりを朝から、夢中ですすめる。結構、疲れるなあ。進行は半分にいかないぐらい。明日からは、いろいろ予定もあるから、明日と明後日で原稿をつくって、その後2日ぐらいで仕上げることができればいいなあ。
しかし、この暑さは、冷静に考えて異様で、異常だ。今日も買い物に出た程度だけれども、外にでるだけで、危険な暑さだと思う。かつては、こうではなかったはず。この異常を、異常として真正面から考えないのか。原因もそう、対策もそう。少なくとも、当面の生活のための対策も必要ではないのか。そういうことが、もっと切迫感をもって議論されてもいいのではないかなあと思うのだけど。どのぐらいの被害があるのかも、しっかり見た方がいいのでは。
今日も、平和関係のドキュメントがあった。1つは、「戦争遺産島」。もう一つ、Nスぺは、「新・ドキュメント太平洋戦争1943 国家総力戦の真実 前編」
日本の島々に残る戦争遺跡をドローンで克明に撮影、梶裕貴が当時の記録を朗読。鹿児島県奄美群島に残る弾薬庫、砲台、特攻艇の格納壕の跡。1945年、施設と住民の運命は?山口県大津島には海上に人間魚雷「回天」の秘密訓練基地の廃墟が。被爆者1万人で野戦病院と化した陸軍検疫所があった広島県似島。横須賀空襲に応戦した要塞島、神奈川県猿島。78年前、島の将兵と住民は何を思い、どう生きたのか?戦争遺産が語りかける。戦争の時代を生きた人々の日記や手記「エゴドキュメント」から、1年ごとに歴史を追体験するシリーズ。戦死者が増加する中、若者や子供が戦力として国家総力戦の渦に巻き込まれていく1943年を描く。戦場では将兵たちが「愛する妻よ、さようなら」と遺書を残しアメリカ軍に突撃していく。部隊の全滅が「玉砕」と美化される中、市民は「祖国重大な時」「あとに続け」と戦争協力を強め、十代の若者たちが兵士へと志願していく。
たしかに、戦争の悲惨さや矛盾はよくわかる。後者は、戦争動員の様相がとてもよくわかる。その面からはよくできたドキュメント。しかし、そこから、どう全面的に戦争認識、戦争に対しての社会認識をつかんでいくことができるのか。そのことは、はっきりこの国みらいにかかわる問題。かつて、まず、被害体験を切り口にと、ボクも考えていた時期はあった。しかし、ここまで、加害認識が社会全体から欠落し、忘れ去られてしまったもので、そういう進め方も簡単ではない。そうとうの工夫と努力が必要になっている。そのこともまた、痛感させられることしの夏である。
そういうときふと考えさせられるのがこういう記事。
日本への容疑者引き渡し認めず 英の裁判所 表参道強盗事件で(NHK)
8年前、東京・表参道の宝石店でおよそ1億円分の宝石が奪われた事件をめぐり、イギリスの裁判所は、警視庁が国際手配していたイギリス国籍の男の、日本への引き渡しを認めないとする判決を言い渡しました。
日本の捜査機関による取り調べで人権侵害を被るおそれが拭えないなどとしています。……
つまり、日本が世界の人権認識からいかに乖離していて、日本には人権を擁護するような国際基準の仕組みがないということが、この記事なわけだけど、記事にはないが、死刑などは最たるものでもある。そういう人権をえぐっていく。その地つづきに戦争がある。被害と加害。
いろいろなことを考える夏。だけど、ほんとうに、こうした問題を大きく、打開していかないと、この国はどこにいってしまうかわからない。
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